JP2003019247A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003019247A
JP2003019247A JP2001206801A JP2001206801A JP2003019247A JP 2003019247 A JP2003019247 A JP 2003019247A JP 2001206801 A JP2001206801 A JP 2001206801A JP 2001206801 A JP2001206801 A JP 2001206801A JP 2003019247 A JP2003019247 A JP 2003019247A
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敦 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が必要としない演出を、別途操作を要
することなく中止可能とすると共に、演出や補助的機能
等の実行時期を調整することで、遊技者及び遊技店側の
双方の利益を調整可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機(1)は、複数の図柄を変動表示
する変動表示手段(3L,3C,3R)と、演出1〜5
を実行する演出手段(5)と、変動表示が停止したとき
の図柄組合せが入賞となる内部当選役を決定し、該決定
の結果に応じて変動表示手段(3L,3C,3R)及び
演出手段(5)の動作を制御する制御手段(71,7
2)とを備える。制御手段(71,72)は、演出手段
(5)で実行可能な演出1〜5の内容を時間の経過に応
じて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に必要な複数
の図柄を変動表示する変動表示装置と、該変動表示装置
の変動表示を制御するマイクロコンピュータ等の制御手
段とを備えた、スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スロットマシン或いはパチスロ
と称される遊技機は、正面の表示窓内に、複数の図柄を
円周面上に配列したリールを複数配列して構成した機械
的変動表示装置、或いはリール上の図柄を擬似的に表示
するように構成した電気的変動表示装置を有する。
【0003】このような遊技機では、遊技者のスタート
操作に応じて変動表示装置が駆動され、各リールの回転
動作によって図柄の変動表示が行われる。この変動表示
は、一定時間経過後自動的に或いは遊技者の停止操作に
より各リール毎に順次停止制御される。そして、全リー
ルが停止した時、表示窓内に停止表示される各リールの
図柄(以下「停止図柄」という)の組合せが所定の停止
態様になれば、メダル、コイン等の遊技媒体を払い出
し、遊技者に遊技価値が付与される入賞となる。この入
賞には、遊技価値の異なる入賞の種類(入賞役)が複数
設定され、停止態様によって区別することとしている。
【0004】現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を
有しており、例えば、1回のコインの払い出しに終わら
ず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態と
なる場合がある。このような入賞役として、遊技者に相
対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える特別
増加入賞役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」
と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える
遊技を所定ゲーム数行える入賞役(「レギュラーボーナ
ス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。また、
現在主流の機種において、回転しているリールが停止し
た時に入賞役を構成する図柄の組合せが有効ライン上に
揃うのは、遊技機の内部抽選で入賞役に当選した場合
(具体的には、マイクロコンピュータでの乱数抽出によ
る抽選で当選したとき)である。
【0005】従って、遊技者によるリールの停止操作が
可能なタイプの遊技機(例えば、パチスロのような停止
ボタンを備えたスロットマシン)でも、内部抽選で入賞
役に当選(以下、「内部当選」という。)しなければ、
遊技者がどのように停止操作しても、入賞役に該当する
図柄の組合せを有効ライン上に揃えることはできない。
【0006】このような遊技機の特徴から、遊技者の期
待感を高めるために、内部当選した入賞役(以下、「内
部当選役」という。)を遊技者に対し報知する機能が多
くの遊技機で採用されるようになってきている。このよ
うな報知の手段としては、リールの停止態様(例えば、
リーチ目など)によって内部当選役を報知するものがあ
るが、初心者にとって理解が困難なため、近年では、音
や各種表示装置による光や画像の演出によって内部当選
役を報知する傾向が強まってきている。このような演出
によって内部当選役の報知を行うことは、初心者に理解
をし易くする反面、上級者にとっては、これらの演出は
不必要な演出であり、無駄なものを見せられるという印
象を与えかねない。上級者は、リールの停止操作及びリ
ールの停止態様に基づいて内部当選役を認識することが
できるからである。そこで、このような上級者の要求に
応えるべく、内部当選役を報知する演出を遊技者の任意
の操作によってキャンセルできる機能を搭載した遊技機
が提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、演出を
キャンセルできる機能を搭載した遊技機では、遊技者が
演出をキャンセルしたいときに、その都度、キャンセル
のための操作(例えば、メダルの投入)を行う必要があ
る。このような操作は遊技者にとって煩わしいものであ
り、遊技のテンポを狂わせるものであった。遊技前に予
め演出を解除するための操作を行う場合では、その操作
方法を遊技者が理解しなければならないという煩わしさ
が生じ、また、遊技者がそのような機能のあることを知
らないこともある。
【0008】また、上記のように内部当選役の報知とい
った遊技に直接関連する内容を示す演出以外に、遊技者
に対し遊技操作を補助するような機能(補助的機能)を
設けたものもある。例えば、遊技者にとって有利な停止
操作を画像表示によって示唆する、或いはリール上の図
柄配置を画像で表示して目押し操作のタイミングを補助
する機能等である。ところが、このような補助的機能
は、当該機能を高めると遊技者にとって有利となる反
面、遊技店側にとっては不利益となる場合が多く、両者
の利益の調整が必要となってくる。
【0009】本発明の第1の目的は、遊技者が必要とし
ない演出を別途操作を要することなく中止可能とした遊
技機を提供することである。
【0010】本発明の第2の目的は、演出や補助的機能
等の実行時期を調整することで、遊技者及び遊技店側の
双方の利益を調整可能な遊技機を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機は、複数
の図柄を変動表示する変動表示手段と、各種演出を実行
する演出手段と、変動表示が停止したときの図柄組合せ
が入賞となる内部当選役を決定し、該決定の結果に応じ
て変動表示手段及び演出手段の動作を制御する制御手段
とを備え、制御手段は、演出手段で実行可能な演出の内
容を時間の経過に応じて変更することを特徴とする。演
出手段とは、例えば、各種の画像を表示可能な画像表示
手段であり、後述の実施例では液晶表示装置5が演出を
行う。
【0012】本発明の実施態様は、演出手段は、実行可
能な演出の態様を複数備えており、制御手段は、演出手
段で実行可能な演出態様の数を時間の経過に応じて変更
することを特徴とする。ここで、演出とは、内部当選役
を報知又は予兆する内容、或いは遊技者の遊技操作を補
助する内容で構成される。内部当選役を報知又は予兆す
る内容の演出とは、例えば、後述の実施例に示される
「演出1」乃至「演出6」のような予兆演出である。遊
技者の遊技操作を補助する内容の演出とは、例えば、後
述の実施例に示される「成立フラグ画像」、「リール配
列画像」及び「簡易リール画像」のような補助演出であ
る。
【0013】本発明の別の実施態様は、複数の図柄を変
動表示する変動表示手段と、変動表示が停止したときの
図柄組合せが入賞となる内部当選役を決定し、該決定の
結果に応じて変動表示手段の動作を制御する制御手段
と、遊技者の所定操作に応じて複数の遊技形態の中から
一の遊技形態を選択する遊技形態決定手段とを備え、制
御手段は、遊技形態決定手段で選択可能な遊技形態の数
を時間の経過に応じて変更することを特徴とする遊技機
である。遊技形態とは、例えば、後述の実施例に示され
る「フリープレイ練習モード」、「リプレイ外し練習モ
ード」及び「フリープレイモード」のような遊技モード
である。
【0014】
【作用及び効果】例えば、遊技機が稼働開始してから十
分時間が経過したとき、稼働開始当初から遊技している
遊技者にとって同一の演出が繰り返し行われるのがくど
いと感じる場合があるが、本発明によれば、演出手段で
実行可能な演出の内容が時間の経過に応じて変更できる
ので、遊技者によるキャンセル操作を要することなく、
そのようなくどい演出を中止させることができる。ま
た、内部当選役を報知するような演出は、「リーチ目」
等によって内部当選役を認識できる上級者にとっては不
必要な演出であるが、本発明によれば、このような演出
を時間の経過に応じて中止させることができる。これに
より、上級者は演出についてのキャンセル操作を行うと
いう煩わしさがなくなり、上級者の要求に応えることが
できる。また、不必要と思われる演出が経過時間に応じ
て自動的にキャンセルされるので、従来のように遊技者
が演出をキャンセルするための操作方法を理解しなけれ
ばならないという煩わしさがなくなる。
【0015】また、遊技者にとって有利な補助演出(例
えば、後述の「成立フラグ画像」等の表示)が長期間実
行されることや、遊技店側にとって利益の少ない遊技形
態(例えば、後述の実施例における「フリープレイ練習
モード」など)が長期間継続することは、遊技店側にと
って不利益となるが、本発明によれば、このような補助
演出や遊技形態についても経過時間に応じて、その内容
が変更できる。従って、遊技店側が一方的に不利益とな
ることはなく、遊技者と遊技店側との利益の調整が比較
的容易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の遊技
機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる
「パチスロ機」である。この遊技機1は、遊技媒体とし
てコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊
技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明
する。
【0017】遊技機1の全体を形成しているキャビネッ
ト2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが
形成され、その中央には縦長矩形の3つの表示窓(左表
示窓4L,中表示窓4C,右表示窓4R)が設けられ
る。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水
平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボ
トムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及
びクロスアップライン8eが設けられている。これらの
入賞ライン8a〜8eは、後述の1−BETスイッチ1
1、2−BETスイッチ12、最大−BETスイッチ1
3を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを
投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効
化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後述す
るBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
【0018】キャビネット2の内部には、外周面に複数
種類の図柄が配列された図柄列が描かれた3個のリール
(左リール3L,中リール3C,右リール3R)が回転
自在に設けられている。これらリール3L,3C,3R
の回転により、表示窓4L,4C,4Rを通して図柄の
変動表示が観察できるようになっている。すなわち、リ
ール3L,3C,3R及び表示窓4L,4C,4Rは変
動表示手段を形成している。
【0019】左表示窓4Lの左側には、1−BETラン
プ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9
c、クレジット表示部19が設けられる。1−BETラ
ンプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ
9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数
(以下、「BET数」という)に応じて点灯する。ここ
で、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は
そのゲームの液晶表示装置5における演出表示が終了し
たときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数
が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯
する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3
本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大B
ETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の
入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット
表示部19は、7セグメントLEDで表示部が形成さ
れ、貯留されているメダルの枚数を表示する。
【0020】右表示窓4Rの右側には、WINランプ1
7及び払出表示部18が設けられる。WINランプ17
は、後述するBB入賞又はRB入賞の場合に点灯し、B
B又はRBに内部当選した場合は所定確率で点灯する。
払出表示部18は、7セグメントLEDで表示部が形成
され、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
【0021】パネル表示部2aの左側上部には、BB遊
技状態ランプ25a、RB作動中ランプ25b、再遊技
表示ランプ25c、遊技停止表示ランプ25dが設けら
れる。BB遊技状態ランプ25aは、後述するBB遊技
状態において点灯し、RB作動中ランプ25bは、後述
するRB作動中において点灯する。再遊技表示ランプ2
5cは、後述する再遊技(リプレイ)の入賞が成立した
ときに点灯する。遊技停止表示ランプ25dは、前回の
ゲームと今回のゲームとの間(例えば、前回のゲームの
リールの回転開始から今回のゲームの開始操作までの
間)の時間が所定時間(例えば4.1秒)未満の時やエ
ラー発生時等に点灯する。
【0022】パネル表示部2aの右側上部には、ボーナ
ス遊技情報表示部20が設けられる。ボーナス遊技情報
表示部20は、7セグメントLEDで表示部が形成さ
れ、後述するRBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可
能回数を表示する。
【0023】表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面
の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4
L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられて
いる。この液晶表示装置5の表示面5aには、ゲーム
中、各種画像による演出等が表示される。例えば、リー
ル3L,3C,3Rの変動表示中に内部当選役を所定確
率で報知する予兆演出や、2つのリールが停止してリー
チ状態となったときに表示されるリーチ演出などであ
る。また、遊技者によるリールの停止操作を手助けする
補助的機能として、後述の「簡易リール」、「成立フラ
グ」、「リール配列」等の補助演出が表示される。
【0024】液晶表示装置5の右側にはメダル投入口2
2が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BET
スイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大B
ETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ1
1は、1回の押し操作により、クレジットされているメ
ダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイ
ッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされて
いるメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BE
Tスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な
最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッ
チを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ライン
が有効化される。
【0025】クレジット表示部19と1−BETスイッ
チ11及び2−BETスイッチ12との間には、操作ボ
タンとしての十字ボタン26、○ボタン27、及び×ボ
タン28が設けられている。これらのボタンは、後述す
る「遊技モード」等を遊技者が選択するときに操作され
る。
【0026】台座部10の前面部の左寄りには、遊技者
がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押し
ボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられ
ている。このC/Pスイッチ14の切換えにより、正面
下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出さ
れたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pス
イッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リール
を回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動
表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範
囲で回動自在に取り付けられている。
【0027】台座部10の前面部中央で、液晶表示装置
5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回
転をそれぞれ停止させる停止手段としての3個の停止ボ
タン(左停止ボタン7L,中停止ボタン7C,右停止ボ
タン7R)が遊技者によって操作可能に設けられてい
る。キャビネット2の上方には、左右に2台のスピーカ
(左スピーカ21L,右スピーカ21R)が設けられ、
その2台のスピーカ21L,21Rの間には、入賞図柄
の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネ
ル23が設けられている。
【0028】本実施例の遊技機1では、液晶表示装置5
の表示面5aに表示される各種演出は、時間の経過に応
じてその表示内容を制限するものとしている。
【0029】図2は、リール3L,3C,3Rの変動表
示中に予兆演出として表示面5aに表示される画像の具
体例を示す。ここで、この図2に示す5種類の予兆演出
(演出1,演出2,演出3,演出4,演出5)は、内部
当選役の種類に応じて表示される確率が異なり、言い換
えれば、予兆演出の種類に応じて報知する内部当選役の
種類が異なる。「演出1」は小役(ブドウ)の内部当選
を高確率で報知するもので、その報知の信頼度は、「演
出1」→「演出2」→「演出3」→「演出4」→「演出
5」の順番である。一方、「演出5」は、BBに内部当
選していることを高い確率で報知するもので、その報知
の信頼度は、「演出5」→「演出4」→「演出3」→
「演出2」→「演出1」の順番である。従って、リーチ
目等のリールの停止態様から内部当選役が認識できるよ
うな上級者の場合、小役の内部当選を報知する上記の
「演出1」や「演出2」などは、これらの遊技者にとっ
ては却って煩わしいものである。そこで、本実施例の遊
技機1では、小役の内部当選を報知する「演出1」や
「演出2」などの上級者にとって不必要な演出の表示
を、時間の経過に応じて制限していくものとしている。
具体的には、遊技機の稼働開始後の経過時間を常時監視
し、その経過時間に応じて表示可能な演出を制限してい
く。
【0030】図3に示すように、各演出ごとに表示可能
な時間(演出有効制限時間)が予め設定され、その時間
の経過に応じて各演出の表示を無効とする。「演出1」
の演出有効制限時間は、遊技機の稼働開始後200時間
で、同様に、「演出2」は400時間、「演出3」は8
00時間、「演出4」は1600時間である。なお、
「演出5」については表示可能な時間に制限はなく無制
限である。従って、遊技機の稼働開始後200時間が経
過したときは「演出1」の表示が無効となり、表示可能
な予兆演出は「演出2」乃至「演出5」のいずれかとな
る。400時間が経過したときは、さらに「演出2」の
表示が無効となり、表示可能な予兆演出は「演出3」乃
至「演出5」のいずれかとなる。800時間が経過した
ときは、さらに「演出3」の表示が無効となり、表示可
能な予兆演出は「演出4」又は「演出5」のいずれかと
なる。そして、1600時間が経過したときは、さらに
「演出4」の表示が無効となり、表示可能な予兆演出は
「演出5」のみとなる。
【0031】図4は、遊技機1における遊技処理動作を
制御する制御手段としての主制御回路71と副制御回路
72とを含む回路構成を示す。
【0032】主制御回路71は、回路基板上に配置され
たマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、こ
れに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されて
いる。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプ
ログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手
段であるROM32及びRAM33を含む。
【0033】CPU31には、基準クロックパルスを発
生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、
サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及び
サンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数
サンプリングのための手段として、マイクロコンピュー
タ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で
乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。そ
の場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省
略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバック
アップ用として残しておくことも可能である。
【0034】マイクロコンピュータ30のROM32に
は、遊技機の各種動作を制御するための制御プログラム
の他、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎
に行われる乱数サンプリングによる抽選処理に用いられ
る確率抽選テーブル、停止ボタン7L,7C,7Rの操
作に応じてリール3L,3C,3Rの停止態様を決定す
るための停止制御テーブル、副制御回路72へ送信する
ための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。
【0035】この図4の回路では、各種の駆動回路(モ
ータ駆動回路39,ホッパー駆動回路41,ランプ駆動
回路45,表示部駆動回路48)がI/Oポート38を
介してCPU31の出力部に接続されている。これらの
駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指
令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を
制御する。
【0036】モータ駆動回路39は、リール3L,3
C,3Rを回転駆動させるステッピングモータ49L,
49C,49Rを駆動制御する。ホッパー駆動回路41
は、メダルを収納し所定枚数のメダルを払出すホッパー
(払出しのための駆動部を含む)40を駆動制御する。
ランプ駆動回路45は、各種ランプ(1−BETランプ
9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、
WINランプ17、BB遊技状態ランプ25a、RB作
動中ランプ25b、再遊技表示ランプ25c、遊技停止
表示ランプ25d)を駆動制御する。表示部駆動回路4
8は、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部
19、ボーナス遊技情報表示部20)を駆動制御する。
【0037】マイクロコンピュータ30が制御指令を発
生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発
生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETス
イッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイ
ッチ13、C/Pスイッチ14、投入メダルセンサ22
S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路5
0、払出完了信号回路51がある。これらも、I/Oポ
ート38を介してCPU31に接続されている。
【0038】スタートスイッチ6Sは、スタート操作を
検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口2
2に投入されたメダルを検出する。
【0039】リール停止信号回路46は、各停止ボタン
7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生する。
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパ
ルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検
出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信
号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー
40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数デ
ータに達した時、メダル払出完了を示す信号をCPU3
1へ供給する。
【0040】図4の回路において、乱数発生器36は、
一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回
路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタ
イミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサ
ンプリングされた乱数値及びROM32内に格納されて
いる入賞確率テーブルに基づいて、いずれかの入賞役又
はハズレが決定される。ここで、この乱数抽選によりい
ずれかの入賞役が決定されることを「内部当選」とい
い、その入賞役を「内部当選役」又は「成立フラグ」と
いう。
【0041】リール3L,3C,3Rの回転が開始され
た後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各
々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値
はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3
L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得ら
れ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介して
CPU31に入力される。こうして得られたリセットパ
ルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの
計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM3
3内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の
範囲内における回転位置に対応した計数値が格納され
る。
【0042】こうして得られるリール3L,3C,3R
の回転位置とリール外周面上の図柄位置とを対応づける
ためのデータとしての図柄テーブルがROM32内に格
納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセッ
トパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3
L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与される
コードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応
して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられ
ている。
【0043】更に、ROM32内には、入賞図柄組合せ
テーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブ
ルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のコイン配当
枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけ
られている。
【0044】上記の入賞図柄組合せテーブルは、3つの
リール3L,3C,3Rのそれぞれの停止制御時、及び全
リール停止後の入賞確認の際に参照される。
【0045】上記乱数サンプリングに基づく抽選処理
(後述の確率抽選処理)の後、CPU31は、遊技者に
よる停止ボタン7L,7C,7Rの操作のタイミングで
リール停止信号回路46より送られてくる停止信号に応
じて、リール3L,3C,3Rを停止制御する停止制御
信号をモータ駆動回路39に送る。そして、モータ駆動
回路39はその停止制御信号に応じてステッピングモー
タ49L,49C,49Rを停止制御する。
【0046】この停止制御に当たって、CPU31は、
リール停止信号回路46から停止信号を受信したときの
リール3L,3C,3R上の図柄の位置(以下「操作位
置」という。)をRAM33の所定領域に書き込み、そ
の操作位置及び成立フラグに基づいて、いわゆる滑りコ
マ数を決定する。滑りコマ数とは、一般に遊技者により
停止ボタン7L,7C,7Rの操作がなされた後、リー
ル3L,3C,3Rを回転させるコマ数である。
【0047】決定した滑りコマ数に基づき、CPU31
は、モータ駆動回路39によって各リール3L,3C,
3Rを停止させる。その後、CPU31は、各リール3
L,3C,3Rが完全に停止したときのリール3L,3
C,3R上の図柄の位置(以下「停止位置」という。)
を、RAM33の所定領域に書き込み、その停止位置に
基づき入賞か否かを判定する。
【0048】CPU31において入賞が判定されたと
き、払い出し指令信号をホッパー駆動回路41に供給し
てホッパー40から所定個数のコインの払出しを行う。
その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払い
出されるコインの枚数を計数し、その計数値が指定され
た数に達した時に、払出完了信号回路51により払出完
了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU
31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の
駆動を停止し、コインの払い出し処理を終了する。
【0049】図5のブロック図は、副制御回路72の構
成を示す。副制御回路72は、主制御回路71からの制
御指令(コマンド)、十字ボタン26、○ボタン27、
及び×ボタン28からの入力等に基づく液晶表示装置5
の表示制御とスピーカ21L,21Rへの音の出力制御
を行う。この副制御回路72は、主制御回路71を構成
する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロ
コンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ」とい
う)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示
制御手段としての画像制御回路81、スピーカ21L,
21Rにより出音される音を制御する音源IC78、及
び増幅器としてのパワーアンプ79で構成されている。
【0050】サブマイクロコンピュータ73は、主制御
回路71から送信されたコマンド、十字ボタン26、○
ボタン27、及び×ボタン28からの入力等に基づいて
制御動作を行うサブCPU74と、記憶手段としてのプ
ログラムROM75及びワークRAM76と、遊技機の
電源が初めて投入されてからの経過時間を計時する演出
監視タイマ92とを含む。副制御回路72は、クロック
パルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング
回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラ
ム上で乱数サンプリングを実行するように構成されてい
る。
【0051】また、サブCPU74は、表示面5aに後
述の「遊技モード選択画面」や「補助演出選択画面」等
が表示されているときに、遊技者からの十字ボタン2
6、○ボタン27或いは×ボタン28からの入力があっ
たときは、その入力信号に基づき「遊技モード」や「補
助演出」等の選択処理を行う。プログラムROM75
は、サブCPU74で実行する制御プログラム、サウン
ドデータ等を格納する。また、プログラムROM75内
には、演出監視タイマ92で計時される経過時間と内部
当選役を基に、演出内容をサブCPU74において決定
するときに参照される後述の図10に示す「演出判定テ
ーブル」を格納している。ワークRAM76は、上記制
御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記
憶手段として構成される。演出監視タイマ92は、遊技
機の電源が初めて投入されてからの経過時間を計時する
ように構成されるが、任意に0にリセットできるように
してもよい。
【0052】画像制御回路81は、画像制御CPU8
2、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムR
OM84、画像ROM86、ビデオRAM87及び画像
制御IC88で構成される。画像制御CPU82は、サ
ブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに
基づき、画像制御プログラムROM84内に格納する画
像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容
を決定する。画像制御プログラムROM84は、液晶表
示装置5での表示に関する画像制御プログラムや各種選
択テーブルを格納する。画像制御ワークRAM83は、
上記画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行す
るときの一時記憶手段として構成される。画像制御IC
88は、画像制御CPU82で決定された表示内容に応
じた画像を形成し、液晶表示装置5に出力する。画像R
OM86は、画像を形成するためのドットデータを格納
する。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を
形成するときの一時記憶手段として構成される。
【0053】次に、主制御回路71のCPU31の制御
動作について、図6乃至図8に示すメインフローチャー
トを参照して説明する。
【0054】初めに、CPU31は、遊技開始時の初期
化を行う(ステップ[以下、STと表記する]1)。具
体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データ
の初期化等を行う。なお、このST1の処理が、遊技機
を初めて電源を入れたときは、上記演出監視タイマ92
による計時が開始される。続いてゲーム終了時のRAM
33の記憶内容を消去する(ST2)。具体的には、前
回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリ
アのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次
のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームの
シーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。
【0055】次に、CPU31は、メダルの自動投入の
要求があるか、すなわち前回のゲームで再遊技に入賞し
たか否かを判別する(ST3)。この判別が“YES”
のときは、投入要求分のメダルを自動投入し(ST
4)、ST6の処理に移る。ST3の判別が“NO”の
ときは、メダルの投入があるか、すなわち、投入メダル
センサ22S又はBETスイッチ11,12,13から
の入力があるか否かを判別する(ST5)。この判別が
“YES”のときは、ST6の処理に移り、“NO”の
ときは、ST3の処理に移る。
【0056】次に、CPU31は、スタートレバー6の
操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか
否かを判別する(ST6)。この判別が“YES”のと
きは「スタートコマンド」を副制御回路72へ送信し
(ST7)、続いて前回のゲームが開始してから4.1秒
経過しているか否かを判別し(ST8)、この判別が
“YES”のときはST10の処理に移り、“NO”の
ときはST9において「ゲーム開始待ち時間消化処理」
を行う。具体的には、前回のゲームが開始してから“4.
1”秒経過するまでの間、遊技者のゲームを開始する操
作に基づく入力を無効にする処理を行う。
【0057】次に、後述の「確率抽選処理」において使
用される乱数値を“0〜16383”の範囲から抽出し(ST
10)、続いて、1ゲーム監視用タイマをセットする
(ST11)。ここで、1ゲーム監視用タイマには、遊
技者の停止ボタンの停止操作によらずに自動的にリール
を停止させるための自動停止タイマが含まれる。
【0058】次に、図7のST15に移り、CPU31
は、上記ST10の処理において抽出した乱数値に基づ
いて「確率抽選処理」を行う。この「確率抽選処理」で
は、入賞役(BB,RB等)毎に遊技状態(一般遊技状
態,BB遊技状態等)に応じて乱数値範囲を設定してい
る確率抽選テーブルが用いられ、その確率抽選テーブル
において、抽出した乱数値がどの乱数値範囲に属するか
を判別し、内部当選役(成立フラグ)を決定する。
【0059】続いて、決定した内部当選役を示す「内部
当選役コマンド」を副制御回路72へ送信する(ST1
6)。例えば、ST15の「確率抽選処理」において
「BB」が内部当選役に決定した場合、「BB」に内部
当選したことを示す「内部当選役コマンド」を送信す
る。なお、「BB」が内部当選役に決定したゲームにお
いては、後述の入賞検索(図8のST30)で「BB」
の入賞成立が確認されるまでは、「BB」に内部当選し
たことを示す「内部当選役コマンド」は副制御回路72
に送信されない。
【0060】次に、CPU31は、リール3L,3C,
3Rの停止制御に使用するテーブル番号を決定する(S
T17)。具体的には、“1”乃至“6”のテーブル番
号の各々に、乱数値範囲が割り当てられている。“0〜1
27”の範囲から抽出した乱数値がどの乱数値範囲に含ま
れているかによって、一のテーブル番号を決定する。な
お、実施例では、“1”乃至“6”のテーブル番号は、
夫々等しい確率で決定されるようになっている。そし
て、決定されたテーブル番号の情報を含む「テーブル番
号コマンド」を副制御回路72へ送信する(ST1
8)。
【0061】次に、CPU31は、モータ駆動回路39
を制御し、リール3L,3C,3Rを回転させる処理
(リール回転処理)を行う(ST19)。
【0062】次に、CPU31は、停止ボタン7L,7
C,7Rのいずれかが操作されたか(停止ボタンオン
か)どうか、すなわち、遊技者によって停止ボタン7
L,7C,7Rが操作されたときにリール停止信号回路
46より送られてくる停止信号の有無を判別する(ST
20)。この判別が“YES”のときは、ST22の処
理に移り、“NO”のときは、ST21の処理に移る。
ST21の処理では、自動停止タイマの値が“0”であ
るか否かを判別し、この判別が“YES”のときは、S
T22の処理に移り、“NO”のときは、ST20の処
理に移る。
【0063】ST22の処理では、CPU31は、「滑
りコマ数決定処理」を行う。この「滑りコマ数決定処
理」では、停止操作された停止ボタンに対応するリール
の滑りコマ数を決定する。ここで、「滑りコマ数」は、
遊技者の遊技操作の技量を反映した指標の一例であり、
停止ボタン7L,7C,7Rが操作された後、リール3
L,3C,3Rが停止するまでに移動した図柄の数を示
す。
【0064】続いて、CPU31は、停止操作された停
止ボタンに対応するリールを、決定した滑りコマ数分回
転させてから停止するようにモータ駆動回路39を制御
する(ST23)。
【0065】次に、CPU31は、全てのリール3L,
3C,3Rが停止したかどうかを判別し(ST24)、
この判別が“YES”のときは、ST25の処理に移
り、“NO”のときは、ST20の処理に移る。ST2
5の処理では、全てのリールが停止したことを示す「全
リール停止コマンド」を副制御回路72に送信し、図8
のST30の処理に移る。
【0066】図8のST30の処理では、CPU31は
入賞検索を行う。この入賞検索では、表示窓4L,4
C,4Rにおける図柄の停止態様が入賞役の入賞成立を
示すものか否かを識別し、入賞成立を示す停止態様であ
るときは該当する入賞役の入賞フラグをRAM33にセ
ットする。具体的には、センターライン8cに沿って並
ぶ図柄のコードナンバーが入賞役の入賞成立を示すもの
か否かを入賞判定テーブルに基づいて識別する。
【0067】続いて、入賞フラグが正常であるか否かを
判別する(ST31)。この判別が“NO”のときはイ
リーガルエラーの表示を行う(ST32)。この場合、
CPU31は、遊技を中止する。ST31の判別が“Y
ES”のときは、成立した入賞役の種別と遊技状態に応
じてメダルのクレジット、又は払出しを行う(ST3
3)。続いて、成立した入賞役の種別及びメダルの払出
し枚数を情報として含む「入賞役コマンド」を副制御回
路72へ送信する(ST34)。
【0068】次に、全てのリール3L,3C,3Rの停
止後に液晶表示装置5において演出を行うための所定期
間、遊技者による遊技操作を無効化する「ロック時間処
理」を行う(ST35)。この「ロック時間処理」は、
具体的には、スタートレバー6の操作を無効とする。
【0069】次に、CPU31は、「WINランプ点灯
処理」を行い(ST36)、一のゲームが終了したこと
を示す「1ゲーム終了コマンド」を送信する(ST3
7)。「WINランプ点灯処理」では、所定の条件下
で、全リール停止後にWINランプ17を点灯させる処
理を行う。
【0070】次に、BB遊技状態であるか否かを判別す
る(ST38)。この判別が“YES”のときは、BB
又はRBの「遊技数チェック処理」を行う(ST3
9)。この「遊技数チェック処理」では、RB遊技状態
が発生した回数、BB中一般遊技状態のゲーム回数、R
B遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけ
るゲーム回数をチェックする。
【0071】次に、BB遊技状態の終了時であるか否か
を判別する(ST40)。具体的には、2回目のRB遊
技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回
であるか、又はBB中一般遊技状態においてゲーム回数
が30回であるか否かを判別する。ST40の判別が
“YES”のときは、BB遊技状態の終了時のRAM3
3をクリアする(ST41)。続いて、「BB終了コマ
ンド」を副制御回路72へ送信する(ST42)。続い
て、ST2の処理に移る。
【0072】次に、副制御回路72のサブCPU74の
制御動作について図9のサブフローチャートを参照して
説明する。
【0073】初めに、サブCPU74は、「内部当選役
コマンド」を受信したかどうかを判別する(ST5
1)。次に、現在の遊技状態がBB遊技状態かどうかを
判別する(ST52)。BB遊技状態であるときは(S
T52で“YES”)、BB遊技状態中の液晶表示装置
5での演出表示処理を実行し(ST53)、BB遊技状
態でないときは(ST52で“NO”)、RB遊技状態
かどうかを判別する(ST54)。RB遊技状態である
ときは(ST54で“YES”)、RB遊技状態中の液
晶表示装置5での演出表示処理を実行し(ST55)、
BB遊技状態でないときは(ST54で“NO”)、S
T56の処理に移る。
【0074】ST56では、サブCPU74は、演出監
視タイマ92で計時された経過時間より、遊技機の稼働
開始後“200時間” が経過しているかを判別する。
ここで“NO”のとき、すなわち経過時間が“200時
間”に達していないときはST64の処理に移り、ST
56の判別で“YES”のとき、すなわち経過時間が
“200時間”に達しているときは、ST57の処理に
移る。
【0075】ST57では、サブCPU74は、演出監
視タイマ92で計時された経過時間より、遊技機の稼働
開始後“400時間”が経過しているかどうかを判別す
る。ここで“NO”のとき、すなわち経過時間が“40
0時間”に達していないときは、ST58の処理に移
り、ST57の判別で“YES”のとき、すなわち経過
時間が“400時間”に達しているときは、ST59の
処理に移る。ST58では、後述のST64で参照され
る演出判定テーブル(図10)の「演出1」が無効とさ
れる。従って、後述のST64において予兆演出として
「演出1」が決定された場合は、その決定は無効とな
り、予兆演出としては何も表示されない。なお、予兆演
出が表示されない場合は、予め用意された風景画像等が
表示される。
【0076】ST59では、サブCPU74は、演出監
視タイマ92で計時された経過時間より、遊技機の稼働
開始後“800時間”が経過しているかどうかを判別す
る。ここで“NO”のとき、すなわち経過時間が“80
0時間”に達していないときはST60の処理に移り、
ST59の判別で“YES”のとき、すなわち経過時間
が“800時間”に達しているときは、ST61の処理
に移る。ST60では、後述のST64で参照される演
出判定テーブル(図10)の「演出1」及び「演出2」
が無効とされる。従って、後述のST64において予兆
演出として「演出1」又は「演出2」のいずれかが決定
された場合は、その決定された予兆演出は無効となる。
【0077】ST61では、サブCPU74は、演出監
視タイマ92で計時された経過時間より、遊技機の稼働
開始後“1600時間”が経過しているかどうかを判別
する。ここで“NO”のとき、すなわち経過時間が“1
600時間”に達していないときはST62の処理に移
り、ST61で“YES”のとき、すなわち経過時間が
“1600時間”に達しているときはST63の処理に
移る。ST62では、後述のST64で参照される演出
判定テーブル(図10)の「演出1」乃至「演出3」が
無効とされる。従って、後述のST64において予兆演
出として「演出1」乃至「演出3」のいずれかが決定さ
れた場合は、その決定された予兆演出は無効となる。
【0078】ST64では、サブCPU74は、図10
に示す演出判定テーブルを参照し、0〜127の範囲で抽出
した乱数と内部当選役に基づいて、一の演出を予兆演出
として決定する。ここで、図10の演出判定テーブルに
示すように、内部当選役がBBのときは「演出5」につ
いて乱数範囲が広いため当該「演出5」が予兆演出とし
て決定される確率が高く、他方、内部当選役が「ブドウ
の小役」のときは「演出1」について乱数範囲が広いた
め当該「演出1」が予兆演出として決定される確率が高
い。なお、上述の通り、一の演出が予兆演出として決定
された場合であっても、当該演出が前処理で無効とされ
ているときは、その決定は無効となる。
【0079】そして、サブCPU74は、ST64にお
いて決定した予兆演出を表示面5aに表示させるように
画像制御CPU82に制御指令を送り表示面5aにおけ
る演出を開始させる。
【0080】次に、遊技者の遊技操作を補助する演出
(以下「補助演出」という。)が表示面5aに表示さ
れ、その補助演出の内容が経過時間に応じて制限されて
いく場合について説明する。
【0081】図11は、補助演出が表示面5aに全て表
示された場合の具体例を示す。この図11に示すよう
に、表示面5a上の窓表示領域61L,61C,61R
には、表示窓3L,3C,3Rから観察できる各リール
4L,4C,4Rの動作が疑似的に表示される。例え
ば、各リール4L,4C,4Rが移動を開始すれば、す
なわち各表示窓3L,3C,3Rに表示されている図柄
が移動を開始すれば、これに伴い、表示面5a上の各窓
表示領域61L,61C,61Rに表示される図柄画像
も移動を開始する。そして、各リール4L,4C,4R
の回転が停止して、各表示窓3L,3C,3Rに所定の
図柄が停止表示すると、これに伴い、表示面5a上の各
窓表示領域61L,61C,61Rには、各表示窓3
L,3C,3Rに表示されている図柄と同一態様の図柄
画像が表示される。すなわち、表示窓3L,3C,3R
内の図柄の動きに連動して、表示面5a上の図柄画像の
表示が変化する。
【0082】各窓表示領域61L,61C,61Rの下
方には、簡易リール画像65L,65C,65Rが表示
される。各簡易リール画像65L,65C,65Rは、
各リール4L,4C,4Rの側面を模擬的に示したもの
である。また、各簡易リール画像65L,65C,65
Rの外周には、当該外周縁に沿って移動表示することで
各リール4L,4C,4Rの回転動作を擬似的に表す回
転指示画像66L,66C,66Rが表示される。各回
転指示画像66L,66C,66Rが各簡易リール画像
65L,65C,65Rの外周を1周するのに要する時
間は、各リール4L,4C,4Rが1回転する時間と等
しい。これによれば、簡易リール画像65L,65C,
65R及び回転指示画像66L,66C,66Rは、表
示窓3L,3C,3Rとリール4L,4C,4Rに描か
れた図柄との相対的な位置関係も示すことができる。リ
ール4L,4C,4Rの回転が停止したときには、各表
示窓3L,3C,3Rの中段に停止表示している図柄の
番号が各簡易画像リール65L,65C,65Rに表示
される。遊技者は、このような簡易リール画像65L,
65C,65Rの表示により、表示窓3L,3C,3R
における図柄の変動を立体的に認識することができる。
更に、変動している図柄が1回転する時間間隔を視覚的
に身につけることができので、より正確な目押し操作が
可能となる。
【0083】表示面5a上の左側領域には、内部当選役
の入賞となる図柄の停止態様を構成する図柄画像63
(以下「成立フラグ画像」という。)が表示される。図
11の例では、小役入賞となる図柄の停止態様“羽−羽
−羽”を構成する図柄“羽”を示す図柄画像が成立フラ
グ画像63として表示されている。遊技者は、上記の表
示により内部当選役を確実に認識することができる。
【0084】各窓表示領域61L,61C,61Rの左
側には、各リール4L,4C,4Rに描かれた図柄列を
擬似的に縮小して示す画像64L,64C,64R(以
下「リール配列画像」という。)が表示される。また、
このリール配列画像には、各表示窓3L,3C,3Rに
表示されている3つの図柄に対応する図柄の部分が点灯
表示される。そして、リール4L,4C,4Rが回転中
であれば、表示窓3L,3C,3R内に表示される図柄
が変動するので、上記のリール配列画像上の点灯がリー
ル配列画像64L,64C,64Rの上方から下方へ移
動するように表示される。所望の図柄が点灯したときに
リールの停止操作を行うことにより、この図柄を表示窓
3L,3C,3Rに停止操作できる。すなわち、目押し
操作に熟練していない遊技者であっても、所望の図柄の
停止操作を容易に行うことができる。更に、遊技者がリ
ールの停止操作を行ったときに各表示窓3L,3C,3
Rの中段に表示されている図柄に対応したリール配列画
像上の図柄が点滅表示される。
【0085】図12は、補助演出として表示される上記
の簡易リール画像、成立フラグ画像、及びリール配列画
像のそれぞれの表示が無効となる経過時間(以下、「表
示可能制限時間」という。)を示している。
【0086】上記簡易リール画像は、遊技機に最初に電
源を入れたときから“500時間”が経過するまで表示
が可能であるが、“500時間”が経過したとき、当該
簡易リール画像の表示ができなくなる。
【0087】上記成立フラグ画像は、遊技機に最初に電
源を入れたときから“1000時間”が経過するまで表
示が可能であるが、“1000時間”が経過したとき、
当該成立フラグ画像の表示ができなくなる。
【0088】上記リール配列画像は、遊技機に最初に電
源を入れたときから“1500時間”が経過するまで表
示が可能であるが、“1500時間”が経過したとき、
当該リール配列画像の表示ができなくなる。
【0089】また、これらの画像を表示するか否かは遊
技者により選択可能で、表示面5aに表示される選択画
面(補助演出選択画面)において画像毎に表示するか否
かの選択が可能である。具体的には、補助選択画面に表
示される画像毎に設けられた選択項目が時間経過ととも
に減少することで、選択可能な補助演出の内容が制限さ
れる。以下は、その具体例である。
【0090】図13は、遊技機に最初に電源を入れたと
きから“500時間”が経過するまでの間に表示される
補助選択画面を示す。成立フラグ画像を表示するか否か
が選択可能な選択項目の「成立フラグ」、リール配列画
像を表示するか否かが選択可能な選択項目の「リール配
列」、及び簡易リール画像を表示するか否かが選択可能
な選択項目の「簡易リール」が表示される。
【0091】成立フラグ画像を表示するか否かは、「表
示する」と表示された表示領域99又は「表示しない」
と表示された表示領域100のいずれかにポインタ12
0を十字ボタン26により移動させ、○ボタン27を操
作することにより決定される。
【0092】リール配列画像を表示させるか否かは、
左,中,右のそれぞれのリールについて設定可能で、
「表示する」と表示された表示領域104,106,1
08又は「表示しない」と表示された表示領域105,
107,109のいずれかにポインタ120を十字ボタ
ン26により移動させ、○ボタン27を操作することに
より決定される。
【0093】簡易リール画像を表示させるか否かは、
左,中,右のそれぞれのリールについて設定可能で、
「表示する」と表示された表示領域110,112,1
14又は「表示しない」と表示された表示領域111,
113,115のいずれかにポインタ120を十字ボタ
ン26により移動させ、○ボタン27を操作することに
より決定される。
【0094】図14は、遊技機に最初に電源を入れたと
きから“500時間”が経過した後、“1000時間”
が経過するまでの間に表示される補助選択画面を示す。
この補助選択画面では、選択項目の「簡易リール」が無
くなり、「成立フラグ」及び「リール配列」の2つの選
択項目が表示される。したがって、ここでは、成立フラ
グ画像を表示するか否か及びリール配列画像を表示する
か否かの選択が可能であるが、簡易リール画像を表示す
るか否かの選択はできない。この場合、簡易リール画像
については「表示しない」が強制的に選択される。
【0095】図15は、遊技機に最初に電源を入れたと
きから“1000時間”が経過した後、“1500時
間”が経過するまでの間に表示される補助選択画面を示
す。この補助選択画面では、図14の画面から選択項目
の「リール配列」がさらに無くなり、「成立フラグ」の
みが選択項目として表示される。したがって、ここで
は、成立フラグ画像を表示するか否かのみの選択が可能
で、簡易リール画像を表示するか否かの選択及びリール
配列画像を表示するか否かの選択はできない。この場
合、簡易リール画像及びリール配列画像については「表
示しない」が強制的に選択される。
【0096】次に、遊技者によって選択可能な3つの遊
技モードを遊技機1に設け、このような遊技機1に本発
明を適用した場合について説明する。具体的には、選択
可能な遊技モードが経過時間に応じて制限されていく場
合について説明する。第1の遊技モードは、メダルの払
出が行われず、リールの停止操作等の遊技機の各種操作
の練習や遊技に関するデータ収集が行える「フリープレ
イ練習モード」である。第2の遊技モードは、メダルの
払出が行われず、リプレイ外しの練習が行える「リプレ
イ外し練習モード」である。そして、第3の遊技モード
は、メダルの払出が行われる通常の遊技としての「フリ
ープレイモード」である。
【0097】初めに、スロットマシン1に電源が投入さ
れると図16に示す画面(遊技モード選択画面)が表示
面5aに表示される。この遊技モード選択画面には、上
記の「フリープレイ練習モード」、「リプレイ外し練習
モード」及び「フリープレイモード」のそれぞれについ
ての選択項目が、それぞれ破線で囲まれた表示領域12
1,122,123に表示される。ポインタ120は、
十字ボタン26の上下操作により、「フリープレイ練習
モード」についての選択項目を表示する表示領域12
1、「リプレイ外し練習モード」についての選択項目を
表示する表示領域122、又は「フリープレイモード」
についての選択項目を表示する表示領域123のいずれ
かを指し示すように移動する。そして、遊技者による○
ボタン27の押し操作により、何れかの遊技モードが選
択される。
【0098】「フリープレイモード」が選択された場合
の遊技中は、コインの投入枚数によって有効な入賞ライ
ンが定められている。コインを3枚投入した場合には、
5本の入賞ラインの全てが有効化され、コインを2枚投
入した場合には、3本の入賞ラインが有効化され、コイ
ンを1枚投入した場合には、1本の入賞ラインが有効化
される。なお、入賞となる図柄の組合せが有効化された
入賞ライン以外で得られた場合は無効となる。一方、
「フリープレイ練習モード」又は「リプレイ外し練習モ
ード」が選択された場合の遊技中は、コインが1枚投入
されると5本の入賞ラインの全てが有効化される。これ
らは、遊技者がリールの停止操作を練習するのに最適な
遊技モードである。
【0099】また、各遊技モードには、遊技者の遊技操
作を補助するための各種補助機能が設定される。「フリ
ープレイ練習モード」では、補助機能として、各入賞役
についての当選確率を定めた「設定値」について遊技者
の選択により変更できる「設定値変更機能」、リール4
L,4C,4Rの「回転速度」を遊技者の選択により変
更できる「回転速度変更機能」、スタートレバー6の操
作によりリール4L,4C,4Rが回転を開始してか
ら、次にスタートレバー6の操作が有効となるまでの時
間(一般に、ウェイタイマと称される)を変更できる
「待ち時間変更機能」、所定の開始条件が成立してから
所定の終了条件が成立するまでの期間中、遊技者が予め
設定した遊技条件に基づいて、遊技者の操作によらずに
遊技機1が自動的に遊技処理を行う「オートプレイ機
能」、及び遊技中に表示面5aにおいて「メッセージ表
示」が行われる「メッセージ表示機能」である。「メッ
セージ表示」の具体例としては、例えば、入賞により1
4枚のメダルが払出される「ブドウの小役」を取りこぼ
した場合、表示面5aには、「14枚役を取りこぼしま
した」と表示される。また、「メッセージ表示」の別の
例としては、遊技状況に応じて遊技を行うための手順に
ついての解説を表示する。例えば、遊技状態に応じて、
「コインを入れてください」、「スタートレバーを倒し
てください」、「図柄を狙って停止ボタンを押してくだ
さい」等の解説が表示される。
【0100】「リプレイ外し練習モード」では、上記
「フリープレイ練習モード」に設けられた補助機能のう
ち、「オートプレイ機能」が除かれている。「リプレイ
外し練習モード」は、遊技者によるストップボタン7
L,7C,7Rの操作により、リプレイ外しの練習を行
うために設けられた遊技モードだからである。
【0101】「フリープレイモード」では、上記の「リ
プレイ外し練習モード」に設けられた補助機能より、さ
らに「設定値変更機能」、「回転速度変更機能」及び
「待ち時間変更機能」が除かれる。「フリープレイモー
ド」において「設定値変更機能」を除いたのは、当該モ
ードではメダルの払出しが行われるため、遊技者が任意
に「設定値」の設定を行えるとすると、遊技店側に不都
合が生じるためである。「フリープレイモード」におい
て「回転速度変更機能」を除いたのは、遊技者が任意に
リールの回転速度を遅くできるとすると、リールの目押
し操作に熟練した上級者と熟練していない初級者との差
を、リールの停止操作において生じさせることができな
くなるからである。「フリープレイモード」において
「待ち時間変更機能」を除いたのは、「待ち時間」を解
除できるとすると、遊技の進行が速まり、ギャンブル性
が高くなってしまうためである。このように、遊技機1
は3種類の遊技モードのいずれかが選択可能に構成され
るが、これら選択可能な遊技モードは時間の経過に応じ
て制限されていく。
【0102】図17は、各遊技モードと、選択可能な制
限時間(選択可能制限時間)について示す。「フリープ
レイ練習モード」は、選択可能制限時間が“200時
間”であり、遊技機に初めて電源を投入したときから
“200時間”が経過するまで選択することができる。
「リプレイ外し練習モード」は、選択可能制限時間が
“720時間”であり、遊技機に初めて電源を投入した
ときから“720時間”が経過するまで選択することが
できる。「フリープレイモード」は、選択可能制限時間
が“無制限”であり、時間により制限されることなく選
択することができる。
【0103】遊技機に初めて電源を投入したときから
“200時間”が経過するまでは、上述の通り3種類の
遊技モードが選択可能な状態であるので、「遊技モード
選択画面」には、上記の図16に示すように、「フリー
プレイ練習モード」、「リプレイ外し練習モード」及び
「フリープレイモード」のそれぞれについての選択項目
が、それぞれ破線で囲まれた表示領域121,122,
123に表示される。その後、“200時間”が経過し
た後は、上述の通り、3種類の遊技モードのうち、「フ
リープレイ練習モード」が選択できなくなるので、選択
可能な遊技モードは「リプレイ外し練習モード」及び
「フリープレイモード」の2種類となり、この状態は
“720時間”が経過するまで継続される。
【0104】図18は、“200時間”が経過した後
“720時間”が経過するまでの間に表示される「遊技
モード選択画面」を示す。ここでは、「フリープレイ練
習モード」についての選択項目は表示されず、「リプレ
イ外し練習モード」及び「フリープレイモード」の2つ
の遊技モードについての選択項目が、それぞれ破線で囲
まれた表示領域122,123に表示される。その後、
“720時間”が経過した後は、上述の通り、さらに
「リプレイ外し練習モード」が選択できなくなるので、
選択可能な遊技モードは「フリープレイモード」のみと
なる。
【0105】図19は、“720時間”が経過した後に
表示される「遊技モード選択画面」を示す。ここでは、
「フリープレイ練習モード」及び「リプレイ外し練習モ
ード」についての選択項目は表示されず、「フリープレ
イモード」の2つの遊技モードについての選択項目のみ
が破線で囲まれた表示領域123に表示される。なお、
このような「フリープレイモード」のみが選択可能な状
態では、「遊技モード選択画面」を表示できないように
してもよい。
【0106】以上の実施例では、時間に応じて液晶表示
装置5での演出内容を変化させているが、スピーカ21
L,21Rからの出力音を変化させたり、装飾ランプ等
のランプ類の発光態様を変化させたり、LED表示装置
等の表示装置の表示態様を変化させるようにしてもよ
い。
【0107】また、以上の実施例では、可変表示手段と
して機械的表示手段の回転リールを用いたが、CRTデ
ィスプレイや液晶表示装置のような電気的表示手段を用
いてもよい。この場合、本発明における可変表示手段と
別表示手段が一つの表示手段で構成できる。
【0108】また、本実施例のようなスロットマシンの
他、パチンコ遊技機等の他の遊技機にも本発明を適用で
きる。さらに、上述のスロットマシンでの動作を家庭用
ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログ
ラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の遊技機の外観を示す斜視図。
【図2】リールの変動表示中に予兆演出として表示面に
表示される画像の具体例を示す図。
【図3】演出毎の演出有効制限時間を示す図。
【図4】遊技機の回路構成を示すブロック図。
【図5】副制御回路の構成を示すブロック図。
【図6】主制御回路のCPUの制御動作について示すフ
ローチャート。
【図7】図6の続きを示すフローチャート。
【図8】図7の続きを示すフローチャート。
【図9】副制御回路のサブCPUの制御動作について示
すフローチャート。
【図10】演出判定テーブルを示す図。
【図11】補助演出が表示面に全て表示された場合の具
体例を示す図。
【図12】簡易リール画像、成立フラグ画像及びリール
配列画像のそれぞれの表示可能制限時間を示す図。
【図13】補助選択画面の具体例を示す図。
【図14】補助選択画面の別の具体例を示す図。
【図15】補助選択画面のさらに別の具体例を示す図。
【図16】遊技モード選択画面の具体例を示す図。
【図17】各遊技モードと選択可能制限時間について示
す図。
【図18】遊技モード選択画面の別の具体例を示す図。
【図19】遊技モード選択画面のさらに別の具体例を示
す図。
【符号の説明】
1…遊技機、2…キャビネット、2a…パネル表示部、
3L…左リール、3C…中リール、3R…右リール、4
L…左表示窓、4C…中表示窓、4R…右表示窓、5…
液晶表示装置、5a…表示面、6…スタートレバー、7
L…左停止ボタン、7C…中停止ボタン、7R…右停止
ボタン、8a…クロスダウンライン、8b…トップライ
ン、8c…センターライン、8d…ボトムライン、8e
…クロスアップライン、9a…1−BETランプ、9b
…2−BETランプ、9c…最大BETランプ、10…
台座部、11…1−BETスイッチ、12…2−BET
スイッチ、13…最大BETスイッチ、14…C/Pス
イッチ、15…メダル払出口、16…メダル受け部、1
7…WINランプ、18…払出表示部、19…クレジッ
ト表示部、20…ボーナス遊技情報表示部、21L…左
スピーカ、21R…右スピーカ、22…メダル投入口、
22S…投入メダルセンサ、23…配当表パネル、26
…十字ボタン、27…○ボタン、28…×ボタン、30
…マイクロコンピュータ、49L,49C,49R…ス
テッピングモータ、71…主制御回路、72…副制御回
路、73…サブマイクロコンピュータ、61L,61
C,61R…窓表示領域、63…成立フラグ画像、64
L,64C,64R…リール配列画像、65L,65
C,65R…簡易リール画像、66L,66C,66R
…回転指示画像、120…ポインタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の図柄を変動表示する変動表示手段
    と、 各種演出を実行する演出手段と、 前記変動表示が停止したときの図柄組合せが入賞となる
    内部当選役を決定し、該決定の結果に応じて前記変動表
    示手段及び前記演出手段の動作を制御する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記演出手段で実行可能な演出の内容
    を時間の経過に応じて変更することを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】前記演出手段は、実行可能な演出の態様を
    複数備えており、前記制御手段は、前記演出手段で実行
    可能な演出態様の数を時間の経過に応じて変更すること
    を特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の遊技機において、前
    記演出は、前記内部当選役を報知又は予兆する内容で構
    成されることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の遊技機において、前
    記演出は、遊技者の遊技操作を補助する内容で構成され
    ることを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか記載の遊技機に
    おいて、前記演出手段は、各種の画像を表示可能な画像
    表示手段であることを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】複数の図柄を変動表示する変動表示手段
    と、 前記変動表示が停止したときの図柄組合せが入賞となる
    内部当選役を決定し、 該決定の結果に応じて前記変動表示手段の動作を制御す
    る制御手段と、 遊技者の所定操作に応じて複数の遊技形態の中から一の
    遊技形態を選択する遊技形態選択手段とを備え、 前記制御手段は、前記遊技形態選択手段で選択可能な遊
    技形態の数を時間の経過に応じて変更することを特徴と
    する遊技機。
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