JP4685421B2 - 拡散器 - Google Patents

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Description

本発明は、気化した薬剤を放出する拡散器に関する。
従来、殺虫成分を含有した液状薬剤を気化して放出する際には、拡散器が用いられていた(例えば、特許文献1〜3)。
これらの拡散器は、外部の空気を取り込んで排出する送風手段を備えており、気化した薬剤を排気口から排出して強制拡散できるように構成されている。
実開平05−053479号公報 特開2003−158976号公報 特開2003−158978号公報
しかしながら、このような拡散器にあっては、薬剤を含有した空気が排気口から水平方向又は斜め下方に排出されるため、薬剤を広い範囲に拡散することができなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、薬剤を広範囲に拡散することができる拡散器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の拡散器にあっては、拡散器本体内で気化した薬剤を送風手段によって排出口から外部へ放出する拡散器において、前記拡散器本体に、気化された薬剤を貯留する貯留部を設け、該貯留部の上部に吸気口を設定し、かつ下部に前記排出口を設定するとともに、該排出口を介して外部へ送出される前記薬剤を斜め上方へ案内するガイド手段を設ける一方、前記送風手段を、前記吸気口から吸気して前記排出口から排出する為に間欠駆動されるファンで構成した。
すなわち、拡散器本体内で気化された薬剤が送風手段によって排出口から外部へ送出される際には、ガイド手段によって斜め上方へ案内される。これにより、前記薬剤は、斜め上方へ向けて放出される。
また、薬剤自体は、通常空気より重い成分がほとんどである為、特に貯留部を有する拡散器本体の場合、貯留部より下方から排気するようにした方が薬剤が付与された空気を効率よく排気できる。しかし、下方から排気するため、広い範囲に付与できないという問題点が発生する。
このような拡散器において、前述した排出口の構成を用いることによって、空気に付与された薬剤が効率良く広範囲に拡散される。
また、請求項2の拡散器においては、前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する下壁面と、該下壁面から上方へ離間した位置にて前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する上壁面との間に前記排出口を形成するとともに、前記下壁面と前記上壁面との間に、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜したフィンを設けて前記ガイド手段を構成した。
すなわち、気化された薬剤が送出される排出口は、下壁面と上壁面との間に設けられており、両壁面間には、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜したフィンが設けられている。
このため、前記薬剤は、このフィンによって斜め上方へ案内される。
さらに、請求項3の拡散器では、前記下壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成した。
すなわち、下壁面は、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成されており、前記排出口を通過する前記薬剤は、この下壁面に沿って斜め上方に案内される。
加えて、請求項4の拡散器においては、前記上壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成した。
すなわち、傾斜した下壁面に対向する上壁面は、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成されており、前記上壁面が水平に形成された場合と比較して、外側面近傍での排出口の開口面積の縮小が防止される。
そして、請求項5の拡散器にあっては、拡散器本体内で気化した薬剤を送風手段によって排出口から外部へ放出する拡散器において、前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する下壁面と、該下壁面から上方へ離間した位置にて前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する上壁面との間に前記排出口を形成し、前記下壁面及び前記上壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成するとともに、前記下壁面と前記上壁面との間に、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜したフィンを設け、前記下壁面の外側の縁の高さ位置を、前記フィンの内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定し、かつ前記フィンの外側の縁の高さ位置を、前記上壁面の内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定し、前記拡散器本体に、気化された薬剤を貯留する貯留部を設け、該貯留部の上部に吸気口を設定するとともに下部に前記排出口を設定する一方、前記送風手段を、前記吸気口から吸気して前記排出口から排出する為に間欠駆動されるファンで構成した。
すなわち、拡散器本体内で気化された薬剤が送風手段によって排出口から外部へ送出される際には、下壁面と上壁面との間に設けられたフィンによって斜め上方に案内される。また、前記排出口を通過する前記薬剤は、前記傾斜面で構成された下壁面に沿って斜め上方に案内される。これにより、前記薬剤は、斜め上方へ向けて放出される。
そして、傾斜した前記下壁面に対向する前記上壁面は、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成されており、前記上壁面が水平に形成された場合と比較して、外側面近傍での排出口の開口面積の縮小が防止される。
さらに、前記下壁面の外側の縁の高さ位置は、前記フィンの内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定されているとともに、前記フィンの外側の縁の高さ位置は、前記上壁面の内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定されている。
このため、前記下壁面から前記フィンまでの間隔、及び該フィンから前記上壁面までの間隔を確保しつつ、拡散器本体内と外部との間にて水平に延在する送出経路の形成が防止される。
これにより、拡散器本体内と外部との間に水平に延在する送出経路の形成される場合と比較して、横方向からの内部の露出が抑えられる。
また、薬剤自体は、通常空気より重い成分がほとんどである為、特に貯留部を有する拡散器本体の場合、貯留部より下方から排気するようにした方が薬剤が付与された空気を効率よく排気できる。しかし、下方から排気するため、広い範囲に付与できないという問題点が発生する。
このような拡散器において、前述した排出口の構成を用いることによって、空気に付与された薬剤が効率良く広範囲に拡散される。
また、請求項6の拡散器においては、前記排出口を、前記拡散器本体の全周に渡って形成した。
これにより、排出口から排出される薬剤は、拡散器本体を中心として放射状に放出される。
以上説明したように本発明の請求項1の拡散器にあっては、拡散器本体内で気化した薬剤を、斜め上方へ向けて放出することができる。
このため、気化した薬剤を水平方向に排出する従来と比較して、薬剤を広範囲に拡散することができる。
また、空気より重い薬剤が付与された空気を効率良く、広範囲に拡散することができる。
また、請求項2の拡散器においては、気化した薬剤を、下壁面と上壁面との間に設けられたフィンによって斜め上方へ向けて放出することができる。
さらに、請求項3の拡散器では、気化した薬剤を傾斜した下壁面によっても上方へ案内し、斜め上方へ向けて放出することができる。
加えて、請求項4の拡散器においては、傾斜した下壁面に対向する上壁面を、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成することによって、前記上壁面が水平に形成された場合と比較して、外側面近傍での排出口の開口面積の縮小を防止することができる。
これにより、前記薬剤の前記排出口からの放出量の減少を防止することができる。
そして、請求項5の拡散器にあっては、拡散器本体内で気化した薬剤を、下壁面と上壁面間に設けられたフィンによって斜め上方に案内することができる。また、前記薬剤を、傾斜面で構成された下壁面に沿って斜め上方に案内することができる。これにより、前記薬剤を、斜め上方へ向けて放出することができる。
したがって、気化した薬剤を水平方向に排出する従来と比較して、薬剤を広範囲に拡散することができる。
さらに、傾斜した前記下壁面に対向する前記上壁面は、拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成されており、前記上壁面が水平に形成された場合と比較して、外側面近傍での排出口の開口面積の縮小を防止することができる。
これにより、前記薬剤の前記排出口からの放出量の減少を防止することができる。
加えて、前記下壁面の外側の縁の高さ位置は、前記フィンの内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定されているとともに、前記フィンの外側の縁の高さ位置は、前記上壁面の内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定されている。
このため、前記下壁面から前記フィンまでの間隔、及び該フィンから前記上壁面までの間隔を確保しつつ、拡散器本体内と外部との間にて水平に延在する送出経路の形成を防止することができる。
これにより、拡散器本体内と外部との間に水平に延在する送出経路の形成される場合と比較して、横方向からの内部の露出を抑制することができ、外観品質を高めることができる。また、前記薬剤の水平方向への放出を防止し、薬剤のより広範囲への拡散を可能とすることができる。
また、空気より重い薬剤が付与された空気を効率良く、広範囲に拡散することができる。
また、請求項6の拡散器においては、排出口から排出される薬剤を、拡散器本体を中心として放射状に放出することができる。
このため、拡散器本体側面の一部に設けられた排出口のみから薬剤が放出される場合と比較して、薬剤の放出範囲を広げることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる拡散器を構成する芳香器1を示す図であり、該芳香器1は、トイレや居住空間で使用されるものである。
この芳香器1の芳香器本体11は、図2にも示すように、下部を構成する下部構成部12と、該下部構成部12の上部に着脱自在に取り付けられるカバー13とによって構成されている。該カバー13内には、薬剤瓶14が交換可能に設けられており、該薬剤瓶14に収容された液状薬剤を揮散できるように構成されている。
前記下部構成部材12は、図3に示すように、底部を構成する容器部21と、該容器部21の上部開口部を閉鎖して上下を隔てる隔成部22と、該隔成部22上に配置される送出手段としてのファン23と、前記隔成部22の上部に間隔を置いて配置されるリング状のリングフィン24と、該リングフィン24の上部に間隔を置いて配置される薬剤載置部25とによって構成されている。
前記容器部21は、図4に示すように、楕円形の底面31と、該底面31の周縁に起立した周壁32とによって容器状に形成されている。前記底面31には、上方に膨出した裏面開口状の電池収容部33が形成されており、当該電池収容部33に底面側から電池を交換可能に収容できるように構成されている。前記電池収容部33には、支柱34,・・・が四カ所に立設されており、各支柱34,・・・の端部には、前記電池収容部33側に連通する連通穴35,・・・が設けられている。また、前記周壁32には、発光ダイオードが挿入されるライト穴36が設けられており、その逆側には、スイッチが挿入されるスイッチ穴37が設けられている。
この容器部21上に配置される前記隔成部22の周囲部には、図5に示すように、内側から外縁へ向かうに従って上方に傾斜した下部傾斜面41が形成されており、その内側には、円筒部42が四カ所に設けられている。各円筒部42,・・・の中央部には、円形穴43,・・・が開設されており、各円形穴43,・・・は、前記容器部21に設けられた前記支柱34,・・・の連通穴35,・・・と合致する位置に設けられている。
この隔成部22の裏面には、プリント基板51が固定されており、該プリント基板51に構成された電子回路は、前記電池収容部33内の電池から電源供給を受けて作動するように構成されている。前記プリント基板51には、前記電子回路によって回動制御されるモータ52が設けられており、該モータ52は、前記隔成部22の中央に膨出形成されたモータ取付部53内に収容された状態で固定されている。このモータ52の回転軸54は、前記隔成部22を挿通して上方に突出しており、この回転軸54には、前記ファン23が固定されている。
該ファン23は、図3に示したように、前記回転軸54に取り付けられるボス部61と、該ボス部61より側方に延出する延出片62,・・・と、各延出片62,・・・に支持され前記モータ取付部53を包囲するように配置される円筒部63とによって構成されている。該円筒部63には、複数のスリット64,・・・が設けられており、各スリット64,・・・の縁部からは、内側へ向けて斜めに延出する整流フィン65,・・・が設けられている。これにより、当該ファン23が回動された際には、前記各延出片62,・・・間の開口部分66,・・・から導入した空気を、前記各スリット64,・・・から外周部へ排出できるように構成されている。
前記隔成部22上に配置される前記リングフィン24は、図6に示すように、楕円リング状に形成されており、その内側には、平坦な平坦部71が設けられている。この平坦部71は、前記隔成部22の前記円筒部42,・・・に支持されるように構成されており、当該リングフィン24と前記隔成部22との間には、前記円筒部42,・・・の高さ分の間隙が確保されている。前記円筒部42による支持位置の中央には、上下に貫通する貫通穴72,・・・が設けられており、当該平坦部71の外周部には、内側から外周縁へ向かうに従って上方に傾斜した中傾斜面73が形成されている。
このリングフィン24上に配置される前記薬剤載置部25の中央部には、図7に示すように、四カ所の支持部81,・・・で支持された棚面82が設けられており、前記各支持部81,・・・間には、上下を連通する通流部83,・・・が設けられている。前記棚面82の縁部には、上方に延出するリブ84,84が対向して設けられており、当該棚面82に載置された前記薬剤瓶14を位置決めできるように構成されている。
前記棚面82の外周部には、内側から外周縁へ向かうに従って上方に傾斜した上部傾斜面91が形成されており、該上部傾斜面91の上面には、上方に延出する係止片92,92が相対向する部位に立設されている。各係止片92,92の上端には、前記カバー13の内側面と係合する係合爪93,93が突設されており、該係合爪93,93の下部には、押圧操作用の凸部94,94が形成されている。
また、前記薬剤載置部25の裏面には、下方へ向けて延出する脚部101,・・・が前記上部傾斜面91の内側の4カ所に設けられており、各脚部101,・・・の基端部には、大径の大径部102が形成され、中途部に段部103が形成されている(一カ所のみ図示)。また、各脚部101,・・・の端部には、小孔が設けられている(図示省略)。
これにより、芳香器本体11組み立て時には、前記薬剤載置部25の前記各脚部101,・・・を前記リングフィン24の前記貫通穴72,・・・へ挿通した際に、前記段部103が前記リングフィン24の上面に当接することによって、当該リングフィン24と前記薬剤載置部25との間に所定の間隙を確保できるように構成されている。そして、前記貫通穴72,・・・を挿通した各脚部101,・・・を前記隔成部22の円筒部42,・・・に内嵌し、当該隔成部22を前記容器部21に取り付けるとともに、この状態で、前記容器部21の前記電池収容部33側から当該容器部21に設けられた前記支柱34,・・・の連通穴35,・・・にタッピンネジを挿入するとともに、該タッピンネジを前記脚部101,101の小孔に螺入することによって、前記薬剤載置部25と前記リングフィン24と前記隔成部22とを前記容器部21に固定できるように構成されている。
前記カバー13の上端部には、図2に示したように、水平方向に延在するスリット111,・・・が設けられており、下部には、内部に連通する楕円形の窓部112が開設されている。また、前記係止片92に対応する部位には、前記凸部94を露出させる為の切欠部113が設けられており、前記凸部94の押圧操作を可能としている。
また、前記薬剤瓶14は、図8に示すように、透明のガラスによって形成されており、矩形容器状の瓶本体121と、キャップ取付時に閉鎖される円筒状の口部122とによって構成されている。前記瓶本体121の対向する側面には、縦長の凹部123,123が形成されており(一方のみ図示)、取付時において、図2に示したように、前記薬剤載置部25に設けられた前記リブ84,84が前記各凹部123,123内に挿入された状態で、当該薬剤瓶14が位置決めされるように構成されている。前記口部122には、芯材が収容されており(図示省略)、該芯材が瓶本体121内の液状薬剤を吸い上げることによって、芯材の露出部より前記液状薬剤を揮散できるように構成されている。
これにより、図9に示すように、前記下部構成部材12に前記薬剤瓶14をセットするとともに前記カバー13を取り付けて芳香器本体11を形成した状態で、該芳香器本体11のカバー13内には、揮散した液状薬剤が貯留される貯留空間131が形成されており、前記スイッチ操作に従って前記モータ52により間欠駆動される前記ファン23を回動することにより、前記カバー13上端部のスリット111,・・・から前記貯留空間131内に空気を導入するとともに、該貯留空間131に貯留した空気を、前記薬剤載置部25の上部傾斜面91下面が構成する上壁面132と前記隔成部22の前記下部傾斜面41上面が構成する下壁面133との間に当該芳香器本体11の全周に渡って形成された排出口134を介して外部へ放出できるように構成されている。
図10の(a)は、前記薬剤載置部25の上部傾斜面91下面が構成する上壁面132と、前記隔成部22の下部傾斜面41上面が構成する下壁面133との間に形成されれた排出口134部分の断面を示す模式図であり、前記下壁面133の外側の下壁外縁141の高さ位置aは、前記リングフィン24の内側のフィン内縁142の高さ位置bに達する又は近接する高さに設定されている。また、前記リングフィン24の外側のフィン外縁143の高さ位置cは、前記上壁面132の内側の上壁内縁144の高さ位置dに達する又は近接する高さに設定されている。
具体的に説明すると、前記下壁外縁141の高さ位置aと、前記フィン内縁142の高さ位置bとは、同じ高さに設定することが望ましいが、両高さb,aの差(b−a)を−10mm〜5mmの範囲内で設定すれば実使用上不都合は生じ無い。また、前記フィン外縁143の高さ位置cと、前記上壁内縁144の高さ位置dとは、同じ高さに設定することが望ましいが、両高さd,cの差(d−c)を−10mm〜5mmの範囲内で設定すれば実使用上不都合は生じない。
これにより、図10の(b)に示すように、前記薬剤載置部25の周縁部下面が構成する上壁面132と、前記隔成部22の周縁部上面が構成する下壁面133と、前記リングフィン24とを、内側から外側に渡って水平に形成した場合と比較して、芳香器本体11内と外部との間にて水平に延在する送出経路151,151の形成を防止することができる。
以上の構成にかかる本実施の形態において、芳香器本体11内で気化された薬剤がファン23によって排出口134から外部へ送出する際には、薬剤載置部25の上部傾斜面91下面が構成する上壁面132と、隔成部22の下部傾斜面41上面が構成する下壁面133との間に設けられたリングフィン24によって薬剤を斜め上方に案内することができる。
また、前記排出口134を通過する前記薬剤は、前記下部傾斜面41で構成された下壁面133に沿って斜め上方に案内される。これにより、前記薬剤を、斜め上方へ向けて放出することができ、
したがって、気化した薬剤を水平方向に排出する従来と比較して、薬剤を広範囲に拡散することができる。
そして、傾斜した前記下壁面133に対向する前記上壁面132は、芳香器本体111の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する上部傾斜面91で構成されており、前記上壁面132が水平に形成された場合と比較して、外側面近傍での排出口134の開口面積の縮小を防止することができる。これにより、前記薬剤の前記排出口134からの放出量の減少を防止することができる。
さらに、前記下壁面133の外側の下壁外縁141の高さ位置aは、前記リングフィン24の内側のフィン内縁142の高さ位置bに達する又は近接する高さに設定されているとともに、前記フィン142の外側のフィン外縁143の高さ位置cは、前記上壁面132の内側の上壁内縁144の高さ位置dに達する又は近接する高さに設定されている。
このため、前記下壁面133から前記リングフィン24までの間隔、及び該リングフィン24から前記上壁面132までの間隔を確保しつつ、図10の(a)に示すように、芳香器本体11内と外部との間にて水平に延在する送出経路の形成を防止することができる。
これにより、図10(b)に示すように、芳香器本体11内と外部との間に水平に延在する送出経路151,151が形成される場合と比較して、横方向からの内部の露出を抑制することができ、外観品質を高めることができる。また、前記薬剤の水平方向への放出を防止し、薬剤のより広範囲への拡散を可能とすることができる。
そして、前記排出口134を前記芳香器本体11の全周に渡って形成したため、当該排出口134から排出される薬剤を、芳香器本体11を中心として放射状に放出することができる。
このため、芳香器本体11側面の一部に設けられた排出口134のみから薬剤が放出される場合と比較して、薬剤の放出範囲を広げることができる。
なお、本実施の形態にあっては、排出口134に一枚のリングフィン24を設けた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものでは無く、複数のフィンを設けても良い。
また、前記下壁面133や前記上壁面132や前記リングフィン24の傾斜角度は、任意に変更可能である。
各実施の形態において吸気口111付近にフィルタを設け、清浄した空気に薬効を付与させて周囲に排出されるようにすることもできる。
本発明の一実施の形態を示す図である。 同実施の形態のカバーを外した状態を示す斜視図である。 同実施の形態の下部構成部材を示す分解斜視図である。 同実施の形態の容器部を示す拡大図である。 同実施の形態の隔成部を示す拡大図である。 同実施の形態のリングフィンを示す拡大図である。 同実施の形態の薬剤載置部を示す拡大図である。 同実施の形態の薬剤瓶を示す拡大図である。 同実施の形態の内部の様子を示す説明図である。 (a)は同実施の排出口の断面を示す模式図であり、(b)は比較例を示す参考図である。
符号の説明
1 芳香器
14 薬剤瓶
23 ファン
24 リングフィン
52 モータ
132 上壁面
133 下壁面
134 排出口
141 下壁外縁
142 フィン内縁
143 フィン外縁
144 上壁内縁

Claims (6)

  1. 拡散器本体内で気化した薬剤を送風手段によって排出口から外部へ放出する拡散器において、
    前記拡散器本体に、気化された薬剤を貯留する貯留部を設け、該貯留部の上部に吸気口を設定し、かつ下部に前記排出口を設定するとともに、
    排出口を介して外部へ送出される前記薬剤を斜め上方へ案内するガイド手段を設ける一方、
    前記送風手段を、前記吸気口から吸気して前記排出口から排出する為に間欠駆動されるファンで構成したことを特徴とする拡散器。
  2. 前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する下壁面と、該下壁面から上方へ離間した位置にて前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する上壁面との間に前記排出口を形成するとともに、前記下壁面と前記上壁面との間に、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜したフィンを設けて前記ガイド手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の拡散器。
  3. 前記下壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成したことを特徴とする請求項2記載の拡散器。
  4. 前記上壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の拡散器。
  5. 拡散器本体内で気化した薬剤を送風手段によって排出口から外部へ放出する拡散器において、
    前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する下壁面と、該下壁面から上方へ離間した位置にて前記拡散器本体の内側から外側へ向けて延在する上壁面との間に前記排出口を形成し、前記下壁面及び前記上壁面を、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜する傾斜面で構成するとともに、前記下壁面と前記上壁面との間に、前記拡散器本体の内側から外側へ向かうに従って斜め上方に傾斜したフィンを設け、
    前記下壁面の外側の縁の高さ位置を、前記フィンの内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定し、かつ前記フィンの外側の縁の高さ位置を、前記上壁面の内側の縁の高さ位置に達する又は近接する高さに設定し
    前記拡散器本体に、気化された薬剤を貯留する貯留部を設け、該貯留部の上部に吸気口を設定するとともに下部に前記排出口を設定する一方、
    前記送風手段を、前記吸気口から吸気して前記排出口から排出する為に間欠駆動されるファンで構成したことを特徴とする拡散器。
  6. 前記排出口を、前記拡散器本体の全周に渡って形成したことを特徴とする請求項5記載の拡散器。
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