JP2001170156A - 芳香消臭剤の包装体 - Google Patents

芳香消臭剤の包装体

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JP2001170156A
JP2001170156A JP36256999A JP36256999A JP2001170156A JP 2001170156 A JP2001170156 A JP 2001170156A JP 36256999 A JP36256999 A JP 36256999A JP 36256999 A JP36256999 A JP 36256999A JP 2001170156 A JP2001170156 A JP 2001170156A
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JP
Japan
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packaging material
aromatic deodorant
carrier
package
deodorant
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JP36256999A
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English (en)
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Masayasu Miwata
雅靖 三輪田
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RIFURE KK
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HOUEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主としておしぼりを収納するおしぼり用の保
温器内に入れて、その保温器内の消臭を行うとともにお
しぼりに芳香を付与する芳香消臭剤の包装体に関し、特
におしぼりを収納する保温器内に入れて、その保温器内
の消臭を行うとともにおしぼりに芳香を付与することの
できる芳香消臭剤の包装体を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 芳香消臭剤を徐放的に蒸散させうるよう
な気体透過性を有する内包材3内に、芳香消臭剤を担持
した担持体6が封入され、且つ該担持体6が封入された
内包材3が、気体遮断性の素材からなる外包材2に封入
されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香消臭剤の包装
体、主としておしぼりを収納するおしぼり用の保温器内
に入れて、その保温器内の消臭を行うとともにおしぼり
に芳香を付与する芳香消臭剤の包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、おしぼりは、ホットボッ
クスやタオルウォーマー等と称される専用の保温器内に
収納されて、常時保温状態に維持されており、必要なと
きに取り出して使用されている。
【0003】このような保温状態のおしぼりは、雑巾を
絞ったような異臭を生じさせる場合があり、このような
異臭を消すために保温器内が消臭される必要があり、ま
た場合によっては芳香を付与することも望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような保
温器は、おしぼりを保温する必要性から、その内部は約
80〜85℃の比較的高い温度に維持される必要があり、ま
たおしぼりを湿潤状態にする必要があることから、保温
器の内部の湿度は非常に高い。
【0005】このように保温器の内部は高温多湿という
特殊な条件下に維持されているため、消臭や芳香のため
に一般の消臭剤や芳香剤を保温器内に入れても、その消
臭剤や芳香剤は直ちに蒸散し、従って、このようなおし
ぼり用の保温器の内部を消臭することは困難であり、ま
た芳香剤を用いておしぼりに芳香を付与することも困難
であった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、特におしぼりを収納する保温器内に入れて、そ
の保温器内の消臭を行うとともにおしぼりに芳香を付与
することのできる芳香消臭剤の包装体を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、芳香消臭剤を徐放的に蒸散させうるよ
うな気体透過性を有する内包材3内に、芳香消臭剤を担
持した多孔性物質からなる担持体6が封入され、且つ該
担持体6が封入された内包材3が、気体遮断性の素材か
らなる外包材2に封入されてなることにある。
【0008】内包材3は、たとえば不織布の内面側に気
体透過性の合成樹脂製フィルムをラミネートして形成さ
れる。
【0009】また、外包材2には、破断起点部5を形成
することが好ましい。
【0010】担持体6としては、多孔質物質を用いるの
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0012】図1乃至図3において、1は、芳香消臭剤
の包装体で、外包材2及び内包材3からなる。
【0013】外包材2は、ポリエチレンテレフタレート
からなる2枚のフィルムを上下左右の4方でシールする
ことによって形成されている。
【0014】そして、外包材2の4方のシール部4a,4b,
4c,4d のうち、側方のシール部4b,4d の略中央には、破
断起点部となるノッチ5,5が形成されている。
【0015】内包材3は、1枚のシートが底部で折り曲
げられているとともに、底部以外の上部及び側部の3方
でシールされた構成からなる。
【0016】この内包材3を構成するシートは、不織布
の内面側に、気体透過性のポリエチレン製のフィルムが
ラミネートされて構成されている。
【0017】6は、芳香消臭剤を具備した担持体で、フ
ローライト(商品名:株式会社トクヤマ製)を固形の錠
剤形に成形し、芳香消臭剤を含浸させて構成されたもの
である。このフローライトは、ケイ酸カルシウムを主成
分とする多孔性物質である。
【0018】7は、前記内包材3の片面側に貼着された
ラベルで、封入されている担持体6に具備された芳香消
臭剤の種類等が表示されている。
【0019】そして、上記のような構成からなる芳香消
臭剤の包装体を使用する場合には、図4及び図5に示す
ように、ノッチ5,5の部分を起点として外包材2を横
方向に破断して開口部8を形成し、その状態でおしぼり
が収納された保温器内に入れる。
【0020】この場合において、芳香消臭剤は、多孔性
物質からなる担持体6に担持されているため、一気に蒸
散せず一定期間徐々に蒸散する。
【0021】また、その担持体6は、上記のように不織
布と気体透過性フィルムとの2層で構成された内包材3
内に封入されているため、その内包材3がたとえばこれ
らの層のうちの1層のみで構成されている場合に比べる
と、芳香消臭剤が蒸散する速度も遅くなる。
【0022】従って、このように芳香消臭剤が担持体6
に担持されていること、及びその担持体6が、上記のよ
うな2層構造の内包材3に封入されていることの2つの
要因により、保温器の内部が約80〜85℃の高温多湿の状
態であるにもかかわらず、担持体6からの芳香消臭剤の
蒸散が促進されることもない。
【0023】従って、いずれにしても、保温器内の消臭
効果を一定時間維持しうるとともに、おしぼりに対して
芳香を好適に付与することができるのである。
【0024】しかも、外包材2は、上述のように破断さ
れて開口部8が形成されているため、外包材2がガス遮
断性の素材であるポリエチレンテレフタレートからなる
にもかかわらず、その開口部8から芳香消臭剤が蒸散さ
れることとなるのである。
【0025】尚、上記実施形態では、内包材3の内面側
に設けられたフィルムが気体透過性フィルムで形成され
たが、フィルムの種類はこのような気体透過性フィルム
に限定されるものではない。
【0026】ただし、芳香消臭剤を蒸散させうる程度の
気体透過性を具備させるように、内包材3を構成する必
要がある。
【0027】また、該実施形態では、不織布の内面側に
ラミネートするフィルムとしてポリエチレン製のものを
用いたが、ポリエチレン以外の合成樹脂製フィルムをラ
ミネートすることも可能である。
【0028】さらに、該実施形態では、不織布の内面側
に合成樹脂製フィルムをラミネートして内包材3を構成
したが、内包材3の構造や素材は該実施形態に限定され
るものではない。
【0029】要は、内包材3は、芳香消臭剤を徐放的に
蒸散させうるような気体透過性を有する素材で構成され
ていればよい。ここで、「芳香消臭剤を徐放的に蒸散さ
せる」とは、一気に蒸散させるのではなく、芳香消臭剤
を徐々に蒸散させることをいう。
【0030】さらに、上記実施形態では、フィルムを底
部で折り曲げ、3方をシールして内包材3が構成されて
いたが、内包材3の形態はこれに限定されるものではな
い。
【0031】さらに、上記実施形態では、外包材2の破
断起点部としてノッチ5,5を形成したが、破断起点部
の種類はこれに限定されるものではなく、たとえばミシ
ン目のようなものであってもよい。
【0032】また、該実施形態では、外包材2に破断起
点部としてのノッチ5,5を形成したため、外包材2を
容易に開封することができるという好ましい効果が得ら
れたが、このような破断起点部は必ずしも形成される必
要はない。
【0033】さらに、上記実施形態では、外包材2をポ
リエチレンテレフタレートで構成したが、外包材2の材
質はこれに限定されるものではなく、これ以外の合成樹
脂で構成することも可能である。
【0034】また、外包材2の形態は、上記実施形態の
ように4方をシールしたような形態のものに限定されな
い。
【0035】さらに、上記実施形態では、前記内包材3
の片面側にラベル7を貼着したため、そのラベル7によ
って内包材3内に封入されている担持体6に具備された
芳香消臭剤の種類等を容易に確認することができるとい
う好ましい効果が得られたが、このようなラベル7を貼
着することは本発明に必須の条件ではない。
【0036】尚、このラベル7は、上記実施形態では、
内包材3に貼着されていたが、外包材2に貼着されてい
てもよい。
【0037】さらに、上記実施形態では、担持体6とし
て、ケイ酸カルシウムを固形に成形したようなものを用
いたが、これに限らず、たとえばゼオライト、スポンジ
等のものを用いることも可能であり、また、これ以外の
多孔質物質を用いることも可能である。
【0038】また、紙やフェルト等を担持体6として用
い、これら紙やフェルト等に芳香剤を含浸させて担持さ
せることも可能である。
【0039】いずれにしても、担持体6の種類は問うも
のではなく、要は芳香消臭剤を担持させうるものであれ
ばよい。
【0040】さらに、上記実施形態では、外包材2を全
部開封する場合について説明したが、部分的に開封して
使用することも可能である。
【0041】尚、本発明は、上述のように、おしぼりを
収納するおしぼり用の保温器内に入れて使用することを
主眼とするものであるが、これ以外の用途に使用するこ
とも可能である。
【0042】また、本発明において「芳香消臭剤」と
は、一般に芳香剤として使用されるものや、消臭剤とし
て使用されるもの、或いは両方の機能を備えたもの等を
すべて含む意味である。
【0043】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、芳香消臭剤を
徐放的に蒸散させうるような気体透過性を有する内包材
内に、芳香消臭剤を担持した担持体が封入され、且つ該
担持体が封入された内包材が、気体遮断性の素材からな
る外包材に封入されたものであるため、不使用時におい
ては、外包材で遮断されて芳香消臭剤が不用意に蒸散す
ることがなく、また使用時においては外包材を開封する
ことで、内包材から徐々に芳香消臭剤を蒸散させること
ができる。
【0044】特に、芳香消臭剤は、担持体に担持され、
しかもその担持体が上記のような内包材に封入されてい
るため、おしぼりを収納しているホットボックスのよう
に、高い温度で湿気の多い状態の雰囲気中に設置して
も、芳香消臭剤が直ちに蒸散することがなく、芳香消臭
剤の徐放性を維持することができるという効果がある。
【0045】特に、内包材を、不織布の内面側に気体透
過性の合成樹脂製フィルムをラミネートして形成した場
合には、おしぼりに芳香を付与し、ホットボックス内の
消臭を行う専用の芳香消臭剤として好適な徐放性を有す
るとともに、不用意に蒸散することのない包装体を提供
することができるという利点がある。
【0046】さらに、外包材に破断起点部を形成した場
合には、外包材の開封を容易に行うことができるという
効果がある。
【0047】さらに、担持体が多孔性物質である場合に
は、芳香消臭剤の徐放性を維持する効果がより良好とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の芳香消臭剤の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】外包材を開封した状態の正面図。
【図5】図4のC−C線断面図。
【符号の説明】
1…包装体 2…外包材 3…内包材 6…担持体
フロントページの続き Fターム(参考) 4C002 AA03 BB05 DD11 DD20 EE07 FF07 HH10 4C080 AA03 BB02 BB03 BB04 CC12 HH09 JJ10 KK03 NN01 NN22 QQ03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香消臭剤を徐放的に蒸散させうるよう
    な気体透過性を有する内包材(3) 内に、芳香消臭剤を担
    持した担持体(6) が封入され、且つ該担持体(6) が封入
    された内包材(3) が、気体遮断性の素材からなる外包材
    (2) に封入されてなることを特徴とする芳香消臭剤の包
    装体。
  2. 【請求項2】 内包材(3) が、不織布の内面側に気体透
    過性の合成樹脂製フィルムをラミネートして形成されて
    いる請求項1記載の芳香消臭剤の包装体。
  3. 【請求項3】 外包材(2) に破断起点部(5) が形成され
    てなる請求項1又は2記載の芳香消臭剤の包装体。
  4. 【請求項4】 担持体(6) が、多孔質物質である請求項
    1乃至3のいずれかに記載の芳香消臭剤の包装体。
JP36256999A 1999-12-21 1999-12-21 芳香消臭剤の包装体 Pending JP2001170156A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019193A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 S T Chem Co Ltd 薬剤揮散容器及びインジケーター
JP2006167454A (ja) * 2004-12-09 2006-06-29 Valeo Systemes Thermiques 揮発性薬剤を収容する空気処理装置
JP2014217735A (ja) * 2013-04-12 2014-11-20 和氣技術研究所株式会社 抗菌剤収容体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019193A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 S T Chem Co Ltd 薬剤揮散容器及びインジケーター
JP2006167454A (ja) * 2004-12-09 2006-06-29 Valeo Systemes Thermiques 揮発性薬剤を収容する空気処理装置
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Effective date: 20040705