JP2003113975A - 差込式管継手 - Google Patents

差込式管継手

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JP2003113975A JP2001308800A JP2001308800A JP2003113975A JP 2003113975 A JP2003113975 A JP 2003113975A JP 2001308800 A JP2001308800 A JP 2001308800A JP 2001308800 A JP2001308800 A JP 2001308800A JP 2003113975 A JP2003113975 A JP 2003113975A
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文隆 佐藤
Yasushi Fujinawa
靖志 藤縄
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和忠 五十嵐
Makoto Ibayashi
誠 伊林
Minoru Fujiyoshi
稔 藤吉
Shinya Kasai
伸哉 河西
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 蛇腹管を継手本体内に挿入してナット部材を
回転するだけで確実にシールして装着することができ、
しかも、構造が簡単で安全な差込式管継手を提供する。 【解決手段】 外周面が波山状になされた凹凸部18、
20を有する蛇腹管Fを接続する差込式管継手16にお
いて、継手本体26と、リング状のナット部材30と、
パッキン部材42と、リング状の押しスリーブ100
と、リング状のカラー部材102と、リング状のリテー
ナ部材50と、を備え、ナット部材の端部と押しスリー
ブの端部の内、いずれか一方の端部に押しピン112を
設けると共に、他方の端部には押しピンと接してナット
部材の回転により押しスリーブに対して継手本体の奥へ
移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテー
パ面108が形成されており、カラー部材は、これを継
手本体へ挿入した時にリテーナ部材と当接してこれを縮
径方向へ変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール性が良好な
差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継
手本体内に差し込み、ナット部材を回転するだけで、良
好なシール性と抜け止めが行える差込式管継手に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス等の流体を流すフレキシブ
ル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案
公報第2565469号公報等にて開示されている継手
が知られている。図17は上記公報にて開示されている
管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手
は、フレキシブルになされた蛇腹管Fが挿入される接続
孔2が形成されたソケット4と、このソケット4の開口
端に螺合された締付け部材6と、上記締付け部材6がね
じ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット4と
上記締付け部材6の両端部間に装着した略C字状の位置
決め部材8と、上記ソケット4の接続孔2の内部に放射
状に配置されて内周面が上記蛇腹管Fの外周面に対応し
て凹凸状に形成された複数のリテーナ10と、この複数
のリテーナ10を内径が拡大縮小するように弾性的に保
持する保持部材12を備えている。そして、上記蛇腹管
Fを複数のリテーナ10間に挿入した後、位置決め部材
8を外して締付け部材6をねじ込んで締め付けることに
より、このリテーナ10を接続孔2の底部側へ押圧し
て、この蛇腹管Fをソケット4に固定するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の管継手では、蛇腹管Fを接続孔2内へ挿入した後、
位置決め部材8を外してから締付け部材6をソケット4
に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これ
を行なうようになっている。このため、依然として工具
を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹
管Fを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させて
しまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部
材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数
のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複
雑である。
【0004】そこで、本出願人は、先の出願(特願平1
1−316155号)において、蛇腹管を差し込むだけ
で簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしな
がら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続でき
る、という利点は有するが、内部にスプリング等を設け
ていることからやや構造が複雑化する、という改良点を
有していた。また、他の従来の管継手として、特開平5
−164280号公報、特開平5−312289号公
報、特開平6−58474号公報及び特開平6−584
75号公報等に開示されているものも知られている。こ
れらの各公知例に示される管継手にあっては、いずれも
リング状になされてその直径が弾性的に拡縮可能になさ
れたリングスプリングを用い、これを蛇腹管の凹部に嵌
め込んでロック状態とすることにより、蛇腹管が抜け落
ちて脱落することを阻止するようになっている。
【0005】しかしながら、この場合には、上記リング
スプリングは拡径された状態で管継手内へ装着する構造
となっているために、拡径状態を保持するための部材が
必要となり、部品点数が増大する、といった問題があっ
た。また、本出願人は特願2001−220433にて
上記問題点を解決する差込式管継手を提案したが、その
後の研究により、更なる改良点が見い出された。本発明
は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決す
べく創案されたものである。本発明の目的は、蛇腹管を
継手本体内に挿入してナット部材を回転するだけで確実
にシールして装着することができ、しかも、構造が簡単
で安全な差込式管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に規定する発明
は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を
接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入する
ための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた
継手本体と、前記継手本体の先端に回動自在に設けられ
るリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前
記段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材の
先端部側に摺動自在に設けられたリング状の押しスリー
ブと、前記押しスリーブによって押し込まれるリング状
のカラー部材と、前記カラー部材により押圧された時に
縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材
と、を備え、前記ナット部材の端部と前記押しスリーブ
の端部の内、いずれか一方の端部に押しピンを設けると
共に、他方の端部には前記押しピンと接して前記ナット
部材の回転により前記押しスリーブに対して前記前記継
手本体の奥へ移動させる力を付与するための傾斜された
押し込みテーパ面が形成されており、前記カラー部材
は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部
材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴と
する差込式管継手である。
【0007】これによれば、蛇腹管を継手本体内へ挿入
した後にナット部材を回転することにより押しスリーブ
及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端がリ
テーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ部
材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態となり、
これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に引き
抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部が蛇
腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材を引
き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナット
部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するように力
が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用
するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入
し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール性を
維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従っ
て、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく
蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが可能
となる。
【0008】この場合、例えば請求項2に規定するよう
に、前記押しスリーブが押し込まれた時に前記押しスリ
ーブを固定するストップリング部材が設けられる。ま
た、例えば請求項3に規定するように、前記押しスリー
ブの外周面には、該押しスリーブの回転を防止するため
に前記継手本体の内壁に形成されたガイド溝に嵌め込ま
れるガイドピンが形成される。また、例えば請求項4に
規定するように、前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹
管が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けら
れる。
【0009】また、例えば請求項5に規定するように、
前記押しピンは、前記ナット部材に設けられており、前
記ナット部材の半径方向外方へ向けて突出させて設けら
れる。或いは、例えば請求項6に規定するように、前記
押しピンは、前記ナット部材に設けられると共に、前記
ナット部材の先端面より前方へ突出させて設けられる。
【0010】請求項7に規定する発明は、外周面が波山
状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管
継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が
形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記
継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合された
リング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前記
段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材に押
圧されて先端にストロークを拡大するためのストローク
拡大テーパ面が形成されたリング状の押しスリーブと、
一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記
継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材
と、前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の
中心方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリン
グ状のリテーナ部材と、を備え、前記カラー部材は、こ
れを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当
接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差
込式管継手である。また、例えば請求項8に規定するよ
うに、前記カラー部材の端部には、抜け防止テーパ面が
形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る差込式管継
手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 <第1実施例>まず、本発明の第1実施例について説明
する。図1は本発明の第1実施例の差込式管継手を示す
断面図、図2は蛇腹管を示す部分断面図、図3は継手本
体を示す断面図、図4はナット部材を示す図、図5は押
しスリーブを示す図、図6はカラー部材を示す半断面
図、図7はC字状のストップリング部材を示す斜視図、
図8はリング状のストッパ部材を示す斜視図、図9はス
トッパ部材を示す図、図10はリテーナ部材を示す斜視
図、図11はリテーナ部材の動作を説明する図である。
尚、図1において、上半分は蛇腹管を挿入して固定前の
状態を示し、下半分は固定後の状態を示す。図示するよ
うに、この差込式管継手16は、例えばステンレス鋼よ
りなるフレキシブルな蛇腹管Fを接続するためのもので
あり、図2にも示すようにこの蛇腹管Fの外周面は波山
状に凹部18及び凸部20が形成され、また、接続され
る先端部を除いて、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等
よりなる被覆層22により覆われている。
【0012】上記差込式管継手16は、図3にも示すよ
うに上記蛇腹管Fを挿入するために内壁面が段部状にな
されて管挿入孔24が形成された継手本体26と、図4
にも示すように中心に管挿通孔28が形成されたリング
状のナット部材30とにより主に構成されている。尚、
図3において図3(A)は継手本体の断面図を示し、図
3(B)は図3(A)中のA−A線矢視断面図を示す。
また、図4において、図4(A)はナット部材の半断面
図を示し、図4(B)は平面図を示す。そして、このナ
ット部材30の挿入部30B側に、本発明の特徴とする
リング状の押しスリーブ100(図5参照)、リング状
のカラー部材102(図6参照)及びリテーナ部材50
が順次設けられる。上記ナット部材30は、例えば黄銅
等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿
通し得る大きさの管挿通孔28を中心に有する。このナ
ット部材30は、例えば円柱状或いは六角柱状になされ
た直径の大きなヘッド部30Aと、これよりも直径が小
さな挿入部30Bとよりなる。このナット部材30の基
端部側の挿入部30Bは、上記継手本体24の先端に、
予め嵌め込まれている。
【0013】このナット部材30の先端側の内周面に
は、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン36が
その周方向に沿って装着されており、この水密パッキン
36の内側突部36Aが挿入された蛇腹管Fの被覆層2
2と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が
浸入することを防止するようになっている。上記ナット
部材30の挿入部30Bの外周面には、リング状に断面
矩形の第1溝部38(図4参照)が形成されており、こ
の第1溝部38には、図7にも示すようなリングの一部
を切り欠いたようなC字状のストップリング部材40が
収容されている。このストップリング部材40は、断面
円形の例えばバネ鋼により成形されており、これを縮径
させて圧縮された状態で上記第1溝部38内へ収容して
いる。従って、このストップリング部材40は、この状
態で拡径するように作用する。また、この第1溝部38
の隣には第2溝部39が形成されており、ここに円形リ
ング状の弾性体よりなる水密Oリング34を介在させて
内部に水が浸入しないようしている。
【0014】上記継手本体26の内壁の段部には、パッ
キン部材42が設けられる。このパッキン部材42は、
円形リング状になされた弾性体よりなる気密パッキン4
2Aと、この先端側に連設されて円形リング状の弾性体
よりなる耐火パッキン42Bとが固定して設けられてい
る。尚、この耐火パッキン42Bは、弾性を有していな
くてもよく、また、円形でなくても例えばC字形状でも
よく、更に、設置位置は気密パッキン42Aに連設しな
くてもよく、また、先端側の位置にも限定されない。こ
の気密パッキン42Aは、例えばNBR(ニトリルゴ
ム)、フッ素ゴム等よりなり、また、上記耐火パッキン
42Bは、例えば膨張黒鉛とNBR等のゴム材とを一体
成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒され
るとこの耐火パッキン42Bの体積が膨張して内部を密
閉するようになっている。そして、蛇腹管Fの挿入時
に、上記両パッキン42B、42Aの内周面を弾性的に
押圧しつつこの蛇腹管Fを挿入し得るようになってい
る。
【0015】そして、この気密パッキン42Aの基端部
と上記継手本体26の内壁の段部との間には、図8及び
図9にも示すようなリング状のストッパ部材44が介在
させて設けられる。図9(A)はストッパ部材の平面図
を示し、図9(B)は同断面図を示す。このストッパ部
材44は、上記継手本体26側へ固定されるリング部4
6と、この内側にその周方向に沿って等間隔で設けられ
た複数の係合片48とよりなる。このリング部46の内
側に蛇腹管Fを挿通するようになっており、この係合片
48は、リング部46の中心方向に向かうに従って、蛇
腹管Fの挿通方向へ所定の角度θ、例えば45度傾斜さ
せて設けられており、その先端の内径は蛇腹管Fの凸部
20における直径よりも小さく設定されている。
【0016】このストッパ部材44は、例えば樹脂や金
属よりなってある程度の弾性を持たせてある。従って、
蛇腹管Fは、このリング状のストッパ部材44に到達す
ると、上記係合片48に当接しつつこれを弾性的に拡縮
させながら内側を挿通して行くことになる。上記パッキ
ン部材42を形成する耐火パッキン42Bの先端面に、
これを略覆うようにしてリング状のパッキン押圧部材8
0を設けている。このパッキン押圧部材80は、例えば
樹脂や金属材料よりなり、断面逆L字状になされて先端
方向へ突出した屈曲突部82が形成されている。この屈
曲突部82の長さは、後述するようにナット部材30を
回転することによりカラー部材102を押し込んだ施工
後の状態において、このナット部材30の先端と接した
状態となるように設定するのが、シール性低下の防止の
上から好ましい。
【0017】そして、上記パッキン押圧部材80と前記
カラー部材102との間にはリング状のリテーナ部材5
0が設置されている。このリテーナ部材50は、例えば
全体を黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって形成し
てもよいし、樹脂と金属とを接合して形成してもよく、
図10及び図11にも示すように、円筒体状の前方つば
部52とこの一端に、一体的になされてカラー部材10
2の押し込み時に上記パッキン押圧部材80の端面と接
することになる後方突部54とにより構成される。具体
的には、上記円筒体状の前方つば部52の長さL1(図
10参照)は例えば5mm程度に設定されると共に、そ
の外径D1は上記カラー部材102の基端部側の内径と
略同じか、或いはこれよりも僅かに小さく設定されてお
り、この前方つば部52の外周面が上記カラー部材10
2の内壁に対して摺接してここで保持或いは支持できる
ようになっている。
【0018】また、この前方つば部の内径は、上記蛇腹
管Fの凸部20の外径よりも僅かに大きく設定されてお
り、この前方つば部52内に上記蛇腹管Fを挿通できる
ようになっている。この前方つば部52に一体的に成形
されている複数の後方突部54は、特願2001−22
0433にて開示した場合と異なり、無負荷時には半径
方向外方へ、すなわち外側へ開くように傾斜して拡径さ
れた状態となっている。また、この後方突部54は、や
や肉厚になされており、その基端部側には半径方向の内
方に向けて延びる突起56が形成されている。この突起
56の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも大
きく設定されている。そして、この後方突部54の基端
部側の端面54A(図11参照)は平面状態になされ
て、この端面54Aが上記パッキン押圧部材80の先端
側の端面と当接するようになっている。そして、各後方
突部54は、上記リング状の前方つば部52を支点とし
て半径方向へ拡縮変形できるようになっている。
【0019】そして、上記各後方突部54の内側面に
は、この縮径時に上記蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込む
拡開テーパ面54B(図11参照)が形成されている。
そして、この各後方突部54の外面側の前方には、カラ
ー部材102を押し込んだ時及び蛇腹管Fに引き抜き方
向に力を付与した時に、上記カラー部材102に設けた
後述する抜け防止テーパ面60と当接してこの各後方突
部54を縮径方向、すなわちこの管継手16の中心軸方
向へ弾性的に屈曲変形させる縮径テーパ面54Cが形成
されている。尚、ここでこのナット部材30の端部は、
リテーナ部材50を押圧した時にリテーナ部材50を縮
径させる機能を有する構造ならば、抜け防止テーパ面6
0に限定されずにどのような形状でもよく、例えばテー
パ面でなくてRを付けた曲面形状にしてもよく、或いは
多段に段加工された端面にしてもよく、更には単に端部
を垂直に切り落としたような直角形状の端面としてもよ
い。
【0020】そして、図1に戻って、上記カラー部材1
02の基端部には、所定の角度で先端方向に沿ってこの
軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け防止テーパ面60
(図6参照)が形成されており、挿入完了した蛇腹管F
を引き抜き方向に力を付与した時に上記リテーナ部材5
0の上記縮径テーパ面54Cがこの抜け防止テーパ面6
0に当接して後方突部54を軸心方向へ移動し得るよう
になっている。また、継手本体26の中央部の内壁に
は、断面矩形状のストップリング収容凹部62(図3参
照)が形成されている。また、押しスリーブ100の先
端面には、この押し込み前において上記ストップリング
収容凹部62に対向するようにテーパ面102A(図5
参照)が形成される。このテーパ面102A、継手本体
26の奥に行くに従って、その軸心方向へ傾斜してい
る。そして、押しスリーブ100の押し込み前におい
て、上記ストップリング収容凹部62とこれに対向する
上記テーパ面102Aとの両者間を跨がるようにして第
2ストップリング部材104が収容されている。この第
2ストップリング部材104も図7に示すようにC字状
に成形され、弾性的に縮径可能になされている。この第
2ストップリング部材104は、ここでは弾性的に拡径
された状態で収容されており、従って、常時縮径するよ
うに作用している。従って、押しスリーブ100の押し
込みによって、この第2ストップリング部材104はそ
の内側に入り込む上記テーパ面102Aによって弾性的
に拡径されるようになっている。
【0021】そして、上記押しスリーブ100の略中央
部の外周面には、断面矩形のストップリング用溝部10
6(図5参照)が設けられており、この押しスリーブ1
00が奥に押し込まれて上記溝部106が上記継手本体
26のストップリング収容凹部62に到った時に、上記
第2ストップリング部材104が再度縮径して第2スト
ップリング部材104の内側半分がこの溝部106に嵌
まり込むようになっている。これにより、この押しスリ
ーブ100は、継手本体26側にロックされて固定状態
となる。そして、図5にも示すように、このリング状の
押しスリーブ100の他端面には、この押しスリーブ1
00の中心に対して対称に一対の押し込みテーパ面10
8が形成されている。この押し込みテーパ面108は、
この押しスリーブ100の端面を、その周方向に行くに
従って、幅方向へ次第に大きく削り取ることによって傾
斜面とすることにより、形成されている。この押し込み
テーパ面108のスリーブ周方向への長さは、半円より
も少し短くなる程度に設定されている。また、この押し
スリーブ100の端部の外周面には、一対のガイドピン
110が半径方向外方へ突出させて設けられている。
【0022】一方、これに対応して、図4にも示すよう
に、前記ナット部材30の挿入部30Bの先端側の外周
面には、これより半径方向外方へ突出させた一対の押し
ピン112が設けられており、この一対の押しピン11
2が上記押しスリーブ100の一対の押し込みテーパ面
108にそれぞれ当接し得るようになっている。この場
合、上記ナット部材30の挿入部30Bの先端の外径D
3は、上記押しスリーブ100の先端側の内径D4より
も僅かに小さく設定されており、この挿入部30Bの先
端部が上記押しスリーブ100の先端部内に、嵌まり込
むようになっている。従って、上記押しピン112の側
面が上記押し込みテーパ面108と当接することにな
る。
【0023】そして、図3に示すように継手本体26の
内壁には、上記押しスリーブ100のガイドピン110
を嵌め込むための断面矩形のガイド溝114が形成され
ると共にこのガイド溝114は、この継手本体26の長
さ方向に一定の長さを有しており、上記押しスリーブ1
00が押し込まれる時に、これが回転するのを防止しつ
つ押し込み方向への移動を案内し得るようになってい
る。また、この継手本体26の一部にはこの半径方向へ
抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に内部から外部へ気体
を透過するが、固体や液体は透過しない選択透過性部材
66を装着してある。尚、上記選択透過性部材66は、
必ずしも継手本体26側に設ける必要はなく、ナット部
材30側に貫通孔を設けたり、継手本体26とナット部
材30の間に挟むようにして設けてもよい。
【0024】この選択透過性部材66は継手内部から外
部へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Fに釘打ち等で
穴が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Fの表面とこの
外面に被覆した樹脂の被覆層22との間の間隙を伝わっ
てガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材6
6を透過して管継手16の外部に噴出することになる。
このため蛇腹管Fを配管した後、この管継手16の選択
透過性部材66の部分にガス漏れ検出器を近づけること
で、蛇腹管Fの穴開き不良を容易に検出することがで
き、未然にガス事故を防止できる。
【0025】次に、以上のように構成された差込式管継
手の使用方法について説明する。まず、作業者は、蛇腹
管Fの先端部を、ナット部材30の管挿通孔28及び継
手本体26の管挿入孔24内に挿通させてこれを差し込
んで行く。この時、この蛇腹管Fは、押しスリーブ10
0内及びカラー部材102内を順次通過して行く。そし
て、更に蛇腹管Fを押し込んで行くと、蛇腹管Fの先端
はリング状のリテーナ部材50内を挿通し、更にパッキ
ン部材42の内周と弾性的に接しつつ、その先端はスト
ッパ部材44に至る。そして、更に蛇腹管Fを挿入する
ことにより、その先端は、ストッパ部材44の複数の係
合片48を弾性的に押し広げつつその中に挿通されるこ
とになり、更に、蛇腹管Fの先端は、継手本体26の縮
径された部分に当接してその挿入が停止される。図1で
は、蛇腹管Fの先端の凸部20の1山が挿入された状態
を示しており、この状態で蛇腹管Fはストッパ部材44
により仮固定されて、図1中の上半分の固定前の状態と
なっている。尚、継手本体26の縮径段部の位置をもっ
と後退させれば、複数の凸部(山)が挿入されることに
なるが、その数は限定されない。
【0026】この時、蛇腹管Fの凸部20が、ストッパ
部材44に対して1山挿通される毎に、作業者はクリッ
ク感触を受けるので、蛇腹管Fが所定の位置まで挿入さ
れたことが判り、従って、蛇腹管Fに挿入量を確認する
ためのマーキング等を施す必要がない。この状態で、蛇
腹管Fを引き抜き方向に軽く引っ張ってみて、これがス
トッパ部材44により仮固定されていることを確認す
る。
【0027】次に、継手本体26の先端に回動可能に嵌
め込まれているナット部材30を固定方向へ略半回転だ
け回転させる。すると、図1中の上半分(固定前)に示
されている押しピン112は、下半分(固定後)に示さ
れている押しピン112の位置まで略半回転することに
なる。この一対の押しピン112は、リング状の押しス
リーブ100(図5参照)の一対の押し込みテーパ面1
08に当接しているので、この押しピン112の回転に
よってカム機構のような作用が発揮されて押しピン11
2は継手本体26の奥へ、上記押し込みテーパ面108
の継手長さ方向の成分の長さだけ押し込まれることにな
る。尚、この押し込み量を変えるには、上記テーパ面1
08の傾斜角度を変えればよい。
【0028】また、上記押し込み時には、押しスリーブ
100の先端に位置する第2ストップリング部材104
は、押しスリーブ100の押し込みに従ってこのテーパ
面102Aにより弾性的に拡径され、この押しスリーブ
100が完全に押し込まれた時点で、縮径してストップ
リング用溝部106内にその断面積の略半分が嵌まり込
み、これにより継手本体26との間で固定された状態と
なる。また更に、押しスリーブ100の外周に設けたガ
イドピン110が継手本体26のガイド溝114(図3
(B)参照)に嵌まり込んでいるので、この押しスリー
ブ100は回転することなく、継手本体26の奥へ押し
込まれることになる。
【0029】このようにして、押しスリーブ100が押
し込まれると、この先端に設置されていたカラー部材1
02も一体的に継手本体26の奥へ押し込まれることに
なる。このように、カラー部材102が押し込まれる
と、このカラー部材102の先端部の抜け防止テーパ面
60は、図11(B)にも示すようにリテーナ部材50
の縮径テーパ面54Cに当接して、この後方突起54を
弾性的に中心方向へ変形させて押し込むように作用し、
この結果、後方突起54は蛇腹管Fの凹部18に嵌まり
込んで、この部分を強固に押圧して固定することにな
る。また、この時、リテーナ部材50は、押し込み方向
にある程度移動して、この端面54A(図11参照)が
パッキン部材42を圧縮方向へ押圧することになるの
で、このパッキン部材42が蛇腹管Fの外周面と圧接す
ることになり、その分、シール性を向上させることがで
きる。これにより、蛇腹管Fが継手本体26へ拘束され
るように固定されてロック状態となり、組み付け操作が
完了することになる。
【0030】また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッ
キン36のリング状の内側突部36Aは、蛇腹管Fの被
覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接して
おり、その水密性が保たれることになる。ここで、蛇腹
管Fに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇
腹管Fの凹部18に嵌まり込んでこれとロック状態にな
っているリテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ
引き抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材
50の後方突部54の縮径テーパ面54Cがカラー部材
102の抜け防止テーパ面60と接触しているので、こ
の後方突部54を更に縮径方向、すなわち管継手の中心
軸方向へ押圧することになる。この結果、この後方突部
54の突起56が蛇腹管Fの凹部18内に益々強固に押
し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状
態となり、この蛇腹管Fは管継手16から抜けて脱落す
ることはない。
【0031】このようにして、管継手16の構造をそれ
程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿
入して、その後、ナット部材30を略半回転させるだけ
で確実なシール性を維持しつつ装着することができる。
しかも蛇腹管Fが管継手16から抜け出て脱落すること
も防止することができる。また、ストッパ部材44が蛇
腹管Fの凸部20を1つ乗り越える毎に、操作者はクリ
ック感を感じることができるので、挿入状態を感覚的に
把握することができる。
【0032】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
について説明する。図12は本発明の第2実施例の差込
式管継手を示す断面図、図13は第2実施例に用いるナ
ット部材を示す図である。尚、図12において、上半分
は蛇腹管を挿入して固定前の状態を示し、下半分は固定
後の状態を示す。また、図13においては、図13
(A)はナット部材の半断面図を示し、図13(B)は
平面図を示す。また、ここでは図1〜図11において記
載した部分と同一部分については、同一参照符号を付し
てその説明を省略する。この第1実施例では、ナット部
材30の押しピン112(図4参照)は、半径方向外方
へ突出させて設けたが、これに対して、この第2実施例
では、図12及び図13に示すようにこの押しピン11
2Aをナット部材30の先端面より、この前方へ突出さ
せて一対設けている。そして、この押しピン112Aを
前方へ突出させた長さ分だけ、このナット部材30の長
さL5を、図4に示す第1実施例の場合よりも小さく設
定している。この場合、この押しピン112Aの先端面
が、図5に示す押しスリーブ100の押し込みテーパ面
108と当接することになる。この場合にも、先に説明
した第1実施例と同じ作用効果を示すことができる。
尚、上記第1及び第2実施例では押しピン112、11
2Aをナット部材30側に設け、これに対する押し込み
テーパ面108を押しスリーブ100側に設けたが、こ
れらを互いに逆に設けてもよい。すなわちナット部材3
0に押し込みテーパ面108を設け、押しスリーブ10
0に押しピン112、112Aを設けるようにしてもよ
い。
【0033】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
について説明する。図14は本発明の第3実施例の要部
を示す断面図、図15は第3実施例で用いる押しスリー
ブを示す斜視図、図16はナット部材を押し込んでいる
途中における要部拡大図である。前記第1及び第2実施
例ではナット部材30は、継手本体26の先端部に、そ
の長さ方向へは移動しないで回動自在に設けられていた
が、この第3実施例では、図示するように、ナット部材
30と継手本体26とはネジ部124によって螺合され
ており、ナット部材30を回転させることにより、これ
を継手本体26に対して前進、或いは後退させることが
できるようになっている。
【0034】そして、このナット部材30の先端側に
は、押しスリーブ126とカラー部材128とが順次介
設されている。そして、このカラー部材128の前方
に、前述したと同じ構造のリテーナ部材50(図16参
照)が配置されている。上記押しスリーブ126は、例
えば金属や樹脂よりなり、図15にも示すようにC字形
状に成形されており、弾性的にその直径が拡縮できるよ
うになっている。また、この押しスリーブ126の断面
は、例えばホームベース状に断面五角形になされてお
り、その先端の内周面は、継手本体26の奥に行くに従
って拡径された傾斜面となってストローク拡大テーパ面
130として構成されている。また、このストローク拡
大テーパ面130の隣接面は、上記テーパ面130とは
反対方向へ傾斜する縮径テーパ面132として形成され
ている。そして、この縮径テーパ面132は、継手本体
26の内壁に形成した本体側のテーパ面134と面接触
しており、この押しスリーブ126が押し込まれた時
に、これ自体が縮径しつつ継手本体の奥へ前進できるよ
うになっている。
【0035】これに対して、カラー部材128は、先の
第1及び第2実施例の場合と同様にリング状に成形され
ている。このカラー部材128の先端面は、上記押しス
リーブ126のストローク拡大テーパ面130と面接触
するリング状の受け側テーパ面136が形成されると共
に、その反対側の後端面には、リテーナ部材50と接触
するように第1及び第2実施例の場合と同じような形状
の抜け防止テーパ面60が形成されている。尚、他の構
成部分については、第1実施例と同じ構造なので、その
説明を省略する。
【0036】さて、このように構成された第3実施例に
おいては、蛇腹管Fをこのナット部材30及び継手本体
26内へ挿入し(図14(A)参照)、この状態でナッ
ト部材30を数回回転させてナット部材30を継手本体
26側へ押し込むことにより、図14(B)に示すよう
に蛇腹管Fを強固に固定することができる。すなわち、
ナット部材30を回転してこれを継手本体26側へ押し
込むことにより、ナット部材30の端部に位置する押し
スリーブ126は、継手本体26内の奥へ前進しつつ次
第その直径が縮径されて行く。この途中経過は図16に
示されている。そして、この押しスリーブ126の前進
及びその縮径に伴って、この後端に接しているカラー部
材128も継手本体26の奥へ押し込まれてリテーナ部
材50を第1及び第2実施例の場合と同様に中心側へ屈
曲変形させて、蛇腹管Fを固定することになる。
【0037】この場合、押しスリーブ126のストロー
ク拡大テーパ面130はカラー部材128の受け側テー
パ面136と接しているので、上記ストローク拡大テー
パ面130は、上記受け側テーパ面136を押圧するよ
うに接しつつ押しスリーブ126の縮径により受け側テ
ーパ面136を更に奥へ押し出すように作用する。結果
的に、このカラー部材128は、ナット部材30の押し
込み量よりも多く、すなわちナット部材30の押し込み
ストローク量が拡大された状態で継手本体26の奥へ押
し込まれることになる。従って、ナット部材30を僅か
な回転で押し込むことにより、この押し込みストローク
量よりも大きくカラー部材128を奥へ押し込むことが
でき、その分、蛇腹管Fの固定時の施行性を改善するこ
とができる。尚、上記拡実施例において、カラー部材1
02、128よりも奥の構成、例えばリテーナ部材50
やパッキン部材42やストッパ部材44等の構成は単に
一例を示したに過ぎず、これら限定されない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の差込式管
継手によれば、次のような優れた作用効果を発揮するこ
とができる。本発明によれば、蛇腹管を継手本体内へ挿
入した後にナット部材を回転することにより押しスリー
ブ及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端が
リテーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ
部材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態とな
り、これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に
引き抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部
が蛇腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材
を引き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナ
ット部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するよう
に力が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように
作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで
挿入し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール
性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。
従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させること
なく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の差込式管継手を示す断面
図である。
【図2】蛇腹管を示す部分断面図である。
【図3】継手本体を示す断面図である。
【図4】ナット部材を示す図である。
【図5】押しスリーブを示す図である。
【図6】カラー部材を示す半断面図である。
【図7】C字状のストップリング部材を示す斜視図であ
る。
【図8】リング状のストッパ部材を示す斜視図である。
【図9】ストッパ部材を示す図である。
【図10】リテーナ部材を示す斜視図である。
【図11】リテーナ部材の動作を説明する図である。
【図12】本発明の第2実施例の差込式管継手を示す断
面図である。
【図13】第2実施例に用いるナット部材を示す図であ
る。
【図14】本発明の第3実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図15】第3実施例で用いる押しスリーブを示す斜視
図である。
【図16】ナット部材を押し込んでいる途中における要
部拡大図である。
【図17】従来の管継手を示す断面図である。
【符号の説明】
16 差込式管継手 18 凹部 20 凸部 26 継手本体 30 ナット部材 40 第1ストップリング部材 42 パッキン部材 44 ストッパ部材 50 リテーナ部材 80 パッキン押圧部材 100 押しスリーブ 102 カラー部材 104 第2ストップリング部材 106 ストップリング用溝部 108 押し込みテーパ面 110 ガイドピン 112 押しピン 114 ガイド溝 F 蛇腹管
フロントページの続き (72)発明者 南 智之 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 佐藤 文隆 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 藤縄 靖志 埼玉県川口市栄町1丁目17番14号 サンコ ー瓦斯精機株式会社内 (72)発明者 五十嵐 和忠 埼玉県川口市栄町1丁目17番14号 サンコ ー瓦斯精機株式会社内 (72)発明者 伊林 誠 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 藤吉 稔 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 (72)発明者 河西 伸哉 三重県桑名市大福二番地 日立金属株式会 社桑名工場内 Fターム(参考) 3H017 CA03 3J040 AA01 AA13 BA02 EA02 HA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が波山状になされた凹凸部を有す
    る蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の先端に回動自在に設けられるリング状の
    ナット部材と、 前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン
    部材と、 前記ナット部材の先端部側に摺動自在に設けられたリン
    グ状の押しスリーブと、 前記押しスリーブによって押し込まれるリング状のカラ
    ー部材と、 前記カラー部材により押圧された時に縮径して前記蛇腹
    管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、 前記ナット部材の端部と前記押しスリーブの端部の内、
    いずれか一方の端部に押しピンを設けると共に、他方の
    端部には前記押しピンと接して前記ナット部材の回転に
    より前記押しスリーブに対して前記前記継手本体の奥へ
    移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテー
    パ面が形成されており、 前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に
    前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させ
    ることを特徴とする差込式管継手。
  2. 【請求項2】 前記押しスリーブが押し込まれた時に前
    記押しスリーブを固定するストップリング部材が設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の差込式管継手。
  3. 【請求項3】 前記押しスリーブの外周面には、該押し
    スリーブの回転を防止するために前記継手本体の内壁に
    形成されたガイド溝に嵌め込まれるガイドピンが形成さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の差込式管
    継手。
  4. 【請求項4】 前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹管
    が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けられ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    差込式管継手。
  5. 【請求項5】 前記押しピンは、前記ナット部材に設け
    られており、前記ナット部材の半径方向外方へ向けて突
    出させて設けられることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の差込式管継手。
  6. 【請求項6】 前記押しピンは、前記ナット部材に設け
    られると共に、前記ナット部材の先端面より前方へ突出
    させて設けられることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の差込式管継手。
  7. 【請求項7】 外周面が波山状になされた凹凸部を有す
    る蛇腹管を接続する差込式管継手において、 前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁
    面が段部状になされた継手本体と、 前記継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合さ
    れたリング状のナット部材と、 前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン
    部材と、 前記ナット部材に押圧されて先端にストロークを拡大す
    るためのストローク拡大テーパ面が形成されたリング状
    の押しスリーブと、 一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記
    継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材
    と、 前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の中心
    方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状
    のリテーナ部材と、を備え、 前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に
    前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させ
    ることを特徴とする差込式管継手。
  8. 【請求項8】 前記カラー部材の端部には、抜け防止テ
    ーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の差込式菅継手。
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