JPH10126731A

JPH10126731A - 旅行アルバム作成システム

Info

Publication number: JPH10126731A
Application number: JP8274639A
Authority: JP
Inventors: Akira Ogawa; 章小川
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1996-10-17
Filing date: 1996-10-17
Publication date: 1998-05-15

Abstract

(57)【要約】【課題】旅行アルバムを早期に作成することが可能で、
更に、写真または説明の取り違える等のミスを無くすこ
とができる旅行アルバム作成システムを提供する。【解決手段】訪問先データを記憶した訪問先データベー
ス２と、画像データ及びタグ情報を入力するための画像
データ・タグ情報入力手段３と、訪問先データ及び画像
データをタグ情報を基に整合する整合手段４と、地図及
び画像データの貼込み位置等を記憶したレイアウトデー
タベース５と、地図上の訪問先と画像データの関連がわ
かるように張り込むアルバム作成手段６と、表示・出力
するための表示・出力手段８を具備する旅行アルバム作
成システムは、整合手段において訪問先及び画像データ
を整合し、その結果を地図情報上の訪問先と画像データ
の関連がわかるようにレイアウトされたアルバムを表示
及び出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、旅行毎に異なる旅
行アルバムを作成する旅行アルバム作成システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、旅行アルバムの作成において
は、旅行で撮影した写真を現像後、地図、イラスト、説
明等と組み合わせる作業を手作業で行っていた。

【０００３】ところで、このような旅行アルバムは、旅
行終了後すみやかに作成する必要があるが、前記のよう
な作業は非常に時間がかかる。また、複数の団体が同じ
ような訪問先を訪れるので、写真または説明を取り違え
ることもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、旅行アルバムを早期に作成することが可能で、更
に、写真または説明の取り違える等のミスを無くすこと
ができる旅行アルバム作成システムを提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に係わる旅行ア
ルバム作成システムは、地図情報等の訪問先データを記
憶した訪問先データベースと、訪問先で撮影した画像デ
ータ及びタグ情報を入力するための画像データ・タグ情
報入力手段と、訪問先データ及び画像データをタグ情報
を基に整合する整合手段と、地図及び画像データの貼込
み位置等のアルバムのレイアウトを記憶したレイアウト
データベースと、レイアウトデータベースから呼び出し
たアルバムのレイアウトに、地図上の訪問先と画像デー
タの関連がわかるように張り込むアルバム作成手段と、
アルバム作成手段で作成したアルバムを表示・出力する
ための表示・出力手段、を少なくとも具備することを特
徴とするものである。

【０００６】更に、請求項２に係わる旅行アルバム作成
システムは、請求項１記載の発明を前提とし、アルバム
のレイアウトを修正するレイアウト修正手段を具備する
ことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】請求項１に係わる旅行アルバム作成システムに
よれば、整合手段においてタグ情報を基に訪問先及び画
像データを整合し、その結果を地図情報上の訪問先と画
像データの関連がわかるようにレイアウトされたアルバ
ムを表示及び出力することができる。

【０００８】また、請求項２に係わる旅行アルバム作成
システムによれば、アルバムのレイアウトを変更するこ
とができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の一実施例
に係わる旅行アルバム作成システムの概略構成を示すブ
ロック図であり、この図に示されるシステムは、例え
ば、ＣＰＵ等の制御手段、ハードディスク等の記憶手
段、ＣＲＴ等の表示手段、キーボード、イメージスキャ
ナー等の入力手段および高品質のカラープリンタ等から
なるコンピュータシステムによって実現される。

【００１０】図１において、２は記憶手段に格納される
訪問先のデータベース（以下データベースをＤＢと称
す）であり、イメージスキャナー及びキーボード等から
なる地図情報入力手段１により、地図イメージ、訪問先
の地図上の座標および特記事項等の地図情報等の訪問先
のデータを蓄積したものである。尚、タグ情報として時
間情報を用いる場合、訪問先への到着時間、出発時間ま
たはその両方を入力する。

【００１１】図２に訪問先ＤＢの構成を示す。このＤＢ
は、ある地域の地図に含まれる訪問先の名称と、訪問先
の地図上の座標、訪問先の特記事項及び訪問先への到着
時間等のデータを格納している。尚、このようなデータ
は他の地域についても同様に蓄積されている。

【００１２】図１において、３はデジタルスチルカメラ
等により訪問先で撮影した画像データおよび撮影したタ
グ情報（本例ではカメラに画像データとともに記録した
撮影時間情報、他に、位置情報等も採用できる）を、旅
行アルバム作成システムに取り込むための画像データ・
タグ情報入力手段である。入力された画像データ等はハ
ードディスク等の記憶手段に蓄積される。

【００１３】図１において、４は訪問先及び画像データ
をタグ情報を基に整合する整合手段であり、ＣＰＵ等の
制御手段によって行われる。ここで図２、図３を用いて
整合の例を説明すると、この旅行では、Ａ山には１０：
００から１０：４５分迄滞在していた（図２参照）。そ
して、この時間に撮影された画像データは画像１（１
０：３０）となる（図３参照）。よって、Ａ山と画像１
と整合させる。同様に、Ｃ城には１４：００から１５：
００分迄滞在していた。そして、図３よりこの時間に撮
影された画像データは画像３および４となる。よって、
Ｃ城と画像３および４と整合させる。整合の結果を図４
に示す。

【００１４】図１において、５は地図及び画像データ貼
込み位置を記憶したレイアウトデータベースであり、予
め作成されたアルバム上の地図情報と画像データのレイ
アウトを複数蓄積したものである。

【００１５】図１において、６はレイアウトデータベー
スから呼び出したアルバムのレイアウトに、地図上の訪
問先と画像データの関連がわかるように張り込むアルバ
ム作成手段である。

【００１６】ここで、アルバムを表示するまでの動作
を、フローチャート図（図５）およびレイアウトの説明
図（図６）を用いて説明する。

【００１７】（ステップ１）レイアウトページの中心部
に訪問先が含まれる地図を配置し、それ以外の領域に画
像データ領域（領域Ａ〜Ｄ）を配置したレイアウトを呼
び出す。

【００１８】（ステップ２）地図上の訪問先を、Ｙ座標
（図６において上下方向）の大きさにより、２つに分け
る。それぞれ、領域Ａの所属、領域Ｂの所属とする。本
例の場合、Ｙ座標が５０以上であるか、未満であるかで
分けることとし、Ｂ湖（Ｙ＝９０）を領域Ａとし、Ａ山
（Ｙ＝２０）、Ｃ城（Ｙ＝４０）を領域Ｂとする。

【００１９】（ステップ３）次に、領域Ａに属する訪問
先と整合する画像データが領域Ａに収納可能か判断する
とともに、領域Ｂに属する訪問先と整合する画像データ
が領域Ｂに収納可能か判断する。そして、全部の訪問先
に整合している画像データが、領域Ａ、領域Ｂに収納可
能ならステップ７に、すべて収納できない場合にはステ
ップ４に移行する。本例の場合、Ｂ湖を領域Ａに収納可
能であるが、Ａ山、Ｃ城を領域Ｂに収納することができ
ないので、ステップ４に移行する。

【００２０】（ステップ４）領域Ａ、領域Ｂに収納でき
なかった訪問先の画像データについて、領域Ｃ、領域Ｄ
を比べて、空き領域が大きい方が領域Ｃならば、Ｘ座標
（図６において左右方向）が最小な訪問先の画像データ
を領域Ｃに収納する。空き領域が大きい方が領域Ｄなら
ば、Ｘ座標が最大な訪問先の画像データを領域Ｄに収納
する。また、領域Ｄに空き領域がない場合には、訪問先
のＹ座標が最大の画像データを次ページの領域Ｅに収納
する。本例の場合、空き領域が領域Ｃの方が大きく、Ａ
山（Ｘ＝２０）の方がＣ城（Ｘ＝８０）よりＸ座標が小
さいので、領域ＣにＡ山を収納する。

【００２１】（ステップ５）ステップ４で抽出された画
像データが領域Ｃ、領域Ｄあるいは領域Ｅに収納可能か
判断する。収納可能ならステップ６へ、不可能ならステ
ップ１０へ移行する。本例の場合、Ａ山は領域Ｃに収納
可能であるため、Ａ山を領域Ｃに収納する。

【００２２】（ステップ６）ステップ５で領域Ｃ、領域
Ｄあるいは領域Ｅに振り分けられた以外のＡ、Ｂに残存
している画像データが領域Ａ、Ｂに収納可能か判断す
る。収納可能ならステップ８へ、収納不可能ならステッ
プ４へ移行する。本例の場合、Ｃ城については２枚の画
像データが整合するが、領域Ｂに収納可能であるため、
Ｃ城を領域Ｂに収納する。

【００２３】（ステップ７）以上の取扱で訪問先と領域
を結び付けることができたなら、画像データを均等に配
置する。

【００２４】（ステップ８）ステップ７の終了後、地図
上の訪問先と画像データとを線分で結ぶ。この際、領域
Ａの場合、画像データの外接矩形の下辺の中間点と地図
上の訪問先、領域Ｂの場合、画像データの外接矩形の上
辺の中間点と地図上の訪問先、領域Ｃの場合、画像デー
タの外接矩形の右辺の中間点と地図上の訪問先、領域Ｄ
の場合、画像データの外接矩形の左辺の中間点と地図上
の訪問先を結ぶ。尚、線分が画像データと重なる場合
は、画像データの下部に線分をもぐり込ませる。

【００２５】（ステップ９）ステップ８までのレイアウ
ト状況を表示手段に表示させる。

【００２６】（ステップ１０）尚、ステップ４において
Ｃ、Ｄ、（Ｅ）領域に収納が不可能であった場合、画像
配置領域が領域Ｅに設定されていたか、されていたらス
テップ１２へ、されていなかったらステップ１１へ移行
する。

【００２７】（ステップ１１）そして、領域Ｅに設定さ
れてなかったら、次ページに領域Ｅを設定する。領域Ａ
〜Ｅのうち、一番空き領域がある領域に画像データを収
納させ、再度ステップ４以降の判断を行う。

【００２８】（ステップ１２）また、領域Ｅに設定され
ていたら、Ａ〜Ｅのうち一番空き領域がある領域に強制
的に画像データを収納させ、ステップ７に移行する。

【００２９】更に、図１において、７はアルバムのレイ
アウトを修正するレイアウト修正手段であり（請求項
２）、必要に応じて設ける。このレイアウト修正手段
は、レイアウトデータベースから読み出したレイアウト
に画像データ等がどうしても適合せず、修正が必要な場
合や、訪問地において写した複数の画像データの中か
ら、１又は２以上の画像データを選択する場合に用い、
修正後のレイアウトデータで前記ステップを行う。

【００３０】そして、以上のような過程で思い通りのア
ルバムが作成できたことがアルバム表示手段で確認でき
たならば、プリンタ等のアルバム表示・出力手段８で出
力する。

【００３１】本例による旅行アルバムを図７に示す。す
なわち、領域ＡにＢ湖の画像２、領域ＢにＣ城の画像
３、４、領域ＣにＡ山の画像１が配置されており、訪問
先で撮影した画像と中央の地図上の訪問先とが線分で結
ばれている。尚、Ｃ城の説明は、訪問先ＤＢから取り込
んだものである。

【００３２】

【発明の効果】請求項１に係わる旅行アルバム作成シス
テムによれば、整合手段において訪問先及び画像データ
を整合し、その結果を地図情報上の訪問先と画像データ
の関連がわかるようにレイアウトされたアルバムを表示
及び出力することができる。

【００３３】したがって、１度データベースを作成して
おけば、旅行アルバムを極めて早期に作成することがで
きる。また、写真または説明を取り違える恐れもない。

【００３４】また、請求項２に係わる旅行アルバム作成
システムによれば、アルバムのレイアウトを変更するこ
とができる。

【００３５】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる旅行アルバム作成シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。

【図２】同システムにおける地図情報等を記憶した訪問
先データベースの構成を示す説明図である。

【図３】同システムにおける画像データと撮影時間の関
係を示す説明図である。

【図４】同システムにおける整合手段で整合された訪問
先及び画像データ等の関係を示す説明図である。

【図５】同システムにおけるアルバム作成手段の作動の
一実施例を示す説明図である。

【図６】同システムにおけるレイアウトの一実施例を示
す説明図である。

【図７】同システムにより作成した旅行アルバムの一実
施例である。

【符号の説明】

１地図情報等入力手段２訪問先データベース３画像データ・タグ情報入力手段４整合手段５レイアウトデータベース６アルバム作成手段７レイアウト修正手段８アルバム表示・出力手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】地図情報等の訪問先データを記憶した訪問
先データベースと、訪問先で撮影した画像データ及びタグ情報を入力するた
めの画像データ・タグ情報入力手段と、訪問先データ及び画像データをタグ情報を基に整合する
整合手段と、地図及び画像データの貼込み位置等のアルバムのレイア
ウトを記憶したレイアウトデータベースと、レイアウトデータベースから呼び出したアルバムのレイ
アウトに、地図上の訪問先と画像データの関連がわかる
ように張り込むアルバム作成手段と、アルバム作成手段で作成したアルバムを表示・出力する
ための表示・出力手段、を少なくとも具備することを特徴とする旅行アルバム作
成システム。
【請求項２】レイアウトを修正するレイアウト修正手段
を具備することを特徴とする請求項１記載の旅行アルバ
ム作成システム。