JPH09108323A - 気化及び昇華促進装置 - Google Patents
気化及び昇華促進装置Info
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- JPH09108323A JPH09108323A JP7311496A JP31149695A JPH09108323A JP H09108323 A JPH09108323 A JP H09108323A JP 7311496 A JP7311496 A JP 7311496A JP 31149695 A JP31149695 A JP 31149695A JP H09108323 A JPH09108323 A JP H09108323A
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- Pending
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
剤の気化あるいは昇華を促進させ、大きな部屋の芳香や
消臭の為の溶剤を長時間に渡って拡散させることができ
る気化あるいは昇華促進装置を提供すること。 【構成】 天面に開口部を持つ気比あるいは昇華をさせ
ようとする液体または固体が入った容器と、この容器と
ほぼ同軸で且つ外周方向に設けた筒状の透明な気流ガイ
ドと、前記容器と気流ガイドの隙間に空気を強制的に流
すために容器の下方に設けられ、且つ容器と気流ガイド
の作る隙間の断面積より大きな送風断面をもったフアン
と、さらにこれら容器及び気流ガイドの上方に設けら
れ、容器と気流ガイドの隙間を通った空気の流れの方向
を変えるための回転自在な天板とで構成され、容器と気
流ガイドの間を流れる空気の流速により負圧を発生させ
て前記液体あるいは固体の気化及び昇華を早めるように
した気化及び昇華促進装置。
Description
屋等で用いられる固体あるいは液体の芳香剤や消臭剤を
より早く部屋に拡散する為に使用するなどの、液体ある
いは固体の気化及び昇華促進装置に関するものである。
・居間で用いられる芳香剤や消臭剤は固体あるいは液体
のものであり、ケースやビンなどの容器に入った芳香剤
を、単にそれらの容器の蓋を開けて自然気化あるいは昇
華させるものが多かった。またエアコン、空気清浄機や
空気殺菌装置などに付属させて芳香剤を拡散させる場合
においても、それらの機器の送風フアンの風を活用する
ものであり、これらの場合においても風の流れの中に、
単に芳香剤を置くものが多かった。従って前者のものは
自然に気化や昇華した芳香剤を自然の空気の対流にまか
せて拡散させるやりかたであり、その気化あるいは昇華
する量が少ないためトイレなどの小さな密室では効果が
あるが大きな部屋では役に立つものではなかった。また
後者の場合も同じく気化・昇華する量は前者とほぼ同じ
で少なく、ただそれをフアンの風により部屋中に早く拡
散させるだけであるので、芳香剤をかすかににおわせる
場合には問題ないが、短時間に香りを急速に行き渡らせ
る必要のあるときや、特に化学物質や魚、皮などの臭い
のするものを加工する場合やフィトンチッドを使った森
林浴をする場合のように一定量以上の溶液を長時間気化
させる必要がある場合は十分なものでなかった。またこ
れら自然の気化に頼るもの以外に芳香剤を噴霧する方法
があり、この場合は短時間に多量の液を噴霧可能で大き
な部屋でも短時間に香りを充満させることが出来るが、
逆に多量の芳香剤を消費する欠点があった。以上の様に
従来の方法をまとめればは1.自然気化による長時間か
すかに臭わせる方法。(気化効率悪い)2.短時間に多
量の香りの噴霧させる方法。(溶剤を多量に使用)が主
であり第3の長時間に渡り一定量(自然気化より多量)
の溶剤を気化させる方法が無かった。
て 1.容器に入れた液体あるいは固体の芳香剤、消臭剤を
自然気化あるいは昇華させた場合は拡散する絶対量が少
なく大きな部屋等では効果がない。 2.フアンで作られた空気流のなかに芳香剤等を置くな
どの方法に於いても香りをかすかに漂わせる程度で、森
林浴や消臭では絶対量の不足となる。 3.一度に霧吹きや超音波などの霧化装置は一度に多量
霧化出来るが長時間では溶液の供給を多量に必要とする
ので不経済である。以上の様な欠点が上げられる。本発
明はかかる欠点を解決して、化学物質や魚、皮などの臭
いのするものを加工する部屋の消臭や芳香をする場合
や、フィトンチッドを使った森林浴をする場合のように
一定量以上の溶液を長時間気化させる必要がある場合な
ど、ある一定量以上の溶剤を長時間に渡って工場、作業
現場や部屋に拡散させるのに最適な気化及び昇華促進装
置を提供することを目的としたものである。
るために本発明は、天面に開口部を持っ気化あるいは昇
華をさせようとする液体または固体が入った容器と、こ
の容器とほぼ同軸で且つ外周方向に設けた筒状の透明な
気流ガイドと、前記容器と気流ガイドの隙間に空気を強
制的に流すために容器の下方に設けられ、且つ容器と気
流ガイドの作る隙間の断面積より大きな送風断面をもっ
たフアンと、さらにこれら容器及び気流ガイドの上方に
設けられ、容器と気流ガイドの隙間を通った空気流の方
向を変えるための回転自在な天板とで構成され、容器と
気流ガイドの間を流れる空気の流速により負圧を発生さ
せて前記液体あるいは固体の気化及び昇華を早めるよう
に構成したものである。
のモータと同軸でモークの真上に前記容器を位置させる
ように構成したものである。
華をさせようとする液体または固体が入った容器の周囲
全体をフアンにより発生させた空気を容器と気流ガイド
の間で圧縮して、高速な空気の流れを作り、それによる
負圧を発生させてより強力に気化あるいは昇華を促進さ
せるものである。
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第一の
実施例における正面からみた断面図で、図2は側面より
の断面図である。図1,2に示すように図の中心部に
は、気化あるいは昇華させようとする芳香剤や消臭剤1
の入った容器2があり、その天面にはネジ2aがあって
蓋が取り付く構造となっている。この図では蓋を取りは
ずし、気化あるいは昇華させる状態となっている。(蓋
は図示せず)またこの容器2は円筒状が後に述ベるよう
に空気の流れを渦流とするには最もよく、角柱状のもの
が次によい。さらにこの容器の外周方向全面に一定間隔
をとった位置に、この容器とほぼ同軸上に透明な気流ガ
イド3が設けられている。つまり容器2と気流ガイド3
により隙間4を形成している。またこの気流ガイド3は
その内側に置いた容器2の中の芳香剤や消臭剤1の減り
具合を見るために透明としている。さらに容器2とほぼ
同軸でその真下に位置する所にフアン5が設けられてお
り下方から吸い込んだ空気を前記隙間4の中に送り込む
構造となっている。図ではこのフアン5は軸流フアンを
使用しておりモータ5bがフアン5の軸中央にあり、そ
の外周に羽根5aが取り付いて回転し風を送っている。
さらにモーク5bの真上に容器2を位置させて空気の流
れを曲げることなく、少ない抵抗で空気流を作る構成と
している。また7はモータ5、気流ガイド3などを取り
付けるキャビネットであり、8はゴム足である。
て芳香剤などの気化を促進するために隙間4の断面積は
フアン5の空気の流れる部分の断面積(送風断面)より
小さくなるようにキャビネットに設けた絞り部7aによ
り空気を圧縮して隙間4に送り込む構造となっている。
さらに円筒状の隙間4の中を流れる空気を竜巻のごとく
渦流とするために絞り部7aの部分にはフアンの軸方向
に対して傾きをもったフイン7bが設けられている。フ
アン5の下方には不織布などで作られたフイルタ6が取
り外し自在にスライドするよう設けられている。またキ
ャビネット7の端部側面には長方形のパネル9が設けら
れ、その上端には気流ガイド4の直径よりもやや大きな
幅を持った長方形の天板10がヒンジ11により図2の
矢印のごとく回動自在に設けてある。
を図1,2および図3を用いて説明すると、図1,2の
キャビネット7の下方より吸い込まれた空気はフイルタ
6を通過してチリ・ごみを取り除ぞき、フアン5の羽根
5aにより絞り部7aとフイン7bにより圧縮と渦巻き
状の回転を与えられて高速で回転しながら隙間4を通過
し、天板10にあたって方向性を持ちながら部屋に拡散
していく。ここで芳香剤などが入った容器2の開口部2
a周辺は高速で回転しながら通過する空気流により負圧
が生じるために従来の方法に比べ、より効率的に固体あ
るいは液体の芳香剤または消臭剤の気化あるいは昇華が
促進される。また天板10の角度を変えることにより、
芳香剤などの気化量及び芳香剤などの溶剤を含んだ空気
の方向を変えることができる。天板10を空気の流れ方
向に対し直角(0°とする)にすれば天板に当たった空
気が乱流を発生し、容器2の開口部周辺の空気の流れを
乱すので、あまり負圧ならず気化の量もやや少ない。ま
た天板を90°とした場合(天板が無い場合と同じ)は
空気の流れは早いが天面中央より空気が入るので負圧に
なる程度が小さくあまり効率よく気化しない。実験的に
は気流ガイドの直径が100mm程度の時、天板を20
mm程度離して設け、天板の角度を45°±5°程度に
したとき最も効率的に気化させることができる。これは
図3に示すように45°の天板に沿って、空気流の流れ
をあまり乱すことなく、天板10の傾きにより、容器の
周囲の円筒状の高速の空気流が容器を包み込むようにな
るので、天板を90°にしたときのように天面中央から
の 増して気化の効率を上げるものと考えられる。このよう
に天板10の角度を変えることにより、香りを流す方向
を調節できると同時に気化の量をも調整可能である。ま
た前記したようにフアン5を軸流フアンとしその真上に
容器2を位置せしめると容器2の周囲に空気流を作るの
に適した構造となり、最小部品数で且つ省スペースで容
器2のまわりに空気流を作る構成が取れるため小型化が
可能で、且つ安価に製作できるものである。またさらに
はフアン5の下(風上側)にフイルタ6を設けているの
で、長明間使用してフィルタ6が臭気を発するようにな
っても、風下側に設置された芳香剤や消臭剤でマスキン
グあるいは臭いが分解されるので古いエアコンのスイッ
チを入れた時の様ないやな臭いが出ることもない。
造で従来の方法に比ベて非常に効率よく、芳香剤や消臭
剤の気化あるいは昇華を促進することができるので、大
きな部屋の芳香や消臭の為の溶剤を長時間に渡って拡散
させることができるので非常に有用なものである。
置の正面よりの断面図である。
置の側面よりの断面図である。
るための気化及び昇華促進装置の部分断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 天面に開口部を持つ気化あるいは昇華を
させようとする液体または固体が入った容器と、この容
器とほぼ同軸で且つ外周方向に設けた筒状の透明な気流
ガイドと、前記容器と気流ガイドの隙間に空気を強制的
に流すために容器の下方に設けられ、且つ容器と気流ガ
イドの作る隙間の断面積より大きな送風断面をもったフ
アンと、さらにこれら容器及び気流ガイドの上方に設け
られ、容器と気流ガイドの隙間を通った空気流の方向を
変えるための回転自在な天板とで構成され、容器と気流
ガイドの間を流れる空気の流速により負圧を発生させて
前記液体あるいは固体の気化及び昇華を早めるようにし
た気化及び昇華促進装置。 - 【請求項2】 フアンは、軸流フアンとし、そのモータ
と同軸でモータの真上に前記容器を位置させるように構
成としたことを特徴とする請求項1記載の気化及び昇華
促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311496A JPH09108323A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 気化及び昇華促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311496A JPH09108323A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 気化及び昇華促進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108323A true JPH09108323A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=18017936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7311496A Pending JPH09108323A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 気化及び昇華促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09108323A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158467A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | S T Chem Co Ltd | 拡散器 |
KR102092806B1 (ko) * | 2020-01-08 | 2020-03-24 | 주식회사 이지 | 자연기화방식을 이용한 공간소독 장치 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP7311496A patent/JPH09108323A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158467A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | S T Chem Co Ltd | 拡散器 |
JP4685421B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2011-05-18 | エステー株式会社 | 拡散器 |
KR102092806B1 (ko) * | 2020-01-08 | 2020-03-24 | 주식회사 이지 | 자연기화방식을 이용한 공간소독 장치 |
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