JP2003019934A - バッテリ上がり防止装置 - Google Patents

バッテリ上がり防止装置

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JP2003019934A JP2001206794A JP2001206794A JP2003019934A JP 2003019934 A JP2003019934 A JP 2003019934A JP 2001206794 A JP2001206794 A JP 2001206794A JP 2001206794 A JP2001206794 A JP 2001206794A JP 2003019934 A JP2003019934 A JP 2003019934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キープリレーのリレー接点が外れた場合にお
いても、確実にこれを復旧することのできるバッテリ上
がり防止装置を提供することが課題である。 【解決手段】 バッテリE1と電子制御装置2a〜2d
との間に設置されたキープリレー3と、該キープリレー
のリレーコイル3cに駆動電圧を供給する駆動回路4
と、該駆動回路4に駆動信号を供給するCPU5と、を
具備している。そして、CPU5は、イグニッションス
イッチ7のオン操作時、及びオフ操作時に、キープリレ
ー3をオンとするべく駆動信号を出力する。従って、車
両に発生する振動や衝撃によりキープリレーのリレー接
点が外れた場合においても、確実にこれを復旧すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
バッテリの、バッテリ上がりを防止するバッテリ上がり
防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用車やトラック等の車両は、
車両を製造してから実際にユーザに引き渡されるまで
に、長期間経過する場合がある。また、車両に搭載され
るバッテリは、微小ではあるが暗電流が流れており、長
期間充電が行われない場合には、充電されている電圧が
放電されてしまい、ユーザに引き渡されるときには、既
にバッテリ電圧が低下し、イグニッションを起動させる
ことができないというトラブルが発生する場合がある。
【0003】このような問題を解決するために、車両に
搭載する各電子制御装置とバッテリとの間にヒューズを
設置し、車両がユーザに引き渡されるまでの間、ヒュー
ズを取り外しておくことにより、暗電流の発生を防止す
る方法が用いられている。しかし、この方法では、ヒュ
ーズの取り付け作業が面倒であり、また、長期間(例え
ば、30日以上)車両を使用しない場合には、上記と同
様の問題が発生する。
【0004】そこで、従来より、特開2000−142
275号公報(以下、従来例という)に記載されている
ように、バッテリと電子制御装置との間にキープリレー
を設置し、該キープリレーを遮断することにより、暗電
流の発生を防止する技術が提案されている。
【0005】図4は、従来例に記載されたバッテリ上が
り防止装置101を概略的に示す回路構成図である。同
図に示すように、バッテリE101と、車両に搭載され
る各種の電子制御装置102a〜102dとの間には、
過電流保護用のヒューズF101が設置され、更に、キ
ープリレー103の接点103aが設けられている。
【0006】また、キープリレー103のリレーコイル
103cを駆動するための駆動回路104と、CPU1
05、及びレギュレータ106を具備している。レギュ
レータ106は、例えば12ボルトのバッテリ電圧を5
ボルトに変換してCPU105に供給する。
【0007】そして、上記構成において、CPU105
は、車両のイグニッションスイッチ107がオンとされ
ない時間を計測し、例えば、30日間イグニッションス
イッチがオンとされないときには、駆動回路104にキ
ープリレー103をオフとするべく駆動信号を出力し、
該駆動回路104の操作にてキープリレー103をオフ
とする。これにより、バッテリE101より電子制御装
置102a〜102dに流れる暗電流を防止し、バッテ
リ上がりを防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来におけるバッテリ上がり防止装置101では、キ
ープリレー103を用いることにより、暗電流を防止す
ることができるものの、キープリレー103のリレー接
点103aの誤動作により、該リレー接点103aの導
通が遮断された場合には、電子制御装置102a〜10
2dに駆動電圧を供給することができなくなってしま
う。即ち、車両走行時において、キープリレー103は
強烈な振動、衝撃を受けることが多々あり、これらの外
的な要因により、リレー接点103aが外れた場合に
は、電子制御装置102a〜102dを駆動させること
ができないという問題が発生する。
【0009】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、車両走行時にキープリレーのリレー接点が外れた場
合においても、即時にこれを復旧することのできるバッ
テリ上がり防止装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載される電
子制御装置と、該電子制御装置に駆動電圧を出力するバ
ッテリとの間に配置され、前記電子制御装置とバッテリ
との連結を適宜遮断することにより、バッテリ上がりを
防止するバッテリ上がり防止装置において、前記バッテ
リと、前記電子制御装置とを連結する配線上に設置され
るキープリレーと、前記キープリレーを、オンまたはオ
フとするべく切り換え信号を出力する制御手段と、前記
制御手段より出力される切り換え信号により、前記キー
プリレーのオン、オフを切り換えるリレー駆動手段と、
を具備し、前記制御手段は、車両のイグニッションスイ
ッチがオン操作、或いはオフ操作の少なくとも一方の操
作時に、前記キープリレーをオンとさせるべく切り換え
信号を前記リレー駆動手段に出力することが特徴であ
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記キープリレ
ーが遮断されたことを検知する遮断検知手段を具備し、
前記制御手段は、前記イグニッションスイッチのオン操
作時、及びオフ操作時のいずれか一方の操作時に加え、
前記イグニッションスイッチがオンとされている間に、
前記遮断検知手段にてキープリレーの遮断が検出された
際に、前記キープリレーをオンとさせるべく切り換え信
号を前記リレー駆動手段に出力することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記制御手段
は、前記イグニッションスイッチのオン操作時、及びオ
フ操作時のいずれか一方の操作時に加え、前記イグニッ
ションスイッチがオンとされている間に、任意の時間間
隔で前記キープリレーをオンとさせるべく切り換え信号
を前記リレー駆動手段に出力することを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記制御手段
は、前記イグニッションスイッチのオン操作時、及びオ
フ操作時のいずれか一方の操作時に加え、前記イグニッ
ションスイッチがオンとされている間に、常時前記キー
プリレーをオンとさせるべく切り換え信号を前記リレー
駆動手段に出力することを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記制御手段
は、前記イグニッションスイッチがオン操作された際に
は、該オン操作後所定時間経過してから前記キープリレ
ーをオンとさせるべく切り換え信号を前記リレー駆動手
段に出力することを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記制御手段
は、該制御手段がリセットされたとき、或いは該制御手
段を初期設定する際に、前記キープリレーをオンとさせ
るべく切り換え信号を前記リレー駆動手段に出力するこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係るバッテリ上がり防止装置の構成を示す回路図であ
る。同図に示すように、該バッテリ上がり防止装置1
は、バッテリE1と、車両に搭載される各電子制御装置
(電動シートの制御装置やエアコン制御装置等)2a〜
2dとの間に配置されるものであり、各電子制御装置2
a〜2dへの電圧供給のオン、オフを切り換えるための
キープリレー3を有している。
【0017】また、該キープリレー3のリレーコイル3
cに動作電圧を出力する駆動回路(リレー駆動手段)4
と、この駆動回路4に駆動信号(切り換え信号)を出力
するCPU5(制御手段)と、バッテリE1より出力さ
れる電圧(例えば、12ボルト)を降圧してCPU5に
供給する電圧(例えば、5ボルト)を出力するレギュレ
ータ6と、を有している。
【0018】CPU5は、イグニッションスイッチ7の
オン操作時、及びオフ操作時に、駆動回路4に対してキ
ープリレー3をオンとするべく駆動信号を出力する。な
お、同図に示す符号F1は、過電流保護用のヒューズで
ある。また、符号W1は、イグニッションスイッチ7に
接続される動力配線である。
【0019】次に、上述のように構成された本実施形態
に係るバッテリ上がり防止装置1の動作について説明す
る。通常動作時には、CPU5の制御下で、イグニッシ
ョンスイッチ7のオン、オフ状態を監視し、これに応じ
てキープリレー3のオン、オフを切り換える。即ち、イ
グニッションスイッチ7が長期間(例えば、30日間)
連続してオンとされない場合には、駆動回路4にキープ
リレー3をオフとするべく駆動信号を出力し、該駆動回
路4は、リレーコイル3cに動作電圧を印加して、リレ
ー接点3aをオフとさせる。
【0020】これにより、バッテリE1と、各電子制御
装置2a〜2dとの間の電気的な接続が遮断されるの
で、暗電流の発生を抑制することができ、バッテリ上が
りを防止することができる。
【0021】また、キープリレー3がオフとされている
状態で、イグニッションスイッチ7が操作された際に
は、イグニッションのオン信号がCPU5に供給され、
該CPU5の制御下でキープリレー3のリレー接点3a
をオンとする。これにより、バッテリE1より出力され
る電圧は、各電子制御装置2a〜2dに供給され、動作
可能な状態となる。
【0022】ここで、車両走行中に、衝撃や振動に起因
してキープリレー3のリレー接点3aが遮断されること
がある。本実施形態では、CPU5の制御により、イグ
ニッションスイッチ7がオン操作されたとき、及びオフ
操作されたときにはその都度駆動回路4に対してキープ
リレー3をオンとするべく駆動信号が出力されるので、
たとえ外的な要因によりキープリレー3のリレー接点3
aが遮断された場合であっても、次回イグニッションス
イッチ7のオン操作時、或いは次回イグニッションスイ
ッチ7のオフ操作時に、確実にキープリレー3がオンと
なるように制御される。
【0023】このようにして、本実施形態に係るバッテ
リ上がり防止装置1では、暗電流防止用のキープリレー
3が、衝撃や振動等の外的な要因によりオフとなった場
合でも、その後、該キープリレー3をオンとすることが
できるので、確実に各電子制御装置2a〜2dに駆動電
圧を印加することができる。これにより、装置の信頼性
を向上させることができる。
【0024】また、上記した実施形態では、イグニッシ
ョンスイッチ7のオン操作時、及びオフ操作時に、キー
プリレー3をオンとするべく駆動信号を出力するように
構成したが、イグニッションスイッチ7がオンとされて
いる間に、任意の時間間隔(例えば、1分間隔)で駆動
信号を出力するように構成してもよい。更に、イグニッ
ションスイッチ7がオンとされている間中、継続的に駆
動信号を出力する構成とすることもできる。このような
構成においても、上記実施形態と同様の効果を達成する
ことができる。
【0025】また、CPU5がリセットされた場合、及
びCPU5にて初期設定する場合においても、キープリ
レー3をオンとするべく駆動信号を出力するように構成
すれば、より一層装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0026】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図2は、第2の実施形態に係るバッテリ上がり
防止装置11の構成を示す回路図である。同図に示すよ
うに、該バッテリ上がり防止装置11は、キープリレー
3と各電子制御装置2a〜2dとを連結する配線と、C
PU5との間に遮断検知回路(遮断検知手段)8が設け
られている点で、前述した第1の実施形態と相違してい
る。
【0027】遮断検知回路8は、キープリレー3が遮断
されたことを検知し、この検知信号をCPU5に出力す
る。その他の構成は、図1に示したものと同一であるの
で、同一符号を付してその構成説明を省略する。
【0028】以下、第2の実施形態に係るバッテリ上が
り防止装置11の動作について説明する。本実施形態で
は、前述した第1の実施形態と同様に、通常動作時に
は、CPU5の制御により、キープリレー3のオン、オ
フ動作が制御され、電子制御装置2a〜2dに流れる暗
電流を遮断し、バッテリ上がりを防止する。
【0029】いま、車両走行中において、振動や衝撃な
どの外的な要因により、キープリレー3のリレー接点3
aが遮断された場合には、これが遮断検知回路8にて検
知され、この検知信号はCPU5に出力される。
【0030】そして、CPU5は、この検知信号が与え
られると、駆動回路4に対して、キープリレー3をオン
とするべく駆動信号を出力する。これにより、遮断され
た状態にあるキープリレー3は、即時にオンとされるの
で、各電子制御装置2a〜2dへの、バッテリ電圧の供
給を継続させることができる。
【0031】また、第1の実施形態で述べたように、C
PU5はイグニッションスイッチ7がオン操作されたと
き、及びオフ操作されたときにおいても、キープリレー
3をオンとするべく駆動信号を出力する。
【0032】このようにして、本実施形態に係るバッテ
リ上がり防止装置11は、イグニッションスイッチ7の
オン、オフ操作時のみならず、遮断検知回路8にて実際
にキープリレー3が遮断されたことが検知された際に
は、即時に、該キープリレー3をオンとするように動作
するので、より一層信頼性を向上させることができる。
【0033】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図3は、第3の実施形態に係るバッテリ上がり
防止装置21の構成を示す回路図である。同図に示すよ
うに、該バッテリ上がり防止装置21は、CPU5がタ
イマ回路5aを具備している点で、前述した第1の実施
形態と相違する。
【0034】タイマ回路5aは、イグニッションスイッ
チ7がオンとされた後の経過時間を計時するものであ
り、CPU4は、イグニッションスイッチ7がオンとさ
れた後、タイマ回路5aで計時される所定時間経過した
後に駆動回路4へキープリレー3をオンとするべく駆動
信号を出力する。
【0035】また、図3に示す符号W1は、イグニッシ
ョンスイッチ7に接続される動力配線である。
【0036】次に、上述の如く構成された第3の実施形
態に係るバッテリ上がり防止装置21の動作について説
明する。
【0037】本実施形態では、前述した第1の実施形態
と同様に、通常動作時には、CPU5の制御により、キ
ープリレー3のオン、オフ動作が制御され、電子制御装
置2a〜2dに流れる暗電流を遮断し、バッテリ上がり
を防止する。
【0038】そして、イグニッションスイッチ7のオン
操作時、及びオフ操作時には、CPU5の制御により、
その都度駆動回路4に対してキープリレー3をオンとす
るべく駆動信号を出力し、車両両走行中に、万一キープ
リレー3のリレー接点3aが遮断された場合でも、これ
を復旧するように動作する。
【0039】ここで、本実施形態では、イグニッション
スイッチ7をオンとしてから、タイマ回路5aで計時さ
れる所定時間経過後に、キープリレー3をオンとする駆
動信号を出力する。即ち、何らかの外的要因により、キ
ープリレー3のリレー接点3aが遮断され、その後、イ
グニッションスイッチ7がオンとされたときには、所定
時間遅れてキープリレー3がオンとなる。
【0040】従って、イグニッションスイッチ7のオン
と連動して動力配線W1に流れる突入電流の発生のタイ
ミングから、所定時間遅延してキープリレー3がオンと
なるので、装置全体に流れる突入電流を抑制することが
できる。
【0041】このようにして、本発明の第3の実施形態
に係るバッテリ上がり防止装置21では、前述した第1
の実施形態と同様に、暗電流防止用のキープリレー3
が、衝撃や振動等の外的な要因によりオフとなった場合
でも、次回イグニッションスイッチ7を操作(オン操
作、或いはオフ操作)したときに該キープリレー3をオ
ン状態に復旧することができるので、確実に各電子制御
装置2a〜2dに駆動電圧を印加することができる。
【0042】また、イグニッションスイッチ7がオンと
なるタイミングよりも若干遅れてキープリレー3がオン
となるので、イグニッションスイッチ7オン時の突入電
流を抑制することができる。
【0043】なお、上記した各実施形態では、4個の電
子制御装置2a〜2dが設けられる例について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、1〜3
個、或いは5個以上の電子制御装置を用いることも可能
である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバッ
テリ上がり防止装置では、オン状態とされているキープ
リレーのリレー接点が、外的な要因によりオフとなった
場合であっても、次回イグニッションをオン、またはオ
フ操作したときに、制御手段よりキープリレーをオンと
するべく切り換え信号が出力されるので、オフ状態とさ
れたキープリレーをオン状態に復旧することができる。
【0045】また、遮断検知手段を搭載し、該遮断検知
手段によりキープリレーの遮断が検知された際に該キー
プリレーをオンとするべく切り換え信号を出力するよう
に構成すれば、キープリレー遮断後、即時にこれをオン
とすることができるので、より一層信頼性を向上させる
ことができる。
【0046】更に、イグニッションスイッチがオンとさ
れているときに、常時或いは任意の時間間隔でキープリ
レーをオンとするべく切り換え信号を出力することによ
っても、上記と同様に、信頼性を向上させることができ
る。
【0047】また、イグニッションスイッチをオンとす
るタイミングよりも所定時間遅延してキープリレーをオ
ンとすることにより、突入電流の発生を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るバッテリ上がり
防止装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るバッテリ上がり
防止装置の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るバッテリ上がり
防止装置の構成を示す回路図である。
【図4】従来におけるバッテリ上がり防止装置の構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
1,11,21 バッテリ上がり防止装置 2a〜2d 電子制御装置 3 キープリレー 3a リレー接点 3c リレーコイル 4 駆動回路(リレー駆動手段) 5 CPU(制御手段) 5a タイマ回路 6 レギュレータ 7 イグニッションスイッチ 8 遮断検知回路(遮断検知手段) E1 バッテリ F1 ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 俊之 愛知県豊田市福受町上ノ切159−1 矢崎 部品株式会社内 (72)発明者 岸田 晋二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 前田 直樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山浦 昌史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5G003 BA01 DA02 DA13 FA06 GC05 5H030 AA04 AS08 BB27 FF52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される電子制御装置と、該電
    子制御装置に駆動電圧を出力するバッテリとの間に配置
    され、前記電子制御装置とバッテリとの連結を適宜遮断
    することにより、バッテリ上がりを防止するバッテリ上
    がり防止装置において、 前記バッテリと、前記電子制御装置とを連結する配線上
    に設置されるキープリレーと、 前記キープリレーを、オンまたはオフとするべく切り換
    え信号を出力する制御手段と、 前記制御手段より出力される切り換え信号により、前記
    キープリレーのオン、オフを切り換えるリレー駆動手段
    と、を具備し、 前記制御手段は、車両のイグニッションスイッチがオン
    操作、或いはオフ操作の少なくとも一方の操作時に、前
    記キープリレーをオンとさせるべく切り換え信号を前記
    リレー駆動手段に出力することを特徴とするバッテリ上
    がり防止装置。
  2. 【請求項2】 前記キープリレーが遮断されたことを検
    知する遮断検知手段を具備し、前記制御手段は、前記イ
    グニッションスイッチのオン操作時、及びオフ操作時の
    いずれか一方の操作時に加え、前記イグニッションスイ
    ッチがオンとされている間に、前記遮断検知手段にてキ
    ープリレーの遮断が検出された際に、前記キープリレー
    をオンとさせるべく切り換え信号を前記リレー駆動手段
    に出力することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ
    上がり防止装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記イグニッションス
    イッチのオン操作時、及びオフ操作時のいずれか一方の
    操作時に加え、前記イグニッションスイッチがオンとさ
    れている間に、任意の時間間隔で前記キープリレーをオ
    ンとさせるべく切り換え信号を前記リレー駆動手段に出
    力することを特徴とする請求項1に記載のバッテリ上が
    り防止装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記イグニッションス
    イッチのオン操作時、及びオフ操作時のいずれか一方の
    操作時に加え、前記イグニッションスイッチがオンとさ
    れている間に、常時前記キープリレーをオンとさせるべ
    く切り換え信号を前記リレー駆動手段に出力することを
    特徴とする請求項1に記載のバッテリ上がり防止装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記イグニッションス
    イッチがオン操作された際には、該オン操作後所定時間
    経過してから前記キープリレーをオンとさせるべく切り
    換え信号を前記リレー駆動手段に出力することを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のバッテ
    リ上がり防止装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、該制御手段がリセット
    されたとき、或いは該制御手段を初期設定する際に、前
    記キープリレーをオンとさせるべく切り換え信号を前記
    リレー駆動手段に出力することを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれか1項に記載のバッテリ上がり防止装
    置。
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Cited By (7)

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