JP2003030286A - 情報配信サービスシステムとこれに用いる情報配信サーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現地でしか得られない情報を的確に得ること
ができるようにする。 【解決手段】 ユーザＵが携帯する携帯端末１がエリア
Ｂに移動すると、携帯端末１からの位置情報をこのエリ
アＢの基地局３ｂが受信して管理センタ２に送る。管理
センタ２は、基地局３ｂから位置信号が供給されたこと
から、携帯端末１がエリアＢに移動したと判定し、基地
局３ｂに電子スタンプＢを携帯端末１宛てに送信するよ
うに指示する。これにより、携帯端末１は、エリアＢに
居たことを示す電子スタンプＢを取得することができ
る。同様にして、携帯端末１は、エリアＡ，Ｃと移動す
ると、それらエリアの電子スタンプＡ，Ｃを取得するこ
とができる。情報配信サーバ４には、エリアＡ，Ｂ，Ｃ
でしか得られないエリア内情報が格納されており、携帯
端末１から電子スタンプＡ，Ｂ，Ｃを情報配信サーバ４
に送ることにより、これらエリアＡ，Ｂ，Ｃのエリア内
情報が配信される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、旅行などの情報を
ユーザに提供する情報配信サービスシステムとこれに用
いる情報配信サーバに関する。

【０００２】

【従来の技術】旅行をする場合、旅行者は、予め旅行雑
誌や旅行会社の案内などの刊行物などを参考にして、旅
行の目的地や見物するための経路などの旅行プランを立
てる。旅行プランを立てる場合には、旅行会社と相談す
る場合もある。そして、旅行するときには、一応この旅
行プランに従って行動し、色んなところを見物したり、
写真を撮ったり、食事をしたり、宿泊したりする。そし
て、旅行が終わって帰宅すると、カメラで採った風景や
建造物などの写真でこの旅行のアルバムを作成する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようにして旅行プランを立てても、現地に行く前に得ら
れる情報から現地での情報を全て知るようにすること
は、一般に、難しい。即ち、現地に行かないと得られな
い情報もあるものである。しかも、このような情報は、
現地に行っても、旅行者が気が付かず、旅行後に知って
知るようなこともある。

【０００４】また、旅行中、観光ポイントなど各所で記
念写真などを撮るが、もっと良い処を撮り損なったりす
る場合もあるし、また、有名な名所旧跡であっても、旅
行プランにないため、有名な名所旧跡であることに気が
付かずに通り過ぎてしまう場合もある。旅行後そこが名
所旧跡と気が付いても、写真もないため、アルバムに乗
せることができない。

【０００５】本発明の目的は、かかる問題を解消し、現
地でしか得られない情報を的確に得ることができるよう
にした情報配信サービスシステムとこれに用いる情報配
信サーバを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による情報配信サービスシステムは、区分さ
れた各エリア毎に、該エリアに割り当てられた電子スタ
ンプを送信する基地局が設けられ、携帯端末がエリア内
に移動したとき、該エリアの該基地局から該携帯端末宛
てに該エリアに割り当てられた電子スタンプが送信さ
れ、該携帯端末は送信された該電子スタンプを受信して
保持し、該携帯端末は、保持した電子スタンプを基に、
該電子スタンプを送信した該エリア内での情報の配信サ
ービスを受けることができるようにした構成とする。

【０００７】そして、基地局は、電子スタンプととも
に、その送信時の日時情報も送信し、携帯端末は、電子
スタンプとともに、該日時情報も受信して保持し、携帯
端末が同じエリアに複数日続けて存在しても、日時情報
を基に日にちが異なることを確認すると、基地局は、携
帯端末宛てに同じ電子スタンプと現在の日時情報とを送
信するものである。

【０００８】また、携帯端末は一定時間毎に位置情報を
送信し、位置情報を受信した基地局を判定することによ
り、携帯端末の位置を確認するとともに、携帯端末が新
たなエリアに移動したことを確認すると、この新たなエ
リアでの基地局に携帯端末宛ての電子スタンプの送信を
指示する管理センタを有する構成とする。

【０００９】上記目的を達成するために、本発明は、区
分された各エリア毎に、エリアに割り当てられた電子ス
タンプを送信する基地局が設けられ、携帯端末がエリア
内に移動したとき、このエリアの基地局から携帯端末宛
てにこのエリアに割り当てられた電子スタンプが送信さ
れ、携帯端末は送信された電子スタンプを受信して保持
するようにした情報配信サービスシステムに用いられる
情報配信サーバであって、エリア毎のエリア内情報が格
納されており、携帯端末から電子スタンプが送られてく
ると、電子スタンプに該当するエリア内情報をこの携帯
端末に送信し、情報の配信サービスを行なう構成とす
る。

【００１０】そして、エリア内情報は、概略的な内容の
サブ情報と詳細な内容の詳細情報とからなり、携帯端末
から電子スタンプが送られてくると、電子スタンプに該
当するエリア内情報のサブ情報を携帯端末に送信し、携
帯端末のさらなる要求により、サブ情報に該当する詳細
情報を携帯端末に送信するようにする。

【００１１】また、携帯端末から電子スタンプとアルバ
ム作成要求が送られてくると、電子スタンプに該当する
エリア内情報からアルバムを作成し、携帯端末に送信す
るようにする。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図１は本発明による情報配信サービスシ
ステムの一実施形態を示す構成図であって、１は携帯端
末、２は管理センタ、３ａ〜３ｃは基地局、４は情報配
信サーバ、５は通信ネットワークである。以下では、旅
行情報をサービスするシステムとして説明するが、本発
明は、これのみに限定されるものではない。

【００１３】図１において、この実施形態のシステム
は、例えば、全国あるいは各観光地を半径１ｋｍ程度の
エリアに区分し、携帯端末が或るエリアに入ると、その
エリア特有の電子スタンプなどをこの携帯端末に提供
し、携帯端末側では、この提供された電子スタンプを用
いることにより、そのエリアに関するサブ情報や詳細情
報のサービスを受けることができるようにするものであ
る。ここでは、図示するように、携帯端末１を携帯する
ユーザ（旅行者）Ｕが３つのエリアＡ〜Ｃ内を移動する
ものとして、この実施形態を説明する。

【００１４】設定された各エリアには夫々、基地局が設
けられており、これらが管理センタと連携されている。
即ち、エリアＡには基地局３ａが、エリアＢには基地局
３ｂが、エリアＣには基地局３ｃが夫々も受けられてお
り、これら基地局３ａ〜３ｃが管理センタ２と連携して
いる。各基地局３ａ〜３ｃは夫々、それが設けられてい
るエリアＡ〜Ｃ特有の電子スタンプと現時点の日時情報
とを携帯端末１に配信する機能を有している。ここで、
基地局３ａが配信する電子スタンプを電子スタンプＡと
し、基地局３ｂ，３ｃが配信する電子スタンプを夫々電
子スタンプＢ，Ｃとする。また、また、管理センタ２
は、これら基地局３ａ〜３ｃを介して携帯端末１が現在
存在するエリアを検出し、これが或るエリア（例えば、
エリアＢ）で検出されると、そのエリアＢの基地局３ｂ
にそのエリアＢでの電子スタンプＢと日時情報とを携帯
端末１に配信するように指示する。

【００１５】このようにして、携帯端末１に電子スタン
プＢと日時情報とが記憶されると、その後、携帯端末１
からインターネットなどの通信ネットワーク５を介して
情報配信サーバ４にこれら電子スタンプＢと日時情報と
を送り、この情報配信サーバ４に情報のサービスを要求
すると、情報配信サーバ４は、この電子スタンプＢが配
信されたエリアＢの中でしか入手できない情報（例え
ば、名所旧跡や土産物，お祭りなどの催し物，宿泊施設
などであって、以下、エリア内情報という）の概略や詳
細（以下、夫々をサブ情報，詳細情報という）を、通信
ネットワーク５を介して、携帯端末１に提供する。ま
た、エリアＢ内で行なわれるお祭りや展示会などの催し
物は、日にちや期日，時間，情報の数などによって限定
されるものであるが、電子スタンプＢに付随して受信さ
れる日時情報により、その日時に行なわれた催し物など
のエリア内情報が携帯端末１に提供される。

【００１６】次に、携帯端末１を携帯したユーザＵがエ
リアＢ，Ａ，Ｃの順に移動して旅行した場合の、携帯端
末１，基地局３ａ〜３ｃ，管理センタ２及び情報配信サ
ーバ４の動作について、図２に示すフローチャートを用
いて説明する。

【００１７】ここでは、ユーザＵが図示しない旅行会社
に旅行プランの作成を依頼し、このプランに従って旅行
するものとし、携帯端末１は旅行会社からユーザＵに貸
し付けられるものとする。また、ここでは、情報配信サ
ーバ４は、旅行するユーザＵに提供する各エリアＡ〜Ｃ
のエリア内情報を格納した旅行会社所有のものであっ
て、作成した旅行プランをもとに、ユーザＵが通るエリ
アに関連するこれら情報を取得して保存して置くもので
ある。

【００１８】図１及び図２において、管理センタ２は、
各エリアＡ〜Ｃ毎に、それらの基地局３ａ〜３ｃを介し
てどのような携帯端末が存在しているかを管理してい
る。この管理方法としては、例えば、携帯電話システム
のように、管理センタ２が制御チャンネルを用いて基地
局から呼出し信号などの制御信号を一定時間間隔で送信
し、或るエリアに存在する携帯端末１は、これを受信す
ると、これに応答して位置情報（応答信号）を発信し、
この位置情報をこのエリアの基地局を介して管理センタ
２が受信するのであるが、管理センタ２は、この受信し
た位置情報を送ってきた基地局からこの位置情報を発信
した携帯端末が存在するエリアを検出することができ
る。

【００１９】そこで、いま、電源オンの状態の携帯端末
１を携帯したユーザＵがエリアＢに入ると、携帯端末１
は、基地局３ｂからの呼出し信号に応答して、位置情報
を発信する（ステップ（イ））。これを基地局３ｂを介
して受信することにより、管理センタ２が、この携帯端
末がエリアＢ内に在ると判定し（ステップ（ロ））、基
地局３ｂに電子ステップＢの配信を指示する（ステップ
（ハ））。この指示に基づいて、基地局３ｂは、この携
帯端末１宛てに電子スタンプＢとその時の日時を表わす
日時情報とを送信する（ステップ（ニ））。この携帯端
末１は、これら電子スタンプＢと日時情報とを受信して
記録保存する（ステップ（ホ））。

【００２０】ここで、管理センタ２は、この携帯端末１
の位置（即ち、どのエリアに存在するか）を検出して監
視しているが、基地局に電子スタンプの配信の指示をし
たエリアに存在する限り、この携帯端末１への再度の配
信指示は行なわない。但し、携帯端末が同じエリアに存
在していても、日付が替わった場合には（即ち、翌日に
なった場合には）、再度同じ基地局にこの携帯端末１宛
ての配信の指示を行なう。

【００２１】その後、ユーザＵがエリアＢからエリアＡ
に移動すると（ステップ（ヘ））、エリアＢのときと同
様に、携帯端末１からの移動情報をこのエリアＡの基地
局３ａが受信し（ステップ（ト））、これを管理センタ
２に送ることにより、管理センタ２は携帯端末１がエリ
アＡに入ったことを確認し（ステップ（チ））、基地局
３ａに、このエリアＡの電子スタンプＡとこのときの日
時情報とを携帯端末１に配信するように、指示する（ス
テップ（リ））。そこで、基地局３ａはかかる情報を携
帯端末１に送信し（ステップ（ヌ））、携帯端末１はこ
れを受信して記憶する（ステップ（ル））。

【００２２】その後、さらに、ユーザＵがエリアＡから
エリアＣに移動すると（ステップ（オ））、エリアＡの
ときと同様に、携帯端末１からの移動情報をこのエリア
Ｃの基地局３ｃが受信し（ステップ（ワ））、これを管
理センタ２に送ることにより、管理センタ２は携帯端末
１がエリアＣに入ったことを確認し（ステップ
（カ））、基地局３ｃに、このエリアＣの電子スタンプ
Ｃとこのときの日時情報とを携帯端末１に配信するよう
に、指示する（ステップ（ヨ））。そこで、基地局３ｃ
はかかる情報を携帯端末１に送信し（ステップ
（タ））、携帯端末１はこれを受信して記憶する（ステ
ップ（レ））。

【００２３】このようにして、ユーザＵがエリアＢから
エリアＡへと移動し、さらに、エリアＣへと移動する
と、携帯端末１には、電子スタンプＢ，Ａ，Ｃとそれら
を受信したときの日時情報とが記録保存されていること
になる。そこで、旅行が終わって帰宅した後、記録保存
されているこれら電子スタンプＢ，Ａ，Ｃの全部または
一部とそれらの日時情報とを、通信ネットワーク５を介
し、情報配信サーバ４に送ってエリア内情報のサービス
を要求すると（ステップ（ソ））、この情報配信サーバ
４からは上記電子スタンプ及び日時情報によって要求さ
れるエリアのエリア内情報のサブ情報や詳細情報が、通
信ネットワーク５を介し、携帯端末１に送られて表示さ
れる（ステップ（ツ））。

【００２４】このようにして、旅行した各エリアＡ〜Ｃ
では、そこに入り込むと自動的に電子スタンプとその時
の日時情報が配信されるものであり、旅行が終わって帰
宅してから、旅行したエリアでのサブ情報や詳細情報を
取得することができ、また、後述するように、情報配信
サーバ４を用いてかかる旅行のアルバムを作成すること
もできる。

【００２５】なお、このような電子スタンプが一旦配信
されると、これが配信されたエリア内に居るときでも、
当然この電子スタンプを用いて情報配信サーバ４からこ
のエリアのサーバ情報や詳細情報のサービスを受けるこ
とができる。

【００２６】図２はユーザＵが異なるエリアＢ，Ａ，Ｃ
と順次移動する場合であったが、次に、図３により、ユ
ーザＵがエリアＢからエリアＡに移り、しかる後、エリ
アＢに戻る場合について説明する。これは、例えば、エ
リアＢのホテルを利用する場合などに相当するものであ
る。

【００２７】図１および図３において、まず、エリアＢ
に移動し、しかる後、エリアＢからエリアＡに移動して
エリアＢ，Ａの電子スタンプＢ，Ａとそれらの日時情報
とを携帯端末１に記録保存するステップ（ル）までは図
２の場合と同様である。

【００２８】エリアＡ内の移動後、このエリアＡからエ
リアＢに戻ると(ステップ(オ)'）、この携帯端末１から
発信されて基地局３ｂが受信する位置情報をもとに（ス
テップ(イ)'）、管理センタ２は携帯端末１がエリアＢ
に入ったことを確認する（ステップ（ロ)’）。このと
き、管理センタ２は、このエリアＢに入った携帯端末１
から取得した位置情報の前に、エリアＡにあるときのこ
の携帯端末１への電子スタンプＡの配信の指示を行なっ
ているので、この携帯端末１がエリアＡからエリアＢへ
戻ってきたものと判定し、この場合には、このエリアＢ
の基地局３ｂにこのエリアＢの電子スタンプＢを配信す
るように指示する(ステップ（ハ)’）。これにより、基
地局３ｂは電子スタンプＢとそのときの日時情報とをこ
の携帯端末１宛てに送信し（ステップ（ニ)’）、携帯
端末１はこれらを受信して記録保存する（ステップ
（ホ)’）。

【００２９】このようにして、エリアＢに戻ると、携帯
端末１には、同じエリアＢの電子スタンプＢが２度記録
保存されるが、これら電子スタンプＢの日時情報は異な
っており、これにより、この同じエリアＢでも、日時情
報での時刻の違いにより、情報配信サーバ４からサービ
スされるエリア内情報のサブ情報や詳細情報が異なる場
合がある。

【００３０】次に、図４により、ユーザＵが複数日（例
えば、三日間）同じエリアＢ内を旅行する場合のこの実
施形態の動作について説明する。これは、例えば、エリ
アＢ内のホテルに宿泊し、三日間このエリアＢ内に滞在
する場合に相当する。

【００３１】図１及び図４において、まず、第１日目の
エリアＢに移動してエリアＢの電子スタンプＢとその日
時情報とを携帯端末１に記録保存するステップ（ホ）ま
では図２の場合と同様である。

【００３２】第２日目も、エリアＢ内で携帯端末１の電
源をオンすると、上記と同様、携帯端末１から位置情報
が基地局３ｂに送信され（ステップ（イ)’）、基地局
３ｂを介してこれを管理センタ２が受信する。このと
き、管理センタ２は、前日（第１日目）にこの携帯端末
１に同じエリアＢの電子スタンプＢと日時情報とを配信
する指令を行なっているが、この既に配信した日時情報
の日付と携帯端末１から位置情報を受信した現在の日付
とが異なることから、この携帯端末１が新たにこのエリ
アＢに入り込んできたものと同等と見なし（ステップ
（ロ)’）、このエリアＢの基地局３ｂにこのエリアＢ
の電子スタンプＢを配信するように指示する（ステップ
（ハ)’）。これにより、基地局３ｂは電子スタンプＢ
とそのときの日時情報とをこの携帯端末１宛てに送信し
（ステップ（ニ)’）、携帯端末１はこれらを受信して
記録保存する（ステップ（ホ)’）。

【００３３】第３日目も同じエリアＢに滞在する場合に
は、上記のステップ(イ)’〜(ニ)’と同様のステップ
（イ)”〜（ニ)”の処理がなされ、携帯端末１は再びこ
のエリアＢの電子スタンプＢとこのときの日時情報とを
受信して記録保存する（ステップ（ホ)”）。

【００３４】このようにして、日付が異なる場合には、
同じ電子スタンプであっても、携帯端末１に重複して記
録保存される。しかし、これら同じ電子スタンプととも
に受信して記録される日時情報は異なるものであり、こ
れにより、ユーザＵは、同じエリアに関するものであっ
ても、日にちによってエリア内情報の異なるサブ情報や
詳細情報を取得することができる。

【００３５】図５は図２〜図４での、特に、管理センタ
２での動作の一具体例を示すフローチャートである。

【００３６】同図において、いま、図１でのエリアＡを
例として説明すると、携帯端末１はエリアＡ内で一定時
間間隔で位置情報を発信し始め（ステップ１００）、基
地局３ｂはこの位置情報を順次受信する（ステップ１０
１）。以上が、図２〜図４でのステップ（イ）に相当す
る。管理センタ２は、この順次受信される位置情報を取
り込んで、携帯端末１がエリアＡに入ってきたものかど
うかの確認（図２〜図４でのステップ（ロ），（ハ）に
相当）を行なう。

【００３７】即ち、管理センタ２は、取り込んだこれら
位置情報が基地局３ｂで受信されたものであることか
ら、携帯端末１がエリアＡ内にあることを確認し、この
エリアＡを表わす情報（例えば、エリア毎に設定されて
いる番号などのエリア指示情報）を生成する（ステップ
１０２）。また、管理センタ２には、各携帯端末につい
て、前回存在したエリアを表わすエリア指示情報（これ
を、以下、前回のエリア指示情報という。これに対し、
今回受信した位置情報から生成したエリア指示情報を今
回のエリア指示情報という）を記憶するメモリが設けら
れており、かかるメモリの前回のエリア指示情報と今回
のエリア指示情報とが一致するかどうかを判定すること
により、この携帯端末１が新たにエリアＡに入り込んで
きたものか、あるいはこのエリアＡ内に在り続けている
のかを判定する（ステップ１０３）。携帯端末１が新た
にエリアＡに入り込んで最初に受信する位置情報による
今回のエリア指示情報は、前回のエリア指示情報（即
ち、他のエリア内にあることを示すエリア指示情報）と
異なるものであるから、このエリアＡの電子スタンプＡ
とこのときの日時情報とを配信するように基地局３ｂに
指示し（ステップ１０５）、また、メモリに記憶されて
いるこの携帯端末１に関する前回のエリア指示情報とそ
の日時情報とを今回のエリア指示情報とその日時情報と
に書き替える（ステップ１０６）。

【００３８】今回のエリア指示情報がメモリの前回のエ
リア指示情報と一致する場合には（ステップ１０３）、
携帯端末１が同じエリアＡ内に存在し続けていることを
表わしている。携帯端末がエリアＡに新たには入り込ん
だときに得られる今回のエリア指示情報は、上記のよう
に、メモリの前回のエリア指示情報と異なるので、メモ
リに書き込まれるが、それ以降のエリアＡに存在し続け
る間に携帯端末１から送信される位置情報による今回の
エリア指示情報は、メモリに記憶されているこのエリア
Ａに関する前回のエリア指示情報と同じである。

【００３９】そして、このように、今回のエリア指示情
報とメモリに記憶されている前回のエリア指示情報とが
一致する場合には、さらに、これらエリア指示情報に対
する日時情報を比較し（ステップ１０４）、これらの日
付が一致しないときには、図４で説明したように、携帯
端末１が翌日も同じエリアＡに存在していることにな
り、基地局３ｂに電子スタンプなどの配信を指令すると
ともに、メモリで今回のエリア指示情報とその日時情報
に書き替えるが、日付までも一致する場合には、この今
回のエリア指示情報やその日時情報を無視する。

【００４０】このようにして、メモリでは、携帯端末１
が別のエリアに移動する毎に、また、同じエリア内に在
っても、日にちが替わる毎に、今回のエリア指示情報と
その日時情報とに書き替えられるものであり、これによ
り、携帯端末１の現在位置を判定できて基地局に電子ス
タンプと日時情報を配信するか否かの指令を送ることが
できる。

【００４１】以上のようにして、管理センタ２から指令
があると（ステップ１０５）、基地局３ｂはエリアＡの
電子スタンプＡとその日時情報とを携帯端末１宛てに送
信し（ステップ１０７）、この携帯端末１は、これらを
受信して（ステップ１０８）、それを表示画面に表示す
る（ステップ１０９）。

【００４２】図６はこのように電子スタンプＡを受信し
たときに携帯端末１の表示画面に表示される情報の一具
体例を摸式的に示す図である。

【００４３】同図において、表示画面では、摸式的に丸
で囲んだＡで示す電子スタンプＡとともに、例えば、
「スタンプＡを受信！」というメッセージとともに、こ
れを受信した場所（エリアＡ）と、日付，時刻の日時情
報とが表示される。このようなメッセージや場所の情報
は、管理センタ２からの電子スタンプＡの送信指令（ス
テップ１０５）とともに、基地局３ａから送られてきた
ものである。かかる受信の表示は、携帯端末１を操作し
ない限り、次の電子スタンプが受信されるまで行なわれ
るようにしてもよいし、また、一定時間経過すると、消
えるようにしてもよい。但し、この一定時間内に新たな
電子スタンプの受信があると、この新たな電子スタンプ
に関して図示する表示がなされる。

【００４４】また、図７は図１で、例えば、ユーザＵが
旅行から返ってきて、電子スタンプや日時情報を用いて
情報配信サーバ４に情報を要求した場合（図２〜図４で
のステップ（ソ））のこの情報配信サーバ４から配信さ
れて携帯端末１に表示される情報の一具体例を示す図で
ある。

【００４５】いま、携帯端末１で情報配信サーバ４に情
報を要求するための所定の前操作を行なうと、携帯端末
１に記録されている電子スタンプとその日時情報とが携
帯端末１から通信ネットワーク５を介して情報配信サー
バ４に送られる。情報配信サーバ４は、この電子スタン
プと日時情報とに基づいて情報提供のためのメニュー画
面を作成し、これを通信ネットワーク５を介して携帯端
末１に送る。

【００４６】図７（ａ）は携帯端末１で受信されて表示
されるこのメニュー画面６の一具体例を示す図である。
このメニュー画面６には、例えば、ユーザＵが旅行で移
動した経路を表わす地図６ａと取得した電子スタンプ６
ｂ（日時情報も含む）が表示される。電子スタンプ６ｂ
は取得した順に上から下方に配列されて示され、また、
地図６ａには、経路がエリア単位で日時とともに表示さ
れる。ここでは、エリアＢ，Ａ，Ｃ，……の順に移動し
たものとしており、これとともに、エリアＢへ移動した
日時が２００２年８月２０日午前９時であり、次に、エ
リアＡに移動した日時が２００２年８月２０日午前１１
時１５分であるというように、日時が表示されている。
このように、旅行経路を示す地図６ａも表示されるか
ら、電子スタンプ６ｂとそれを取得した場所との対応を
簡単に知ることができる。

【００４７】いま、かかるメニュー画面６において、エ
リアＡのエリア内情報を見たいものとすると、電子スタ
ンプ６ｂのうち「電子スタンプＡ」の表示部分をクリッ
クし、さらに、このメニュー画面６に表示される「選
択」キー６ｃをクリックすればよい。これにより、携帯
端末１でエリアＡのエリア内情報を情報配信サーバ４に
要求したことになる。この要求は通信ネットワーク５を
介して情報配信サーバ４に送られる。この要求に応じ
て、情報配信サーバ４は、エリアＡのエリア内情報のう
ち、まず、そのサブ情報を通信ネットワーク５を介して
携帯端末１に送信する。これを受信した携帯端末１で
は、図７（ｂ）に示すようなサブ情報７が表示される。

【００４８】このサブ情報の画面７はこのエリアＡを概
略的に紹介したものであって、そこには、まず、初期画
面として、このエリアＡでの代表的な画像７ａとその地
名７ｂが表示される。また、この画面７では、「観光ポ
イント」８，「食事処」９，「土産屋」１０などといっ
たメニュー毎のタグが表示されており、それらのいずれ
かをクリックすることにより、いずれかのメニューを選
択できるようにしている。また、選択されているメニュ
ーについては、さらに、そのサブメニューを選択できる
タグ１１ａ，１１ｂ，１１ｃが設けられている。ここで
は、初期画面として、メニュー「観光ポイント」のタグ
８が選択されており、これにより、このメニュー「観光
ポイント」での「海」，「山」，「高原」などといった
サブメニューのタグ１１ａ，１１ｂ，１１ｃが表示され
ている。ここでは、初期画面での代表的なサブ情報とし
て、メニュー「観光ポイント」８のサブメニュー「海」
のタグ１１ａが選択されていて、その海のうちの代表的
な１つの地点での写真などの画像７ａが表示されてい
る。

【００４９】観光ポイントとしての海が複数ある場合に
は、サブメニューのタグ１１ａを繰り返しクリックする
ことにより、それら海の写真が画像７ａとして順番に表
示されることになる。また、サブメニュー「山」のタグ
１１ｂをクリックすると、観光ポイントとなる山の写真
が画像７ａとして表示され、サブメニュー「高原」のタ
グ１１ｃをクリックすると、高原について同様の画像表
示が行なわれる。

【００５０】また、メニュー「食事処」のタグ９をクリ
ックすると、サブメニュー１１ａ，１１ｂ，……として
は、紹介したい個々の食事処が写真の画像７ａで表示さ
れて選択できるようにし、また、メニュー「土産屋」１
０についても同様である。

【００５１】そして、画面７には、「詳細」キー１２が
表示されており、これをクリックすると、このとき画像
７ａが表示されているものについての詳細情報の要求情
報が携帯端末１から通信ネットワーク５を介して情報配
信サーバ４（図１）に送られ、これに基づいてその詳細
情報を情報配信サーバ４が通信ネットワーク５を介して
携帯端末１に配信する。この詳細情報としては、例え
ば、ある食事処が選択されていてその画像７ａが表示さ
れているときには、その土産屋の所在地（最寄り駅から
の道順），開店時間，出し物，設備などを詳細に説明し
たものである。

【００５２】以上の図７で説明した動作は、図２〜図４
でのステップ（ソ），（ツ）の手順に対応するものであ
る。

【００５３】なお、図７に示すようなエリア内情報の配
信表示は、帰宅してからばかりでなく、旅行中であって
も、取得した電子スタンプについて可能であることはい
うまでもない。従って、例えば、図１において、エリア
Ｂに移動すると、電子スタンプＢとそのときの日時情報
を取得することができるが、図６に示したような電子ス
タンプＢの取得画面を確認後、直ちにかかる電子スタン
プＢと日時情報により、エリアＢのエリア内情報の配信
を情報配信サーバ４から受けることができる。これによ
り、例えば、観光ポイントを確認したり、食事処を探し
たりすることができる。従って、旅行プランになかった
情報も現地で得ることができ、例えば、気が付かなかっ
た観光ポイントを見ることができたり、より好みに合っ
た食事処で食事をしたり、新たな土産物店に気が付いた
りすることができる。

【００５４】情報配信サーバ４に格納されているエリア
内情報を用いて報告書やアルバムなどを作成することが
できる。これを図８を用いて説明する。

【００５５】いま、携帯端末１で書類作成のための所定
の要求操作を行なうと、上記のようにして、この要求に
より、情報配信サーバ４からテンプレート画面情報が配
信されて、携帯端末１に図１３（ａ）に示すようなテン
プレート画面１３が表示される。また、この画面１３に
は、「報告書Ａ」，「報告書Ｂ」，「観光Ａ」，……と
いった書類毎のタグ１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，……が表
示され、これにより、必要な書式に合ったテンプレート
を選択できるようにしている。テンプレート画面１３に
は、選択された書類のテンプレートが表示され、初期画
面では、例えば、「報告書Ａ」に対するテンプレートが
表示されている。

【００５６】かかるテンプレート画面１３で、いま、ア
ルバムを作成するために、「観光Ａ」のタグ１４ｃをク
リックしてアルバムのテンプレートを表示させる。な
お、アルバムに関しても、種々のテンプレートを選択で
きるようになっており、夫々のテンプレートの画面も情
報配信サーバ２から配信される。これを確認して「決
定」キー１５をクリックすると、テンプレートの選択結
果と携帯端末１に記憶されている各エリアの電子スタン
プとその日時情報とが通信ネットワーク５を介して情報
配信サーバ４に送られる。情報配信サーバ４では、携帯
端末１から送られるこれら情報に基づいて、選択された
テンプレートに電子スタンプとその日時情報とで決まる
エリア内情報を嵌め込んだアルバムが形成され、そのア
ルバム情報を通信ネットワーク５を介して携帯端末１に
配信する。これを受信した携帯端末１では、図８（ｂ）
に示すようなアルバムの画面１６が表示される。ここに
表示されるアルバムは、上記のように、情報配信サーバ
４で作成されたものである。

【００５７】図８（ｂ）に示す画面には、また、「ペー
ジ」，「削除」，「変更」，「完成」などといったタグ
１７ａ₁，１７ａ₂〜１７ｄが表示されており、「ペー
ジ」タグ１７ａ₁をクリックする毎に表示されるアルバ
ムのページが順方向にめくられ、「ページ」タグ１７ａ
₂をクリックする毎に表示されるアルバムのページが逆
方向にめくられる。また、アルバムには、図示しない
が、その所望の位置を指定する指定枠が設けられてお
り、その指定枠を所定の位置に設定して「削除」タグ１
７ｂをクリックすることにより、この所定の位置での情
報を削除することができ、また、同様にして、「変更」
タグ１７ｃをクリックすることにより、その指定枠で指
定される部分が拡大された画像が情報配信サーバ４で作
成されて図８（ｃ）に示すように表示され、その内容を
変更することができる。この場合、画像（図７で説明し
たエリア内情報）１８は他の変更候補が表示され、その
うちのいずれかを選択して変更することができ、また、
解説１９が付記されている場合には、その内容を形態端
末１の操作で変更したり、付加，削除することができ
る。そして、このような変更の処理をした後、「ＯＫ」
キーをクリックすると、図８（ｂ）に示すアルバムの画
面１６に戻る。

【００５８】情報配信サーバ４で作成されるアルバム
は、携帯端末１から供給される電子スタンプや日時情報
に該当するエリア内情報を用いて作成される。この場合
に用いられるエリア内情報としては、各観光ポイント，
各食事処，各土産屋，……の代表的な写真やその解説で
ある。このため、ユーザにとっては不要となる情報もあ
り（例えば、行ってもいない観光ポイントや食事処など
の情報）、このようなものは図８（ｂ）に示す画面で削
除することができる。また、同じ観光ポイントであって
も、色んな写真がある場合、図８（ｃ）で説明した変更
操作を行なうことにより、より気に入った写真をアルバ
ムに乗せるようにすることができる。このような削除や
変更と行った編集を行なうことにより（なお、追加も行
なうようにすることもできる）、より好ましいアルバム
を作成することができる。

【００５９】画面１６で表示されるアルバムを確認して
「完成」キー１７ｄをクリックすると、情報配信サーバ
４から提示されたアルバムに変更や削除などの編集がな
ければ、その旨を表わす情報が携帯端末１から通信ネッ
トワークを介して情報配信サーバ４に送られ、この結果
に基づいて情報配信サーバ４がアルバムを印刷作成す
る。また、情報配信サーバ４から提示されたアルバムに
変更や削除などの編集があれば、携帯端末１からはその
編集を指示する情報が情報配信サーバ４に送信され、情
報配信サーバ４はこの情報に基づいてアルバムを編集し
て印刷作成したり、デジタルデータとしてユーザＵに送
ったりすることができる。このようにして作成されたア
ルバムはユーザＵに配送され、また、情報配信サーバ４
はこのユーザＵにアルバム代や配送料などの料金などを
請求する。

【００６０】また、報告書などについても同様であり、
報告書が情報配信サーバ４で作成されることになる。

【００６１】上記実施形態の一利用形態を、旅行の場合
を例にして、図９及び図１０により説明する。

【００６２】図９において、旅行会社・情報配信元２１
は情報配信サーバ４の所有者であって、図１で示したよ
うな各エリア毎に、その現地情報提供元に情報の提供を
呼び掛けることにより（ステップ）、現地配信情報の
収集を行なっている（ステップ）。

【００６３】ここで、現地配信情報３０は、図１０に示
すように、各場所（エリア）Ａ，Ｂ，Ｃ，……での観光
ポイント，食事処，土産屋，……といったジャンルのも
のであり、各ジャンルとも、その解説や画像の提供を受
け、また、配信の制限（例えば、期日の制限や順番によ
る制限など）があれば、その制限情報の提供を受ける。
現地から提供を受けたかかる現地配信情報３０は、情報
配信サーバ４に格納保存される。

【００６４】図９において、いま、ユーザＵから旅行会
社２１に旅行の申込みがあり（ステップ）、これに基
づいて、ユーザＵと旅行会社２１との間でプランの検討
があり、旅行者プランが作成される（ステップ）。か
かる旅行者プラン４０としては、図１０に示すように、
１日目，２日目，３日目，……の目的地や宿泊場所，交
通経路などが決められる。かかる旅行者プラン４０は、
情報配信サーバ４にも格納される。

【００６５】図９において、このようにして旅行者プラ
ンが作成されると、この旅行者プランとともに、携帯端
末１がこのユーザＵに貸し出される（ステップ）。ユ
ーザＵが旅行するときには、この貸し出された携帯端末
１を携帯することにより、先に説明したように、電子ス
タンプやその日時情報を取得することができ、これらに
基づくエリア内情報のサービスが提供されることにな
る。ステップ以降は図２〜図４で説明した手順と同様
であるので、その説明を省略する。なお、図１０での旅
行者行動履歴（スタンプの記録）５０は、先に説明した
ように、旅行中に携帯端末１に記録される電子スタンプ
やその日時情報であり、旅行者プラン３０に従って旅行
したときに得られるの電子スタンプやその日時情報を摸
式的に示している。

【００６６】なお、図１０においては、携帯端末１から
の要求により、情報配信サーバ４からはエリア内情報が
通信ネットワーク５を介し、さらに、無線通信で携帯端
末１に送られるが、このとき、下り信号（サーバ４から
携帯端末１への方向)に対しては伝送速度を高速とし、
上り信号（携帯端末１からサーバ４への方向）に対して
は伝送速度を低速とする制御を行なうＨＤＲ(High Date
Rate)通信システム２２を用いており、情報量が多い情
報配信サーバ４からのエリア内情報に対しては、高速で
携帯端末１に送信するようにしている。これにより、ユ
ーザＵは情報配信サーバ４からエリア内情報を迅速に入
手できる。

【００６７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による情報
配信サービスシステムによれば、エリアに移動すると、
自動的にこのエリアの電子スタンプや日時情報を取得す
ることができるから、取得したこれら電子スタンプや日
時情報を用いることにより、このエリアに居なければ得
られないエリア内情報を、どこに居ても確実に入手する
ことができるし、かかるエリア内情報を入手するための
電子スタンプや日時情報の取得に一切手間がかからな
い。

【００６８】また、本発明による配信サーバによると、
携帯端末から送られてくる電子スタンプにより、携帯端
末側で要求する情報の種類を明確に判別することがで
き、間違いなく要求する情報を携帯端末側に提供するこ
とができるし、また、携帯端末側からのアルバム作成要
求に応じて、エリア内情報を用いてアルバムを作成する
ものであるから、携帯端末側のアルバム作成の負担を軽
減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による情報配信サービスシステムの一実
施形態を示す正面図である。

【図２】図１に示した実施形態の動作形態の一具体例を
示すフローチャートである。

【図３】図１に示した実施形態の動作形態の他の具体例
を示すフローチャートである。

【図４】図１に示した実施形態の動作形態のさらに他の
具体例を示すフローチャートである。

【図５】図１における情報配信サーバの動作の一具体例
を示すフローチャートである。

【図６】図１における携帯端末で電子スタンプとその日
時情報とを受信したときに表示される画面の一具体例を
示す図である。

【図７】図１における情報配信サーバから配信されるメ
ニュー画面及びサブ情報画面の一具体例を示す図であ
る。

【図８】図１に示す実施携帯でのアムバムの作成工程の
一具体例を示す図である。

【図９】図１に示した実施形態の利用形態の一具体例を
示すフローチャートである。

【図１０】図９に示す具体例での現地配信情報や旅行者
プラン，旅行者行動履歴の一具体例を説明するための図
である。

【符号の説明】

Ｕ ユーザ １ 携帯端末 ２ 管理センタ ３ａ〜３ｃ 基地局 ４ 情報配信サーバ ５ 通信ネットワーク ６ メニュー画面 ６ａ 地図 ６ｂ 電子スタンプ ７ サブ情報の画面 ７ａ 画像 ７ｂ 地名 ８〜１０，１１ａ〜１１ｃ タグ １２ 「詳細」キー １３ テンプレートの画面 １４ａ〜１４ｃ タグ １５ 「決定」キー １６ アルバムの画面 １７ａ₁，１７ａ₂，１７ｂ〜１７ｄ タグ １８ 変更候補 １９ 解説 ２０ 「ＯＫ」キー ３０ 現地配信情報 ４０ 旅行者プラン ５０ 旅行者行動履歴

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/20 Ｈ０４Ｑ 7/04 Ｚ (72)発明者 吉田 和史 東京都港区浜松町二丁目４番１号 日立ネ ットビジネス株式会社内 Ｆターム(参考） 5B075 KK07 KK34 KK40 ND20 PP10 PP30 PQ02 UU14 5B085 BA07 BG07 CA04 CA07 5K067 BB21 DD19 DD30 EE02 EE10 FF02 FF03 FF05 GG01 HH23 JJ51

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 区分された各エリア毎に、該エリアに割
   り当てられた電子スタンプを送信する基地局が設けら
   れ、 携帯端末がエリア内に移動したとき、該エリアの該基地
   局から該携帯端末宛てに該エリアに割り当てられた電子
   スタンプが送信され、該携帯端末は送信された該電子ス
   タンプを受信して保持し、 該携帯端末は、保持した電子スタンプをもとに、該電子
   スタンプを送信した該エリア内での情報の配信サービス
   を受けることができるようにしたことを特徴とする情報
   配信サービスシステム。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記基地局は、前記電子スタンプとともに、その送信時
   の日時情報も送信し、前記携帯端末は、前記電子スタン
   プとともに、該日時情報も受信して保持し、 該携帯端末が同じエリアに複数日続けて存在しても、該
   日時情報を基に日にちが異なることを確認すると、該基
   地局は、該携帯端末宛てに同じ電子スタンプと現在の日
   時情報とを送信することを特徴とする情報配信サービス
   システム。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、 前記携帯端末は一定時間毎に位置情報を送信し、 該位置情報を受信した前記基地局を判定することによ
   り、前記携帯端末の位置を確認するとともに、前記携帯
   端末が新たな前記エリアに移動したことを確認すると、
   該新たなエリアでの前記基地局に前記携帯端末宛の前記
   電子スタンプの送信を指示する管理センタを有すること
   を特徴とする情報配信サービスシステム。
4. 【請求項４】 区分された各エリア毎に、該エリアに割
   り当てられた電子スタンプを送信する基地局が設けら
   れ、携帯端末がエリア内に移動したとき、該エリアの該
   基地局から該携帯端末宛てに該エリアに割り当てられた
   電子スタンプが送信され、該携帯端末は送信された該電
   子スタンプを受信して保持するようにした情報配信サー
   ビスシステムに用いられる情報配信サーバであって、 該エリア毎のエリア内情報が格納されており、 該携帯端末から該電子スタンプが送られてくると、該電
   子スタンプに該当する該エリア内情報を該携帯端末に送
   信し、情報の配信サービスを行なうことを特徴とする情
   報配信サーバ。
5. 【請求項５】 請求項４において、 前記エリア内情報は、概略的な内容のサブ情報と詳細な
   内容の詳細情報とからなり、 前記携帯端末から前記電子スタンプが送られてくると、
   前記電子スタンプに該当する前記エリア内情報の該サブ
   情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末のさらなる
   要求により、該サブ情報に該当する該詳細情報を前記携
   帯端末に送信することを特徴とする情報配信サーバ。
6. 【請求項６】 請求項４または５において、 前記携帯端末から前記電子スタンプとアルバム作成要求
   が送られてくると、前記電子スタンプに該当する前記エ
   リア内情報からアルバムを作成し、前記携帯端末に送信
   することを特徴とする情報配信サーバ。