JP2003033128A - 薬剤の拡散方法およびこれに用いる薬剤拡散装置 - Google Patents

薬剤の拡散方法およびこれに用いる薬剤拡散装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機の送風した気流を無駄なく利用して薬
剤を効率良く拡散できる薬剤拡散方法とする。 【解決手段】 揮散性の薬剤を保有した非通気性の薬剤
保有体1の表面1aに、送風機2で送風し、その表面1
aに沿った空気層流3を発生させ、その空気層流3に揮
散した薬剤を乗せて拡散する方法である。この方法であ
れば、送風した気流が無駄なく利用できるから、薬剤を
効率良く拡散できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風圧で生じる気流
を利用して気中に薬剤を拡散させる揮散性の薬剤の拡散
方法およびこれを利用した薬剤の拡散装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の場所に速やかに揮散性の薬
剤を拡散させる方法として、例えば、図13に示すよう
に、揮散性の薬剤を保有した通気性の薬剤保有体40に
向けてファン41で送風し、その薬剤保有体40を通過
した気流42に薬剤を乗せて拡散する方法が知られてい
る。
【0003】前述の拡散方法を利用した薬剤拡散装置が
種々提案されている。例えば、吸込口と吐出口とを結ぶ
空気通路を有する容器と、この容器内の空気通路に設け
た通気性の薬剤保有体と、送風ファンを備え、その薬剤
保有体をファンの前方側、または後方側に配設した薬剤
拡散装置が知られている。この薬剤拡散装置は、送風機
を駆動することで、空気通路に沿った吸込口から吐出口
に向う気流が発生し、その気流が薬剤保有体を通過し、
その薬剤保有体からの薬剤を乗せて吐出口から容器外に
拡散させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の薬剤の拡散方法
は、送風された気流が薬剤保有体を通過する際に抵抗を
受けるので、その送風された気流の全てを薬剤の拡散に
有効利用できない。したがって、薬剤の拡散効率が悪
い。
【0005】前述の薬剤拡散装置は、薬剤保有体の通気
度や送風機の風量などと規制条件を有する。また、その
ための薬剤保有体の材質規格、形状の成形精度などの厳
しい品質管理が要求されるなど商品開発の負担が大き
い。また、薬剤の保有量が制限されるなどから業務用タ
イプ或いは大型化(薬剤を多量に保持)に不向きと言え
る。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みなされたもの
であり、送風した気流を無駄なく利用して効率良く薬剤
を拡散できる薬剤拡散方法、及び設計の自由度があって
容易に小型化、大型化ができる薬剤拡散装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 (1)揮散性の薬剤を保有した非通気性の薬剤保有体に
向け、送風し、前記非通気性の薬剤保有体に加わる風圧
により、非通気性の薬剤保有体の表面に沿った空気層流
を生じさせ、その空気層流の方向に前記薬剤保有体から
揮散した薬剤を拡散させる薬剤拡散方法である。 (2)揮散性の薬剤を保有した非通気性の薬剤保有体
と、送風機と、この送風機が送風した気流を、非通気性
の薬剤保有体に送風ガイドする送風ガイドを備えた薬剤
拡散装置である。 (3)送風機の送風は、風速が0.1〜15m/秒、風
量が0.5〜30,000リットル/分である前記
(2)記載の薬剤拡散装置である。
【0008】
【作 用】(1)前述の(1)記載の薬剤拡散方法によ
れば、送風した気流を薬剤の拡散に無駄なく利用でき、
効率よく薬剤を拡散することができる。 (2)前述の(2)記載の薬剤拡散装置によれば、送風
原理が単純且つ簡単であり、拡散装置の小型化および大
型化などと設計が容易である。 (3)前述の(3)記載の薬剤拡散装置によれば、家庭
用及び業務用の広範囲に利用できる薬剤拡散装置とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明するが、本発明はかかる図面のみに限定される
ものではない。 (薬剤拡散方法の実施の形態)図1に示すように、揮散
性の薬剤を保有した非通気性の薬剤保有体1の表面1a
に向けて送風機2で強制的に送風する。前記薬剤保有体
1の表面1aに風圧が加わり、その風圧によって薬剤保
有体1の表面1aに沿った空気層流3を発生する。この
空気層流3に揮散した薬剤が乗り、空気層流3の方向に
薬剤が拡散する。
【0010】前述のように、送風機2から送風された空
気(気流)は、ほとんど全てが薬剤保有体1の表面1a
に沿って流れるので、その空気(気流)が薬剤の拡散に
無駄なく利用される。したがって、効率良く薬剤を拡散
できる。
【0011】また、空気層流3は薬剤保有体1の表面1
a全域に沿って流れるので、薬剤保有体1の全表面から
揮散した薬剤を、空気層流3の方向に拡散できる。した
がって、送風能力の小さな送風機2を用いて、表面積の
大きな薬剤保有体1から薬剤を効率良く拡散することが
でき、長期間に亘って薬剤を拡散し続けることが可能で
ある。
【0012】前述のように、薬剤保有体1の全表面に沿
って空気層流3が流れるようにするには、図2(a),
(b)に示すように、送風方向(矢印a)に対して薬剤
保有体1の表面1aが直角に対して斜めとすることが好
ましい。前記送風方向(矢印a)と薬剤保有体1の表面
1aとの角度θは、10度〜170度の範囲が最も好ま
しい、
【0013】(薬剤拡散装置の実施の形態)図3に示す
ように、容器体10内に薬剤保有体11と送風機12が
対向して設けてある。前記容器体10は、半球形状の上
面板13、周面板14、下面板15を有する筒形状であ
る。前記下面板15に吸込口16が形成してある。前記
上面板13に吐出口17が形成してある。前記薬剤保有
体11は、非通気性で、揮散性の薬剤を保有している。
この薬剤保有体11は容器体10の上面板13に設けて
ある。
【0014】前記送風機12は、電池収容部18と電動
モータ19と送風ファン20と送風ガイド21を備えて
いる。前記電池収容部18に電池22が収容され、この
電池22で電動モータ19を駆動する。送風ガイド21
は送風ファン20の外周に位置する筒形状で、その出口
21aは薬剤保有体11と対向している。この送風ガイ
ド21の送風ファン20よりも下部寄りに空気取入口2
3が形成してある。
【0015】送風ファン20を回転することで、吸込口
16、空気取入口23を通して空気が吸い込みされ、薬
剤保有体11の表面11aに吹きつけられる。これによ
って、薬剤保有体11の表面11aに沿った空気層流2
4が発生し、その空気層流24に揮散した薬剤が乗り、
吐出口17から容器体10の外部に拡散する。
【0016】前記送風ファン20で送風される空気(気
流)は送風ガイド21によって拡散が防止され、整流と
して全量が薬剤保有体11に吹きつけられる。よって、
送風機12の送風した気流をより一層無駄なく薬剤の拡
散に利用できる。
【0017】前記非通気性の薬剤保有体11とは、表面
から裏面に空気気流を通過しないと共に、薬剤を保有し
た部材を意味する。具体的には、非通気性部材からな
る容器体10の風圧箇所(上面板内面)に薬剤を塗着、
接着させる。つまり、容器体10と薬剤で薬剤保有体と
する。 前述のの風圧箇所に、薬剤を含浸させた薬剤保持体
を貼ったり、風圧箇所(上面板内面)に装着部を形成し
ておき、そこに薬剤保持体を装着する、つまり、容器体
10と薬剤保持体で薬剤保有体とする。 前述のの容器体10の風圧箇所(上面板)に挿入用
の開口部を設け、その開口部から薬剤保有体11を挿入
して取付ける。 前述のの開口部に、薬剤保持体をケースに収容した
薬剤保有体を挿入する。 容器10の風圧箇所(上面板)に開口部が形成され、
その開口部に薬剤保有体を嵌合する。 薬剤を吸収する非通気性部材からなる容器体10の風
圧箇所(上面板内面)に薬剤を含浸する、などが挙げら
れる。
【0018】前述の図3に示す容器体10は非通気性部
材からなる。その上面板13の内面に薬剤を含浸したシ
ート25を貼着して薬剤保有体11としてある。これに
限ることはなく、例えば、容器体10を薬剤を吸収する
非通気性の陶器やパルプ・プラスチック複合物などで成
型したものとし、その容器体10の風圧部分に薬剤を含
浸した非通気性の薬剤保有体11として使用することも
できる。含浸手段としては、薬剤液を垂らし浸透させた
り、薬剤液保有物を載置し浸透させるなどが例示でき
る。また、この薬剤浸透域を区画することも可能であ
る。更に、薬剤を容器体10の風圧箇所に塗布したり、
装着部を形成しておき、保持体を装着することもでき
る。
【0019】前述の薬剤保有体11の風圧を受ける面、
つまり表面の形状は、図3に示す半球凹形状に限ること
はなく、その表面の形状を変化させる事で、気流の流れ
を変えたり、風圧面に強弱を与えたり、流速に落差を発
生させたり、気流の流路を作ったり、乱気流を発生させ
るなどができ、使用する薬剤に応じて選択し拡散量の安
定化を図ったり、またはいろいろな商品形状にも寄与で
きる。
【0020】例えば、図4に示すように、薬剤保有体1
1の表面11aを斜め上向きに傾斜した平坦面形状と
し、1つの吐出口17から突出させる。これによって、
薬剤の拡散方向を斜め上方の1ヶ所とすることができ
る。
【0021】図5に示すように、薬剤保有体11の表面
11aを上向きに湾曲した形状とする。これにより、薬
剤の拡散方向を湾曲した上向きとすることができる。
【0022】図6に示すように、薬剤保有体11の表面
11aを波形状とする。これによって、空気層流の流れ
に強弱が生じ、薬剤の平均的拡散を計ることができる。
【0023】図7に示すように、薬剤保有体11の表面
に流れガイド26を設ける。これによって、空気層流の
流れ方向がはっきりとし、薬剤を定めた方向に正確に拡
散できる。
【0024】前述の図4〜図7は、薬剤保有体11自体
の形状を示しているが、容器体10の風圧箇所(例えば
上面板13)を、前述した図4〜図7に示す薬剤保有体
11の表面形状と同一とし、その部分に薬剤を含浸、接
着などすることで薬剤保有体11としても良い。
【0025】薬剤保有体11を容器体10に着脱自在に
取付けても良い。このようにすれば、容器体10を共通
として種々の薬剤を保有した薬剤保有体11を用いるこ
とができるし、薬剤が揮散終了したら新らしい薬剤保有
体11と交換できる。
【0026】例えば、図8と図9に示すように容器体1
0に挿入開口部30を形成する。薬剤保有体11を挿入
開口部30に挿入、抜き出し自在とする。具体的には、
容器体10を矩形状とし、その周面板14に挿入開口部
30を形成する。薬剤保有体11を矩形薄板のカード形
状とする。前記挿入開口部30を長方形状とし、カード
形状の薬剤保有体11が挿入、抜き出し自在とする。こ
の場合には、吐出口17を挿入開口部30と反対側に形
成し、その吐出口17よりも上方に薬剤保有体11が挿
入されるようにする。また、送風ガイド21の出口21
a寄り部分を湾曲させると共に、出口21aを矩形状と
し、カード形状の薬剤保有体11の幅方向略全面に送風
できるようにしてある。
【0027】図10と図11に示すように、ケース31
に薬剤を含浸したシート状の薬剤保持体32を設けて薬
剤保有体11とする。ケース31の下面に気流入口31
aが形成され、ケース31の下内面と薬剤保持体32の
下面との間に空気流通路31bを有する。矩形状の容器
体10の対向した2面にケース31が挿入・抜き出し自
在な挿入開口部30を対向して形成する。前記ケース3
1の気流入口31aと反対側に気流出口31cを形成
し、前記空気流通路31bに流通する気流で薬剤保持体
32から揮散した薬剤がケース31の気流出口31c、
挿入開口部30(吐出口17)から拡散するようにす
る。
【0028】このようにすれば、ケース31とともに薬
剤保持体32を容器体10に挿入・抜き出しできる。な
お、ケース31を容器体10に固定し、シート状の薬剤
保持体32を挿入・抜き出しするようにすることも可能
である。
【0029】図12に示すように、容器体10の風圧箇
所、例えば上面板13に開口部33を形成する。この開
口部33に薬剤保有体11を着脱自在とする。例えば嵌
め込み、ねじ止め、回し止めで取付ける。例えば、開口
部33にねじ止めされる筒状ケース34内に下向き漏斗
形状の薬剤保持体35を取付け、その筒状ケース34の
薬剤保持体35よりも下部に吐出口17を形成する。
【0030】前記非通気性の薬剤保有体11としては、
空気気流を通過しない材料、例えば、金属、プラスチッ
ク、木材、陶器、紙、合成紙、ガラスなどの成形物、或
いは、前記成形物と薬剤を含有、保持する担体との組み
合わせ、または前記担体とその収容容器などが挙げられ
る。
【0031】前記担体としては、紙、合成紙、木材、樹
脂、陶器、天然繊維、合成繊維などの加工物、成形物が
例示できる。また、収容容器として、プラスチックなど
非通気性材料から成る。
【0032】前記送風ガイド21の形状は、送風機12
からの送風を非通気性の薬剤保有体11の所定表面に集
中する役割を果たす形であればよく、筒形状が円形の他
に三角形、正方形、多角形などの中空形状が例示され
る。また、非通気性の薬剤保有体11の形態や送風機1
2の大きさによっては、その先端部を、細くしたり、広
げたりすることも有効である。
【0033】本発明に用いる薬剤としては、従来より用
いられている殺虫、忌避、殺ダニなどの害虫防除剤、或
いは消臭、芳香、除菌、防菌防黴などに用いられている
各種薬剤が挙げられる。その具体例としては、次の物が
例示できる。
【0034】(害虫防除剤)ピレスロイド系殺虫剤:ア
レスリン、dl・d−T80−アレスリン、dl・d−
T−アレスリン、d・d−T−アレスリン、d・d−T
80−プラレトリン、レスメトリン、dl・d−T80
−レスメトリン、エンペントリン、テラレスリン、トラ
ンスフルスリン、フタルスリン、dl・d−T80−フ
タルスリン、フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリ
ン、イミプロスリン、シペルメトリン、エトフェンプロ
テックス、テフルスリン、フェンフルスリン等 害虫成長制御剤:ピリプロキシフェン、メトプレン、ハ
イドロプレン、フェノキシカルプ等 害虫忌避剤:ディート、ジメチルフタレート、ジブチル
フタレート、2−エチル−1、3−ヘキサンジオール、
p−ジクロルベンゼン、カプリン酸ジエチルアミド、カ
ンファー等 機能性天然精油:アニス油、オレンジ油、カシア油、グ
レープフルーツ油、シソ油、クローブ油、シトロネラ
油、シナモン油、ハッカ油、ヒバ油、ヒノキ油、ペパー
ミント油、ユーカリ油、レモングラス油、ゼラニウム
油、フェンネル油等
【0035】(消臭剤)シトロネラ油、レモングラス
油、ボルニルアセテート、安息香酸メチル、安息香酸エ
チル、フェニル酢酸エチル等
【0036】(芳香剤)動物性、植物性の天然香料、或
いは炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、ラク
トン、オキシド、エステル類等の人工香料
【0037】(防菌防黴剤)エチルアルコール、プロピ
ルアルコール、フェノール、チモール、o−フェニルフ
ェノール、ヒノキチアゾール等
【0038】(有害動物忌避剤)
【0039】送風機12としては、複数枚の傾斜羽根を
駆動軸に放射状に設けたプロペラファンで送風を行う軸
流式送風機,駆動軸に平行な方向に多数の羽根を円筒状
に設け、駆動軸と直交する方向へ送風を行う多翼式送風
機なとが例示でき、音が少ない、電池で駆動が可能であ
る事から一般家庭用としては好ましい。ただし、広い場
所での使用、作業を早めるなどを要求される業務用の場
合は前記送風機に限定せず、商用電源、又は充電式を想
定した送風機を採用することができる。
【0040】前記送風機12の送風として、風速が0.
1〜15m/秒、風量が0.5〜30,000リットル
/分の範囲である。具体的には、家庭用規模で、風速
0.1〜3m/秒、風量0.5〜900リットル/分が
好ましい。業務用規模で、風速2〜15m/秒、風量1
20〜30,000リットル/分が好ましい。前記風速
が0.1m/秒以下の場合、非通気性の薬剤保有体にぶ
ち当てることにより生じる風圧気流が弱く、薬剤を遠方
まで拡散することが難しくなり、且つ、希望する風量を
得ることが難しくなる。また、該風量が0.5リットル
/分以下の場合、充分な薬剤量を拡散することが難しく
なってくる。ここで言う風速と風量の関係式は次式で表
せる。 風量(リットル/分)=風速(m/秒)×6000×吐
出口面積(cm)/1000
【0041】更に、薬剤の揮散量を大きくしたり、比較
的揮散しにくい薬剤を揮散させる場合、加熱手段によ
り、送風空気、又は導入空気を予熱することにより行う
ことができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、送風機か
ら送風された気流のほとんどは薬剤保有体の表面に吹き
つけられ、その表面に沿った空気層流となる。薬剤保有
体から揮散した薬剤は、前記空気層流に乗り、その方向
に拡散される。したがって、送風した気流を薬剤の拡散
に無駄なく利用でき、効率より薬剤を拡散することがで
きる。
【0043】請求項2に係る発明によれば、送風機から
送風した気流を薬剤保有体の表面に吹きつけ、その表面
に沿った空気層流とするだけであるから、送風原理が単
純且つ簡単で、送風機の風量などに規制条件がないし、
薬剤保有体の材質、形状精度に厳しい制約を受けなく、
薬剤の保有量に制限がない。したがって、設計の自由度
があり、薬剤拡散装置を小型化および大型化できる。
【0044】請求項3に係る発明によれば、家庭用及び
業務用の広範囲の利用できる薬剤拡散装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬剤拡散装置の一実施の形態を示す説
明図である。
【図2】薬剤保有体と送風方向を斜めとして説明図であ
る。
【図3】本発明の薬剤拡散装置の第1の実施の形態を示
す断面図である。
【図4】本発明の薬剤拡散装置の第2の実施の形態を示
す断面図である。
【図5】本発明の薬剤拡散装置の第3の実施の形態を示
す断面図である。
【図6】薬剤保有体の他の形状を示す斜視図である。
【図7】薬剤保有体の他の形状を示す斜視図である。
【図8】本発明の薬剤拡散装置の第4の実施の形態を示
す平面図である。
【図9】断面図である。
【図10】本発明の薬剤拡散装置の第5の実施の形態を
示す断面図である。
【図11】薬剤保有体の斜視図である。
【図12】本発明の薬剤拡散装置の第6の実施の形態を
示す断面図である。
【図13】従来の薬剤拡散方法の説明図である。
【符号の説明】
1…薬剤保有体、1a…表面、2…送風機、3…空気層
流、10…容器体、11…薬剤保有体、12…送風機、
21…送風ガイド、30…挿入開口部、33…開口部。
フロントページの続き (72)発明者 山本 和則 広島県廿日市市住吉2丁目9−33 (72)発明者 城 雄郎 広島県広島市佐伯区楽々園1丁目4−18 (72)発明者 武井 康治 広島県広島市西区井口4丁目31−3 Fターム(参考) 2B121 AA11 AA20 CA02 CA43 CA51 CA81 CC02 CC03 CC04 CC13 CC22 FA01 FA13 4C002 AA03 BB03 DD06 DD12 HH06 KK01 4C080 AA04 BB03 BB05 BB07 BB08 CC01 HH09 JJ06 KK03 LL10 MM12 MM31 NN01 QQ17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮散性の薬剤を保有した非通気性の薬剤
    保有体に向け、送風し、前記非通気性の薬剤保有体に加
    わる風圧により、非通気性の薬剤保有体の表面に沿った
    空気層流を生じさせ、その空気層流の方向に前記薬剤保
    有体から揮散した薬剤を拡散することを特徴とする薬剤
    の拡散方法。
  2. 【請求項2】 揮散性の薬剤を保有した非通気性の薬剤
    保有体と、送風機と、この送風機が送風した気流を、前
    記非通気性の薬剤保有体に送風ガイドする送風ガイドを
    備えたことを特徴とする薬剤拡散方法。
  3. 【請求項3】 前記送風機の送風は、風速が0.1〜1
    5m/秒、風量が0.5〜30,000リットル/分で
    ある請求項2記載の薬剤拡散装置。
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