JP2003020832A - 受渡しボックスの解錠方法及び受渡しボックス - Google Patents

受渡しボックスの解錠方法及び受渡しボックス

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JP2003020832A JP2001208871A JP2001208871A JP2003020832A JP 2003020832 A JP2003020832 A JP 2003020832A JP 2001208871 A JP2001208871 A JP 2001208871A JP 2001208871 A JP2001208871 A JP 2001208871A JP 2003020832 A JP2003020832 A JP 2003020832A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、マンション等の集合住宅だけにと
どまらず、駅周辺や地下街或いは商店街や人通りのある
市街地等の公衆の場に設けられた受渡しボックスを預入
人や受取人が容易に利用することが出来、更には鍵とし
ての認証情報の一部或いは全部を差し替えることにより
セキュリティ性を向上出来る受渡しボックスの解錠方法
及び受渡しボックスを提供することを可能にすることを
目的としている。 【解決手段】 受渡しボックス2を解錠するために初め
に預入人となる配達人Aのために設定された認証情報の
一部または全部を物品の受取人Bのために設定された差
し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた新たな
認証情報に基づいて受渡しボックス2を解錠するように
構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の受渡しを行
うメールボックス、宅配ボックス、クリーニングボック
ス等の受渡しボックス及びその解錠方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のコインロッカーで鍵の受渡しを行
う場合、鍵を送付する手間、時間及び郵送料が嵩むとい
う欠点があり、またロッカーを受渡し場所として指定す
ること及びロッカーの利用料が受取人負担となること及
び鍵を受け取った時点で荷物の引渡しが完了することを
受取人から事前に了承を得て且つその旨の記録を残して
おく必要がある。
【0003】更にこの場合、受取人は別途配達人から通
知されない限り、ロッカーの利用経過時間を知ることが
出来ず、荷物を取りに行くまでロッカーを開けるために
支払わなければならない累積利用料金を推定することも
出来ない。
【0004】また、従来のコインロッカーでは配達人が
鍵の受渡し(つまり荷物の受渡し)の完了を速やかに知
ることは直接手渡さない限り不可能である。
【0005】一方、鍵の紛失や複製された鍵での盗難を
防止し、セキュリティ性能を向上したボックス(ロッカ
ー)として、例えば、特開平5-214857号公報、特開平8-
120985号公報、特開平9-282531号公報、特開平9-330458
号公報(以下、これ等をまとめて「公知例1」という)
に開示されたように、個人認証のためのID情報を記憶
した磁気カードやICカード等をカードリーダにより読
み取って予め記憶しているID情報と一致した時、解錠
するボックスが提案されている。
【0006】また、特開2000-225052号公報(以下、
「公知例2」という)では、物品の預入人と受取人が異
なる場合を想定し、預入人である配達人がテンキー等の
入力操作部で指定された配達人に予め割り当てられた認
証番号と住戸番号を入力して物品を預け、受取人となる
住居人がカードリーダ等の入力操作部で登録カードを挿
入し、更に認証情報を入力して解錠するものが提案され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公知例1では、預入人と受取人が同じである場合を想定
しているため、預入人が配達人であるような場合には、
配達物の受渡しが困難であった。
【0008】宅配物収納ロッカーでは配達人が独自の鍵
を持つシステムになっておらず、また、通常のコインロ
ッカーでは物理的なキーを鍵としており、鍵の受渡しが
容易ではない。従って、鍵の受渡しを以て物品の受渡し
を行なうことが困難であった。
【0009】また、公知例2では予め登録されたマンシ
ョン等の集合住宅に設置される宅配物収納ロッカーに対
して、当該ロッカーの所有者または当該集合住宅の居住
者に限定された利用者を受取人とする配達に利用される
ため、外部の一般の者を受取人として当該ロッカーを利
用することは想定していない。
【0010】セキュリティ性能が高い公知例1、2の場
合、一旦、物品を預けた配達人が再度解錠することが出
来ないため、物品受け取りの事前承認を得ていないにも
関わらず、配達人が返品を受け取ることが出来ない。ま
た、物品の受渡し責任及び有料化された場合の使用料金
の負担責任がどの時点で切り換わるのかが明確でなくト
ラブルの原因となるという問題があった。
【0011】また、利用料金は一般に預入人となる配達
人及び受取人に対して無料であるために宅配物収納ロッ
カーの購入費及び維持費はマンションの居住者またはオ
ーナーが負担せざるを得ない。従って宅配物収納ロッカ
ーを新たに新設しようとすると、その経費もマンション
の居住者またはオーナーが負担することになり、また、
その設置スペースを狭い集合玄関先に確保しなければな
らないため宅配物収納ロッカーを既存のマンションに増
設することは困難であった。
【0012】また、配達人が一方的に利用するシステム
の場合、受取人からロッカーを受渡し場所とする事前了
解をその都度取得したか否かを証明するのは困難であり
トラブルが発生し易く、且つ受取人を課金先とすること
が出来ないという問題がある。
【0013】また、前述の公知例2では利用の都度、預
入人が受取人から宅配物収納ロッカーのボックスを物品
の受渡し場所として事前に了解を取得することが出来な
いため、預入人にとっても使い勝手が悪い。尚、受取人
の事前同意や事前承認を得ない場合及び利用料金を預入
人の負担とした場合はボックスに預け入れただけでは物
品の受渡しが完了していないことになるためトラブル発
生の原因ともなる。
【0014】また、特定の預入人(配達人)に契約で利
用料金を課金する宅配ボックスは存在したが、この場
合、受取人による引き取りが完了したか否かが顕在化し
ない時には預入人は再度、物品を回収しに来なければな
らず、当然、時間料金体系の採用は不可能であった。
【0015】また、従来では、物品の移動を以て物品の
管理責任の移管を行なっていたものであるため前述した
公知例2のように、預入人が一方的に利用する場合、預
入人が課金対象となり、時間制の課金システムであれ
ば、物品を受渡しボックスに預け入れた後にまだ受渡し
が完了していない場合、預入人に対する課金が継続する
ため預入人は受取人の受取時間を気にしなければなら
ず、受取人は自分の都合で受け取る時間を決められず、
物品をあわてて取りに行かなければならないという不合
理が発生し、受取人が物品を受け取りに来ない場合は預
入人が物品を回収に再度受渡しボックスまで行かなけれ
ばならないという煩わしさがあった。
【0016】一方、宅配ボックスでは受取人の事前了承
を得ることなく荷物をボックスに入れた時点で受渡しが
完了したものと見なすシステムとなっているが、当然配
達人側には一方的に受渡し完了と見なすことに一抹の不
安が残る。また、この場合、受取人に対してボックスの
利用を有料化して従量課金することは理論的に難しくな
る。
【0017】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、マンション等の集合住宅だけ
にとどまらず、駅周辺や地下街或いは商店街や人通りの
ある市街地等の公衆の場に設けられた受渡しボックスを
預入人や受取人が容易に利用することが出来、更には鍵
としての認証情報の一部或いは全部を差し替えることに
よりセキュリティ性を向上し、且つ物品の管理責任の移
管を明確化出来る受渡しボックスの解錠方法及び受渡し
ボックスを提供せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る受渡しボックスの解錠方法は、物品の受
渡しを行う受渡しボックスの解錠方法であって、前記受
渡しボックスを解錠するために初めに預入人のために設
定された認証情報の一部または全部を預入人の了承、物
品の決済、受取人の了承等の所定の条件を満たした段階
で物品の受取人のために設定された差し替え認証情報に
差し替え、その差し替えられた新たな認証情報に基づい
て受渡しボックスを解錠するように構成したことを特徴
とする。
【0019】上記構成によれば、受渡しボックスを解錠
するために初めに預入人のために設定された認証情報の
一部または全部を預入人の了承、物品の決済、受取人の
了承等の所定の条件を満たした段階で物品の受取人のた
めに設定された差し替え認証情報に差し替え、その差し
替えられた新たな認証情報に基づいて受渡しボックスを
解錠することにより、初めの認証情報を知る預入人は認
証情報が差し替えられた時点で受渡しボックスを解錠す
ることが出来ず、受取人の立場からのセキュリティ性を
向上することが出来る。
【0020】また、受取人により認証情報が差し替えら
れた時点で物品の受渡し責任や使用料金の負担責任が預
入人から受取人に切り換わったことが明確に出来、好ま
しい。
【0021】特に、認証情報の差し替えの条件成立の確
認と当該差し替え行為が受渡しボックスまたは中央管理
センターを経由して行なわれ、且つその記録を残すこと
により正当な物品の受渡しが合理的に完結することが可
能である。
【0022】また、受渡しボックスに物品が安全に格納
された状態で物品の管理責任の移管を行なうことが出来
るため前述したように受取人の受取時間を気にしたり、
受取人は自分の都合で受け取る時間を決められなかった
り、物品をあわてて取りに行かなければならなかった
り、受取人が物品を受け取りに来ないことがかなりの時
間が経過してから判明したり等という煩わしさを完全に
解消することが出来る。
【0023】また、本発明に係る受渡しボックスの解錠
方法の他の構成は、物品の受渡しを行う受渡しボックス
の解錠方法であって、物品の預入人のために設定された
前記受渡しボックスを解錠するための認証情報の一部が
預入人が指定する受取人に開示され、残りの一部が預入
人のみに秘匿され、預入人から受取人に開示された認証
情報の一部により受取人が物品を受け取る権利者である
ことが認証され、残りの一部が預入人のみに秘匿された
ことで、物品の受取人のために設定された差し替え認証
情報に差し替えられるまで受取人が前記受渡しボックス
を解錠出来ないように構成したことを特徴とする。
【0024】上記構成によれば、物品の受取人が差し替
え認証情報に差し替える前に受渡しボックスを解錠する
ことが出来ず、預入人の立場からのセキュリティ性を向
上することが出来る。
【0025】また、物品の預入人のために設定された前
記受渡しボックスを解錠するための認証情報の一部また
は全部が、物品の受取人のために設定された差し替え認
証情報に差し替えられた時、その差し替えられた旨を少
なくとも物品の預入人に報知する場合には、預入人は受
取人により認証情報が差し替えられた時点で物品の受渡
し責任や使用料金の負担責任が預入人から受取人に切り
換わったことを確認することが出来る。
【0026】また、前記物品の受取人のために設定され
た差し替え認証情報が、バーコード情報、声紋情報、ま
たはデジタル画像情報の何れかを含む場合には、受取人
は物品を受け取る毎に差し替え認証情報を考案しなくて
も良く、また物品を受け取る毎に考案した差し替え認証
情報を失念する心配もなく、受取人にとって使い勝手が
良く、また、デジタル情報であるため照合が容易であ
る。
【0027】また、本発明に係る受渡しボックスは、物
品の受渡しを行う受渡しボックスであって、前記受渡し
ボックスを解錠するための認証情報を照合する認証情報
照合手段と、前記認証情報照合手段により照合された初
めに預入人のために設定された認証情報の一部または全
部を、物品の受取人のために設定された差し替え認証情
報に差し替える認証情報差し替え手段と、前記認証情報
差し替え手段により差し替えられた新たな認証情報に基
づいて前記受渡しボックスを解錠する解錠制御手段とを
有することを特徴とする。
【0028】上記構成によれば、認証情報照合手段によ
り預入人のために設定された認証情報の一部と、受取人
が提示した認証情報とを照合して受渡しボックスに預け
入れられた物品を受け取る正当な権利者であることを確
認し、認証情報差し替え手段により認証情報照合手段に
より照合された初めに預入人のために設定された認証情
報の一部または全部を、物品の受取人のために設定され
た差し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた新
たな認証情報に基づいて解錠制御手段が受渡しボックス
を解錠することで、初めの認証情報を所有する預入人は
認証情報が差し替えられた時点で受渡しボックスを解錠
することが出来ず、受取人の立場からのセキュリティ性
を向上することが出来る。
【0029】また、受取人により認証情報が差し替えら
れた時点で物品の受渡し責任や使用料金の負担責任が預
入人から受取人に切り換わったことが明確に出来、好ま
しい。
【0030】また、物品の預入人のために設定された前
記受渡しボックスを解錠するための認証情報の一部また
は全部が、前記認証情報差し替え手段により物品の受取
人のために設定された差し替え認証情報に差し替えられ
た時、その差し替えられた旨を少なくとも物品の預入人
に報知する第1の通信手段を有する場合には、第1の通
信手段により預入人と受取人に対して認証情報が差し替
えられたことを報知し、預入人と受取人は物品の受渡し
責任や使用料金の負担責任が預入人から受取人に切り換
わったことが知得出来る。
【0031】また、前記認証情報照合手段及び前記認証
情報差し替え手段が前記受渡しボックスとの間で通信制
御可能な中央管理センターに設けられ、前記中央管理セ
ンターに物品の預入人から送信されるか、或いは前記中
央管理センターから預入人へ送信した前記受渡しボック
スを解錠するための認証情報の一部と、物品の受取人か
ら送信された前記受渡しボックスを解錠するための認証
情報の一部とを前記認証情報照合手段により照合し、そ
の照合された認証情報の残りの一部または全部を前記認
証情報差し替え手段により物品の受取人から送信される
か、或いは中央管理センターから受取人に送信した差し
替えを指定する差し替え認証情報に差し替え、その差し
替えられた新たな認証情報に基づいて前記解錠制御手段
が前記受渡しボックスを解錠することを特徴とする。
【0032】上記構成によれば、受渡しボックスと、そ
れを管理する中央管理センターとが通信網により接続さ
れて集中管理され、預入人から中央管理センターに送信
されるか、或いは中央管理センターから預入人へ送信し
た認証情報の一部と、受取人から中央管理センターに送
信された認証情報の一部とを中央管理センターに設けら
れた認証情報照合手段により照合して受渡しボックスに
預け入れられた物品を受け取る正当な権利者であること
を確認し、更に認証情報差し替え手段により該認証情報
照合手段により照合された初めに預入人のために設定さ
れた認証情報の一部または全部を、物品の受取人から送
信されるか、或いは中央管理センターから受取人に送信
した差し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた
新たな認証情報に基づいて解錠制御手段が受渡しボック
スを解錠することで、初めの認証情報を知る預入人は認
証情報が差し替えられた時点で受渡しボックスを解錠す
ることが出来ず、受取人の立場からセキュリティ性を向
上することが出来る。
【0033】また、受取人または中央管理センターによ
り認証情報が差し替えられる時点で物品の受渡し責任や
使用料金の負担責任が預入人から受取人に切り換わるこ
とを認証情報の差し替え条件とし、受渡しボックスまた
は中央管理センターが受取人からこの受渡し条件の承諾
を得て且つ記録に残し、物品の受渡し責任や使用料金の
負担責任が預入人から受取人に切り換わったことが明確
に出来、その記録を証明或いは証拠として保存すること
が出来る。
【0034】また、前記物品の受取人のために設定され
た差し替え認証情報がバーコード情報、声紋情報、また
はデジタル画像情報の何れかを含む場合には、受取人は
物品を受け取る毎に差し替え認証情報を考案しなくても
良く、また物品を受け取る毎に考案した差し替え認証情
報を失念する心配もなく、受取人にとって使い勝手が良
く、また、デジタル情報であるため照合が容易である。
【0035】また、前記受渡しボックスのボックスID
情報と、物品の預入人の個人ID情報と、該物品の受取
人の個人ID情報とを入力可能な入力手段と、前記入力
手段により入力された受取人の個人ID情報に基づいて
該受取人に向けて物品の受渡し依頼があったことを該受
取人の第2の通信手段に送信して報知する第3の通信手
段と、前記第3の通信手段により報知を受けた受取人の
前記第2の通信手段から物品の受渡し行為及び/または
受渡し条件を承諾したことを受信する第4の通信手段
と、前記物品の受渡し行為に基づく前記差し替え認証情
報を受理し、前記物品の受け取り時に受取人が入力する
認証情報を照合して前記受渡しボックスを解錠する解錠
制御手段とを有する場合には、物品の預入人が受渡しボ
ックスから空きボックスを指定して、その空きボックス
のボックスID情報と、預入人の個人ID情報と、該物
品の受取人の個人ID情報を入力手段により入力する
と、受渡しボックスのコンピュータ或いは中央管理セン
ターの中央コンピュータが、入力された受取人の個人I
D情報に基づいて、その受取人に向けて物品の預入人か
らの受渡し依頼を報知する。
【0036】そして、その受渡し依頼を受けた受取人は
都合が良ければ、その受渡し行為や受渡し条件を承諾し
た旨の承諾情報と物品の受渡し行為に基づく差し替え認
証情報を受渡しボックスのコンピュータ或いは中央管理
センターの中央コンピュータに送信し、それを受理した
コンピュータは物品の受け取り時に受取人が入力する認
証情報を照合し、受渡しボックスの解錠制御手段を駆動
して受渡しボックスを解錠し、物品の取り出しを許容す
る。
【0037】尚、前記差し替え認証情報は前記コンピュ
ータが受取人、配達人、或いは物品の決済代行者等から
の受渡し承諾情報の受信と引き換えに該コンピュータの
方から受取人へ送信することも考えられる。
【0038】これにより、受取人が公衆の場に設置され
た受渡しボックスを物品の受渡し場所として受取人が同
意した事実査証となるため、預入人が物品の配達人であ
る場合には、あらためて事前了解をその都度取得したか
否かを証明する必要性も無く、配達業者等の預入人が安
心して物品の受渡し場所として受渡しボックスを利用す
ることが出来る。
【0039】また、受渡し依頼に対する事前承認を得た
場合に、その事実が受渡しボックスのコンピュータ或い
は中央管理センターのコンピュータに記憶され、且つそ
の記録を印刷出力することも出来る。
【0040】また、受取人を課金先とすることが出来る
ので預入人は受け取りの遅延による利用料金の増大を心
配する必要がなく、安心して利用出来る。
【0041】前記入力手段及び/または前記第2の通信
手段が携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナルコンピ
ュータのうちの何れか1つであれば好ましい。
【0042】また、前記携帯電話機、携帯情報端末機、
パーソナルコンピュータ、或いは受渡しボックスに設け
られたテンキー及びタッチパネルはインターネットが利
用可能であり、前記受渡しボックスの配置位置、経過利
用料金、入出荷情報、空き状態、受渡し依頼、受渡し承
諾情報のうち少なくとも1つがインターネットを介して
知得出来る場合には、現在空いている受渡しボックスを
容易に知得して利用することが出来、物品の入出荷状態
を容易に知得することが出来、経過利用料金を容易に知
得することが出来る。
【0043】また、前記入力手段及び/または前記第2
の通信手段は携帯電話機であり、該携帯電話機の電話番
号、或いは通話音声が前記受渡しボックスの物品の預入
れや取り出しのための解錠を行う際の認証情報を兼ね、
更に前記電話番号が該受渡しボックスの利用料金の課金
先を兼ねる場合には、携帯電話機の電話番号を予め個人
ID情報である会員番号及び課金先として登録しておく
ことで会員の識別や課金が容易となり、受渡しボックス
を解錠する鍵の役割も併せ持たせることが出来る。ま
た、通話音声を声紋により認証したり、認証情報を音声
により伝達認識して認証するする手段として個人ID情
報の代わりとすることも出来る。
【0044】従って、携帯電話機への加入者を自動的に
会員として扱うことが出来、個人認証番号や解錠認証番
号の入力操作や課金先の入力操作を省略出来、操作性が
良い。
【0045】また、受渡しボックスの利用料金を携帯電
話機の電話番号に対して課金する場合には課金が容易で
あるため好ましい。
【0046】また、預入人や受取人を予め登録した会員
制とすることで受渡しボックスの利用料金の回収方法
(与信システム)を事前に構築しておくことが出来る。
【0047】課金方法の一例としては、時間制使用料金
を受取人に課金し、受渡しボックスを利用する初期料金
を預入人に課金することも出来るので課金先の設定を多
様化出来、受取人の費用負担を軽減することが出来、悪
戯防止にも寄与する。
【0048】また、受渡しボックスに設けられたテンキ
ーや表示手段を兼ねるタッチパネルから受渡し依頼をす
る場合には、ID識別手段として、携帯電話機の電話番
号の代りにICカードや磁気カード、或いはクレジット
カード等をカードリーダで読み取ることで利用すること
も出来る。
【0049】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る受渡しボッ
クスの解錠方法及び受渡しボックスの一実施形態を具体
的に説明する。図1は本発明に係る受渡しボックスを利
用して物品を預け入れる様子を示す模式説明図、図2は
本発明に係る受渡しボックスの各部の構成を示すブロッ
ク図、図3は本発明に係る受渡しボックスにおける利用
者と受渡しボックスと中央管理センターとの間での各種
の流れを示す図である。
【0050】また、図4〜図7は本発明に係る受渡しボ
ックスにおいて、受渡しボックスを解錠するために初め
に預入人のために設定された認証情報を物品の受取人の
ために設定された差し替え認証情報に差し替える様子を
示す説明図、図8は携帯電話機の画面に表示したバーコ
ードをバーコードリーダにより読み取る様子を示す図で
ある。
【0051】図1及び図2において、2はメールボック
ス、宅配ボックス、クリーニングボックス等として利用
出来るマンション等の集合住宅だけにとどまらず、駅周
辺や地下街或いは商店街や人通りのある市街地等の人の
出入り自由な公衆の場に設けられた受渡しボックスであ
り、中央管理センター11により通信制御可能に構成され
ている。尚、受渡しボックス2の他の用途としてレンタ
ルビデオや写真(DPE)等の受渡しやロッカーとして
も利用可能である。
【0052】物品の受渡しを行う受渡しボックス2には
テンキーや表示パネルを兼ねるタッチパネル、或いはマ
イク等の入力手段3aや液晶表示装置やブラウン管ディ
スプレイ等の表示手段3b、更にはスピーカー3c、プ
リンタ3f、カードリーダ3g、カメラ3h、携帯電話
機接続手段3i、バーコードリーダ3j及び電波受信機
3k等を配置したコントロールパネル3が設けられてい
る。また、コントロールパネル3の正面に人が立ったこ
とを検知する図示しない人感センサ等が設けられてい
る。
【0053】入力手段3aは受渡しボックス2の設置場
所(ロケーション)やその設置場所における受渡しボッ
クス2のシリーズ番号等のボックスID情報、物品の預
入人や受取人Bの個人ID情報等を入力することが出来
るようになっている。
【0054】図2において、1はインターネットが利用
可能な携帯電話機であり、例えば、(株)NTTドコモ
が提供するiモード(NTT移動通信網(株)の登録商
標)対応の携帯電話機である。尚、本実施形態では、携
帯電話機1としてPHS(Personal Handyphone Syste
m)も含む。
【0055】この携帯電話機1に設けられたディスプレ
イ1aと、「1〜9」までの数字と「♯、*」の記号か
らなる所謂テンキーを中心としたコントロールボタン1
bを利用したボタン入力操作によってインターネットサ
イト(情報番組)接続サービスやiモードメール等の各
種のオンラインサービスが利用出来るものである。
【0056】iモード対応の携帯電話機1では、例え
ば、外出先や移動中でも銀行の残高照会や振込、各種チ
ケットの予約、電子電話番号帳の番号検索、或いは天気
予報、株価情報、ニュース速報、レストランガイド等、
各種の情報サービス提供者が提供する各種オンラインサ
ービスを利用することが出来、更にはiモード対応の携
帯電話機1同士や他のインターネットに接続されたパー
ソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」という)
との間でインターネットメール(e-mail;電子メール)
としても利用出来る。
【0057】尚、通信網としてはインターネット9の代
りに専用回線や通信衛星等を利用した空中電波による通
信網であっても良い。
【0058】携帯電話機1には「ブルートゥース」と称
する短距離無線規格による電波送信機1cが設けられて
おり、受渡しボックス2のコントロールパネル3に設け
られた電波受信機3kとの間で短距離電波通信を行なう
ことが出来るようになっている。
【0059】次世代の短距離無線規格である「ブルート
ゥース」によれば、通常、携帯電話機1や携帯情報端末
機(PDA)等で外部と無線が届かないエリアである地
下街やビル内(室内を含む)、或いは駅構内、空港構
内、公共施設構内等でケーブルを繋がなくても短距離無
線によりインターネットに接続されている受渡しボック
ス2のコンピュータ6に直接アクセスしたり、該コンピ
ュータ6を経由して中央管理センター11の中央コンピュ
ータ10とも情報のやり取りが出来るものである。
【0060】これにより携帯電話機1と受渡しボックス
2のコントロールパネル3との間で電話番号やバーコー
ド情報、声紋情報或いはデジタル画像情報のデジタル信
号を電波転送することが出来るように構成されている。
【0061】また、受渡しボックス2のコントロールパ
ネル3に設けられた携帯電話機接続手段3iには携帯電
話機1に設けられた接続端子を接続することが出来るよ
うになっており、携帯電話機1からコントロールパネル
3へ個人ID情報となる携帯電話機1の電話番号が自動
的に入力されるようになっている。
【0062】図2に示すように、受渡しボックス2に設
けられたコントロールパネル3の内部には中央管理セン
ター11に設けられた中央コンピュータ10から発信された
認証情報及び受渡しボックス2の固有の番号等のボック
スID情報と、物品の受取人B或いは預入人となる配達
人Aがテンキーや表示手段を兼ねるタッチパネル等から
なる入力手段3a、或いは入力手段であって通信手段で
もある携帯電話機1から入力したボックスID情報及び
認証情報とを照合して受渡しボックス2の扉を解錠する
解錠制御手段となる制御部4が設けられている。
【0063】解錠制御手段となる制御部4は物品の受取
人Bが受渡し行為に基づいて差し替えた差し替え認証情
報を中央管理センター11の通信手段となるサーバ装置10
aからインターネット9を介して受理し、物品の受け取
り時に受取人Bが入力手段3a、携帯電話機1或いはバ
ーコードリーダ3jにより入力する差し替え認証情報と
を照合して施錠機構8を駆動して受渡しボックス2を解
錠する。
【0064】また、各受渡しボックス2の表面部には空
き状態、入荷状態等を知らせるためのランプ3eが設け
られており、各受渡しボックス2の内部には受渡しボッ
クス2の空き状態を検知する空き状態検知手段の一部を
構成する物品の存在を検知する赤外線センサ3dが夫々
設けられている。尚、赤外線センサ3dの他に重量セン
サや他の種々のセンサが適用可能である。
【0065】制御部4の内部には中央コンピュータ10と
の間でボックスID情報や認証情報等の送受信を行なう
通信手段となる送受信部5が設けられている。
【0066】送受信部5は入力手段3aにより預入人と
なる配達人Aが入力した受取人Bの氏名、住所、メール
アドレス、電話番号等の個人ID情報に基づいて該受取
人Bに向けて物品の配達人Aからの受渡し依頼があった
ことを該受取人Bの携帯電話機1や携帯情報端末機(P
DA)やパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」
という)、或いは固定電話機やファクシミリ機等の各種
の通信手段に中央管理センター11を経由して送信して報
知する。
【0067】また、制御部4にはCPU(中央演算装
置)等を含むコンピュータ6と、記憶手段として読み書
き可能なメモリ7と、受渡しボックス2の扉を施錠/解
錠する施錠機構8が設けられている。
【0068】コンピュータ6はメモリ7からプログラム
や各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、各
種制御を行うものである。また、コンピュータ6にはカ
レンダー機能、時計機能及びタイマー機能及びカウンタ
等が設けられている。
【0069】また、コンピュータ6は受渡しボックス2
の空き状態を検知する空き状態検知手段の一部を構成す
る各赤外線センサ3dの検知した空き状態情報から受渡
しボックス2の空き状態を判別して収集し、通信手段と
なる送受信部5から通信網となるインターネット9を介
して図2に示す中央管理センター11に設けられた中央コ
ンピュータ10に受渡しボックス2の空き状態及び運営に
関する各種記録データを送信伝達する。
【0070】そして、この情報に基づいて、インターネ
ット9が利用可能な通信手段となる携帯電話機1、携帯
情報端末機、パソコン等を利用して中央コンピュータ10
のサーバ装置10aがインターネット9上に提供するウエ
ブサイトを介して受渡しボックス2の配置位置、経過利
用料金、入出荷情報、空き状態、受渡し依頼、受渡し承
諾情報等を知得出来るようになっている。
【0071】また、解錠制御手段となるコンピュータ6
は施錠機構8により受渡しボックス2の扉を解錠してか
ら赤外線センサ3dが物品の投入を検知するまでの時間
を測定しており、予め設定された時間を経過した場合に
は、施錠機構8により受渡しボックス2の扉を自動的に
施錠するオートロックを作動させる。
【0072】メモリ7はコンピュータ6が命令中のデー
タや演算結果、或いは入力手段3aから入力されたボッ
クスID情報や認証情報を一時記憶すると共に、中央管
理センター11から送信されたボックスID情報や認証情
報を一時記憶するワーキングエリア、コンピュータ6が
動作するための各種プログラムや、各種データを格納し
ておくバッファエリア等からなっている。
【0073】メモリ7に記憶された入力手段3aから入
力されたボックスID情報や認証情報と、中央管理セン
ター11から送信されたボックスID情報や認証情報とを
コンピュータ6が比較演算して両者が一致した場合に施
錠機構8により受渡しボックス2の扉を解錠する。
【0074】受渡しボックス2の扉は使用前は常時施錠
された状態であり、これにより悪戯やごみ捨て場と化す
ことを未然に防止出来るようになっている。
【0075】また、通信機能を有する送受信部5はイン
ターネット9を介して中央管理センター11に設けられた
中央コンピュータ10に接続されており、該中央コンピュ
ータ10のメモリ12に格納されている複数の受渡しボック
ス2の空き状態や各地の各場所に設置された受渡しボッ
クス2の配置位置及びそれ等の空き状態等の情報がイン
ターネット9を介して送受信部5からコンピュータ6に
送られ、更にはメモリ7に格納されている物品の入出荷
情報や利用者の経過利用料金等の情報と共に該送受信部
5から中央コンピュータ10を経由して通信手段となる携
帯電話機1や携帯情報端末機やパソコン等に音声や文
字、画像情報として提供される。
【0076】本実施形態では、物品の預入人となる配達
人A及び受取人Bは事前に中央管理センター11に登録さ
れたものでなくても利用可能であるが、中央管理センタ
ー11のサーバ装置10aがインターネット9上に提供する
ウエブサイト(ホームページ)に設けられた図示しない
登録画面等を経由して氏名、住所、電話番号、メールア
ドレス、銀行等の引落し口座番号、クレジット番号等を
予め中央管理センター11に登録して置き、その預入人と
なる配達人A及び受取人Bに対して受渡しボックス2の
利用料金を課金するように構成しても良い。
【0077】本実施形態では、受取人Bが中央管理セン
ター11に予め登録した携帯電話機1の電話番号に対して
課金する一例を示すが、課金決済方法は携帯電話機1の
電話番号に課金する他に、銀行等の指定口座からの自動
引落しやクレジットカード等への課金であっても良い。
【0078】中央管理センター11には各所に設けられた
受渡しボックス2の通信手段となる送受信部5から送信
された空き状態情報を随時記憶する記憶手段となるメモ
リ12が設けられており、空き状態検知手段となる赤外線
センサ3dにより随時検知された物品の出入情報や入力
手段3aにより物品の預入人となる配達人Aのために初
めに設定された認証情報や受取人Bのために差し替えら
れた新たな認証情報が随時更新されて記憶され、更には
一連の経過情報が所定期間記憶して保存される。
【0079】10aは中央管理センター11のメモリ12に随
時更新して記憶された受渡しボックス2の空き状態情報
を通信網となるインターネット9上で閲覧可能に提供す
るサーバ装置である。
【0080】尚、中央管理センター11には、何らかのト
ラブルや問い合わせに対応出来るスタッフが常駐してい
るコールセンター11aが設けられている。
【0081】中央管理センター11の中央コンピュータ10
は、認証情報差し替え手段を兼ねており、初めに配達人
Aのために設定された認証情報の一部または全部を後に
受取人Bのために設定された差し替え認証情報に差し替
える。
【0082】また中央コンピュータ10は、認証情報照合
手段も兼ねており、中央管理センター11に配達人Aから
送信された受渡しボックス2を解錠するための認証情報
の一部と、その物品の受取人Bから送信された受渡しボ
ックス2を解錠するための認証情報の一部とを照合す
る。
【0083】或いは、配達人Aに中央管理センター11か
ら送信された該認証情報の一部を受取人Bから送信され
た認証情報の一部と照合する。
【0084】そして、その照合された認証情報の残りの
一部または全部を預入人の了承、物品の決済、受取人の
了承等の所定の条件を満たした段階で物品の受取人Bか
ら送信された差し替えを指定する差し替え認証情報に差
し替え、その差し替えられた新たな認証情報に基づいて
受渡しボックス2の制御部4に設けられたコンピュータ
6が施錠機構8を駆動して受渡しボックス2を解錠す
る。
【0085】配達人Aが設定した受渡しボックス2を解
錠するための認証情報の一部または全部が認証情報差し
替え手段となる中央コンピュータ10により物品の受取人
Bが指定した差し替え認証情報に差し替えられた時、そ
の差し替えられた旨を、例えば、「認証情報が差し替え
られました」等の文字、或いは音声メッセージとして物
品の預入人となる配達人Aや受取人Bに報知する通信手
段をサーバ装置10aが兼ねている。
【0086】上記受渡しボックス2において、物品の預
入人となる配達人Aが受渡しボックス2を利用するに当
たり、所望の受渡しボックス2を解錠するために初めに
入力手段3aにより設定した認証情報の一部または全部
を預入人の了承、物品の決済、受取人の了承等の所定の
条件を満たした段階で物品の受取人Bのために設定され
た差し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた新
たな認証情報に基づいて受渡しボックス2を解錠するよ
うに構成されている。
【0087】尚、配達人Aのための認証情報の一部また
は全部は中央コンピュータ10から表示手段3b、プリン
タ3f、或いは携帯電話機1を経由して配達人Aに通知
することも考えられる。
【0088】預入人となる配達人Aが設定した認証情
報、或いは中央コンピュータ10が配達人Aのために設定
した認証情報の一部は、配達人Aから受取人Bに開示さ
れ、その開示された認証情報の一部により受取人Bが物
品を受け取る権利者であることが認証される。
【0089】また、預入人となる配達人Aのために設定
された認証情報の残りの一部は、配達人Aのみに秘匿さ
れ、物品の受取人Bが物品の受渡しを承諾した上で、該
受取人Bのために指定された差し替え認証情報に差し替
えられるまで受取人Bは受渡しボックス2を解錠出来な
いように構成されている。
【0090】そして、受取人Bにより差し替え認証情報
に差し替えられた時、その差し替えられた旨を物品の預
入人となる配達人A及び受取人Bに報知する。
【0091】以下に図を用いて、より具体的な実施形態
について説明する。図4は認証情報となる暗証番号の上
3桁X1及び暗証番号の下3桁X2が配達人Aにより設定
され、認証情報の一部となる暗証番号の上3桁X1が受
取人Bにより差し替え暗証番号Z1に差し替えられる場
合の一例を示す図である。
【0092】先ず、所望のロケーションに配置された受
渡しボックス2に出向いて物品を入荷する場合には、図
1に示すように、物品の預入人である配達人Aが受渡し
ボックス2のコントロールパネル3の前に立つと、人感
センサーにより該コントロールパネル3が起動し、利用
可能な受渡しボックス2のボックス番号Y2が表示され
る。
【0093】次に図3に示すように配達人Aが受渡しボ
ックス2のコントロールパネル3から入力手段3aを利
用してボックス番号Y2、配達人Aのメールアドレス、
配達人Aの名前、認証情報となる暗証番号X(図3及び
図4では暗証番号の上3桁X 1+下3桁X2)、及び受取
人Bの名前、受取人Bのメールアドレスを入力する。
【0094】配達人Aが初期料金を負担する料金体系の
場合には、配達人Aが初期料金(コイン等)を入れ、こ
の時点で受渡しボックス2の扉が開く。
【0095】次に配達人Aが物品を受渡しボックス2に
入れ、配達人Aが受渡しボックス2の扉を閉めると当該
受渡しボックス2が自動的に施錠される。そして、受渡
しボックス2から入力データ、入荷日時及びボックスロ
ケーション番号Y1が自動的に中央管理センター11のサ
ーバ装置10aへ送信される。
【0096】そして、サーバ装置10aが入荷日時の確認
と、初期料金がカバーする一定期間内にサーバ装置10a
が受取人Bから物品受渡し行為の承諾を得られなかった
場合は配達人Aに従量課金が課せられる旨を配達人Aに
対して表示手段3bにより表示するか或いは配達人Aの
携帯電話機1へ電子メールにて通知する。
【0097】そして、通信手段となるサーバ装置10aは
受取人Bに対して配達人Aの名前やメールアドレス等の
入力データ、入荷日時及びボックスロケーション番号Y
1とボックス番号Y2を電子メールにて通知する。
【0098】この際、サーバ装置10aからは受取人Bに
対して認証情報である暗証番号Xの差し替え手続き及び
ボックスロケーションの住所、地図等の詳細に関する情
報提供も行う。受渡しボックス2の設置位置はボックス
ロケーション番号Y1に基づいて中央管理センター11か
ら周辺地図等が受取人Bに送信される。
【0099】受取人Bは配達人Aに物品の中身と配達人
Aの暗証番号Xの一部である暗証番号Xの下3桁X2
電話等により問い合わせる。また、配達人Aの方から事
前に受取人Bへ当該情報について連絡を入れておくこと
も考えられる。
【0100】受取人Bは物品の受渡し行為及び受渡し条
件を承諾した場合、サーバ装置10aに電子メールを送信
し、配達人Aと受取人Bの名前等の入力データ、入荷日
時及びボックスロケーション番号Y1、ボックス番号
2、及び差し替える受取人Bの差し替え認証情報とな
る差し替え暗証番号Z1を入力する。
【0101】但し、本実施形態では、受取人Bは配達人
Aの認証情報の一部である暗証番号の上3桁X1しか変
更することが出来ず、残りの一部である暗証番号の下3
桁X2は配達人Aが指定した認証情報をそのまま起用し
なければならないように構成した一例である。
【0102】尚、他の構成として配達人Aのために設定
された認証情報の全てを受取人Bが差し替えるように構
成しても良い。また、本実施形態では、配達人Aのため
に設定された認証情報を上3桁の暗証番号X1と下3桁
の暗証番号X2とに分割するように構成したが、他の複
数の暗証番号で他の異なる種々の桁数で分割することで
も良い。
【0103】中央管理センター11の中央コンピュータ10
は配達人Aと受取人Bの名前等の入力データ、入荷日時
及びボックスロケーション番号Y1、ボックス番号Y2
及び初めの手が加えられていない認証情報の一部X2
既存の入力情報と一致するか否か、受取人Bからの電子
メール発信元が配達人Aが指定したメールアドレスと同
一か否か、更に使用料金の負担責任に関する受取人Bの
承諾や受渡し実行に関する配達人Aの承諾等の受渡し条
件が満たされたか否かを確認の上、認証情報の差し替え
を了承し、その旨の返信を配達人A及び受取人Bへ通知
する。
【0104】尚、上記配達人Aと受取人Bの名前入力や
メールアドレスの確認を省略して操作性を改善すること
も考えられる。一方、認証情報の差し替えの情報告知を
サーバ装置10aが自動的に行うのではなく、配達人Aが
電子メールや電話で受取人Bに告知することも考えられ
る。
【0105】受取人Bが物品の受渡し行為を承諾して、
新たな差し替え暗証番号Z1をサーバ装置10aに送信し
て中央コンピュータ10が初めの認証情報を差し替えた時
点で、サーバ装置10aは物品(及び鍵となる認証情報)
が受取人Bに引き渡された日時を配達人Aに電子メール
する。
【0106】受取人Bが物品を出荷する場合には、先
ず、受取人Bが受渡しボックス2のコントロールパネル
3の入力手段3a或いは携帯電話機1からボックス番号
2(携帯電話機1からの入力の場合はボックスロケー
ション番号Y1も加える)、受取人Bの名前及び差し替
えた認証情報である差し替え暗証番号Z1と、認証情報
の一部である暗証番号の下3桁X2を入力すると、利用
料金が表示され、受取人Bの現金、クレジットカード等
による料金支払を確認後、受渡しボックス2の扉が開
く。
【0107】一方、一定期間内にサーバ装置10aが受取
人Bから受渡し行為の承諾を得られなかった場合、即
ち、新たな差し替え暗証番号Z1がサーバ装置10aに送
信されて来なかった場合、配達人Aにその旨を電子メー
ルすると共に、受渡しボックス2に預けた物品を引き取
りに来るまで配達人Aに追加料金が課金されることを再
通知する。
【0108】受取人Bが受渡し行為を承諾せずに配達人
Aが物品を引き取る場合、配達人Aはコントロールパネ
ル3の入力手段3a、或いは携帯電話機1によりボック
ス番号Y2(携帯電話機1からの入力の場合はボックス
ロケーション番号Y1)、配達人Aの名前及び配達人A
の認証情報である暗証番号の上3桁X1と下3桁X2を入
力すると、利用料金が表示され、配達人Aの現金、クレ
ジットカード等による料金支払を確認後、受渡しボック
ス2の扉が開く。
【0109】尚、セキュリティーを向上するため、認証
情報に配達人Aまたは受取人Bのメールアドレスや事前
登録制による受取人Bの個人ID情報等の追加情報を預
けた物品の出荷時の入力条件とすることも出来る。一
方、セキュリティーの度合いは低くなるが操作性を向上
するために出荷時の入力情報から名前を省略することも
出来る。
【0110】また、電子メール(e-mail)に替わる通信
手段として電話を活用し、メールアドレスの替わりに電
話番号を配達人Aや受取人Bの連絡先とすることも考え
られる。但し、この場合は、サーバ装置10aから配達人
A及び受取人Bへの通知に通話音声であるボイスメール
を採用することになるが、連絡先の電話に記録機能がな
い可能性もあるためタイムリーな通知や鍵の受渡し手続
きがやや難しくなる。
【0111】特に、受取人Bの電話が番号非通知である
場合は認証情報の差し替えに際して本人確認の手段が一
つ無くなることになる。但し、事前登録制としてID番
号を発行することで対処が出来る。
【0112】また、携帯電話機1等の通話音声は声紋に
より差し替え認証情報とすることも出来、更に差し替え
暗証番号Z1を音声で伝達して中央コンピュータ10にお
いてその数字を認識し、これを差し替え認証情報とする
ことも出来る。また、携帯電話機1の電話番号を利用料
金の課金先とすることも出来る。
【0113】また、配達業者にメールアドレスを事前登
録させておき、且つ特定のID番号を与えておくことに
より、中央管理センター11が受取人Bに対して配達人A
の身元確認を行うことが可能となる。
【0114】但し、この場合はセキュリティー上、業者
のID番号を適宜変更するか、または認証情報の一部
(例えば、暗証番号の下3桁X2等)を配達毎に異なる
ものとすることが望ましい。
【0115】尚、受取人Bが入力データ、入荷日時及び
ボックスロケーション番号Y1及びボックス番号Y2を中
央管理センター11経由ではなく配達人Aから暗証番号の
下3桁X2と共に通知を受けることも出来る。
【0116】また、受渡しボックス2を解錠するための
認証情報は配達人A、受取人B、或いは中央コンピュー
タ10が設定するように構成しても良い。
【0117】図5は認証情報となる暗証番号の上3桁X
3及び暗証番号の下3桁X4が中央コンピュータ10により
設定され、認証情報の一部となる暗証番号の上3桁X3
が中央コンピュータ10により差し替え暗証番号Z2に差
し替えられる場合の一例を示す図である。
【0118】また、図6は認証情報となる暗証番号の上
3桁X3が配達人Aにより設定され、暗証番号の下3桁
4が中央コンピュータ10により設定され、認証情報の
一部となる暗証番号の上3桁X3が受取人Bにより差し
替え暗証番号Z2に差し替えられる場合の一例を示す図
である。
【0119】図7は認証情報となる暗証番号の上3桁X
3が中央コンピュータ10により設定され、暗証番号の下
3桁X4が配達人Aにより設定され、認証情報の全部と
なる暗証番号の上3桁X3及び下3桁X4が中央コンピュ
ータ10により差し替え暗証番号Z2に差し替えられる場
合の一例を示す図である。
【0120】尚、図5〜図7では入力データ、入荷日時
及びボックスロケーション番号Y1及びボックス番号Y2
の情報の流れを省略したが図4に示したと同様である。
【0121】次に図7及び図8を用いて認証情報がバー
コード情報或いはデジタル画像情報を含む場合の一例に
ついて説明する。尚、本実施形態では受渡しボックス2
を解錠するための認証情報が全て変更される一例を示
す。
【0122】図7において、前述と同様にして配達人A
が受渡しボックス2に物品を預けると、中央管理センタ
ー11のサーバ装置10aから認証情報(鍵)としてバーコ
ード情報或いはデジタル画像情報X3がインターネット
9経由で配達人Aが所持する通信手段であって入力手段
を兼ねるインターネット対応の携帯電話機1や携帯情報
端末機(PDA)に送付され、当該端末機に保存され
る。
【0123】そして、バーコード情報である場合には、
図8に示すように、コントロールパネル3に併設された
バーコードリーダ3j等のスキャナにより当該端末機の
表示画面に呼び出したバーコードをかざして読み取った
バーコード情報が一致すると受渡しボックス2の扉が開
くようになっている。
【0124】尚、デジタル画像情報の場合には、図2に
示すようにブルートゥースと称する近距離簡易通信伝達
手段により携帯電話機1や携帯情報端末機(PDA)の
電波送信機1cからデジタル画像信号を送信してコント
ロールパネル3の電波受信機3kにより受信して電波転
送し、デジタル画像情報が一致すると受渡しボックス2
の扉を開けるように構成することも出来る。
【0125】図7では、先ず、配達人Aが受渡しボック
ス2に出向いて前述と同様にして、配達人Aと受取人B
のメールアドレス、電話番号及び認証情報の一部となる
暗証番号X4等を入力して受渡しボックス2に物品を預
け入れると、その受渡しボックス2の受取人Bのメール
アドレス、電話番号等の入力データ、入荷日時及びボッ
クスロケーション番号Y1、ボックス番号Y2が中央管理
センター11のサーバ装置10aに送られる。
【0126】中央管理センター11は物品の預入行為を承
認して、配達人A固有のバーコード情報X3を変更する
ことが出来る認証番号の一部として中央管理センター11
のサーバ装置10aから配達人Aの携帯電話機1或いは携
帯情報端末機に電子メールする。
【0127】図8に示すように携帯電話機1の画面に中
央管理センター11から送信されたバーコードを表示さ
せ、バーコードリーダ3jにより読み取ることで受渡し
ボックス2を解錠することが出来る。
【0128】配達人Aは受取人Bにより認証情報が差し
替えられる迄はこのバーコード情報X3を利用して受渡
しボックス2を解錠することが出来るようになってお
り、配達人Aがこのバーコード情報X3を利用して受渡
しボックス2を解錠すると配達人Aの預入行為がキャン
セルされる。
【0129】物品を受渡しボックス2に預けた配達人A
は受取人Bに対して電話や電子メール等により配達人A
の認証情報の一部である暗証番号X4を通知する。尚、
通信手段となるサーバ装置10aは受取人Bに対して前述
と同様に物品を預けた受渡しボックス2の配達人Aの名
前、メールアドレス、電話番号等の入力データ、入荷日
時及びボックスロケーション番号Y1、ボックス番号Y2
等を電子メールにて通知する。
【0130】受取人Bは携帯電話機1を利用して受渡し
ボックス2の入力データ、入荷日時及びボックスロケー
ション番号Y1、ボックス番号Y2等と同時に配達人Aか
ら通知された暗証番号X4を中央管理センター11のサー
バ装置10aに送信する。この時、同時に受取人Bの携帯
電話機1からメールアドレス或いは電話番号が通知され
る。
【0131】そして、中央管理センター11において、暗
証番号X4、入力データ、入荷日時及びボックスロケー
ション番号Y1、ボックス番号Y2及び受取人Bのメール
アドレスや電話番号、更には必要に応じて配達人Aのメ
ールアドレスや電話番号を照合して配達人Aに送信した
初めのバーコード情報或いはデジタル画像情報X3を差
し替えて新たな差し替えバーコード情報或いは差し替え
デジタル画像情報Z2を受渡しボックス2のコントロー
ルパネル3及び受取人Bの携帯電話機1や携帯情報端末
機に送信する。
【0132】中央管理センター11から差し替えバーコー
ド情報或いは差し替えデジタル画像情報Z2を受信した
受取人Bは、受渡しボックス2の場所に出向いてボック
ス番号Y2を入力すると共に、図8に示すように携帯電
話機1の画面に中央管理センター11から送信された差し
替えバーコードを表示させ、バーコードリーダ3jによ
り読み取ることで受渡しボックス2を解錠することが出
来る。
【0133】尚、前記実施形態では、中央管理センター
11の中央コンピュータ10が認証情報差し替え手段及び認
証情報照合手段を兼ねるように構成したが、受渡しボッ
クス2のコントロールパネル3に設けられたコンピュー
タ6により認証情報差し替え手段及び認証情報照合手段
を兼ねるように構成しても良く、この場合には中央管理
センター11を介在させない構成とすることも出来る。
【0134】尚、暗証番号等の認証情報(鍵)の設定者
の組合せは以下の表1のような場合が想定される。
【0135】
【表1】
【0136】上記表1において認証情報となる暗証番号
上3桁X1,X3は配達人Aの専用の鍵として機能し、暗
証番号下3桁X2,X4は正当な受取人Bを指名するため
の鍵として機能し、差し替え認証情報となる差し替え暗
証番号Z1,Z2は、認証情報の一部となる暗証番号上3
桁X1,X3と差し替えるか、或いは認証情報の全部とな
る暗証番号上3桁X1,X3及び暗証番号下3桁X2,X4
と差し替えることで受取人B専用の鍵として機能する。
【0137】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、マンション等の集合住宅だけにとどまらず、
駅周辺や地下街或いは商店街や人通りのある市街地等の
公衆の場に設けられた受渡しボックスを受取人が容易に
利用することが出来、更には認証情報の一部或いは全部
を差し替えることによりセキュリティ性を向上出来る受
渡しボックスの解錠方法及び受渡しボックスを提供する
ことが出来る。
【0138】即ち、受渡しボックスを解錠するために初
めに預入人のために設定された認証情報の一部または全
部を預入人の了承、物品の決済、受取人の了承等の所定
の条件を満たした段階で物品の受取人のために設定され
た差し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた新
たな認証情報に基づいて受渡しボックスを解錠すること
により、初めの認証情報を知る預入人は認証情報が差し
替えられた時点で受渡しボックスを解錠することが出来
ず、受取人の立場からのセキュリティ性を向上すること
が出来る。
【0139】また、受取人により認証情報が差し替えら
れた時点で物品の受渡し責任や使用料金の負担責任が預
入人から受取人に切り換わったことが明確に出来る。
【0140】また、受渡しボックスに物品が安全に格納
された状態で物品の管理責任の移管を行なうことが出来
るため前述したように受取人の受取時間を気にしたり、
受取人は自分の都合で受け取る時間を決められなかった
り、物品をあわてて取りに行かなければならなかった
り、受取人が物品を受け取りに来ないことがかなりの時
間が経過してから判明したり等という煩わしさを完全に
解消することが出来る。
【0141】また、物品の預入人のために設定された受
渡しボックスを解錠するための認証情報の一部または全
部が、物品の受取人のために設定された差し替え認証情
報に差し替えられた時、その差し替えられた旨を少なく
とも物品の預入人に報知する場合には、預入人は受取人
により認証情報が差し替えられた時点で物品の受渡し責
任や使用料金の負担責任が預入人から受取人に切り換わ
ったことを確認することが出来る。
【0142】また、物品の受取人のために設定された差
し替え認証情報が、バーコード情報、声紋情報、または
デジタル画像情報の何れかを含む場合には、受取人は物
品を受け取る毎に差し替え認証情報を考案しなくても良
く、また物品を受け取る毎に考案した差し替え認証情報
を失念する心配もなく、受取人にとって使い勝手が良
く、また、デジタル情報であるため照合が容易である。
【0143】また、本発明に係る受渡しボックスの構成
によれば、認証情報照合手段により預入人のために設定
された認証情報の一部と、受取人が提示した認証情報と
を照合して受渡しボックスに預け入れられた物品を受け
取る正当な権利者であることを確認し、認証情報差し替
え手段により認証情報照合手段により照合された初めに
預入人のために設定された認証情報の一部または全部
を、物品の受取人のために設定された差し替え認証情報
に差し替え、その差し替えられた新たな認証情報に基づ
いて解錠制御手段が受渡しボックスを解錠することで、
初めの認証情報を所有する預入人は認証情報が差し替え
られた時点で受渡しボックスを解錠することが出来ず、
受取人の立場からのセキュリティ性を向上することが出
来る。
【0144】また、受取人により認証情報が差し替えら
れた時点で物品の受渡し責任や使用料金の負担責任が預
入人から受取人に切り換わったことが明確に出来る。
【0145】また、物品の預入人のために設定された受
渡しボックスを解錠するための認証情報の一部または全
部が、認証情報差し替え手段により物品の受取人のため
に設定された差し替え認証情報に差し替えられた時、そ
の差し替えられた旨を少なくとも物品の預入人に報知す
る第1の通信手段を有する場合には、第1の通信手段に
より預入人と受取人に対して認証情報が差し替えられた
ことを報知し、預入人と受取人は物品の受渡し責任や使
用料金の負担責任が預入人から受取人に切り換わったこ
とが知得出来る。
【0146】また、受渡しボックスと、それを管理する
中央管理センターとが通信網により接続されて集中管理
され、預入人から中央管理センターに送信されるか、或
いは中央管理センターから預入人に送信した認証情報の
一部と、受取人から中央管理センターに送信された認証
情報の一部とを中央管理センターに設けられた認証情報
照合手段により照合して受渡しボックスに預け入れられ
た物品を受け取る正当な権利者であることを確認し、更
に認証情報差し替え手段により該認証情報照合手段によ
り照合された初めに預入人のために設定された認証情報
の一部または全部を、物品の受取人から送信されるか、
或いは中央管理センターから預入人に送信した差し替え
認証情報に差し替え、その差し替えられた新たな認証情
報に基づいて解錠制御手段が受渡しボックスを解錠する
ことで、初めの認証情報を知る預入人は認証情報が差し
替えられた時点で受渡しボックスを解錠することが出来
ず、受取人の立場からセキュリティ性を向上することが
出来る。
【0147】また、受取人または中央管理センターによ
り認証情報が差し替えられる時点で物品の受渡しや使用
料金の負担責任が預入人から受取人に切り換わることを
認証情報の差し替え条件とし、受渡しボックスまたは中
央管理センターが受取人からこの受渡し条件の承諾を得
て且つ記録し、物品の受渡し責任や使用料金の負担責任
が預入人から受取人に切り換わったことが明確に出来、
その記録を証明或いは証拠として保存することが出来
る。
【0148】また、物品の受取人のために設定された差
し替え認証情報がバーコード情報、声紋情報、またはデ
ジタル画像情報の何れかを含む場合には、受取人は物品
を受け取る毎に差し替え認証情報を考案しなくても良
く、また物品を受け取る毎に考案した差し替え認証情報
を失念する心配もなく、受取人にとって使い勝手が良
く、また、デジタル情報であるため照合が容易である。
【0149】また、受渡しボックスのボックスID情報
と、物品の預入人の個人ID情報と、該物品の受取人の
個人ID情報とを入力可能な入力手段と、入力手段によ
り入力された受取人の個人ID情報に基づいて該受取人
に向けて物品の受渡し依頼があったことを該受取人の第
2の通信手段に送信して報知する第3の通信手段と、第
2の通信手段により報知を受けた受取人の第2の通信手
段から物品の受渡し行為を承諾したことを受信する第4
の通信手段と、物品の受渡し行為に基づく差し替え認証
情報を受理し、物品の受け取り時に受取人が入力する認
証情報を照合して受渡しボックスを解錠する解錠制御手
段とを有する場合には、物品の預入人が受渡しボックス
から空きボックスを指定して、その空きボックスのボッ
クスID情報と、預入人の個人ID情報と、該物品の受
取人の個人ID情報を入力手段により入力すると、受渡
しボックスのコンピュータ或いは中央管理センターの中
央コンピュータが、入力された受取人の個人ID情報に
基づいて、その受取人に向けて物品の預入人からの受渡
し依頼を報知する。
【0150】そして、その受渡し依頼を受けた受取人は
都合が良ければ、その受渡し行為を承諾した旨の承諾情
報と物品の受渡し行為に基づく差し替え認証情報を受渡
しボックスのコンピュータ或いは中央管理センターの中
央コンピュータに送信し、それを受理したコンピュータ
は物品の受け取り時に受取人が入力する認証情報を照合
し、受渡しボックスの解錠制御手段を駆動して受渡しボ
ックスを解錠し、物品の取り出しを許容する。
【0151】尚、前記差し替え認証情報は前記コンピュ
ータが受取人、配達人、或いは物品の決済代行者等から
の受渡し承諾情報の受信と引き換えにコンピュータの方
から受取人に送信することも考えられる。
【0152】これにより、受取人が公衆の場に設置され
た受渡しボックスを物品の受渡し場所として受取人が同
意した事実査証となるため、預入人が物品の配達人であ
る場合には、あらためて事前了解をその都度取得したか
否かを証明する必要性も無く、配達業者等の預入人が安
心して物品の受渡し場所として受渡しボックスを利用す
ることが出来る。
【0153】また、受渡し依頼に対する事前承認を得た
場合に、その事実が受渡しボックスのコンピュータ或い
は中央管理センターのコンピュータに記憶され、且つそ
の記録を印刷出力することも出来る。
【0154】また、受取人を課金先とすることが出来る
ので預入人は受け取りの遅延による利用料金の増大を心
配する必要がなく、安心して利用出来る。
【0155】また、携帯電話機、携帯情報端末機、パー
ソナルコンピュータ、或いは受渡しボックスに設けられ
たテンキー及びタッチパネルはインターネットが利用可
能であり、受渡しボックスの配置位置、経過利用料金、
入出荷情報、空き状態、受渡し依頼、受渡し承諾情報の
うち少なくとも1つがインターネットを介して知得出来
る場合には、現在空いている受渡しボックスを容易に知
得して利用することが出来、物品の入出荷状態を容易に
知得することが出来、経過利用料金を容易に知得するこ
とが出来る。
【0156】また、入力手段及び/または第2の通信手
段は携帯電話機であり、該携帯電話機の電話番号、或い
は通話音声が受渡しボックスの物品の預入れや取り出し
のための解錠を行う際の認証情報を兼ね、更に電話番号
が該受渡しボックスの利用料金の課金先を兼ねる場合に
は、携帯電話機の電話番号を予め個人ID情報である会
員番号及び課金先として登録しておくことで会員の識別
や課金が容易となり、受渡しボックスを解錠する鍵の役
割も併せ持たせることが出来る。また、通話音声を声紋
により認証したり、認証情報を音声により伝達認識して
認証するする手段として個人ID情報の代わりとするこ
とも出来る。
【0157】従って、携帯電話機への加入者を自動的に
会員として扱うことが出来、個人認証番号や解錠認証番
号の入力操作や課金先の入力操作を省略出来、操作性が
良い。
【0158】また、受渡しボックスの利用料金を携帯電
話機の電話番号に対して課金する場合には課金が容易で
あるため好ましい。
【0159】また、預入人や受取人を予め登録した会員
制とすることで受渡しボックスの利用料金の回収方法
(与信システム)を事前に構築しておくことが出来る。
【0160】課金方法の一例としては、時間制使用料金
を受取人に課金し、受渡しボックスを利用する初期料金
を預入人に課金することも出来るので課金先の設定を多
様化出来、受取人の費用負担を軽減することが出来、悪
戯防止にも寄与する。
【0161】また、受渡しボックスに設けられたテンキ
ーや表示手段を兼ねるタッチパネルから受渡し依頼をす
る場合には、ID識別手段として、携帯電話機の電話番
号の代りにICカードや磁気カード、或いはクレジット
カード等をカードリーダで読み取ることで利用すること
も出来る。
【0162】また、受取人から事前了解が得られるた
め、預入人は安心して受渡しボックスの利用料を受取人
の負担(着払い)とすることを前提に受渡しボックスを
物品の受渡し場所に利用することが出来る。
【0163】また、ICカードを予め登録しておく手間
も必要なく、ICカードの盗難や紛失、或いは認証情報
の情報漏れを心配することもない。また、任意の預入人
や受取人が受渡しボックスを利用出来る上、セキュリテ
ィー性も高い。
【0164】また、受渡しボックスの利用料金の課金先
を受取人とすることが出来るので受渡しボックスの利用
料金を時間制とすることが出来る。
【0165】また、受渡しボックスの利用料金を受取人
が登録した携帯電話機の電話番号に対して課金する場合
には課金が容易であるため好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受渡しボックスを利用して物品を
預け入れる様子を示す模式説明図である。
【図2】本発明に係る受渡しボックスの各部の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明に係る受渡しボックスにおける利用者と
受渡しボックスと中央管理センターとの間での各種の流
れを示す図である。
【図4】本発明に係る受渡しボックスにおいて、受渡し
ボックスを解錠するために初めに預入人のために設定さ
れた認証情報を物品の受取人のために設定された差し替
え認証情報に差し替える様子を示す説明図である。
【図5】本発明に係る受渡しボックスにおいて、受渡し
ボックスを解錠するために初めに預入人のために設定さ
れた認証情報を物品の受取人のために設定された差し替
え認証情報に差し替える様子を示す説明図である。
【図6】本発明に係る受渡しボックスにおいて、受渡し
ボックスを解錠するために初めに預入人のために設定さ
れた認証情報を物品の受取人のために設定された差し替
え認証情報に差し替える様子を示す説明図である。
【図7】本発明に係る受渡しボックスにおいて、受渡し
ボックスを解錠するために初めに預入人のために設定さ
れた認証情報を物品の受取人のために設定された差し替
え認証情報に差し替える様子を示す説明図である。
【図8】携帯電話機の画面に表示したバーコードをバー
コードリーダにより読み取る様子を示す図である。
【符号の説明】
A…配達人 B…受取人 X…暗証番号 X1,X3…暗証番号の上3桁或いはバーコード情報或い
はデジタル画像情報 X2,X4…暗証番号の下3桁或いは暗証番号 Y1…入力データ、入荷日時及びボックスロケーション
番号 Y2…ボックス番号 Z1…差し替え暗証番号 Z2…差し替えバーコード情報或いは差し替えデジタル
画像情報 1…携帯電話機 1a…ディスプレイ 1b…コントロールボタン 1c…電波送信機 2…受渡しボックス 3…コントロールパネル 3a…入力手段 3b…表示手段 3c…スピーカー 3d…赤外線センサ 3e…ランプ 3f…プリンタ 3g…カードリーダ 3h…カメラ 3i…携帯電話機接続手段 3j…バーコードリーダ 3k…電波受信機 4…制御部 5…送受信部 6…コンピュータ 7…メモリ 8…施錠機構 9…インターネット 10…中央コンピュータ 10a…サーバ装置 11…中央管理センター 11a…コールセンター 12…メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/00 510 G08B 25/00 510M 25/04 25/04 G H 25/08 25/08 A 25/10 25/10 D H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 321 321Z Fターム(参考) 2E250 AA18 BB05 BB08 BB10 BB48 BB61 CC19 CC20 CC21 CC29 DD01 DD06 DD07 DD10 EE04 EE09 EE12 FF05 FF06 FF08 FF09 FF22 FF24 FF25 FF33 FF34 FF36 GG08 GG13 5C087 AA03 AA25 BB03 BB12 BB18 BB74 DD05 DD25 DD26 EE05 EE07 EE16 EE18 FF01 FF02 FF17 FF19 FF20 FF23 FF25 GG02 GG10 GG20 GG23 GG28 GG46 GG66 GG67 GG71 5K048 AA04 BA52 CA02 DA02 DB07 DC01 DC07 EA11 EB02 FB01 FC04 GC05 HA01 HA02 HA23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の受渡しを行う受渡しボックスの解
    錠方法であって、 前記受渡しボックスを解錠するために初めに預入人のた
    めに設定された認証情報の一部または全部を預入人の了
    承、物品の決済、受取人の了承等の所定の条件を満たし
    た段階で物品の受取人のために設定された差し替え認証
    情報に差し替え、その差し替えられた新たな認証情報に
    基づいて受渡しボックスを解錠するように構成したこと
    を特徴とする受渡しボックスの解錠方法。
  2. 【請求項2】 物品の受渡しを行う受渡しボックスの解
    錠方法であって、 物品の預入人のために設定された前記受渡しボックスを
    解錠するための認証情報の一部が受取人に開示され、残
    りの一部が預入人のみに秘匿され、預入人から受取人に
    開示された認証情報の一部により受取人が物品を受け取
    る権利者であることが認証され、残りの一部が預入人の
    みに秘匿されたことで、物品の受取人のために設定され
    た差し替え認証情報に差し替えられるまで受取人が前記
    受渡しボックスを解錠出来ないように構成したことを特
    徴とする受渡しボックスの解錠方法。
  3. 【請求項3】 物品の預入人のために設定された前記受
    渡しボックスを解錠するための認証情報の一部または全
    部が、物品の受取人のために設定された差し替え認証情
    報に差し替えられた時、その差し替えられた旨を少なく
    とも物品の預入人に報知することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の受渡しボックスの解錠方法。
  4. 【請求項4】 前記物品の受取人のために設定された差
    し替え認証情報は、バーコード情報、声紋情報、または
    デジタル画像情報の何れかを含むことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の受渡しボックスの解錠
    方法。
  5. 【請求項5】 物品の受渡しを行う受渡しボックスであ
    って、 前記受渡しボックスを解錠するための認証情報を照合す
    る認証情報照合手段と、 前記認証情報照合手段により照合された初めに預入人の
    ために設定された認証情報の一部または全部を、物品の
    受取人のために設定された差し替え認証情報に差し替え
    る認証情報差し替え手段と、 前記認証情報差し替え手段により差し替えられた新たな
    認証情報に基づいて前記受渡しボックスを解錠する解錠
    制御手段と、 を有することを特徴とする受渡しボックス。
  6. 【請求項6】 物品の預入人のために設定された前記受
    渡しボックスを解錠するための認証情報の一部または全
    部が、前記認証情報差し替え手段により物品の受取人の
    ために設定された差し替え認証情報に差し替えられた
    時、その差し替えられた旨を少なくとも物品の預入人に
    報知する第1の通信手段を有することを特徴とする請求
    項5に記載の受渡しボックス。
  7. 【請求項7】 前記認証情報照合手段及び前記認証情報
    差し替え手段が前記受渡しボックスとの間で通信制御可
    能な中央管理センターに設けられ、前記中央管理センタ
    ーに物品の預入人から送信されるか、或いは前記中央管
    理センターから預入人へ送信した前記受渡しボックスを
    解錠するための認証情報の一部と、物品の受取人から送
    信された前記受渡しボックスを解錠するための認証情報
    の一部とを前記認証情報照合手段により照合し、その照
    合された認証情報の残りの一部または全部を前記認証情
    報差し替え手段により物品の受取人から送信されるか、
    或いは中央管理センターから受取人に送信した差し替え
    を指定する差し替え認証情報、或いは前記中央管理セン
    ターが割り当てて受取人に送信した差し替えを指定する
    差し替え認証情報に差し替え、その差し替えられた新た
    な認証情報に基づいて前記解錠制御手段が前記受渡しボ
    ックスを解錠することを特徴とする請求項5または請求
    項6に記載の受渡しボックス。
  8. 【請求項8】 前記物品の受取人のために設定された差
    し替え認証情報は、バーコード情報、声紋情報、または
    デジタル画像情報の何れかを含むことを特徴とする請求
    項5〜7のいずれか1項に記載の受渡しボックス。
  9. 【請求項9】 前記受渡しボックスのボックスID情報
    と、物品の預入人の個人ID情報と、該物品の受取人の
    個人ID情報とを入力可能な入力手段と、前記入力手段
    により入力された受取人の個人ID情報に基づいて該受
    取人に向けて物品の受渡し依頼があったことを該受取人
    の第2の通信手段に送信して報知する第3の通信手段
    と、 前記第3の通信手段により報知を受けた受取人の前記第
    2の通信手段から物品の受渡し行為及び/または受渡し
    条件を承諾したことを受信する第4の通信手段と、 前記物品の受渡し行為に基づく前記差し替え認証情報を
    受理し、前記物品の受け取り時に受取人が入力する認証
    情報を照合して前記受渡しボックスを解錠する解錠制御
    手段と、 を有することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項
    に記載の受渡しボックス。
  10. 【請求項10】 前記入力手段及び/または前記第2の
    通信手段は、携帯電話機、携帯情報端末機、パーソナル
    コンピュータのうちの何れか1つであることを特徴とす
    る請求項9に記載の受渡しボックス。
  11. 【請求項11】 前記携帯電話機、前記携帯情報端末
    機、前記パーソナルコンピュータ、或いは前記受渡しボ
    ックスに設けられたテンキー及びタッチパネルはインタ
    ーネットが利用可能であり、前記受渡しボックスの配置
    位置、経過利用料金、入出荷情報、空き状態、受渡し依
    頼、受渡し承諾情報のうち少なくとも1つがインターネ
    ットを介して知得出来ることを特徴とする請求項10に
    記載の受渡しボックス。
  12. 【請求項12】 前記入力手段及び/または前記第2の
    通信手段は携帯電話機であり、該携帯電話機の電話番
    号、或いは通話音声が前記受渡しボックスの物品の預入
    れや取出しのための解錠を行う際の認証情報を兼ね、更
    に前記電話番号が該受渡しボックスの利用料金の課金先
    を兼ねることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1
    項に記載の受渡しボックス。
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