JP3168472U - 香気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】香気を室内に間歇的に拡散させ、その効果を充分に発揮させることができる香気装置を提供する。【解決手段】円筒体にファン、ファン軸、香料容器および仕切板を備えた香気装置本体とそれを覆う香気装置カバーによって構成される。空調設備から放出された風が、香気装置本体の側面または底面に設けられた空気吸入口から吸入され、ファンおよびそれと同軸の香料容器を回転させながら、仕切板に設けられた空気放出口を経て、空気流入口を備えた香料容器内に流入し、そこで香料から発散された香気と混流して香気噴出口を吹き抜け、香気装置カバーに設けられた香気放出口から室内に香気を間歇的に拡散する。【選択図】図1
Description
本考案は、自動車、住居、あるいは事務所の室内に効果的な香気を提供することを図った香気装置に関する。
従来の自動車、住居、事務所等の室内で用いられる香気装置は単に香料を内蔵した容器を適当なスペースに置いて香料から自然に発散される香りを嗅ぐという方法が一般的であり、また自動車の場合は下記特許文献等に見られるように、その空調装置から放出される風を利用して芳香剤の香りを拡散させようという提案もみられる。
上記のように、香料を内蔵した容器を適当なスペースに備えて香料から自然に発散される同一の香りをただ継続的に、あるいは反復的に嗅ぐだけという方法においては、嗅覚の特性である“順応”あるいは“慣れ”といった匂い刺激に対する感覚強度が低下するという現象をもたらし、その香りが充分に感じられなくなる。また自動車空調装置から放出される風の流れに香りの拡散を任せようという提案にしても、既存装置の機能を利用しようという試みにすぎず、同一の香りを継続的にあるいは反復的に嗅ぐ限り、結局上記嗅覚の特性による感覚強度の低下を阻止するのは難しく、香りの効果を充分に生かすことにはならない。
上記のような嗅感覚の低下をもたらす原因は同一の香りを持続的に、あるいは反復的に嗅いでいるためであると考えられ、前者による匂い刺激に対する感覚強度の低下現象は“順応”と呼ばれ、また後者による匂い刺激に対する感覚強度の低下現象は“慣れ”と呼ばれる。
したがって、本考案の目的は、自動車、住居、あるいは事務所等の室内に放散される香りに特異な変化をもたらし、上記のような嗅覚の特性である“順応”あるいは“慣れ”を阻止する香気装置を実現することにある。
したがって、本考案の目的は、自動車、住居、あるいは事務所等の室内に放散される香りに特異な変化をもたらし、上記のような嗅覚の特性である“順応”あるいは“慣れ”を阻止する香気装置を実現することにある。
本考案は、円筒状の容器内にファンと香料容器等を設けた香気装置である。その香気装置は、自動車、住居、あるいは事務所等の室内(以下“室内”と総称する)の空気清浄機、暖房機、冷房機、あるいは扇風機等の空調設備(以下“空調設備”と総称する)から放出される風を動力源とするが、1)ファンを回転させるとともに香料容器を回転させることにより香気を間歇的に放散することを第一の手段とし、2)複数種の香りを発散する香料を内蔵する香料容器を配置して幾種かの香りを放散することを第2の手段とし、
上記のような嗅覚の特性現象である“順応”あるいは“慣れ”を阻止することができる。
上記のような嗅覚の特性現象である“順応”あるいは“慣れ”を阻止することができる。
上記のように、本考案の香気装置は、ファンによって香料容器を回転させながら幾種かの香気を室内に間歇的に拡散させる結果、香りの効果を充分に発揮させることができる。
以下、本考案の実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
図に1において、香気装置本体(1)はファン(2)、ファン軸(3)、香料容器(4a),(4b)および仕切板(7)によって構成され、香料容器(4a)、(4b)はそれぞれ香料(5a),(5b)を内蔵する。ファン(2)と香料容器(4a)、(4b)はファン軸(3)に固着され、ファン軸(3)は軸受(6)によって支えられる。ファン(2)と香料容器(4a)、(4b)の間に仕切板(7)が設けられ,仕切板(7)はファン軸(3)の軸受の機能も併せもつ。香気装置本体(1)の側面あるいは底面に空気吸入口(9)が設けられ、また仕切板(7)には空気放出口(10)が備えられる。香料容器(4a)、(4b)にはそれぞれ空気流入口(11a)、(11b)と香気噴出口(12a)、(12b)が設けられ、また香気装置本体(1)を覆う香気装置カバー(8)には香気放出口(13)が備えられる。
図に1において、香気装置本体(1)はファン(2)、ファン軸(3)、香料容器(4a),(4b)および仕切板(7)によって構成され、香料容器(4a)、(4b)はそれぞれ香料(5a),(5b)を内蔵する。ファン(2)と香料容器(4a)、(4b)はファン軸(3)に固着され、ファン軸(3)は軸受(6)によって支えられる。ファン(2)と香料容器(4a)、(4b)の間に仕切板(7)が設けられ,仕切板(7)はファン軸(3)の軸受の機能も併せもつ。香気装置本体(1)の側面あるいは底面に空気吸入口(9)が設けられ、また仕切板(7)には空気放出口(10)が備えられる。香料容器(4a)、(4b)にはそれぞれ空気流入口(11a)、(11b)と香気噴出口(12a)、(12b)が設けられ、また香気装置本体(1)を覆う香気装置カバー(8)には香気放出口(13)が備えられる。
図1および図2において、空調設備から放出されて本考案の香気装置の動力源となる風は、空気吸入口(9)から香気装置本体(1)の内部に吸入され、仕切板(7)に設けられた空気放出口(10)を通り、空気流入口(11a)、(11b)から香料容器(4a)、(4b)に入り、そこで香料(5a)、(5b)から発散された香気と混流し香気噴出口(12a)、(12b)から、香気放出口(13)を経由して室内に拡散される。
図1および2において、空気吸入口(9)から香気装置本体(1)の内部に吸入された風は、ファン(2)を回転させると同時に香料容器(4a)、(4b)も回転させる。したがって、上記のように香料容器(4a)、(4b)の中で香気と混流した風は、香気噴出口(12a)、(12b)が空気放出口(10)および香気放出口(13)と重なった位置において、香気放出口(13)から室内に拡散される。
図1および図2において、本考案の香気装置は、香料容器(4a)、(4b)の回転に伴い、香気噴出口(12a)、(12b)から、香気放出口(13)を通じて、香気を室内に間歇的に拡散する。したがって、上記〔0004〕の同一の匂い物質を持続的に嗅ぐことに伴う嗅覚の特性である“順応”を阻止するという特徴を有する。
図1および図2において、それぞれ香りの異なる香料(5a)、(5b)を内蔵する香料容器(4a)、(4b)の回転に伴い、香気噴出口(12a)、(12b)から、香気放出口(13)を通じて、幾種かの香りの異なる香気を室内に拡散する。したがって、本考案の香気装置は、上記〔0004〕の同一の匂い物質を反復的に嗅ぐことに伴う嗅覚の特性である“慣れ”を阻止するという特徴も有する。
本考案の実施形態では、香料(5a)、(5b)の香りを2種類としたが、香りの種類を増加することは可能である。なお、香料(5a)、(5b)の性状は液体あるいは固体のものよりも、本考案の香気装置利用に伴う移動や揺れを考慮すると、吸水性の高い皮革または繊維類の素材に液状の香料を染み込ませたものを備えると最適であり、それにより必要な際には香料噴出口(12a)、(12b)を利用して液状香料の補充も容易におこなわれ得る。
図1および図2において、本考案の香気装置の空気吸入口(9)は、実施形態例では香気装置本体(1)の側面に配置されたが、対象となる空調設備のタイプによっては、香気容器本体(1)の底面に設けられ、そこから空調設備から放出される風を吸入することになる。
本考案の香気装置を自動車運転室のダクトに取付け、ダクトから排出される空気によって香気装置を機能させることができる。
本考案の香気装置を住居の空気調節・換気器に取付け、そこから出てくる空気によって香気装置を機能させることができる。
1 香気装置本体(ファン、ファン軸、仕切板、香料容器等を備える)
2 ファン(空調設備から吸入された風により自ら回転すると同時に香料容器を回転させる)
3 ファン軸
4 香料容器(香料を内蔵する)
5 香料(香料容器内にて発散した香気が室内に拡散される)
6 ファン軸受
7 仕切板(香気装置本体の一部をなし、空気放出口が設けられ、ファン軸受けを兼ねる)
8 香気装置カバー(香気装置本体を覆い、香気放出口を備える)
9 空気吸入口(香気装置本体に設けられ、空調設備から放出された風を香気装置本体内に吸入する)
10 空気放出口(仕切板に設けられ、香気装置本体内に吸入された風を香料容器の空気流入口に送る)
11 空気流入口(香料容器に設けられ、空気放出口からの風を香料容器内に流入させる)
12 香気噴出口(香料容器に設けられ、香料から発散した香気を流入した風と混流させて香気放出口へ送り出す)
13 香気放出口(香気装置カバーに設けられ、香気噴出口から噴出された香気を室内に拡散させる)
2 ファン(空調設備から吸入された風により自ら回転すると同時に香料容器を回転させる)
3 ファン軸
4 香料容器(香料を内蔵する)
5 香料(香料容器内にて発散した香気が室内に拡散される)
6 ファン軸受
7 仕切板(香気装置本体の一部をなし、空気放出口が設けられ、ファン軸受けを兼ねる)
8 香気装置カバー(香気装置本体を覆い、香気放出口を備える)
9 空気吸入口(香気装置本体に設けられ、空調設備から放出された風を香気装置本体内に吸入する)
10 空気放出口(仕切板に設けられ、香気装置本体内に吸入された風を香料容器の空気流入口に送る)
11 空気流入口(香料容器に設けられ、空気放出口からの風を香料容器内に流入させる)
12 香気噴出口(香料容器に設けられ、香料から発散した香気を流入した風と混流させて香気放出口へ送り出す)
13 香気放出口(香気装置カバーに設けられ、香気噴出口から噴出された香気を室内に拡散させる)
Claims (2)
- 円筒体にファン、ファン軸、香料容器および仕切板を備えた香気装置本体とそれを覆う香気装置カバーによって構成される香気装置において、
自動車、住居あるいは事務所等の空調設備から放出された風が、香気装置本体の側面または底面に設けられた空気吸入口から吸入され、
ファンおよびそれと同軸の香料容器を回転させながら、
仕切板に設けられた空気放出口を経て、空気流入口を備えた香料容器内に流入し、そこで香料から発散された香気と混流して香気噴出口を吹き抜け、
香気装置カバーに設けられた香気放出口から自動車、住居あるいは事務所等の室内に香気を間歇的に拡散することを特徴とする香気装置。 - それぞれ異なった香料を内蔵する複数の香料容器の空気流入口から流入した風が、そこで香料から発散された香気と混流して香気噴出口から吹き抜け、香気装置カバーの香気放出口から自動車、住居あるいは事務所等の室内に幾種かの異なった香りを有する香気を拡散することを特徴とする請求項1記載の香気装置。
Priority Applications (1)
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JP2011001105U JP3168472U (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | 香気装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017105058A1 (en) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | Cj 4Dplex Co., Ltd. | Smell generation apparatus |
CN108815550A (zh) * | 2018-08-17 | 2018-11-16 | 天宝电子(惠州)有限公司 | 一种智能香气装置及香气控制方法 |
JP2019116305A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 脇田 美咲 | 薬剤容器 |
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2011
- 2011-02-15 JP JP2011001105U patent/JP3168472U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019116305A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 脇田 美咲 | 薬剤容器 |
CN108815550A (zh) * | 2018-08-17 | 2018-11-16 | 天宝电子(惠州)有限公司 | 一种智能香气装置及香气控制方法 |
CN108815550B (zh) * | 2018-08-17 | 2023-10-27 | 惠州市天宝创能科技有限公司 | 一种智能香气装置及香气控制方法 |
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