JP2003026241A - 物品保持具および物品保持構造 - Google Patents
物品保持具および物品保持構造Info
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Abstract
くてもこれに対応することができると共に、基台の強度
を損なうことがない物品保持具を提供する。 【解決手段】 窓孔を中空位置に保持する基台を設け、
上記窓孔には該窓孔が被保持物品より小さい場合に窓孔
を大きく開きうるように切込線とその外周に折り込み線
が形成されており、上記窓孔を覆ってフィルムが張設さ
れた物品保持具であって、上記切込線の外側に向かう端
部が、該切込線の延出方向に対して交差する方向に切り
込まれると共に前記折り込み線と連続する切込保護線と
繋がっていることを特徴とする。
Description
孔を中空位置に保持する基台を用いて、被保持物品を保
持して包装する物品保持具の改良に関する。
と、該基台に外周縁が固着され上記窓孔を緊張状態で覆
って被保持物品を押圧するフィルムとからなる物品保持
具の構造は知られている。この従来構成では、緊張した
フィルムを被保持物品が押圧して反発可能に変形させ、
フィルムはその反発力で被保持物品を保持している。そ
して、本出願人は、特許第2935664号として、第
1窓孔を有する第1基台と、該第1窓孔を覆って第1基
台表面に固着された可撓性を有する第1フィルムと、上
記第1窓孔に対応する第2窓孔を有する第2基台と、該
第2窓孔を覆って第2基台表面に固着された可撓性を有
する第2フィルムとからなって、第1基台と第2基台と
を対向して保持し、第1フィルムと第2フィルムとの間
に物品を保持してなる物品保持構造において、上記対向
した状態の第1基台と第2基台とを物品を保持した状態
で拘束する箱を設けてなり、前記第1窓孔または第2窓
孔には前記窓孔が物品より小さい場合に窓孔を大きく開
きうるように切込線とその外周に折り込み線が形成され
ており、上記窓孔を覆う第1フィルムまたは第2フィル
ムは前記切込線および折り込み線の外側で第1基台表面
または第2基台表面に固着してなる物品保持具を提案し
ており、相応の成果を挙げているが、基台の強度を高め
る構成が要望されていた。
を解決するために創案されたものであって、その主たる
課題は、切込線を有する物品保持具の場合に、前記切込
線と交差する切込保護線を設けて基台の強度を向上させ
て信頼性の高い物品保持具を提供することにある。
するため、請求項1の物品保持具の発明では、窓孔を中
空位置に保持する基台を設け、上記窓孔には該窓孔が被
保持物品より小さい場合に窓孔を大きく開きうるように
切込線とその外周に折り込み線が形成されており、上記
窓孔を緊張状態で覆って上記被保持物品を保持するフィ
ルムが前記切込線および折り込み線の外側で基台に固着
されてなる物品保持具において、上記切込線の外側に向
かう端部が、該切込線の延出方向に対して交差する方向
に切り込まれると共に前記折り込み線と連続する切込保
護線と繋がっている、という技術的手段を講じている。
また、請求項2の発明では、前記窓孔が四角形からなっ
ており、切込線が対角線に沿って角部に向かって形成さ
れ、切込保護線が内側に開く円弧形状からなっている、
という技術的手段を講じている。請求項3の発明では、
前記物品保持具が一対に設けられて、被保持物品をそれ
ぞれのフィルムで上下または左右に対向して挟圧し、該
挟圧姿勢を拘束する拘束手段により上記被保持物品を中
空位置に保持してなる、という技術的手段を講じてい
る。更に、請求項4の発明では、物品保持具が被保持物
品の一方側に設けられ、これと対向する被保持物品の他
方側には該被保持物品と衝合する衝合部材が設けられて
おり、上記基台のフィルムで被保持物品を一方側で衝合
部材に向けて押圧し、該押圧姿勢を拘束する拘束手段に
より上記被保持物品を一方側で中空位置に保持してな
る、という技術的手段を講じている。
適実施例について図面を参照して説明する。図1から図
3に示す第1実施例の物品保持具1は、ボックス状の基
台2の上壁面3に窓孔10を形成しており、基台2の上
壁面3の表面(裏面でもよい)には窓孔10を覆う弾性
および可撓性を有するプラスチック製のフィルム15が
張設されている。
その4辺の外周に沿って垂下し上壁面3を中空状に保持
する周壁4を有し、底面側が開口する箱型からなってい
る。この基台2の上壁面3の中央に窓孔10が設けられ
る。
窓孔10の対角線に沿って角部(四隅)に向かって中途
位置まで穿設されている。この切込線5の外側に向かう
端部5aに、該切込線5の延出方向に対して交差する方
向に切り込まれた切込保護線6が形成されている。
込線5の端部5aを中心に左右に延びており、切込線5
の端部5a間を結ぶ外周に沿って形成される折り込み線
7と連続するように繋がっている。
折り込み線7によって折り曲げ可能な可動片8が形成さ
れ、被包装物品Gが窓孔10の大きさより大きい場合に
可動片8が折り込み線7に沿って折り曲げられて窓孔1
0のエリアを広げ被包装物品Gを収納しうるようになっ
ている。
側に開く円弧形状に切り込まれているが、例えば、逆向
きの円弧形状(図5および図6参照)や、切込線5と直
交する斜めの直線状(図7参照)、あるいはL状(図
8、図9参照)に切り込まれた形状など、要するに切込
線5の延出方向に対して交差する方向に延びるものであ
れば如何なる形状であってもよい。
込線の延長方向である角部に向かってかかろうとする荷
重は、切込保護線によりその延長方向にかかることはな
く、向きを変えて折り込み線方向に分散させることがで
きる。そのため、基台2の角部の強度を損なわず、基台
2の安定性と信頼性を向上させることができる。
は、従来のように可撓性および弾性を有する扁平なプラ
スチックシートであってもよいが、図4に示す実施例で
は、弾性を有さず可撓性のみを有するフィルム15’を
用いている。このフィルム15’には、予め被保持物品
Gを掛止めるための受部16が形成されている。
おり、被保持物品Gの一側を収納する。ここで受部16
の形状は、被保持物品Gの形状に対応させて適宜凹凸形
状や凹部の底部に更に凹部を設けるなど、所望の形状に
予め成型しておくことができる。あるいは図示しない
が、受部を別体の硬質プラスチックで成形しておき、該
受部を前記フィルム15または15’の中央に一体に嵌
め込んで使用してもよい。
構造について説明する。図2や図3で示した実施例の場
合、物品保持具1が上下一対に設けられて、被保持物品
Gがそれぞれの弾性を有するフィルム15で引っ張られ
て挟圧され(図2参照)、あるいは可撓性を有するフィ
ルム15’で形成された受け部16で上下に挟圧され
(図3参照)ており、それぞれの挟圧姿勢を拘束する拘
束手段として上記一対の物品保持部1、1を隙間無く収
納する外箱20を用い、該外箱20により上記被保持物
品Gを中空位置に保持するようになっている。
せた物品保持具1、1を隙間無く接触させて被保持物品
Gを挟持させた例を示したが、図2の実施例に示したよ
うに物品保持具1、1相互が密着せずに適宜スペースを
介して離間した状態で外箱20に収納されるものでもよ
く、いずれの構成でも使用することができる。
具1を被包装物品Gの一方側に設けている。そして、こ
れと対向する被包装物品Gの他方側には該被包装物品G
と衝合する衝合部材25が設けられている。
ロール、あるいはゴムなどの緩衝材からなっており、例
えば被保持物品Gを他方側を掛止める凹部26を形成し
ておけば、被保持物品Gの他方側が位置決めしやすく好
ましい。
で被保持物品Gの一方側から前記衝合部材25に向けて
押圧し、該押圧姿勢を、拘束手段として一例を示す外箱
20により拘束して、上記被保持物品Gを一方側で中空
位置に保持して収納することができる。
左右に延びているが、図10に示すように切込栓5の端
部5aから左右のいずれか一方だけに延びる構成でもよ
い。この場合、他方は折り曲げ線7が直接に切込線5の
端部5aまで延びる。その他の構成は前記実施例と同様
である。
に、基台1の上壁面3の角部で上記切込線5と繋がり、
端部が上壁面3の縁部まで延びている。従って、上壁面
3には前記角部に角部保護片部9のみが残るように形成
してもよく、可動片8が上壁面3の縁部を折り込み線7
として折り曲げ自在に形成されるものでもよい。この場
合の切込保護線6は、本実施例の他には、角部に角部保
護片部9が形状可能なように角部に対して突出するよう
な形状、例えば図5、図7、図9などのような形状であ
ることが好ましい。
一体に形成された箱型からなるが、この発明で基台の成
形方法は問わない。展開された段ボールを折り曲げて、
基台を成形するものであると、上壁面だけを別に形成し
ておき、基台本体に接着したり、掛止あるいは固着する
などしてもよい。
箱を用いたが、バンドや紐で拘束してもよい。あるいは
一対の物品保持部の一側を一体に繋げてヒンジ部とし、
他側には掛止片とこれを受ける受孔を設けるなど公知の
拘束手段を用いることができる。その他、要するにこの
発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること
勿論である。
ば、切込線を設けているので窓孔よりも大きい被保持物
品を窓孔を広げることで保持することができると共に、
切込線の延長方向である基台角部にかかる荷重を分散し
て基台の強度を損なうことがない。また、切込線を有す
る物品保持部でありながら簡単な構造で基台の強度を高
めて、信頼性のある物品保持具を提供することができる
ので、極めて有益である。
図である。
品保持構造を示す断面図である。
ある。
である。
る。
である。
ある。
部分平面図である。
る実施例を示す部分平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 窓孔を中空位置に保持する基台を設け、
上記窓孔には該窓孔が被保持物品より小さい場合に窓孔
を大きく開きうるように切込線とその外周に折り込み線
が形成されており、上記窓孔を緊張状態で覆って上記被
保持物品を保持するフィルムが前記切込線および折り込
み線の外側で基台に固着されてなる物品保持具におい
て、 上記切込線の外側に向かう端部が、該切込線の延出方向
に対して交差する方向に切り込まれると共に前記折り込
み線と連続する切込保護線と繋がっていることを特徴と
する物品保持具。 - 【請求項2】 窓孔が四角形からなっており、切込線が
対角線に沿って角部に向かって形成され、切込保護線が
内側に開く円弧形状からなっていることを特徴とする請
求項1に記載の物品保持具。 - 【請求項3】 物品保持具が一対に設けられて、被保持
物品をそれぞれのフィルムで上下または左右に対向して
挟圧し、該挟圧姿勢を拘束する拘束手段により上記被保
持物品を中空位置に保持してなることを特徴とする請求
項1または2に記載のいずれかの物品保持構造。 - 【請求項4】 物品保持具が被保持物品の一方側に設け
られ、これと対向する被保持物品の他方側には該被保持
物品と衝合する衝合部材が設けられており、上記基台の
フィルムで被保持物品を一方側で衝合部材に向けて押圧
し、該押圧姿勢を拘束する拘束手段により上記被保持物
品を一方側で中空位置に保持してなることを特徴とする
請求項1、2または3に記載のいずれのか物品保持構
造。
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JP3718461B2 JP3718461B2 (ja) | 2005-11-24 |
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JP4512667B1 (ja) * | 2009-09-03 | 2010-07-28 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ロジスコ | 外箱に収容される緩衝体 |
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- 2001-07-17 JP JP2001216538A patent/JP3718461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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