JP2003019056A - 座席用クッション及びその製造方法 - Google Patents

座席用クッション及びその製造方法

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JP2003019056A
JP2003019056A JP2001208845A JP2001208845A JP2003019056A JP 2003019056 A JP2003019056 A JP 2003019056A JP 2001208845 A JP2001208845 A JP 2001208845A JP 2001208845 A JP2001208845 A JP 2001208845A JP 2003019056 A JP2003019056 A JP 2003019056A
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  • Seats For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シームレスの表皮材を使用するクッションを
容易簡単な端末処理で見栄え良く、しかも品質にバラツ
キが生じないように製造できる座席用のクッション及び
その製造方法を提供することである。 【解決手段】 座席用のクッション10は、クッション
10の輪郭にほぼ一致する形状の発泡体20、及びこの
発泡体20の表面と側面に一体的に密着させたシームレ
スの表皮材30から構成され、クッション10の側面に
位置する表皮材の部分31が、クッション10の表面中
央部に位置する表皮材の部分よりも肉厚であることを特
徴とする。表皮材30は、好適に、ウレタンエラストマ
ーからなり、反応射出成形装置を用いて製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、航空機、船
舶などの乗り物に備え付けられる座席用のクッション、
特に、シームレス(すなわち、無縫製)の表皮材を使用
する座席用のクッション及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両、
航空機、船舶などの乗り物に備え付けられる座席は、着
座部と背もたれ部とを有し、これら着座部と背もたれ部
には、それぞれ、クッションが取り付けられている。こ
のような座席としては、背もたれ部を自由に傾けられる
リクライニング機能を備えたものや、着座部を跳ね上げ
ることのできるもの、また、しっかりとした着座感を与
えるため、着座部や背もたれ部のクッションの周囲部分
の表面側に土手を形成したものもある。
【0003】このような座席に取り付けられるクッショ
ンは、クッションの輪郭にほぼ一致する形状に発泡成形
させた発泡体と、発泡成形の際に、この発泡体に一体的
に密着させた表皮材とから構成され、表皮材として、複
数枚のシート状の表皮材片の縫製加工工程をなくしてク
ッションの製造を簡易にし、製造にかかるコストを低減
するため、所定サイズにカットした一枚のシート材が使
用される。このような表皮材は “シームレス”の表皮
材と呼ばれる。
【0004】このようなシームレスの表皮材を使用した
クッションを取り付けた座席は、例えば、オープンエア
ータイプのフォークリフト、トラクターなどの車両やモ
ーターボートのような船舶にように、屋外での作業や水
上で使用される乗り物に使用され、シームレスの表皮材
として、発水性のあるプラスチックシートからなるもの
が使用され、座席用のクッションに耐浸水効果を与えて
いる。
【0005】このように、シームレスの表皮材を使用す
ることは、クッションの製造コストを低減するだけでな
く、屋外で使用される乗り物に備え付けられる座席用の
クッションに耐浸水効果を与える、という利点がある。
【0006】このようなシームレスの表皮材には、均一
な厚さのポリ塩化ビニル(PVC)レザーシートが広く
使用されている。
【0007】シームレスの表皮材を使用する従来のクッ
ションは、図7に示すような発泡成形装置70を使用し
て製造される。
【0008】図示の発泡成形装置70は、クッションの
表面から側面にかけての輪郭に一致する形状の凹面を有
する凹型71、表皮材の取しろ部分を締め付けて表皮材
の位置を固定するクランプ72、及びクッションの背面
の輪郭に一致する形状の凸面を有する凸型73から構成
され、凹型71の凹面には、排気口75を通じて真空ポ
ンプ(図示せず)へ連通する多数の吸引孔74が設けら
れており、クッションは、図8に示すように、軟化させ
た表皮材80の取しろ部分81をクランプ72で締め付
けて、表皮材80の位置を固定し、真空ポンプを駆動し
て、表皮材80を凹型71の凹面上に沿って吸着させた
後、図9に示すように、凹型71上の開口を凸型73で
塞ぐとともに、型内に投入したウレタン系の発泡原液2
0´を発泡させ、この発泡体をクッションの形状に成形
させるとともに、発泡体の表面に表皮材80を一体的に
密着させることによって製造される。
【0009】発泡成形装置70から取り出した従来のク
ッションには、図10に示すように、その背面の周縁か
ら張り出した表皮材の取しろ部分81が残っており、こ
の取しろ部分81は、クッションを座席の着座部や背も
たれ部に取り付ける前に、図11(a)に示すように、
ナイフ等の手段(図示せず)で切除し、この切除部分を
隠すために、切除部分に樹脂シート82を接着したり、
また、図11(b)に示すように、クッションの背面に
ウッド又はプラスチックパネル83を接着固定し、表皮
材の取しろ部分81をこのパネル83の側に折り返し、
これをタッカー(針)や接着剤(図示せず)で固定して
いる。
【0010】しかし、このような表皮材の取しろ部分の
処理(これを端末処理という)を行った従来のクッショ
ンでは、取しろの切除部分に接着した樹脂シートや取し
ろ部分の折り返しがクッションの外観上の見栄えを悪く
し、また、この端末処理が手作業で行われているため、
端末処理に部品と手間がかかるだけでなく、端末処理後
の外観品質にバラツキが生じる。
【0011】また、従来のクッションでは、その外周部
分の土手にある表皮材が、座席の使用に起因する疲労に
より、他の部分にある表皮材よりも破れ易くなってい
る。
【0012】このように、座席製造技術において、シー
ムレスの表皮材を使用するクッションを容易簡単な端末
処理で見栄え良く、しかも品質にバラツキが生じないよ
うに製造すること、及びクッションの周囲部分の土手に
位置する表皮材を破れ難くすることが技術的課題となっ
ている。
【0013】本発明は、このような技術的課題を解決す
るためになされたものであり、したがって、シームレス
の表皮材を使用するクッションを容易簡単な端末処理で
見栄え良く、しかも品質にバラツキが生じないように製
造できる座席用のクッション及びその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。また、本発明は、クッ
ションの周囲部分の土手に位置する表皮材が破れ難い座
席用のクッション及びその製造方法を提供することを他
の目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の座席用のクッシ
ョンは、クッションの輪郭にほぼ一致する形状の発泡
体、及びこの発泡体の表面と側面に一体的に密着させた
シームレスの表皮材から構成され、クッションの側面に
位置する表皮材の部分が、クッションの表面中央部に位
置する表皮材の部分よりも厚みのある肉厚部分であるこ
とを特徴とするものである。
【0015】表皮材は、クッションの周囲部分から徐々
に増す厚みを有し、これに続く表皮材の肉厚部分が、連
続的に増す厚みを有してもよいし、一定の厚みを有して
もよい。
【0016】この表皮材の肉厚部分の端部は、段差を有
し、さらに、クッションの側面に連続するように形成さ
れた取しろ部分を有し得る。
【0017】変形的に、表皮材の肉厚部分の端部は、発
泡体の背面に滑らかに連続する丸みを有し得る。ここ
で、この丸みは、発泡体の背面に回り込む丸みであって
もよい。
【0018】また、表皮材は、その肉厚部分の端部から
発泡体の背面上に張り出した1個又はそれ以上の取しろ
片を有し得る。この取しろ片は、発泡体の背面上に密着
される。
【0019】上記の表皮材は、好適に、ウレタンエラス
トマーからなり、反応射出成形装置を用いて製造され
る。
【0020】上記本発明の座席用のクッションは、発泡
原液を発泡させて、クッションの輪郭にほぼ一致する形
状の発泡体を成形するとともに、上記表皮材を発泡体の
表面と側面に一体的に密着させ、最後に表皮材の端末処
理を行って製造される。
【0021】表皮材の端末処理は、表皮材の取しろ部分
の全部又は一部をナイフ等の手段により切除することに
よって行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、着座部
と背もたれ部の角度が固定されている簡単な構成の座席
を例にとって説明するが、本発明の座席用のクッション
は、背もたれ部を自由に傾けられるリクライニング機能
を備えた座席や、着座部を跳ね上げることのできる座席
においても適宜応用できるものである。
【0023】図1に示すように、本発明に従った座席
は、座席の骨格となるほぼL字形のフレーム40と、こ
のフレーム40に設けられた着座部41と背もたれ部4
2とを有し、これら着座部41と背もたれ部42には、
それぞれ、クッション10、10が取り付けられてい
る。着座部と背もたれ部のクッション10、10の周囲
部分の表面側には、それぞれ、しっかりとした着座感を
与えるため、土手11が形成されている。
【0024】着座用のクッション10は、その背面のほ
ぼ中央部にプレート13が接着固定され、ボルト手段4
3などによってフレーム40の着座部41に固定され
る。また、背もたれ用のクッション10は、ドーム形の
背当て12に嵌め込まれ、ボルト手段44などによって
背当て12と一緒にフレーム40の背もたれ部42に固
定される。
【0025】本発明の座席用のクッション10は、図示
のように、クッション10の輪郭にほぼ一致する形状の
発泡体20、及びこの発泡体20の表面と側面に一体的
に密着させたシームレスの表皮材30から構成され、ク
ッション10の側面に位置する表皮材の部分31が、ク
ッション10の表面中央部に位置する表皮材の部分より
も肉厚であることを特徴とするものである。
【0026】本発明の座席用のクッション10に使用す
る表皮材30は、図2に示すように、表皮材30を発泡
体20の表面に密着させたときの形状に一致する形状に
成形される。
【0027】表皮材30の厚みは、図3(a)に示すよ
うに、クッション10の土手11の裾野付近から側面に
かけて徐々に増すようにしてもよいし、図3(b)に示
すように、クッション10の土手11の頂上付近から側
面にかけて増すようにしてもよい。また、図3(c)に
示すように、クッション10の土手11の頂上を超えた
付近から増すようにしてもよい。ここで、本明細書で
は、クッションの土手の裾野付近、頂上及び頂上を越え
た付近を総称して「周囲部分」という。
【0028】このクッション10の周囲部分から続くク
ッション10の側面に位置する表皮材の部分31すなわ
ち肉厚部分の厚さは、図2及び図3(c)に示すよう
に、連続的に厚みを増すようにしてもよいし、図3
(a)及び(b)に示すように、一定の厚みであっても
よい。
【0029】この表皮材30の肉厚部分31の端部は、
図2に示すように、段差33を付けてもよいし、図3
(a)、(b)、(c)に示すように、クッション10
の側面下端に、外観上、発泡体20の背面に滑らかに連
続する丸みを付けてもよい。この丸みは、図示しない
が、発泡体20の背面に回り込むように成形されてもよ
い。
【0030】そして、この表皮材30の肉厚部分31の
端部から、図2及び図3(a)〜(c)に示すように、
断面L字形の薄い取しろ32が、クッション10の側面
に位置する表皮材の肉厚部分31の直ぐ下端から続く。
また、図4(c)に関連して後述するが、表皮材の肉厚
部分31の下方から内側に張り出した複数の取しろ片を
さらに設けてもよい。この内側に張り出した取しろ片
は、発泡体の背面上に密着される。
【0031】このような表皮材30は、射出成形装置を
使用して製造され、好適に、図4(a)〜(c)に示す
ような反応射出成形装置50を使用して成形される。
【0032】この射出成形装置50は、クッションの表
面と側面の側の輪郭に一致する形状の凹面を有する凹型
51、及び発泡体の表面と側面の側の輪郭に一致する形
状の凸面を有する凸型52から構成され、図示のよう
に、型締めすると、クッションの側面に位置する表皮材
の部分を、クッションの表面中央部に位置する表皮材の
部分よりも肉厚にするために、凹型51の内側面に空間
56が形成され、さらに表皮材の肉厚部分の端部から続
くL字状の取しろを成形するための空間57が連続的に
形成される。
【0033】表皮材の肉厚部分の端部に、発泡体の背面
に回り込むような丸みを成形するときは、図4(b)に
示すような上型54、中型53、凸型52及び凹型51
から構成される四割型を使用し、また、表皮材の肉厚部
分の端部から内側に張出した複数の取しろ片をさらに成
形するときは、図4(c)に示すような上型54、凸型
52及び凹型51から構成される三割型を使用でき、図
示のように、取しろ片を成形するための空間58が上型
54と凹型51との間に形成される。
【0034】表皮材の製造について、代表的に、図4
(a)に示す反応射出成形装置を使用して説明すると、
図示のように、凹型51と凸型52を型締めした後、原
液注入口53を通じて、表皮材の原液を型内に注入する
ことによって成形され、表皮材の原液として、即硬化性
のものが使用され、好適に、ウレタンエラストマーの反
応原液が使用される。図4(b)及び(c)に示す反応
射出成形装置50を使用する場合も、図4(a)に示す
反応射出成形装置50を使用する場合と同様、型締めし
た後、原液注入口53を通じて、表皮材の原液を型内に
注入することによって成形される。
【0035】座席用のクッションは、図5に示すような
発泡成形装置60を使用して製造される。図示の発泡成
形装置60は、クッションの表面から側面にかけての輪
郭に一致する凹面を有する凹型61、表皮材の取しろ部
分を締め付けて表皮材の位置を固定するクランプ62、
及びクッションの背面の輪郭に一致する凸面を有する凸
型63から構成され、図2〜4に関連して説明したよう
にして製造された表皮材30の取しろ部分32をクラン
プ62で締め付けて、表皮材30の位置を固定し、凹型
61上の開口を凸型63で塞ぐとともに、型内に投入し
たウレタン系の発泡原液20´を発泡させ、この発泡体
をクッションの形状に成形させるとともに、発泡体の表
面と側面に表皮材30を一体的に密着させた後、型から
取り出し、最後に表皮材30の端末処理を行って製造さ
れる。
【0036】表皮材の端末処理は、ナイフ等の手段(図
示せず)を使用して、着座部に取り付けられるクッショ
ンの場合、図6(a)に示すように、表皮材30の肉厚
部分31の端部の丸みが、発泡体20の背面に連続する
ように表皮材30の肉厚部分31の端部から取しろ部分
32の全部(L字形の破線で示す)を切除してもよい
し、背もたれ部に取り付けられるクッションの場合、表
皮材30の肉厚部分31の端部から取しろ部分32の一
部が残るように取しろ部分32を切除し、図6(b)及
び(c)に示すように、表皮材30の肉厚部分31の端
部から続く取しろ部分32の一部を発泡体20と一緒に
背当て12内に嵌め込めるようにしてもよい。この場
合、表皮材30の肉厚部分31の端部に段差33が設け
られ、この段差33の高さが、背当て12の厚さに一致
するように、表皮材30の肉厚部分31が成形される。
【0037】<実施例1> 本発明に従って、図6
(a)に示すような着座用のクッションを製造した。
【0038】表皮材の製造: 着座用のクッションの表
面と側面の側の輪郭に一致する形状の凹面を有する凹
型、及び発泡体の表面と側面の側の輪郭に一致する形状
の凸面を有する凸型から構成される、図4(a)に示す
ような反応射出成形装置の成形型に、下記表1に示す組
成のウレタンエラストマーの反応性原液を注入し、反
応、固化させることにより、図3に示すような表皮材を
製造した。この表皮材の厚みは、表面中央部分から土手
を越えた付近まで1mmであり、これに続く肉厚部分
は、1mmから徐々に厚みを増し、その端部で3mmの
厚さであり、この肉厚部分の端部に丸みを有する。
【表1】
【0039】発泡成形: 着座用のクッションの発泡成
形は、着座用のクッションの表面から側面にかけての輪
郭に一致する凹面を有する凹型、表皮材の取しろ部分を
締め付けて表皮材の位置を固定するクランプ、及び着座
用のクッションの背面の輪郭に一致する凸面を有する凸
型から構成される図5に示すような発泡成形装置を使用
して行われた。
【0040】上記の表皮材を、60℃に加温した発泡成
形装置の型内にクランプで固定し、型締めし、型内に投
入した下記表2に示す組成の発泡原液を発泡させ、クッ
ションの形状に発泡成形するとともに、表皮材を発泡体
の表面と側面に一体的に密着させ、3分間経過後、凹型
を開放し、表面と側面に表皮材を密着させた発泡体を発
泡成形装置から取り出した。
【表2】
【0041】端末処理: ナイフを使用して、表皮材の
肉厚部分の端部から断面L字形の取しろを全部切除し、
図6(a)に示すような着座用のクッションを得た。
【0042】<実施例2> 本発明に従って、図6
(b)に示すような背もたれ用のクッションを製造し
た。
【0043】表皮材の製造: 背もたれ用のクッション
の表面と側面の側の輪郭に一致する形状の凹面を有する
凹型、及び発泡体の表面と側面の側の輪郭に一致する形
状の凸面を有する凸型から構成される、図4(a)に示
すような反応射出成形装置の成形型に、上記表1に示す
組成のウレタンエラストマーの反応性原液を注入し、反
応、固化させることにより、図3に示すような表皮材を
製造した。この表皮材の厚みは、表面中央部分から土手
を越えた付近まで1mmであり、これに続く肉厚部分
は、1mmから徐々に厚みを増し、その端部で3mmの
厚さであり、この肉厚部分の端部に段差を有する。
【0044】発泡成形: 背もたれ用のクッションの発
泡成形は、背もたれ用のクッションの表面から側面にか
けての輪郭に一致する凹面を有する凹型、表皮材の取し
ろ部分を締め付けて表皮材の位置を固定するクランプ、
及び背もたれ用のクッションの背面の輪郭に一致する凸
面を有する凸型から構成される図5に示すような発泡成
形装置を使用して行われた。
【0045】上記の表皮材を、60℃に加温した発泡成
形装置の型内にクランプで固定し、型締めし、型内に投
入した上記表2に示す組成の発泡原液を発泡させ、クッ
ションの形状に発泡成形するとともに、表皮材を発泡体
の表面と側面に一体的に密着させ、3分間経過後、凹型
を開放し、表面と側面に表皮材を密着させた発泡体を発
泡成形装置から取り出した。
【0046】端末処理: ナイフを使用して、表皮材の
肉厚部分の端部から取しろ部分の一部が残るように取し
ろ部分を切除し、図6(b)に示すような背もたれ用の
クッションを得た。このようにして得られた背もたれ用
のクッションは、図6(c)に示すように、表皮材の肉
厚部分の端部から続く取しろ部分の一部を発泡体と一緒
にドーム形の背当て内に嵌め込まれる。
【0047】
【発明の効果】本発明が以上のように構成されるので、
シームレスの表皮材を使用するクッションを容易簡単な
端末処理で見栄え良く、しかも品質にバラツキが生じな
いように製造でき、また、クッションの周囲部分の土手
に位置する表皮材が破れ難くできる、という効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の座席用クッションを取り付け
た座席の一例の断面図である。
【図2】図2は、本発明の座席用クッションに使用され
る表皮材の断面図である。
【図3】図3は、本発明の座席用クッションに使用する
表皮材を一体的に密着させた発泡体の断面図である。
【図4】図4は、本発明の座席用クッションに使用され
る表皮材を製造するための反応成形装置の断面図であ
る。
【図5】図5は、本発明の座席用クッションを製造する
ための発泡成形装置の断面図である。
【図6】図6は、本発明の座席用クッションの断面図で
あり、図6(a)は、着座用のクッションの断面図であ
り、図6(b)は、背もたれようのクッションの断面図
であり、図6(c)は、図6(b)の部分拡大図であ
る。
【図7】図7は、従来の座席用クッションを製造するた
めの発泡成形装置の断面図である。
【図8】図8は、図7の従来の座席用クッションを製造
するための発泡成形装置の断面図であり、発泡成形装置
の凹型の凹面に表皮材を吸着させるところを示す。
【図9】図9は、図7の従来の座席用クッションを製造
するための発泡成形装置の断面図であり、発泡成形装置
の型内に発泡原液を投入したところを示す。
【図10】図10は、図7の従来の座席用クッションを
製造するための発泡成形装置を使用して、表皮材を一体
的に密着させた発泡体の断面図である。
【図11】図11(a)及び(b)は、それぞれ、従来
の座席用クッションの断面図であり、図10に示す発泡
体に一体的に密着した表皮材の端末処理を示す。
【符号の説明】
10・・・座席用クッション 11・・・土手 12・・・背当て 13・・・プレート 20・・・発泡体 20´・・・発泡原液 30・・・表皮材 31・・・肉厚部分 32・・・取しろ部分 33・・・段差 40・・・フレーム 41・・・着座部 42・・・背もたれ部 43、44・・・ボルト手段 50・・・反応射出成形装置 51・・・凹型 52・・・凸型 53・・・反応原液注入口 54・・・上型 55・・・中型 56、57、58・・・空間 60・・・発泡成形装置 61・・・凹型 62・・・クランプ 63・・・凸型 70・・・発泡成形装置 71・・・凹型 72・・・クランプ 73・・・凸型 74・・・吸引孔 75・・・排気口 80・・・表皮材 81・・・取しろ部分 82・・・樹脂シート 83・・・プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:04 B29K 105:04 B29L 31:58 B29L 31:58 (72)発明者 戸田 泰行 岡山県倉敷市児島小川8丁目3番8号難波 プレス工業株式会社内 Fターム(参考) 3B087 DE03 3B096 AD07 4F204 AA42 AD05 AD27 AG20 AH26 EA01 EB01 EB12 EK24 EW02 EW23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該座席用クッションの輪郭にほぼ一致す
    る形状の発泡体、及びこの発泡体の表面と側面に一体的
    に密着させたシームレスの表皮材から成り、当該座席用
    クッションの側面に位置する前記表皮材の部分が、当該
    座席用クッションの表面中央部に位置する前記表皮材の
    部分よりも厚みのある肉厚部分であることを特徴とする
    座席用クッション。
  2. 【請求項2】前記表皮材が、当該座席用クッションの周
    囲部分から徐々に増す厚みを有し、前記肉厚部分に連続
    する、請求項1の座席用クッション。
  3. 【請求項3】前記肉厚部分が、連続的に増す厚みを有す
    る、請求項1の座席用クッション。
  4. 【請求項4】前記肉厚部分が、一定の厚みを有する、請
    求項1の座席用クッション。
  5. 【請求項5】前記肉厚部分の端部が、段差を有する、請
    求項1の座席用クッション。
  6. 【請求項6】前記肉厚部分の端部が、当該座席用クッシ
    ョンの側面に連続するように形成された取しろ部分を有
    する、請求項5の座席用クッション。
  7. 【請求項7】前記肉厚部分の端部が、前記発泡体の背面
    に滑らかに連続する丸みを有する、請求項1の座席用ク
    ッション。
  8. 【請求項8】前記丸みが、前記発泡体の背面に回り込
    む、請求項7の座席用クッション。
  9. 【請求項9】前記肉厚部分の端部が、この肉厚部分の端
    部から前記発泡体の背面上に張り出した1個又はそれ以
    上の取しろ片を有し、この取しろ片が前記発泡体の背面
    上に密着される、請求項1の座席用クッション。
  10. 【請求項10】前記表皮材が、ウレタンエラストマーか
    らなる、請求項1の座席用クッション。
  11. 【請求項11】発泡原液を発泡させて、クッションの輪
    郭にほぼ一致する形状の発泡体を成形するとともに、表
    皮材を前記発泡体の表面と側面に一体的に密着させ、最
    後に前記表皮材の端末処理を行う、請求項1〜10のい
    ずれか1に記載の座席用クッションの製造方法。
  12. 【請求項12】前記表皮材の端末処理が、前記表皮材の
    取しろ部分の全部又は一部を切除することによって行わ
    れる、請求項11の座席用クッションの製造方法。
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