JP2002126068A - 蒸散容器 - Google Patents

蒸散容器

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JP2002126068A
JP2002126068A JP2000320015A JP2000320015A JP2002126068A JP 2002126068 A JP2002126068 A JP 2002126068A JP 2000320015 A JP2000320015 A JP 2000320015A JP 2000320015 A JP2000320015 A JP 2000320015A JP 2002126068 A JP2002126068 A JP 2002126068A
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JP
Japan
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container
case
layer
evaporating
transpiration
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JP2000320015A
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English (en)
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Takashi Yamada
孝 山田
Hirotoshi Tawara
宏俊 田原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸散容器の蒸散終期を適確に示し、蒸散容器
を適正な取替タイミングで取替え可能とすること。 【解決手段】 蒸散容器20であって、蒸散剤1を収容
するケース21の開口21Bをガス透過性の延伸性フィ
ルム22によってシールし、ケース21の内面に凸部2
3を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸散容器に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸散装置として、蒸散剤を収容するケー
スの開口をガス透過性の延伸性フィルムによってシール
した蒸散容器を着脱可能とし、この蒸散容器をケースの
外側から加熱等することにより蒸散する蒸散剤の蒸気を
延伸性フィルムに透過させて外部空間へと放散させるも
のがある。延伸性フィルムは、蒸散剤の蒸散によってケ
ースの内圧が減圧するに従い、ケースの内側に残存する
蒸散剤に倣うように凹状に伸び変形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蒸散容器のケースに収
容されている蒸散剤は使用経過により減量していき、延
伸性フィルムは凹状に伸び変形していって、当該容器に
おける蒸散剤の残量がほぼなくなる蒸散終期に近づいて
いくものの、蒸散終期を適確に示す手段がない。このた
め、蒸散終期を経過してもなお当該容器を使用して続け
て蒸散剤の香気を得ることができなかったり、蒸散終期
に達する前に当該容器を取替えて当該容器を有効に使い
切らない無駄をする等の不都合がある。
【0004】本発明の課題は、蒸散容器の蒸散終期を適
確に示し、蒸散容器を適正な取替タイミングで取替え可
能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る蒸
散容器は、蒸散剤を収容するケースの開口をガス透過性
の延伸性フィルムによってシールし、ケースの内面に凸
部を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】蒸散装置10は、図1、図2に示
す如く、本体11に設けた容器格納部12に、蒸散容器
20を本体11の外周に設けた挿入口13から挿入して
格納し、本体11の背面に突出したプラグ14を壁面の
コンセントに差し込んで使用する。蒸散装置10は、容
器格納部12の中央に設けた加熱部15に、プラグ14
とリード線により接続されたヒータ15Aを内蔵し、こ
のヒータ15Aによる加熱によって蒸散容器20に収容
してある蒸散剤1を蒸散させ、その蒸散香気を本体11
の正面の香気放散口16から外部空間へと放散させる。
【0007】蒸散容器20は、加熱されて蒸散する蒸散
剤1を収容するケース21を容器格納部12の加熱部1
5が設けられた球面状格納面12Aに隙間なく又は微小
隙間を介して沿う略球面21Aとし、その内外面を丸味
を帯びた曲面とし、ケース21の開口21Bをガス透過
性の延伸性フィルム22によってシールしている。ケー
ス21は透明(半透明を含む)でも不透明でも良いが、
延伸性フィルム22は薄くて透明又は半透明である。蒸
散剤1は、不透明又は色付透明をなし、使用経過によっ
て減量していくものであり、香料(殺虫剤等であっても
良い)と溶剤とゲル化物を混合ゲル化したものを使用で
き、加熱によって香料を溶剤とともに蒸散消失せしめ、
ゲル化物を残存せしめる。
【0008】ケース21は、ガスバリア層兼形状成形層
としてのPET層(200μm)を外層(ケース21の外面
形成層)とし、延伸性フィルム22とのシール層として
のPE層(50μm)を内層(ケース21の内面形成層)
とする積層体にて形成できる。また、ケース21は、形
状成形層としてのPET層(150μm)を外層とし、その
内側に順に、ガスバリア層としてのEVOH層、形状維
持層としてのPET層(150μm)を設け、延伸性フィル
ム22とのシール層としてのPE層を内層とする積層体
にて形成しても良い。
【0009】延伸性フィルム22は、ケース21にシー
ルされるガス透過層としての延伸性PE層(100μm)の
外面に、使用時には除去される、剥離層としてのPE層
(15μm)、ガスバリア層としてのAL層(7μm)、印
刷層、印刷保護層としてのPET層(10μm)を順に積
層した積層体にて形成できる。又は、ケース21にシー
ルされるガス透過層としての延伸性PP層の外面に、使
用時には除去される、剥離層としてのPP層、ガスバリ
ア層としてのAL層、印刷層、印刷保護層としてのPE
T層を順に積層した積層体にて形成できる。延伸性フィ
ルム22においてガス透過層として用いられるPE、P
Pは、未延伸のものを用い、使用時に延伸性を有するも
のとする。
【0010】尚、PETはポリエチレンテレフタレー
ト、PEはポリエチレン、EVOHはエチレンビニルア
ルコールコポリマー、ALはアルミ、PPはポリプロピ
レンを表す。
【0011】更に、蒸散容器20は、ケース21の略球
面21Aをなす内面の最も深い底部に、延伸性フィルム
22の側に向けて突出する凸部23を成形して設けてあ
る。
【0012】然るに、蒸散装置10にあっては、本体1
1の容器格納部12に蒸散容器20を取替え可能に格納
して用いられ、加熱部15によって蒸散容器20をケー
ス21の外側から加熱することにより蒸散する蒸散剤1
の蒸気を延伸性フィルム22に透過させて外部空間へと
放散させる。このとき、延伸性フィルム22は、図2に
示す如く、蒸散剤1の蒸散によってケース21の内圧が
減圧するに従い、ケース21の内側に残存する蒸散剤1
に倣うように凹状に伸び変形する。
【0013】このとき、本実施形態によれば以下の作用
がある。 (請求項1に対応する作用) 蒸散容器20の使い始めには、蒸散装置10の正面の
香気放散口16から蒸散容器20の透明な延伸性フィル
ム22を介して蒸散剤1の色(例えば緑色)が視認され
る(図1(B))。その後、ケース21に収容されてい
る蒸散剤1が使用経過により減量していき、延伸性フィ
ルム22が凹状に伸び変形していって、当該容器20に
おける蒸散剤1の残量がほぼなくなる蒸散終期に近づく
と、延伸性フィルム22がケース21の内面の凸部23
に衝合するに至る(図2(A))。このとき、容器20
のケース21が透明(半透明を含む)であれば、蒸散装
置10の正面の香気放散口16から蒸散容器20の透明
な延伸性フィルム22及びケース21を通して蒸散装置
10の容器格納部12の格納面12Aに付してある色
(例えば赤色)、文字(例えば、終了)等(取替えサイ
ン表示部)を視認して蒸散終期の到来を知ることができ
る(図2(B))。また、容器20のケース21が不透
明であれば、透明な延伸性フィルム22の前面からケー
ス21に付してある色(例えば赤色)、文字(例えば、
終了)等(取替えサイン表示部)を視認して蒸散終期の
到来を知ることができる。この蒸散終期の視認により当
該容器20を取替えれば、蒸散容器10を適正な取替タ
イミングで取替え得るものとなる。
【0014】(請求項2に対応する作用) 凸部23をケース21の内面の最も深い底部に設ける
ことにより、ケース21の内部での蒸散剤1の残量を最
小とするタイミングで蒸散終期の到来を知らせることが
でき、蒸散容器20を最も良く使い切りながら取替タイ
ミングを知ることができる。
【0015】(請求項3に対応する作用) 蒸散装置10は、蒸散容器20を加熱して蒸散剤1を
積極的に蒸散させながら、当該容器20の蒸散終期を適
確に示すことができる。但し、本発明の蒸散装置は、蒸
散剤1を加熱して蒸散させるものに限らず、自然に蒸発
させる等であっても良い。
【0016】本発明の蒸散容器に収容される蒸散剤は、
ゲル状物に限らず、固体、液体であっても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、蒸散容器
の蒸散終期を適確に示し、蒸散容器を適正な取替タイミ
ングで取替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は蒸散装置を示す模式図である。
【図2】図2は蒸散容器の蒸散終期状態を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 蒸散剤 10 蒸散装置 15 加熱部 20 蒸散容器 21 ケース 21B 開口 22 延伸性フィルム 23 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 CA03 CA13 CA29 CA31 CA67 CC02 CC13 EA01 FA14 4C080 AA03 BB03 CC01 HH01 JJ01 KK04 QQ12 QQ18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸散剤を収容するケースの開口をガス透
    過性の延伸性フィルムによってシールし、ケースの内面
    に凸部を設けた蒸散容器。
  2. 【請求項2】 前記凸部をケースの内面の最も深い底部
    に設けた請求項1記載の蒸散容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の蒸散容器を加熱
    して蒸散剤を蒸散させる蒸散装置。
JP2000320015A 2000-10-19 2000-10-19 蒸散容器 Withdrawn JP2002126068A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019193A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 S T Chem Co Ltd 薬剤揮散容器及びインジケーター
WO2003105579A1 (ja) * 2002-05-16 2003-12-24 アース製薬株式会社 加熱蒸散方法、これに使用する加熱蒸散容器および加熱蒸散装置
JP2004067689A (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Earth Chem Corp Ltd 加熱蒸散容器、これを用いた加熱蒸散装置および加熱蒸散方法
JP2006524064A (ja) * 2003-02-27 2006-10-26 シュテファン ルエツ, 香料または芳香剤の分注装置
JP2008506425A (ja) * 2004-06-30 2008-03-06 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 揮発性物質の消耗状態の表示システム
WO2013179994A1 (ja) * 2012-05-31 2013-12-05 株式会社村田製作所 芳香発生装置

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