JP2003028279A - 終減速装置 - Google Patents

終減速装置

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JP2003028279A
JP2003028279A JP2001219117A JP2001219117A JP2003028279A JP 2003028279 A JP2003028279 A JP 2003028279A JP 2001219117 A JP2001219117 A JP 2001219117A JP 2001219117 A JP2001219117 A JP 2001219117A JP 2003028279 A JP2003028279 A JP 2003028279A
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differential
support cylinder
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final reduction
carrier
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Naoaki Hoshika
直明 星加
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • F16H57/0421Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 終減速装置をフロントデファレンシャルとリ
アデファレンシャルとに共用できるようにする。 【解決手段】 終減速装置はドライブピニオンシャフト
17を支持するデファレンシャルキャリア10を有し、
デファレンシャルキャリア10内には差動機構が組み込
まれている。デファレンシャルキャリア10には、ドラ
イブピニオンシャフト17を軸受15,16を介して支
持する支持筒体14が形成され、この支持筒体14には
上方に掻き上げられて下方に流れる潤滑油、または支持
筒体14の側面に掻き上げられる潤滑油27を軸受1
5,16に案内する切り欠き部28が形成されている。
切り欠き部28は支持筒体14の端面29に開口してお
り、そこから入力側部に向けて軸方向に伸びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用の動力伝達系
に組み込まれて、駆動輪に動力を伝達する終減速装置に
関し、特に、フロントデファレンシャルとリアデファレ
ンシャルの何れにも適用し得るようにした終減速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの動力は変速機により所望のト
ルクと回転数に変速機により変換された後に終減速装置
を介して駆動輪に伝達される。この終減速装置は、変速
機の出力軸の回転数をさらに減速するとともに、旋回時
などに左右の駆動輪に回転速度差が発生したときに左右
の駆動輪に連結される車軸を差動させてタイヤのスリッ
プを防止して車両の操縦性を確保している。終減速装置
は、乗用車のようにエンジンが車体の前部に搭載されて
後輪を駆動する場合には車体の後部に搭載されることに
なり、リアデファレンシャルと言われる。一方、商用車
にはエンジンが終減速装置よりも後方に搭載され、前輪
を駆動する場合があり、その場合には、終減速装置が車
体の前部に搭載されることから、フロントデファレンシ
ャルと言われる。
【0003】終減速装置はデファレンシャルキャリアを
有し、この中には差動機構が内蔵されたデファレンシャ
ルケースが組み込まれるとともに、デファレンシャルケ
ースに固定される大歯車であるリングギヤに噛み合うド
ライブピニオンギヤが設けられたドライブピニオンシャ
フトが組み込まれている。
【0004】デファレンシャルキャリアにはドライブピ
ニオンシャフトを支持するための支持筒体が設けられて
おり、ドライブピニオンシャフトは支持筒体内に装着さ
れた軸受を介して支持される。この軸受を潤滑するため
に、デファレンシャルキャリア内に潤滑油を収容し、こ
の潤滑油をリングギヤにより掻き上げるようにしてお
り、特開平7-208589号公報に記載されるように、掻き上
げられた潤滑油を軸受に案内するために支持筒体には潤
滑油を案内する潤滑油路が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フロントデファレンシ
ャルとリアデファレンシャルは何れも基本構造は同様で
あるが、車体に対する搭載方向が逆となるので、リング
ギヤに対するドライブピニオンシャフトの回転方向がフ
ロントデファレンシャルとリアデファレンシャルとの両
方のタイプでは相互に逆方向となる。したがって、両方
のタイプでは潤滑油はリングギヤにより異なった方向に
掻き上げられることになり、リアデファレンシャルのデ
ファレンシャルキャリアにあっては、支持筒体の上部に
潤滑油案内用の油路を形成し、フロントデファレンシャ
ルのデファレンシャルキャリアにあっては支持筒体の側
部に油路を形成するようにしている。このように、フロ
ントデファレンシャルとリアデファレンシャルとではデ
ファレンシャルキャリアの形状が相互に相違することに
なり、それぞれのタイプに対応させて別々のデファレン
シャルキャリアを製造する必要がある。
【0006】デファレンシャルキャリアは、鋳造によっ
て製造されており、鋳型の中に中子を配置することによ
り鋳造時に開口部を形成するようにしたり、鋳造後に開
口部を機械加工するようにしている。このように、デフ
ァレンシャルキャリアの形状が鋳型に中子を組み込むよ
うな形状では、アルミニウム合金を使用してダイキャス
トによりデファレンシャルキャリアを製造することは困
難である。
【0007】本発明の目的は、終減速装置をフロントデ
ファレンシャルとリアデファレンシャルとに共用できる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の終減速装置は、
エンジンに変速機を介して連結される推進軸が連結され
るドライブピニオンシャフトを支持するデファレンシャ
ルキャリアを有し、このデファレンシャルキャリア内に
組み込まれて左右の駆動輪に動力を出力する差動機構を
有する終減速装置であって、前記デファレンシャルキャ
リア内の入力側部に、前記ドライブピニオンシャフトを
軸受を介して支持する支持筒体を形成し、前記支持筒体
の上方に掻き上げられて下方に流れる潤滑油、または前
記支持筒体の側面に掻き上げられる潤滑油を前記軸受に
案内する切り欠き部を前記支持筒体に形成し、前記デフ
ァレンシャルキャリアをフロントデファレンシャルとリ
アデファレンシャルの何れにも適用し得ることを特徴と
する。
【0009】本発明の終減速装置は、前記切り欠き部が
前記支持筒体の出力側部から入力側部に向けて軸方向に
伸びていることを特徴とする。
【0010】本発明の終減速装置は、前記支持筒体に設
けられた切り欠き部が、前記支持筒体の出力側端面が開
口していることを特徴とする。
【0011】本発明にあっては、差動機構のリングギヤ
のドライブピニオンシャフトに対する回転方向がいずれ
の方向であっても、リングギヤにより掻き上げられた潤
滑油は切り欠き部から支持筒体の内部に流入し、軸受の
潤滑を確実に行うことができる。切り欠き部は支持筒体
の出力側部から入力側に向けて伸びて形成されているの
で、デファレンシャルキャリアを鋳造する場合に、鋳型
の内部に中子を配置することが不要となり、ダイキャス
ト鋳造する場合には金型の形状を簡素化することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態である終減速
装置を示す断面図であり、図2は図1におけるA−A線
方向から見たデファレンシャルキャリアを示す断面図で
あり、図3は図1におけるB−B線に沿うデファレンシ
ャルキャリアを示す断面図であり、図4はデファレンシ
ャルキャリアを示す斜視図である。
【0014】終減速装置は車体に搭載されるデファレン
シャルキャリア10を有し、デファレンシャルキャリア
10はキャリア本体11とキャリアカバー12とにより
形成され、キャリアカバー12はキャリア本体11に対
して複数本のボルト13により締結される。キャリア本
体11はキャリアカバー12が締結される出力側の取付
面が開口されて全体的に箱形となっており、内部には支
持筒体14が一体に形成され、支持筒体14は入力側に
開口している。
【0015】支持筒体14には入力軸側から挿入される
軸受15と出力軸側から挿入される軸受16とが配置さ
れるようになっており、これらの軸受15,16を介し
て支持筒体14にはドライブピニオンシャフト17が回
転自在に支持されることになる。このドライブピニオン
シャフト17には、図示しない推進軸が締結されるよう
になっており、エンジンの動力は変速機により所望のト
ルクと回転数に変換されて推進軸を介してドライブピニ
オンシャフト17に伝達される。
【0016】デファレンシャルキャリア10内にはデフ
ァレンシャルケース18が組み込まれるようになってお
り、このデファレンシャルケース18には、ドライブピ
ニオンシャフト17の先端に形成されたドライブピニオ
ンギヤ19が噛み合うリングギヤ20が取り付けられて
いる。デファレンシャルキャリア10はドライブピニオ
ンシャフト17の回転中心が車体の前後方向を向くよう
に車体に搭載され、デファレンシャルケース18および
リングギヤ20は回転中心が車幅方向となる。
【0017】デファレンシャルケース18を回転自在に
支持するために、キャリア本体11の左右両側部にはケ
ース支持スリーブ21a,21bが取り付けられてお
り、それぞれのケース支持スリーブ21a,21bはキ
ャリア本体11に形成された取付孔22a,22bに嵌
合するようになっている。デファレンシャルケース18
にはそれぞれ駆動輪に連結される2本の車軸23a,2
3bが回転自在に装着され、それぞれの車軸23a,2
3bはケース支持スリーブ21a,21bから外方に突
出している。
【0018】それぞれの車軸23a,23bには傘歯車
からなるサイドギヤ24a,24bが固定され、デファ
レンシャルケース18に車両の前後方向に伸びて固定さ
れたピニオンシャフト25にはそれぞれサイドギヤ24
a,24bに噛み合うピニオンギヤ26a,26bが回
転自在に取り付けられている。したがって、車両の直進
時にはピニオンギヤ26a,26bは回転することな
く、リングギヤ20の回転をサイドギヤ24a,24b
に伝達する一方、旋回時などのように左右の駆動輪の抵
抗が相違すると、ピニオンギヤ26a,26bは自転し
て左右の駆動輪の回転速度差を吸収する。
【0019】図2および図3に示されるように、支持筒
体14の中心軸O1はリングギヤ20の中心軸O2よりも
下方に偏心している。また、支持筒体14は、図3に示
されるように、デファレンシャルキャリア10の車幅方
向の一方側にずれて形成されており、リングギヤ20は
図3において支持筒体14の左側に組み込まれる。
【0020】図2に示すように、デファレンシャルキャ
リア10の内部には潤滑油27が収容されており、リン
グギヤ20の一部は潤滑油27に浸されている。したが
って、ドライブピニオンシャフト17によってリングギ
ヤ20が回転すると、潤滑油27は上方に掻き上げられ
ることになる。たとえば、リングギヤ20が図2におい
いて実線の矢印で示すように反時計方向に回転した場合
には、潤滑油27はリングギヤ20により支持筒体14
の上面に掻き上げられて支持筒体14の外周面に沿って
下方に流れる。一方、リングギヤ20が図2において破
線の矢印で示すように時計方向に回転した場合には、潤
滑油27は支持筒体14の側面に向けて上方に掻き上げ
られる。
【0021】支持筒体14には図3において左側の側面
に切り欠き部28が形成されており、この切り欠き部2
8により支持筒体14の外面と内面とが連通されるよう
になっている。この切り欠き部28は支持筒体14の上
下方向のほぼ中央部に形成され、切り欠き部28は支持
筒体14の出力側の端面29に開口しており、この端面
から支持筒体14の入力側部つまり図2において左側に
向けて軸方向に伸びて形成されている。
【0022】したがって、リングギヤ20が図2におい
て反時計方向に回転した場合には、潤滑油27は支持筒
体14の上面に掻き上げられた後に、図3において実線
の矢印で示すように、支持筒体14の外周面に沿って流
れて切り欠き部28から支持筒体14の内部に流入す
る。一方、リングギヤ20が図2において時計方向に回
転した場合には、潤滑油27は、図3において破線で示
すように、支持筒体14の側面に掻き上げられて切り欠
き部28から支持筒体14の内部に流入する。
【0023】流入した潤滑油27を戻すために、図2に
示すように、支持筒体14の入力側の端部には支持筒体
14の内部と外部とを連通させる戻し油路30が形成さ
れている。したがって、支持筒体14の内部に切り欠き
部28から流入して軸受15,16に供給された潤滑油
は戻し油路30からデファレンシャルキャリア10のオ
イル収容部に戻される。
【0024】図5(A)は前述した終減速装置をリアデ
ファレンシャルとして適用した場合を示す概略図であ
り、図5(B)はフロントデファレンシャルとして適用
した場合を示す概略図である。リアデファレンシャルと
して適用される場合には、終減速装置はエンジンおよび
変速機からなる駆動部31よりも後方に配置され、車軸
23a,23bは後輪32に連結されることになるの
で、リングギヤ20のドライブピニオンシャフト17に
対する回転方向は図2において実線で示す方向となる。
【0025】これに対して、フロントデファレンシャル
として適用される場合には、終減速装置は駆動部31よ
りも前方に配置され、車軸23a,23bは前輪33に
連結されることになるので、リングギヤ20のドライブ
ピニオンシャフト17に対する回転方向は図2において
破線で示す方向となる。このように、デファレンシャル
キャリアはこの終減速装置をリアデファレンシャルとフ
ロントデファレンシャルとのいずれにもそのまま適用す
ることができる。これにより、両方のタイプにキャリア
本体11を共用することができ、両方のタイプを含めて
部品点数を低減することが可能となる。
【0026】キャリア本体11を鋳造する場合には、切
り欠き部28が支持筒体14の端面29に開口している
ので、鋳型の中に中子を配置することなく、キャリア本
体11を製造することができる。また、キャリア本体1
1をアルミニウム合金を用いてダイキャストにより製造
する場合には、金型の構造を簡略化することができ、デ
ファレンシャルキャリア10の製造コストを低減するこ
とができる。
【0027】図6(A),(B)はそれぞれ比較例であ
る終減速装置の一部を示す断面図であり、前述した部材
と共通する部材には同一の符号が付されている。図6
(A)はリアデファレンシャルに適用する比較例の終減
速装置について図2と同様の方向から見た断面図であ
り、図6(B)はフロントデファレンシャルに適用する
比較例の終減速装置について図1と同様の方向から見た
断面図である。
【0028】リアデファレンシャルとしての終減速装置
にあっては、支持筒体14の上部に潤滑油案内用の潤滑
路41が形成され、フロントデファレンシャル用の終減
速装置にあっては、支持筒体14の側部に潤滑油案内用
の潤滑路42が形成されている。このように、両方のタ
イプによって潤滑路41,42の位置を相違させるよう
にした場合には、デファレンシャルキャリア10はそれ
ぞれのタイプに対応させて別々のものを製造する必要が
ある。しかも、それぞれの潤滑路41,42の内周面は
環状に繋がっており、支持筒体14の端面には開口して
いないので、それぞれのデファレンシャルキャリア10
を鋳造する場合には、鋳型の内部に中子を配置したり、
ダイキャスト用の金型が複雑となる。これに対して、本
発明にあっては、このような問題点を回避することがで
きる。
【0029】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、デファレンシャルキャ
リアに設けられてドライブピニオンシャフトを軸受を介
して支持する支持筒体には、差動機構のリングギヤによ
って掻き上げられる潤滑油が入り込む切り欠き部が形成
されており、リングギヤのドライブピニオンシャフトに
対する回転方向がいずれの方向であっても、リングギヤ
により掻き上げられた潤滑油は切り欠き部から支持筒体
の内部に流入する。
【0031】これにより、デファレンシャルキャリアを
フロントデファレンシャルとリアデファレンシャルとに
共用することができる。これにより、両方のタイプを含
めた終減速装置の製造コストを低減することができる。
【0032】デファレンシャルキャリアを鋳造する場合
に、鋳型の内部に中子を配置することが不要となり、ダ
イキャスト鋳造する場合には金型の形状を簡素化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である終減速装置を示す
断面図である。
【図2】図1におけるA−A線方向から見たデファレン
シャルキャリアを示す断面図である。
【図3】図1におけるB−B線方向から見たデファレン
シャルキャリアを示す断面図である。
【図4】デファレンシャルキャリアを示す斜視図であ
る。
【図5】(A)は終減速装置をリアデファレンシャルと
して適用した場合を示す概略図であり、(B)はフロン
トデファレンシャルとして適用した場合を示す概略図で
ある。
【図6】(A)はリアデファレンシャルに適用する比較
例の終減速装置の一部について図2と同様の方向から見
た断面図であり、(B)はフロントデファレンシャルに
適用する比較例の終減速装置の一部について図1と同様
の方向から見た断面図である
【符号の説明】
10 デファレンシャルキャリア 11 キャリア本体 12 キャリアカバー 14 支持筒体 15,16 軸受 17 ドライブピニオンシャフト 18 デファレンシャルケース 23a,23b 車軸 24a,24b サイドギヤ 27 潤滑油 28 切り欠き部 29 端面 30 戻し油路
フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AA06 AB01 AB02 CA04 CB02 CB03 CC03 3J027 FA17 FA21 FB01 HA01 HA03 HB07 HC07 3J063 AA01 AB04 AC01 BA11 CA05 CD42 XD17 XD32 XD48 XD62 XD73 XE15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに変速機を介して連結される推
    進軸が連結されるドライブピニオンシャフトを支持する
    デファレンシャルキャリアを有し、このデファレンシャ
    ルキャリア内に組み込まれて左右の駆動輪に動力を出力
    する差動機構を有する終減速装置であって、 前記デファレンシャルキャリア内の入力側部に、前記ド
    ライブピニオンシャフトを軸受を介して支持する支持筒
    体を形成し、 前記支持筒体の上方に掻き上げられて下方に流れる潤滑
    油、または前記支持筒体の側面に掻き上げられる潤滑油
    を前記軸受に案内する切り欠き部を前記支持筒体に形成
    し、 前記デファレンシャルキャリアをフロントデファレンシ
    ャルとリアデファレンシャルの何れにも適用し得ること
    を特徴とする終減速装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の終減速装置において、前
    記切り欠き部は前記支持筒体の出力側部から入力側部に
    向けて軸方向に伸びていることを特徴とする終減速装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の終減速装置にお
    いて、前記支持筒体に設けられた切り欠き部は、前記支
    持筒体の出力側端面が開口していることを特徴とする終
    減速装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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