JP2003025321A - コンクリートの配合決定方法 - Google Patents

コンクリートの配合決定方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のコンクリート構造物を解体した際に得ら
れるコンクリート塊の破砕物を使用して、コンクリート
の運搬、投入、締固め、均し等のコンクリート打設作業
をスムーズに行うことができるコンクリートを製造でき
るコンクリートの配合決定方法を提供することにある。 【解決手段】微粒分と細粒分と粗粒分とからなる硬化コ
ンクリートの破砕物を骨材として用いるコンクリートの
配合決定方法であって、配合を決定すべきコンクリート
の粗粒分の含有率が第一基準値以下かつ、水、セメン
ト、空気およびセメント以外の微粒分からなるぺースト
分の含有率が第二基準値以上となるように配合を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の土木工事や
建築工事に使用可能なコンクリートの配合決定方法に関
する。
【0001】
【従来の技術】従来のコンクリートの配合決定、すなわ
ち、コンクリートを構成するセメント、水、骨材(細骨
材と粗骨材)の配合割合の決定は、図2に示すように、
必要な強度を充足するセメント水比(c/w)と、単位セ
メント量から、水およびセメントの配合割合を決定する
と共に、使用目的や耐久性を考慮して40〜60%の範
囲で細骨材料 (細骨材/全骨材の重量%)を決定し、細
骨材および粗骨材の配合割合を求めることにより行われ
ていた。
【0002】このときの細骨材および粗骨材は、コンク
リートの流動性を考慮し、長年の経験から所定の粒度を
有するものが使用されている。
【0003】このため、上記従来の配合方法において
は、所定の粒度の骨材を使用すれば自ずと流動性のよい
コンクリートを得ることができた。
【0004】ここで、流動性のよいコンクリート(図3
参照)とは、その構成材料である各粗粒分1間の空隙2
に、水とセメントと微粒分からなるぺースト分3と細粒
分4とからなるモルタルが、密に充填された状態のコン
クリートのことである。
【0005】一方、資源の有効利用の観点から、最近は
既存のコンクリート構造物を解体した際に得られるコン
クリート塊を破砕し、この破砕物の全量、すなわち微粒
分から細粒分、粗粒分に至る破砕されたもの全てを骨材
として利用したコンクリートが製造され始めている(図
4参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコンクリートの場合、従来の所定の粒度の骨材と比
べ、上記破砕物全量の粒度分布が異なっている。例え
ば、従来の骨材を通常のコンクリートで使用される細骨
材率45%とした場合の粒度と、破砕物全量の粒度を比
較すると(図5参照、図中のハッチング部分はJIS規
格の粗骨材、細骨材を用いた場合の粒度分布の範囲を示
す)、従来の骨材と比べ粗粒分が多く細粒分が少ないた
め、空隙容積が大きいと共に微粒分も少ない。
【0007】このため、従来の方法により決定された、
水、セメントの配合割合では、水とセメントと微粒分と
からなるぺースト分が不足し、上記大きな空隙を密に充
填することができず、流動性が阻われ、コンクリートの
運搬、投入、締固め、均し等のコンクリート打設作業に
支障をきたす場合があるという問題があった。
【0008】また、コンクリート塊を破砕したとき、そ
の粒度は、破砕機の機構(例えばジョークラッシャ、ロ
ールクラッシャ、コーンクラッシャ)や、仕様(例えば
ジョークラッシャであれば刃巾)によって変化するが、
同一の破砕機を同一の状態で使用すれば破砕物は一定の
粒度を示すことが明らかになっている(図5参照)。
【0009】したがって、上記破砕物を全量用いたコン
クリートを製造するにあたり、骨材に相当する上記破砕
物の粒度を知っておれば、その後、同じ破砕機を同一の
状態で使用する際にコンクリートの配合を予め決定して
おくことができる。
【0010】本発明は上記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、既存のコンク
リート構造物を解体した際に得られるコンクリート塊を
破砕した破砕物を使用してコンクリートを製造するにお
いて、粗粒分間の大きな空隙を密に充填できて流動性を
よくし、コンクリートの運搬、投入、締固め、均し等の
コンクリート打設作業をスムーズに行うことができるコ
ンクリートの配合決定方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
有効に達成するために、次のような構成にしてある。す
なわち、請求項1記載の本発明のコンクリートの配合決
定方法は、微粒分と細粒分と粗粒分とからなる硬化コン
クリートの破砕物を骨材として用いるコンクリートの配
合決定方法であって、配合を決定すべきコンクリートの
粗粒分の含有率が第一基準値以下かつ、水、セメント、
空気およびセメント以外の微粒分からなるぺースト分の
含有率が第二基準値以上となるように配合を決定するこ
とを特徴とする構成である。
【0012】請求項2記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項1記載のコンクリートの配合決定
方法において、上記破砕物中の微粒分と細粒分と粗粒分
の容積含有率に基づき、配合を決定すべきコンクリート
中の粗粒分の含有率が、上記第一基準値以下となるよう
に、破砕物の配合割合を求める工程と、求められた破砕
物の配合割合に基づき、水およびセメントの配合割合を
求める工程と、求められた水およびセメントの配合割合
と破砕物中の微粒分の容積含有率とから配合を決定すべ
きコンクリート中のぺースト分の含有率を求める工程
と、上記ぺースト分の含有率が第二基準値より少ない場
合は、この第二基準値以上となるように、破砕物の配合
割合を減らすと共に、その減分をぺースト分構成材料で
置き換える工程と、を備えたことを特徴とする構成であ
る。
【0013】請求項3記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項2記載のコンクリートの配合決定
方法において、上記ぺースト分構成材料は、水とセメン
トの配合割合を求めるにあたり定めた水セメント比に応
じた水とセメントであることを特徴とする構成である。
【0014】請求項4記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項2記載のコンクリートの配合決定
方法において、上記ペースト分の構成材料は、空気また
はセメント以外の微粒分であることを特徴とする構成で
ある。
【0015】請求項5記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項1記載のコンクリートの配合決定
方法において、上記配合されるコンクリートの水セメン
ト比は40〜70重量%であることを特徴とする構成で
ある。
【0016】請求項6記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項1記載のコンクリートの配合決定
方法において、上記セメント以外の微粒分は、粒径が
0.6mm以下であることを特徴とする構成である。
【0017】請求項7記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項1記載のコンクリートの配合決定
方法において、硬練りコンクリートにおいては、上記第
一基準値が50容積%、上記第二基準値が35容積%で
あることを特徴とする構成である。
【0018】請求項8記載の本発明のコンクリートの配
合決定方法は、請求項1記載のコンクリートの配合決定
方法において、軟練りコンクリートにおいては、上記第
一基準値が50容積%、上記第二基準値が37容積%で
あることを特徴とする構成である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明のコンクリートの配合決定方
法の一例を示す流れ図であり、図中のαはペースト分の
基準値、βは粗骨材の含有量の基準値である。本発明で
は、各種水セメント比(水/セメントの重量%)および
各種粒度の破砕物を用いて配合試験(試験的にコンクリ
ートを製造し、その性状を調べること)を行った結果、
コンクリート中の粗粒分およびぺースト分(=水+セメ
ント+空気+セメント以外の微粒分)が、ある所定の範
囲であれば、流動性のよいコンクリートが得られること
がわかった。上記微粒分としては、フライアッシュ、高
炉スラグ、石粉等である。
【0020】通常の場合、微粒分は粒径0.075mm
以下となっているが、本発明においては、表1に示すよ
うに破砕物中の粒径0.6mm以下のものの割合を変え
てスランプ試験を行ったところ、0.6mm以下のもの
が多い方が、流動性がよくなる結果を得ており、0.6
mm以下のものを、ぺースト分を構成する材料の1つで
ある微粒分とした。
【0021】すなわち、ぺースト分を0.6mm以下と
した根拠として図6を示す。図6は、各材料の単位量を
ほぼ同一として、破砕物における0.6mm以下の微粒
分の量を変えた場合のスランプの示している。図中の上
のケースは微粒分を多くした場合、下のケースは少なく
した場合である。各材料を一定にした場合でも、破砕物
中の0.6mm以下の量によりコンクリートの流動性が
影響を受けることがわかる。
【0022】配合試験結果の説明(表1参照)
【表1】
【0023】1.全体について 硬練配合(スランプ5〜9cm)、軟練配合(スランプ
10〜15cm)のいずれにおいても、コンクリート中
の粗粒分の含有率が50容積%以上の配合は、流動性が
よくない。これは含有量が50容積%以上だと、粗粒子
間の空隙容積が大きくなりすぎ、その空隙をぺースト分
で密に充填することができないためである。
【0024】2.ぺースト分について 流動性に寄与するぺースト分とするためには、水セメン
ト比が、40〜70重量%のものを用いる必要がある。
70重量%を超えると、粘性が低くなりすぎ、材料分離
を起こすおそれがある。40重量%以下だと粘性が高く
なり、モチ状となるため流動性を期待することはできな
い。
【0025】3.硬棟り配合について 硬練り配合とは、マスコンクリート(大量のコンクリー
ト)など比較的簡易な断面形状で面積の広い型枠内に打
設されるコンクリート用の配合であり、スランプで5〜
9cm確保できればよい。
【0026】粗粒分の含有率が50%以下の場合であっ
ても、ぺースト分の含有率が34%のもの(表1の配合
No.7)は流動性がよくない。そして流動性のよい配
合は、いずれもぺースト分の含有率が35%を超えてい
る。
【0027】したがって、硬練配合においては、コンク
リート中における粗粒分の含有率が50容積%以下か
つ、ぺースト分の含有率が35容積%以上であることが
必要であることがわかる。
【0028】更に詳述するなら表1の配合No.6、
7、8とも、水セメント比がほとんど変わらないが、コ
ンクリート破砕物の粒度分布が異なる配合である。N
o.7、8を比較すると、No.7においてコンクリー
ト破砕物の0.6mm以下の微粒分が少ないために単位
ぺースト容積pが339L/m3と少ない状態になって
いる。このためスランプ1cmとワーカビリティーの悪
い状態になっている。これに対して、No.8において
は微粒分がNo.7よりもあるために単位ぺースト容積
が確保されている。この結果スランプ5cmの硬練コン
クリートを作成することが可能となった。
【0029】No.6、8を比較すると、No.6にお
いて単位粗骨材容積が529L/m 3と過大な状態にな
っているので、スランプ1cmとワーカビリティーの悪
い状態になっている。No.8はコンクリート破砕物中
の粗骨材分の割合が、No.6よりも低いために単位粗
骨材容積が482L/m3とNo.6よりも低い値にな
っており、この結果スランプ5cmの硬練コンクリート
を作成することが可能となった。
【0030】4.軟練り配合について 軟煉り配合とは、鉄筋が密に配置された箇所や、複雑な
断面形状の型枠内に打設されるコンクリート用の配合で
あり、スランプが10〜15cm確保する必要がある。
【0031】配合結果をみれば粗粒分の含有率が50容
積%以下の場合であってもぺースト分の含有率が36容
積%のもの(表1の配合No.13)はペースト分が不
足し、粗粒分どうしを接着する機能が低く、材料分離が
起こり流動性がよくない。
【0032】そして流動性のよい配合は、いずれもぺー
スト分の含有率が37容積%を越えている。
【0033】したがって、軟練り配合においては、コン
クリート中における粗粒分の含有率が50容積%以下か
つ、ぺースト分の含有率が37容積%以上であることが
必要であることがわかる。
【0034】また、水、セメントおよび破砕物の配合割
合がほぼ同一である表1の配合No.14と15を比較
すると、No.14の粗粒分/ぺースト分の容積比1.
13であるのに対し、No.14より流動性のよい(ス
ランプ11に対し13)No.15の粗粒分/ぺ一スト
分の容積比は1.19であり、ペースト分の多寡がコン
クリートの流動性に影響を与えていることがわかる。
【0035】更に詳述すると表1の配合No.12、1
3、14、15それぞれにおいて、水セメント比、単位
水量、単位セメント量は、ほぼ同一でコンクリート破砕
物の粒度分布が異なる配合である。
【0036】表1の配合No.13、14を比較する
と、No.13ではコンクリート破砕物において0.6
mm以下の微粒分が少ないために単位ペースト容積が3
56L/m3と少なくなり、軟練とした場合、ぺースト
分がコンクリート破砕物を保持できず、材料分離をおこ
すようになる。
【0037】これに対し、No.14では0.6mm以
下の微粒分がNo.13.と比べ多いために、単位ぺー
スト容積がNo.13よりも多くなり、この結果材料分
離のない軟練コンクリートが施工可能になった。
【0038】No.12、15を比較すると、No.1
2ではコンクリート破砕物中に50mm以上の粗骨材相
当分が多いために、単位粗骨材容積が519L/m3
多くなり、この結果ぺースト分とコンクリート破砕物が
分離するようになる。
【0039】これに対し、No.15ではコンクリート
破砕物中の粗骨材相当分がNo.12と比較して抑えら
れているために、単位粗骨材容積が456L/m3とN
o.12よりも少なくなり、この結果、材料分離のない
軟練コンクリートが施工可能になった。
【0040】
【発明の効果】以上、上記した説明でも明らかなように
本発明のコンクリートの配合決定方法では、既存のコン
クリート構造物を解体した際に得られるコンクリート塊
を破砕した破砕物を使用して製造される従来のコンクリ
ートの持つ問題を解決して、上記破砕物を使用するコン
クリートを製造する場合に混練する各材料の配合を、迅
速にかつ確実に決定することができる。したがって、コ
ンクリートの運搬、投入、締固め、均し等のコンクリー
ト打設作業をスムーズに効率良く行うことができる。ま
た、上記破砕物を利用する点において、資源の再利用に
大きく貢献できる。
【0041】また、請求項2に記載した本発明の各工程
をふまえて、上記破砕物を利用したコンクリートを製造
する場合に混練する各材料の配合を決定することによ
り、上記コンクリート打設作業をスムーズに効率良く行
うことができるコンクリートを製造することができる。
【0042】また、ぺースト分構成材料は、水とセメン
トの配合割合を求めるにあたり定めた水セメント比に応
じた水とセメントであるため、コンクリート強度を増
し、別の材料も不要である。
【0043】また、上記ペースト分の構成材料は、空気
またはセメント以外の微粒分であるため、ことを特徴と
する請求項2記載のコンクリートの配合決定方法。
【0044】また、配合されるコンクリートの水セメン
ト比が、40〜70重量%であることによって、この範
囲においてペースト分は流動性をより発揮することがで
きる。
【0045】また、セメント以外の微粒分は、粒径が
0.6mm以下であることによって、ペースト分として
の機能を効果的に発揮することができる。
【0046】また、硬練りコンクリートにおいては、第
一基準値が50容積%、第二基準値が35容積%である
ことにより、必要とする硬練りコンクリートを効果的に
得ることができる。
【0047】また、軟練りコンクリートにおいては、第
一基準値が50容積%、第二基準値が37容積%である
ことにより、必要とする軟練りコンクリートを効果的に
得ることができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートの配合決定方法を示す流
れ図である。
【図2】従来のコンクリートの配合決定方法を示す流れ
図である。
【図3】流動性のよいコンクリートの説明図である。
【図4】各コンクリートの圧縮強度とがら(骨材)容積
の関係を示す説明図である。
【図5】解体コンクリート塊破砕物の粒度分布を示す説
明図である。
【図6】ペースト分を0.6mm以下とした根拠を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 粗粒分 2 空隙 3 ぺースト分 4 細粒分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 18:14 C04B 14:06 Z 14:06) 111:00 111:00 (72)発明者 江川 雅雄 大阪市中央区内平野町2丁目1番9号シグ ナスビル2F 社団法人近畿建設協会内 (72)発明者 廣中 哲也 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 松田 敦夫 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 齋藤 隆弘 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 Fターム(参考) 4G012 PA04 PA27 PA29 PA30 PC11 PE01 4G056 AA07 CB13 CB17 DA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒分と細粒分と粗粒分とからなる硬化
    コンクリートの破砕物を骨材として用いるコンクリート
    の配合決定方法であって、配合を決定すべきコンクリー
    トの粗粒分の含有率が第一基準値以下かつ、水、セメン
    ト、空気およびセメント以外の微粒分からなるぺースト
    分の含有率が第二基準値以上となるように配合を決定す
    ることを特徴とするコンクリートの配合決定方法。
  2. 【請求項2】 上記破砕物中の微粒分と細粒分と粗粒分
    の容積含有率に基づき、配合を決定すべきコンクリート
    中の粗粒分の含有率が、上記第一基準値以下となるよう
    に、破砕物の配合割合を求める工程と、求められた破砕
    物の配合割合に基づき、水およびセメントの配合割合を
    求める工程と、求められた水およびセメントの配合割合
    と破砕物中の微粒分の容積含有率とから配合を決定すべ
    きコンクリート中のぺースト分の含有率を求める工程
    と、上記ぺースト分の含有率が第二基準値より少ない場
    合は、この第二基準値以上となるように、破砕物の配合
    割合を減らすと共に、その減分をぺースト分構成材料で
    置き換える工程と、を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のコンクリートの配合決定方法。
  3. 【請求項3】 上記ぺースト分構成材料は、水とセメン
    トの配合割合を求めるにあたり定めた水セメント比に応
    じた水とセメントであることを特徴とする請求項2記載
    のコンクリートの配合決定方法。
  4. 【請求項4】 上記ペースト分の構成材料は、空気また
    はセメント以外の微粒分であることを特徴とする請求項
    2記載のコンクリートの配合決定方法。
  5. 【請求項5】 上記配合されるコンクリートの水セメン
    ト比は、40〜70重量%であることを特徴とする請求
    項1記載のコンクリートの配合決定方法。
  6. 【請求項6】 上記セメント以外の微粒分は、粒径が
    0.6mm以下であることを特徴とする請求項1記載の
    コンクリートの配合決定方法。
  7. 【請求項7】 硬練りコンクリートにおいては、上記第
    一基準値が50容積%、上記第二基準値が35容積%で
    あることを特徴とする請求項1記載のコンクリートの配
    合決定方法。
  8. 【請求項8】 軟練りコンクリートにおいては、上記第
    一基準値が50容積%、上記第二基準値が37容積%で
    あることを特徴とする請求項1記載のコンクリートの配
    合決定方法。 【0001】
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