JP2003028365A - 差込式管継手 - Google Patents

差込式管継手

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JP2003028365A JP2001220433A JP2001220433A JP2003028365A JP 2003028365 A JP2003028365 A JP 2003028365A JP 2001220433 A JP2001220433 A JP 2001220433A JP 2001220433 A JP2001220433 A JP 2001220433A JP 2003028365 A JP2003028365 A JP 2003028365A
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智之 南
Fumitaka Sato
文隆 佐藤
Yasushi Fujinawa
靖志 藤縄
Kazutada Igarashi
和忠 五十嵐
Kazumi Kato
一三 加藤
Minoru Fujiyoshi
稔 藤吉
Shinya Kasai
伸哉 河西
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Sanko Gas Seiki Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛇腹管を継手本体内に挿入するだけで確実に
シールして装着することができ、しかも、構造が簡単で
安全な差込式管継手を提供する。 【解決手段】 外周面が波山状になされた凹凸部18、
20を有する蛇腹管Fを接続する差込式管継手におい
て、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて
内壁面が段部状になされた継手本体26と、前記継手本
体の先端に固定されたリング状のナット部材30と、前
記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材40、4
2と、先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端
部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると
共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に
当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮し
ながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテー
ナ部材50とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管
に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を
縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面60が形成され
ている。これにより、蛇腹管を継手本体内に挿入するだ
けで確実にシールして装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール性が良好な
差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継
手本体内に差し込むだけで、良好なシール性と抜け止め
が行える差込式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス等の流体を流すフレキシブ
ル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案
公報第2565469号公報等にて開示されている継手
が知られている。図10は上記公報にて開示されている
管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手
は、フレキシブルになされた蛇腹管Fが挿入される接続
孔2が形成されたソケット4と、このソケット4の開口
端に螺合された締付け部材6と、上記締付け部材6がね
じ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット4と
上記締付け部材6の両端部間に装着した略C字状の位置
決め部材8と、上記ソケット4の接続孔2の内部に放射
状に配置されて内周面が上記蛇腹管Fの外周面に対応し
て凹凸状に形成された複数のリテーナ10と、この複数
のリテーナ10を内径が拡大縮小するように弾性的に保
持する保持部材12を備えている。そして、上記蛇腹管
Fを複数のリテーナ10間に挿入した後、位置決め部材
8を外して締付け部材6をねじ込んで締め付けることに
より、このリテーナ10を接続孔2の底部側へ押圧し
て、この蛇腹管Fをソケット4に固定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の管継手では、蛇腹管Fを接続孔2内へ挿入した後、
位置決め部材8を外してから締付け部材6をソケット4
に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これ
を行なうようになっている。このため、依然として工具
を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹
管Fを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させて
しまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部
材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数
のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複
雑である。
【0004】そこで、本出願人は、先の出願(特願平1
1−316155号)において、蛇腹管を差し込むだけ
で簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしな
がら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続でき
る、という利点は有するが、内部にスプリング等を設け
ていることからやや構造が複雑化する、という改良点を
有していた。また、他の従来の管継手として、特開平5
−164280号公報、特開平5−312289号公
報、特開平6−58474号公報及び特開平6−584
75号公報等に開示されているものも知られている。こ
れらの各公知例に示される管継手にあっては、いずれも
リング状になされてその直径が弾性的に拡縮可能になさ
れたリングスプリングを用い、これを蛇腹管の凹部に嵌
め込んでロック状態とすることにより、蛇腹管が抜け落
ちて脱落することを阻止するようになっている。
【0005】しかしながら、この場合には、上記リング
スプリングは拡径された状態で管継手内へ装着する構造
となっているために、拡径状態を保持するための部材が
必要となり、部品点数が増大する、といった問題があっ
た。本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有
効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的
は、蛇腹管を継手本体内に挿入するだけで確実にシール
して装着することができ、しかも、構造が簡単で安全な
差込式管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を
接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入する
ための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた
継手本体と、前記継手本体の先端に固定されたリング状
のナット部材と、前記継手本体の内壁面に設けられたパ
ッキン部材と、先端部が前記ナット部材の内壁に摺接さ
れ、基端部が前記パッキン部材に接するようにして支持
されると共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管
の先端に当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的
に拡縮しながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状
のリテーナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇
腹管に引き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部
材を縮径方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成され
ていることを特徴とする差込式管継手である。
【0007】これによれば、蛇腹管が挿入されるとこの
先端にリテーナ部材が当接してリング状のリテーナ部材
内に蛇腹管は、リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿
通し、蛇腹管の凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材
は装着されることになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を
付与すると、ナット部材に形成した抜け防止テーパ面の
作用により蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用す
るので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入す
るだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接
続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造を
それ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に
且つ確実に行なうことが可能となる。また、リテーナ部
材は、その先端部がナット部材の内壁に摺接され、基端
部はパッキン部材に接するように支持されているので、
このパッキン部材は管継手の半径方向へ位置ずれするこ
とがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能
となる。
【0008】この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記リテーナ部材は、前記ナット部の内壁に摺接す
る円筒状の前方つば部と、前記パッキン部材と接する肉
厚な後方突部とよりなる。また、例えば請求項3に規定
するように、前記後方突部の内面側には、前記蛇腹管の
先端と当接してこの後方突部を拡開方向へ付勢する拡開
テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防止
テーパ面と接する縮径テーパ面が形成されている。
【0009】また、例えば請求項4に規定するように、
前記後方突部と前記前方つば部には、前記前方つば部の
端部の一部を残してその長さ方向へ切り込むようにして
形成された複数の切り込み溝が設けられる。また、例え
ば請求項5に規定するように、前記切り込み溝の内の1
つは、前記前方つば部の長さ方向の端部まで完全に切断
された完全切り込み溝である。これによれば、完全切り
込み溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部は
完全にその長さ方向に沿って切断された状態となるの
で、この半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹
管の挿入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性
は高く維持することが可能となる。
【0010】請求項6に規定する発明は、外周面が波山
状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管
継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が
形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記
継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材と、
前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、前
記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置されると
共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇腹
管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部が
前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇腹
管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備
え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に
力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形さ
せる抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とす
る差込式管継手である。
【0011】これによれば、蛇腹管が挿入されるとこの
先端にリテーナ部材が当接してリング状のリテーナ部材
内に蛇腹管は、リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿
通し、蛇腹管の凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材
は装着されることになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を
付与すると、ナット部材に形成した抜け防止テーパ面の
作用により蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用す
るので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入す
るだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接
続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造を
それ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に
且つ確実に行なうことが可能となる。また、リテーナ部
材は、ナット部材とパッキン部材との間に位置されると
共に基端部がパッキン部材に支持されているので、この
パッキン部材は軸方向や半径方向へ位置ずれすることが
なく、これを常に芯出し状態で保持することが可能とな
る。
【0012】この場合、例えば請求項7に規定するよう
に、前記リテーナ部材は、前記パッキン部材に支持され
る円筒状の後方つば部と、前記挿入されてくる蛇腹管と
接する肉厚な前方突部とよりなる。また、例えば請求項
8に規定するように、前記前方突部の内面側には、前記
蛇腹管の先端と当接してこの前方突部を拡開方向へ付勢
する拡開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記
抜け防止テーパ面と接する縮径テーパ面と接する縮径テ
ーパ面が形成されている。
【0013】また、例えば請求項9に規定するように、
前記前方突部と前記後方つば部には、前記後方つば部の
端部の一部を残してその長さ方向へ切り込むようにして
形成された複数の切り込み溝が設けられる。また、例え
ば請求項10に規定するように、前記切り込み溝の内の
1つは、前記後方つば部の長さ方向の端部まで完全に切
断された完全切り込み溝である。これによれば、完全切
り込み溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部
は完全にその長さ方向に粗って切断された状態となるの
で、この半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹
管の挿入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性
は高く維持することが可能となる。
【0014】請求項11に規定する発明は、外周面が波
山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式
管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔
が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前
記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリン
グ状のパッキン部材と、前記継手本体の先端側に設けら
れて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と
一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、
前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記
ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部
材と、先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端
部が前記パッキン部材に接するようにして支持されると
共に、前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に
当接して一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮し
ながら前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテー
ナ部材とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引
き抜き方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径
方向へ変形させる抜け防止テーパ面が形成されているこ
とを特徴とする差込式管継手である。
【0015】請求項12に規定する発明は、外周面が波
山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式
管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔
が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前
記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリン
グ状のパッキン部材と、前記継手本体の先端側に設けら
れて前記パッキン部材と係合されて前記パッキン部材と
一体的に摺動可能になされたリング状のナット部材と、
前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記
ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部
材と、前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置
されると共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、
前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接し
て一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら
前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材
とを備え、前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き
方向に力を付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ
変形させる抜け防止テーパ面が形成されていることを特
徴とする差込式管継手である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る差込式管継
手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。まず、本
発明の第1実施例について説明する。図1は本発明の第
1実施例の差込式管継手と蛇腹管を示す断面図、図2は
リング状のリテーナ部材を示す斜視図、図3は本発明の
第1実施例の差込式管継手に蛇腹管を挿入する過程を示
す工程図、図4は蛇腹管を挿入する時の第1実施例のリ
テーナ部材の状態を説明するための説明図である。図示
するように、この差込式管継手16は、例えばステンレ
スよりなるフレキシブルな蛇腹管Fを接続するためのも
のであり、この蛇腹管Fの外周面は波山状に凹部18及
び凸部20が形成され、また、接続される先端部を除い
て、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等よりなる被覆層
22により覆われている。
【0017】上記差込式管継手16は、上記蛇腹管Fを
挿入するために内壁面が2段に段部状になされて管挿入
孔24が形成された継手本体26と、中心に管挿通孔2
8が形成されたリング状のナット部材30とにより主に
構成されている。上記ナット部材30は、例えば黄銅等
によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通
し得る大きさの管挿通孔28を中心に有する。このナッ
ト部材30の外面は、例えば円柱状或いは六角柱状にな
されている。このナット部材30の基端部側は、上記継
手本体24の先端に、ネジ部32によって螺合させて固
定されており、この接合部には円形リング状の弾性体よ
りなる水密Oリング34を介在させて内部に水分が浸入
しないようにしている。
【0018】このナット部材30の先端側の内周面に
は、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン36が
その周方向に沿って装着されており、この水密パッキン
36の内側突部36Aが挿入された蛇腹管Fの被覆層2
2と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が
浸入することを防止するようになっている。また、この
ナット部材30の一部にはこの半径方向へ抜ける貫通孔
を設け、この貫通孔に内部から外部へ気体を透過する
が、固体や液体は透過しない選択透過性部材38を装着
してある。この選択透過性部材38は継手内部から外部
へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Fに釘打ち等で穴
が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Fの表面とこの外
面に被覆した樹脂の被覆層22との間の間隙を伝わって
ガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材38
を透過して管継手16の外部に噴出することになる。こ
のため蛇腹管Fを配管した後、この管継手16の選択透
過性部材38の部分にガス漏れ検出器を近づけること
で、蛇腹管Fの穴開き不良を容易に検出することがで
き、未然にガス事故を防止できる。
【0019】上記継手本体26の先端側の段部には、円
形リング状になされた弾性体よりなる気密パッキン部材
40と、これに連設されて円形リング状の弾性体よりな
る耐火パッキン部材42とが固定して設けられている。
この気密パッキン部材40は、例えばNBR(ニトリル
ゴム)、フッ素ゴム等よりなり、また、上記耐火パッキ
ン部材42は、例えば膨張黒鉛とNBR等のゴム材とを
一体成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒
されるとこの耐火パッキン部材42の体積が膨張して内
部を密閉するようになっている。尚、両パッキン部材4
0、42の配列順序を逆にしてもよい。これらの気密パ
ッキン部材40及び耐火パッキン部材42の内径は、そ
れぞれ上記蛇腹管Fの凸部20における直径と凹部18
における直径との略中間の大きさとなるように設定され
ており、蛇腹管Fの挿入時に、上記両パッキン部材4
0、42の内周面を弾性的に押圧しつつこの蛇腹管Fを
挿入し得るようになっている。
【0020】そして、上記継手本体26の基端部側に
は、内径が狭められた段部、すなわちストッパ段部26
Aが形成されている。このストッパ段部26Aからは上
記蛇腹管Fの凹部18の内径よりも僅かに小さく設定さ
れた外径を有する円筒体状の案内筒46が前方に延びる
ようにして設けられている。そして、上記ナット部材3
0と上記気密パッキン部材40との間に本発明の特徴と
するリング状のリテーナ部材50が設置されている。こ
のリテーナ部材50は、全体が例えば黄銅材、ステンレ
ス鋼材等の金属によって成形されており、図2(A)に
も示すように、円筒体状の前方つば部52とこの一端
に、一体的になされて上記気密パッキン部材40に接す
る後方突部54とにより構成される。具体的には、上記
円筒体状の前方つば部52の長さL1は例えば5mm程
度に設定されると共に、その外径D1は上記ナット部材
30の基端部側の内径D2と略同じか、或いはこれより
も僅かに小さく設定されており、この前方つば部52の
外周面が上記ナット部材30の内壁に対して摺接してこ
こで保持或いは支持できるようになっている。
【0021】また、この前方つば部の内径は、上記蛇腹
管Fの凸部20の外径よりも僅かに大きく設定されてお
り、この前方つば部52内に上記蛇腹管Fを挿通できる
ようになっている。この前方つば部52に一体的に成形
されている円形リング状の後方突部54は、やや肉厚に
なされており、その基端部側には半径方向の内方に向け
て延びるリング状の突起56が形成されている。このリ
ング状の突起56の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の
外径よりも小さく設定されている。そして、この後方突
部54の基端部側の端面54A(図4参照)は平面状態
になされて、この端面54Aが上記気密パッキン部材4
0の先端側の端面と当接するようになっている。そし
て、このリテーナ部材50には、上記後方突部54の端
面側から前方つば部52に向けて延びるようにして、す
なわち前方つば部52の長さ方向に沿って切り込むよう
にして、複数の切り込み溝58が設けられている。この
切り込み溝58は、上記前方つば部52の端部の一部を
残して形成されているので、従って、分割された各前方
つば部52や後方突部54は、上記切り残された端部P
1(図4参照)を支点として半径方向へ拡縮変形できる
ようになっている。図示例では上記切り込み溝58はリ
テーナ部材50の周方向に等間隔で6本形成して、前方
つば部52の一部を残してこのリテーナ部材50の全体
を6分割しているが、この切り込み溝58の数はこれに
限定されず、増減するようにしてもよい。
【0022】そして、上記分割された各後方突部54の
内側面には、挿入されてくる蛇腹管Fの先端と当接して
これを拡開方向へ付勢して弾性的に押し曲げるための拡
開テーパ面54B(図4参照)が形成されている。この
拡開テーパ面の傾斜角度αは例えば40〜50℃程度の
範囲内に設定されており、蛇腹管Fを挿入した時にこれ
が拡開し易くなっている。そして、この分割された各後
方突部54の外面側の前方には、蛇腹管Fに引き抜き方
向に力を付与した時に、上記ナット部材30に設けた後
述する抜け防止テーパ面60と当接してこの後方突部5
4及び分割されている前方つば部52を縮径方向、すな
わちこの管継手16の中心軸方向へ弾性的に屈曲変形さ
せる縮径テーパ面54Cが形成されている。
【0023】そして、上記ナット部材30の基端部に
は、所定の角度で先端方向に沿ってこの軸心方向に所定
の角度で傾斜する抜け防止テーパ面60が形成されてお
り、挿入完了した蛇腹管Fを引き抜き方向に力を付与し
た時に上記リテーナ部材50の上記縮径テーパ面54C
がこの抜け防止テーパ面60に当接して後方突部54を
軸心方向へ移動し得るようになっていると共に、蛇腹管
Fの未挿入時には、上記リテーナ部材50が抜け方向
(先端方向)へ移動した時にこの抜け落ちを防止し得る
ようになっている。
【0024】次に、以上のように構成された差込式管継
手の使用方法について説明する。まず、作業者は、図1
に示す状態から、蛇腹管Fの先端部を、ナット部材30
の管挿通孔28及び継手本体26の管挿入孔24内に挿
通させてこれを差し込んで行く。そして、更に蛇腹管F
を押し込んで行くと、図3(A)及び図4(A)に示す
ように、蛇腹管Fの先端はリテーナ部材50の後方突部
54の拡開テーパ面54Bと当接し、分割されている各
前方つば部材52及び各後方突部54は、図4(B)に
示すように管継手の半径方向外方へ例えば角度θ1だけ
屈曲変形して押し広げられ、この中を蛇腹管Fが挿通さ
れて行く。
【0025】この状態で、更に蛇腹管Fを押し込むと、
図3(B)に示すように、蛇腹管Fの外周面は、弾性体
よりなる上記両パッキン部材40、42の内周面と接触
してこれを弾性的に押圧変形させながらスライド移動し
て行く。これと同時に、上記リング状のリテーナ部材5
0の後方突部54は、蛇腹管Fの外周面と接触して、そ
の半径方向に弾性的に拡縮しながら蛇腹管Fを内側に挿
通させる。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には
案内筒46がその挿入方向を矯正することになる。図3
(B)に示す例では3つの凸部20がリング状のリテー
ナ部材50内を通った状態を示しており、また、蛇腹管
Fの挿入と同時に、水密パッキン36のリング状の内側
突部36Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接し
て折り曲がった状態で接しており、その気密性が保たれ
ることになる。この時、リテーナ部材50の突起56
は、蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んでおり、ロック状
態となっている。これにより、蛇腹管Fは管継手16に
完全に装着された状態となる。これ以上、蛇腹管Fを挿
入しようとすると、その先端は継手本体26の内部のス
トッパ段部26Aに当接して、それ以上の挿入が阻止さ
れる。
【0026】ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付
与された場合には、この蛇腹管Fとロック状態になって
いるリテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ引き
抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材50
の後方突部54の縮径テーパ面54Cがナット部材30
の抜け防止テーパ面60と接触し、この後方突部54を
縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧すること
になる。この結果、この後方突部54の突起56が蛇腹
管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、そ
れ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管
Fは管継手16から抜けて脱落することはない。このよ
うにして、管継手16の構造をそれ程複雑化させること
なく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿入して押し込むだけ
で確実なシール性を維持しつつ装着することができる。
しかも蛇腹管Fが管継手16から抜け出て脱落すること
も防止することができる。また、リテーナ部材50が蛇
腹管Fの凹凸部18、20を1つ乗り越える毎に、操作
者はクリック感を感じることができるので、挿入状態を
感覚的に把握することができる。
【0027】また、リテーナ部材50の先端側はナット
部材30の内壁に摺接状態で支持され、後端側は気密パ
ッキン部材40に接触するように保持されているので、
このリテーナ部材50は、管継手の半径方向へ位置ずれ
することがなく、これを常に芯出し状態で保持すること
が可能となる。更に、図4(B)に示すように、蛇腹管
Fがリテーナ部材50内に挿通される時、分割されてい
る前方つば部52はその先端部である点P1を支点とし
て角度θ1だけ屈曲変形するが、この前方つば部52の
長さL1を長くすることにより、角度θ1をその分、小
さくでき、従ってその分、支点P1の部分に加わる曲げ
応力を小さくできるので、この部分の破損等を防止する
ことができる。
【0028】また、上記実施例では図2(A)に示すよ
うに、リテーナ部材50の6本の全ての切り込み溝58
は、前方つば部52の長さ方向の途中までしか形成して
いないが、これに代えて、図2(B)に示すように上記
6本の内の1本の切り込み溝のみ上記前方つば部52の
長さ方向の端部まで完全に切断するようにして、これを
完全切り込み溝58Aとしてもよい。これによれば、上
記完全切り込み溝58Aの溝幅がなくなるようにこのリ
テーナ部材50は変形できるので、その分、蛇腹管Fの
挿入時の挿入抵抗を減少させることが可能となる。
【0029】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例では、リテーナ部材以外は上記第1
実施例で用いた管継手と同様な構造のものを用いている
ので、ここではリテーナ部材について説明する。図5は
本発明の第2実施例で用いるリテーナ部材を示す斜視
図、図6は本発明の第2実施例の差込式管継手に蛇腹管
を挿入する過程を示す工程図、図7は蛇腹管を挿入する
時の第2実施例のリテーナ部材の状態を説明するための
説明図である。図示するように、この第2実施例のリテ
ーナ部材64は、上記第1実施例のリテーナ部材50の
前後をそれぞれ逆にして成形したような形状をしてい
る。そして、上記第1実施例のリテーナ部材50は、こ
の先端側をナット部材30の内壁に摺接させて芯出し状
態を維持していたのに対して、この第2実施例のリテー
ナ部材64では、これを主として気密パッキン部材40
に支持させることによって芯出し状態を維持するように
している。
【0030】具体的には、このリテーナ部材64は、全
体が例えば黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって成
形されており、図5(A)にも示すように、円筒体状の
前方突部66とこの一端に、一体的になされて上記気密
パッキン部材40に支持される後方つば部68とにより
構成される。具体的には、上記円筒体状の後方つば部6
8の長さL2は例えば7mm程度に設定されると共に、
その内径D3(図6(A)参照)は上記蛇腹管Fの凸部
20の外径よりも僅かに大きく設定されている。この後
方つば部68の後端部は、上記気密パッキン部材40の
先端部に嵌め込んで装着され、或いは埋め込まれて固設
されており、このリテーナ部材64の全体を支持固定す
るようになっている。この後方つば部68に一体的に成
形されている円形リング状の前方突部66は、やや肉厚
になされており、その先端部側には半径方向の内方に向
けて延びるリング状の突起70(図7参照)が形成され
ている。このリング状の突起70の内径は、上記蛇腹管
Fの凸部20の外径よりも小さく設定されている。そし
て、このリテーナ部材64には、上記前方突部66の端
面側から後方つば部68に向けて延びるようにして、す
なわち後方つば部68の長さ方向に沿って切り込むよう
にして、複数の切り込み溝72が設けられている。この
切り込み溝72は、上記後方つば部68の端部の一部を
残して形成されているので、従って、分割された各後方
つば部68や前方突部66は、上記切り残された端部P
2(図7参照)を支点として半径方向へ拡縮変形できる
ようになっている。図示例では上記切り込み溝72はリ
テーナ部材64の周方向に等間隔で6本形成して、後方
つば部68の一部を残してこのリテーナ部材64の全体
を6分割しているが、この切り込み溝58の数はこれに
限定されず、増減するようにしてもよい。
【0031】そして、上記分割された各前方突部66の
内側面には、挿入されてくる蛇腹管Fの先端と当接して
これを拡開方向へ付勢して弾性的に押し曲げるための拡
開テーパ面66B(図7参照)が形成されている。そし
て、この分割された各前方突部66の外面側の前方に
は、蛇腹管Fに引き抜き方向に力を付与した時に、上記
ナット部材30に設けた抜け防止テーパ面60と当接し
てこの前方突部66及び分割されている後方つば部68
を縮径方向、すなわちこの管継手16の中心軸方向へ弾
性的に屈曲変形させる縮径テーパ面66Cが形成されて
いる。尚、上記リテーナ部材64を、図5(B)に示す
ように気密パッキン部材40と一体成形するようにして
もよい。
【0032】次に、以上のように構成された第2実施例
の差込式管継手の使用方法について説明する。まず、作
業者は、蛇腹管Fの先端部を、図6(A)に示すように
第2実施例の差込式管継手74のナット部材30の管挿
通孔28及び継手本体26の管挿入孔24内に挿通させ
てこれを差し込んで行く。そして、更に蛇腹管Fを押し
込んで行くと、図6(A)及び図7(A)に示すよう
に、蛇腹管Fの先端はリテーナ部材64の前方突部66
の拡開テーパ面66Bと当接し、分割されている各後方
つば部材68及び各前方突部66は、図7(B)に示す
ように管継手の半径方向外方へ例えば角度θ2だけ屈曲
変形して押し広げられ、この中を蛇腹管Fが挿通されて
行く。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には案内
筒46がその挿入方向を矯正することになる。
【0033】この状態で、更に蛇腹管Fを押し込むと、
図6(B)に示すように、蛇腹管Fの外周面は、弾性体
よりなる上記両パッキン部材40、42の内周面と接触
してこれを弾性的に押圧変形させながらスライド移動し
て行く。これと同時に、上記リング状のリテーナ部材6
4の前方突部66は、蛇腹管Fの外周面と接触して、そ
の半径方向に弾性的に拡縮しながら蛇腹管Fを内側に挿
通させる。また、蛇腹管Fの先端が曲がっている時には
案内筒46がその挿入方向を矯正することになる。図6
(B)に示す例では4つの凸部20がリング状のリテー
ナ部材64内を通った状態を示しており、また、蛇腹管
Fの挿入と同時に、水密パッキン36のリング状の内側
突部36Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接し
て折り曲がった状態で接しており、その気密性が保たれ
ることになる。この時、リテーナ部材64の突起70
は、蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んでおり、ロック状
態となっている。これにより、蛇腹管Fは管継手16に
完全に装着された状態となる。これ以上、蛇腹管Fを挿
入しようとすると、その先端は継手本体26の内部のス
トッパ段部26Aに当接して、それ以上の挿入が阻止さ
れる。
【0034】ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付
与された場合には、この蛇腹管Fとロック状態になって
いるリテーナ部材64は、一体的に僅かな距離だけ引き
抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材64
の前方突部66の縮径テーパ面66Cがナット部材30
の抜け防止テーパ面60と接触し、この前方突部66を
縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧すること
になる。この結果、この前方突部66の突起70が蛇腹
管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、そ
れ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管
Fは管継手16から抜けて脱落することはない。
【0035】このようにして、管継手16の構造をそれ
程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿
入して押し込むだけで確実なシール性を維持しつつ装着
することができる。しかも蛇腹管Fが管継手16から抜
け出て脱落することも防止することができる。また、リ
テーナ部材64が蛇腹管Fの凹凸部18、20を1つ乗
り越える毎に、操作者はクリック感を感じることができ
るので、挿入状態を感覚的に把握することができる。ま
た、リテーナ部材64の基端部側は気密パッキン部材4
0に嵌め込んで装着され、或いは固定的に支持されてい
るので、このリテーナ部材64は、管継手の半径方向へ
位置ずれすることがなく、これを常に芯出し状態で保持
することが可能となる。更に、図7(B)に示すよう
に、蛇腹管Fがリテーナ部材64内に挿通される時、分
割されている後方つば部68はその後端部である点P2
を支点として角度θ2だけ屈曲変形するが、この後方つ
ば部68の長さL2を長くすることにより、角度θ2を
その分、小さくでき、従ってその分、支点P2の部分に
加わる曲げ応力を小さくできるので、この部分の破損等
を防止することができる。
【0036】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例では、リテーナ部材としては、第1
実施例で説明した図2に示すようなリテーナ部材50を
用いているので、それ以外の構造について説明する。図
8は本発明の第3実施例の差込式管継手80に蛇腹管F
を挿入する過程を示す工程図である。上記差込式管継手
80は、上記蛇腹管Fを挿入するために内壁面が2段に
段部状になされて管挿入孔82が形成された継手本体8
4と、中心に管挿通孔86が形成されたリング状のナッ
ト部材88と、このナット部材88に係合されてこれと
一体的に前記継手本体84の内壁面に沿って摺動可能に
設けられたパッキン部材90とにより主に構成されてい
る。上記継手本体84は、前部本体84Aと後部本体8
4Bとよりなり、両者はネジ部85にて2分割可能に螺
合されている。上記ナット部材88は、例えば黄銅等に
よりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通し
得る大きさの管挿通孔86を中心に有する。このナット
部材88の外面は、例えば円柱状になされている。この
ナット部材88の中央部側の外周面には、円形リング状
の弾性体よりなる水密Oリング92を介在させて内部に
水分が浸入しないようにしている。
【0037】上記パッキン部材90は、合成ゴムの弾性
体よりなると共に、上記ナット部材88と同様に上記継
手本体84に略内接するように形成される。このパッキ
ン部材90は、先端側の気密パッキン部材90Aと後端
側の耐火パッキン部材90Bとよりなり、両パッキン部
材90A、90Bは、それぞれの用途に合った合成ゴム
により一体成形される。上記ナット部材88の基端部の
内側は、凹状になされてその後端は、パッキン部材90
の先端に連結されて、前述したようにナット部材88と
パッキン部材90とが一体的に継手本体84の内壁に沿
って摺接しつつ移動できるようになっている。
【0038】また、このナット部材88の先端側の内周
面には、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン部
材94がその周方向に沿って装着されており、この水密
パッキン部材94の内側突部94Aが挿入された蛇腹管
Fの被覆層22と密接してシールし、外部より管継手内
に腐食水等が浸入することを防止するようになってい
る。また、このナット部材88の中央部側の外周面に
は、ストップリング収容凹部96が設けられると共に、
これに対応する継手本体84の内面には段部98が設け
られて、この段部98からは半径方向内側に向けて傾斜
されたストップリング用テーパ面100が形成されてい
る。そして、この段部98とナット部材88の外周面に
設けたリング状のストップリング収容凹部96との間に
ワッシャ状になされて半径が拡縮可能になされたストッ
プリング部材102が設けられている。そして、上記段
部98より所定のストローク長だけ離間させて、この継
手本体84の内面には、上記ストップリング部材102
が拡張して収容されるストップ凹部97がリング状に形
成される。尚、この継手本体84の一部には内部から外
部へ気体を透過するが、固体や液体は透過しない選択透
過性部材(図示せず)を装着してある。
【0039】そして、このナット部材88の基端部内側
に形成した断面が略凹部状になされたリング状のリテー
ナ収容空間104に、図2に示したと同様な構造のリテ
ーナ部材50を配置している。すなわち、図1を参照し
て説明したと同様にこのリテーナ部材50の先端部をナ
ット部材88の内壁に摺接させ、基端部をパッキン部材
90に接するようにして支持している。このパッキン部
材90の基端部には、上記蛇腹管Fの凹部18の内径よ
りも僅かに小さく設定された外径を有する円筒体状の支
持筒106が前方に延びるようにして一体的に設けられ
ている。そして、上記ナット部材88の上記リテーナ収
容空間104を区画する基端部には、所定の角度で先端
方向に沿ってこの軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け
防止テーパ面110が形成されており、挿入完了した蛇
腹管Fに対して引き抜き方向に力を付与した時に上記リ
テーナ部材88がこの抜け防止テーパ面110に当接し
て一部が縮径することによって蛇腹管Fの凹部18に嵌
まり込み、この蛇腹管Fの抜けを阻止し得るようになっ
ている。
【0040】次に、以上のように構成された第3実施例
の差込式管継手の使用方法について説明する。まず、作
業者は、蛇腹管Fの先端部を、図8(A)に示すように
第3実施例の差込式管継手80のナット部材88の管挿
通孔86及び継手本体84の管挿入孔82内に挿通させ
てこれを差し込んで行く。すると、蛇腹管Fの先端がリ
ング状のリテーナ部材50の後方突部54の拡開テーパ
面54B(図4参照)と当接し、この後方突部54の径
を弾性的に拡大して中に入り込む。この状態から、更に
蛇腹管Fを押し込んで行くと、蛇腹管Fは、上記リング
状のリテーナ部材50の後方突部54の直径を拡縮させ
ながらその中を通って行くと共に、上記蛇腹管Fは気密
パッキン部材90A及び耐火パッキン部材90Bの内周
面と接してこれを弾性的に変形させつつ更に奥に入って
行き、更にその先端は奥に位置する支持筒106の基部
に至る。この時点では、ナット部材88とパッキン部材
90はスライド移動していない。また、リング状のリテ
ーナ部材50の後方突部54が拡縮して内側に蛇腹管F
が通る時には、操作者は拡縮に伴うクリック感を確認す
ることができる。
【0041】また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッ
キン94のリング状の内側突部94Aは、蛇腹管Fの被
覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接して
おり、その気密性が保たれることになる。ここで、更に
蛇腹管Fを押し込むと、上述したように蛇腹管Fの先端
は、支持筒106の基部に当接しているので、今度は、
この蛇腹管Fと共に、耐火パッキン部材90B及び気密
パッキン部材90Aとこの気密パッキン部材90Aに連
結されているナット部材88とが全て一体となって奥に
スライド移動して行く。この時、弾性的に縮径された状
態でナット部材88と共にスライド移動してきたストッ
プリング部材102は、ストップ凹部97に至ってここ
で拡張してロックされ、上記スライド移動が停止する。
この時の状態は図8(B)に示されている。これによ
り、蛇腹管Fは管継手16に完全に装着された状態とな
る。このように、蛇腹管Fが完全に装着された状態では
ナット部材88が継手本体84の内部に完全に隠れた状
態になっているため、差し込み不足が一目でわかるので
施工が適正に完了した事が目視、或いはさわった触感で
も容易に確認できる。
【0042】また、ナット部材88が奥へ押し込まれる
に従って、上記ストップリング部材102は、ストップ
リング用テーパ面100が通過するに従って次第に縮径
して行き、そして、上述のようにストップ凹部97に至
った時に拡張してロックされるので、ナット部材88に
引き抜き方向へ力が付与されても、この引き抜きが阻止
される。ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付与さ
れた場合には、この蛇腹管Fとロック状態になっている
リテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き
方向へ移動するが、すると、図4を参照して説明したよ
うに、このリテーナ部材50の後方突部54の縮径テー
パ面54Cがナット部材88の抜け防止テーパ面110
(図8(B)参照)と接触し、この後方突部54を縮径
方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することにな
る。この結果、この後方突部54の突起56が蛇腹管F
の凹部18内に益々強固に押し付けられるので、それ以
上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Fは
管継手80から抜けて脱落することはない。このように
して、管継手80の構造をそれ程複雑化させることな
く、蛇腹管Fを管継手80内へ挿入して押し込むだけで
確実なシール性を維持しつつ装着することができる。
【0043】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図9は本発明の第4実施例を示す断面図であり、図
中、上半分は蛇腹管の挿入途中の状態を示し、下半分は
蛇腹管の挿入を完了した時の状態を示す。この図9に示
す第4実施例の差込式管継手120では、リテーナ部材
としては第2実施例で説明した図5に示したものと同様
のリテーナ部材64を用い、それ以外の構造については
第3実施例で説明した図8に示したものと略同様のもの
を用いているので、同じ構成部分については同一参照符
号を付してその説明を省略し、構造の異なる部分のみ説
明する。この差込式管継手120にあっては、パッキン
部材90の耐火パッキン部材90Bを内径方向へ突出さ
せてこれを係合凸部122としており、蛇腹管Fの挿入
時に、この蛇腹管Fの先端がこの係合凸部122に当接
することによって、このパッキン部材90とナット部材
88が一体的にスライド移動する。尚、この係合凸部1
22に、図8にて説明した支持筒106を設けるように
してもよい。
【0044】そして、ここではストップリング部材10
2としては、半径方向へ弾性的に縮係している例えばバ
ネ部材等を用いており、また、ナット部材88の先端外
周面には縮径段部124が形成されている。そして、ナ
ット部材88が挿入方向へスライド移動して上記ストッ
プリング部材102が上記縮径段部124に落ち込んだ
時に(図9中の下半分参照)、両者がロック状態となっ
てこのナット部材88が継手本体84側から抜けないよ
うになっている。そして、図5にて示したと同様な構造
のリテーナ部材64が、ナット部材88とパッキン部材
90との間に設置される。この場合、リテーナ部材64
の基端部は、上記パッキン部材90の先端部に埋め込ま
れて固定されている。
【0045】この第4実施例の場合には、挿入される蛇
腹管Fとリテーナ部材90との係合状態及び蛇腹管Fに
引き抜き方向への力が付与された時の動作は、図6を参
照して説明した時と同じである。そして、この第4実施
例の場合にも、リテーナ部材64の基端部側は気密パッ
キン部材90Aに固定的に支持されているので、このリ
テーナ部材64は、管継手の半径方向へ位置ずれするこ
とがなく、これを常に芯出し状態で保持することが可能
となる。尚、以上説明した各実施例では、リテーナ部材
50、64を金属で一体的に成形した場合を例にとって
説明したが、これに限定されず、全体を合成樹脂で成形
してもよいし、或いは金属と合成樹脂との一体成形物と
してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の差込式管
継手によれば、次のような優れた作用効果を発揮するこ
とができる。蛇腹管が挿入されるとこの先端にリテーナ
部材が当接してリング状のリテーナ部材内に蛇腹管は、
リテーナ部材の直径を拡縮させながら挿通し、蛇腹管の
凹部に嵌まり込んだ状態でリテーナ部材は装着されるこ
とになり、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、ナ
ット部材に形成した抜け防止テーパ面の作用により蛇腹
管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管
を継手本体内に十分に差し込んで挿入するだけで、良好
なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことが
できる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化さ
せることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行な
うことができる。また、リテーナ部材は、その先端部が
ナット部材の内壁に摺接され、基端部はパッキン部材に
接するように支持されているので、このパッキン部材は
管継手の半径方向へ位置ずれすることがなく、これを常
に芯出し状態で保持することができる。また、リテーナ
部材に完全切り込み溝を設けた場合には、完全切り込み
溝を設けた結果、リング状のリテーナ部材の一部は完全
にその長さ方向に粗って切断された状態となるので、こ
の半径方向への拡張縮小変位が容易になり、蛇腹管の挿
入抵抗を小さくでき、しかも、装着時のシール性は高く
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の差込式管継手と蛇腹管を
示す断面図である。
【図2】リング状のリテーナ部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の差込式管継手に蛇腹管を
挿入する過程を示す工程図である。
【図4】蛇腹管を挿入する時の第1実施例のリテーナ部
材の状態を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2実施例で用いるリテーナ部材を示
す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の差込式管継手に蛇腹管を
挿入する過程を示す工程図である。
【図7】蛇腹管を挿入する時の第2実施例のリテーナ部
材の状態を説明するための説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の差込式管継手80に蛇腹
管Fを挿入する過程を示す工程図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図10】従来の一般的な差込式管継手を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
16 差込式管継手 18 凹部 20 凸部 26 継手本体 30 ナット部材 40 気密パッキン部材 42 耐火パッキン部材 50 リテーナ部材 52 前方つば部 54 後方突部 54B 拡開テーパ面 54C 縮径テーパ面 58 切り込み溝 60 抜け防止テーパ面 64 リテーナ部材 66 前方突部 66B 拡開テーパ面 66C 縮径テーパ面 68 後方つば部 72 切り込み溝 74 差込式管継手 80 差込式管継手 84 継手本体 88 ナット部材 90 パッキン部材 102 ストップリング部材 110 抜け防止テーパ面 120 差込式管継手 F 蛇腹管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 智之 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 佐藤 文隆 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 藤縄 靖志 埼玉県川口市栄町1丁目17番14号 サンコ ー瓦斯精機株式会社内 (72)発明者 五十嵐 和忠 埼玉県川口市栄町1丁目17番14号 サンコ ー瓦斯精機株式会社内 (72)発明者 加藤 一三 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 藤吉 稔 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 河西 伸哉 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 Fターム(参考) 3H017 CA03 CA05 CA06 CA07 3J106 AA01 AB01 AB09 BA01 BB01 BC04 BD01 BE12 CA11 EA03 EB02 EB05 EB12 EC01 EC07 ED03 ED05 EE02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が波山状になされた凹凸部を有す
    る蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材
    と、 前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、 先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前
    記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、
    前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接し
    て一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら
    前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材
    とを備え、 前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を
    付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる
    抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差
    込式管継手。
  2. 【請求項2】 前記リテーナ部材は、前記ナット部の内
    壁に摺接する円筒状の前方つば部と、前記パッキン部材
    と接する肉厚な後方突部とよりなることを特徴とする請
    求項1記載の差込式管継手。
  3. 【請求項3】 前記後方突部の内面側には、前記蛇腹管
    の先端と当接してこの後方突部を拡開方向へ付勢する拡
    開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防
    止テーパ面と接する縮径テーパ面が形成されることを特
    徴とする請求項1または2記載の差込式管継手。
  4. 【請求項4】 前記後方突部と前記前方つば部には、前
    記前方つば部の端部の一部を残してその長さ方向へ切り
    込むようにして形成された複数の切り込み溝が設けられ
    ることを特徴とする請求項2または3記載の差込式管継
    手。
  5. 【請求項5】 前記切り込み溝の内の1つは、前記前方
    つば部の長さ方向の端部まで完全に切断された完全切り
    込み溝であることを特徴とする請求項4記載の差込式管
    継手。
  6. 【請求項6】 外周面が波山状になされた凹凸部を有す
    る蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の先端に固定されたリング状のナット部材
    と、 前記継手本体の内壁面に設けられたパッキン部材と、 前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置される
    と共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇
    腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部
    が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇
    腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備
    え、 前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を
    付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる
    抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差
    込式管継手。
  7. 【請求項7】 前記リテーナ部材は、前記パッキン部材
    に支持される円筒状の後方つば部と、前記挿入されてく
    る蛇腹管と接する肉厚な前方突部とよりなることを特徴
    とする請求項6記載の差込式管継手。
  8. 【請求項8】 前記前方突部の内面側には、前記蛇腹管
    の先端と当接してこの前方突部を拡開方向へ付勢する拡
    開テーパ面が形成されると共に、外面側には前記抜け防
    止テーパ面と接する縮径テーパ面と接する縮径テーパ面
    が形成されることを特徴とする請求項6または7記載の
    差込式管継手。
  9. 【請求項9】 前記前方突部と前記後方つば部には、前
    記後方つば部の端部の一部を残してその長さ方向へ切り
    込むようにして形成された複数の切り込み溝が設けられ
    ることを特徴とする請求項7または8記載の差込式管継
    管。
  10. 【請求項10】 前記切り込み溝の内の1つは、前記後
    方つば部の長さ方向の端部まで完全に切断された完全切
    り込み溝であることを特徴とする請求項9記載の差込式
    管継手。
  11. 【請求項11】 外周面が波山状になされた凹凸部を有
    する蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリ
    ング状のパッキン部材と、 前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と
    係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になさ
    れたリング状のナット部材と、 前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記
    ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部
    材と、 先端部が前記ナット部材の内壁に摺接され、基端部が前
    記パッキン部材に接するようにして支持されると共に、
    前記蛇腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接し
    て一部が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら
    前記蛇腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材
    とを備え、 前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を
    付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる
    抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差
    込式管継手。
  12. 【請求項12】 外周面が波山状になされた凹凸部を有
    する蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の内壁面に沿って摺動可能に設けられたリ
    ング状のパッキン部材と、 前記継手本体の先端側に設けられて前記パッキン部材と
    係合されて前記パッキン部材と一体的に摺動可能になさ
    れたリング状のナット部材と、 前記ナット部材が前記継手本体内に挿入された時に前記
    ナット部材と係合して抜けを阻止するストップリング部
    材と、 前記ナット部材と前記パッキン部材との間に位置される
    と共に基端部が前記パッキン部材に支持されて、前記蛇
    腹管が挿入された時に前記蛇腹管の先端に当接して一部
    が前記蛇腹管の半径方向に弾性的に拡縮しながら前記蛇
    腹管を内側に挿通させるリング状のリテーナ部材とを備
    え、 前記ナット部材には、前記蛇腹管に引き抜き方向に力を
    付与した時に前記リテーナ部材を縮径方向へ変形させる
    抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする差
    込式管継手。
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