JP3163004U - 気化成分放散容器 - Google Patents

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【課題】内部に保持した被収容物から発生する有効気化成分を、速やかに外部に放散するとことができる機能を備えたコンパクトな気化成分放散装置の提供を課題とする。【解決手段】内部に収容された被収容物から発生される有効気化成分を外部へ放散させるために用いられる気化成分放散容器であって、被収容物を収容する容器状の下ケース部10と、下ケース部10の上縁開口10aに着脱自在に覆着され、下ケース部10内の気化成分を上方に導くための通気穴23を天井壁21に備えると共に外気を取り入れるための取入窓24を側壁22に備えた中間ケース部20と、中間ケース部20の上に着脱自在に覆着され、且つ下ケース部10内の気化成分を中間ケース部20の取入窓24から取り入れた空気と混合しながら通気穴23から吸引すると共に吸引した気化成分を更に周囲の放出窓34から外部へ放出させる回転ファン33を備えた上ケース部30とを備えた。【選択図】 図2

Description

本考案は気化成分放散容器に関し、病室、その他の室内等に載置され、内部に収容されたタブレット等の被収容物から発生される有効気化成分を外部に効率よく放散させるために用いられる気化成分放散容器に関する。
従来、室内等に芳香や消臭、或いは消毒等を目的として、気化成分を放散させる放散容器として、下記のような特許文献が提供、開示されている。
特開2009−261851号公報 特開2008−43563号公報 実開平5−62249号公報 実用新案登録第3019575号公報
上記特許文献1に開示する香気装置は、香気を間欠的に放散することができる装置である。しかし香料(7a、7b)の背後にファン(2)を配置して風を送る構成であり、ファン(2)の前に配置することができる香料の量がどうしても制限されるという問題がある。
また特許文献2の電動式放散装置は、芳香剤(6)等を入れる容器本体(3)に対してファン(2)を備えると共に気体放出孔(5)を開口した蓋体(4)を備え、電動ファンの不作動時における自然放散を抑制することができるものである。しかし、前記気体放出孔(5)が蓋体(4)に設けられるものの、空気取り入れ口等が設けられておらず、容器本体(3)内が負圧になりやすく、容器本体(3)内で発生した気体を効率よく外部に放散することができない。即ち、少量ずつ非効率にしか放散することができない機構になっている。
また特許文献3、4に開示された芳香剤等の徐放性薬剤用容器は、容器本体の開口部に設けた電磁弁が開いたときに合わせてファンを回転させることで、放散量を調整することができるものである。しかしファンによる気化成分の放散は、容器本体の口から容器の外に出てきた気化成分にのみ作用するので、容器本体内の気化成分を効率よく外部に放散することができない。即ち、むしろ徐放乃至遅放に向いたものである。
以上より上記特許文献1〜4に示す従来の装置は、気化成分の放散を効率よく行うのではなく、むしろ長時間に亘って徐々に放散させることを主にした装置である。
そこで本考案は上記従来における問題点を解決し、内部に保持した被収容物から発生する有効気化成分を、速やかに外部に放散するとことができる機能を備えたコンパクトな気化成分放散装置の提供を課題とする。
上記課題を解決する本考案の気化成分放散容器は、内部に収容された被収容物から発生される有効気化成分を外部へ放散させるために用いられる気化成分放散容器であって、前記被収容物を収容する容器状の下ケース部と、該下ケース部の上縁開口に着脱自在に覆着され、前記下ケース部内の気化成分を上方に導くための通気穴を天井壁に備えると共に外気を取り入れるための取入窓を側壁に備えた中間ケース部と、該中間ケース部の上に着脱自在に覆着され、且つ前記下ケース部内の気化成分を前記中間ケース部の取入窓から取り入れた空気と混合しながら前記通気穴から吸引すると共に吸引した気化成分を更に周囲の放出窓から外部へ放出させる回転ファンを備えた上ケース部とを備えたことを第1の特徴としている。
また本考案の気化成分放散容器は、上記第1の特徴に加えて、上ケース部は、本体と該本体の上に着脱自在に覆着される蓋とからなり、前記本体には、該本体の天井壁から下方に突出して前記回転ファンを設けると共に本体の側壁に前記放出窓を設け、また前記天井壁の背面側には前記回転ファンの駆動部と電池とを収納配置する収納室を前記蓋で着脱自在に覆うようにして設けていることを第2の特徴としている。
請求項1に記載の気化成分放散容器によれば、容器状の下ケース部に収容された被収容物から発生した気化成分は、上ケース部に備えられた回転ファンによって、中間ケース部の取入窓から取り入れられた空気と混合されながら、通気穴を通って上ケース部内に吸引され、更に回転ファンによって上ケース部の周囲の放出窓から外部へ放出される。
よって従来の背面送風式の場合では、下ケース部が送風の邪魔となって十分な量の放散ができないが、本考案では吸引式であるので、下ケース部内に十分な量の被収容物を入れ、十分な量の気化成分を効率よく送風することができる。
また本考案では吸引式ではあるが、中間ケース部の側壁に設けた取入窓から空気を取り入れるようにしているので、下ケース部側の室内が負圧になるが防止され、吸引作用の低下を招くことなく、速やかな吸引、放散を達成することができる。
また中間ケース部に設けた取入窓から取り入れられる空気によって発生した濃度の高い有効気化成分を、効率よく希薄化しながら外部に放散することができる。
また有効気化成分は上ケース部内を通って、その周囲の放出窓から周囲に放散されるので、放散を全方位に容易に行うことができ、室内全域への放散を速やかに行うことができる。
また本考案では、下ケース部と中間ケース部と上ケース部とを相互に着脱自在として、別体に構成しているので、それぞれを単純な形状に形成しやすく、製造が容易である。勿論、容器状の下ケース部を外すことで、液体等の被収容物でも容易に注ぎ入れることができる。
請求項2に記載の気化成分放散容器によれば、上記請求項1の構成による作用効果に加えて、上ケース部は本体とそれに着脱自在の蓋とに分離できるようにされているので、本体の天井壁の背面側の収納室に配置した駆動部や電池の修理や取り替えを、前記蓋を外すことで容易に行うことができる。勿論、回転ファンは天井壁から下方の上ケース部内に突出させた状態に設けているので、駆動部や電池と完全に分離することが可能となり、駆動部や電池が気化成分による悪影響を受けることがない。また放出窓を本体の側壁に設けているので、天井部の回転ファンによって、下方から吸引されて入ってきた気化成分を前記回転ファンにより速やかに側壁の放出窓から周囲に放出することができる。
本考案の実施形態に係る気化成分放散容器の全体斜視図である。 本考案の実施形態に係る気化成分放散容器の分解斜視図である。
以下の図面を参照して、本考案に係る気化成分放散容器を説明し、本考案の理解に供する。しかし、以下の説明は本考案の実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定するものではない。
図1〜図2を参照し、本考案に係る気化成分放散容器は、下ケース部10と、中間ケース部20と、上ケース部30とからなる。
この気化成分放散容器は、例えば病院の病室、その他の室内に載置され、下ケース部10内に収容された被収容物から発生される有効気化成分を、室内に放散させるために用いられるものである。これによって、例えば室内の消毒や滅菌、消臭を行うことができる。またその他、芳香化を行うことができる。
前記被収容物は、固体や液体、その他である。これらの被収容物は、そこから有効気化成分が発生するものであればよい。
前記有効気化成分としては、除菌性、殺菌性のある気化成分、その他の薬効性のある気化成分、芳香性、消臭性のある気化成分、その他、雰囲気に好ましい状況を与える気化成分を少なくとも範疇とする。
前記下ケース部10は、図2に示すように容器状に構成されており、内部に固形や液体からなる被収容物を入れることができる。下ケース部10の上縁開口10aを構成する側壁11の上端の対向する2ヶ所に、嵌合用突片12、13が形成されている。この嵌合用突片12、13に対して、次に説明する中間ケース部20が着脱自在に嵌合する。これにより下ケース部10に中間ケース部20が覆着される。
下ケース部10は、例えば樹脂成型品として構成することができる。勿論、樹脂以外の材料で構成することも可能である。
前記中間ケース部20は、前記したように、下ケース部10の上縁開口10aに着脱自在に覆着されるものである。
中間ケース部20は、天井壁21と側壁22を備え、キャップ状に構成されている。
前記天井壁21にはその中央付近に貫通した通気穴23を設けている。通気穴23の周囲は多少窪んだ状態に構成しているが、天井壁21は全体として略平坦に構成されている。
前記中間ケース部20の側壁22には、その一部を除く略全周に亘って、空気を取り入れるための取入窓24がスリット状に設けられている。
また中間ケース部20の前記天井壁21には、その周縁部の対向する2ヶ所に嵌合用突片25、26が形成されている。
なお中間ケース部20の前記側壁22には、前記下ケース部10の嵌合用片12、13に対応して、図示しない嵌合受部がそれぞれ構成されている。
前記上ケース部30は、前記中間ケース部20の上に着脱自在に覆着されるものである。
上ケース部30には、天井壁31と側壁32とが設けられている。そして前記天井壁31には、その天井壁31から下方に突出した状態で、回転ファン33が設けられている。一方、前記側壁32には、その一部を除く略全周に亘って、上ケース部30に吸引した気化成分を周囲から外部に放出するための放出窓34がスリット状に設けられている。なお前記側壁32には、前記中間ケース部20の嵌合用片25、26に対応して、図示しない嵌合受部がそれぞれ構成されている。
上ケース部30の外側面にファンスイッチ35が設けられている。このファンスイッチ35をオン、オフすることで、回転ファン33が回転及び停止される。
上ケース部30の天井壁31の背面側、即ち前記回転ファン33がある側とは反対側には、前記回転ファン33の図示しない駆動部(モータとその制御部)及び乾電池を収納配置する収納室36が設けられている。
上ケース部30は、更に本体30aと蓋30bとに分離できるようにしている。即ち、蓋30bを着脱自在に本体30aに覆着する構成としている。この場合、本体30aに前記天井壁31、側壁32、回転ファン33、放出窓34、ファンスイッチ35、及び前記図示しない駆動部や乾電池を配置するようにし、蓋30bは、前記収納室30を覆う、文文字通りの蓋のみとする。従ってこの蓋30bを取り外すことで、乾電池の取り替え等を容易に行うことができる。
今、図2に示すように、下ケース部10を分離した状態とし、この下ケース部10の中に被収容物を入れる。そして下ケース部10の上に中間ケース部20を覆着し、更に中間ケース部20の上に上ケース部30を覆着することで、図1に示す気化成分放散容器が組み立てられる。
そして前記ファンスイッチ35をオンすることで、回転ファン33が回転し、気化成分の放散が開始される。前記下ケース部10内に収容された被収容物から発生した有効気化成分は、前記回転ファン33の回転により上方へ吸引され、同じく中間ケース部20の側壁22の取入窓24から内部に吸引された空気と混合されながら、前記通気穴23を介して上ケース部30内に入る。通気穴23を通って下方から上ケース部30に入った気化成分と空気の混合体は、更に回転ファン33の回転により側周方向に放射状に方向を転換され、周囲の放出窓34から外部に放出、放散される。
なお被収容物として、室内の消毒や殺菌に適した二酸化塩素を発生するように調整したタブレットやその他の固体、液体を採用することができる。またこの場合、芳香を発生するものを一緒に加えておいてもよい。
また上記実施形態では、回転ファン33の電源を乾電池により供給するものを示したが、勿論、商用電源を電源とするものとして構成してもよい。また回転ファン33をタイマーで駆動するようにしてもよい。
本考案は、気化成分放散容器として、室内やその他の場所に載置することで、被収容物からの有効気化成分を効率よく放散させることができる。よって室内において消毒、消臭、殺菌、芳香等の効果を得ることが容易に可能となり、製品、商品としての産業上利用がある。
10 下ケース部
10a 上縁開口
11 側壁
12 嵌合用突片
13 嵌合用突片
20 中間ケース部
21 天井壁
22 側壁
23 通気穴
24 取入窓
25 嵌合用突片
26 嵌合用突片
30 上ケース部
30a 本体
30b 蓋
31 天井壁
32 側壁
33 回転ファン
34 放出窓
35 ファンスイッチ
36 収納室

Claims (2)

  1. 内部に収容された被収容物から発生される有効気化成分を外部へ放散させるために用いられる気化成分放散容器であって、前記被収容物を収容する容器状の下ケース部と、該下ケース部の上縁開口に着脱自在に覆着され、前記下ケース部内の気化成分を上方に導くための通気穴を天井壁に備えると共に外気を取り入れるための取入窓を側壁に備えた中間ケース部と、該中間ケース部の上に着脱自在に覆着され、且つ前記下ケース部内の気化成分を前記中間ケース部の取入窓から取り入れた空気と混合しながら前記通気穴から吸引すると共に吸引した気化成分を更に周囲の放出窓から外部へ放出させる回転ファンを備えた上ケース部とを備えたことを特徴とする気化成分放散容器。
  2. 上ケース部は、本体と該本体の上に着脱自在に覆着される蓋とからなり、前記本体には、該本体の天井壁から下方に突出して前記回転ファンを設けると共に本体の側壁に前記放出窓を設け、また前記天井壁の背面側には前記回転ファンの駆動部と電池とを収納配置する収納室を前記蓋で着脱自在に覆うようにして設けていることを特徴とする請求項1に記載の気化成分放散容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102143655B1 (ko) * 2020-01-09 2020-08-11 탁준배 이산화염소 가스를 이용한 소독 장치

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