JP2003019193A - 薬剤揮散容器及びインジケーター - Google Patents

薬剤揮散容器及びインジケーター

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮散性薬剤の揮散終了の時点を明確に判断で
きる薬剤揮散容器及び時間の経過を明確に判断すること
ができるインジケーターを提供する。 【解決手段】 容器本体2の開口部を蓋部材4で閉塞
し、内部に密閉された空所5を形成し、その空所5内に
揮散性薬剤6(揮散性物質)を収納する。揮散性薬剤6
(揮散性物質)が蓋部材4を透過して揮散を開始する
と、揮散の進行に追従して空所5の内圧が変化し、空所
5の内圧の変化に追従して蓋部材4が延伸して容器本体
2の内面方向に接近し、揮散が終了したときに蓋部材4
は容器本体2の内面に接触又は内面から所定の間隔をお
いた位置に位置決めされることになる。蓋部材4の延伸
の度合を目視することにより、揮散性薬剤6の揮散終了
の時点、及び時間の経過を明確に判断することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は芳香剤、防虫剤等
の揮散性薬剤を揮散させるための薬剤揮散容器及び揮散
性物質を揮散させるインジケーターに関し、詳しくは、
揮散性薬剤の揮散終了の時点(終点)を明確に確認する
ことができる薬剤揮散容器及び揮散性物質の時間経過が
明確に分かるインジケーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の薬剤揮散容器の一例を図6及び
図7に示す。すなわち、この薬剤揮散容器11は、各種
の成形法によって所定の形状に形成される容器本体12
と、容器本体12の開口部を閉塞する蓋部材14とを具
えたものであって、容器本体12の内側に形成される空
所15内に液状、ゾル状又はゲル状の揮散性薬剤16を
収納したものである。
【0003】この場合、蓋部材14は、薬剤透過性を有
する素材、すなわち、気体(空気)を透過させず、揮散
性薬剤16を透過させる特性を有する素材から形成さ
れ、この蓋部材14を介して空所15内に収納した揮散
性薬剤16を徐々に揮散させることにより、揮散性薬剤
16の薬効が得られるものである。
【0004】しかしながら、上記のような構成の薬剤揮
散容器11にあっては、揮散性薬剤16の揮散に伴って
空所15内が減圧されることにより、容器本体12の一
部が凹んでしまう(図7参照)。このため、外部から揮
散性薬剤16の揮散終了の時点を明確に判断することが
できず、揮散性薬剤16が空所15内に未だ残っている
状態で薬剤揮散容器11を廃棄処分してしまうような無
駄が生じることがある。
【0005】この発明は、前記のような従来のもののも
つ問題点を解決したものであって、揮散性薬剤の揮散終
了の時点を明確に判断することができて、揮散性薬剤が
未だ残っている状態で廃棄処分してしまうような無駄を
なくすことができる、薬剤揮散容器を提供することを第
1の目的とするものである。また、揮散性物質の時間経
過が明確に分かるインジケーターを提供することを第2
の目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明による薬剤揮散容器は、所定の形状に形成
される容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞する蓋部
材とを具え、前記容器本体と前記蓋部材との間に形成さ
れる空所内に揮散性薬剤を収納し、該揮散性薬剤を前記
蓋部材及び/又は前記容器本体を透過させて揮散させる
薬剤揮散容器において、前記蓋部材を伸縮可能な素材で
形成して、前記揮散性薬剤の揮散による前記空所内の内
圧の変化に追従して延伸させて前記容器本体の内面方向
に接近させ、前記揮散性薬剤の揮散が終了したときに前
記蓋部材が前記容器本体の内面に接触又は内面と所定の
間隔をおいた位置に位置するように構成した手段を採用
したものである。また、前記揮散性薬剤は、液状、ゾル
状又はゲル状である手段を採用したものである。さら
に、前記揮散性薬剤は、殺虫剤、防かび剤、殺菌剤、芳
香剤、消臭剤、忌避剤等である手段を採用したものであ
る。さらに、前記容器本体及び/又は前記蓋部材の揮散
面の少なくとも一部に揮散促進シートを設けた手段を採
用したものである。
【0007】また、この発明によるインジケーターは、
容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞する蓋部材とを
具え、前記容器本体と前記蓋部材との間に形成される空
間内に揮散性物質を収容し、該揮散性物質を前記蓋部材
及び/又は前記容器本体を透過させて揮散させるインジ
ケーターにおいて、前記蓋部材を伸縮可能な素材で形成
して、前記揮散性物質の揮散による前記空所内の内圧の
変化に追従して伸縮させて前記容器本体の内面方向に接
近させ、前記揮散性物質の揮散が終了したときに、前記
蓋部材が前記容器本体の内面に接触又は内面と所定の間
隔をおいた位置に位置することにより、時間経過が分か
るように構成した手段を採用したものである。さらに、
前記容器本体及び/又は前記蓋部材の揮散面の少なくと
も一部に揮散促進シートを設けた手段を採用したもので
ある。
【0008】
【作用】この発明による薬剤揮散容器は、前記のような
手段を採用したことにより、空所内に収納されている揮
散性薬剤が蓋部材及び/又は容器本体を透過して揮散を
開始すると、揮散の進行に追従して空所内の内圧が減少
する方向に変化し、この内圧の変化に追従して蓋部材が
延伸して容器本体の内面方向に接近し、揮散が終了した
ときに蓋部材が容器本体の内面に接触又は内面と所定の
間隔をおいた位置に位置決めされることになる。したが
って、蓋部材の延伸の度合を目視することにより、揮散
性薬剤の揮散終了の時点を明確に判断することができる
ことになる。
【0009】また、この発明によるインジケーターは、
前記のような手段を採用したことにより、空所内に収納
されている揮散性物質が蓋部材及び/又は容器本体を透
過して揮散を開始すると、揮散の進行に追従して空所内
の内圧が減少する方向に変化し、この内圧の変化に追従
して蓋部材が延伸して容器本体の内面方向に接近し、揮
散が終了したときに蓋部材が容器本体の内面に接触又は
内面と所定の間隔をおいた位置に位置決めされることに
なる。したがって、蓋部材の延伸の度合を目視すること
により、時間経過を明確に判断することができることに
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1及び図2には、この発明
による薬剤揮散容器の第1の実施の形態が示されてい
て、この薬剤揮散容器1は、容器本体2と、容器本体2
の開口部を閉塞する蓋部材4とから構成されている。
【0011】容器本体2は、所定の形状(この実施の形
態においては半球状)に形成されるものであって、開口
部周縁部には径方向外方に環状に張り出る鍔部3が一体
に設けられるようになっている。
【0012】容器本体2は、気体(空気)を透過させ
ず、揮散性薬剤を透過させる特性を有する素材、又は気
体(空気)を透過させず、揮散性薬剤を透過させない特
性を有する素材からなるものであって、各種の成形法に
よって所定の形状に形成されるようになっている。
【0013】容器本体2の具体的な素材としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、
EVA、塩化ビニル、ポリメチルペンテン等が挙げられ
る。これらの素材は、使用する揮散性薬剤の種類によっ
て透過性又は不透過性を示すものであるから、使用する
揮散性薬剤の種類に応じて適宜の素材を選択すれば良い
ものである。
【0014】蓋部材4は、シート状をなすものであっ
て、容器本体2の他端開口部の鍔部3に周縁部が接着
剤、熱融着等により貼着され、これにより容器本体2の
他端開口部が閉塞されて容器本体2の内側に密閉された
空所5が形成されるようになっている。
【0015】蓋部材4は、透過性を有するとともに、伸
縮性を有する素材、すなわち気体(空気)を透過させ
ず、揮散性薬剤を透過させる特性を有する素材からなる
ものであって、具体的には、ポリエチレン、ポリウレタ
ン、EVA、ポリエステル、EVOH、それらを含む多
層エラストマー等が挙げられる。これらの素材は、使用
する揮散性薬剤の種類によって透過性又は不透過性を示
すものであるから、使用する揮散性薬剤の種類に応じて
適宜の素材を選択すれば良いものである。
【0016】揮散性薬剤6は、液状、ゾル状又はゲル状
に形成されるものであって、容器本体2の内側の空所5
内に満杯に充填されるようになっている。この場合、空
所5内には空気が混入していないものとする。揮散性薬
剤6としては、殺虫剤、防かび剤、殺菌剤、防虫剤、芳
香剤、消臭剤、忌避剤等が挙げられるが、これらに限定
することなく、他の薬剤であっても良いものである。
【0017】そして、上記のように構成した薬剤揮散容
器1の蓋部材4の表面を空気に接触させると、空所5内
の揮散性薬剤6が蓋部材4を透過し、蓋部材4の表面か
ら揮散を開始する。容器本体2に揮散性薬剤6を透過さ
せる特性を有する素材を使用した場合には、容器本体2
の表面からも揮散性薬剤6の揮散が開始する。
【0018】そして、揮散性薬剤6の揮散が進行する
と、揮散性薬剤6の空所5内の容積が徐々に減少し、揮
散性薬剤6の容積の減少に追従して空所5の内圧が減少
する方向に変化し、空所5の内圧の変化に追従して蓋部
材4が延伸して容器本体2の内面方向に接近する。そし
て、揮散性薬剤6の揮散が終了したときに、蓋部材4は
容器本体2の内面に全体が接触した状態となる(図2参
照)。
【0019】したがって、蓋部材4の延伸の度合を目視
することにより、揮散性薬剤6の揮散の進行状態を確認
することができるので、揮散性薬剤6の揮散終了の時点
を明確に判断することができることになる。この結果、
揮散性薬剤6が未だ空所5内に残っている状態で薬剤揮
散容器1を廃棄処分してしまうような無駄がなくなるも
のである。
【0020】なお、前記の場合、蓋部材4の表面に揮散
促進シート8を設けて揮散面積を増大させ、揮散性薬剤
6の揮散を促進させるように構成しても良いものである
(図3参照)。揮散促進シート8は、揮散性薬剤が含浸
可能であり、蓋部材4の表面より表面積が大きいもので
あり、具体的には織布、不織布、紙、スポンジ、繊維物
等を挙げることができる。
【0021】図4及び図5には、この発明による薬剤揮
散容器の第2の実施の形態が示されていて、この薬剤揮
散容器1は、容器本体2と蓋部材4との間に形成される
空所5内に揮散性薬剤6を充填する際に、揮散性薬剤6
と容器本体2の内面との間に所定量の気体(空気等)を
混入させたものであって、その他の構成は前記第1の実
施の形態に示すものと同様である。
【0022】そして、この実施の形態に示す薬剤揮散容
器1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同
様に、蓋部材4の表面を空気に接触させると、空所5内
の揮散性薬剤6が蓋部材4を透過し、蓋部材4の表面か
ら揮散を開始する。容器本体2に揮散性薬剤6を透過さ
せる特性を有する素材を使用した場合には、容器本体2
の表面からも揮散性薬剤6の揮散が開始する。
【0023】そして、揮散性薬剤6の揮散が進行する
と、揮散性薬剤6の空所5内の容積が徐々に減少し、揮
散性薬剤6の容積の減少に追従して空所5の内圧が減少
する方向に変化し、空所5の内圧の変化に追従して蓋部
材4が延伸して容器本体2の内面方向に接近する。そし
て、揮散性薬剤6の揮散が終了したときに、蓋部材4と
容器本体2の内面との間には所定量の気体7(空気等)
が介在することになるので、蓋部材4は容器本体2の内
面から所定の間隔をおいた位置に位置決めされることに
なる(図5参照)。
【0024】したがって、蓋部材4の延伸の度合を目視
することにより、揮散性薬剤6の揮散の進行状態を確認
することができるので、揮散性薬剤6の揮散終了の時点
を明確に判断することができることになる。この結果、
揮散性薬剤6が空所5内に未だ残っている状態で薬剤揮
散容器1を廃棄処分してしまうような無駄がなくなるも
のである。
【0025】なお、この実施の形態においても、蓋部材
4の表面に前記第1の実施の形態に示すものと同様の構
成の揮散促進シートを設けて揮散面積を増大させ、揮散
性薬剤6の揮散を促進させるように構成しても良いもの
である(図3参照)。
【0026】なお、前記各実施の形態においては、容器
本体2を半球状に形成したが、図示はしないが、容器本
体2を角柱状、円柱状、山形状、動植物の形状、キャラ
クターの形状等の周知の形状としても良いものであり、
その場合にも同様の作用、効果を奏するのは勿論のこと
である。
【0027】また、前記各実施の形態における容器本体
2及び蓋部材4は、透明若しくは内部が透視可能なもの
が好ましいが、不透明(内部の揮散性薬剤6が見えない
状態)であっても、蓋部材4の延伸の度合を目視するこ
とにより、揮散性薬剤6の揮散終了時点を明確に判断す
ることができるものである。また、容器本体2及び蓋部
材4が透明若しくは内部が透視可能なものの場合には、
収納された揮散性薬剤6に着色を施すことにより、より
明確に揮散性薬剤6の揮散終了時点を判断することがで
きるものである。
【0028】さらに、従来の薬剤揮散容器では、内部が
減圧にあるために揮散速度が経時的に遅くなる問題があ
ったが、前記各実施の形態による薬剤揮散容器1では、
内部が減圧にならないために、揮散終期まで揮散速度を
一定(揮散速度が遅くなるのを防ぐ)にすることができ
るものである。
【0029】さらに、前記各実施の形態において、揮散
性薬剤6の代わりに揮散性物質を使用し、薬剤揮散容器
1をインジケーターとして機能させても良いものであ
り、その場合には、蓋部材4の延伸の度合を目視するこ
とにより、時間経過を明確に判断することができるもの
である。
【0030】
【発明の効果】この発明による薬揮散容器は、前記のよ
うに構成したことにより、空所内に収納した揮散性薬剤
が蓋部材及び/又は容器本体を透過して揮散を開始する
と、揮散の進行に追従して空所の内圧が変化し、空所の
内圧の変化に追従して蓋部材が延伸して容器本体の内面
方向に接近し、揮散性薬剤の揮散が終了したときに蓋部
材は容器本体の内面に接触又は内面から所定の間隔をお
いた位置に位置決めされることになる。したがって、蓋
部材の延伸の度合を目視することにより、空所内の揮散
性薬剤の揮散の進行状態を確認できるので、揮散性薬剤
の揮散終了の時点を明確に判断することができることに
なる。この結果、空所内に未だ揮散性薬剤が残っている
状態で薬剤揮散容器を廃棄処分してしまうような無駄は
なくなる。
【0031】また、この発明によるインジケーターは、
前記のように構成したことにより、空所内に収納した揮
散性物質が蓋部材及び/又は容器本体を透過して揮散を
開始すると、揮散の進行に追従して空所の内圧が変化
し、空所の内圧の変化に追従して蓋部材が延伸して容器
本体の内面方向に接近し、揮散性物質の揮散が終了した
ときに蓋部材は容器本体の内面に接触又は内面から所定
の間隔をおいた位置に位置決めされることになる。した
がって、蓋部材の延伸の度合を目視することにより、空
所内の揮散性物質の揮散の進行状態を確認できるので、
時間の経過を明確に判断することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による薬剤揮散容器の第1の実施の形
態を示した概略図である。
【図2】図1に示すものの揮散終了の状態を示した概略
図である。
【図3】図1に示す薬剤揮散容器の蓋部材の表面に揮散
促進シートを設けた例を示した概略図である。
【図4】この発明による薬剤揮散容器の第2の実施の形
態を示した概略図である。
【図5】図4に示すものの揮散終了の状態を示した概略
図である。
【図6】従来の薬剤揮散容器の一例を示した概略図であ
る。
【図7】図6に示すものの揮散途中の状態を示した概略
図である。
【符号の説明】 1、11……薬剤揮散容器 2、12……容器本体 3……鍔部 4、14……蓋部材 5、15……空所 6、16……揮散性薬剤 7……気体 8……揮散促進シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状に形成される容器本体と、該
    容器本体の開口部を閉塞する蓋部材とを具え、前記容器
    本体と前記蓋部材との間に形成される空所内に揮散性薬
    剤を収納し、該揮散性薬剤を前記蓋部材及び/又は前記
    容器本体を透過させて揮散させる薬剤揮散容器におい
    て、 前記蓋部材を伸縮可能な素材で形成して、前記揮散性薬
    剤の揮散による前記空所内の内圧の変化に追従して延伸
    させて前記容器本体の内面方向に接近させ、前記揮散性
    薬剤の揮散が終了したときに前記蓋部材が前記容器本体
    の内面に接触又は内面と所定の間隔をおいた位置に位置
    するように構成したことを特徴とする薬剤揮散容器。
  2. 【請求項2】 前記揮散性薬剤は、液状、ゾル状又はゲ
    ル状である請求項1に記載の薬剤揮散容器。
  3. 【請求項3】 前記揮散性薬剤は、殺虫剤、防かび剤、
    殺菌剤、芳香剤、消臭剤、忌避剤等である請求項1又は
    2に記載の薬剤揮散容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体及び/又は前記蓋部材の揮
    散面の少なくとも一部に揮散促進シートを設けた請求項
    1〜3に記載の薬剤揮散容器。
  5. 【請求項5】 容器本体と、該容器本体の開口部を閉塞
    する蓋部材とを具え、前記容器本体と前記蓋部材との間
    に形成される空間内に揮散性物質を収容し、該揮散性物
    質を前記蓋部材及び/又は前記容器本体を透過させて揮
    散させるインジケーターにおいて、 前記蓋部材を伸縮可能な素材で形成して、前記揮散性物
    質の揮散による前記空所内の内圧の変化に追従して伸縮
    させて前記容器本体の内面方向に接近させ、前記揮散性
    物質の揮散が終了したときに、前記蓋部材が前記容器本
    体の内面に接触又は内面と所定の間隔をおいた位置に位
    置することにより、時間経過が分かるように構成したこ
    とを特徴とするインジケーター。
  6. 【請求項6】 前記容器本体及び/又は前記蓋部材の揮
    散面の少なくとも一部に揮散促進シートを設けた請求項
    5に記載のインジケーター。
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