JP2003020403A - 樹脂組成物、ソルダーレジスト樹脂組成物及びこれらの硬化物 - Google Patents

樹脂組成物、ソルダーレジスト樹脂組成物及びこれらの硬化物

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JP2003020403A
JP2003020403A JP2001209040A JP2001209040A JP2003020403A JP 2003020403 A JP2003020403 A JP 2003020403A JP 2001209040 A JP2001209040 A JP 2001209040A JP 2001209040 A JP2001209040 A JP 2001209040A JP 2003020403 A JP2003020403 A JP 2003020403A
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acid
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resin
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JP2001209040A
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English (en)
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Takao Koyanagi
敬夫 小柳
Toru Ozaki
徹 尾崎
Minoru Yokoshima
実 横島
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光性に優れ、硬化物の可撓性や半田耐熱性、
耐熱劣化性、無電解金メッキ耐性に優れ、有機溶剤又は
希アルカリ溶液で現像ができ、ソルダーレジスト用及び
層間絶縁層用に特に適する樹脂を提供する。 【解決手段】スピログリコール(a)とテトラカルボン
酸二無水物化合物(b)とマレイミド基含有モノ又はポ
リヒリドロキシ化合物(c)と任意成分として(a)成
分以外のポリオール化合物(d)を反応させるオリゴマ
ー(A)と希釈剤(B)を含有する樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種コーティング
材、表面処理材、光導波路用材料、積層板、接着剤、粘
着材、印刷インキ、シール剤、カラーレジスト(LC
D、CCD用)、液状レジストインキ等に使用が可能
で、特にプリント配線板用樹脂組成物として有用な樹脂
組成物及びその硬化物に関する。更に詳細には、フレキ
シブルプリント配線板用ソルダーレジスト、メッキレジ
スト、多層プリント配線板用層間電気絶縁材料として有
用な、現像性に優れ、その硬化皮膜が、密着性、可撓性
(屈曲性)、半田耐熱性、耐薬品性、耐金メッキ性等に
優れた硬化物を与える樹脂組成物及びその硬化物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板上にスクリーン印刷などの方法によ
って形成した配線(回路)パターンを外部環境から保護
したり、電子部品をプリント配線板に表面実装する際に
行われるはんだ付け工程において、不必要な部分にはん
だが付着しないように保護するために、カバーコートも
しくはソルダーマスクと呼ばれる保護層をプリント配線
板上に被覆することが行われている。従来、かかる用途
に使用されるソルダーレジストインキとしては、主とし
て多官能エポキシ樹脂系のものが使用されてきたが、得
られる硬化膜は耐熱性は良好であるが可撓性が低いとい
う問題があった。従って、このようなソルダーレジスト
インキは、硬化膜の可撓性(屈曲性)が要求されないリ
ジット板のその用途が限定され、近年使用されることが
多くなってきたフレキシブルプリント配線板(FPC)
への使用は困難である。
【0003】前記のような事情から、近時、可撓性を有
するレジストインキとして数多くの提案がなされてい
る。例えば、特開平2−269166号にはポリパラバ
ン酸、エポキシ樹脂及び極性溶媒からなる熱硬化型のソ
ルダーレジストインキが、また特開平6−41485号
にはポリパラバン酸とフェノキシ樹脂を必須成分とする
熱乾燥型のソルダーレジストインキが提案されている。
しかしながら、これらのソルダーレジストは、スクリー
ン印刷によってレジストパターンを形成するものである
ため、スクリーンの線幅等が制限されるなど、今日の高
密度化に伴う微細な画像形成への対応は困難である。こ
のため近年においては、特開平2−173749号、特
開平2−173750号、特開平2−173751号等
にみられるような写真現像型のものの提案もみられる
が、未だ充分な可撓性を付与するまでには至っていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特定
のオリゴマー(A)を用いることにより、光重合開始剤
を使用しない、又は従来の使用量より少なくても硬化性
(感光性)に優れ、露光及び有機溶剤類や希アルカリ水
溶液による現像により形成できると共に、後硬化(ポス
トキュア)工程で熱硬化させて得られる硬化膜が可撓性
に富み、はんだ耐熱性、耐熱劣化性、無電解金メッキ耐
性、耐酸性及び耐水生等に優れた皮膜を形成するような
有機溶剤又はアルカリ現像型の特にフレキシブルプリン
ト配線板用レジストインキに適する樹脂組成物及びその
硬化物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記のよう
な課題を解決するために、特定のオリゴマー(A)と希
釈剤(B)を含有した樹脂組成物を使用することにより
前記課題を達成出来ることを見い出し、本発明を完成す
るに至ったものである。即ち、本発明によれば、
【0006】(1) スピログリコール(a)とテトラ
カルボン酸二無水物化合物(b)とマレイミド基含有モ
ノ又はポリヒドロキシ化合物(c)と任意成分として
(a)成分以外のポリオール化合物(d)を反応させて
得られるオリゴマー(A)と希釈剤(B)を含有する樹
脂組成物、(2) オリゴマー(A)の重量平均分子量
が1,000〜100,000である(1)記載の樹脂
組成物、(3) オリゴマー(A)の酸価が1〜300
mgKOH/gである(1)記載の樹脂組成物、(4)
マレイミド基含有モノ又はポリヒドロキシ化合物
(c)が1分子中に2つのエポキシ基を有するエポキシ
樹脂(e−1)とマレイミド基含有モノカルボン酸
(f)の反応物である(1)記載の樹脂組成物、(5)
1分子中に2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹
脂(e−2)とエチレン性不飽和基を有するモノカルボ
ン酸化合物(g)と多塩基酸無水物(h)との反応物で
あるエチレン性不飽和基含有ポリカルボン酸(C)を含
有する(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の樹脂
組成物、(6) 1分子中に2つ以上のエポキシ基を有
するエポキシ樹脂(e−2)が式(1)
【0007】
【化3】
【0008】(式(1)中、Xは−CH2−又は−C
(CH32−であり、mは1以上の整数であり、Mは水
素原子又は下記式(G)を示す。
【化4】
【0009】但し、mが1の場合、Mは式(G)を示
し、残りは水素原子を示す。)で表されるエポキシ樹脂
(e−2)である(1)ないし(5)のいずれか1項に
記載の樹脂組成物、(7) 光重合開始剤(D)を含有
する(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の樹脂組
成物、(8) 熱硬化成分(E)を含有する(1)ない
し(7)のいずれか1項に記載の樹脂組成物、(9)
プリント配線板のソルダーレジスト用または層間絶縁層
用である(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の樹
脂組成物、(10)(1)ないし(9)のいずれか1項
に記載の樹脂組成物の硬化物、(11)(10)に記載
の硬化物の層を有する物品、(12)プリント配線板で
ある(11)に記載の物品、に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂組成物は、オリゴマ
ー(A)と希釈剤(B)との混合物である。ここで使用
されるオリゴマー(A)の分子量は、重量平均分子量と
して、1000〜100,000が好ましく、その酸価
は1〜300mgKOH/gが好ましい。
【0011】本発明で用いるオリゴマー(A)は、スピ
ログリコール(a)とテトラカルボン酸二無水物化合物
(b)とマレイミド基含有モノ又はポリヒドロキシ化合
物(c)と任意成分として(a)成分以外のポリオール
化合物(d)との反応生成物である。
【0012】スピログリコール(a)としては、例え
ば、下記の構造式を有する化合物が例示できる。
【0013】
【化5】
【0014】この化合物は、市場より容易に入手するこ
とができる。例えば、日本ヒドラジン(株)製、スピロ
グリコール等を挙げることができる。
【0015】テトラカルボン酸二無水物化合物(b)の
具体例としては、一般式(2)(式中、R1は炭素原子
数が2〜30の4価の有機性基を示す。)で表されるテ
トラカルボン酸二無水物(b−1)、
【0016】
【化6】
【0017】一般式(3)で表される末端無水物基を有
するポリイミド前駆体(b−2)、
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1は炭素原子数2〜30の4価
の有機基を示し、R2は炭素原子数が2〜240、好ま
しくは2〜60、より好ましくは2〜30の2価の有機
性基を示し、nは0又は1以上の整数である。)等を挙
げることができる。
【0020】一般式(2)で表されるテトラカルボン酸
二無水物(b−1)としては、特に制限は無く、例えば
ピロメリット酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸、2,3’,3,4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸、2,3’,4,4’−ビフェニルテトラ
カルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルエーテル
テトラカルボン酸、1,2,5,6−ナフタレンテトラ
カルボン酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸、
3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボ
ン酸、m−ターフェニル−3,3’,4,4’−テトラ
カルボン酸、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
−2,2−ビス(2,3−又は3,4−ジカルボキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(2,3−又は3,4
−ジカルボキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
〔4’−(2,3−又は3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロ−2,2−ビス〔4’−(2,3−又は
3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン酸、
1,2,7,8−フェナンスレンテトラカルボン酸、
4,4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルメタンエチレングリコールビス(アンヒドロト
リメリテート)等の芳香族テトラカルボン酸の二無水
物、下記一般式(4)
【0021】
【化8】
【0022】(式中、R5及びR6は一価の炭化水素基、
好ましくは炭素数1〜10の炭化水素基、より好ましく
は炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10のアリ
ール基(フェニル基、トリル基、ナフチル基など)を示
し、それぞれ同一でも異なっていてもよく、「リット
ル」は1以上の整数である)で表される芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物、シクロブテンテトラカルボン酸、ブ
タンテトラカルボン酸、2,3,5,6−ピリジンテト
ラカルボン酸、3,4,9,10−ペリレンテトラカル
ボン酸等の脂肪族テトラカルボン酸二無水物などが挙げ
られ、これらは単独又は2種以上の組み合わせで使用さ
れる。一般式(3)で表される末端無水物基を有するポ
リイミド前駆体(b−2)の具体例としては、前記、一
般式(2)で表されるテトラカルボン酸二無水物(b−
1)と一般式(5)で表される(式(5)中、R2は、
炭素原子数が2〜240、好ましくは2〜60、より好
ましくは2〜30の2価の有機性基を示す。)ジアミン
とを有機溶媒中で反応させることによって製造すること
ができる。
【0023】
【化9】
【0024】前記一般式(5)で表されるジアミンとし
ては、特に制限はなく、例えば、2,2−ビス−〔4−
(4’アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2
−ビス−〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパン、ビス−〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕スルホン、ビス−〔4−(3−アミノフェノキシ)
フェニル〕スルホン、2,2−ビス−〔4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス−〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕ヘキサフルオロプロパン、ビス〔4−(4−アミノ
フェノキシ)〕ビフェニル、ビス〔4−(3−アミノフ
ェノキシ)〕ビフェニル、ビス〔2−(4−アミノフェ
ノキシ)〕ビフェニル、ビス〔2−(3−アミノフェノ
キシ)〕ビフェニル、ビス〔4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(3−アミノ
フェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)〕ベンゾフェノン、ビス〔4−(3−
アミノフェノキシ)〕ベンゾフェノン、ビス〔4−(4
−アミノフェノキシ)〕ベンズアニリド、ビス〔4−
(3−アミノフェノキシ)〕ベンズアニリド、9,9−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕フルオ
レン、9,9−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕フルオレン、4,4’−(又は3,4’−、
3,3’−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェ
ニルエーテル、4,4’(又は3,4’−、3,3’
−、2,4’−、2,2’−)ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’2,4’
−、2,2’−)ジアミノジフェニルスルホン、4,
4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−、
2,2’−)ジアミノジフェニルスルフィド、P−フェ
ニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、P−キシリ
レンジアミン、m−キシリレンジアミン、O−トリジ
ン、O−トリジンスルホン、4,4’−メチレン−ビス
−(2,6−ジエチルアニリン)、4,4’−メチレン
−ビス−(2,6−ジイソプロピルアニリン)、2,4
−ジアミノメシチレン、1,5−ジアミノナフタレン、
4,4’−ベンゾフェノンジアミン、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−アミノフ
ェニル)プロパン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラ
メチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2
−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、ベンジジン、
2,6−ジアミノピリジン、3,3’−ジメトキシベン
ジジン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
4,4’−〔1,4−フェニレンビス(1−メチルエチ
リデン)〕ビスアニリン、4,4’−〔1,3−フェニ
レンビス(1−メチルエチリデン)〕ビスアニリン、
3,5−ジアミノ安息香酸等の芳香族ジアミン、エチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、下記一般
式(6)
【0025】
【化10】
【0026】(式中、R7及びR8は炭素原子数1〜10
の二価の炭化水素を示し、それぞれ同一でも異なってい
てもよく、R9及びR10は一価の炭化水素基(好ましく
は炭素数1〜10)を示し、それぞれ同一でも異なって
いてもよく、mは1以上の整数である)で表されるジア
ミノポリシロキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、サン・テクノケミカル(株)製ジェファ
ーミンD−230、D−400、D−200、D−40
00、ED−600、ED−900、ED−2001、
EDR−148等のポリオキシアルキレンジアミン等の
脂肪族ジアミン等が挙げられる。これらは単独で又は2
種類以上を組み合わせて使用される。
【0027】(b)成分である末端無水物基を有するポ
リイミド前駆体(b−2)は、既に知られた各種方法に
より製造することができる。例えば、前記テトラカルボ
ン酸ニ無水物(b−1)とジアミンを必要に応じて用い
る有機溶媒中で反応させることにより得ることができ
る。
【0028】前記一般式(2)で表されるテトラカルボ
ン酸二無水物(b−1)と前記一般式(4)で表される
ジアミンの使用量は、1.0/0.5〜1.0/0.9
9(モル)の範囲とするのが好ましく、特に好ましくは
1.0/0.5〜1.0〜0.9(モル)である。本発
明で使用するポリアミド前駆体(b−2)の重量平均分
子量としては500〜100,000が好ましい。
【0029】本発明で使用されるポリイミド前駆体を生
成する反応に使用する有機溶媒としては、例えば、γ−
ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−カプロラク
トン、γ−ヘプタラクトン、α−アセチル−γ−ブチロ
ラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン類;ジオキ
サン、1,2−ジメトキシメタン、ジエチレングリコー
ルジメチル(又はジエチル、ジプロピル、ジブチル)エ
ーテル、トリエチレングリコールジメチル(又はジエチ
ル、ジプロピル、ジブチル)エーテル、テトラエチレン
グリコール(又はジエチル、ジプロピル、ジブチル)エ
ーテル等のエーテル類;エチレンカーボネート、プロピ
レンカーボネート等のカーボネート類;メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ア
セトフェノン等のケトン類;フェノール、クレゾール、
キシレノール等のフェノール類;酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブア
セテート等のエステル類;トルエン、キシレン、ジエチ
ルベンゼン、シクロヘキサン等の炭化水素;トリクロロ
エタン、テトラクロロエタン、モノクロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素類等を用いることができるが、ラク
トン類やカーボネート類が好ましく用いることができ
る。
【0030】有機溶媒の使用量は、生成するポリイミド
前駆体(b−2)の1〜10倍(重量比)とすることが
好ましい。
【0031】マレイミド基含有モノ又はポリヒドロキシ
化合物(c)としては、例えば、反応式
【0032】
【化11】
【0033】で示されるように、マレイミドとホルムア
ルデヒドとから、あるいは、反応式
【0034】
【化12】
【0035】で示されるように、無水マレイン酸と1級
アミノアルコールとから、公知の技術(例えば、米国特
許2526517号明細書、特開平2−268155号
公報参照)などを用いて合成できる分子中に1個のマレ
イミド基と1個の水酸基を有するマレイミド化合物(c
−1)、1分子中に2つのエポキシ基を有するエポキシ
樹脂(e−1)とマレイミド基含有モノカルボン酸
(f)の反応物である分子中に2個のマレイミド基と2
個の水酸基を有するマレイミド化合物(c−2)等を挙
げることができる。
【0036】前記、1級アミノアルコールとしては、例
えば、2−アミノエタノール、1−アミノ−2−プロパ
ノール、3−アミノ−1−プロパノール、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−3−フェ
ニル−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノー
ル、2−アミノ−1−ブタノール、2−アミノ−3−メ
チル−1−ブタノール、2−アミノ−4−メチルチオ−
1−ブタノール、2−アミノ−1−ペンタノール、(1
−アミノシクロペンタン)メタノール、6−アミノ−1
−ヘキサノール、7−アミノ−1−ヘプタノール、2−
(2−アミノエトキシ)エタノール等などが挙げられる
が、これに限定されるものではない。
【0037】前記、1分子中に2つのエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂(e−1)の具体例としては、ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグ
リシジルエーテル、ビフェノールジグリシジルエーテ
ル、ビ(テトラメチルフェノール)ジグリシジルエーテ
ル、
【0038】
【化13】
【0039】
【化14】
【0040】等の芳香族基含有エポキシ樹脂(e−1−
)、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水
添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】
【0043】等のシクロ環含有エポキシ樹脂(e−1−
)、1,4−ビス(2’,3’−エポキシプロピル)
パーフルオロ−n−ブタン、
【0044】
【化17】
【0045】ポリサルファイド変性ジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、シ
リコン変性エポキシ樹脂等の脂肪族エポキシ樹脂(e−
1−)等を挙げることができる。
【0046】前記、マレイミド基含有モノカルボン酸
(f)の具体例としては、例えば、第一に、
【0047】
【化18】
【0048】で示されるように、無水マレイン酸と1級
アミノカルボン酸とから、公知の技術〔例えば、デー・
エイチ・ライヒ(D.H.Rich)ら「ジャーナル・
オブ・メディカル・ケミストリー(Journal o
f Medical Chemistry)」第18
巻、第1004〜1010頁(1975年)参照〕を用
いて合成できる化合物(f−1)、第2に、前記水酸基
含有マレイミド化合物(c−1)と分子中に1個の酸無
水物基を有する化合物(例、無水マレイン酸、無水コハ
ク酸、無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、メチル−ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸等)とのハーフエステル化物(f−2)等を挙げる
ことができる。
【0049】前記、1級アミノカルボン酸としては、例
えば、アスパラギン、アラニン、β−アラニン、アルギ
ニン、イソロイシン、グリシン、グルタミン、トリプト
ファン、トレオニン、バリン、フェニルアラニン、ホモ
フェニルアラニン、α−メチル−フェニルアラニン、リ
ジン、ロイシン、シクロロイシン、3−アミノプロピオ
ン酸、α−アミノ酪酸、4−アミノ酪酸、アミノ吉草
酸、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、2
−アミノカプリル酸、3−アミノカプリル酸、6−アミ
ノカプリル酸、8−アミノカプリル酸、9−アミノノナ
ン酸、2−アミノカプリン酸、9−アミノカプリン酸、
15−アミノペンタデカン酸、2−アミノパルミチン
酸、16−アミノパルミチン酸等が挙げられるが、これ
に限定されるものではない。
【0050】前記、ハーフエステル化合物(f−2)
は、前記水酸基含有マレイミド化合物(c−1)中の水
酸基1化学当量と前記分子中に1個の酸無水物基を有す
る化合物中の無水物基約1化学当量を反応させることに
より得ることができる。反応温度は60〜100℃が好
ましく、反応時間は1〜10時間が好ましい。反応時に
必要に応じて、有機溶剤を使用することもできる。
【0051】前記、エポキシ樹脂(e−1)とマレイミ
ド基含有モノカルボン酸(f)との反応は、無溶媒もし
くは、アルコール性水酸基を有さない溶媒、具体的に
は、溶剤類、例えばアセトン、エチルメチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン類;ベンゼン、トルエン、
キシレン、テトラメチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
類;エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジ
メチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエー
テル、トリエチレングリコールジメチルエーテルなどの
グリコールエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、メチ
ルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテー
ト、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテ
ート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、グルタル酸ジアルキル、コハク酸ジアルキル、ア
ジピン酸ジアルキルなどのエステル類;γ−ブチロラク
トンなどの環状エステル類;石油エーテル、石油ナフ
サ、ソルベントナフサなどの石油系溶剤等を好ましく使
用できる。
【0052】反応時には、反応を促進させるために触媒
を使用することが好ましく、該触媒の使用量は、反応物
に対して0.1〜10重量%である。触媒の具体例は、
トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、トリエチ
ルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモ
ニウムブロマイド、ベンジルトリメチルアンモニウムア
イオダイド、トリフェニルフォスフィン、トリフェニル
スチビン、オクタン酸クロム、オクタン酸ジルコニウム
等が挙げられる。
【0053】又、反応中、重合防止の目的で重合防止剤
を使用することもできる。重合防止剤の具体例は、P−
メトキシフェノール、ハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、フェノチアジン等を挙げることができる。該重
合防止剤の使用量は、反応物に対して0.5〜3重量%
である。
【0054】好ましいマレイミド基含有モノ又はポリヒ
ドロキシ化合物(c)としては、前記、エポキシ樹脂
(e−1)とマレイミド基含有モノカルボン酸(f)の
反応物であるマレイミド化合物(c−2)等を挙げるこ
とができる。
【0055】任意成分としてのポリオール化合物(d)
の具体例としては、アルキルポリオール、ポリエステル
ポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオ
ール、ポリブタジエンポリオール、シリコンポリオール
及びエポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0056】アルキルポリオールとしては、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オ
クタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキ
サンジメタノール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等が挙げられる。
【0057】ポリエステルポリオールとしては、縮合型
ポリエステルポリオール、付加重合ポリエステルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。縮
合型ポリエステルポリオールとしてはエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、3−メチル1,5−ペンタ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、1,4−ヘキサ
ンジメタノール、ダイマー酸ジオール、ポリエチレング
リコール等ジオール化合物と、アジピン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、セバシン酸等の有機多塩基酸との縮
合反応によって得られ、分子量は100〜100,00
0が好ましい。
【0058】付加重合ポリエステルポリオールとして
は、ポリカプロラクトンが挙げられ、分子量は100〜
100,000が好ましい。ポリカーボネートポリオー
ルはポリオールの直接ホスゲン化、ジフェニルカーボネ
ートによるエステル交換法などによって合成され、分子
量は100〜100,000が好ましい。
【0059】ポリエーテルポリオールとしては、PEG
系、PPG系、PTG系ポリオール等が挙げられる。P
EG系ポリオールは、活性水素を有する化合物を反応開
始剤として、エチレンオキサイドを付加重合させたもの
で、分子量は100〜100,000が好ましい。PP
G系ポリオールは、活性水素を有する化合物を反応開始
剤として、プロピレンオキサイドを付加重合させたもの
で、分子量は100〜100,000が好ましい。PP
G系ポリオールは、テトラヒドロランのカチオン重合に
よって合成され、分子量は100〜100,000が好
ましい。
【0060】上記ポリエーテルポリオール以外のポリエ
ーテルポリオールとしては、ビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド付加物又はプロピレンオキサイド付加物等
が挙げられ、分子量は100〜100,000が好まし
い。
【0061】エポキシ(メタ)アクリレートとしては、
前記、エポキシ樹脂(e−1)と(メタ)アクリル酸と
の反応物等を挙げることができる。好ましいエポキシ
(メタ)アクリレートとしては、ビスフェノールA型エ
ポキシ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型エポ
キシ(メタ)アクリレート、ビフェノールジグリシジル
エーテルのジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、
1,4−ビス(ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシ−2−
プロピル)ベンゼンジグリシジルエーテルのジ(メタ)
アクリレート等を挙げることができる。
【0062】その他のポリオールとして、フッ素原子含
有ポリオール(例えば、3−(2−パーフルオロヘキシ
ル)エトキシ−1,2−ジヒドロキシプロパン、1,4
−ビス(ヘキサフルオロ−2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ベンゼン、
【0063】
【化19】
【0064】
【化20】
【0065】1,4−ビス(ヘキサフルオロ−2−ヒド
ロキシ−2−プロピル)シクロヘキサン等)、ヒドロキ
シル基含有(メタ)アクリル酸エステルとそれ以外の
(メタ)アクリル酸エステルの共重合物である(メタ)
アクリルポリマーポリオール、ブタジエンの共重合物で
末端にヒドロキシル基を有するホモ又はコポリマーであ
る、ポリブタジエンポリオール等が挙げられ、分子量は
100〜100,000が好ましい。これらポリオール
化合物は、単独又は2種以上を混合して使用することが
できる。
【0066】本発明で用いられるオリゴマー(A)は、
例えば以下の様にして製造することができる。第一法と
しては、スピログリコール(a)とテトラカルボン酸二
無水物化合物(b)とマレイミド基含有モノ又はポリヒ
ドロキシ化合物(c)と任意成分としてのポリオール化
合物(d)を同時に仕込み反応させる。第二法として
は、(a)成分と(b)成分と(d)成分を反応させ、
次いで(c)成分を反応させる。又は(a)成分と
(b)成分と(c)成分を反応させ、次いで(d)成分
を反応させる等である。
【0067】(b)成分中の無水物基1当量に対して、
(a)+(c)+(d)成分の総量中の水酸基1.0〜
2.0当量を反応させるのが好ましい。(a)+(c)
+(d)成分の総量を100重量部とした場合、(a)
成分、(c)成分及び(d)成分の使用割合としては、
(a)成分は10〜70重量部が好ましく、特に好まし
くは20〜60重量部であり、(c)成分は、30〜9
0重量部が好ましく、特に好ましくは40〜80重量部
であり、(d)成分は、0〜50重量部が好ましく、特
に好ましくは0〜30重量部である。オリゴマー化反応
の反応温度は、通常常温〜150℃、好ましくは50〜
100℃である。なお、この反応時又は反応後には、前
記の溶剤類や下記の希釈剤(B)を加えても良い。
【0068】本発明では、希釈剤(B)を使用する。希
釈剤(B)の具体例としては、例えば前記の溶剤類やブ
タノール、オクチルアルコール、エチレングリコール、
グリセリン、ジエチレングリコールモノメチル(又はモ
ノエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチ
ル(又はモノエチル)エーテル、テトラエチレングリコ
ールモノメチル(又はモノエチル)エーテル等のアルコ
ール類等の有機溶剤類(B−1)やカルビトール(メ
タ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレ
ート、アクリロイルモルホリン、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
及びヘキサ(メタ)アクリレート等の反応性希釈剤(B
−2)等があげられる。
【0069】本発明の樹脂組成物に含まれる(A)及び
(B)成分の量は、(A)+(B)合計で組成物中10
〜90重量%が好ましく、特に20〜80重量%が好ま
しく、又、(A)と(B)の使用割合は、(A)が10
〜90重量%、(B)が10〜90重量%が好ましい。
【0070】本発明では、エチレン性不飽和基含有ポリ
カルボン酸樹脂(C)を使用しても良い。エチレン性不
飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(C)は、前記したよう
に1分子中に2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹
脂(e−2)とエチレン性不飽和基を有するモノカルボ
ン酸化合物(g)と多塩基酸無水物(h)との反応生成
物である。
【0071】1分子中に2つ以上のエポキシ基を有する
エポキシ樹脂(e−2)としては、例えば上記一般式
(1)で示されるエポキシ樹脂、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノ
ール・ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノボラ
ック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキ
シ樹脂、臭素化エポキシ樹脂、ビキレノール型エポキシ
樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂などのグリシジルエ
ーテル類;3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシ
ルメチル=3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサ
ンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシル
メチル=3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ
ート、1−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘ
キサンなどの樹環式エポキシ樹脂;フタル酸ジグリシジ
ルエステル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステ
ル、ダイマー酸グリシジルエステルなどのグリシジルエ
ステル類;テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン
などのグリシジルアミン類;トリグリシジルイソシアヌ
レートなどの複素環式エポキシ樹脂などが挙げられる
が、一般式(2)で示されるエポキシ樹脂が好ましい。
なお、一般式(1)におけるnはエポキシ当量から計算
される。
【0072】一般式(1)で示されるエポキシ樹脂(e
−2)は、一般式(1)において、Mが水素原子である
原料エポキシ化合物のアルコール性水酸基とエピクロル
ヒドリン等のエピハロヒドリンを反応させることにより
得ることができる。原料エポキシ化合物は市販されてお
り、例えばエピコートシリーズ(エピコート1009、
1031:油化シェルエポキシ(株)製)、エピクロン
シリーズ(エピクロンN−3050、N−7050:大
日本インキ化学工業(株)製)、DERシリーズ(DE
R−642U、DER−673MF:ダウケミカル
(株)製)等のビスフェノールA型エポキシ樹脂、YD
Fシリーズ(YDF−2004、2007:東都化成
(株)製)等のビスフェノールF型エポキシ樹脂等があ
げられる。
【0073】原料エポキシ化合物とエピハロヒドリンの
反応は、好ましくはジメチルスルホキシドの存在下に、
行われる。エピハロヒドリンの使用量は、原料エポキシ
化合物におけるアルコール性水酸基1当量に対して1当
量以上使用すれば良い。しかしながらアルコール性水酸
基1当量に対して15当量を超えると増量した効果はほ
とんどなくなる一方、容積効率が悪くなる。
【0074】反応を行う際に、アルカリ金属水酸化物を
使用する。アルカリ金属水酸化物としては、例えば苛性
ソーダ、苛性カリ、水酸化リチウム、水酸化カルシウム
などが使用できる苛性ソーダが好ましい。アルカリ金属
水酸化物の使用量は、式(1)で表される化合物のMが
水素原子である原料エポキシ化合物のエポキシ化したい
アルコール水酸基1当量に対してほぼ1当量使用すれば
良い。式(1)で表される化合物のMが水素原子である
原料エポキシ化合物のアルコール性水酸基を全量エポキ
シ化する場合は過剰に使用しても構わないが、アルコー
ル性水酸基1当量に対して2当量を超えると若干高分子
化が起こる傾向にある。
【0075】反応温度は、30〜100℃が好ましい。
反応温度が30℃未満であると反応が遅くなり長時間の
反応が必要となる。反応温度が100℃を超えると副反
応が多く起こり好ましくない。
【0076】反応終了後、過剰のエピハロヒドリン及び
ジメチルスルホキシドを減圧下留去した後、有機溶剤に
生成樹脂を溶解させアルカリ金属水酸化物で脱ハロゲン
化水素反応を行うこともできる。
【0077】エチレン性不飽和基を有するモノカルボン
酸化合物(g)としては、例えば、(メタ)アクリル
酸、アクリル酸ダイマー、などが挙げられ、なかでも
(メタ)アクリル酸が好ましい。
【0078】前記、エポキシ樹脂(e−2)とエチレン
性不飽和基を有するモノカルボン酸化合物(g)を反応
させ、エポキシ(メタ)アクリレート化合物を得る。エ
ポキシ樹脂のエポキシ基の1当量に対して(g)成分の
総量のカルボキシル基の0.3〜1.2当量を反応させ
るのが好ましく、特に好ましくは、0.9〜1.05当
量である。
【0079】反応時又は反応後に、希釈溶剤として、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;酢酸エチル、
酢酸ブチルなどのエステル類;1,4−ジオキサン、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類;メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類;ブチルセ
ロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート等のグリコール誘導
体;シクロヘキサノン、シクロヘキサノールなどの脂環
式炭化水素及び石油エーテル、石油ナフサなどの石油系
溶剤等の溶剤類の1種又は2種以上を加えてもよい。
【0080】又、反応時は反応後に、前記の反応性希釈
剤(B−2)の1種又は2種以上を使用することができ
る。
【0081】更に、反応を促進させるために触媒を使用
することが好ましい。触媒としては、例えばトリエチル
アミン、ベンジルメチルアミン、メチルトリエチルアン
モニウムクロライド、トリフェニルスチビン、トリフェ
ニルホスフィン等があげられる。その使用量は、反応原
料混合物に対して、好ましくは、0.1〜10重量%、
特に好ましくは、0.3〜5重量%である。
【0082】反応中、エチレン性不飽和基の重合を防止
するために、重合防止剤を使用することが好ましい。重
合防止剤としては、例えばメトキノン、ハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、フェノチアジン等があげら
れる。その使用量は、反応原料混合物に対して好ましく
は、0.01〜1重量%、特に好ましくは0.05〜
0.5重量%である。反応温度は、60〜150℃、特
に好ましくは80〜120℃である。又、反応時間は好
ましくは5〜60時間である。
【0083】次いで、エポキシ(メタ)アクリレート化
合物に多塩基酸無水物(h)を反応させる。多塩基酸無
水物(h)としては、例えば無水コハク酸、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、3−メチル−テトラヒドロ無
水フタル酸、4−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸等
があげられる。その使用量は、前記エポキシ(メタ)ア
クリレート中の水酸基に対して、水酸基1当量あたり、
前記の多塩基酸無水物の好ましくは0.05〜1.00
当量反応させる。反応温度は、60〜150℃、特に好
ましくは80〜100℃である。
【0084】その使用量は、前記(A)+(B)成分1
00重量部に対して通常20〜300重量部、好ましく
は30〜200重量部となる割合が適当である。
【0085】本発明では、光重合開始剤(D)を使用し
ても良い。光重合開始剤(D)としては、例えば、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイ
ソブチルエーテル等のベンゾイン類;アセトフェノン、
2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、
2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、
1,1−ジクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキ
シアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1−オンなどの
アセトフェノン類;2−エチルアントラキノン、2−タ
ーシャリーブチルアントラキノン、2−クロロアントラ
キノン、2−アミルアントラキノンなどのアントラキノ
ン類;2,4−ジエチルチオキサントキン、2−イソプ
ロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントンなど
のチオキサントン類;アセトフェノンジメチルケター
ル、ベンジルジメチルケタールなどのケタール類;ベン
ゾフェノン、4,4−ビスメチルアミノベンゾフェノン
などのベンゾフェノン類、2,4,6−トリメチルベン
ゾイルジフェニルホスフィンオキサイド等が挙げられ
る。
【0086】これらは、単独または2種以上の混合物と
して使用でき、さらにはトリエタノールアミン、メチル
ジエタノールアミンなどの第3級アミン、N、N−ジメ
チルアミノ安息香酸エチルエステル、N、N−ジメチル
アミノ安息香酸イソアミルエステル等の安息香酸誘導体
等の促進剤などと組み合わせて使用することができる。
【0087】光重合開始剤(D)の使用量は、(A)成
分と(B)成分と(C)成分の総重量100重量部に対
して0.5〜20重量部、好ましくは2〜15重量部と
なる割合が好ましい。
【0088】本発明は、上述した各成分に更に硬化系成
分として、熱硬化成分(E)を用いることが好ましく、
これを用いることにより、半田耐熱性や電気特性に優れ
たプリント配線板用材料とすることができる。本発明で
用いる熱硬化成分(E)としては、オリゴマー(A)、
エチレン性不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂(C)と熱
硬化する官能基を分子中に有するものであればよく、特
に特定されるものではないが、例えば、エポキシ樹脂、
メラミン化合物、尿素化合物、オキサゾリン化合物、フ
ェノール化合物などを挙げる事ができる。エポキシ樹脂
としては、具体的には、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノール・ノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノボラック型エ
ポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキシ樹脂、
臭素化エポキシ樹脂、ビキレノール型エポキシ樹脂、ビ
フェノール型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル
類;3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチ
ル=3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカル
ボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
=3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、
1−エポキシエチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
などの脂環式エポキシ樹脂;フタル酸ジグリシジルエス
テル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、ダ
イマー酸グリシジルエステルなどのグリシジルエステル
類;テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンなどの
グリシジルアミン類;トリグリシジルイソシアヌレート
などの複素環式エポキシ樹脂などが挙げられる。なかで
も、融点が50℃以上のエポキシ樹脂が乾燥後タックの
ない光重合体皮膜を形成することができ好ましい。
【0089】メラミン化合物としては、メラミン、メラ
ミンとホルマリンとの重縮合物であるメラミン樹脂が挙
げられる。尿素化合物としては、尿素、尿素とホルマリ
ンの重縮合物である尿素樹脂などが挙げられる。
【0090】オキサゾリン化合物としては、2−オキサ
ゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−フェニル
−2−オキサゾリン、2,5−ジメチル−2−オキサゾ
リン、5−メチル−2−フェニル−2−オキサゾリン、
2,4−ジフェニルオキサゾリン等が挙げられる。
【0091】フェノール化合物としては、例えば、フェ
ノール、クレゾール、キレノール、カテコール、レゾル
シン、ハイドロキノン、ピロガロール、レゾールなどが
挙げられる。
【0092】これらの熱硬化成分(E)の中でも特に
(A)及び(C)成分中のカルボキシル基との反応性に
優れ、かつ銅との密着性も良好である点からエポキシ樹
脂が好ましい。
【0093】上記熱硬化成分(E)の使用量の好適な範
囲は、通常、前記(A)及び(D)成分中のカルボキシ
ル基1個当り、該熱硬化成分(E)の官能基が0.2〜
3.0当量となる割合である。なかでもプリント配線板
にした際の半田耐熱性や電気特性に優れる点から1.0
〜1.5当量となる割合が好ましい。
【0094】また、上記熱硬化成分(E)としてエポキ
シ樹脂を使用する場合は、前記(A)及び(C)成分中
のカルボキシル基との反応を促進するためにエポキシ樹
脂の硬化促進剤を用いることが好ましい。エポキシ樹脂
の硬化促進剤としては具体的には、2−メチルイミダゾ
ール、2−エチル−3−メチルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、1−
シアノエチル−2−エチルイミダゾール、1−シアノエ
チル−2−ウンデシルイミダゾール、等のイミダゾール
化合物;メラミン、グアナミン、アセトグアナミン、ベ
ンゾグアナミン、エチルジアミノトリアジン、2,4−
ジアミノトリアジン、2,4−ジアミノ−6−トリルト
リアジン、2,4−ジアミノ−6−キシリルトリアジン
等のトリアジン誘導体;トリメチルアミン、トリエタノ
ールアミン、N、N−ジメチルオクチルアミン、ピリジ
ン、m−アミノフェノール等の三級アミン類;ポリフェ
ノール類などが挙げられる。これらの硬化促進剤は単独
または併用して使用する事が出来る。
【0095】さらに、本発明では、前記したオリゴマー
(A)、希釈剤(B)、エチレン性不飽和基含有ポリカ
ルボン酸樹脂(C)、光重合開始剤(D)及び熱硬化成
分(E)に、さらに必要に応じて各種の添加剤、例え
ば、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、チタン酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸
化アルミニウム、シリカ、クレーなどの充填剤、アエロ
ジルなどのチキソトロピー付与剤;フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、酸化チタンなどの着色
剤、シリコーン、フッ素系のレベリング剤や消泡剤;ハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテルなど
の重合禁止剤などを組成物の諸性能を高める目的で添加
することが出来る。
【0096】なお、前記のような(E)成分は、予め前
記、樹脂組成物に混合してもよいが、プリント回路板へ
の塗布前に混合して用いるのが好ましい。すなわち、前
記、(A)及び(C)成分を主体とし、これにエポキシ
硬化促進剤等を配合した主剤溶液と、前記(E)成分を
主体とした硬化剤溶液の二液型に配合し、使用に際して
これらを混合して用いることが好ましい。
【0097】本発明の樹脂組成物は、支持体として例え
ば重合体フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン等からなるフィル
ム)上に希釈剤(B)として使用している有機溶剤類
(B−1)を蒸発させ積層して感光性フィルムとして用
いることもできる。
【0098】本発明の樹脂組成物(液状又はフィルム
状)は、電子部品の層間の絶縁材として、またプリント
基板用のソルダーレジスト等のレジストインキとして有
用である他、卦止剤、塗料、コーティング剤、接着剤等
としても使用できる。本発明の硬化物は、紫外線等のエ
ネルギー線照射により上記の本発明の樹脂組成物を硬化
させたものである。紫外線等のエネルギー線照射による
硬化は常法により行うことができる。例えば紫外線を照
射する場合、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、
キセノン灯、紫外線発光レーザー(エキシマレーザー
等)等の紫外線発生装置を用いればよい。本発明の樹脂
組成物の硬化物は、例えば永久レジストやビルドアップ
工法用の層間絶縁材としてプリント基板のような電気・
電子部品に利用される。この硬化物層の膜厚は0.5〜
160μm程度で、1〜60μm程度が好ましい。
【0099】本発明のプリント配線板は、例えば次のよ
うにして得ることができる。即ち、液状の樹脂組成物を
使用する場合、プリント配線用基板に、スクリーン印刷
法、スプレー法、ロールコート法、静電塗装法、カーテ
ンコート法等の方法により5〜160μmの膜厚で本発
明の組成物を塗布し、塗膜を通常60〜110℃、好ま
しくは60〜100℃の温度で乾燥させることにより、
タックフリーの塗膜が形成できる。その後、ネガフィル
ム等の露光パターンを形成したフォトマスクを塗膜に直
接に接触させ(又は接触しない状態で塗膜の上に置
く)、紫外線を通常10〜2000mJ/cm2程度の
強さで照射し、未露光部分を後述する現像液を用いて、
例えばスプレー、揺動浸漬、ブラッシング、スクラッビ
ング等により現像する。その後、必要に応じてさらに紫
外線を照射し、次いで通常100〜200℃、好ましく
は140〜180℃の温度で加熱処理をすることによ
り、可撓性に優れ、レジスト膜の耐熱性、耐溶剤性、耐
酸性、密着性、電気特性等の諸特性を満足する永久保護
膜を有するプリント配線板が得られる。
【0100】上記、現像に使用される有機溶剤として
は、例えばトリクロロエタン等のハロゲン類、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素;酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル類;1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類;メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類;γ−ブチロラ
クトンなどのラクトン類;ブチルセロソルブアセテー
ト、カルビトールアセテート、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テルアセテート等のグリコール誘導体;シクロヘキサノ
ン、シクロヘキサノールなどの脂環式炭化水素及び石油
エーテル、石油ナフサなどの石油系溶剤等の溶剤類、
水、アルカリ水溶液としては水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸ナト
リウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アミン類など
のアルカリ水溶液が使用できる。また、光硬化させるた
めの照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧
水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプまたはメタルハ
ライドランプなどが適当である。その他、レーザー光線
なども露光用活性光として利用できる。
【0101】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものでな
いことはもとよりである。なお、以下において「部」と
あるのは、特に断りのない限り「重量部」を示す。
【0102】(マレイミド基含有モノ又はポリヒドロキ
シ化合物(c)の合成例) 合成例1 ビスフェノールAジグリシジルエーテル(東都化成
(株)製、YD−8125、エポキシ当量173)34
6g、マレイミドカプロン酸414g、カルビトールア
セテート410.8g、P−メトキシフェノール0.4
g及びトリフェニルホスフィン2.3gを仕込み、98
℃で約32時間反応させ、酸価(mgKOH/g)が
3.0以下になった後、反応を終了し、固形分濃度65
重量%の下記構造式の物質を主成分とする反応物(c−
2−)を得た。
【0103】
【化21】
【0104】(オリゴマー(A)の合成例) 合成例2 スピログリコール(日本ヒドラジン(株)製)302
g、ピロメリット酸436g、合成例1で得た反応物
(c−2−)2347g及びカルビトールアセテート
397.4gを仕込み、90℃で約10時間反応し(酸
無水物基がなくなるまで)、固形分の重量平均分子量が
約7500(GPC法による)で固形分の酸価が98.
7mgKOH/gの固形分65%のオリゴマー(A−
1)を得た。
【0105】合成例3 スピログリコール(日本ヒドラジン(株)製)302
g、ピロメリット酸436g、合成例1で得た反応物
(c−2−)1173.5g、水添ビスフェノールA
ジグリシジルエーテルのジアクリル酸エステル((d)
成分)511g及びカルビトールアセテート672.5
gを仕込み、90℃で約10時間反応し(酸無水物基が
なくなるまで)固形分の重量平均分子量が約6700
(GPC法による)で固形分の酸価が111.6mgK
OH/gの固形分65%のオリゴマー(A−2)を得
た。
【0106】(エチレン性不飽和基含有ポリカルボン酸
樹脂(C)の合成例) 合成例4 前記、一般式(1)においてXが−CH2−,Mが水素
原子、平均の重合度nが6.2であるビスフェノールF
型エポキシ化合物(エポキシ当量950g/eq、軟化
点85℃)380gとエピクロルヒドリン925gをジ
メチルスルホキシド462.5gに溶解させた後、攪拌
下で70℃で98.5%NaOH60.9g(1.5モ
ル)を100分かけて添加した。添加後さらに70℃で
3時間反応を行なった。反応終了後、水250部を加え
水洗を行った。油水分離後、油層よりジメチルスルホキ
シドの大半及び過剰の未反応エピクロルヒドリンを減圧
下に蒸留回収し、次いでジメチルスルホキシドを留去
し、副生塩を含む反応生成物をメチルイソブチルケトン
750部に溶解させ、更に30%NaOH10部を加
え、70℃で1時間反応させた。反応終了後、水200
部で2回水洗を行った。油水分離後、油層よりメチルイ
ソブチルケトンを蒸留回収して、エポキシ当量310g
/eq、軟化点69℃のエポキシ樹脂(e−2−)を
得た。得られたエポキシ樹脂(e−2−)は、エポキ
シ当量から計算すると、前記出発物質ビスフェノールF
型エポキシ化合物におけるアルコール性水酸基6.2個
のうち約5個がエポキシ化されたものであった。このエ
ポキシ樹脂(e−2−)310g及びカルビトールア
セテート207.1gを仕込み、90℃に加熱攪拌し、
溶解した。得られた溶液を60℃まで冷却し、アクリル
酸72.0g、メチルハイドロキノン0.8g、トリフ
ェニルホスフィン1.8gを加え、80℃で加温溶解
し、98℃で35時間反応させ、酸価(mgKOH/
g)が1.0、固形分が65重量%であるアクリル酸エ
ステル化物を得た。次いで、このアクリル酸エステル化
物591.7g、テトラヒドロ無水フタル酸152g、
カルビトールアセテート81.8gを仕込み、90℃で
10時間反応し、固形分酸価が105.5mgKOH/
g、固形分が65%であるエチレン性不飽和基含有ポリ
カルボン酸樹脂(C−1)を得た。固形分の重量平均分
子量は約7500(GPC法による)であった。
【0107】実施例1〜3、比較例1〜3 本発明のレジスト組成物を表1の配合組成にしたがって
配合、溶解及び混練し調製した。次いで調製したレジス
ト組成物をスクリーン印刷によりプリント回路基板(イ
ミドフィルムに銅箔を積層したもの)に塗布し、80℃
で20分乾燥した。その後、この基板にネガフィルムを
当て、所定のパターン通りに露光機を用いて600mJ
/cm2の積算露光量で紫外線を照射し、1wt%Na2
CO3水溶液で現像を行い、さらに150℃で60分熱
硬化して試験基板を作製した。得られたレジスト組成物
について、感光性能の評価を行った。得られた試験基板
について、アルカリ現像性、はんだ耐熱性、可撓性、耐
熱劣化性、及び無電解金メッキ耐性の特性評価を行っ
た。その結果を表2に示す。なお、評価方法及び評価基
準は、以下に示します。
【0108】 表1 実施例 1 2 3 (A)成分 合成例3で得た樹脂(A−1) 374.5 合成例4で得た樹脂(A−2) 281.4 187.3 (B)成分 KAYARAD DPHA*1 16 16 16 カルビトールアセテート 10 (C)成分 合成例5で得た樹脂(C−1) 46.2 (D)成分 イルガキュアー907*2 4 2 2 カヤキュアーDETX−S*3 0.48 0.24 0.24 (E)成分 YX−4000*4 30 30 DEN−438*5 30 その他 微粉シリカ(充填剤) 10 10 10 メラミン(エポキシ硬化促進剤) 1.2 1.2 1.2 KS−66(消泡剤)*6 1.0 1.0 1.0 比較例 1 2 2 (A)成分 合成例3で得た樹脂(A−1) 合成例4で得た樹脂(A−2) (B)成分 KAYARAD DPHA*1 16 16 16 カルビトールアセテート 10 (C)成分 合成例5で得た樹脂(C−1) 154 154 154 (D)成分 イルガキュアー907*2 10 10 3 カヤキュアーDETX−S*3 1.2 1.2 0.36 (E)成分 YX−4000*4 30 30 DEN−438*5 30 その他 微粉シリカ(充填剤) 10 10 10 メラミン(エポキシ硬化促進剤) 1.2 1.2 1.2 KS−66(消泡剤)*6 1.0 1.0 1.0
【0109】注) *1;KAYARAD DPHA:日本化薬(株)製、
ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキサアクリレート
混合物。 *2;イルガキュアー907:チバ・スペシャリティー
ケミカルズ社製、光重合開始剤、2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モリフォリノ−プロ
パン−1−オン。 *3;カヤキュアーDETX−S:日本化薬(株)製、
光重合開始剤、2,4−ジエチルチオキサントン。 *4;YX−4000:油化シェルエポキシ社製、ビス
フェノール型エポキシ樹脂。 *5;DEN−438:ダウケミカル社製、フェノール
・ノボラックエポキシ樹脂。 *6;KS−66:信越化学工業社製、シリコーン系消
泡剤。
【0110】評価方法及び評価基準 (1)感光性:乾燥後の塗膜に、ステップタブレット2
1段(ストファー社製)を密着させ積算光量600mJ
/cm2の紫外線を照射露光する。次に1%の炭酸ナト
リウム水溶液で60秒間、2.0kg/cm2のスプレ
ー圧で現像されずに残った塗膜の段数を確認する。下記
の基準を使用した。 ○・・・・6段以上。 △・・・・4〜5段。 ×・・・・3段以下。 (2)現像性:80℃で60分間塗膜の乾燥を行い、3
0℃の1%炭酸ナトリウム水溶液でのスプレー現像によ
る現像性を評価した。 ○・・・・目視により残留物無し。 ×・・・・目視により残留物有り。
【0111】(3)はんだ耐熱性:試験基板にロジン系
フラックスを塗布して260℃の溶融はんだに10秒間
浸漬した後、セロハン粘着テープで剥離したときの硬化
膜の状態で判定した。 ○・・・・異常なし。 ×・・・・剥離あり。
【0112】(4)可撓性:試験基板を180度べた折
り曲げ時の状態で判断した。 ○・・・・亀裂無し。 △・・・・やや亀裂有り。 ×・・・・折り曲げ部に亀裂が入って硬化膜が剥離し
た。
【0113】(5)体熱劣化性:試験基板を125℃で
5日間放置した後、180度べた折り曲げ時の状態で判
断した。 ○・・・・亀裂無し。 △・・・・やや亀裂有り。 ×・・・・折り曲げ部に亀裂が入って硬化膜が剥離し
た。
【0114】(6)無電解金メッキ耐性:以下のように
試験基板に金メッキを行った後、セロテープ(R)粘着
テープで剥離したときの状態で判定した。 ○・・・・異常無し。 △・・・・若干剥離あり。 ×・・・・剥離なし。
【0115】無電解金メッキ方法:試験基板を30℃の
酸性脱脂液((株)日本マクダーミッド製、Metex
L−5Bの20Vol%水溶液)に3分間浸漬して脱脂
し、次いで流水中に3分間浸漬して水洗した。次に試験
基板を14.3wt%過硫酸アンモン水溶液に室温で3
分間浸漬し、ソフトエッチを行い、次いで流水中に3分
間浸漬して水洗した。次いで試験基板を30℃の触媒液
((株)メルテックス製、メタルプレートアクチベータ
ー350の10Vol%水溶液)に7分間浸漬し、触媒
付与を行った後、流水中に3分間浸漬して水洗した。触
媒付与を行った試験基板を、85℃のニッケルメッキ液
の20Vol%水溶液(pH4.6)に20分間浸漬し
て、無電解ニッケルメッキを行った。10Vol%硫酸
水溶液に室温で試験基板を1分間浸漬した後、流水中に
30秒〜1分間浸漬して水洗した。次いで、試験基板を
95℃の金メッキ液((株)メルテックス製、オウロレ
クトロレスUP15Vol%とシアン化金カリウム3V
ol%の水溶液、PH6)に20分間浸漬して無電解金
メッキを行った後、流水中に3分間浸漬して水洗し、ま
た60℃の温水に3分間浸漬して湯洗した。十分に水洗
後、水をより切り、乾燥し、無電解金メッキした試験基
板を得た。
【0116】 表2 実施例 比較例 項目 1 2 3 1 2 3 感光性 ○ ○ ○ ○ ○ × 現像性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ はんだ耐熱性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 可撓性 ○ ○ ○ × × × 耐熱劣化性 ○ ○ ○ × × × 無電解金メッキ性 ○ ○ ○ ○ ○ ×
【0117】表2に示す結果から明かなように、本発明
の樹脂組成物は、光重合開始剤の使用量を少なくしても
十分な感光性を有し、良好なアルカリ現像性を示し、又
はんだ耐熱性、可撓性、耐熱劣化性及び無電解金メッキ
性に優れた硬化膜を与える。
【0118】
【発明の効果】本発明により、光重合開始剤の使用量が
少なくとも十分な硬化性を有し、硬化物の可撓性やはん
だ耐熱性、耐熱劣化性、無電解金メッキ耐性に優れ、希
アルカリ溶液で現像ができ、ソルダーレジスト用及び層
間絶縁層用に適する樹脂組成物が得られた。この樹脂組
成物は、プリント配線板、特にフレキシブルプリント配
線板のソルダーレジスト用及び層間絶縁層用に適する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/28 H05K 3/28 D 5E346 3/46 3/46 T Fターム(参考) 2H025 AA07 AA10 AA13 AA20 AB15 AC01 AD01 BC69 BC74 BC84 BC85 BC92 BC93 CA00 FA15 4J002 CD003 CD192 CM041 EJ016 EN026 EN106 EU046 EU116 EU186 EU216 FD146 GP03 HA08 4J036 AA01 AA02 AB07 AC01 AC05 AC06 AD09 CA19 CA20 CA21 DB17 EA03 HA02 HA12 JA06 JA08 JA09 JA10 KA01 4J043 PA05 PA18 PB03 PB15 PC035 PC036 PC085 PC086 RA24 RA34 YB06 YB22 YB25 YB31 ZA06 ZA12 ZA15 ZA16 ZA33 ZB01 ZB21 ZB31 ZB50 5E314 AA27 AA32 BB02 CC07 DD07 FF06 FF19 5E346 AA12 CC09 CC32 DD03 DD12 DD46 HH13 HH18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピログリコール(a)とテトラカルボン
    酸二無水物化合物(b)とマレイミド基含有モノ又はポ
    リヒドロキシ化合物(c)と任意成分として(a)成分
    以外のポリオール化合物(d)を反応させて得られるオ
    リゴマー(A)と希釈剤(B)を含有する樹脂組成物。
  2. 【請求項2】オリゴマー(A)の重量平均分子量が1,
    000〜100,000である請求項1記載の樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】オリゴマー(A)の酸価が1〜300mg
    KOH/gである請求項1記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】マレイミド基含有モノ又はポリヒドロキシ
    化合物(c)が1分子中に2つのエポキシ基を有するエ
    ポキシ樹脂(e−1)とマレイミド基含有モノカルボン
    酸(f)の反応物である請求項1記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】1分子中に2つ以上のエポキシ基を有する
    エポキシ樹脂(e−2)とエチレン性不飽和基を有する
    モノカルボン酸化合物(g)と多塩基酸無水物(h)と
    の反応物であるエチレン性不飽和基含有ポリカルボン酸
    樹脂(C)を含有する請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】1分子中に2つ以上のエポキシ基を有する
    エポキシ樹脂(e−2)が式(1) 【化1】 (式(1)中、Xは−CH2−又は−C(CH32−で
    あり、mは1以上の整数であり、Mは水素原子又は下記
    式(G)を示す。 【化2】 但し、nが1の場合Mは式(G)を示し、nが1より大
    きい場合、Mの少なくとも1個は式(G)を示し残りは
    水素原子を示す。)で表されるエポキシ樹脂(e−2)
    である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】光重合開始剤(D)を含有する請求項1な
    いし6のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】熱硬化成分(E)を含有する請求項1ない
    し7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】プリント配線板のソルダーレジスト用また
    は層間絶縁層用である請求項1ないし8のいずれか1項
    に記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物の硬化物。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の硬化物の層を有する
    物品。
  12. 【請求項12】プリント配線板である請求項11に記載
    の物品。
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