JP2003321065A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003321065A
JP2003321065A JP2002130128A JP2002130128A JP2003321065A JP 2003321065 A JP2003321065 A JP 2003321065A JP 2002130128 A JP2002130128 A JP 2002130128A JP 2002130128 A JP2002130128 A JP 2002130128A JP 2003321065 A JP2003321065 A JP 2003321065A
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JP
Japan
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container
flange
film
sealing
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002130128A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Tawara
宏俊 田原
Takashi Yamada
孝 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の収容部に内容物を略満杯に充填した状
態で、容器のフランジにフィルムを確実にシールするこ
と。 【解決手段】 陥凹状の収容部11の周囲にフランジ1
2を備え、収容部11の開口を覆うフィルム20をフラ
ンジ12にシールした容器10であって、フランジ12
の全周に連続する凸部13を該フランジ12のシール面
12Aに設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸散剤等を収容する
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】容器として、陥凹状の収容部の周囲にフ
ランジを備え、該収容部に内容物を装填した後、該収容
部の開口を覆うフィルムをフランジにシールしたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容器の収容部に内容物
を充填したとき、満杯近くまで入れると、内容物の液面
のゆれ等により内容物がフランジの上面に流れ出ること
があり、このフランジの上面へのフィルムのシールがで
きなくなる。
【0004】また、容器の収容部に満杯まで入れた内容
物は、フィルムをフランジに当てたときに、フィルムと
フランジの間に毛細管現象で引き込まれ、この場合に
も、フランジの上面へのフィルムのシールができなくな
る。
【0005】容器の内容物が油性物であるとき、水性物
に比して、これをヒートシールの熱によりフランジの上
面から蒸発除去させることに困難があり、上述のシール
不良は顕著である。
【0006】本発明の課題は、容器の収容部に内容物を
略満杯に充填した状態で、容器のフランジにフィルムを
確実にシールすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、陥凹
状の収容部の周囲にフランジを備え、収容部の開口を覆
うフィルムをフランジにシールした容器であって、フラ
ンジの全周に連続する凸部を該フランジのシール面に設
けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】容器10は、図1に示す如く、プ
ラスチック成形体であり、蒸散剤1(内容物)を収容す
る長細陥凹状の収容部11の開口の周囲にフランジ12
を備え、収容部11の開口を覆うガス透過性のフィルム
20をフランジ12にシールしている。
【0009】蒸散剤1は、香料(殺虫剤等であっても良
い)と溶剤とゲル化物を混合ゲル化したものであり、油
性物である。容器10を外側から加熱することにより、
蒸散剤1の蒸気をフィルム20に透過させて外部空間へ
と放散させる。
【0010】尚、容器10は、ガスバリア層としてのP
ET層を外層とし、フィルム20とのシール層としての
PE層を内層とする積層体にて形成できる。また、フィ
ルム20は、容器10にシールされるガス透過層として
の延伸性PE層の外面に、使用時には除去される剥離層
としてのPP層、ガスバリア層としてのAL層、印刷層
及び印刷保護層としてのPET層を順に積層した積層体
にて形成できる。尚、PETはポリエチレンテレフタレ
ート、PEはポリエチレン、PPはポリプロピレン、A
Lはアルミを表す。
【0011】容器10は、図1、図2に示す如く、フラ
ンジ12の全周に連続する凸部13を、該フランジ12
のシール面12Aに設けている。凸部13は収容部11
における内容物の満杯レベル(満杯レベルは、フランジ
12のヒートシール後のシール面12Aの上面レベル以
下に設定される)より上方に突出するように設けられ
る。凸部13は、シール面12Aの収容部11との境界
に沿って立上げられるものでも良く(図2(A)の状
態)、シール面12Aの収容部11との境界から一定長
さ後退した外側にて立上げられるものでも良い(図2
(C)の状態)。
【0012】従って、容器10は以下の如くに製造され
る(図3)。 (1)容器10をシール装置30の下型31に入れ、容器
10の開口を上方に位置付ける横置き状態で、蒸散剤1
を収容部11の満杯レベル近くまで(又は満杯レベルま
で)装填する(図2(A)、図3)。
【0013】(2)フイルム20を容器10におけるフラ
ンジ12の凸部13の上面に当て、加熱上型32により
フィルム20を下型31との間にある容器10のフラン
ジ12に対し押圧するとともに該フランジ12を加熱溶
融させることにより、該フィルム20をフランジ12の
シール面12Aにヒートシールする。このとき、加熱上
型32が下型31との間でフィルム20に及ぼすシール
圧力により凸部13をつぶして平坦化する(図2
(B))。具体的には、凸部13は加熱されて柔らかく
なっている状態で、上下型31、32に挟まれてつぶさ
れる。
【0014】シール装置30は、容器10とフィルム2
0のプラスチック同士を融着シールするものであれば良
く、ヒートシールに限らず、超音波シールであっても良
い。
【0015】本実施形態によれば以下の作用がある。 容器10の収容部11の満杯レベルより上方に突出す
る凸部13をフランジ12のシール面12Aに突出させ
た。容器10の収容部11の満杯レベル近くまで(又は
満杯レベルまで)蒸散剤1を装填しても、蒸散剤1は凸
部13の上面との間に空間部を介し、蒸散剤1が凸部1
3の上面に流れ出ない。従って、フィルム20をフラン
ジ12の凸部13とその周辺のシール面12Aに確実に
シールできる。そして、フィルム20を容器10のフラ
ンジ12にシールしたとき、凸部13はシール圧力によ
りつぶれ、蒸散剤1の上方の空間部をほぼなくし(又は
全くなくし)、蒸散剤1をほぼ満杯(又は完全に満杯)
に充填した状態を容易に得ることができる。
【0016】容器10をシール後に縦置きした状態で
も、蒸散剤1の上方の空間部を少なくでき、又はなくす
ことができる。
【0017】容器10の内容物である蒸散剤1が油性
物であり、これの加熱蒸発性が悪い場合にも、上述に
より、シールの確実を図ることができる。
【0018】尚、本発明において、容器のフランジにフ
ィルムをシールするシール装置は、融着シールするもの
に限らず、冷間プレスにて接着するものでも良い。この
場合にも、シール装置は、フィルムに及ぼすシール圧力
により、フランジの凸部をつぶして平坦化する。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、容器の収
容部に内容物を略満杯に充填した状態で、容器のフラン
ジにフィルムを確実にシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は容器を示す斜視図である。
【図2】図2は容器とフィルムを示し、(A)はシール
前の断面図、(B)はシール後の断面図、(C)はシー
ル面の変形例を示す要部断面図である。
【図3】図3はヒートシール装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蒸散剤(内容物、油性物) 10 容器 11 収容部 12 フランジ 12A シール面 13 凸部 20 フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E049 AA05 AB03 BA01 DB02 DB04 3E067 AA03 AB97 BA07A BB14A BB15A BB25A BC07A CA03 CA04 CA24 EA06 EA36 EB40 GB03 GD06 4C002 AA01 BB04 DD03 EE01 FF07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陥凹状の収容部の周囲にフランジを備
    え、収容部の開口を覆うフィルムをフランジにシールし
    た容器であって、 フランジの全周に連続する凸部を該フランジのシール面
    に設けたことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記収容部に内容物を装填した請求項1
    に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記内容物が油性物である請求項2に記
    載の容器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の容器の
    シール方法であって、 前記フィルムを前記フランジの凸部に当て、該フィルム
    に及ぼすシール圧力により該凸部をつぶして平坦化する
    容器のシール方法。
JP2002130128A 2002-05-01 2002-05-01 容 器 Pending JP2003321065A (ja)

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