JP2009105882A - 通信端末装置と通信システムおよび情報利用方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて情報記憶手段102に記憶しておき、GPS手段等の位置情報取得手段101によって位置情報を取得して、その位置情報が示す位置が情報記憶手段102に記憶されているいずれかの領域内にあるか否かを情報検索手段103によって検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出し、その読み出した情報を情報出力手段104によって表示などの出力をする。
【選択図】 図1
Description
これらについては、例えば特許文献1に記載されている。
また、携帯電話機に内蔵される記憶装置の記憶容量にも限界があるため、携帯電話機では一般に、表示する地図データをネットワークを介してサーバ装置からダウンロードする。しかし、その地図データは大容量であるため、地図を表示するまでに時間がかかったり、通信料金が多くかかったりするという問題があった。
それは、携帯電話機等の通信端末装置に、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した位置情報に対応する地図情報が地図情報記憶手段に記憶されている地図情報に含まれるか否かを判断する地図情報検査手段とを備え、記取得した位置情報に対応する地図情報が地図情報記憶手段に記憶されている地図情報に含まれていない場合にのみ、ネットワーク側のセンタ局やサーバ装置から地図情報をダウンロードして取得するようにした。
それによって、地図情報を取得するための時間を短縮し、通信費用を低減することができる。
また、最近では目的地を設定し、通信端末装置の現在位置から目的地までの行き方を案内する、いわゆるナビゲーション機能も搭載されつつあるが、その機能も限定的であり、その使い勝手もあまりよくないのが現状である。
この発明は、上述のような現状に鑑み、「位置情報」に着目して、その「位置情報」を利用した利便性の高い通信端末装置および通信システムと情報利用方法を提案するものである。
この発明による図1に示す通信端末装置100は、位置情報を取得するGPS手段等の位置情報取得手段101と、それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶する情報記憶手段102と、位置情報取得手段101によって取得した位置情報が示す位置が、情報記憶手段102に記憶されているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出す情報検索手段103と、その情報検索手段103によって読み出された情報を出力する情報出力手段104とを備えたものである。
情報出力手段104が情報を出力するのは、情報を表示装置によって表示することに限らず、用紙に印刷すること、音声で出力すること、外部へ送信すること、あるいは外部記憶装置に記憶させることなども含む。
このような通信端末装置100においてさらに、位置情報取得手段101によって取得した位置情報に基づいて、この通信端末装置100を使用しているユーザがどのような状態なのかを示す状態情報(ステータス情報)を生成する状態情報生成手段と、その状態情報生成手段が生成した状態情報を、他の通信端末装置が取得できるようにする状態情報取得許可手段とを設けるようにしてもよい。
上記状態情報取得許可手段は、上記状態情報の取得を許可する他の通信端末装置の端末識別情報をあらかじめ記憶しておき、他の通信端末装置から状態情報を取得する命令情報(コマンド)と端末識別情報を受信したとき、その受信した端末識別情報があらかじめ記憶している端末識別情報と一致した場合にのみ、該他の通信端末装置へ上記状態情報を送信するようにするとよい。
また、位置情報取得手段101が取得した位置情報を、通信ネットワークを介して接続された第1の外部装置に送信して記憶させる手段と、その第1の外部装置に記憶している位置情報が所定の条件を満たした場合に、上記通信ネットワークを介して接続された第2の外部装置からその旨の情報を受信する手段とを備えることもできる。
あるいは、当該通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されたあらかじめ登録された他の通信端末装置との位置関係が所定の条件になった場合に、その旨の情報を得る手段を有するようにしてもよい。
その通信端末装置は、位置情報を取得するGPS手段等の位置情報取得手段101と、その位置情報取得手段によって取得した位置情報を、通信ネットワーク200を介して外部装置300へ送信する位置情報送信手段107と、外部装置300から送信される上記位置情報が示す位置が存在する領域に関する情報を、通信ネットワーク200を介して受信する情報受信手段108と、その情報受信手段108が受信した情報を出力する情報出力手段109とを備えている。
この情報出力手段109が情報を出力するのも、情報を表示装置によって表示することに限らず、用紙に印刷すること、音声で出力すること、外部へ送信すること、あるいは外部記憶装置に記憶させることなども含む。
その通信システムにおいて、通信端末装置100′が、位置情報取得手段101によって所定の時間間隔をおいて取得される複数の位置情報によって、該通信端末装置100′の移動方向と移動速度を算出し、その移動方向と移動速度に基づいて必要となる領域の地図データを予測して、その地図データを外部装置300から前以てダウンロードする手段を有するとよい。
上記設定する領域が地図データの領域であり、その領域に関する情報には該領域の地図データを含むことが望ましい。
その場合、予めユーザの異なる状態に対応する所定の位置情報を複数登録しておき、位置情報取得手段によって取得した位置情報がその登録している所定の位置情報のどれに該当するか、あるいはいずれにも該当しないかを判別して上記状態情報を生成することができる。
これらの情報利用方法において、位置情報取得手段が取得した位置情報があらかじめ設定しておいた領域に入ったり、あるいは該領域から出た場合に、位置情報取得手段による位置情報取得条件を変更することができる。
あるいは、当該通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されたあらかじめ登録された他の通信端末装置との位置関係が所定の条件になった場合に、その旨の情報を得るようにしてもよい。
通信端末装置100′では、位置情報取得手段101によって取得した位置情報を通信ネットワーク200を介して外部装置300へ送信し、外部装置300から送信される上記位置情報が示す位置が存在する領域に関する情報を通信ネットワーク200を介して受信して出力する。
そして、通信端末装置100′では、位置情報取得手段101によって所定の時間間隔をおいて取得される複数の位置情報によって、該通信端末装置100′の移動方向と移動速度を算出し、その移動方向と移動速度に基づいて必要となる領域の地図データを予測して、その地図データを外部装置300から前以てダウンロードしておくようにするとよい。
〔第1実施例:テレビ受信機付き携帯電話装置〕
図3は、この発明による通信端末装置の第1実施例を示すテレビ受信機付き携帯電話装置のブロック図である。
図3において、後述する無線通信手段18における通信速度が十分に広帯域(ブロードバンド)であれば、実行プログラムやその他のデータはサーバ装置側あるいは外部記憶装置側に記憶しておき、プログラムの実行もサーバ装置側で実行してもよい。その場合、データも外部記憶装置あるいはサーバ装置の記憶部に記憶しているデータを使用し、そのプログラムの実行結果をこの携帯電話装置1に送信するようにしてもよい。
この携帯電話装置1は、この操作入力・表示部14における操作入力部の電源キー等の操作により電源投入(パワーオン)されると、待ち受け画面が表示部に表示される。その状態が携帯電話装置1の待ち受け状態(待機状態、スタンバイ状態)であり、その状態から操作入力部による操作によって、所定の状態に移行する。
これらの各部は、内部バス19によって互いに接続されている。
画像処理回路21は、撮影手段20のCCDが出力するアナログ電気信号を受信し、それをA/D変換することによりデジタル画像信号を得る。さらに、そのデジタル画像信号に対して密度変換、フィルタリング、最適化処理、拡大縮小、圧縮伸張等の画像処理を行う。その画像処理された画像データは画像処理回路21内のメモリに記憶される。
画像表示手段22は、画像処理回路21によって画像処理された画像データを液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT等からなる画像表示装置に表示するものである。
メモリカードI/F手段27は、ICカード、メモリカード、メモリユニット等、記憶媒体を搭載した装置と接続して、データの送受信を行うものである。
無線I/F手段29は、無線を使用してデータの送受信を行うものであり、無線USB、ブルートゥース、赤外線通信、無線LAN通信などがある。この無線I/F手段29あるいは前述した外部I/F手段26を使用して、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等が記憶している地図データ、音楽データ(楽曲データ)、その他の大容量のデータを転送受信して、記憶手段であるFROM13等に記憶させることができる。
なお、言うまでもないが、これらの構成はすべて備えている必要はなく、最低限この発明の実施に必要な構成を備えていればよい。
図5は、この発明による通信端末装置の第2実施例であるオールIP(インターネットプロトコル)化された携帯電話装置を示すブロック図である。この図3において、前述した図1と同様な部分には同じ符号を付してあり、それらの説明は省略する。
従来は、基地局用無線I/F手段には専用のプロトコルが使用されていたが、基地局側から携帯電話装置との間にインターネット網やIP網を使用するケースが増えている。さらに、LAN用のプロトコルはもともとIPが使用されていることから、基地局用無線I/F手段もIP化することができると、部品の共通利用によりコストダウンが見込める。
IP手段33は、音声に使用するVoIP手段と、データ通信に使用するデータ用IP手段の2種類がある。
また、このIP手段33は呼制御を行うための制御用IPパケットを組立て、順次基地局用無線I/F手段31あるいはLAN用無線I/F手段32に送り出す。さらに、基地局用無線I/F手段31あるいはLAN用無線I/F手段32から入力される受信した制御用IPパケットを、解析するために分解する。このような制御用IPパケットの送出、受信は、IP手段33とは独立した別の手段で構成してもよい。IP手段33の動作制御はCPUで行ってもよいし、専用のLSIを使用してもよい。
ここで、携帯電話(携帯電話装置/移動機)のシステム全体の構成とその機能の変化等について説明する。携帯電話とは、無線通信を利用した持ち歩ける電話機のことである。基地局と呼ばれる有線ネットワークとの中継点と電話機が無線で通信し、さまざまな通信サービスを移動しながら受けられる。
携帯電話は基地局との間の通信方式によって世代が分けられており、現在までに市販された携帯電話は大きく分けると3世代になる。
第2世代の携帯電話(2G)では通信のデジタル化やTDMA方式の採用が行われ、PDCや、ヨーロッパ各国で広く使われているGSMなどがある。また、第2世代のサービスを一歩進めた「第2.5世代(2.5G)」と呼ばれるサービスとして、CDMA方式を採用したcdmaOneサービスを開始した。また、ヨーロッパ各国の携帯電話キャリアが、GSM方式のネットワークで115kbps程度の高速通信を可能にするGPRSのサービスを開始し、通話よりもデータ通信を重視したサービスの展開が始まった。
1Gや2Gの前半期に行われていたサービスは、電話をかける/受けるといった純粋な通話サービスだけだった。しかし、2Gの後半や2.5Gになって、まず携帯電話加入者同士でのショートメッセージサービス(SMS)が始まった。
そして、携帯電話からインターネットに接続して、Webサイトを見たり電子メールを送受信するといった、携帯電話のインターネット端末化が急激に進んだ。現在の携帯電話はこのインターネット端末化がさらに進んだ製品になっており、インターネットからの音楽や動画配信サービスに対応し、一部の3Gサービスではテレビ電話が可能になるなど、携帯電話の機能は増え続けている。
基地局は、携帯電話と直接交信する携帯電話網の末端にあたる装置であり、電柱やビルの屋上、電話ボックス、地下鉄ホームの天井などに設置されている。
1つの基地局で通話できる人数は限られるため、繁華街などの人の多い場所では、2個以上の基地局設備が同じ場所に置かれていることもある。
携帯電話が基地局と電波で交信できる範囲がいわゆる「通話エリア」で、この範囲内でしか通話することができない。
公衆移動通信では、一般に広いサービスエリアをカバーすると同時に、多数の加入者を収容する必要がある。限られた周波数の中でこれを実現するためには、サービスエリアを多数のゾーン(領域、セル)に分割し、分割したゾーン内にそれぞれの基地局を設置し、同じ周波数を地理的に離れたゾーンで再利用することにより、周波数の有効利用を図る方法が一般に採用される。
呼損を少なくし、無線周波数をより有効に使用するためには、移動機により使用できる周波数を限定せずに、なるべく多くのチャネルを使用可能とすることが望ましい。
各移動機に複数の無線周波数を共通に所有させ、発着時には空いたチャネルを適時割り当てて使用する方法をマルチチャネルアクセス方式と呼ぶ。現在では、PLL(Phse Locked Loop)を用いた周波数シンセサイザの発達により、数千チャネル単位の切替が可能な移動機を低コストで実現することが可能である。
多重アクセス方式としては、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)がある。
1つの移動機を呼び出すために、全国の基地局から呼出を行うのは非効率的であるので、移動機の位置をあるエリア単位(位置登録エリア)でネットワーク側に登録して、移動機に対する着信はそのエリア内だけを呼び出す方法が用いられる。このため、移動機が位置登録エリアを越えて移動した場合には、移動機からネットワーク側に位置登録を行う必要がある。これは以下の手順で行われる。
2)移動機は共通制御チャネルで基地局を介して移動通信交換局に位置登録要求する。
3)移動通信交換局はネットワーク側のホームメモリ局(位置登録サーバ)にある、当該移動機の位置登録を更新する。
4)移動通信交換局は基地局を介して移動機に位置登録を受け付けた旨を通知する。
移動機は通常、共通制御チャネルを受信しており、自移動機に対する呼出信号を待ち受けている。一般電話から移動機への着信時の接続制御は次のように行われる。
1)発信した一般電話から一般電話網を介して移動通信網内の最寄りの移動通信交換局Aまで回線が接続される。
2)移動通信交換局Aは、ホームメモリ局に問い合わせ、当該移動機の位置登録エリアを知る。
3)移動通信交換局Aは、当該移動機にエリアの移動通信交換局Bまで回線を接続し、当該エリア内のすべての基地局から移動機を呼び出す。
5)ネットワーク側では、未使用の通信チャネルから当該呼のための通信チャネルを選択し、基地局側からの送信を開始すると共に移動機に通知する。
6)移動機が、通知されたチャネルに切り換えて通信チャネルを確立することにより、無線回線接続制御は完了する。
移動機から一般電話への発信は以下の手順で行われる。
1)移動機は基地局を介して移動通信交換局に発信要求する。
2)ネットワーク側では、未使用の通信チャネルから当該呼のための通信チャネルを選択し、基地局側からの送信を開始するとともに移動機に通知する。
3)移動機は、通知されたチャネルに切り換えて通信チャネルを確立する。
4)移動通信交換局は、相手側一般電話の最寄りの固定電話網との接続点まで移動通信網内の回線を伸ばし、固定網に乗り入れて固定網で相手の一般電話まで接続する。
移動機が通信中にゾーンを越えて移動した場合には、通信を接続するために通信を行う基地局を移行先ゾーンの基地局に切り換える必要がある。この切替制御を通信中チャネル切替、またはハンドオフと呼ぶ。
移動機のゾーン移行の検出方法にはいくつかの方法があり、TDMAを採用したデジタル方式では、移動機側でTDMAの空きスロットを利用して、周辺ゾーンからの信号の受信レベルを測定比較する方法が採用されている。
移動機でゾーン移行を検出後、以下の手順でハンドオフを行う。
2)ネットワーク側では、切替先ゾーンに空きチャネルがあることを確認し、その中から割り当てるチャネルを選択する。
3)切替先のゾーンの基地局では、当該チャネルの送信を開始するとともに、通信中の基地局を介して、移動機に当該チャネルに切り替えるように通知する。
4)移動機は当該チャネルに切り替えて、切替先ゾーンの基地局との間で通信チャネルを確立する。
端末の正当性を検証するために、認証機能に秘匿性を高めた暗号技術を用いている。ネットワークと端末には非公開の暗号化鍵を登録しており、ネットワークは乱数を端末に対して送信している。端末は乱数と暗号化鍵を用いて演算を行い、演算結果をネットワークへ返送する。ネットワークは、自身で演算を行った結果と返送された結果を照合することにより、当該端末の正当性を確認する。無線区間上は乱数と演算結果のみが送受され安全性を確保している。認証は端末からの発信時、着信時、位置登録要求時、ハンドオーバ要求時に行われる。
無線LANは、無線通信でデータの送受信をするLANのことである。特に、IEEE802.11諸規格に準拠した機器で構成されるネットワークのことを指す場合が多い。
レイアウト変更が多いオフィスでは、LANケーブルの引き直しの度に多くの時間と費用が費やされるが、無線LANではこのような問題は生じない。
100Mbpsの100BASE−TX規格が浸透している有線LANに比べて、伝送速度が11Mbps程度(IEEE802.11bの場合)とさほど速くない。
インターネットは、通信プロトコルTCP/IPを用いて全世界のネットワークを相互に接続した巨大なコンピュータネットワークである。
インターネットは全体を統括するコンピュータの存在しない分散型のネットワークであり、全世界に無数に散らばったサーバコンピュータが相互に接続され、少しずつサービスを提供することで成り立っている。
WWW(World Wide Web)は、インターネットやイントラネットで標準的に用いられるドキュメントシステムである。HTMLという言語で文書の論理構造や見栄えを記述し、文書の中に画像や音声など文字以外のデータや、他の文書の位置(ハイパーリンク)を埋め込むことができる。インターネット標準のドキュメントシステムとして1990年代中頃から爆発的に普及し、現在では世界規模での巨大なWWW網が築かれている。インターネットで最も多く利用されるアプリケーションである。
文書内に埋め込まれた、他の文書や画像などの位置情報をハイパーリンクという。ハイパーリンクを用いて複数の文書、および関連する画像などのオブジェクトを関連付けたシステムをハイパーテキストという。WWWはハイパーテキストの代表例で、Webブラウザで文書を表示し、リンクのある場所をマウスでクリックすると、関連づけられたリンク先にジャンプするようになっている。
ハイパーテキストは、上述のようにコンピュータを利用した文書システムの一つであって、文書の任意の場所に他の文書の位置情報(ハイパーリンク)を埋めこみ、複数の文書を相互に連結できる仕組みのことである。
専用の閲覧ソフトウェアを使って文書を表示すると、リンクをたどって次々と文書を表示することができる。リンク機能を使って静止画や動画、音声、音楽など、様々な情報を一つの文書の中に埋めこむことができるシステムもある。
インターネットを通じて構築されている世界規模の巨大な文書システムであるWWWもハイパーテキストの一つである。
図7及び図8に携帯電話で使用する通信プロトコルの一実施例を示す。
まず、発信接続と切断シーケンスについて図7によって説明する。発信側の端末はオフフックおよびダイアルの後に、基地局へ呼設定信号(SETUP)と発信無線状態報告信号を送信し、基地局側から呼設定受付信号(CALL PROC)を受信する。基地局は認証手順を行った後、無線チャネル指定信号を送信する。発信側の端末は指定されたチャネルを捕捉し、無線回線の設定を行う。
通信が終了すると、発信側の通信端末装置から切断信号(DISC)が基地局へ送信される。基地局は解放信号(REL)を発信側の通信端末装置へ送信し、ここで課金が終了する。発信側の通信端末装置は基地局へ解放完了信号(REL COMP)を送信し、基地局から無線チャネル切断信号を受信する。最後に発信側の通信端末装置は通信に使用した無線チャネルを開放し、無線回線の切断を行う。
さらに、通信装置または相手装置の端末識別情報やサービス識別情報を、それぞれについて複数持ち(通信装置の記憶手段に記憶する)、それらを選択して使用することにより、特定のサービスを特定の端末識別情報で使用することや、選択した端末識別情報に課金するなどの多彩なサービスを享受することができる。
図6にGPS機能付き携帯電話装置のブロック図を示す。この図6において、前述した図3と同様な部分には同じ符号を付してあり、それらの説明は省略する。
このGPS機能付き携帯電話装置3は、位置情報を検出するためのGPS手段30を備えている。前述した第1、第2実施例の携帯電話装置1,2にもGPS手段30が設けられているが、この第3実施例の携帯電話装置3では、その他の機能部を省略している。この発明の実施例としては、位置情報を得るGPS手段30があればよい。
なお、図1に示した携帯電話装置1におけるTV受信手段23や各種I/F手段26,27,29、ICタグ手段28等は設けていないが、必要に応じてそれらのいずれかの手段、あるいは複数の手段を設けてもよい。
GPS衛星は非常に精度の高いルビジウムまたはセシウムの原子時計を搭載していて、これを基に発する信号がGPS受信機に到達する時間を使用してGPS受信機の位置を求めるものである。
このようなGPSを使用した一般的な位置確認システムについて説明する。
一般的には4つのGPS衛星を使用してGPS受信機の位置を求めるのが普通であるが、GPS受信機にも高精度の時計を搭載し、これを併せて使用すれば3つのGPS衛星で位置の測位が可能である。また、基地局からの電波を併用して利用してもよい。
GPS受信機は、各GPS衛星から受信した信号の到達時間に基づいて位置情報を算出(計算)する。そして、その位置情報を基地局を介してセンタ局へ送信する。センタ局側では、その位置情報に基づいてエリア情報(住所データ、地名、地域名、周辺情報、地図データ、地図データが格納されている場所情報、地図データが格納されている場所を示すURL等)をデータベースから検索する。
この場合には、毎回地図データをセンタ局からダウンロードしなくても済むので、通信料を低減することができる。また、受信機側がどの機能まで持つのかという機能分担については、適宜変更可能であることはいうまでもない。
具体的には、次のような情報がある。
2. 緯度経度情報の算出の基になる情報
3. 緯度経度情報を含んだ情報
4. 緯度経度情報に基づく情報
5. 緯度経度情報を含んだURL(あるいはURI)形式等のように情報の記憶場所を表す形式で表現した情報
6. 住所、郵便番号、電話番号で表現した情報
7. 地図情報(あるいは地図データ)上の座標で表現した情報(座標情報)
8. 位置情報が表す位置を含んだ領域の情報(領域情報、エリア情報)
9. 通信できる基地局(通話エリアを担当している1以上の基地局)に対応している情報、あるいはそれぞれの基地局を識別するための識別情報、基地局の位置情報
また、GPS衛星が捕捉できない屋内などでも位置確認できるように、基地局をGPS衛星に見立てて位置測定を行うこともできる。
1. 操作入力から直接位置情報を入力する。
2. 表示手段に表示された位置情報を操作入力手段によって選択する。
3. LANI/F、無線I/F、赤外線I/F、ブルートゥース、その他のI/F等を使用して他の装置あるいはネットワーク側から受信して取得する。
前述した位置を取得あるいは受信するための構成を、位置情報取得手段あるいは位置情報受信手段と呼ぶ。
ここで、地図情報について説明する。
1.地図情報の構造
装置の表示部に表示される地図は、デジタル化された地図情報に基づいて表示される。地図情報は、実際の地図データ(地図データそのものを地図情報と称する場合もある)と、地図に関連するデータであるメタデータあるいはメタ情報とから成る。メタ情報とは、地図関連情報であって、例えば、その地図データのファイル名、作成日時等のファイルに関する情報や、地図の内容に関連する情報、例えば位置情報、住所情報、電話番号情報、名称情報、カテゴリー(共通の機能を持つものの上位概念あるいは総称)、キーワード、施設の詳細情報、地域情報、スポット情報、その他の情報等であって、テキスト形式で記憶されている。
また地図情報は、例えば日本全国地図としては1つのファイルで構成することができるが、地図情報の表示や、地図情報の送受信を考慮すると、ある領域ごとに分割したファイルとして扱うようにした方が利用しやすい。
このように、地図データをファイル化あるいはレイヤ構造にしているので、地図データの編集や更新が容易にできる。
前述した各実施形態のGPS手段30を備えた携帯電話装置1〜3のように、GPS受信機を備えた通信端末装置を、以下単に「通信端末装置」と称すが、他装置と区別する必要があるときは「自装置」と称する場合もある。
この発明の実施例としての通信端末装置の機能構成を図10に示す。この通信端末装置5は、図1に示した通信端末装置100をより具体的にしたもので、出力する情報を主に地図データとしている。
GPS手段30は、前述したようにGPS衛星から受信した信号に基づいて位置情報を算出して取得する位置情報取得手段である。
この記憶装置52としては、通信端末装置5に内蔵されている半導体メモリ(RAM)、ハードディスク、CD、DVD等があり、通信端末装置5の外部にICカードメモリ、ハードディスク、CD、DVD等を記憶媒体とする記憶装置を装着あるいは接続して使用することもできる。
このとき、通常は地図データが記憶されている記憶装置としてデフォルト設定されている記憶装置を最初に検索し、そこに該当する地図データが存在しなければ、自装置である通信端末装置に接続されている他の記憶装置を検索する。つまり、優先順位に基づいて検索する。
ダウンロードした地図データは、出力して利用した後は消去してもよいし、通信端末装置内の記憶装置52に記憶することにより次回に再利用することもできる。また、地図データが通信端末装置内に記憶されている場合でも、その地図データが古い場合には、センタ局のデータベースから新しい地図データをダウンロードしてもよい。この点については、後で詳述する。
次に、位置情報が示す位置を含んだ地図データが、通信端末装置5内の半導体メモリ、ICカード、ハードディスク等の記憶装置52に記憶されているかどうかを検索するための、地図データ検索手段51による検索の具体例について説明する。
ここで、位置情報が緯度情報と経度情報から構成される場合について説明する。今、GPS手段30によって取得した位置情報を、緯度5、経度5(新宿一丁目内)とする。これは、説明を簡単にするために実際の位置情報とは異なっている。
図12において、例えば(0,1000)は緯度情報が0で、経度情報が1000という位置情報の意味である。図中の各領域は複数の位置情報で表すことができる。例えば領域を長方形とした場合、その領域を4つの頂点の位置情報で表すことができる。また、領域が正方形の場合は2つの頂点の位置情報で表すことができる。さらに、正方形であって1辺の距離情報があらかじめ定まっている場合には、1つの頂点の位置情報でその領域を表すことができる。
今、取得した位置情報が緯度5、経度5で、レベル1の広さで地図データを表示することを考えると、まず、全体ファイル名:日本20050620の管理テーブルについて、レベル1の地図データである東京都、神奈川県、北海道等の47都道府県の地図データ中に、緯度5、経度5に該当するものがあるかどうか検索する。緯度5、経度5は東京都内の位置情報に該当するので、東京都の地図データが存在すれば、その地図データのファイル名(東京都20050620)を出力する。
また,地図データがベクタデータである場合には、地図データそのものを拡大、縮小することによって対応することができる。番号欄の番号はファイル間のリンク情報を表している。管理テーブルの日付やファイル名についている日付は、地図データの最終更新日時を表すタイムスタンプ情報である。新旧欄はその地図データが最新かあるいは古いかを示す情報である。メモリ領域欄の情報は、そのファイル名に対応する地図データが格納されている場所(メモリ番地等)を示すものである。また、地図データが格納されている媒体名(内蔵メモリ、内蔵HD、内蔵CD、外部メモリなど)を記憶してもよい。
この時、位置情報をセンタ局へ送信する前に、「ネットワークから地図データをダウンロードしていいかどうか」を使用者に報知するために、その旨の情報を表示装置55に表示して、その後、肯定入力があった場合にのみ、ネットワークから地図データをダウンロードする動作を続けるようにしてもよい。
次に、地図データの更新について説明する、地図データ検索手段51の検索によって、該当する領域情報が情報管理テーブル52a内にあっても、その領域情報に対応する地図データが所要の条件を満たしていない古いデータであった場合は、地図データ検索手段51はその旨を示す信号を出力する。それ以降は、上述した地図データが記憶されていない場合と同様な動作を行う。ダウンロードした新しい地図データを記憶装置52に記憶する場合には、古い地図データを消去する。また情報管理テーブル52aも新旧情報や変更された情報が更新される。
第1の方法としては、地図データのファイル毎に付加されている最終更新日時情報(図11に示した情報管理テーブルでは日付)や、ファイルが更新された最新の日時を示すタイムスタンプ情報に基づいて判断する方法である。具体的には、その地図データを使用する日時情報とタイムスタンプ情報とを比較して、所定以上の時間差があれば古いデータと判断する。
あるいは、地図データを更新するための更新ボタンを装置に用意して、そのボタンを操作すると、更新する地域(領域)を表す位置情報と領域情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置は、その領域に該当する地図データを端末装置に送信するようにしてもよい。その際サーバ装置は、その領域に該当する地図データのうち、変更されている部分の地図データのみを送信するようにしてもよい。
例えば、東京都の地図データしか通信端末装置5の記憶装置52に記憶されていない場合であって、その通信端末装置5を神奈川県で使用して通信端末装置5の位置の地図データを表示するときは、その記憶装置52には神奈川県の地図データは記憶されていなので、ネットワークから地図データをダウンロードすることが必要である。
また、位置確認用の地図データとして通信端末装置5内の記憶装置52に記憶されているデータのみを使用するメモリモードか、あるいはセンタ局の地図データのみを使用するダウンロードモードか、あるいは前述したようにその両方を併用するハイブリッドモードかを、通信端末装置5の図示していないモード設定手段によってモードを設定できるようにしてもよい。
GPS手段30が新たな位置情報を取得するとこの処理を開始し、まずステップS1でGPS手段30から新たな位置情報を取得する。そして、ステップS2で記憶装置の情報管理テーブルを検索して、そこにその取得した位置情報を含む領域情報のファイルがあるか否かをチェックする。その結果、あった場合はステップS3へ、なかった場合はステップS9へそれぞれ進む。
その結果、所定値以上でなければ当該ファイルの地図データは新しいので、ステップS7に進んで記憶装置から当該ファイルの地図データを読み出し、ステップS8でその地図データをビデオメモリに展開し、表示装置に表示させて処理を終了する。
前述した技術は、要するに更新(データがなくて新たに記憶する場合も含む)が必要な地図データのみをダウンロードするものである。したがって、その更新を最小限にしてダウンロードするデータ量を減らすために、地図を表示するために必要な地図データのうち、更新が必要な地図データのみをダウンロードすればよい。
地図データの更新としては、道路データの更新の他に、建物データやメタデータの更新がある。道路データの更新の場合、変更になった道路が他の道路(変更になっていない道路)につながるところまでの領域の地図データを更新する。建物データについては、地図領域の境目に位置している場合には、その両方の領域の建物データを更新する。
このように、地図データをファイル単あるいはレイヤ単位の構成にすることにより、編集や更新を容易に行うことができる。そして、更新時においては必要最小限の更新にとどめることができる。
地図データは自装置の記憶部に記憶しておき、メタデータはメタデータを記憶しているサーバ装置から受信する実施例について説明する。メタデータの更新が頻繁に起こる場合には、サーバ装置のメタデータを使用した方がメタデータの更新の手間が省けるので利便性が高い。メタデータ用サーバ装置と交信する場合、そのインタフェイスとして、例えば「位置情報」(緯度経度情報)を使用する。
自装置は、受信した位置情報に基づいて地図を表示したり、また地図上に対象のマークを表示し、必要であればメタ情報も表示する。 もちろん、地図データとメタデータを通信装置(自装置)に記憶するようにしてもよいし、あるいは両方をサーバ装置に記憶しておき、必要に応じて受信(ダウンロード)して使用してもよい。この場合でも前述した技術が適用できる。
ここで、地図データを予測ダウンロードする方法について説明する。この方法は、地図データを通信端末装置の記憶装置に記憶していない場合、あるいは記憶装置に地図データを記憶しているが、その部分の地図データが記憶されていない場合、その部分の地図データは記憶されているが古い地図データの場合、地図データ(地図情報)は記憶されているが、通信端末装置が現在ある位置の道路が地図データにない場合などについて適用できる。
あるいは、進行方向と現在走行している道路の道路情報(どの地図に繋がっているかを示す情報)とに基づいて、ダウンロードする地図データを決定するようにしてもよい。例えば、進行方向の地図データよりも、走行中の道路が繋がっている地図を優先してダウンロードする。あるいは、その逆も可能である。
まず、自装置が図14に示す(2,3)の地図の領域内にいて、そのとき位置情報(位置情報1とする)を取得した場合を説明する。このとき、まず表示部に表示する地図として、(1,3)、(2,3)、(1,4)、(2,4)の4枚(4ファイル)の地図データをダウンロードして表示する。また位置情報1に基づいて自装置の位置を示すマーク(☆印)を地図上に表示する。
このとき、以前に取得した位置情報(位置情報1)と現在の位置情報(位置情報2)に基づいて自装置の進行方向や進行速度を決定する。そして、計算した進行方向を示すマーク(矢印)を地図上に表示する。このときの状態が図14に示されている。
今、表示されている地図(2,2)、(3,2)、(2,3)、(3,3)の周辺の地図を第1周辺地図(図14に斜線で示す領域)とし、さらにその第1周辺地図の周辺の地図を第2周辺地図(図14に網点で示す領域)とする。また、現在走行している道路を道路1、その進行方向の先で交わる道路を道路2,さらにその先で交わる道路を道路3とする。
優先1:道路1の進行方向で道路1が繋がっている第1周辺地図(4,2)
優先2:道路1の進行方向で道路1がある第1周辺地図(4,1)
優先3:道路2が繋がっている第1周辺地図(4,3)(3,1)
優先4:道路1の進行方向で道路1が繋がっている第2周辺地図(5,1)
優先5:道路3が繋がっている第2周辺地図(4,0)(5,2)
地図データのダウンロードは指示されるか、自らウンロード必要と判断したときにこの処理を開始し、まずGPS手段30から現在の位置情報を取得する。そして、そのその位置情報をネットワーク上のサーバ装置へ送信し、その位置情報の位置を含む、自装置で表示可能領域より広い領域の地図データをそのサーバ装置からダウンロードし、メモリに一時記憶にする。
その後、GPS手段30から次の位置情報を取得し、前回の位置情報と今回の位置情報に基づいて自装置の進行方向と速度を算出する。そして、地図データをその進行方向にずらして表示する。
さらに、その表示中の地図に対して前述した「第1周辺地図」および「第2周辺地図」と、「道路1」、「道路2」および「道路3」を決定する。
終了の指示があれば処理を終了するが、なければ再びGPS手段30から次の位置情報を取得して、自装置の進行方向と速度を算出し、以後の処理を繰り返す。
あるいは、実際の自装置の位置情報ではなく、表示画面のスクロール状態(スクロールの方向)に基づいて、そのスクロール方向の地図データを優先的にダウンロードするようにしてもよい。
このように、予測結果に基づいて地図データをダウンロードすれば、無駄なダウンロードを防ぎ、効率良く地図データをダウンロードすることができる。
目的地すなわち目的物のある位置を任意に設定して、あるいは周辺検索又は現在地検索で検索した複数のデータの中からある条件が一致するデータを特定した位置情報による目的地にして、現在地あるいは任意に設定した地点からのナビゲーション(道案内)を行うナビゲーション機能も設けられる。あるいは相手装置が送信してきた位置情報を目的地に設定してもよい。
さらに、目的地までの距離あるいは残距離、残り到着時間、到着時刻、地図の縮尺情報(スケール表示)、方位表示マーク、交差点での曲がる方向、日時情報、警告情報等が表示され、適宜更新される。また、通常は2次元の地図情報を表示するが、3次元の地図情報すなわち立体的に描画された地図情報をに表示するように切り替えてもよい。
さらに、2次元の地図と同様に3次元の地図上に、目的地あるいは目的物の位置を示すマークを、その位置情報を使用して表示させてもよい。
ここで、2次元の地図の表示は自装置の進行方向が地図表示の上方向になるように地図を表示するのが基本である。
このとき、自装置あるいは自装置を持っているユーザが右回転(上から見ると時計回りに回転)すると、そのときの向きを検出して、3次元の地図は右側に回転した地図情報を表示し(地図データは左側にずれる)、2次元の地図は左回転(反時計回りに回転)した地図情報を表示する。向きの検出は、磁気センサあるいは加速度センサの出力に基づいてなされる。地図上でカーソルなどによって向きを変えた場合も同様である。
また、複数の目的地を設定してナビゲーションを行うようにしてもよい。この場合、出発地(スタート位置)から最も近い(あるいは最も遠い)目的地を最初に道案内するようにするか、ナビゲーションする順番を任意に設定できるようにしてもよい。
実際には、位置情報とその位置情報を取得した間隔情報(取得した時刻の差)に基づいてナビゲーションのシミュレーション機能を動作させて行う。また、擬似的に時間を間引いて、シミュレーション動作を早送りできるようにしてもよい。ファイルは他の装置に送信して、その装置で再生することができる。
このように、目的地の位置情報と出発する場所の位置情報、すなわち少なくとも2つの位置情報があれば前述したナビゲーション機能を使用してナビゲーションを行うことができる。
1.位置情報を利用したプレゼンス機能
通信端末装置にプレゼンスサーバ機能を持たせ、位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて、装置を使用しているユーザがどのような使用状態なのかを示す状態情報(プレゼンス機能のステータス情報)を決定して、他の装置がその状態情報を取得できるようにすることができる。
1) 登録したい位置に実際に装置を持って行き、その場でGPS手段あるいは基地局による位置情報取得手段などによって取得した位置情報を登録する。
2) 装置の操作手段を使用して位置情報を示すデータを入力して登録する。
3) 装置の操作手段を使用して表示された位置情報を選択して登録する。
また、1つのステータス情報に複数の位置情報を登録することも可能である。
そして、ステータスの状態によって表示するアイコンの種類、例えば形、色、大きさ等を変えることができる。また、特に緊急(重要)の場合には、ステータスによってアイコンを点滅させたり、大きいアイコンを表示したり、大きいアイコンと小さいアイコンを交互に表示させたり、形の異なったアイコンを交互に表示させる等の表示を行う。
また、通信端末装置は、後述の「位置情報送信機能」を使用して、ステータス情報と位置情報とを送信するようにしてもよい。
このように、プレゼンス機能によって、他の装置を使用するユーザの状態を、自分の端末装置を使って簡単に知ることができる。
図16において、左側にステータス情報送信側の通信端末装置による処理の流れを、右側にステータス情報受信側の通信端末装置による処理の流れを示している。
ステータス判定のサブルーチンでは図17に示すように、現在の位置情報が、予め登録した自宅の位置情報を含む所定の領域内(自宅領域内)にある場合には「在宅」と判定し、会社の位置情報を含む所定の領域内(会社領域内)にある場合には「仕事中」と判定し、その何れの領域内にもない場合は「外出中」と判定する。
なお、位置情報取得とこのステータス判定の処理を、図16のメインルーチンとは別のルーチンで所定時間間隔で、あるいは所定距離以上移動したときに実行して、ステータス情報を常にメモリに保持しているようにしてもよい。
その後、他の通信端末装置からの着信があると、その着信したデータを受信し、ステータス情報か否かを判別し、ステータス情報であればその「在宅」、「仕事中」等のステータス情報を自装置の表示部に表示させて、処理を終了する。ステータス情報でなければ、識別情報エラーか否かを判別し、識別情報エラーであれば、そのエラー情報を自装置の表示部に表示させて処理を終了する。識別情報エラーでもなければ、他の処理を実行する。
前述したプレゼンス機能は、通信端末装置にプレゼンスサーバ機能を持たせたものであり、複数の他の通信端末装置のプレゼンス情報を表示することも可能である。しかしながら、1つの通信端末装置に複数の他の通信端末装置のプレゼンス情報を表示しようとすると、その表示したい他の通信端末装置の数だけ、他の装置に対してプレゼンス情報の問い合わせを行う必要があり、その数が増えると通信時間、通信量が増えることになる。また同様に、問い合わせを受ける通信端末装置においても、問い合わせを受ける回数が増えることになる。
まず、プレゼンス機能を使用するユーザは通信端末装置を使用して(他の装置、例えばPCからでもよい)、プレゼンスサーバ装置にグループ、例えば家族用、会社用、友達用等で使用する領域を確保(作成)して、自分の通信端末装置の識別情報をその作成したグループに登録する。その場合、複数のグループを作成することができる。
他のユーザもそのグループに自装置の端末識別情報を登録することができる。また、同一グループに同一名称で複数(例えば携帯電話とPC)の端末識別情報を登録できるようにしてもよい。プレゼンス機能の設定情報としては、プレゼンス機能を使用するか使用しないかを決める情報(オン・オフ情報)を設定することができる。
また、端末装置のステータスに応じて位置情報の収集周期を変化させてもよい。例えば「外出中」の場合には、サンプリング周期を短く(あるいは長く)する。
そして、その記憶しているステータス情報を、グループ毎に登録されている各端末装置に送信する。その場合、他の情報(送信先の装置の端末識別情報、位置情報、名称、ユーザが入力した情報等)を一緒に送信することができる。この機能を終了するまで、上述した処理を繰り返す。
プレゼンス機能をオフしている端末装置は、例えばそのアイコンを反転表示したり、薄く(ドットを抜いて)表示したり、色や形を変えて表示したり、あるいは表示しないようにしてもよい。
ステータス情報の表示形態として、例えば図19に示すようなリスト表示によって、端末装置の名称、ステータス(アイコンあるいはテキスト)、その他の情報などを表示する詳細な表示を行うことができる。図19において、方形内にO,M,T,C,Hとあるのは、各ステータスを示すアイコンである。
また同様に、グループ名を送信する他に、カテゴリやキーワードを送信して、そのカテゴリに属する端末装置のステータス情報や位置情報、あるいはキーワードを含む情報が登録されている端末装置のステータス情報や位置情報を、それらを検索したサーバ装置から受信して表示することもできる。
プレゼンス機能で使用する位置情報として、具体的にはGPS手段によって取得する位置情報を利用するGPSモード、あるいは図22に示すように、基地局による位置情報取得手段によって取得する位置情報を利用する基地局モードがあり、その2つのモードあるいは機能を切り替えて使用できるようにしてもよい。
インテリジェントプレゼンス機能を使用してナビゲーションを行うインテリジェントナビゲーションについて図21によって説明する。
まず、「ナビゲーション機能」を使用して、目的地(図21ではG)を設定し、ナビゲーションを開始する。このとき、自装置の位置情報に基づいて記憶装置に記憶している地図情報、すなわち位置情報に基づく領域の地図情報を表示する。
次に、プレゼンスサーバ装置から他の通信端末装置の位置情報を受信する。そして、その位置情報に基づく地図上の位置に、自装置のマークおよび他の通信端末装置のマーク(図21ではA,B,C)を表示する。そのマークはプレゼンス機能で使用しているアイコンでもよい。
地図上に表示されている装置のマークを選択する(例えばカーソルを重ねる)と、その装置に関する詳細情報が表示されるようにすることもできる。さらに、地図上に表示されている装置のマークを選択して実行命令を与えると、その装置を中心とした地図情報を表示することもできる。
テキスト表示領域を使用して「情報検索機能」を使用できるようにしてもよい。
また、自装置や各通信端末装置の位置情報、チャット情報、通信端末装置の操作情報、情報検索の使用状態等のインテリジェントナビゲーション機能の動作記録を、時間情報とともにメモリに記憶して履歴情報として保存し、サーバ装置にアップロードすることにより、他の通信端末装置でもその情報をダウンロードして再使用できるようにすることも可能である。
この図23の処理を開始すると、まず目的地を設定してナビゲーションを開始する。そして、GPS手段から自装置の位置情報取得し、記憶装置に記憶しているその位置情報に対応する領域の地図情報を読み出して表示する。
そして、各通信端末装置の過去の位置情報を参照して、各装置の進行方向をマーク(例えば矢印)で表示する。同様にして、各装置が移動した軌跡を地図上に表示する。図21では自装置だけの軌跡を太線矢印で示している。さらに、各装置について、その名称、自装置からの距離、移動速度、自装置から見てどの方角にいるか等のステータス情報をテキスト表示する。図21では、地図情報を表示する地図表示領域とは区別されたテキスト表示領域にそれを表示している。
地図上に表示している装置のマークが選択されると、その装置に関する詳細情報を表示する。さらに、地図上に表示している装置のマークが選択されて実行命令が与えられると、その装置を中心とした地図を表示する。
その後、終了の指示があれば処理を終了するが、終了の指示がなければ目的を変更するか否かを確認し、目的を変更する場合は目的地を設定する処理に戻り、目的を変更しない場合は自装置の位置情報を取得する処理に戻って、以後の処理を繰り返す。
この発明を適用した位置確認システムの構成例を図24に示す。
この位置確認システムにおいて、各携帯型の通信端末装置Mは基地局Bと通信可能であり、その各基地局Bは通信ネットワークCNを介して、データベースDBを有するセンタ局Cと通信可能に接続される。
各通信端末装置Mは,自装置の位置情報取得手段であるGPS手段と、通信相手識別手段と、通信手段とを備え、所定の通信相手と通信する場合には、GPS手段によって取得した位置情報と、あるいはその位置情報に関連した情報として、時刻情報、日時情報、メッセージ、GPSの測位レベル等の情報を、通信相手の通信端末装置Mに送信する位置情報送信機能がある。
位置情報を認識し易くするために、位置情報そのものの代わりにマークを地図情報上に表示するようにしてもよい。以下、位置情報は位置マークを含むものとする。この場合、相手と自分を区別ができるマークを表示するとよい。具体的には文字、数字、アルファベット、絵文字、絵、図、図形等のマークが考えられる。
あるいは、電話帳に記憶されている電話番号あるいはアドレスを選択して、位置情報の送信先の電話番号あるいはアドレスとして設定してもよい。あるいは、電話帳に記憶されている電話番号やアドレスを選択して、別の記憶装置に記憶するようにしてもよい。
あるいは、緊急電話番号に電話した場合には、位置情報はその後も定期的に所定の周期で送信するようにしてもよい。
また、通信端末装置に緊急ボタンを設けて、そのボタンが操作されると、それ以降は自装置の位置情報を所定の通信端末装置宛に定期的に送信するようにしてもよい。その場合に送信する位置情報は、位置情報取得手段によって取得された位置情報であり、他の実施例に記載されている位置情報に関する技術を適用できる。
位置情報送信手段には、メール手段、サーバ接続手段、FTP手段、HTTP手段などがある。メール手段は、SMTPやPOP3を使用したいわゆるE−Mailや、独自プロトコルを採用するメール手段がある。位置情報は、メールの本文やSubjectの欄に記載して送信する。
FTP手段やHTTP手段は、そのプロトコルのデータ領域に位置情報を含ませて、あるいはデータそのものとして送信するものである。
このように、自動で位置情報を送信しているので、通常は位置が特定できない通信装置の位置を特定することができる。
所定の縮尺の地図データ上に2つ以上の位置情報を表示画面に表示する場合に、一方の位置情報(例えば自装置の位置)を地図データの領域内に表示できても、他方の位置情報(例えば通信相手装置)が表示される地図データの領域外になってしまい、両方の位置情報が同一の地図上に同時に表示できないという問題がある。
この問題の解決策としては、所定の数の位置情報が地図データの領域内になるように、複数の位置情報が示す位置関係、例えば位置間の距離に応じて異なる縮尺の地図データを使用する地図選択手段がある。
この場合、通常は縮尺Sまたはそれに近い縮尺を選択するが、それに限定されない。一方の位置情報を地図の中心付近に表示したい場合は、Sの2倍の縮尺以上を持つ地図データを使用すればよい。
この場合、x2÷x1>y2÷y1なので、縮尺がs1×x2÷x1の地図を選択することにより、図25の(b)に示すように、表示画面35内に自装置の位置A(○印)と他装置の位置B(●印)を共にその地図上に表示することができる。
その地図選択手段の具体例として、2つの位置情報を地図上に表示する場合の例を図26によって説明する。
また、ここまではデータ通信あるいは通話しながら、位置情報を載せた制御プロトコルを送受信する場合を説明してきたが、通信端末装置同士では通信や通話はせずに、制御プロトコル(制御情報)のみで位置情報を逐次送受信するGPS専用の通信モードであるGPS通信手段を備えていてもよい。
また、前述した通信端末装置の位置の代わりに、目的対象物や目的地などの位置の表示にも同様に適用することができ、それによって、地図上で、複数の通信端末装置や複数の目的対象物や目的地を同一画面上で確認することができる。
別の実施例としては、GPS手段と位置情報送信手段を備えた通信端末装置は、所定のコマンド情報、例えば位置情報を送信するように命令する情報を受信した場合に、位置情報送信手段が、GPS手段によって取得した位置情報やその関連情報を、コマンド情報を送信した通信端末装置に返信、すなわち相手の通信端末装置から受信した相手先識別情報に対して返信するものが考えられる。その位置情報を所定の別の通信端末装置に送るようにしてもよい。あるいは、コマンド情報を送信するときに、同時に自装置の位置情報を送信するようにしてもよい。
さらに別の実施例としては、端末装置が所定のコマンド情報を受信した場合に、ICタグ手段の利用を禁止、あるいは禁止を解除するものが考えられる。または、入力手段からの所定の入力によってICタグ手段の利用を禁止、あるいは禁止を解除するものも考えられる。
所定の領域を表す方法(方式)としては、位置情報を中心とした所定の半径の領域や、位置情報を中心とした所定の大きさの正方形あるいは長方形の領域等が考えられる。このように表現された領域情報(範囲情報)に、GPS手段により取得した位置情報がその範囲内に含まれるかどうか、あるいは範囲外であるかどうかを判断する。この位置領域判断手段の出力、すなわち、領域内や領域外を示す情報が前記所定の条件として使用される。
また、その領域から出たかどうかは、図27の(b)に示すように、その直前の位置がその領域内にあり、現在の位置がその領域外であること、すなわち領域内から領域外に移動したことを判断して決定する。
1つの領域内から出てその同じ領域に入った場合、またその逆の場合でもよい。前述した所定の条件は、それらを任意に組み合わせて、別の条件とすることができる。
その設定は、位置情報を知らせる通信端末装置の操作部を使用して設定してもよいし、あるいは位置情報を知らせる相手の通信端末装置又は遠隔設定が許可されている通信端末端末から遠隔で設定してもよい。この場合、あらかじめ遠隔設定を許可する通端末装置の識別情報が設定されている。
前述した条件が成立したかどうかの判断は、通信端末装置側で行ってもサーバ側で行ってもよい。サーバ装置がその判断を行う場合は、あらかじめ登録されている端末識別情報の通信端末装置が前述した条件を満足したかどうかを判断して通知する。
あるいは、所定の期間に所定の領域に入る通信端末装置の数と、そこから出る通信端末装置の数を計数してその結果を記録したり、所定の期間に所定の領域から別の領域に移動する端末装置の数を計数してもよい。その結果から単位時間当たりの流出量あるいは流入量を算出することができる。
前述した所定の条件は、それらを任意に組み合わせて別の条件とすることができる。
また、位置情報を定期的に取得してその結果を記憶手段に記憶し、またその結果を表示する位置情報記録機能(位置情報ログ手段)を備えて、位置情報の履歴を残すようにしてもよい。この場合、位置情報を取得する間隔あるいは日時や時刻などの位置情報取得条件を任意に設定できる。また、開始操作によって位置情報を定期的に取得する動作を開始し、終了操作によって位置情報の定期的取得動作を終了するようにしてもよい。
位置情報ログ手段は、所定の条件が成立する毎に、GPS手段を使用して位置情報を取得して、それを記憶手段に記憶させるものである。記憶手段に記憶されたログは、まとめて他の通信端末装置に送信することもできる。また、それを自装置の表示装置に表示することもできる。
位置取得手段によって取得された位置情報に基づいて通信端末装置の移動速度を算出し、その算出結果に基づいて、通信端末装置を所持している人の移動態様、例えば徒歩、自転車、車、バス、列車、飛行機等で移動中であることを検出あるいは予測判断する。
さらに別の実施例として、カメラ付き通信端末装置が、緊急時と判断した場合、たとえば加速度センサの出力が所定のパターンの場合、装置の移動速度が所定の速度の場合、緊急ボタンが押された場合、電源オフボタンが押された場合、加速度センサの出力が所定の出力になった場合等に、自動的に所定の時間間隔で周囲の被写体を撮影するとともに、その画像を所定の通信端末装置に送信する機能を備えるようにしてもよい。
この実施例によれば、カメラ付き通信端末装置を監視モニタとして使用したいという課題を解決することもできる。
<接近お知らせ機能1>
図32に示すように、それぞれ基地局を介して通信回線で接続された通信端末装置のうち、自装置の通信端末装置と予め設定した第1の外部装置とが予め設定した接近条件になった場合に、その第1の外部装置から通知先として設定した第2の外部装置にその旨のメールを送信し、それを受信した第2の外部装置がそのメールを自装置の通信端末装置に転送してその接近を知らせる機能である。
位置情報は、通信端末装置の位置登録のために基地局側のホームメモリに登録されている情報であり、通信端末装置の識別情報と位置登録の対象となっている基地局(通信端末装置がいるエリアの基地局)の情報、例えば、基地局A、基地局B等の基地局を区別するための識別情報等から構成される。
第1の外部装置は、それらの接近条件等の情報を受信して登録する。
その後、自装置の通信端末装置は、所定距離以上移動するごとに位置情報を取得して、自それを己の識別情報と共に第1の外部装置に送信する。
自装置は、その転送メールを受信すると表示装置に接近を表示する。そして、終了であれば処理を終了するが、そうでなければ所定(距離)以上移動するのを待って、移動したら再び距離情報取得からの処理を繰り返す。
第1の外部装置は、一致メール送信後、終了であれば処理を終了するが、そうでなければ再び位置情報の受信を待ち、以後の処理を繰り返す。
第2の外部装置は、一致メール転送後、終了であれば処理を終了するが、そうでなければ再び一致メールの受信を待つ。
別の実施例として、2つの通信端末装置間の距離あるいは通信装置間の位置関係がある程度近くなった(接近した)と判断できた場合には、その旨を自装置あるいは相手装置に通知する接近お知らせ機能もある。
具体例としては、自装置と相手通信端末装置の端末識別情報(識別番号、電話番号、シリアル番号、製造番号、アドレス等)と接近条件を基地局側にあらかじめ登録しておき、各々の通信端末装置が現在通信接続している(位置登録している)基地局が同一になった場合、すなわちお互いに同じ基地局のエリアに入った場合、あるいは各々の装置が現在通信している基地局が隣り合っている基地局の場合等の接近条件になった場合に、それを検知した基地局側の装置から、その各通信端末装置にその接近を通知する(あるいは所定の情報を送信する)接近通知機能である。
この接近お知らせ機能を実施する際の通信端末装置側と基地局側の処理の流れを、図33のフローチャートによって説明する。
通信端末装置側では、まず基地局に接続要求をして、自装置と相手装置(接近を判断する対象の通信端末装置)の端末識別情報と上述した接近条件を基地局へ登録要求して送信する。
また、基地局が取得する位置情報を使用せずに、各通信端末装置(自装置と他の装置)のGPS手段が取得した位置情報、あるいは通信装置が接続している複数の基地局から算出される位置情報を使用することも考えられる。各通信端末装置が取得した位置情報は基地局側の装置に送信される。
また、基地局側ではなく、通信端末装置同士でお互いの位置情報に基づいて、所定の接近条件になったかどうかを判断するようにしてもよい。
この接近お知らせ機能を持つ通信端末装置の実施例による端末A(自装置)側と端末B(相手装置)側の各処理の流れを図34のフローチャートによって説明する。
自装置である端末Aは、まず自装置の位置情報を自己のGPS手段によって取得する。そして、相手装置である端末Bに位置情報要求の通知をする。その後端末Bからの着信を待ち、着信すると端末Bの位置情報を受信して記憶する。
また、2者間に限らず3以上の通信端末装置間においても、この接近お知らせ機能を適応可能である。各通信端末装置間でお互いの位置情報を交換してお互いの距離を算出し、その算出結果に基づく距離情報を各通信端末装置で表示したり、互いの接近を知らせたりするようにしてもよい。
ここまでは、複数の通信端末装置の位置が接近した場合にそれを通知する機能について説明したが、これとは逆に、所定の条件に基づいて複数の通信端末装置が設定された条件以上離れたと判断した場合に、所定の処理を行うようにしてもよい。具体的には、設定された通信端末装置の識別情報が位置登録されている基地局が、あらかじめ設定されていた1以上の基地局の中に含まれなくなった場合に通知することもできる。
このようにすれば、例えば、車に一方の通信端末装置を載置し、もう一方の通信端末装置をユーザが持つことにより、車が盗難などによりユーザから離れた場所に移動された場合に、それを知ることができる。
1.お好みスポット登録機能
お好みのスポットとして、お店、場所、施設等の位置情報とその関連情報であるスポット情報(メタデータ、使用者が入力したコメント等)を、登録命令によって記憶あるいは登録する、すなわちサーバ装置あるいは自装置の記憶手段に記憶する「お好みスポット登録機能」を、通信端末装置が備えることができる。
登録するスポットの位置情報は、そのスポットの位置において、自装置のGPS機能によって取得した位置情報を使用することができる。また、表示された地図上のポイントを指定することによって、あるいは住所情報を入力することによっても、そのお好みスポットを登録することができる。
また、登録されたお好みスポットに対して、キーワード検索することによって該当するお好みスポットを検索して出力させることもできる。
通信端末装置に前述したお好みのスポット登録機能とともに、カメラで撮影した写真やビデオ等の画像もサーバ装置に登録することができる。
そして、通信端末装置によってあらかじめカメラで撮影した画像をサーバ装置に登録した後に、任意の位置情報を取得してサーバ装置へ送信すると、サーバ装置は、あらかじめ登録した画像データであって、それに対応づけられた位置情報による位置が、受信した位置情報に基づく領域に含まれる画像データを検索し、あればその画像データとそれに関連した情報(撮影した位置情報、日時、撮影条件、カメラの設定、メタデータ、コメント情報等)、および受信した位置情報に基づく地図情報を、その通信端末装置に送信する。
また地図を表示する代わりに画像のリストを表示するようにしてもよい。
スポット登録機能と同様に、ユーザが通信端末装置によって道路データを作成して登録することができる。例えば、地図データに実際にある道路が表示されていない場合(地図データが古い場合など)に、道路データをユーザが作成する。その作成された道路データは、地図情報のユーザ道路レイヤに登録される。道路データは実際に走向した軌跡データ(取得した複数の位置情報から構成される)を元に自動で作成することができる。作成された軌跡データを表示部に表示し、ユーザ道路として登録する軌跡の部分、すなわち開始点と終了点を指定して登録する。あるいは、編集モードにおいて、道路データを作成、変更、編集するようにしてもよい。このとき、道路データの他に建物等のデータを作成して登録することもできる。
通信端末装置に用途別に作成された地図情報を複数記憶しておき、ユーザが選択することによって表示する地図情報を切り替えることができる。地図情報全体を用途別に作成された地図情報にして、それを選択して表示するようにしてもよいし、道路データは共通に使用して、建物データを用途別に用意して、建物レイヤを切り替えるようにしてもよい。
地図情報の用途別の種類としては、車用、自転車用、徒歩用、営業用、不動産用、歴史用(年代別、古地図)、ユーザ用、カスタム用、簡略地図用等が考えられる。
位置情報を取得するためのサンプリング周期を、使用する地図情報によって変えるようにしてもよい。たとえば、徒歩用の地図を使用している場合、車用の地図を使用している場合に比べて、サンプリング周期を長くする。つまり、使用する地図の種類(地図種類情報)に基づいて自装置の位置を取得する時間間隔や時刻を変更することができる。
通信端末装置の別の実施例として、通信端末装置の現在位置が所定の領域内に入った場合、あるいは所定の領域内から出た場合に、自動的にその通信端末装置の操作を行えないようにする機能を設けることができる。
あるいは、あらかじめ所定の機能を使えないようにするロック機能の対象として設定されている機能、例えば電話機能、電子マネーに関する機能、決済に関する機能等、セキュリティが必要な機能、電子定期券機能、電子乗車券機能等を、通信端末装置の現在位置が所定の領域内に入った場合、あるいは所定の領域内から出た場合に、動作不能にするようにしてもよい。
また、所定の領域に入って(あるいは出て)ロックされた場合、その所定の領域から出た(あるいは入った)場合に、そのロックを自動的に解除するようにしてもよい。
また、所定の領域は複数設定できる。入った場合にロックするかあるいは出た場合にロックするかも設定できる。さらに、複数の領域と出入りのパターンを組み合わせることも可能である。
そして、各機能毎にロックする条件を設定したり、あるいは各条件毎にロックする機能を設定することもできる。
1.地図情報の表示
通信端末装置の別の実施例について説明する。
その通信端末装置は、目的地(行きたい場所や目的の場所の地名)、あるいは目的対象(目的の建物、設備、例えば○○デパート、××銀行等の施設の名称)の位置情報を自装置に入力するか、その位置情報が分からない場合は、その地名や名称から位置情報を検索して自装置に入力し、その位置情報を位置情報送信手段により基地局あるいは基地局側あるいは通信回線上のサーバ装置側に送信するか、GPS手段によって取得した自装置の位置情報を送信することができる。
住所情報や位置情報の種類としては、すでに説明したものに限定する必要はなく、他の公知技術を適用できる。検索に使用した語句や検索結果は履歴として記憶手段に記憶しておけば、後で読み出して表示して再利用することができる。
自装置マーク手段は、自装置の位置情報と一致あるいは近似する地図情報上の位置情報を検索し、該当する位置情報に対応する地図情報の位置を示す所定のマークを、表示手段に表示されている地図データ上に表示する。
地図情報選択手段は、あらかじめ地図情報を記憶している記憶手段から、位置情報が示す場所を含む地図情報を選択する。この選択の具体的手段には公知技術を適用できる。
通信端末装置の別の実施例として、自装置が位置している現在地周辺の情報を取得したり、任意の位置の周辺の情報を取得する機能を備えることができる。
この機能を有する通信端末装置では、自装置(第1の装置)において、所定の機能を選択して実行する操作を行うと、所定の命令情報が基地局側の装置またはサーバ装置(以後「外部装置」と称す)へ送信される。
外部装置は、その命令情報に基づいて所定の情報をその通信端末装置に送信し、それを受信した通信端末装置は、受信した情報に基づいて所定の情報を自装置の表示部に表示する。
自装置は、それを受信して表示部に表示し、その表示した情報から1つの命令情報を選択して実行する。このとき、外部装置に送信した「命令情報」に基づく1つの情報(URL,URI等)を他の通信端末(第2の装置)に送信してもよい。
外部装置が通信端末装置に提供する情報としては、位置情報あるいは日時情報、検索情報に基づく地図情報、天気予報情報、交通情報、交通機関の乗り換え情報、地域情報、イベント情報、カテゴリあるいはジャンル情報(コンビニ、銀行、駅、駐車場)、商品情報とサービス情報とそれらの価格情報等がある。
さらに、通信端末装置から位置情報が外部装置に送信されたとき、その位置情報を受信した外部装置において、受信した位置情報が示す位置が所定の地域(県、市、町、自治体等)の領域内であった場合、その地域にあらかじめ関連付けて設定してある情報を通信装置に送信することもできる。
このようにすれば、集客を目的に、実際に通信端末装置のユーザが、その地域を訪れていることを確実に検出できた場合に特典を与えることができる。
通信端末装置の別の実施例として、自装置がいる現在地周辺の情報を検索して取得する現在地検索機能や任意の位置の周辺の情報を検索して取得する周辺検索機能を備えたものがある。
その通信装置によって、自装置の位置情報あるいは任意の場所の位置情報のうちいずれかの位置情報またはその両方の位置情報と、その位置を含む所定の領域に内にあってその位置あるいはその他の情報を知りたい対象の情報を基地局側またはサーバに送信する。
また、サーバ装置は、例えばカテゴリとして銀行が指定されても、コンビニの位置情報も送信するように、関連する他のカテゴリの情報をお勧め情報として送信するようにしてもよい。このような関連情報は、あらかじめ対応付けて記憶しておく。
あるいは、地図を表示するとともに図37に示すように、受信した1以上の対象物のリスト(対象物の名称、電話番号、関連情報、距離情報等)を表示するようにしてもよい。このとき、自装置の位置情報あるいは任意の場所の位置情報から対象物との間の距離を表示するようにしてもよい。またこの距離情報に基づいてリスト表示する順番を決定してもよい。例えば、距離が近い順(あるいは遠い順)に表示する。
また、ナビゲーション機能を利用することによって、各々の対象物に対して同じ条件で(例えば徒歩で)、最短で行くことができる時間を算出(サーバ装置あるいは通信端末装置で計算する)して、最も短い時間で行くことができる順にリスト表示するようにしてもよい。
あるいは、サーバ装置から受信するのは位置情報そのものでなくて、単に位置情報あるいはその位置情報に対応する地図情報が記憶されている場所を示す情報(URL等)であってもよい。またこれらの「所定の情報の記憶場所を示す情報(URL、URI等)」はテキスト情報として、いつでも他の通信端末装置に送信することができる。
あるいは、位置情報やカテゴリの他に、日付や日時情報を入力して送信すると、その日付や日時情報、パーソナル情報に基づく情報を受信できるようにしてもよい。
さらに、対象物の位置あるいは操作部等から任意に入力した位置情報が示す位置と通信端末装置との距離に応じて、対象物に関する情報をサーバ装置に複数記憶しておき、通信端末装置との距離(通信端末装置の位置情報から距離を算出する)に基づいて、対象物に関する情報を選択して通信端末装置に送信するようにしてもよい。前述した距離の代わりにナビゲーションのルート検索結果による所要時間を使用してもよい。
そうすると1つの実施例として、地図情報はあらかじめ自装置の記憶手段に記憶しておき、対象物情報はサーバ装置から受信して、地図情報と対象物情報に基づいて表示を行うことができる。
ここで、通信端末装置のユーザの好みにより合致するような、より詳細な検索ができるAI検索について説明する。
サーバ装置は、位置情報と対象の情報の他に、通信端末装置の使用者の個人情報に基づいて検索を行う。その個人情報は、通信端末装置に記憶しておき、位置情報および対象情報とともにサーバ装置に送信するようにしてもよいが、あらかじめサーバ装置の記憶部に設定記憶させておいてもよい。その場合、サーバ装置の記憶部には、各通信端末装置の端末識別情報に対応付けてその個人情報が記憶される。
具体的な使用例としは、例えば、個人情報として車の種類が大型車である情報が記憶されている場合であって、カテゴリとして駐車場を指定した場合、大型車を止めることが出来る駐車場に絞り込んで検索を行い、その結果を出力することができる。
また、ICカード(キャッシュカード)が○○銀行の場合には、カテゴリとして「銀行」を指定した場合に、○○銀行のみあるいは○○銀行のカードが使える銀行を検索して出力する。
また、通信端末装置の別の実施例として、自装置の位置情報が示す位置を含んだ所定の領域に含まれる場所、対象物、施設等を特定して、それに関連する情報を受信する機能がある。例えば、○○百貨店の5Fの紳士服売り場にいて、通信端末装置のGPS手段により位置情報(高さ情報も含む)を取得して、その位置情報と領域情報をサーバ装置に送信する。
またサーバ装置から通信端末装置へ「○○百貨店にいますか?」という位置の確認をするための情報を送信し、通信端末装置から肯定のデータを受信してから、前述した動作を開始するようにしてもよい。これによって、取得した自装置の位置情報に誤差があった場合には修正が可能である。
位置情報に対応する所定の領域は、たとえば図45に示すように、位置情報が示す位置を中心に所定の半径r内の領域、あるいは所定の2辺の長さx,yを持つ領域として決定される。所定の半径rあるいは所定の2辺の長さx,yは、通信端末装置から設定あるいは指定(位置情報とともに送信する)してもよいが、設定あるいは指定がない場合にはあらかじめ設定されたデフォルト値を使用するようにしてもよい。
また、通信端末装置の別の実施例として、自装置がいる現在地周辺にある場所、対象物、施設などの位置情報を取得する機能(現在地なんでも検索機能)や任意の位置の周辺の位置情報を取得する機能(周辺なんでも検索機能)がある。
自装置(通信装置)の位置情報あるいは任意の場所の位置情報のうちいずれか、またはその両方の位置情報を、基地局側またはサーバ装置等の「地図情報と地図に含まれる目的地あるいは目的地の住所情報を記憶した記憶装置をベースに構築されている情報提供装置」に送信する。
1.位置情報及び時間情報連動型広告
広告主にとっては、広告情報を効率的にユーザに提供したいという課題がある。
そこで、通信端末装置を広告を提供される側の装置として利用し、ある情報を検索するために所定のキーワード(カテゴリを選択して入力することも含む)を入力して検索サーバ装置、情報提供サーバ装置等の外部装置に送信したとき、そのキーワードにあらかじめ対応させて記憶されている広告情報やリンク情報をその外部装置から受信して表示することができる。
あるいは、広告情報をあらかじめ区切られた領域と対応付けしない方法もある。その一例として、通信端末装置から受信した位置情報が含まれる所定の領域(例えば半径100m以内の領域)に含まれる位置情報を持っていて、外部装置の記憶部に記憶されている店や対象物であって、その店や対象物の情報を表示するようにあらかじめ決められた店や対象物の情報を、通信端末装置に送信するようにすることもできる。
その表示の方法としては、図48の(a)に示すように、地図情報を表示してその上に重ねて広告情報を表示する方法や、あるいは同図の(b)に示すように、地図情報を表示する領域と広告情報を表示する領域を表示画面上で分けて表示する方法がある。
通信端末装置の移動態様(徒歩、自転車、車、列車等)に基づいて、あらかじめ移動態様に対応付けられた広告情報を通信端末装置に送信するようにしてもよい。あるいは移動態様と、位置情報、および時間情報を組み合わせた条件に基づいて、対応付けられた広告情報を送信するようにしてもよい。
さらに、通信端末装置の端末識別情報に基づいて広告情報を選択して送信するようにしてもよい。広告情報の選択は過去の履歴情報に基づいて選択する。
また、広告情報に広告主の位置情報も含ませて、その位置情報を目的地として設定してナビゲーション機能を実行することも可能である。
前述した広告情報は、広告に関する情報に限らず、どのような情報にでも適用可能である。
この発明の実施例による通信端末装置が、ザーバ装置等から地図データをダウンロードするときに、その地図データあるいはその地図データが表示する領域、またはその領域に含まれている対象物等に関連付けられている広告情報(文字情報、画情報、動画情報等)を受信して地図情報とともに表示するようにしてもよい。
地図データと広告情報の関連付けは、地図データファイルが保持している領域情報と、広告情報とを対応付けておき、その情報をサーバ装置の記憶手段に記憶しておく。
前述までのシステムでは広告情報を受け取るためには、通信端末装置がサーバ装置にアクセスする(ユーザが装置を操作する)必要があるという課題がある。次に記載する発明は、その課題を解決するものである。
まず広告情報を取得したいユーザ(通信端末装置)は、サーバ装置にその旨の登録とその他の登録情報{通信端末装置を特定するための識別情報(電話場号、メールアドレス、端末番号等)、名称、カテゴリー、キーワード、テキストデータ等}を登録する。その場合、同じサーバ装置に複数の通信端末装置を登録することができる。
さらに、広告情報送信元の装置が送信する位置情報が示す位置と、各通信端末装置の位置情報が示す位置の距離差に基づいて、広告情報を変えるようにしてもよい。たとえば、サーバ装置は、その距離差が1Km〜5Kmであれば、広告情報1(例えば「10%割引中」)、1Km以内であれば広告情報2(例えば「20%割引中」)を、それぞれの通信端末装置に送信する。
さらにまた、サーバ装置において、各通信端末装置と広告情報送信元をあらかじめ端末識別情報で対応づけて記憶しておき(複数の広告情報送信元に適用できる)、各通信端末装置毎に用意された広告情報に関連する情報、例えばその通信端末装置あるいは使用者の名称等を通信端末装置毎に送信することもできる。
なお、このサーバ装置は、広告情報送信元の装置とサーバ装置の両方の機能を含んだ装置であってもよい。
さらに、広告情報の他に、交通に関する情報、災害、ニュース、天気などの情報を一緒に送信するようにしてもよい。
1.位置情報履歴のテキストデータ変換
位置情報を複数記憶し、移動の履歴情報として記憶しておくことができるが、その履歴情報からは具体的な移動状態を知ることができないという問題がある。
そこで、「緊急時の位置お知らせ機能」で使用した「装置の移動態様に関する技術」、「絞り込み検索機能」で使用した「場所、対象物、施設等の特定技術」等を使用して、その課題を解決する。
この発明の実施例による通信端末装置によって、電車、航空機、バスなどの公共交通機関の時刻表情報、運賃情報などの経路情報に基づいて、出発地から目的地(到着地)までの経路を検索条件、たとえば最も距離が近い、最も早く着く、最も運賃が安い等の条件に応じて求め、それを表示することもできる。
出発地の設定は、位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて設定する。例えば、取得した位置情報に近い駅、バス停、空港などをリスト表示(距離も表示するとよい)し、それから出発地として1つを選択して設定する。また、前述した絞り込み検索機能で特定した駅、バス停、空港等を設定してもよい。
さらに、表示された経路途中の乗換地点(駅など)や経由地点に関する情報を選択することにより、あるいは地図上の位置をポインタ等によって指定することによって、その地点の位置情報を取得し、周辺検索機能などに使用できる。
前述した各機能は、あらかじめ通信端末装置に内蔵されている記憶手段に記憶されていることを前提としていたが、所定の機能が選択されて実行する操作が行われた場合、その機能の実行に必要なアプリケーションソフトウェアをサーバ装置からダウンロードして動作させるようにすることができる。この場合は、ユーザに操作ガイダンスを表示し、アプリケーションをダウンロードするようにするための最低限のソフトウェア、例えばウェブブラウザを通信端末装置の記憶部に記憶しておくだけでよい。
次に、操作者(ユーザ)が例えば「周辺検索機能」を選択して実行操作を行うと、その周辺検索機能を実行するためのソフトウェアが通信端末装置の記憶部に記憶されているかどうかを調査し、記憶されていればそのソフトウェアを実行し、記憶されていなければ、サーバ装置に記憶されているソフトウェアを自装置のソフトウェアを動作させるための実行メモリにダウンロードしてから、それを実行する。このとき、自装置の記憶手段にそのソフトウェアを記憶するようにして、次回からはその記憶されたソフトウェアを使用するようにしてもよい。
電子定期券、例えばJRのSuica(登録商標)や私鉄のパスモ(登録商標)等を所持し忘れた場合、従来はそれを取りに戻るか、あるは正規の運賃を支払うかのどちらかを余儀なくされ不便であった。
そこで、次のような臨時電子定期券機能を提案する。これはこの発明による通信端末装置、通信システムあるいは情報利用方法の実施例ではないが、参考技術として説明する。
臨時電子定期券を発行する発行装置は、内部に複数の臨時電子定期券を保持している。臨時電子定期券は電子定期券と同様に内部にICタグ手段が内蔵されている。
臨時電子定期券が改札機で使用されると、改札機は臨時電子定期券の情報を読み出して、使用可能かどうか判断し、使用可能であれば改札扉を開き、使用不能(区間外、使用期間を過ぎている等)の場合警告を発する。
1. 所定回数の発行処理が行われた場合。
2. 所定期間に所定回数の発行処理が行われた場合。
3. 誤ったパスワードの入力が所定回数以上あった場合。
は、発行装置に対して発行処理を中止して警報を発するように指示する。それを受信した発行装置は発行処理を中止して警報を発する。
また、あらかじめ電子定期券を発行するときに、無料で臨時電子定期券を発行できるようなプレミアムを付加して(プレミアム料金をあらかじめ支払う)、その情報をサーバ装置で記憶しておくと、臨時電子定期券の使用料金を支払うことなく発行することができるようにも構成できる。
特に実施例の記載のおいては煩雑な記載によって読みにくい明細書となるのを避けるために、単なる繰り返しの記載や常識的、周知的、慣用的な記載をあえて省略しているが、誤解を避けるために確認的事項を次に列挙する。
各実施例において、サーバ装置から受信する情報は、主に地図情報(地図データ)と複数の位置情報である。その各位置情報は地図情報上の座標と対応付けられているものである。これによって、通信装置において地図上の任意の位置を指定したとき、その位置が所定の領域内の位置であった場合には、その指定した位置の座標に対応する位置情報を特定する。すなわち。受信した複数の位置情報のうちから1つの位置情報を特定することができる。
また、外部装置から地図情報のみを受信し(位置情報は受信しない)、その地図情報上の位置(座標情報)から位置情報を求めるようにしてもよい。
また、この発明の各実施例で、「基地局側」あるは「通信回線側」という用語を使用しているが、これは自装置(通信端末装置)を除いた通信回線上にある装置のいずれかの装置という意味である。つまり「基地局側あるいは通信回線側へ送信する」とは、具体的には「通信を行うための設備(基地局、交換局、サーバ装置、その他の装置)や相手先通信端末装置へ送信する」ことであり、「自装置から他装置へ送信する」ということである。
これまでこの発明による通信端末装置の実施例としてICカード、ICタグリーダ装置、携帯電話、PHS、IP電話、IPテレビ電話、腕時計等を挙げたが、通信端末装置としてはその他に、移動無線機、無線LANを使用したIP電話、IP端末装置、一般加入者電話機、通信機能付コンピュータ、あるいは携帯電話、PHS、PDA等の通信機能を備えた端末装置があり、それぞれの通信端末装置が使用できる通信プロトコルを使用しても実施可能である。それらの各通信端末装置の構成は公知であるため、ブロック図による図示は省略するが、この発明の特徴に係る各機能の手段を前述した各実施例と同様に備えている。
これまで述べた各実施例および各々の構成は、この発明の特徴を備えている限り適宜組み合わせ可能であり、1つの実施例の中で直接言及していない他の実施例およびその構成も適用可能である。多数の発明がこの明細書に記載されているため、そのすべての組み合わせの説明とその効果を記載することは事実上不可能であるが、その組み合わせの具体的な実施と効果については当業者が想定できるものは、この明細書に記載されているものとみなすことができるのは言うまでもない。
この発明には通信端末装置も含まれるので、実施例に所定の送信機能が記載されていれば、外部装置の送信機能によって送信された情報を受信する受信機能も備えた通信端末装置を想定することができる。その逆の場合も同様である。
1) 装置の操作手段によって任意のデータを入力する。
2) あらかじめ用意されているデータから選択することにより入力する。
等があり、場合によってはその2つを含む広い意味として使用する。
装置が備えている機能に関連する設定値、動作モード、機能のオンオフ等は、その装置あるいは外部の装置から設定あるいは設定変更が可能である。
また実施例中において、受信、取得、計測、検出、計算、判断等の結果は、履歴情報としてメモリに1以上記憶するものとする。
さらに、コンピュータ装置、あるいは自動車その他の車両や船舶、飛行機等の輸送又は移動装置に搭載される通信端末装置にも勿論適用できる。
2:オールIP化された携帯電話装置
3:GPS機能付き携帯電話装置 5:通信端末装置
10:CPU(中央処理装置) 11:ROM(リード・オンリー・メモリ)
12:RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 13:FROM
14:操作入力・表示部 15:通話回路 16:スピーカ部
17:マイク部 18:無線通信手段 19:内部バス
20:撮影手段 21:画像処理回路 22:画像表示手段
23:TV受信手段 24:フレームメモリ 25:TV画像録画手段
26:外部I/F手段 27:メモリカードI/F手段 28:ICタグ手段
29:無線I/F手段 30:GPS手段 31:基地局用無線I/F手段
32:LAN用無線I/F手段 33:IP手段 35:表示画面
52b:地図データファイル 53:地図データ変換手段
54:地図データ表示手段 55:表示装置 56:位置情報送信手段
57:地図データ受信手段
100,100′:通信端末装置 101:位置情報取得手段
102:情報記憶手段 103:情報検索手段 104,109:情報出力手段
105,107:位置情報送信手段 106,108:情報受信手段
200:通信ネットワーク 300:外部装置 302:情報記憶手段
303:情報検索手段 305:位置情報受信手段 306:情報送信手段
Claims (26)
- 位置情報を取得する位置情報取得手段と、
それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶する情報記憶手段と、
前記位置情報取得手段によって取得した位置情報が示す位置が、前記情報記憶手段に記憶されているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出す情報検索手段と、
該情報検索手段によって読み出された情報を出力する情報出力手段と
を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1に記載の通信端末装置において、
前記情報検索手段によって、前記位置情報が示す位置が前記情報記憶手段に記憶されているいずれの領域内にも無いか、あっても該領域に対応付けて記憶されている情報が所要の条件を満たしていないと判断された場合には、前記位置情報を通信ネットワークを介して外部装置(サーバ装置等)へ送信する位置情報送信手段と、
前記外部装置から前記位置情報送信手段が送信した位置情報が示す位置を含む領域に関する情報を受信して、前記情報出力手段に出力させる情報受信手段と
を設けたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記情報記憶手段が設定する領域が地図データの領域であり、該領域に関する情報には該領域の地図データを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信端末装置において、
前記位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて、当該通信端末装置を使用しているユーザがどのような状態なのかを示す状態情報を生成する状態情報生成手段と、該状態情報生成手段が生成した状態情報を、他の通信端末装置が取得できるようにする状態情報取得許可手段とを設けたことを特徴とする通信端末装置。 - 前記状態情報生成手段が、予めユーザの異なる状態に対応する所定の位置情報を複数登録しており、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報が前記登録している所定の位置情報のどれに該当するか、あるいはいずれにも該当しないかを判別して前記状態情報を生成する手段であることを特徴とする請求項4に記載の通信端末装置。
- 前記状態情報取得許可手段が、前記状態情報の取得を許可する他の通信端末装置の端末識別情報をあらかじめ記憶しておき、他の通信端末装置から前記状態情報を取得する命令情報(コマンド)と端末識別情報を受信したとき、その受信した端末識別情報が前記あらかじめ記憶している端末識別情報と一致した場合にのみ、該他の通信端末装置へ前記状態情報を送信する手段であることを特徴とする請求項4又は5に記載の通信端末装置。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信端末装置において、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報があらかじめ設定しておいた領域に入ったり、あるいは該領域から出た場合に、前記位置情報取得手段による位置情報取得条件を変更する手段を設けたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信端末装置において、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報を、通信ネットワークを介して接続された第1の外部装置に送信して記憶させる手段と、その第1の外部装置に記憶している位置情報が所定の条件を満たした場合に、前記通信ネットワークを介して接続された第2の外部装置からその旨の情報を受信する手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信端末装置において、
当該通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されたあらかじめ登録された他の通信端末装置との位置関係が所定の条件になった場合に、その旨の情報を得る手段を有する
ことを特徴とする通信端末装置。 - 通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置等の外部装置とからなる通信システムであって、
前記通信端末装置は、
位置情報を取得する位置情報取得手段と、
該位置情報取得手段によって取得した位置情報を、前記通信ネットワークを介して前記外部装置へ送信する位置情報送信手段と、
前記外部装置から送信される前記位置情報が示す位置が存在する領域に関する情報を、前記通信ネットワークを介して受信する情報受信手段と、
該情報受信手段が受信した情報を出力する情報出力手段と、
を備え、
前記外部装置は、
それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶する情報記憶手段と、
前記通信端末装置から送信される前記位置情報を、前記通信ネットワークを介して受信する位置情報受信手段と、
該位置情報受信手段が前記位置情報を受信したとき、該位置情報が示す位置が、前記情報記憶手段によって記憶されているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出す情報検索手段と、
該情報検索手段によって読み出された情報を、前記通信ネットワークを介して前記通信端末装置へ送信する情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする通信システム。 - 請求項10に記載の通信システムにおいて、
前記通信端末装置が、
それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶する情報記憶手段と、
前記位置情報取得手段によって取得した位置情報が示す位置が、前記情報記憶手段に記憶されているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出して、情報出力手段に出力させる情報検索手段とを備え、
位置情報送信手段は、前記情報検索手段によって前記位置情報が示す位置が前記記憶手段に記憶されているいずれの領域内にも無いか、あっても該領域に対応付けて記憶されている情報が所要の条件を満たしていないと判断された場合にのみ、前記位置情報を、前記通信ネットワークを介して前記外部装置へ送信するようにした
ことを特徴とする通信システム。 - 前記情報記憶手段が設定する領域が地図データの領域であり、該領域に関する情報には該領域の地図データを含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の通信システム。
- 請求項12に記載の通信システムにおいて、
前記通信端末装置が、
前記位置情報取得手段によって所定の時間間隔をおいて取得される複数の位置情報によって、該通信端末装置の移動方向と移動速度を算出し、その移動方向と移動速度に基づいて必要となる領域の地図データを予測して、その地図データを前記外部装置から前以てダウンロードする手段を有することを特徴とする通信システム。 - それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶しておき、
位置情報取得手段によって位置情報を取得し、その取得した位置情報が示す位置が、前記記憶しているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶している情報を読み出して出力することを特徴とする情報利用方法。 - 請求項1に記載の情報利用方法において、
前記取得した位置情報が示す位置が前記記憶しているいずれの領域内にも無いか、あっても該領域に対応付けて記憶している情報が所要の条件を満たしていないと判断した場合には、前記位置情報を通信ネットワークを介して外部装置(サーバ装置等)へ送信し、該記外部装置から前記位置情報が示す位置を含む領域に関する情報を受信して出力することを特徴とする情報利用方法。 - 前記設定する領域が地図データの領域であり、該領域に関する情報には該領域の地図データを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報利用方法。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報利用方法において、
前記位置情報取得手段によって取得した位置情報に基づいて、当該通信端末装置を使用しているユーザがどのような状態なのかを示す状態情報を生成し、その状態情報を、他の通信端末装置が取得できるようにすることを特徴とする情報利用方法。 - 予めユーザの異なる状態に対応する所定の位置情報を複数登録しておき、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報がその登録している所定の位置情報のどれに該当するか、あるいはいずれにも該当しないかを判別して前記状態情報を生成することを特徴とする請求項17に記載の情報利用方法。
- 前記状態情報の取得を許可する他の通信端末装置の端末識別情報をあらかじめ記憶しておき、他の通信端末装置から前記状態情報を取得する命令情報(コマンド)と端末識別情報を受信したとき、その受信した端末識別情報が前記あらかじめ記憶している端末識別情報と一致した場合にのみ、該他の通信端末装置へ前記状態情報を送信することを特徴とする請求項17又は18に記載の情報利用方法。
- 請求項14乃至19のいずれか一項に記載の情報利用方法において、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報があらかじめ設定しておいた領域に入ったり、あるいは該領域から出た場合に、前記位置情報取得手段による位置情報取得条件を変更することを特徴とする情報利用方法。 - 請求項14乃至20のいずれか一項に記載の情報利用方法において、
前記位置情報取得手段が取得した位置情報を、通信ネットワークを介して接続された第1の外部装置に送信して記憶させ、その第1の外部装置に記憶している位置情報が所定の条件を満たした場合に、前記通信ネットワークを介して接続された第2の外部装置からその旨の情報を受信することを特徴とする情報利用方法。 - 請求項14乃至20のいずれか一項に記載の情報利用方法において、
当該通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されたあらかじめ登録された他の通信端末装置との位置関係が所定の条件になった場合に、その旨の情報を得ることを特徴とする情報利用方法。 - 通信端末装置と通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置等の外部装置とからなる通信システムにおける情報利用方法であって、
前記通信端末装置では、
該位置情報取得手段によって取得した位置情報を前記通信ネットワークを介して前記外部装置へ送信し、該外部装置から送信される前記位置情報が示す位置が存在する領域に関する情報を前記通信ネットワークを介して受信して出力し、
前記外部装置では、
それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶しており、
前記通信端末装置から送信される前記位置情報を前記通信ネットワークを介して受信し、その受信した位置情報が示す位置が、前記記憶しているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出し、その情報を前記通信ネットワークを介して前記通信端末装置へ送信する
ことを特徴とする通信システムにおける情報利用方法。 - 請求項23に記載の通信システムにおける情報利用方法において、
前記通信端末装置でも、それぞれ任意の位置を含む複数の領域を設定し、その各領域毎に該領域に関する情報を対応付けて記憶しており、
前記位置情報取得手段によって取得した位置情報が示す位置が、その記憶しているいずれかの領域内にあるか否かを検索し、ある場合には該領域に対応付けて記憶されている情報を読み出して出力し、
前記位置情報が示す位置が前記記憶しているいずれの領域内にも無いか、あっても該領域に対応付けて記憶されている情報が所要の条件を満たしていないと判断した場合にのみ、前記位置情報を前記通信ネットワークを介して前記外部装置へ送信することを特徴とする通信システムにおける情報利用方法。 - 前記設定する領域が地図データの領域であり、該領域に関する情報には該領域の地図データを含むことを特徴とする請求項23又は24に記載の通信システムにおける情報利用方法。
- 請求項25に記載の通信システムにおける情報利用方法において、
前記通信端末装置では、前記位置情報取得手段によって所定の時間間隔をおいて取得される複数の位置情報によって、該通信端末装置の移動方向と移動速度を算出し、その移動方向と移動速度に基づいて必要となる領域の地図データを予測して、その地図データを前記外部装置から前以てダウンロードすることを特徴とする通信システムにおける情報利用方法。
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