JP2002029616A - 荷物受渡しシステム及び収容装置 - Google Patents

荷物受渡しシステム及び収容装置

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JP2002029616A
JP2002029616A JP2000214329A JP2000214329A JP2002029616A JP 2002029616 A JP2002029616 A JP 2002029616A JP 2000214329 A JP2000214329 A JP 2000214329A JP 2000214329 A JP2000214329 A JP 2000214329A JP 2002029616 A JP2002029616 A JP 2002029616A
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storage device
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JP2000214329A
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Inventor
Keizo Kawasaki
圭三 川崎
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費者が所望する場所にて時間を気にすること
なく簡単な手続きにて荷物を受け取ることができる荷物
受渡しシステムを、提供する。 【解決手段】荷物受渡しシステム1は、複数箇所に設置
される収容装置10a・・・10zと,通信ネットワー
ク100を介してこれら収容装置10a・・・10zに
接続されるシステム管理装置20とから、構成されてい
る。収容装置10aには、ロック機構により解施錠され
る扉12aを有する複数の戸棚12と,キーボード11
6を含む有する操作パネル11aが設けられた制御装置
とが、備えられている。システム管理装置20により指
定された戸棚の解錠は、荷物を持ってきた配送業者Dに
とっては配送者識別番号を入力することにより、注文主
Cにとっては暗証番号を入力することにより、実行され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パスワード等の識
別情報の入力によって収容装置の戸棚を解錠する荷物受
渡しシステムに、関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カタログに掲載されている商品の
購入申し込みを電話や葉書などによって行ういわゆる通
信販売や,インターネット上の仮想店舗に表示された商
品の売買契約をネット上において行ういわゆる電子商取
引などが、一般的な商品取引形態となってきた。
【0003】このような商品取引形態では、商品と金銭
との受渡が、例えば店頭のレジカウンター等において直
接行われることは極めて少なく、料金が事前に特定の銀
行口座などに振り込まれたりクレジットカード等によっ
て決済された後に、郵便や宅配便などの配達業者を介し
て購入商品が購入者に引き渡されたり、或いは、配達業
者が行っている代金引換(代引き)によって購入商品が
購入者に引き渡されることが多い。
【0004】また、最近では、宅配業者の営業窓口とし
て荷物の受け渡しサービスを行う24時間営業のコンビ
ニエンスストアが増えているために、一人暮らしの者や
共働きの核家族にとっては、時間が制限されることなく
何時でも荷物を受け取ることができるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、消費者が通
勤や通学や買い物の途中で宅配業者へ荷物を受け取りに
行こうと思っても、受け取り荷物がおかれている宅配業
者の営業窓口は、消費者が使用する道からは遠いところ
にあることが多く、また、仕事に行く前の慌ただしい時
間や仕事から帰ってきた後の疲れている時には、荷物を
取りに行こうという気がおこらないことが多い。
【0006】さらに、最近では、配達の時間を指定でき
る宅配業者も増えてはいるが、何時何分と特定の時間を
指定することはできず、例えば8時から10時というよ
うな一定の時間帯しか指定できない。この場合、その指
定した時間帯には荷物の受け取り場所にいなければなら
ないので、時間の無駄になる。
【0007】このため、消費者の間では、できれば通勤
途中や仕事場の近くで短時間に簡単な手続で荷物の受け
取りを済ませたいと、要望されている。
【0008】一方、マンション等の集合住宅では、住人
が宅配便などを受け取るための受渡しボックスが備えら
れている場合があるが、この受渡しボックスは、そのマ
ンションの住人を対象としているので、広く一般の人々
に利用されることを前提としたセキュリティシステムを
備えていない。
【0009】そこで、本発明の課題は、消費者が所望す
る場所にて時間を気にすることなく簡単な手続きにて荷
物を受け取ることができる荷物受渡しシステム及び収納
装置を、提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに構成された本発明は、ロック機構により解施錠され
る扉が開閉されることによって荷物が出し入れ可能とな
る戸棚を少なくとも1つ有する収容装置と、この収容装
置にネットワークを介して接続されたシステム管理装置
とからなる荷物受渡しシステムであって、前記システム
管理装置は、前記収容装置との間で情報を送受信するた
めの通信手段と、前記収容装置が有する前記戸棚の前記
扉を解錠するための第1の特定情報を生成し、その第1
の特定情報を前記通信手段を介して前記収容装置へ通知
する制御部とを備え、前記収容装置は、情報が入力され
る入力部と、前記システム管理装置との間で情報を送受
信するための通信手段と、前記システム管理装置から前
記通信手段を介して通知された前記第1の特定情報を自
己が有する前記戸棚のうちの1つに事前に対応させた
後、前記入力部に入力された情報が前記戸棚に対応させ
ていた第1の特定情報に一致した場合にのみ、その第1
の特定情報に対応する戸棚の扉を解錠する制御部とを更
に備えることを、特徴とする。
【0011】このように構成されると、システム管理装
置は、戸棚を解錠するための第1の特定情報を生成し、
その第1の特定情報を収容装置へ通知する。そして、収
容装置は、システム管理装置から通知された第1の特定
情報を戸棚に対応させる。その後、操作者によって収容
装置の入力部に第1の特定情報が入力された場合、収容
装置は、入力部から入力された情報が戸棚に対応させて
いた第1の特定情報であると判断し、その戸棚の扉を解
錠する。
【0012】このように、第1の特定情報を収容装置の
入力部に入力することによってのみ、その戸棚の扉が収
容装置の制御部によって解錠されるので、第1の特定情
報を知っている者のみが、その戸棚に荷物を収納するこ
とができ、或いは、その戸棚に収納される荷物を取り出
すことができる。
【0013】また、受取人により荷物が取り出された戸
棚の第1の特定情報は、システム管理装置によって簡単
に変更されるので、後の人が同じ戸棚を使用する場合で
も前回戸棚を使用した者によって戸棚が開けられること
がない。然も、戸棚に荷物が収納されているときであっ
ても、システム管理装置によって第1の特定情報は変更
され得るので、このとき、荷物を受け取りに来た者が戸
棚を開けようとしても戸棚の扉が解錠されないようにす
ることもできる。
【0014】本発明による荷物受渡しシステムでは、収
容装置の入力部に入力される情報は、収容装置の制御部
によって照合されても良いし、システム管理装置の制御
部によって照合されても良い。前者の場合には、システ
ム管理装置から第1の特定情報を事前に通知された収容
装置が、入力部から入力された情報がその第1の特定情
報と一致するか否かを判定する。後者の場合には、収容
装置の入力部に入力された情報が一旦システム管理装置
に通知され、システム管理装置の制御部において、入力
された情報が第1の特定情報であるか否かが判定され、
その判定結果に応じた指示がシステム管理装置から収容
装置へ通知される。
【0015】また、本発明による荷物受渡しシステムで
は、収容装置の戸棚の扉を解錠するための第1の特定情
報は、その戸棚へ荷物を収納する者と荷物を取り出す者
との2者に使用させることができる。この場合、荷物を
収納する者と荷物を取り出す者とによって使用される第
1の特定情報は、夫々異なる情報であっても良い。これ
ら2者が使用する情報は、互いに同時に使用できないよ
うに、即ち、一方が使用可能なときは他方が使用できな
いように設定することが望ましい。
【0016】さらに、本発明による荷物受渡しシステム
では、収容装置の戸棚の扉を解錠する際に、荷物を特定
するための第2の特定情報が第1の特定情報と同時に照
合されても良いし、荷物の代金情報が第1の特定情報と
同時に照合されても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による荷物受渡しシ
ステムの実施形態について図を参照しながら詳細に説明
する。
【0018】
【実施形態1】図1は、本発明の第1の実施形態である
荷物受渡しシステム1のネットワークの概略構成図であ
る。
【0019】本実施形態の荷物受渡しシステム1は、図
1に示すように、複数箇所に設置される収容装置10a
・・・10zと,通信ネットワーク100を介してこれ
ら収容装置10a・・・10zに接続されるシステム管
理装置20とから、構成されている。ここで、収容装置
10b・・・10zは、収容装置10aと同じ構成であ
るので、以下、収容装置10aを代表させて説明する。
【0020】収容装置10aは、夫々図示せぬロック機
構により解施錠される扉12aを有する複数の戸棚12
と,通信ネットワーク100を介して接続されるシステ
ム管理装置20からの指示に応じて各戸棚12の扉12
aの図示せぬロック機構の駆動を制御する制御装置11
とを、備えている。そして、これらの戸棚12の扉12
aが開閉されることにより、戸棚12へ荷物が収納さ
れ、或いは戸棚12から荷物が取り出される。
【0021】図2は、本例の収容装置10aの制御装置
11の斜視図である。また、図3は、この制御装置11
の内部回路の概略構成を示すブロック図である。
【0022】収容装置10aを構成する制御部としての
制御装置11は、図2に示すように、ディスプレイ11
5,キーボード(入力部に相当)116,及び、カード
挿入口117aを有する操作パネル11aを、前面に備
えている。
【0023】また、制御装置11は、図3に示すよう
に、ROM111,RAM112,ロック機構駆動回路
113,通信制御回路(通信手段に相当)114,ディ
スプレイ115,キーボード116,及び、カード読取
装置117に接続されたCPU110を、内部に備えて
いる。
【0024】CPU110は、各ハードウエア111〜
117を統合的に制御する中央処理装置である。ROM
111は、CPU110によって実行される各種のプロ
グラムを格納している読み出し専用メモリである。この
ROM111に格納されるプログラムには、CPU11
0に対してシステム管理装置20と通信させるためのプ
ログラムが、含まれる。
【0025】RAM112は、CPU110が読み出し
た各種のプログラムをキャッシュするとともに、このC
PU110による作業領域が展開されるランダムアクセ
スメモリである。ロック機構駆動回路113は、CPU
110からの命令に従って各戸棚12の扉12aに設け
られているロック機構のアクチュエータ121を制御し
て鍵122の解施錠を行う。
【0026】通信制御回路114は、ネットワークケー
ブルを介して通信ネットワーク100に接続されたNI
C,TA,モデム,DSU等であり、通信ネットワーク
100を介して接続されるシステム管理装置20との間
でデータやパラメータの受け渡しを司る。
【0027】ディスプレイ115は、CPU110から
の指示に応じて、制御装置11への操作方法や入力方法
を示す情報などが含まれた画面、例えば図14乃至図1
6,図20乃至図22に示すような各種画面を表示す
る。キーボード116は、数字キー及び各種の機能キー
等を備え、操作者によって何れかのキーが押下される
と、そのキーに対応するデータをCPU110へ通知す
る。
【0028】カード読取装置117は、カード挿入口1
17aに挿入された図示せぬプリペイドカードから金額
情報を読み出し、或いは、新たな金額情報を当該カード
へ書き込む装置である。
【0029】尚、カード挿入口117aに挿入されるプ
リペイドカードは、例えばコンビニエンスストアやスー
パーマーケットや金券ショップ等の店舗,本収容装置1
0aが設置された店舗,若しくは、後述する通信販売会
社や宅配業者などの営業店舗,或いは、本収容装置10
aに隣接して設置される図示せぬプリペイドカード自動
発券機などにおいて販売されるものであり、所定手順で
書き換え(減額)可能な金額情報(度数)を磁気情報と
して備えている。
【0030】図4は、本例のシステム管理装置20の内
部構成を示すブロック図である。
【0031】荷物受渡しシステム1を構成するシステム
管理装置20は、キーボードなどの入力装置23と各種
画面を表示するディスプレイ22と本体21とを備えた
一般に市販されているコンピュータを用いて構成するこ
とができ、その本体の内部回路は、図4に示すように、
CPU210,RAM211,通信制御回路(通信手段
及び受信手段に相当)212,ハードディスクドライブ
(HDD)213,フロッピーディスクドライブ(FD
D)214,及び、CD−ROMドライブ215等のハ
ードウエアから主に構成されている。
【0032】CPU210は、各ハードウエア211〜
215を含むデバイス全体を統合的に制御する中央処理
装置である。RAM211は、CPU210が読み出し
た各種のプログラムをキャッシュするとともに、このC
PU210による作業領域が展開されるランダムアクセ
スメモリである。
【0033】通信制御回路212は、ネットワークケー
ブルを介して通信ネットワーク100に接続されたNI
C,TA,モデム,DSU等であり、通信ネットワーク
100を介して接続される収容装置10a・・・10z
等との間のデータやパラメータの受け渡しを司る。
【0034】HDD213には、アプリケーションの実
行を管理し、若しくはネットワーク管理等のシステム管
理を行わせるためのOS(Operating System)プログラ
ムが格納されているとともに、通信ネットワーク100
を介して各収容装置10a・・・10zに備えられる各
戸棚の扉の解施錠などを行うためのアプリケーションプ
ログラムが格納されている。また、このHDD213に
は、通信ネットワーク100を通じて図示せぬネットワ
ーク端末装置と電子メールを送受信するための電子メー
ルプログラム(メーラー)が、格納されている。
【0035】FDD214及びCD−ROMドライブ2
15には、各種プログラムやデータのバージョンアップ
があった場合に、新たなプログラムが格納されたフロッ
ピー(登録商標)ディスク(コンピュータ可読媒体)2
4又はCD−ROMディスク(コンピュータ可読媒体)
25が夫々セットされ、フロッピーディスク24又はC
D−ROMディスク25からプログラムやデータを読み
出す。このようにして読み出されたプログラムやデータ
は、HDD213等の記憶装置にインストールされる。
【0036】尚、HDD213内のOSプログラムを読
み出して実行したCPU210は、HDD213内のア
プリケーションプログラムを読み出して実行することに
より、収容装置10a・・・10zに備えられる各戸棚
12の扉の解施錠の指示,通信ネットワーク100を介
して他のコンピュータ端末装置への各種の情報や電子メ
ールの送信(電子メール送信手段に相当)を行うことが
できるようになる。
【0037】次に、図1乃至図4に示した第1の実施形
態の荷物受渡しシステム1の応用例について、図5乃至
図13を用いて具体的に説明する。
【0038】図5は、本例の荷物受渡しシステム1を運
用した場合の全体的な流れを示す説明図である。ここで
は、便宜上、荷物受渡しシステム1を用いて収容装置1
0a・・・10zに収納される荷物の管理を行う者を
「サービス提供者A」と称する。また、カタログに掲載
されている商品,若しくは、インターネット上の仮想店
舗に表示された商品の購入申し込みを電話や葉書、或い
は、ネットワークを介して受け付ける者を「通信販売業
者B」と称する。
【0039】また、この通信販売業者Bへ商品の購入を
申し込む者を「注文者C」と称する。また、通信販売業
者Bからの依頼を受けて収容装置10a・・・10zへ
荷物を収納する者を「運送業者D」と称する。また、注
文者Cを含む消費者に対してプリペイドカードを販売す
るとともに、注文者Cによってプリペイドカードを用い
た決済がなされた通信販売業者Bに対してその利用され
たポイントに応じた金銭を支払う者を「プリペイドカー
ド販売業者E」と称する。
【0040】さらに、図5に示すように、注文者Cは、
サービス提供者Aが提供する収容装置10a・・・10
zにおける荷物受渡しサービスを享受するため、事前に
プリペイドカード販売業者Eからプリペイドカードを購
入しているものとする(図5に示す矢印1及び矢印2に
相当する)。
【0041】ここで、図5に示す通信販売業者Bのコン
ピュータ端末装置30は、図示せぬインターネットを介
して複数のネットワーク端末装置と通信するための機器
(NIC,モデム,TA,DSU等)と記憶媒体とCP
Uとを有する一般的なコンピュータであり、この記憶媒
体には、CPUに対して何種類かのWebページからな
るホームページをHTTPに従ってネットワーク端末装
置に提供させるWWWサーバと,電子メールの作成及び
編集をCPUに実行させるとともにネットワーク上にあ
る図示せぬメールサーバとの間で電子メールの送受信を
CPUに実行させるためのメーラー等が、格納されてい
るのもとする。
【0042】また、図5に示す注文者Cが所有するコン
ピュータ端末装置40は、図示せぬインターネットを介
して他のネットワーク端末装置との間で各種の情報を送
受信するための機器(NIC,モデム,TA,DSU
等)と記憶媒体とCPUとを有する一般的なコンピュー
タであり、この記憶媒体には、CPUに対してインター
ネット上のWWWサーバにアクセスさせてHTMLファ
イル,画像データ,音声データ等のデータを読み込ませ
るためのWWWブラウザと,電子メールの作成及び編集
をCPUに実行させるとともにネットワーク上にある図
示せぬメールサーバとの間で電子メールの送受信をCP
Uに実行させるためのメーラー等が、格納されているも
のとする。
【0043】そして、図5に示す通信販売業者Bのコン
ピュータ端末装置30からは、幾つかの商品の情報が掲
載されるとともにその商品の購入を受け付ける旨の情報
が記載されたホームページが、図示せぬインターネット
上にて提供され、注文者Cが所有するコンピュータ端末
装置40から通信販売業者Bのコンピュータ端末装置3
0へ特定の商品の購入の申し込みが行われることによ
り、本例の荷物受渡しシステム1としての制御が開始さ
れる。図6乃至図10は、注文者Cによって商品が発注
される際のサービス提供者Aのシステム管理装置20,
通信販売業者Bのコンピュータ端末装置30,注文者C
のコンピュータ端末装置40の夫々における処理を示し
たフローチャートである。ここで、図6乃至図10に示
す処理は、図5に示す矢印3乃至矢印7に相当する。
【0044】<商品発注の際のシステム管理装置とコン
ピュータ端末装置の手順の内容>注文者Cによって操作
されるコンピュータ端末装置40が、WWWブラウザを
起動して図示せぬインターネットを介して通信販売業者
Bのコンピュータ端末装置30へアクセスする(S10
1)と、WWWサーバにより提供されるWebページの
HTMLファイルや画像データが、コンピュータ端末装
置40のWWWブラウザにより解釈され、コンピュータ
端末装置40では、図示せぬメニュー画面をディスプレ
イに表示する処理が行われる。
【0045】そして、コンピュータ端末装置30にて注
文者Cの認証確認などが行われた後、注文者Cのコンピ
ュータ端末装置40は、購入を希望する商品の情報を入
力するための図示せぬ入力画面をディスプレイに表示
し、商品の情報の入力を終了する旨の入力がなければ
(S102)、図示せぬ入力画面上にて、注文者Cが購
入しようとする商品の商品コード番号,その商品の数
量,商品の受け渡し場所(収容装置10a),その受け
渡し日時,注文者Cの電話番号,及び、電子メールアド
レスが入力されて図示せぬOKボタンがクリックされる
のを待つ(S103)。
【0046】このステップS103において、注文者C
が購入しようとする商品の商品コード番号などが入力さ
れて図示せぬOKボタンがクリックされると、コンピュ
ータ端末装置40は、商品コード番号,その商品の数
量,商品の受け渡し場所(収容装置10a),その受け
渡し日時,注文者Cの電話番号,及び、電子メールアド
レスを、通信販売業者Bのコンピュータ端末装置30へ
通知する(S104)。
【0047】通信販売業者Bのコンピュータ端末装置3
0は、ステップS201において、注文者Cのコンピュ
ータ端末装置40からの通知を待ち、注文者Cのコンピ
ュータ端末装置40から商品コード番号,商品の数量,
商品の受け渡し場所(収容装置10a),その受け渡し
日時が通知されると、商品の受け渡し日時に基づいて受
け渡し期間を設定する(S202)。そして、コンピュ
ータ端末装置30は、商品の受け渡し場所及び受け渡し
期間とをサービス提供者Aのシステム管理装置20へ通
知する(S203)。
【0048】サービス提供者Aのシステム管理装置20
は、ステップS301において、通信販売業者Bのコン
ピュータ端末装置30からの通知を待ち、通信販売業者
Bのコンピュータ端末装置30から商品の受け渡し場所
(収容装置10a)と商品の受け渡し期間が通知される
と、通知された収容装置10aにおいて受け渡し期間中
に使用可能な戸棚があるか否かをチェックする(S30
2)。
【0049】このステップS302において、受け渡し
期間中に収容装置10aに使用可能な戸棚がある場合に
は、システム管理装置20は、受け渡し期間中に使用可
能な戸棚がある旨を、コンピュータ端末装置30へ通知
する(S303)。一方、受け渡し期間中に収容装置1
0aに使用可能な戸棚がない場合には、システム管理装
置20は、受け渡し期間中に使用可能な戸棚がない旨
を、コンピュータ端末装置30へ通知する(S30
4)。
【0050】通信販売業者Bのコンピュータ端末装置3
0は、ステップS204において、サービス提供者Aの
システム管理装置20からの通知を待ち、収容装置10
aに使用可能な戸棚が存在する旨がシステム管理装置2
0から通知されたか否かをチェックする(S205)。
【0051】そして、ステップS204において受けた
通知が、受け渡し期間中に収容装置10aに使用可能な
戸棚が存在する旨であった場合には、コンピュータ端末
装置30は、ステップS201において通知された受け
渡し場所(収容装置10a)及び受け渡し日時で商品を
受け渡しすることが可能である旨と,注文情報(商品コ
ード番号,商品の数量,商品の受け渡し場所,その受け
渡し期間,電話番号,電子メールアドレス)とを、注文
者Cのコンピュータ端末装置40へ送信する(S20
6)。一方、ステップS204において受けた通知が、
受け渡し期間中に収容装置10aに使用可能な戸棚が存
在しない旨であった場合には、コンピュータ端末装置3
0は、ステップS201において通知された受け渡し場
所(収容装置10a)及び受け渡し日時では商品を受け
渡しすることができない旨を、注文者Cのコンピュータ
端末装置40へ送信する(S207)。
【0052】注文者Cのコンピュータ端末装置40は、
ステップS105において、通信販売業者Bのコンピュ
ータ端末装置30からの通知を待ち、ステップS104
において通知した受け渡し場所(収容装置10a)及び
受け渡し日時で商品を受け渡しすることが可能である旨
がコンピュータ端末装置30から通知されたか否かをチ
ェックする(S106)。
【0053】そして、ステップS105において受けた
通知が、ステップS104において通知した受け渡し場
所(収容装置10a)及び受け渡し日時で商品を受け渡
しすることが可能である旨であった場合には、コンピュ
ータ端末装置40は、注文情報を含む図示せぬ注文確認
画面を表示する(S107)。一方、ステップS104
において通知した受け渡し場所(収容装置10a)及び
受け渡し日時で商品を受け渡しできない旨の通知であっ
た場合には、コンピュータ端末装置40は、受け渡し場
所又は受け渡し日時の変更を促す旨を示す画面を表示し
(S108)、ステップS102に戻る。
【0054】ステップS107においてコンピュータ端
末装置40が表示した図示せぬ注文確認画面には、ステ
ップS103において入力された商品の商品コード番
号,その商品の数量,商品の受け渡し場所(即ち、収容
装置10a),その受け渡し日時,注文者Cの電話番
号,及び、電子メールアドレスが表示されるとともに、
その受け渡し場所(収容装置10a)及び受け渡し日時
で商品を受け渡しすることができる旨が表示される。
【0055】そして、コンピュータ端末装置40は、こ
の図示せぬ注文確認画面を見て注文情報の内容を確認し
た注文者Cによって例えば図示せぬOKボタンがクリッ
クされると(S109)、その注文情報に示された商品
を購入する旨の情報を、通信販売業者Bのコンピュータ
端末装置40へ通知する(S110)。
【0056】通信販売業者Bのコンピュータ端末装置3
0は、ステップS211において、注文者Cのコンピュ
ータ端末装置40からの通知を待ち、注文者Cのコンピ
ュータ端末装置40から注文情報が通知されると、その
注文情報に対応する注文番号を生成する(S212)。
この注文番号は、注文情報に基づく荷物を特定するため
の識別番号であり、この注文情報に対して一義的に付与
されるものである。
【0057】また、コンピュータ端末装置30は、ステ
ップ211において通知された注文情報に対応する配送
者識別番号を生成する(S213)。この配送者識別番
号は、注文情報に基づく荷物を収容装置10aの戸棚1
2に配送して収納する者を特定するための識別番号であ
る。
【0058】そして、コンピュータ端末装置30は、注
文情報,注文番号,及び,配送者識別番号を、サービス
提供者Aのシステム管理装置20へ通知する(S21
4)。
【0059】サービス提供者Aのシステム管理装置20
は、ステップS311において、通信販売業者Bのコン
ピュータ端末装置30からの通知を待ち、通信販売業者
Bのコンピュータ端末装置30から注文情報,注文番
号,及び,配送者識別番号が通知されると、配送者識別
番号と注文番号によってのみ所定の戸棚12が解錠され
るようにセットする(S312)。このとき、この戸棚
12は使用中であると認識され、他の注文情報によって
使用されることが無くなる。具体的には、各収容装置1
0a・・・10zの夫々の戸棚には、各戸棚12を識別
するための位置番号が割り当てられており、各収容装置
10a・・・10zの制御装置11は、戸棚12の位置
番号と注文情報,注文番号,配送者識別番号,後述する
暗証番号とを対応付けて記録する。
【0060】また、システム管理装置20は、S311
において通知された注文番号に対応する暗証番号(第1
の特定情報に相当)を生成する(S313)。この暗証
番号は、注文情報に基づく荷物を収容装置10aの戸棚
12から取り出す者を特定するための認証番号であり、
後述するように、この暗証番号が収容装置10aに入力
された場合にのみ所定の戸棚12を解錠させるためのも
のである。
【0061】そして、システム管理装置20は、例えば
図示せぬデータベース等に、注文情報,注文番号,配送
者識別番号,暗証番号,及び、戸棚12の位置番号を追
加して記録し(S314)、注文番号及び暗証番号を、
通信販売業者Bのコンピュータ端末装置30へ通知する
(S315)。
【0062】通信販売業者Bのコンピュータ端末装置3
0は、ステップS215において、サービス提供者Aの
システム管理装置20からの通知を待ち、サービス提供
者Aのシステム管理装置20から注文番号及び暗証番号
が通知されると、例えば図示せぬデータベース等に、注
文番号とその注文番号に対応する注文情報と配送者識別
番号と暗証番号とを追加して記録する(S216)。
【0063】そして、コンピュータ端末装置30は、注
文情報,注文番号,及び、暗証番号を、注文者Cのコン
ピュータ端末装置40へ通知する(S217)。
【0064】注文者Cのコンピュータ端末装置40は、
ステップS111において、通信販売業者Bのコンピュ
ータ端末装置30からの通知を待ち、通信販売業者Bの
コンピュータ端末装置30から注文情報,注文番号,及
び、暗証番号が通知されると、注文情報と注文番号と暗
証番号が表示された発送確認画面をディスプレイに表示
する(S112)。これにより、コンピュータ端末装置
40のディスプレイに表示された注文番号と暗証番号と
が、注文者Cに認知される。これら注文番号と暗証番号
は、注文者Cが収容装置10aの所定の戸棚12の解錠
を行う際に使用される。
【0065】以上に示した手順により、注文者Cから商
品の発注が行われるとともに、配送業者Dに対して商品
の発送及びその商品の収容装置10aへの収納が依頼さ
れる。通信販売業者Bは、コンピュータ端末装置30か
ら例えば配送業者Dの図示せぬコンピュータ端末装置な
どに商品名,商品コード番号,商品の数量,配送先(収
容装置10a),注文番号,及び、配送者識別番号など
が示された情報(例えばこれらを記述した電子メールと
して)を送信して配送業者Dへ通知し、或いは、配送す
べき商品名とその商品コード番号とその商品の数量と配
送先と注文番号と配送者識別番号とを電話やファックス
等によって配送業者Dへ通知する。これら注文番号と配
送者識別番号は、配送業者Dが収容装置10aの所定の
戸棚12の解錠を行う際に使用される。
【0066】次に、注文者Cが購入した商品が配送業者
Dによって配送荷物として受け渡し場所(収容装置10
a)に配送されるとともに、その配送荷物が収容装置1
0aの所定の戸棚12に収納される際の、本例の荷物受
渡しシステム1としての制御について説明する。
【0067】図11乃至図13は、収容装置10aの所
定の戸棚12に配送荷物が収納される際の収容装置10
aの制御装置11とシステム管理装置20との夫々にお
ける処理を示したフローチャートである。ここで、図1
1乃至図13の手順は、図5に示す矢印8乃至矢印13
に相当する。
【0068】<商品を収納する際の収容装置とシステム
管理装置の手順の内容>処理開始後の収容装置10aの
制御装置11は、操作パネル11aのディスプレイ11
5に図14に示すような入力受付画面81を表示し(S
401)、キーボード116からの入力を受け付けてい
る。図14に示すように、ディスプレイ115に表示さ
れた入力表示画面81には、例えば「#」キーや「*」
キーや「入力」キー等の所定のキー入力を受け付ける旨
が、示されている。
【0069】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるのを待ち(S402)、配送すべき
商品(配送荷物)を持ってきた配送業者Dによって所定
のキーが押下される(図14に示す入力受付画面81の
例では、「#」キーが押下された後に「入力」キーが押
下される)と、制御装置11は、図15に示すような配
送者識別番号及び注文番号の入力を受け付ける旨を示す
解錠用入力画面82を、操作パネル11aのディスプレ
イ115に表示する(S403)。図15に示すよう
に、解錠用入力画面82には、配送荷物を持ってきた配
送者を特定するための配送者識別番号とその商品の注文
番号とを入力するためのテキストボックス82a,82
bが、含まれている。
【0070】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるの待ち(S404)、配送荷物を持
ってきた配送業者Dによってキーボード116が操作さ
れて解錠用入力画面82の各テキストボックス82a,
82bに夫々配送者識別番号と注文番号が入力される
と、配送者識別番号及び注文番号をシステム管理装置2
0へ通知する(S405)。
【0071】システム管理装置20は、ステップS50
1において、制御装置11からの通知を待ち、制御装置
11から配送者識別番号及び注文番号が通知されると、
それら両番号と同じ番号がセットされている戸棚12の
位置番号があるか否かをチェックする(S502)。
【0072】このステップS502において、通知され
た配送者識別番号及び注文番号と同じ番号がセットされ
ている位置番号がある場合には、システム管理装置20
は、その位置番号とその位置番号に対応する戸棚12の
解錠の指示とを、制御装置11に通知する(S50
3)。一方、通知された配送者識別番号及び注文番号と
同じ番号がセットされている位置番号がない場合には、
システム管理装置20は、解錠できる戸棚がない旨を制
御装置11に通知する(S504)。
【0073】制御装置11は、ステップS406におい
て、システム管理装置20からの通知を待ち、システム
管理装置20からの通知を受けると、解錠の指示が通知
されたか否かをチェックする(S407)。
【0074】このステップS407において、解錠の指
示が通知されなかった場合、制御装置11は、ステップ
S401に戻り、図14に示すような入力受付画面81
をディスプレイに115に表示する。一方、ステップS
407において解錠の指示が通知された場合、制御装置
11は、ステップS406において通知された位置番号
に対応する戸棚12を、その戸棚12の扉12aに設け
られているロック機構を駆動させることにより、解錠す
る(S408)。
【0075】そして、制御装置11は、図16に示すよ
うな施錠用入力画面83を操作パネル11aのディスプ
レイ115に表示する(S409)。図16に示すよう
に、施錠用入力画面63には、配送荷物が収納されるべ
き戸棚12の位置番号とその戸棚12の施錠方法(戸を
閉めた後に「入力」キーを押す)が示されている。
【0076】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるの待ち(S410)、配送荷物を持
ってきた配送業者Dによって所定のキーが押下される
(図16に示す施錠用入力画面83の例では、「入力」
キーが押下される)と、位置番号に対応する戸棚12の
扉12aが閉まっているか否かをチェックする(S41
1)。
【0077】このステップS411において、位置番号
に対応する戸棚12の扉12aが閉まっていない場合に
は、制御装置11は、扉12aが閉められて所定キーが
入力されるのを待つ。一方、ステップ411において、
位置番号に対応する戸棚12の扉12aが閉まっている
場合には、制御装置11は、位置番号に対応する戸棚1
2を、その戸棚12の扉12aに設けられているロック
機構を駆動させることにより、施錠する(S412)。
【0078】そして、制御装置11は、位置番号に対応
する戸棚12を施錠した旨をシステム管理装置20へ通
知する(S413)。
【0079】システム管理装置20は、ステップS51
1において、制御装置11からの通知を待ち、制御装置
11から位置番号に対応する戸棚12を施錠した旨が通
知されると、この時点でこの戸棚12にセットされてい
る暗証番号と注文番号によってのみこの戸棚12が解錠
されるようにセットする(S512)。
【0080】そして、システム管理装置20は、この時
点でこの戸棚12に設定されている注文情報に含まれる
電子メールアドレス宛へ、この戸棚12に収納されるべ
き荷物が収納された旨と,注文番号及び受け渡し場所と
を記述した電子メールを送信する(S513)。尚、こ
の電子メールアドレスは、注文者Cのコンピュータ端末
装置40のものであっても良いし、図5に示すような注
文者Cの携帯情報端末装置41のものであっても良い。
【0081】その後、制御装置11は、この戸棚12に
収納されるべき荷物が収納された旨と,この戸棚12に
設定されている注文番号とを、通信販売業者Bのコンピ
ュータ端末装置30へ通知する(S514)。
【0082】以上に示した手順により注文者Cが購入す
る商品が、配送業者Dによって配送荷物として収容装置
10aの所定の戸棚12に収納され、配送荷物が収納さ
れた旨が注文者C及び通信販売業者Bへ通知される。
【0083】その後、受渡し期間中に、注文者Cは収容
装置10aに出向き、収容装置10aから配送荷物を取
り出す。図17乃至19は、収容装置10aの所定の戸
棚12から配送荷物を取り出す際の収容装置10aの制
御装置11とシステム管理装置20との夫々における処
理を示したフローチャートである。ここで、図17乃至
19の手順は、図5に示す矢印14乃至矢印17に相当
する。
【0084】<配送荷物を取り出す際の制御装置とシス
テム管理装置の手順の内容>処理開始後の収容装置10
aの制御装置11は、操作パネル11aのディスプレイ
115に図14に示すような入力受付画面81を表示し
(S601)、キーボード116からの入力を受け付け
ている。
【0085】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるのを待ち(S602)、配送荷物を
引き取りに来た注文者Cによって所定のキーが押下され
る(図14に示す入力受付画面81の例では、「*」キ
ーが押下された後に「入力」キーが押下される)と、制
御装置11は、図20に示すような暗証番号及び注文番
号の入力を受け付ける旨を示す解錠用入力画面84を、
操作パネル11aのディスプレイ115に表示する(S
603)。図20に示すように、解錠用入力画面84に
は、配送荷物を引き取りに来た注文者Cを認証するため
の暗証番号とその配送荷物である商品の注文番号とを入
力するためのテキストボックス84a,84bが、含ま
れている。
【0086】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるの待ち(S404)、配送荷物を引
き取りに来た注文者Cによってキーボード116が操作
されて解錠用入力画面84の各テキストボックス84
a,84bに夫々暗証番号と注文番号が入力されると、
暗証番号及び注文番号をシステム管理装置20へ通知す
る(S605)。
【0087】システム管理装置20は、ステップS70
1において、制御装置11からの通知を待ち、制御装置
11から暗証番号及び注文番号が通知されると、それら
両番号と同じ番号がセットされている戸棚12の位置番
号があるか否かをチェックする(S702)。
【0088】このステップS702において、通知され
た暗証番号及び注文番号と同じ番号がセットされている
位置番号がある場合には、システム管理装置20は、そ
の位置番号とその位置番号に対応する戸棚12の解錠の
指示とを、制御装置11に通知する(S703)。一
方、通知された暗証番号及び注文番号と同じ番号がセッ
トされている位置番号がない場合には、システム管理装
置20は、解錠できる戸棚がない旨を制御装置11に通
知する(S704)。
【0089】制御装置11は、ステップS606におい
て、システム管理装置20からの通知を待ち、システム
管理装置20からの通知を受けると、解錠の指示が通知
されたか否かをチェックする(S607)。
【0090】このステップS607において、解錠の指
示が通知されなかった場合、制御装置11は、ステップ
S601に戻り、図14に示すような入力受付画面81
をディスプレイ115に表示する。一方、ステップS6
07において解錠の指示が通知された場合、制御装置1
1は、図21に示すような解錠通知画面85をディスプ
レイ115に表示する(S608)。図21に示すよう
に、解錠通知画面85には、ステップS604において
入力された注文番号に基づく注文情報に含まれる商品コ
ード番号,商品の数量,商品の代金などが記述されると
ともに、プリペイドカードから代金が引き落とされると
戸棚12が解錠される旨が記述されている。
【0091】そして、制御装置11は、プリペイドカー
ドが操作パネル11aのカード挿入口117aから差し
込まれてカード読取装置117に挿入されているかをチ
ェックし(S609)、プリペイドカードがカード読取
装置117に挿入されている場合には、当該カードに記
録されている金額情報を読み込み、その金額情報が戸棚
12に収納されている商品の代金に相当する価未満であ
るか否かを、チェックする(S610)。
【0092】このステップS611において、プリペイ
ドカードに記録されている金額情報が商品の代金に相当
する価より小さい場合には、制御装置11は、プリペイ
ドカードの残金が足りない旨及び別のプリペイドカード
をさらに差し込むよう促す旨を示す画面を、ディスプレ
イ115に表示し(S612)、ステップS609に戻
る。一方、このステップS611において、プリペイド
カードに記録されている金額情報が商品の代金に相当す
る価以上である場合には、制御装置11は、その金額情
報から商品の代金に相当する価を差し引き、減額された
新たな金額情報をプリペイドカードに書き込む(S61
1)。
【0093】そして、制御装置11は、ステップS60
6において通知された位置番号に対応する戸棚12を、
その戸棚12の扉12aに設けられているロック機構を
駆動させることにより、解錠する(S613)。
【0094】その後、制御装置11は、図22に示すよ
うな施錠用入力画面86を操作パネル11aのディスプ
レイ115に表示する(S614)。図22に示すよう
に、施錠用入力画面86には、配送荷物が収納されるべ
き戸棚12の位置番号とその戸棚12の施錠方法(戸を
閉めた後に「入力」キーを押す)が示されている。
【0095】制御装置11は、キーボード116の所定
のキーが押下されるの待ち(S615)、注文者Cによ
って所定のキーが押下される(図22に示す施錠用入力
画面86の例では、「入力」キーが押下される)と、位
置番号に対応する戸棚12の扉12aが閉まっているか
否かをチェックする(S616)。
【0096】このステップS616において、位置番号
に対応する戸棚12の扉12aが閉まっていない場合に
は、制御装置11は、扉12aが閉められて所定キーが
入力されるのを待つ。一方、ステップ616において、
位置番号に対応する戸棚12の扉12aが閉まっている
場合には、制御装置11は、位置番号に対応する戸棚1
2を、その戸棚12の扉12aに設けられているロック
機構を駆動させることにより、施錠する(S617)。
【0097】そして、制御装置11は、減額された金額
情報が記録されたプリペイドカードを、操作パネル11
aのカード挿入口117aから排出させ(S618)、
位置番号に対応する戸棚12を施錠した旨をシステム管
理装置20へ通知する(S619)。
【0098】システム管理装置20は、ステップ711
において、制御装置11からの通知を待ち、制御装置1
1から位置番号に対応する戸棚12を施錠した旨が通知
されると、所定の戸棚12に収納されていた商品を引き
渡した旨と,注文番号及び商品の代金の金額とを、通信
販売業者Bのコンピュータ端末装置30へ通知する(S
712)。
【0099】そして、システム管理装置20は、ステッ
プS711において通知された位置番号にセットされて
いる解錠用の番号、即ち、暗証番号及び注文番号を解除
する(S713)。これにより、この位置番号に対応す
る戸棚12は、他の注文情報に対して使用可能な戸棚1
2として設定される。
【0100】以上に示した手順により、注文者Cが購入
した商品が注文者Cに引き渡され、その商品の代金が収
容装置10aの制御装置11によって図示せぬプリペイ
ドカードから徴収される。
【0101】また、注文者Cへ販売した商品の代金など
の情報が、システム管理装置20からコンピュータ端末
装置30に通知されることにより、通信販売業者Bは、
売買が成立した商品の金額を知ることができる。これに
より、図5の矢印18及び矢印19に示すように、通信
販売業者Bからプリペイドカード販売業者Eに対して、
注文者Cへ販売した商品の代金が請求され、プリペイド
カード販売業者Eから通信販売業者Bに対して、注文者
Cへ販売した商品の代金が支払われる。
【0102】以上に示した第1の実施形態の荷物受渡し
システム1の応用例によると、注文者Cは、複数箇所に
設置した収容装置10a・・・10zのうち、自己が所
望する何れかの収容装置10a(受け取り場所)を指定
することにより、通信販売を通じて購入を申し込んだ商
品を、その収容装置10aにおいて決済しつつ入手する
ことができる。この際、受け取りに行く時刻にとらわれ
ず、所望する時刻に商品を受け取りに行くことができる
ので、注文者Cは、商品を受け取る際に時間を拘束され
ることがない。
【0103】また、注文者Cにとっては暗証番号と注文
番号とを正確に入力しなければ収容装置10aの所定の
戸棚12を開けることができず、また、配送業者Dにと
っては配送者識別番号と注文番号とを正確に入力しなけ
れば所定の戸棚12を開けることができない。このた
め、収容装置10aは、配送業者Dによって荷物が戸棚
に収納されるとき、及び、注文者Cによって荷物が戸棚
から取り出されるとき以外は、戸棚の施錠を行うことが
できるので、悪戯によってゴミなどを戸棚に投入される
ようなことを防ぐことができる。
【0104】さらに、本実施形態の荷物受渡しシステム
12では、収容装置10aの戸棚に収納されている荷物
を、注文者C以外の者、特に配送業務を行っていない配
送業者Dによって取り出されないように、配送業者Dが
業務上において使用する配送者識別番号を、商品の発注
がある毎に新しく生成して配送業者Dに通知している。
これは、例えば、配送業者Dを特定する配送者識別番号
を事前に設定し、システム管理装置20に各配送者識別
番号を格納しておくような場合には、配送業者Dは、常
に同じ配送者識別番号を使用することとなり、配送者に
よっては、その配送者識別番号を覚えて悪用する者があ
るためである。
【0105】ところで、注文者Cが戸棚から荷物を取り
出す際、戸棚の扉を閉めて操作パネル11a上のキーボ
ード116において所定のキーが入力されなければプリ
ペイドカードが排出されず、戸棚の扉が施錠されない。
また、配送業者Dが戸棚へ荷物を収納する際、戸棚の扉
を閉めて操作パネル11a上のキーボード116におい
て所定のキーが入力されなければ商品が収納された旨が
システム管理装置20に通知されず、戸棚の扉が施錠さ
れない。このように、戸棚の扉が開けられた際には、施
錠させるための所定のキー入力がされないと、注文者C
にはプリペイドカードが返却されず、配送業者Dには業
務が完了した旨が通信販売業者Bのコンピュータ端末装
置40に通知されないので、開けられた扉を確実に閉じ
させて施錠させることができる。
【0106】また、荷物受渡しシステム1の収容装置1
0a・・・10zは、例えば駅やコンビニエンスストア
などに設置されるだけでなく、飲料水や煙草の自動販売
機が設置されるような場所にも設置することができる。
そして、新たに設置された収容装置は、例えば電話線の
ような通信回線が接続されることにより、通信ネットワ
ーク100を介してシステム管理装置20との間で各種
の情報を通信することができるようになるので、その設
置個所を簡単に増やすことができる。これにより、収容
装置10aを設置するサービス提供者Aにとっては、収
容装置10aの設置個所を簡単に増やすことができ、一
方、消費者にとっては、収容装置10aの設置個所が増
えることにより、荷物の受け取り場所をきめ細かく指定
することができるようになる。
【0107】
【実施形態2】続いて、図23乃至図27を参照して、
本発明に係る荷物受渡しシステムの第2の実施形態につ
いて説明する。
【0108】第2の実施形態の荷物受渡しシステム2
は、第1の実施形態の荷物受渡しシステム1の収容装置
10aの制御装置11にバーコード読取スキャナ518
を設けた以外は、第1の実施形態の荷物受渡しシステム
1と同じ構成を有している。そこで、以下の第2の実施
形態の説明においては、第1の実施形態と同じ構成を有
する部分については説明を省略する。
【0109】図23は、本発明の第2の実施形態である
荷物受渡しシステム2のネットワークの概略構成図であ
る。
【0110】本実施形態の荷物受渡しシステム2は、図
23に示すように、複数箇所に設置される収容装置50
a・・・50zと,通信ネットワーク100を介してこ
れら収容装置50a・・・50zに接続されるシステム
管理装置20とから、構成されている。ここで、収容装
置50b・・・50zは、収容装置50aと同じ構成で
あるので、以下、収容装置50aを代表させて説明す
る。
【0111】収容装置50aは、夫々図示せぬロック機
構により解施錠される扉52aを有する複数の戸棚52
と,通信ネットワーク100を介して接続されるシステ
ム管理装置20からの指示に応じて各戸棚52の扉52
aの図示せぬロック機構の駆動を制御する制御装置51
とを備えている。そして、この扉52aが開閉されるこ
とにより、戸棚52へ荷物が収納され、或いは戸棚52
から荷物が取り出される。
【0112】図24は、本例の収容装置50aの制御装
置51の斜視図である。また、図25は、この制御装置
51の内部回路の概略構成を示すブロック図であり、図
26及び図27は、収容装置50aの所定の戸棚52へ
商品を収納する際の収容装置50aの制御装置51とシ
ステム管理装置50との動作手順を示したシーケンス図
である。ここで、図26は、フローチャートの1部分を
取り出して示しており、その部分の前後は、図11に示
したフローチャートと同じものであるので、説明を省略
する。
【0113】収容装置50aを構成する制御部としての
制御装置51は、図24に示すように、表示画面515
a,キーボード(入力部に相当)516,カード挿入口
517a,及び、バーコード読取スキャナ(入力部に相
当)518を有する操作パネル51aを、前面に備えて
いる。
【0114】また、制御装置51は、図25に示すよう
に、ROM511,RAM512,ロック機構駆動回路
513,通信制御回路(通信手段に相当)514,ディ
スプレイ515,キーボード516,カード読取装置5
17,及び、バーコード読取スキャナ518に接続され
たCPU510を、内部に備えている。そのバーコード
読取スキャナ518は、商品に貼り付けられたラベル等
に記述されたバーコードを読み取る装置である。
【0115】さらに、本実施形態の荷物受渡しシステム
2を使用する場合には、注文者Cが購入する商品に、商
品コード番号や商品の価格などの他に注文番号を含む情
報を示すバーコードを記述したラベルを、貼り付けてお
く。
【0116】そして、収容装置50aの所定の戸棚52
へ商品を収納する際、配送業者Dは、第1の実施形態に
おいて説明した図11に示すフローチャートのステップ
S404において、バーコード読取スキャナ518によ
ってバーコードを読み取らせることにより、制御装置5
1へ注文番号を入力することができる。
【0117】また、このとき、バーコード読取スキャナ
518は、注文番号と同時に商品コード番号(第2の特
定情報に相当)を、バーコードから読み取るので、制御
装置51では、バーコード読取スキャナ518によって
読み取られた商品コード番号が、配送荷物を収納すべき
戸棚32に設定されている注文情報に含まれる商品コー
ド番号と一致するか否かを判定することができる。
【0118】具体的には、図26に示したフローチャー
ト(ここで、ステップS401及びS402とステップ
S409乃至S413は、図11に示したフローチャー
トと同じであるので、図示を省略している)におけるス
テップS405において、制御装置51は、キーボード
516及びバーコード読取スキャナ518から入力され
た配送者識別番号と注文番号と商品コード番号を、シス
テム管理装置20へ通知する。
【0119】システム管理装置20は、ステップS50
1において、制御装置11からの通知を待ち、制御装置
11から配送者識別番号,注文番号,及び、商品コード
番号が通知されると、この配送者識別番号及び注文番号
と同じ番号がセットされている戸棚12の位置番号があ
るか否かをチェックする(S502)。
【0120】このステップS502において、通知され
た配送者識別番号及び注文番号と同じ番号がセットされ
ている位置番号がない場合には、システム管理装置20
は、解錠できる戸棚がない旨を制御装置11に通知する
(S504)。一方、通知された配送者識別番号及び注
文番号と同じ番号がセットされている位置番号がある場
合には、システム管理装置20は、ステップS501に
おいて通知された商品コード番号が、その注文番号に対
応する注文情報に含まれる商品コード番号と一致するか
否かをチェックする(S503−1)。
【0121】このステップS503−1において、商品
コード番号が一致する場合、システム管理装置20は、
この戸棚12の位置番号とこの戸棚12の解錠の指示と
を、制御装置51へ通知する(S503−2)。一方、
商品コード番号が一致しない場合には、システム管理装
置20は、その旨を制御装置51へ通知する。
【0122】制御装置51は、ステップS406におい
て、システム管理装置20からの通知を待ち、システム
管理装置20からの通知を受けると、解錠の指示が通知
されたか否かをチェックする(S407−1)。
【0123】そして、ステップS406において解錠の
指示が通知された場合、制御装置51は、ステップS4
06において通知された位置番号に対応する戸棚12
を、その戸棚12の扉12aに設けられているロック機
構を駆動させることにより、解錠する(S408)。一
方、ステップS406において解錠の指示が通知されな
かった場合、制御装置51は、解錠できる戸棚がない旨
が通知されたかいなかをチェックする(S407−
2)。
【0124】そして、ステップS406において解錠で
きる戸棚がない旨が通知された場合、ステップS401
に戻り、図14に示すような入力受付画面81をディス
プレイ115に表示する。一方、ステップS406にお
いて解錠できる戸棚はあるが商品コード番号が一致しな
い旨が通知された場合、制御装置51は、所定の戸棚1
2に収納されるべき商品ではない旨を示す画面を、ディ
スプレイ515に表示する(S407−3)。
【0125】以上に示した第2の実施形態の荷物受渡し
システム2によると、配送荷物を所定の戸棚52に収納
する際、配送業者Dが持ってきた配送荷物に記される商
品コード番号が、戸棚52に設定されている商品コード
番号と一致するか否かが照合されるので、誤送された商
品が戸棚52に収納されることを防止することができ
る。
【0126】
【実施形態3】続いて、図28乃至図30を参照して、
本発明に係る荷物受渡しシステムの第3の実施形態につ
いて説明する。
【0127】第3の実施形態の荷物受渡しシステム3
は、第1の実施形態の荷物受渡しシステム1の収容装置
10aの制御装置11に設けた操作パネル11aを、収
容装置10aの各戸棚12に夫々設けた以外は、荷物受
渡しシステム1と同じ構成を有している。そこで、以下
の第3の実施形態の荷物受渡しシステム3の説明におい
ては、第1の実施形態の荷物受渡しシステム1と同じ構
成を有する部分については説明を省略する。
【0128】図28は、本発明の第3の実施形態である
荷物受渡しシステム3のネットワークの概略構成図であ
る。
【0129】本実施形態の荷物受渡しシステム3は、図
28に示すように、複数箇所に設置される収容装置60
a・・・60zと,通信ネットワーク100を介してこ
れら収容装置60a・・・60zに接続されるシステム
管理装置20とから、構成されている。ここで、収容装
置60b・・・60zは、収容装置60aと同じ構成で
あるので、以下、収容装置60aを代表させて説明す
る。
【0130】図29は、本例の収容装置60aの戸棚6
2の扉62a及び操作パネル62bの拡大正面図であ
る。また、図30は、この制御装置61及び戸棚62の
内部回路の概略構成を示すブロック図である。
【0131】収容装置60aは、図示せぬロック機構に
より解施錠される扉62aと操作パネル62bを有する
複数の戸棚62と,通信ネットワーク100を介して接
続されるシステム管理装置20からの指示に応じて各戸
棚62の扉62aの図示せぬロック機構の駆動を制御す
る制御装置61とを、備えている。
【0132】また、戸棚62の操作パネル62bには、
操作方法や入力方法を示す情報などが含まれた画面を表
示するディスプレイ621と,数字キー及び各種の機能
キー等を有するキーボード622と,図示せぬプリペイ
ドカードを挿入するためのカード挿入口623aとが、
備えられている。
【0133】さらに、制御装置61は、図30に示すよ
うに、ROM611,RAM612,通信制御回路(通
信手段に相当)613,及び、インターフェース回路6
14に接続されたCPU610を、内部に備えている。
【0134】そして、各戸棚62には、互いに接続され
たインターフェース回路620,ディスプレイ621,
キーボード622,カード読取装置623,及び、ロッ
ク機構駆動回路624が、備えられている。
【0135】各戸棚62のインターフェース回路620
は、制御装置61のインターフェース回路614に夫々
接続され、制御装置61との間のデータ交換(制御装置
61からの各種情報や命令の受信,キーボード622に
おけるキー入力に対応する各種データの送信)を司る。
【0136】また、各戸棚62に備えられるディスプレ
イ621,キーボード622,カード読取装置623,
及び、ロック機構駆動回路624は、インターフェース
回路620を介して制御装置61のCPU610によっ
て夫々制御される。ロック機構駆動回路626は、CP
U610からの命令により、扉62aに設けられるロッ
ク機構のアクチュエータ625の駆動を制御して鍵62
6の解施錠を行う。
【0137】以上のように構成された収容装置60aを
複数備えた荷物受渡しシステム3を使用する場合、収容
装置60aに備えられる複数の戸棚62のうち、どの戸
棚62がシステム管理装置20によって選択された戸棚
62であるかが、配送業者Dと注文者Cに事前に通知さ
れる。即ち、図8及び図10に示すフローチャートを用
いて説明すると、ステップS315のときにサービス提
供者Aのシステム管理装置20から通信販売業者Bのコ
ンピュータ端末装置30に対して戸棚62の位置番号が
通知され、ステップS217のときに注文者Cのコンピ
ュータ端末装置40に対して戸棚62の位置番号が通知
される。また、配送業者Dに対しては、通信販売業者B
から戸棚62の位置番号が通知される。
【0138】そして、配送者識別番号及び注文番号と同
時に戸棚62の位置番号が通知された配送業者Dは、収
容装置60aの位置番号に対応する戸棚62において、
その操作パネル62bに設けられるキーボード622へ
配送者識別番号と注文番号とを入力することにより、扉
62aを解錠することができる。
【0139】また、戸棚62の番号と同時に暗証番号と
注文番号とが通知された注文者Cは、収容装置60aの
戸棚62の番号に対応する戸棚62において、操作パネ
ル62bに設けられるキーボード622へ識別番号と注
文番号とを入力することにより、扉62aを解錠するこ
とができる。
【0140】以上に示した第3の実施形態の荷物受渡し
システム3によると、収容装置60aの戸棚62毎に操
作パネル62bが設けられているので、所定の戸棚62
の操作パネル62bに配送者識別番号や暗証番号を直接
入力して扉62aを解施錠することができる。
【0141】
【実施形態4】続いて、図31乃至図33を参照して、
本発明に係る荷物受渡しシステムの第3の実施形態につ
いて説明する。
【0142】第4の実施形態の荷物受渡しシステム4
は、第1の実施形態の荷物受渡しシステム1の収容装置
10aに設けられた複数の戸棚10aの代わりに、回転
式収納庫72を設けた以外は、荷物受渡しシステム1と
同じ構成を有している。そこで、以下の第4の実施形態
の荷物受渡しシステム4の説明においては、第1の実施
形態の荷物受渡しシステム1と同じ構成を有する部分に
ついては説明を省略する。
【0143】図31は、本発明の第4の実施形態である
荷物受渡しシステム4のネットワークの概略構成図であ
る。
【0144】本実施形態の荷物受渡しシステム3は、図
31に示すように、複数箇所に設置される収容装置70
a・・・70zと,通信ネットワーク100を介してこ
れら収容装置70a・・・70zに接続されるシステム
管理装置20とから、構成されている。ここで、収容装
置70b・・・70zは、収容装置70aと同じ構成で
あるので、以下、収容装置70aを代表させて説明す
る。
【0145】図32は、本例の収容装置70aの正面透
視図である。また、図33は、この制御装置71の内部
回路の概略構成を示すブロック図である。
【0146】収容装置70aは、複数の箱型の収納庫7
2aが取り付けられたホイール72bと,このホイール
72bの中心軸に駆動力を与えて回転させるモータ72
cと,各収納庫72aの内部に荷物を押し込め又は取り
出すための搬入搬出機構72dとを内部に有する回転式
収納庫72,及び、通信ネットワーク100を介して接
続されるシステム管理装置20からの指示に応じてモー
タ72c及び搬入搬出機構72dの駆動を制御する制御
装置71とを、備えている。
【0147】また、制御装置71には、操作方法や入力
方法を示す情報などが含まれた画面を表示するディスプ
レイ716と,数字キー及び各種の機能キー等を有する
キーボード716と,図示せぬプリペイドカードを挿入
するためのカード挿入口717aとを有する操作パネル
72a,及び、搬入搬出機構72dに対して荷物を出し
入れするための取り出し口71bが、備えられている。
【0148】さらに、制御装置71は、図33に示すよ
うに、ROM711,RAM712,搬入搬出機構駆動
回路713,モータ駆動回路714,通信制御回路(通
信手段に相当)715,ディスプレイ716,キーボー
ド717,及び、カード読取装置718に接続されたC
PU710を、内部に備えている。
【0149】この収容装置70aでは、回転式収納庫7
2に備えられる各収納庫72aに、夫々収納庫番号が設
定されており、制御装置71のCPU710は、システ
ム管理装置20から指示された収納庫番号(第1乃至第
3の実施形態における戸棚12の位置番号に相当する)
に応じて、その収納庫番号に対応する収納庫72aが搬
入搬出機構72dによって荷物が出し入れされる位置へ
来るように、モータ72cの駆動を制御する。
【0150】そして、収納庫72dに出し入れされる荷
物は、CPU720により制御される搬入搬出機構72
dによって、制御装置71の取り出し口71bに送り出
され、或いは、取り込まれる。
【0151】収容装置70aは、以上に示したような構
成であるから、配送荷物を配送する配送業者Dが取り出
し口71bへ送り込んだ荷物は、制御装置71によって
自動的に設定された収納庫72aに収納される。また、
荷物を引き取りに来た注文者Cは、制御装置71によっ
て自動的に取り出し口71bに送り出された荷物を取り
出すことができる。
【0152】以上に示した第4の実施形態の荷物受渡し
システム4によると、取り出し口71bに対して荷物を
出し入れすることにより、収容装置70aの収納庫72
aに自動的に荷物が収納され又は取り出されるので、配
送業者Dや注文者Cは、収納庫番号(戸棚の位置番号)
を意識することなく簡単に荷物を出し入れすることがで
きる。
【0153】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の荷物受
渡しシステムによると、消費者は、所望する場所にて時
間を気にすることなく簡単な手続きにて荷物を受け取る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である荷物受渡しシ
ステムのネットワークの概略構成図
【図2】 本例の収容装置の制御装置の斜視図
【図3】 本例の収容装置の制御装置の内部構成を示す
ブロック図
【図4】 本例のシステム管理装置の内部回路の概略構
成を示すブロック図
【図5】 本例の荷物受渡しシステムを運用した場合の
全体的な流れを示す説明図
【図6】 注文者Cのコンピュータ端末装置によって実
行される処理の内容を示すフローチャート
【図7】 通信販売業者Bのコンピュータ端末装置によ
って実行される処理の内容を示すフローチャート
【図8】 通信販売業者Bのコンピュータ端末装置によ
って実行される処理の内容を示すフローチャート
【図9】 本例のシステム管理装置によって実行される
処理の内容を示すフローチャート
【図10】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図11】 本例の収容装置の制御装置によって実行さ
れる処理の内容を示すフローチャート
【図12】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図13】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図14】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた入力受付画面の一例を示す例示図
【図15】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた解錠用入力画面の一例を示す例示図
【図16】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた施錠用入力画面の一例を示す例示図
【図17】 本例の収容装置の制御装置によって実行さ
れる処理の内容を示すフローチャート
【図18】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図19】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図20】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた番号入力画面の一例を示す例示図
【図21】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた解錠通知画面の一例を示す例示図
【図22】 本例の操作パネルのディスプレイに表示さ
れた注文情報画面の一例を示す例示図
【図23】 本発明の第2の実施形態である荷物受渡し
システムのネットワークの概略構成図
【図24】 本例の収容装置の制御装置の斜視図
【図25】 本例の収容装置の制御装置の内部回路の概
略構成を示すブロック図
【図26】 本例の収容装置の制御装置によって実行さ
れる処理の内容を示すフローチャート
【図27】 本例のシステム管理装置によって実行され
る処理の内容を示すフローチャート
【図28】 本発明の第3の実施形態である荷物受渡し
システムのネットワークの概略構成図
【図29】 本例の収容装置の戸棚の扉及び操作パネル
の拡大正面図
【図30】 本例の収容装置の制御装置及び戸棚の内部
回路の概略構成を示すブロック図
【図31】 本発明の第4の実施形態である荷物受渡し
システムのネットワークの概略構成図
【図32】 本例の収容装置の正面透視図
【図33】 本例の収容装置の制御装置の内部回路の概
略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1〜4 荷物受渡しシステム 10a〜10z 収容装置 11 制御装置 11a 操作パネル 12 戸棚 12a 扉 20 システム管理装置 30〜50 収容装置 100 通信ネットワーク 110 CPU 111 ROM 112 RAM 113 ロック機構駆動回路 114 通信制御回路 115 ディスプレイ 116 キーボード 117 カード読取装置 121 アクチュエータ 122 鍵

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック機構により解施錠される扉が開閉さ
    れることによって荷物が出し入れ可能となる戸棚を少な
    くとも1つ有する収容装置と、この収容装置にネットワ
    ークを介して接続されたシステム管理装置とからなる荷
    物受渡しシステムであって、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記戸棚の前記扉を解錠するため
    の第1の特定情報を生成し、その第1の特定情報を前記
    通信手段を介して前記収容装置へ通知する制御部とを備
    え、 前記収容装置は、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記戸棚のうち
    の1つに事前に対応させた後、前記入力部に入力された
    情報が前記戸棚に対応させていた第1の特定情報に一致
    した場合にのみ、その第1の特定情報に対応する戸棚の
    扉を解錠する制御部とを更に備えることを特徴とする荷
    物受渡しシステム。
  2. 【請求項2】荷物を収納する収容装置とこの収容装置に
    ネットワークを介して接続されたシステム管理装置とか
    らなる荷物受渡しシステムであって、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記戸棚の前記扉を解錠するため
    の第1の特定情報を生成し、その第1の特定情報を前記
    通信手段を介して前記収容装置へ通知する制御部とを備
    え、 前記収容装置は、 ロック機構により解施錠される扉を有するとともに情報
    が入力される入力部を有する少なくとも1つの戸棚と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記戸棚のうち
    の1つに事前に対応させた後、前記戸棚に備えられる前
    記入力部から入力された情報がその戸棚に対応させてい
    た第1の特定情報に一致した場合にのみ、その戸棚の扉
    を解錠する制御部とを備えることを特徴とする荷物受渡
    しシステム。
  3. 【請求項3】荷物を収納するための収納庫を少なくとも
    1つ有する収容装置と、この収容装置にネットワークを
    介して接続されたシステム管理装置とからなる荷物受渡
    しシステムであって、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記収納庫から荷物を取り出すた
    めの第1の特定情報を生成し、この第1の特定情報を前
    記通信手段を介して前記収容装置へ通知する制御部とを
    備え、 前記収容装置は、 前記収納庫に対して荷物を出し入れするための搬入搬出
    機構と、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記収納庫のう
    ちの1つに事前に対応させた後、前記入力部から入力さ
    れた情報が前記収納庫に対応させていた第1の特定情報
    に一致した場合にのみ、前記搬入搬出機構を制御してそ
    の第1の特定情報に対応する収納庫から荷物を取り出さ
    せる制御部とを更に備えることを特徴とする荷物受渡し
    システム。
  4. 【請求項4】ロック機構により解施錠される扉を有する
    戸棚を少なくとも1つ備えるとともに、前記戸棚の前記
    扉を解錠するための第1の特定情報を生成するシステム
    管理装置に対してネットワークを介して接続される収容
    装置であって、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記戸棚のうち
    の1つに事前に対応させた後、前記入力部に入力された
    情報が前記戸棚に対応させていた第1の特定情報に一致
    した場合にのみ、その第1の特定情報に対応する戸棚の
    扉を解錠する制御部とを更に備えることを特徴とする収
    容装置。
  5. 【請求項5】ロック機構により解施錠される扉と情報が
    入力される入力部とを有する戸棚を少なくとも1つ備え
    るとともに、前記戸棚の前記扉を解錠するための第1の
    特定情報を生成するシステム管理装置に対してネットワ
    ークを介して接続される収容装置であって、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記戸棚のうち
    の1つに事前に対応させた後、前記戸棚に備えられる前
    記入力部から入力された情報がその戸棚に対応させてい
    た第1の特定情報に一致した場合にのみ、その戸棚の扉
    を解錠する制御部とを更に備えることを特徴とする収容
    装置。
  6. 【請求項6】荷物を収納するための収納庫を少なくとも
    1つ有するとともに、前記収納庫から荷物を取り出すた
    めの第1の特定情報を生成するシステム管理装置に対し
    てネットワークを介して接続される収容装置であって、 前記収納庫に対して荷物を出し入れするための搬入搬出
    機構と、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた前記第1の特定情報を自己が有する前記収納庫のう
    ちの1つに事前に対応させた後、前記入力部から入力さ
    れた情報が前記収納庫に対応させた第1の特定情報に一
    致した場合にのみ、前記搬入搬出機構を制御してその第
    1の特定情報に対応する収納庫から荷物を取り出させる
    制御部とを更に備えることを特徴とする収容装置。
  7. 【請求項7】荷物を収納する収容装置とこの収容装置に
    ネットワークを介して接続されたシステム管理装置とか
    らなる荷物受渡しシステムであって、 前記収容装置は、 ロック機構により解施錠される扉を有する少なくとも1
    つの戸棚と、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた指示に従って前記戸棚の前記扉を解錠する制御部と
    を備え、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記戸棚の前記扉を解錠するため
    の第1の特定情報を生成し、前記収容装置が有する前記
    戸棚のうちの1つに前記第1の特定情報を事前に対応さ
    せた後、前記収容装置の前記入力部に入力されて前記通
    信手段を介して通知された情報が前記戸棚に対応させて
    いた第1の特定情報に一致した場合にのみ、その第1の
    特定情報に対応する戸棚の扉を解錠するように前記通信
    手段を介して前記収容装置へ指示する制御部とを備える
    ことを特徴とする荷物受渡しシステム。
  8. 【請求項8】荷物を収納する収容装置とこの収容装置に
    ネットワークを介して接続されたシステム管理装置とか
    らなる荷物受渡しシステムであって、 前記収容装置は、 ロック機構により解施錠される扉を有するとともに情報
    が入力される入力部を有する少なくとも1つの戸棚と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた指示に従って前記戸棚の前記扉を解錠する制御部と
    を備え、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記戸棚の前記扉を解錠するため
    の第1の特定情報を生成し、前記収容装置が有する前記
    戸棚のうちの1つに前記第1の特定情報を事前に対応さ
    せた後、前記収容装置の前記戸棚の前記入力部に入力さ
    れて前記通信手段を介して通知された情報がその戸棚に
    対応させていた第1の特定情報に一致した場合にのみ、
    その戸棚の扉を解錠するように前記通信手段を介して前
    記収容装置へ指示する制御部とを備えることを特徴とす
    る荷物受渡しシステム。
  9. 【請求項9】荷物を収納する収容装置とこの収容装置に
    ネットワークを介して接続されたシステム管理装置とか
    らなる荷物受渡しシステムであって、 前記収容装置は、 荷物を収納するための少なくとも1つの収納庫と、 前記収納庫に対して荷物を出し入れするための搬入搬出
    機構と、 情報が入力される入力部と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた指示に従って前記搬入搬出機構を制御して前記収納
    庫から荷物を取り出させる制御部とを備え、 前記システム管理装置は、 前記収容装置との間で情報を送受信するための通信手段
    と、 前記収容装置が有する前記収納庫から荷物を取り出すた
    めの第1の特定情報を生成し、前記収容装置が有する前
    記収納庫のうちの1つに前記第1の特定情報を事前に対
    応させた後、前記収容装置の前記入力部から入力されて
    前記通信手段を介して通知された情報が前記収納庫に対
    応させていた第1の特定情報に一致した場合にのみ、そ
    の第1の特定情報に対応する収納庫から荷物を取り出す
    ように前記通信手段を介して前記収容装置へ指示する制
    御部とを備えることを特徴とする荷物受渡しシステム。
  10. 【請求項10】ネットワークを介してシステム管理装置
    に接続される収容装置であって、 ロック機構により解施錠される扉を有する少なくとも1
    つの戸棚と、 前記システム管理装置との間で情報を送受信するための
    通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた指示に従って前記戸棚の前記扉を解錠する制御部と
    を備えることを特徴とする収容装置。
  11. 【請求項11】ネットワークを介してシステム管理装置
    に接続される収容装置であって、 荷物を収納するための少なくとも1つの収納庫と、 前記収納庫に対して荷物を出し入れするための搬入搬出
    機構と、 前記システム管理装置との間で各種の情報を送受信する
    ための通信手段と、 前記システム管理装置から前記通信手段を介して通知さ
    れた指示に従って前記搬入搬出機構を制御して前記収納
    庫から荷物を取り出させる制御部とを備えることを特徴
    とする収容装置。
  12. 【請求項12】前記システム管理装置は、ネットワーク
    に接続されたコンピュータ端末装置からの情報を受信す
    るための受信手段を更に備えるとともに、 前記システム管理装置の制御部は、前記戸棚に収容され
    る荷物を特定するための第2の特定情報を前記コンピュ
    ータ端末装置から前記受信手段を介して受信すると、こ
    の第2の特定情報を前記通信手段を介して前記収容装置
    へ通知し、 前記収容装置の制御部は、前記通信手段を介して前記シ
    ステム管理装置から通知される前記第2の特定情報を自
    己が有する前記戸棚のうちの1つに事前に対応させた
    後、前記入力部から入力された情報がその戸棚に対応さ
    せていた第2の特定情報に一致する場合にも、この戸棚
    の扉を解錠することを特徴とする請求項1又は2記載の
    荷物受渡しシステム。
  13. 【請求項13】前記システム管理装置は、ネットワーク
    に接続されたコンピュータ端末装置からの情報を受信す
    るための受信手段を更に備えるとともに、 前記システム管理装置の制御部は、前記収納庫に収容さ
    れる荷物を特定するための第2の特定情報を前記コンピ
    ュータ端末装置から前記受信手段を介して受信すると、
    この第2の特定情報を前記通信手段を介して前記収容装
    置へ通知し、 前記収容装置の制御部は、前記通信手段を介して前記シ
    ステム管理装置から通知される前記第2の特定情報を自
    己が有する前記収納庫のうちの1つに事前に対応させた
    後、前記入力部から入力された情報がその収納庫に対応
    させていた第2の特定情報に一致する場合にも、この収
    納庫から荷物を取り出すように前記搬入搬出機構を制御
    することを特徴とする請求項3記載の荷物受渡しシステ
    ム。
  14. 【請求項14】前記システム管理装置は、ネットワーク
    に接続されたコンピュータ端末装置からの情報を受信す
    るための受信手段を更に備えるとともに、 前記システム管理装置の制御部は、前記戸棚に収容され
    る荷物を特定するための第2の特定情報を前記システム
    管理装置から前記受信手段を介して受信し、前記収容装
    置が有する前記戸棚のうちの1つに前記第2の特定情報
    を事前に対応させた後、前記入力部から入力された情報
    がその戸棚に対応させていた第2の特定情報に一致する
    場合にも、前記戸棚の前記扉を解錠するように前記収容
    装置へ指示することを特徴とする請求項7又は8記載の
    荷物受渡しシステム。
  15. 【請求項15】前記システム管理装置は、ネットワーク
    に接続されたコンピュータ端末装置からの情報を受信す
    るための受信手段を更に備えるとともに、 前記システム管理装置の制御部は、前記収納庫に収容さ
    れる荷物を特定するための第2の特定情報を前記システ
    ム管理装置から前記通信手段を介して受信すると、前記
    収容装置が有する前記収納庫のうちの1つに第2の特定
    情報を事前に対応させた後、前記収容装置の前記入力部
    から入力された情報がその収納庫に対応させていた前記
    第2の特定情報に一致する場合にも、その収納庫から荷
    物を取り出すように前記収容装置へ指示することを特徴
    とする請求項9記載の荷物受渡しシステム。
  16. 【請求項16】前記収容装置は、貨幣価値に対応した価
    値要素を徴収する代金徴収手段を更に備え、 前記システム管理装置の制御部は、前記戸棚に収納され
    る荷物の代金情報を前記コンピュータ端末装置から前記
    受信手段を介して受信すると、この代金情報を前記通信
    手段を介して前記収容装置へ通知し、 前記収容装置の制御部は、前記通信手段を介して前記シ
    ステム管理装置から通知される前記代金情報を、自己が
    有する前記戸棚のうちの前記第1の特定情報を対応させ
    た戸棚に対して同時に対応させた後、前記入力部から入
    力された情報が前記戸棚に対応させていた第1の特定情
    報に一致する場合であって、前記代金徴収手段により徴
    収される価値要素がその戸棚に対応させていた代金情報
    に基づく価値要素以上である場合に、この戸棚の扉を解
    錠することを特徴とする請求項12記載の荷物受渡しシ
    ステム。
  17. 【請求項17】前記収容装置は、貨幣価値に対応した価
    値要素を徴収する代金徴収手段を更に備え、 前記システム管理装置の制御部は、前記収納庫に収納さ
    れる荷物の代金情報を前記コンピュータ端末装置から前
    記受信手段を介して受信すると、この代金情報を前記通
    信手段を介して前記収容装置へ通知し、 前記収容装置の制御部は、前記通信手段を介して前記シ
    ステム管理装置から通知される前記代金情報を、自己が
    有する前記収納庫のうちの前記第1の特定情報を対応さ
    せた収納庫に対して同時に対応させた後、前記入力部か
    ら入力された情報が前記収納庫に対応させていた第1の
    特定情報に一致する場合であって、前記代金徴収手段に
    より徴収される価値要素がその戸棚に対応させていた代
    金情報に基づく価値要素以上である場合に、この収納庫
    から荷物を取り出すように前記搬入搬出機構を制御する
    ことを特徴とする請求項13記載の荷物受渡しシステ
    ム。
  18. 【請求項18】前記収容装置は、貨幣価値に対応した価
    値要素を徴収する代金徴収手段を更に備え、 前記システム管理装置の制御部は、前記戸棚に収容され
    る荷物の代金情報を前記システム管理装置から前記受信
    手段を介して受信し、前記収容装置が有する前記戸棚の
    うちの前記第1の特定情報に対応させた戸棚に対して同
    時に前記代金情報を対応させた後、前記入力部から入力
    された情報が前記戸棚に対応させていた第1の特定情報
    に一致する場合であって、前記代金徴収手段により徴収
    される価値要素がその戸棚に対応させていた代金情報に
    基づく価値要素以上である場合に、前記戸棚の前記扉を
    解錠するように前記収容装置へ指示することを特徴とす
    る請求項14記載の荷物受渡しシステム。
  19. 【請求項19】前記収容装置は、貨幣価値に対応した価
    値要素を徴収する代金徴収手段を更に備え、 前記システム管理装置の制御部は、前記収納庫に収容さ
    れる荷物の代金情報を前記システム管理装置から前記通
    信手段を介して受信すると、前記収容装置が有する前記
    収納庫のうちの前記第1の特定情報に対応され収納庫に
    対して同時に前記代金情報を対応させた後、前記収容装
    置の前記入力部から入力された情報が前記収納庫に対応
    させていた第1の特定情報に一致する場合であって、前
    記代金徴収手段により徴収される価値要素がその戸棚に
    対応させていた代金情報に基づく価値要素以上である場
    合にも、その収納庫から荷物を取り出すように前記収容
    装置へ指示することを特徴とする請求項15記載の荷物
    受渡しシステム。
  20. 【請求項20】前記システム管理装置は、ネットワーク
    に接続されたコンピュータ端末装置に対して電子メール
    を送信するための電子メール送信手段を更に備えるとと
    もに、 第1の特定情報を生成した際に、第三者のコンピュータ
    端末装置に第1の特定情報を含む電子メールを送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3、7乃至9、及び、1
    2乃至19の何れかに記載の荷物受渡しシステム。
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