JP2003020531A - 3層構造長短複合糸およびその製造方法 - Google Patents

3層構造長短複合糸およびその製造方法

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JP2003020531A JP2001203260A JP2001203260A JP2003020531A JP 2003020531 A JP2003020531 A JP 2003020531A JP 2001203260 A JP2001203260 A JP 2001203260A JP 2001203260 A JP2001203260 A JP 2001203260A JP 2003020531 A JP2003020531 A JP 2003020531A
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Yoshihiro Hamaguchi
義弘 濱口
Masahiro Kito
雅大 木藤
Motoharu Kitajima
基晴 北嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたソフトストレッチ性と回復性および、膨
らみ感と被覆性を有する3層構造長短複合糸およびその
製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】一方がポリトリメチレンテレフタレートを
主体としたポリエステルである2種類のポリエステル系
重合体を繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼
り合わせた複合繊維フィラメント(C)を芯部に有し、
中間層部が合成繊維および/または天然繊維からなる短
繊維束(B)、最外層部が合成繊維および/または天然
繊維からなる短繊維束(A)で構成されてなることを特
徴とする3層構造長短複合糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨らみ感、高ソフ
トストレッチ性と回復性を有し、さらには被覆性に優れ
た3層構造長短複合糸およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、フィラメントと短繊維の長短複合
糸に関しては数々の研究・開発が行われており、その中
でストレッチ性を付与したものとして、例えばポリウレ
タン系の弾性糸を使用した短繊維との複合糸(CS
Y)、伸縮性を持ったフィラメントを集束させて短繊維
束の芯部に位置させるコアヤーン等があげられる。
【0003】しかしながら、繊維自身の伸縮によるスト
レッチ性を利用しているポリウレタン系のような弾性繊
維を用いた場合には、高いストレッチ性と反発性は得ら
れるが、風合いやドレープ性、染色性に劣るといった問
題がある。
【0004】また、仮撚加工糸のような比較的大きな捲
縮を持ったフィラメントを用いた場合には、ある程度の
ストレッチ性は得られるが、フカツキ感が強くなりすぎ
て好ましくない。
【0005】もう一つの伸縮性フィラメントとしては、
複合ポリマ間の収縮率差によって生じる3次元コイルを
持ったサイドバイサイド型複合繊維がある。しかし、従
来のサイドバイサイド型複合糸は、織物拘束中で熱処理
を受けると、そのままポリマーの収縮が熱固定されて捲
縮の回復能力が低くなるために十分なストレッチ性が得
られなくなるという問題があった。
【0006】また、フィラメントと短繊維の長短複合糸
では、芯成分と鞘成分との絡合性、拘束性に欠け、鞘成
分と芯成分が分離したいわゆるヌードヤーンの発生、ま
た後の織編物工程通過時の摩擦によるネップの発生等の
問題があった。
【0007】そこで、従来の長短複合糸は上記のような
問題を防ぐために、紡績糸の撚りを通常対比高めに設定
して、芯成分のフィラメントと鞘成分の短繊維を強く拘
束させている。しかし、このような方法によると短繊維
成分の収束が強くなるために、ソフトな風合いと膨らみ
感が得られないだけでなく、芯成分にサイドバイサイド
型の複合繊維フィラメントを用いた場合には捲縮の発現
を抑制してしまい、結果的にストレッチ性も損なわれる
という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
のような従来技術では得られなかった優れたソフトスト
レッチ性と回復性、および膨らみ感を有し、さらに優れ
た被覆性を有する3層構造長短複合糸およびその製造方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ため本発明の3層構造長短複合糸は、次の構成を有す
る。すなわち、 (1)一方がポリトリメチレンテレフタレートを主体と
したポリエステルである2種類のポリエステル系重合体
を繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼り合わ
せた複合繊維フィラメント(C)を芯部に有し、中間層
部が合成繊維および/または天然繊維からなる短繊維束
(B)、最外層部が合成繊維および/または天然繊維か
らなる短繊維束(A)で構成されてなることを特徴とす
る3層構造長短複合糸。
【0010】(2)中間層部を構成する短繊維束(B)
と最外層部を構成する短繊維束(A)の相対重量比率
(B):(A)が30:70〜60:40であり、かつ
短繊維束(A)と(B)を合わせて紡績糸全体の40〜
85重量%を占め、一方、サイドバイサイド型複合繊維
フィラメント(C)を紡績糸全体の15〜60重量%の
割合で芯部に有する3層構造長短複合糸において、綿方
式の撚り係数が2.2〜4.0の範囲にあることを特徴
とする前記(1)に記載の3層構造長短複合糸。
【0011】(3)サイドバイサイド型複合繊維フィラ
メント(C)の20%伸長時の伸長回復率が80%以上
であるとを特徴とする前記(1)または(2)に記載の
3層構造長短複合糸。
【0012】(4)繊維束の幅方向にドラフト倍率が次
第に高くなるような一対のテーパーローラーで構成され
たフロントトップローラーおよびフロントボトムローラ
ーを有するリング精紡機に、合成繊維および/または天
然繊維からなる短繊維束(A)および(B)を、フロン
トローラーからの送り出し速度をそれぞれVa、Vbと
した場合にVa>Vbとなるようにフロントローラー幅
方向の位置に供給し、一方がポリトリメチレンテレフタ
レートを主体としたポリエステルである2種類のポリエ
ステル系重合体を繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイ
ド型に貼り合わせた複合繊維フィラメント(C)をフロ
ントトップローラー上部から糸道ガイドによって短繊維
束(B)の幅方向中央部に供給し、フロントボトムロー
ラー下流側の撚り点において、前記複合繊維のフィラメ
ント(C)を芯部に有する短繊維束(B)の周りに短繊
維束(A)を巻きつかせることを特徴とする3層構造長
短複合糸の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の3層構造長短複合糸は、
芯部がポリエステル系のサイドバイサイド型複合繊維の
マルチフィラメントからなり、鞘部が合成繊維系、ある
いは天然繊維系、あるいは合成繊維系および天然繊維系
の短繊維からなるものである。
【0014】以下、本発明の3層構造長短複合糸の製造
方法について図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の3層構造長短複合糸を得
るための概略図であり、繊維束の幅方向にドラフト倍率
が次第に高くなるようなテーパーローラーからなるフロ
ントトップローラー4およびフロントボトムローラー5
を有するリング精紡機を用いる。
【0016】短繊維成分(A)の粗糸1aはバックロー
ラー2、エプロンローラー3を経て、テーパーローラー
からなるフロントローラー4の大径側に順次供給されフ
リース10aを得る。同様に、短繊維成分(B)の粗糸
1bはバックローラー2、エプロンローラー3、フロン
トローラー4の小径側に順次供給されフリース10bを
得る。
【0017】一方、サイドバイサイド型複合繊維フィラ
メント6は張力測定装置(テンサー)7を経てフィード
装置8、糸道ガイド9を通り、フロントトップローラー
4とエプロンローラー3の隙間から短繊維束11bの中
央部に供給される。
【0018】そして先ずフロントボトムローラー5の下
流側の撚り点12においてフィラメント6を中心にフリ
ース10bが捲回して芯鞘型の長短複合糸となる。
【0019】しかし、従来から長短複合糸においてはフ
ィラメントと短繊維の絡合性は、短繊維同士の絡合性に
比べて低く、必然的に被覆性が悪くなり、フィラメント
6が紡績糸表面に現れやすくなる。そこで、テーパーロ
ーラーからなるフロントローラー4およびフロントボト
ムローラー5の作用により、フリース10bよりも送り
出し速度が高いフリース10aが撚り点12においてさ
らにその外層部に捲回することにより、フリース10b
だけでは不十分な被覆性をフリース10aが補い、被覆
性の高い長短複合糸となる。
【0020】また、リング精紡機は1台当たりでも通常
は数百錘から千錘を超える多数の錘を有するので、フィ
ラメント6を短繊維束11bの中央部に常に供給するよ
うに錘単位で管理するのは難しく、糸道ガイド9の僅か
な傾きなどにより短繊維束の中央部から外れて、結果的
にフィラメント6がフリース10bの外に現れ易くなる
が、その場合にもフリース10aが最外層部を形成して
被覆性を補うことになる。
【0021】ここで、フリース10aのフロントローラ
ーからの送り出し速度Vaがフリース10bの送り出し
速度Vbよりも高い(Vb<Va)ことが重要であり、
好ましくは、 Va=L・Vb L=1.01〜1.05 L:係数 とするのがよい。
【0022】Lが1.01よりも小さくなると、フリー
ス10aとフリース10bにほぼ均等に撚りが伝わるの
で図2に示すような双糸型の長短複合糸となり、フィラ
メント6を十分に被覆することが難しくなる。
【0023】またLを1.05よりも大きくすると、フ
リース10aに十分な張力が付与されなくなるので、フ
ロントボトムローラー5への巻き付きが生じやすくな
る。
【0024】一方、本発明の3層構造長短複合糸におい
ては、中間層部を構成する短繊維と最外層部を構成する
短繊維を合わせた全短繊維成分の紡績糸全体に占める混
率が40〜85重量%の範囲にあることが好ましく、さ
らには50〜70重量%の範囲にあることがより好まし
い。
【0025】全短繊維成分の混率が40重量%より小さ
い場合には、十分な被覆性が得られず、逆に、85重量
%よりも大きい場合には短繊維による拘束力が強くな
り、サイドバイサイド型複合繊維フィラメントの優れた
膨らみ感とソフトストレッチ性、および回復性といった
性能が失われてしまう。したがって、短繊維による被覆
性とサイドバイサイド型複合繊維フィラメントの前述の
ような優れた性能を兼ね備えた3層構造長短複合糸を得
るためには、全短繊維成分の混率が50〜70重量%の
範囲にあることがより好ましい。
【0026】さらに、全短繊維成分の混率が40〜85
重量%の範囲内にある場合においても、中間層部を構成
する短繊維(B)と最外層部を構成する短繊維(A)の
相対重量比率が(B):(A)=30:70〜60:4
0の範囲にあることが好ましい。中間層部を構成する短
繊維(B)の相対重量比率が30未満でかつ最外層部を
構成する短繊維(A)の相対重量比率が70を超える範
囲内にある場合には、中間層部を構成する短繊維(B)
の繊維本数が極端に少なくなるため、芯部のサイドバイ
サイド型複合繊維フィラメントとの絡合性が低下し、し
ごきによる短繊維成分の脱落が生じやすくなり好ましく
ない。逆に中間層部を構成する短繊維(B)の相対重量
比率が60を超えかつ最外層部を構成する短繊維(A)
の相対重量比率が40未満の範囲内にある場合には、最
外層部を構成する短繊維(A)の繊維本数が極端に少な
くなるため、被覆性が低下し、ヌードヤーンが発生しや
すくなり好ましくない。
【0027】本発明の3層構造長短複合糸においては十
分な被覆性を維持しながら、撚りを通常の2層構造であ
る長短複合糸に比べて低く設定することができるので、
結果的にサイドバイサイド型複合繊維フィラメントのソ
フトなストレッチ性を失うことがなくなる。
【0028】したがって、本発明の3層構造長短複合糸
では、綿方式の撚り係数は2.2〜4.0の範囲である
ことが好ましく、さらには2.5〜3.5の範囲である
ことがより好ましい。
【0029】綿方式の撚り係数が4.0を超えると撚り
による繊維の拘束力が強くなり、結果的にサイドバイサ
イド型複合繊維フィラメントのソフトなストレッチ性を
失うことになる。
【0030】また、綿方式の撚り係数が2.2より小さ
くなると短繊維の被覆性が十分に得られないばかりか、
短繊維側の糸切れが多くなるため操業面で問題となる。
【0031】したがって、ソフトなストレッチ性を失う
ことなく、十分な被覆性と操業の容易性を得るためには
綿方式の撚り係数が2.2〜4.0の範囲にあることが
好ましく、2.5〜3.5の範囲にあることがより好ま
しい。
【0032】次に、本発明の長短複合糸に用いるサイド
バイサイド型複合繊維のマルチフィラメントについて説
明する。
【0033】本発明で用いるサイドバイサイド型の複合
繊維は、固有粘度や共重合成分、共重合率等が異なる重
合体を貼り合わせ、それらの弾性回復特性や収縮特性の
差によって、捲縮を発現するものである。固有粘度差を
有するサイドバイサイド型複合の場合、紡糸、延伸時に
高固有粘度側に応力が集中するため、2成分間で内部歪
みが異なる。そのため、延伸後の弾性回復率差により高
粘度側が大きく収縮し、単繊維内で歪みが生じて3次元
コイル捲縮の形態をとる。この3次元コイルの径および
単位繊維長当たりのコイル数は、高収縮成分と低収縮成
分との収縮差(弾性回復率差を含む)によって決まると
言ってもよく、収縮差が大きいほどコイル径が小さく、
単位繊維長当たりのコイル数が多くなる。
【0034】ストレッチ素材として要求されるコイル捲
縮は、コイル径が小さく、単位繊維長当たりのコイル数
が多い(伸長特性に優れ、見映えが良い)、コイルの耐
へたり性が良い(伸縮回数に応じたコイルのへたり量が
小さく、ストレッチ保持性に優れる)、さらにはコイル
の伸長回復時におけるヒステリシスロスが小さい(弾発
性に優れ、フィット感がよい)等である。これらの要求
を全て満足しつつ、ポリエステルとしての特性、例えば
適度な張り腰、ドレープ性、高染色堅牢性を有すること
で、トータルバランスに優れたストレッチ素材とするこ
とができる。
【0035】ここで、前記のコイル特性を満足するため
には高収縮成分(高粘度成分)の特性が重要となる。コ
イルの伸縮特性は、低収縮成分を支点とした高収縮成分
の伸縮特性が支配的となるため、高収縮成分に用いる重
合体には高い伸長性および回復性が要求される。
【0036】そこで、本発明者らはポリエステルの特性
を損なうことなく前記特性を満足させるために鋭意検討
した結果、高収縮成分にポリトリメチレンテレフタレー
ト(以下PPTと略記する)を主体としたポリエステル
を用いることを見出した。PTT繊維は、代表的なポリ
エステル繊維であるポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略記する)やポリブチレンテレフタレート(以
下PBTと略記する)繊維と同等の力学的特性や化学的
特性を有しつつ、弾性回復性、伸長回復性が極めて優れ
ている。
【0037】これは、PPTの結晶構造においてアルキ
レングリコール部のメチレン鎖がゴーシュ−ゴーシュの
構造(分子鎖が90度に屈曲)であること、さらにはベ
ンゼン環同士の相互作用(スタッキング、並列)による
拘束点密度が低く、フレキシビリティーが高いことか
ら、メチレン基の回転により分子鎖が容易に伸長・回復
するためと考えている。
【0038】ここで、本発明におけるPPTとは、テレ
フタル酸を主たる酸成分とし、1,3−プロパンジオー
ルを主たるグリコール成分として得られるポリエステル
である。ただし、20モル%、より好ましくは10モル
%以下の割合で他のエステル結合の形成が可能な共重合
成分を含むものであってもよい。共重合可能な化合物と
して、例えばイソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸などのジカルボン酸
類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのジオール類を挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。また、必要に応
じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリ
カやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェ
ノール誘導体、着色顔料などを添加してもよい。
【0039】また、低収縮成分(低粘度成分)には高収
縮成分であるPPTとの界面接着性が良好で、製糸性が
安定している繊維形成性ポリエステルであれば特に限定
されるものではないが、力学的特性、化学的特性および
原料価格を考慮すると、繊維形成能のあるPETが好ま
しい。
【0040】また、両成分の複合比率は製糸性および繊
維長さ方向のコイルの寸法均質性の点で、高収縮成分:
低収縮成分=75:25〜35:65(重量%)の範囲
が好ましく、65:35〜45:55の範囲がより好ま
しい。
【0041】本発明の長短複合糸に用いるサイドバイサ
イド型複合繊維の断面形状は、丸断面、扁平断面、三角
断面、マルチローバル断面、X型断面、その他の異形断
面であってもよいが、特にダルマ型断面であることがよ
り好ましい。
【0042】ここでいうダルマ型断面とは、図3に示す
ようなPPT成分イとPET成分ロの界面が断面の長手
方向に対して交差する方向好ましくは垂直方向に貼り合
わせたものである。
【0043】サイドバイサイド型複合繊維は、マルチフ
ィラメントの位相が揃い集合した形でSとZ方向のトル
クを有するクリンプが交互に発現しやすく、結果的にS
とZのトルクの変わり目においてマルチフィラメント全
体が捩れ、織物にした場合にシボが発生し易くなる。
【0044】そのため本発明の長短複合糸に用いるサイ
ドバイサイド型複合繊維は、捲縮の位相がマルチフィラ
メントを構成する単糸間で揃っていないことが好まし
い。
【0045】ここで捲縮の位相とは、単糸においてS方
向のトルクの捲縮とZ方向のトルクの捲縮とが交互に発
現しているパターンをいう。例えばある単糸がSトルク
の捲縮を呈している箇所に、別の単糸のZトルクの捲縮
を配することにより、ストレッチ性は損なうことなく互
いのトルクを消し合い、シボの発生を抑えることができ
る。捲縮の位相がマルチフィラメントを構成する単糸間
で揃わないようにするためには捲縮力を分散させる必要
があり、その手段としてはサイドバイサイド型複合繊維
の断面が図3に示すようなダルマ型断面であれば、シボ
の発生を防ぐことができ、より高品位の織物を得ること
ができる。
【0046】また、サイドバイサイド型複合繊維フィラ
メントの単糸繊度は、1.1〜10デシテックスが好ま
しく、より好ましくは1.1〜6デシテックスである。
1.1デシテックス以上とすることで、捲縮によるスト
レッチ性の実効を得ることができる。
【0047】また、本発明の長短複合糸に用いるサイド
バイサイド型複合繊維は、20%伸張時の伸長回復率が
80%以上であることが好ましい。この伸長回復率が8
0%以上であれば、リング精紡機にて長短複合糸にした
際、優れたストレッチバック性と捲縮発現性により、短
繊維成分と強固に絡み合い、芯鞘型構造の形態安定性に
優れ、膨らみ感、高ストレッチを有する長短複合糸を得
ることができ、織物としたとき良好なストッレッチ性を
得ることができる。
【0048】次に、本発明の長短複合糸に用いる短繊維
について説明する。
【0049】上記の短繊維として用いる繊維素材は特に
限定されず、綿、ウール、麻などの天然繊維、ポリエス
テル、アクリル、ポリアミド、ポリプロピレンなどの合
成繊維であってもよい。
【0050】また、本発明の3層構造長短複合糸におい
ては、中間層部を構成する短繊維(B)と最外層部を構
成する短繊維(A)が同一の繊維素材に限ったものでは
なく、各種繊維素材の特性を活かすように様々な組み合
わせを選ぶことができる。例えば、中間層部を構成する
繊維素材として綿を、最外層部を構成する繊維素材とし
てポリエステル短繊維を選んだ場合には、綿の吸湿性と
ポリエステルの接触ドライ感の特性を合わせ持ち、さら
に芯部のサイドバイサイド型複合繊維フィラメントのソ
フトストレッチ性と回復性を有する3層構造長短複合糸
が得られる。
【0051】また該短繊維を構成する短繊維の断面形状
は特に限定されず、丸であっても、多角形、H型、中空
などの異形断面であっても良い。短繊維の繊度について
も特に限定されないが、紡積性を考慮すると0.6〜5
デシテックスが好ましい、繊維長については各種紡績方
法に応じた繊維長とするのがよい。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明する。
【0053】(測定方法) (1)伸長回復率 自記記録装置付定速伸長型引張試験機を用い、1デシテ
ックス当たり0.0826cNの初荷重をかけた状態で
20cmのつかみの間隔に取り付け、引張速度を20c
m/minとして、20%の伸度まで引き伸ばし、直ち
に、同じ速度で除重した。完全に除重した後、直ちに、
初荷重まで引き伸ばし、このときの回復伸びを伸長回復
率とした。
【0054】(評価方法) (1)紡績性評価 評価は精紡機での糸切れ本数(本/時間・10錘)によ
り判断し、判定基準は1時間当たりの10錘の糸切れ本
数が、×:20本以上、△:10〜19本、○:3〜9
本、◎:0〜2本の4段階評価で行った。 (2)被覆性評価 評価は得られた紡績糸の側面を25倍の顕微鏡で観察
し、糸長1m当たりに芯部のフィラメントが表層部から
確認できる数により判断した。
【0055】判定基準は、×:10カ所以上またはヌー
ドヤーンの発生、△:5〜9カ所、○:1〜5カ所、
◎:0カ所の4段階評価で行った。 (3)官能評価 長短複合糸を経糸と緯糸の両方に使用して平織り組織の
織物を製織し、得られた生機をオープンソーパーで95
℃でリラックス熱処理し、乾燥後、乾熱180℃で中間
セットし、120℃で染色した。
【0056】その後160℃の乾熱でピンテンター方式
により仕上セットを行った。得られた布帛について、膨
らみ感、ソフトストレッチ性、回復性を10人の官能に
より実施し、その判定結果の平均を評価結果とした。
【0057】なお、評価の判定基準は、×:全く感じな
い、△:ほとんど感じない、○:感じる、◎:強く感じ
るの4段階評価で行った。 (4)総合評価 紡績性評価と被覆性評価および官能評価の結果を総合し
て評価した。まず、紡績性評価と被覆性評価および官能
評価の各項目別の判定結果について、×:0点、△:3
点、○:8点、◎:10点のように配点し、紡績性評価
と被覆性評価の2項目の相加平均値に、官能評価の3項
目(膨らみ感、ソフトストレッチ性、回復性)の相加平
均値の点数を掛けたものを総合点とみなして総合評価を
行った。なお、総合評価の基準は、×:かなり悪い(総
合点25点以下)、△:やや悪い(総合点26〜50
点)、○:良い(総合点51〜75点)、◎:優れてい
る(総合点75点以上)の4段階で行った。
【0058】(実施例1)固有粘度(IV)が1.40
のホモPTTと固有粘度(IV)が0.60のホモPE
Tをそれぞれ別々に溶融し、紡糸温度275℃で24孔
の複合紡糸口金から複合比(重量%)50:50で吐出
し、紡糸速度1400m/分で引取り165デシテック
ス、24フィラメントのサイドバイサイド型複合構造未
延伸糸(繊維断面は図3に示すようなダルマ型断面)を
得た。さらにホットロール−熱板系延伸機(接糸長:2
0cm、表面粗度:3S)を用い、ホットロール温度7
5℃、熱板温度170℃、延伸倍率3.3倍で延伸し次
いで一旦引き取ることなく、連続して0.9倍でリラッ
クスして巻き取り、55デシテックス、24フィラメン
トの延伸糸を得た。紡糸、延伸とも製糸性は良好であ
り、糸切れは発生しなかった。得られたサイドバイサイ
ド型複合繊維の持性は、 伸長回復率 :85.5% と優れた伸長回復性を示した。
【0059】次に、長短複合糸の短繊維としてポリエス
テル1.7デシテックス×38mmを使用し、前述のサ
イドバイサイド型複合繊維フィラメントとの混率が表1
に示すものになるよう、通常の紡績方式を経て0.3g
/mの太さの粗糸を2本作成し、図1に示す方法でリン
グ精紡機に仕掛け、撚り係数が3.2でリング・トラベ
ラーを通し、管糸に巻き取った。
【0060】この時、フロントローラーから送り出され
る短繊維の2本のフリース(A)と(B)のそれぞれの
送り出し速度Va、VbがVa=1.030・Vbとな
るように、フロントローラーのテーパー角度と2本のフ
リースの間隔を選択した。その結果、表1に示すように
番手30’sの紡績糸が得られ、糸の長さ方向に垂直な
方向の断面は図4に示すように、芯部がサイドバイサイ
ド型複合繊維のフィラメントハ、中間層部が短繊維
(B)と最外層部が短繊維(A)である3層構造長短複
合紡績糸となった。また、表2に示すように紡績性およ
び被覆性にも優れ、官能評価においても、膨らみ感、ソ
フトストレッチ性、回復性に優れたものであった。
【0061】(実施例2)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が3.5の番手60’sの紡績糸を得
た。また、表2に示すように紡績性および被覆性にも優
れ、膨らみ感、ソフトストレッチ性、回復性に特に優れ
たものであった。
【0062】(実施例3)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が2.5の番手20’sの紡績糸を得
た。また、表2に示すように紡績性および被覆性が特に
優れ、膨らみ感、ソフトストレッチ性、回復性に優れた
ものであった。
【0063】(実施例4)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が2.5の番手11’sの紡績糸を得
た。表2に示すように紡績性および被覆性には優れたも
のであるが、十分な膨らみ感、ソフトストレッチ性、お
よび回復性が得られなかった。
【0064】(実施例5)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が3.7の番手70’sの紡績糸を得
た。しかし、全短繊維成分が少ないために十分な被覆性
が得られなかった。また、表2に示すように官能評価で
は膨らみ感、ソフトストレッチ性、回復性には優れたも
のであった。
【0065】(実施例6)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が3.2の番手30’sの紡績糸を得
た。しかし、中間層部の短繊維成分が少ないために、短
繊維成分と芯部のフィラメントとの絡合性が低く、しご
きによって簡単に短繊維が脱落するものであった。ま
た、表2に示すように官能評価では膨らみ感、ソフトス
トレッチ性、回復性には優れたものであった。
【0066】(実施例7)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が3.2の番手30’sの紡績糸を得
た。しかし、最外層部の短繊維成分が少ないため、芯部
のフィラメントの被覆性が十分に得られず、ヌードヤー
ンが発生した。また、表2に示すように官能評価では膨
らみ感、ソフトストレッチ性、回復性には優れたもので
あった。
【0067】(実施例8)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が4.2の番手60’sの紡績糸を得
た。表2に示すように紡績性、および被覆性には優れた
ものであったが、撚りが強いために、サイドバイサイド
型フィラメントの膨らみ感、ソフトストレッチ性、およ
び回復性を十分に得ることができなかった。
【0068】(実施例9)表1に示す混率になるような
太さの粗糸を2本使用した以外には、実施例1と同じ方
法で、撚り係数が2.0の番手20’sの紡績糸を得よ
うとしたが、撚り係数が低すぎるために短繊維側の糸切
れが多発し、紡績糸を得ることができなかった。
【0069】(比較例1)実施例1と同じポリエステル
短繊維を用い、通常の紡績方式を経て0.6g/mの太
さの粗糸を作成し、図5に示すような通常のプレーン型
のフロントトップローラー4′とフロントボトムローラ
ー5′を有するリング精紡機に仕掛けた。一方、実施例
1と同じサイドバイサイド型複合繊維フィラメントをフ
ロントトップローラー上部から短繊維成分フリースの中
央部に糸道ガイドによって供給し、撚り係数が3.2で
リング・トラベラーを通し、管糸に巻き取った。その結
果、芯部に前述のフィラメント、鞘部に短繊維を有する
番手30’sの2層構造長短複合糸が得られた。しか
し、得られた紡績糸は被覆性が低く、ヌードヤーンが発
生した。また、官能評価では膨らみ感、ソフトストレッ
チ性、回復性には優れたものであった。
【0070】(比較例2)撚り係数を4.4にした以外
は、比較例1と同じ方法で番手30’sの2層構造長短
複合糸を得た。得られた紡績糸は紡績性、および被覆性
に優れたものであったが、撚りが強いために、サイドバ
イサイド型フィラメントの膨らみ感、ソフトストレッチ
性、およひ回復性を十分に得ることができなかった。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【発明の効果】本発明により、優れたソフトストレッチ
性と回復性および、膨らみ感と被覆性を有する3層構造
長短複合糸およびその製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長短複合糸の製造に用いるリング精紡
機の一例を示す構成図である。
【図2】双糸型の長短複合糸の例を示す横断面図であ
る。
【図3】本発明のサイドバイサイド型複合繊維の横断面
形状の一例を示す横断面図である。
【図4】本発明の3層構造長短複合糸の一例を示す横断
面図である。
【図5】通常のリング精紡機に用いられるフロントトッ
プローラーおよびフロントボトムローラーの概略図であ
る。
【符号の説明】
イ:ポリトリメチレンテレフタレート ロ:ポリエチレンテレフタレート ハ:サイドバイサイド型複合繊維 ニ:短繊維成分(B) ホ:短繊維成分(A) 1a:短繊維成分(A)の粗糸 1b:短繊維成分(B)の粗糸 2:バックローラー 3:エプロンローラー 4:テーパーローラーからなるフロントトップローラー 4′:フロントトップローラー 5:テーパーローラーからなるフロントボトムローラー 5′:フロントボトムローラー 6:サイドバイサイド型複合繊維フィラメント 7:張力測定装置(テンサー) 8:フィード装置 9:糸道ガイド 10a:短繊維成分(A)のフリース 10b:短繊維成分(B)のフリース 11a:ドラフト状態にある短繊維束(A) 11b:ドラフト状態にある短繊維束(B) 12:撚り合わせ点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L036 MA05 MA08 MA17 MA33 MA35 MA39 PA47 RA24 UA01 UA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方がポリトリメチレンテレフタレートを
    主体としたポリエステルである2種類のポリエステル系
    重合体を繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼
    り合わせた複合繊維フィラメント(C)を芯部に有し、
    中間層部が合成繊維および/または天然繊維からなる短
    繊維束(B)、最外層部が合成繊維および/または天然
    繊維からなる短繊維束(A)で構成されてなることを特
    徴とする3層構造長短複合糸。
  2. 【請求項2】中間層部を構成する短繊維束(B)と最外
    層部を構成する短繊維束(A)の相対重量比率(B):
    (A)が30:70〜60:40であり、かつ短繊維束
    (A)と(B)を合わせて紡績糸全体の40〜85重量
    %を占め、一方、サイドバイサイド型複合繊維フィラメ
    ント(C)を紡績糸全体の15〜60重量%の割合で芯
    部に有する3層構造長短複合糸において、綿方式の撚り
    係数が2.2〜4.0の範囲にあることを特徴とする請
    求項1に記載の3層構造長短複合糸。
  3. 【請求項3】サイドバイサイド型複合繊維フィラメント
    (C)の20%伸長時の伸長回復率が80%以上である
    とを特徴とする請求項1または2に記載の3層構造長短
    複合糸。
  4. 【請求項4】繊維束の幅方向にドラフト倍率が次第に高
    くなるような一対のテーパーローラーで構成されたフロ
    ントトップローラーおよびフロントボトムローラーを有
    するリング精紡機に、合成繊維および/または天然繊維
    からなる短繊維束(A)および(B)を、フロントロー
    ラーからの送り出し速度をそれぞれVa、Vbとした場
    合にVa>Vbとなるようにフロントローラー幅方向の
    位置に供給し、一方がポリトリメチレンテレフタレート
    を主体としたポリエステルである2種類のポリエステル
    系重合体を繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に
    貼り合わせた複合繊維フィラメント(C)をフロントト
    ップローラー上部から糸道ガイドによって短繊維束
    (B)の幅方向中央部に供給し、フロントボトムローラ
    ー下流側の撚り点において、前記複合繊維のフィラメン
    ト(C)を芯部に有する短繊維束(B)の周りに短繊維
    束(A)を巻きつかせることを特徴とする3層構造長短
    複合糸の製造方法。
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