JP6350572B2 - デファレンシャル装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載されるデファレンシャル装置及びその製造方法に関し、特に、デフドライブギヤの大径化が望まれるデファレンシャル装置に関する。
一般に、自動車に備えられて旋回時における左右の駆動輪の回転差を吸収するデファレンシャル装置は、フロントエンジン・リヤドライブ車や四輪駆動車の場合、車体前後方向に延びるプロペラシャフトに連結されるデフドライブシャフトの一端に設けられた傘歯車等でなるデフドライブギヤ(ドライブピニオン)と、該デフドライブギヤに噛合う同じく傘歯車等でなるデフドリブンギヤ(デフリングギヤ)と、該デフドリブンギヤに固定されたデファレンシャルギヤケース(以下、「デフギヤケース」という)と、これらデフドライブギヤ、デフドリブンギヤ及びデフギヤケースを内部に一体的に収納するハウジングと、で構成されている。
そして、デフギヤケース内には、左右の車軸に連結された一対のサイドギヤ、これらのサイドギヤに噛み合わされて差動動作を行うピニオン等を有する差動機構が収納されており、該デフギヤケースは、両端が軸受部材を介してハウジングによって回転自在に支持された構成とされている。
ここで、一般に、デファレンシャル装置のハウジングは、例えば特許文献1に開示されているように、デフギヤケースを軸受部材を介して回転自在に支持する支持部位においてデフキャリヤとリアカバーに分割された半割構造を有している。デフキャリヤは、デフドライブシャフト及びデフドライブギヤと、デフギヤケースの前半部とを収納し、リアカバーは、デフギヤケースの後半部を収納するように構成されており、これらデフキャリヤとリアカバーは、それぞれ対向して設けられたフランジ部を互いにボルトで締結することで一体化されている。このような半割構造のハウジングは、支持部位の近傍にフランジ部があることで、デフギヤケースの支持剛性を高くできるため、デファレンシャル装置において広く採用されている。
このようなハウジングのデフキャリヤは、アンダーカット部を有する形状であるため、図6に示すように、固定型A、可動型B及び左右方向に互いに開閉するスライドコアC、Dで主に構成されたダイカスト金型を用いて鋳造される。これら金型部材A、B、C、Dは、型締め時に図6に示す各パーティングラインPLで互いに当接する。このとき、特にドライブギヤ122、デフギヤケース132及び該デフギヤケース132の両端を回動自在に支持する軸受部材138、139が収納される空間は、可動型Bを図6の下方に型抜きすることによって形成される。
一方で、昨今、エンジン自体の効率向上によりエンジンの出力トルクが向上しており、また、ハイブリッド車においては、エンジンのみの場合に比べて駆動モータのトルクアシストによって出力トルクが増大されている。また、変速機の最高変速段の減速比を大きくした車両が実用化されている。このような理由により、デファレンシャル装置での減速比を小さくすることが可能となったが、減速比はドライブギヤとドリブンギヤのギヤ比で決まるため、この場合、ドライブギヤが大径化する傾向がある。
特開2015−102146号公報
ところが、従来の半割型のハウジングを有するデファレンシャル装置では、デフキャリヤの鋳造工程における型抜き上の制約から、図6に示すように、デフギヤケース132の両端を支持する軸受部材138、139は、ドライブギヤ122の外接円fよりも外側に配置する必要があった。そして、特に、ドライブギヤの大径化に応じて、デフギヤケースの両端を支持する軸受部材間の距離(支持スパン)wが長くなり、デファレンシャル装置全体が大型化し、重量が重くなるという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、デファレンシャル装置の小型化が可能であり、更にはデファレンシャル装置の大型化を抑制しながらドライブギヤの大径化が可能なデファレンシャル装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るデファレンシャル装置及びその製造方法は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するための軸受部材と、
を備えたデファレンシャル装置の製造方法であって、
反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分を前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型抜きする型抜き工程と、
前記型抜き工程の後、型抜きされた前記空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付ける閉塞工程とを有する
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、
デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、
を備えたデファレンシャル装置の製造方法であって、
反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
前記デフドライブシャフトの軸心方向に型抜きされて前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部を含む内面を形成する型と、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型開きされて前記第1ハウジングの外面を形成するスライドコアとを用い、前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分を前記スライドコアによって型抜きする型抜き工程を有する
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、
前記型抜き工程の後、前記デフドライブシャフト及び前記ドライブギヤを前記第1ハウジングにおける前記第2ハウジング側の開口から前記デフドライブシャフトの前記軸心方向に対して傾斜させた状態で前記第1ハウジングに組み付けるドライブシャフト組付工程を有する
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、
前記ドライブシャフト組付工程の後、前記デフドライブシャフトを前記第1ハウジングによって回転自在に支持するためのドライブシャフト用軸受部材を、前記第1ハウジングにおける前記第2ハウジングとは反対側の開口から組み付ける軸受組付工程を有する
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、
前記軸受組付工程の後、前記デフギヤケース用軸受部材が予め組み付けられた前記デフギヤケースを前記第1ハウジングに組み付けるデフケース組付工程と、
前記第2ハウジングを前記第1ハウジングに組み付けるハウジング組付工程と、を有する
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、
前記型抜き工程の後、型抜きされた前記空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付ける閉塞工程を更に有する
ことを特徴とする。
更に、請求項に記載の発明は、
デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、を備えたデファレンシャル装置であって、
反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分は、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型抜きされていると共に、
型抜きされた前記空間部分は、閉塞部材によって閉塞されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、
デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、を備えたデファレンシャル装置であって、
前記第1ハウジングのドライブギヤ収容部は、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に貫通する貫通孔を介して外部に連通され、
前記ドライブギヤは、一部が前記貫通孔の内部に入り込んで収容されて、反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、反ドリブンギヤ側の軸受部材とドライブギヤがデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されたデファレンシャル装置の第1ハウジングを製造する際、ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の軸受部材とデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分をデフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型抜きするので、従来の金型構造を大きく変更することなく、従来よりもデフギヤケースの支持スパンを短縮したデファレンシャル装置を製造することができる。その結果、デフギヤケースの支持剛性が向上し、小型化及び軽量化されたデファレンシャル装置を得ることができる。
また、型抜き工程後、型抜きされた空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付けるので、デファレンシャル装置内に貯留されたオイルが外部へ流出するのを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、反ドリブンギヤ側の軸受部材とドライブギヤはデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、デフドライブシャフトの軸心方向に型抜きされて第1ハウジングのドライブギヤ収容部を含む内面を形成する型と、デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型開きされて第1ハウジングの外面を形成するスライドコアとを用い、第1ハウジングのドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の軸受部材とデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分をスライドコアによって型抜きすることができる。
請求項に記載の発明によれば、型抜き工程後、デフドライブシャフト及びドライブギヤを第1ハウジングにおける第2ハウジング側の開口からデフドライブシャフトの軸心方向に対して傾斜させた状態で第1ハウジングに組み付けるので、反ドリブンギヤ側の軸受部材とドライブギヤがデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置された構造である本デファレンシャル装置であっても、デフドライブシャフト及びドライブギヤを第1ハウジングに容易に組み付けることができる。
請求項に記載の発明によれば、ドライブシャフト組付工程の後、デフドライブシャフトを第1ハウジングによって回転自在に支持するためのドライブシャフト用軸受部材を、第1ハウジングにおける第2ハウジングとは反対側の開口から組み付けるので、ドライブシャフトを軸受部材で回転自在に支持することができる。
請求項に記載の発明によれば、軸受組付工程後、デフギヤケース用軸受部材が予め組み付けられたデフギヤケースを第1ハウジングに組み付け、第2ハウジングを第1ハウジングに組み付けるので、第1ハウジングは少ない工程で部品を組み付けることが可能となり、第1ハウジングと第2ハウジングの組み付けによってデフギヤケースを高い支持剛性で支持することができる。
請求項に記載の発明によれば、型抜き工程後、型抜きされた空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付けるので、デファレンシャル装置内に貯留されたオイルが外部へ流出するのを防止することができる。
請求項に記載の発明であるデファレンシャル装置によれば、上述の請求項1に記載の発明であるデファレンシャル装置の製造方法と同様の効果を奏することができる。
また、請求項8に記載の発明であるデファレンシャル装置によれば、上述の請求項2に記載の発明であるデファレンシャル装置の製造方法と同様の効果を奏することができる。
本発明の実施形態に係るデファレンシャル装置を上方から見た断面図である。 図1のデフキャリヤを側方から見た矢視図である。 図2のデフキャリヤ単体をE−E線で切断した断面図である。 図2のデフキャリヤの金型構造を説明する説明図である。 図1のデファレンシャル装置の組立方法を説明する説明図である。 従来のデフキャリヤの製造方法を説明する説明図である。
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の実施形態に係るデファレンシャル装置について説明する。なお、以下では本発明に係るデファレンシャル装置1の実施例として、エンジンを車体前部に配置した四輪駆動車における後輪への動力伝達用のリアデファレンシャル装置について説明する。
まず、図1から図3を参照しながら、デファレンシャル装置1の構造について説明する。ここで、図1は、本発明の実施形態に係るデファレンシャル装置1を上方から見た状態の断面図であり、図2は、図1のデフキャリヤ11単体を矢印Fの方向から見た矢視図であり、図3は、図2のデフキャリヤ11単体をE−E線で切断した断面図である。なお、図1の上側が車体前方、下側が車体後方、左右方向が車幅方向をそれぞれ示している。
図1に示すように、デファレンシャル装置1は、車体前後方向に延びるプロペラシャフト(図示せず)の後端とカップリング部材27を介して連結されるデフドライブシャフト21(以下、「ドライブシャフト21」という)の一端に設けられた傘歯車等でなるデフドライブギヤ22(以下、単に「ドライブギヤ22」という)と、該ドライブギヤ22に噛合う同じく傘歯車等でなるデフドリブンギヤ31(以下、単に「ドリブンギヤ31」という)と、デフドリブンギヤ31に固定されたデファレンシャルギヤケース32(以下、「デフギヤケース32」という)と、を有し、これらドライブギヤ22、デフドリブンギヤ31及びデフギヤケース32は、ハウジング10内に収納して一体的されている。
本実施形態において、ハウジング10は、デフギヤケース32を回転自在に支持する支持部位において前後方向に分割された二つの構造体11、12から構成されている。
これら構造体のうちの前側に配置されるデフキャリヤ11は、ドライブシャフト21及びドライブギヤ22と、ドリブンギヤ31及びデフギヤケース32の前半部と、を収納する内部空間を有する、いわばハウジング10の本体部分をなすものである。デフキャリヤ11の前面には、軸受部材23等を内部に挿入するための比較的小さな開口が形成されている。一方、デフキャリヤ11の後面には、ドライブギヤ22やデフギヤケース32等を内部に挿入するための比較的大きな開口が形成されており、該開口の周囲には前後方向に対して垂直方向に延びるフランジ部(図示しない)が設けられている。
また、デフキャリヤ11は、その側壁を車幅方向に貫通する略矩形の側面貫通孔11bが設けられている。図2に示すように、側面貫通孔11bは略矩形の穴であり、側面貫通孔11bの外側周縁部11cは平坦に形成され、その4つの角部にボルト穴11dが設けられている。外側周縁部11cの上面には、デファレンシャル装置1内のオイルが側面貫通孔11bを介して外部へ漏れないように、側面貫通孔11bを閉塞するための閉塞部材13がボルト穴11dにボルト14を螺合することよって油密に取り付けられている。
閉塞部材13は、板金等から形成された成形品であり、外側周縁部11cと当接するOリング等の環状のシール部材(図示略)が設けられている。
更に、デフキャリヤ11は、図3に示すように、その中央にドライブギヤ22が収容されるドライブギヤ収容部11aが設けられている。このドライブギヤ収容部11aは、その一部が側面貫通孔11bによって構成されており、該側面貫通孔11bを介して外部と連通している。そのため、デフキャリヤ11のドライブギヤ収容部11aの内部に収容されたドライブギヤ22は、その一部が側面貫通孔11bの内部に入り込んで収容される。
もう一方の構造体であるリアカバー12は、ドリブンギヤ31及びデフギヤケース32の後半部を収納する内部空間を有する、デフキャリヤ11の後面の開口を塞ぐべく、デフキャリヤ11の後方に取り付け固定される蓋に相当するものである。リアカバー12の上面には、ドリブンギヤ31及びデフギヤケース32等を内部に収納するための開口が形成されており、該開口の周囲には、デフキャリヤ11のフランジ部と対向するように、前後方向に対して垂直方向に延びるフランジ部(図示しない)が設けられている。
これらデフキャリヤ11とリアカバー12は、両フランジ部が対向して接するように互いに複数のボルト(図示しない)によって固定することで一体化される。一体化されたデフキャリヤ11とリアカバー12の合わせ部には、車軸51、51が左右方向から貫通するための穴がそれぞれ形成される。
ドライブシャフト21は、デフキャリヤ11に軸受部材23、24を介して前後方向の軸心周りに回転自在に支持されている。ドライブシャフト21は、その前端部がプロペラシャフトと連結するためのカップリング部材27にスプライン嵌合され、その後端部に差動機構34を駆動するドライブギヤ22が設けられている。スプラインに嵌合されたカップリング部材27から突出するドライブシャフト21の前端部にはナット28が螺合されており、該ナット28の締め付け度合を調節することにより、カップリング部材27とドライブギヤ22との距離、すなわち両軸受部材23、24の内輪同士の距離が調節されるように構成されている。
軸受部材23、24には、内輪23a、24aと外輪23b、24bが互いに分離及び結合が可能な円錐ころ軸受、円筒ころ軸受等が用いられる。なお、軸受部材23、24には、玉軸受を用いてもよい。
デフギヤケース32は、ドライブギヤ22に噛み合うドリブンギヤ31がボルト33によって結合されている。デフギヤケース32は、デフキャリヤ11及びリアカバー12に軸受部材38、39を介して車幅方向の軸心周りに回転自在に支持されている。軸受部材38、39は、その外輪が環状のシム41、41を介してハウジング11の内面と当接されている。
ここで、本発明の特徴として、反ドリブンギヤ側の軸受部材38は、下側から見て、ドライブギヤ22の外接円よりも内側、すなわち、ドライブギヤ22とデフギヤケース32の軸心方向(車幅方向)にオーバーラップして配置されている。
デフギヤケース32は、その内部に、前後方向に配設されたピニオンピン35に回転自在に支持された一対のピニオン36、36と、これらのピニオン36、36に噛合された左右一対のサイドギヤ37、37と、を有する差動機構34が収納されている。
これらのサイドギヤ37、37には、左右の後輪(図示せず)にトルクを分配して伝達するための車軸51、51(二点鎖線で図示)がそれぞれスプライン嵌合されている。左右の車軸51、51は、デフギヤケース32を貫通すると共に、デフキャリヤ11とリアカバー12の合わせ部に形成される穴を貫通して左右方向に延び、その先端にそれぞれ後輪が取り付けられている。
ドライブギヤ22及びドリブンギヤ31は、例えば、傘歯車、ハイポイドギヤ等の軸角が約45°をなす歯車からなり、互いの軸線が傾斜して噛み合わされており、ドライブギヤ22に伝達された動力を最終的に減速して差動機構34に伝達する終減速機構として機能する。
ハウジング10の底部には、ドライブギヤ22とドリブンギヤ31の噛み合い部、差動機構34における各ギヤの噛み合い部、ドライブシャフト21の軸受部材23、24、デフギヤケース32の軸受部材38、39等の各種摩耗部品を潤滑するためのオイルが貯留されている。このオイルは、ドリブンギヤ31及びドライブギヤ22の回転によって掻き上げられ、各種摩耗部品へ供給される。なお、ハウジング10の外部にオイルが漏れないように、車軸51、51が貫通するデフキャリヤ11とリアカバー12との合わせ部の穴には、オイルシール42、42が装着されている。
次に、図4を参照しながら、デファレンシャル装置1のデフキャリヤ11の製造方法について説明する。
図4は、図2のデファレンシャル装置1のデフキャリヤ11のダイカスト金型の構造を説明する説明図である。図4に示すように、デフキャリヤ11は、その内部にデフキャリヤ11の形状を構成するキャビティが形成されたダイカスト金型を用いて、アルミニウム等の金属材料を鋳造することによって製造される。なお、図4は、型締め時のダイカスト金型とデフキャリヤ11を示しており、理解を助けるために、鋳造後にデフキャリヤ11に組み付けられる部品を破線で示している。
ここで、ダイカスト金型は、従来と同様に、固定型A、可動型B及びスライドコアC、Dで主に構成されている。図4に矢印で示すように、このダイカスト金型は、固定型Aに対して可動型Bがデフキャリヤ11の前後方向(図の上下方向)に移動可能に構成されると共に、スライドコアC、Dが例えばアンギュラピンによってデフキャリヤ11の左右方向(図の左右方向)にそれぞれ摺動可能に構成されている。これら金型部材A、B、C、Dは、型締め時に各パーティングラインPLで互いに面接触するように構成されている。
上述のダイカスト金型を用いて、デフキャリヤ11を鋳造するには、まず、型締めされたダイカスト金型のキャビティに溶湯を注入し、凝固させた後、型開きを行う。この型開きでは、固定型Aに対して可動型Bを後方へ移動させると共に、スライドコアC、Dを左右の互いに離間する方向へ摺動させる(以下、「型抜き工程」という)。
このとき、デフキャリヤ11において、ドライブギヤ22が収容されるドライブギヤ収容部11aの大部分は、可動型Bをドライブシャフト21の軸心方向に型抜きすることによって形成される。また、ドライブギヤ収容部11aにおける反ドリブンギヤ側の軸受部材38とデフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分を含む側面貫通孔11bは、スライドコアDをドライブシャフト11の軸心方向と垂直方向に型抜きすることによって形成される。可動型BとスライドコアDは、型締め時に、側面貫通孔11b内のパーティングラインPLで互いに当接され、このパーティングラインPLに薄膜やバリが形成されないように鋳造が行われる。
以上により、このようなダイカスト金型を用いて上述の型抜き工程を実行することで、本願発明の特徴となるデフキャリヤ11を製造することができた。
次に、図5を参照しながら、デファレンシャル装置1の組立方法について説明する。図5は、図1のデファレンシャル装置1の組立方法を示す説明図である。
まず、図5(a)に示すように、前述のように鋳造されたデフキャリヤ11に対して、ドライブギヤ22がデフキャリヤ11の内壁面と干渉しないように、ドライブシャフト21及びデフドライブギヤ22をデフキャリヤ11のリアカバー12側の開口からドライブシャフト21の軸心方向に対して傾斜させた状態で組み付けて、ドライブギヤ収容部11a内にデフキャリヤ11を収容する(以下、「ドライブシャフト組付工程」という)。
このような組み付けを実現するために、ドライブシャフト組付工程の前に、軸受部材24の内輪24aが転動体及び保持器と共にドライブシャフト21に、軸受部材24の外輪24bがデフキャリヤ11にそれぞれ予め組み付けておく。そして、ドライブシャフト組付工程の際に、軸受部材24の内輪24aと外輪24bが転動体を介して同心上に互いに組み合わされる。
また、型抜き工程において型抜きされたデフキャリヤ11の側面貫通孔11bを閉塞するため、閉塞部材13をデフキャリヤ11の側面にある外側周縁部11cにボルト14によって油密に取り付ける(以下、「閉塞工程」という)。なお、この閉塞工程は、型抜き工程の後であればよく、当該組立工程における任意のタイミングで行うことができる。
次に、図5(b)に示すように、ドライブシャフト組付工程の後、ドライブシャフト21の前側を支持する軸受部材23を、デフキャリヤ11におけるリアカバー12とは反対側の開口から組み付ける(以下、「軸受組付工程」という)。これにより、ドライブシャフト21が軸受部材23、24を介してデフキャリヤ11によって回転自在に支持される。
本実施形態では、軸受組付工程の前に、軸受部材23の外輪23bがデフキャリヤ11に予め組み付けられており、軸受組付工程の際に、軸受部材23の内輪23aが転動体及び保持器と共にドライブシャフト21に嵌合されるのに伴って、軸受部材23の内輪23aと外輪23bが転動体を介して同心上に互いに組み合わされる。
また、この軸受組付工程では、軸受部材23の前にスリーブ26がドライブシャフト11に対して組み付けられ、軸受部材23の後にオイルシール25、カップリング部材27及びナット28がドライブシャフト11に対して組み付けられる。
次に、図5(c)に示すように、軸受組付工程の後、デフギヤケース32を支持する軸受部材38、39が予め組み付けられたデフギヤケース32をデフキャリヤ11に組み付ける(以下、「デフケース組付工程」という)。
このデフケース組付工程の際、ドライブギヤ22とドリブンギヤ31が互いに噛み合わされ、また、シム41、41がデフギヤケース32と共にデフキャリヤ11に組み付けられる。
次に、図5(d)に示すように、デフケース組付工程の後、リアカバー12をデフキャリヤ11に組み付ける(ハウジング組付工程)。この際、これらデフキャリヤ11とリアカバー12は、それぞれ対向して設けられたフランジ部(図示しない)を互いにボルト(図示しない)で固定することで一体化される。一体化されたデフキャリヤ11とリアカバー12との合わせ部の両穴に、オイルシール42、42をそれぞれ装着する。
以上の工程を実行した結果、図5(e)に示すように、デファレンシャル装置1の組立が完了する。
以上により、本実施形態によれば以下のような作用効果を奏する。
本実施形態によれば、反ドリブンギヤ側の軸受部材38とドライブギヤ22がデフギヤケース32の軸心方向にオーバーラップして配置されており、ドライブギヤ収容部11aにおける反ドリブンギヤ側の軸受部材38とデフギヤケース32の軸心方向にオーバーラップする空間部分を含む側面貫通孔11bをドライブシャフト21の軸心方向に対して垂直方向に型抜きするので、従来の金型構造を大きく変更することなく、従来よりもデフギヤケース32の支持スパンを短縮したデファレンシャル装置1を製造することができる。その結果、デフギヤケース32の支持剛性が向上し、小型化及び軽量化されたデファレンシャル装置1を得ることができる。
また、本実施形態によれば、型抜き工程後、ドライブシャフト21及びドライブギヤ22をデフキャリヤ11におけるリアカバー12側の開口からドライブシャフト21の軸心方向に対して傾斜させた状態でデフキャリヤ11に組み付けるので、反ドリブンギヤ側の軸受部材38とドライブギヤ22がデフギヤケース32の軸心方向にオーバーラップして配置された構造である本デファレンシャル装置1であっても、ドライブシャフト21及びドライブギヤ22をデフキャリヤ11に容易に組み付けることができる。
また、本実施形態によれば、ドライブシャフト組付工程の後、ドライブシャフト21をデフキャリヤ11によって回転自在に支持するための軸受部材23を、デフキャリヤ11におけるリアカバー12とは反対側の開口から組み付けるので、ドライブシャフト21を軸受部材23、24で回転自在に支持することができる。
また、本実施形態によれば、軸受組付工程後、デフギヤケース32をデフキャリヤ11によって回動自在に支持するための軸受部材38、39が予め組み付けられたデフギヤケース32をデフキャリヤ11に組み付け、リアカバー12をデフキャリヤ11に組み付けるので、デフキャリヤ11は少ない工程で部品を組み付けることが可能となり、デフキャリヤ11とリアカバー12の組み付けによってデフギヤケース32を高い支持剛性で支持することができる。
更に、本実施形態によれば、型抜き工程後、型抜きされた空間部分11cを閉塞する閉塞部材13を取り付けるので、デファレンシャル装置1内に貯留されたオイルが外部へ流出するのを防止することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、デフギヤケース32の軸心方向に摺動するスライドコアC、Dを有するダイカスト金型を用いた製造方法を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、スライドコアC、Dはドライブシャフトの軸心方向に対して垂直な方向に摺動すればよい。
また、上述の実施形態では、エンジンを車体前部に配置した四輪駆動車における後輪への動力伝達用のリアデファレンシャル装置を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、フロントエンジン・リヤドライブ車やハイブリッド車等に適用したデファレンシャル装置や、前輪への動力伝達用のフロントデファレンシャル装置等であってもよい。
以上のように、本発明によれば、デファレンシャル装置の小型化が可能であり、更にはデファレンシャル装置の大型化を抑制しながらドライブギヤの大径化が可能なデファレンシャル装置及びその製造方法を提供できるから、デファレンシャル装置及びこれを搭載した車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 デファレンシャル装置
10 ハウジング
11 デフキャリヤ(第1ハウジング)
11a ドライブギヤ収容部
11b 側面貫通孔
12 リアカバー(第2ハウジング)
13 閉塞部材
21 ドライブシャフト
22 ドライブギヤ
23 ドライブシャフト用軸受部材
31 ドリブンギヤ
32 デフギヤケース
38、39 デフギヤケース用軸受部材

Claims (8)

  1. デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
    前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
    前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
    該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、
    を備えたデファレンシャル装置の製造方法であって、
    反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
    前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分を前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型抜きする型抜き工程と、
    前記型抜き工程の後、型抜きされた前記空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付ける閉塞工程とを有する
    ことを特徴とするデファレンシャル装置の製造方法。
  2. デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
    前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
    前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
    該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、
    を備えたデファレンシャル装置の製造方法であって、
    反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
    前記デフドライブシャフトの軸心方向に型抜きされて前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部を含む内面を形成する型と、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型開きされて前記第1ハウジングの外面を形成するスライドコアとを用い、前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分を前記スライドコアによって型抜きする型抜き工程を有することを特徴とするデファレンシャル装置の製造方法。
  3. 前記型抜き工程の後、前記デフドライブシャフト及び前記ドライブギヤを前記第1ハウジングにおける前記第2ハウジング側の開口から前記デフドライブシャフトの前記軸心方向に対して傾斜させた状態で前記第1ハウジングに組み付けるドライブシャフト組付工程を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデファレンシャル装置の製造方法。
  4. 前記ドライブシャフト組付工程の後、前記デフドライブシャフトを前記第1ハウジングによって回転自在に支持するためのドライブシャフト用軸受部材を、前記第1ハウジングにおける前記第2ハウジングとは反対側の開口から組み付ける軸受組付工程を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のデファレンシャル装置の製造方法。
  5. 前記軸受組付工程の後、前記デフギヤケース用軸受部材が予め組み付けられた前記デフギヤケースを前記第1ハウジングに組み付けるデフケース組付工程と、
    前記第2ハウジングを前記第1ハウジングに組み付けるハウジング組付工程と、を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のデファレンシャル装置の製造方法。
  6. 前記型抜き工程の後、型抜きされた前記空間部分を閉塞する閉塞部材を取り付ける閉塞工程を更に有する
    ことを特徴とする請求項に記載のデファレンシャル装置の製造方法。
  7. デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
    前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
    前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
    該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、を備えたデファレンシャル装置であって、
    反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記ドライブギヤは前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されており、
    前記第1ハウジングの前記ドライブギヤ収容部における反ドリブンギヤ側の前記軸受部材と前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップする空間部分は、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に型抜きされていると共に、
    型抜きされた前記空間部分は、閉塞部材によって閉塞されていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  8. デフギヤケースを回転自在に支持する支持部位において第1ハウジング及び第2ハウジングに分割された構造を有するハウジングと、
    前記第1ハウジングにおいてデフドライブシャフトの一端に設けられたドライブギヤを収容するドライブギヤ収容部と、
    前記ドライブギヤに噛合うドリブンギヤに設けられた前記デフギヤケースと、
    該デフギヤケースを前記第1及び第2ハウジングによって回転自在に支持するためのデフギヤケース用軸受部材と、を備えたデファレンシャル装置であって、
    前記第1ハウジングのドライブギヤ収容部は、前記デフドライブシャフトの軸心方向に対して垂直方向に貫通する貫通孔を介して外部に連通され、
    前記ドライブギヤは、一部が前記貫通孔の内部に入り込んで収容されて、反ドリブンギヤ側の前記軸受部材前記デフギヤケースの軸心方向にオーバーラップして配置されていることを特徴とするデファレンシャル装置。
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