JP2003017671A - 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法 - Google Patents

半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並び
にこれらの製造方法において、欠陥が少ないと共にリー
ク電流が小さく、低コストに製造することを可能にし、
しかもSOI層の厚さを薄い厚さで精度よく制御できる
ようにすること。 【解決手段】 第1のSi基板SUB1上に、直接又は
他の層を介して第1のSiGe層2、該第1のSiGe
層上にSiをエピタキシャル成長させた第1の歪みSi
層3及び第2のSiGe層4をこの順にエピタキシャル
成長して第1の基板Aを形成する工程と、第1の基板の
表面上からイオンを第1の歪みSi層あるいはその近傍
に注入する工程と、該工程後に第1の基板の表面と表面
にSi又はその酸化膜を有する第2の基板Bの表面とを
密着させ接合する工程と、該工程後に第1の歪みSi層
あるいはその界面で劈開して第1の基板を剥離する工程
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速MOSFET
等に用いられる半導体基板及び電界効果型トランジスタ
並びにこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、Si(シリコン)基板上にSiG
e(シリコンゲルマニウム)層を介してエピタキシャル
成長した歪みSi層をチャネル領域に用いた高速のMO
SFET、MODFET、HEMTが提案されている。
この歪みSi−FETでは、Siに比べて格子定数の大
きいSiGeによりSi層に引っ張り歪みが生じ、その
ためSiのバンド構造が変化して縮退が解けてキャリア
移動度が高まる。したがって、この歪みSi層をチャネ
ル領域として用いることにより通常の1.3〜8倍程度
の高速化が可能になるものである。また、プロセスとし
てCZ法による通常のSi基板を基板として使用でき、
従来のCMOS工程で高速CMOSを実現可能にするも
のである。
【0003】しかしながら、FETのチャネル領域とし
て要望される上記歪みSi層をエピタキシャル成長する
には、Si基板上に良質なSiGe層をエピタキシャル
成長する必要があるが、SiとSiGeとの格子定数の
違いから、転位等により結晶性に問題があった。このた
めに、従来、以下のような種々の提案が行われていた。
【0004】例えば、SiGeのGe組成比を一定の緩
い傾斜で変化させたバッファ層を用いる方法、Ge(ゲ
ルマニウム)組成比をステップ状(階段状)に変化させ
たバッファ層を用いる方法、Ge組成比を超格子状に変
化させたバッファ層を用いる方法及びSiのオフカット
基板を用いてGe組成比を一定の傾斜で変化させたバッ
ファ層を用いる方法等が提案されている(U.S.Patent
5,442,205、U.S.Patent5,221,413、PCT WO98/00857、特
開平6-252046号公報等)。
【0005】一方、絶縁膜である埋め込み酸化膜(BO
X層と呼ばれる)の上にSi単結晶薄膜(SOI層と呼
ばれる)を形成したSOI(Silicon On Insulator)基板
が、次世代素子用の基板として種々の開発が行われてい
る。このSOI基板は、基板とデバイス作製層であるS
OI層が電気的に分離しているため、高い絶縁耐圧が得
られるもので、寄生容量が低く、耐放射性能力が大きい
と共に基板バイアス効果が無い等の特徴がある。このた
め、高速性、低消費電力、ソフトエラーフリー等の効果
が期待されている。
【0006】このSOI基板の作製技術として代表的な
ものに、いわゆる基板貼り合わせ技術とSIMOX(Sep
aration by IMplanted OXygen)技術とがある。基板貼り
合わせ技術は、2枚の基板の片方又は両方に酸化膜を形
成しておき、酸化膜を間に2枚の基板を貼り合わせるも
ので、貼り合わせは、2枚の基板を機械的に密着させて
熱処理すること等により行い、SOI層は、貼り合わせ
た基板を研削及び研磨により鏡面加工して作製される。
基板貼り合わせによるSOI膜の結晶性はバルクシリコ
ン基板と同等であるため、欠陥等の問題が少なく、SO
I層に形成するデバイスの特性に優れている。
【0007】また、SIMOX技術は、Si基板に酸素
をイオン注入し、高温で熱処理することにより、酸素が
過飽和に含まれている領域を酸化膜に変換するもので、
BOX層上にSi薄膜が残りSOIが形成される技術で
ある。一方、基板貼り合わせ技術の新たな技術として、
水素イオン剥離法(スマートカット法とも呼ばれる)と
いう手法が開発されており、この技術は、二枚のSi基
板のうち酸化膜を形成した一方の上面から水素イオンを
注入した後、イオン注入面を酸化膜を介して他方の基板
と密着させ、その後熱処理を加えることにより基板内部
に微小気泡層を形成させ、微小気泡層を劈開面として一
方の基板を薄膜状に剥離し、さらに熱処理を加えて強固
に結合したSOI基板とするものである(例えばU.S.Pa
tent 5,882,987)。この技術は、基板を研削及び研磨に
より薄膜化する必要が無く、膜厚の均一な薄膜が容易に
得ることができると共に剥離した基板の再利用が可能と
なるものである。また、シリコン基板表面に多孔質Si
層及びSi単結晶層を介してSiO3層を形成し、この
シリコン基板をSiO2層を重ね合わせ面として支持基
板に貼り合わせ、更に上記シリコン基板及び多孔質Si
層を高圧水流ではぎ取る高圧水流分離法(T.Yoneyama,US
Patent,5371037,US filed:August 9.1991,US patent D
ecember 6.1994)などが知られている。
【0008】さらに、基板貼り合わせ技術として、Si
Ge層を介してSi単結晶薄膜をエピタキシャル成長さ
せたSi基板に水素をイオン注入し、このエピタキシャ
ル膜を酸化膜付きSi基板に接合後、剥離することで薄
膜SOI基板を製造する技術が、U.S.Patent 6,033,974
において提案されている。すなわち、この技術では、S
i基板上にSiGe層をエピタキシャル成長させた後に
SOI層となるSi膜をエピタキシャル成長し、SiG
e層に水素イオン注入することで、この膜を高応力膜と
する。
【0009】次に、この水素注入後のSiGe層を有す
るSi基板を、酸化膜を形成したSi基板に貼り合わせ
た後に、基板周縁からSiGe膜に窒素ガスを吹き付け
ることにより、SiGe層から剥離させ、表面荒さが良
好なSOI基板が得られる。この技術は、多くのイオン
注入が必要となるスマートカット法に比べて、イオン注
入が少なくてすみ、物理的ダメージが少ないという特徴
がある。また、スマートカット法では、水素イオン注入
による微小気泡層で剥離させるために剥離後の表面荒さ
があまりよくないのに対し、SiGe層を剥離層とする
上記技術では、剥離後の表面荒さが良好であるという利
点がある。
【0010】近年、これらのSOI基板上に高速化が可
能な上記歪みSi層を形成した半導体基板の開発が行わ
れている。例えば、SOI基板の作製技術としてSIM
OX技術と歪み緩和SiGe層の再成長技術とを組み合
わせてSiGe層中に埋め込み酸化膜を形成したものが
提案されている(第47回応用物理学関係連合講演会講
演予稿集,p.884,30p-YK-11,(2000)等)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、以下のような課題が残されている。すな
わち、上記SIMOX技術を利用した歪みSi層の形成
技術では、酸素イオン注入工程及びその後のアニール工
程で歪み緩和SiGe層に多数の欠陥が残ってしまう不
都合がある。その結果、デバイス特性においてリーク電
流が高くなってしまう。また、歪み緩和SiGe層とB
OX層との界面のラフネスが大きいと共にパーティクル
が多く、さらには製造コストが高いという不都合もあ
る。また、SOI層の厚さを薄い厚さで精度良く制御す
ることが難しいという難点がある。
【0012】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、欠陥が少ないと共にリーク電流が小さく、低コス
トに製造することができしかもSOI層の厚さを薄い厚
さで精度よく制御できる半導体基板及び電界効果型トラ
ンジスタ並びにこれらの製造方法を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の半導体基板の製造方法は、Si基板上に絶縁層を介し
てSiGe層を備えた半導体基板の製造方法であって、
第1のSi基板上に、直接又は他の層を介して第1のS
iGe層、該第1のSiGe層上にSiをエピタキシャ
ル成長させた第1の歪みSi層及び第2のSiGe層を
この順にエピタキシャル成長して第1の基板を形成する
工程と、前記第1の基板の表面上からイオンを前記第1
の歪みSi層あるいはその近傍に注入する工程と、該工
程後に前記第1の基板の表面と表面にSi又はその酸化
膜を有する第2の基板の表面とを密着させ接合する工程
と、該工程後に前記第1の歪みSi層あるいはその界面
で劈開して前記第1の基板の少なくとも第1のSi基板
から第1のSiGe層までを含む部分を剥離する工程と
を備えることを特徴とする。
【0014】この半導体基板の製造方法では、まず、第
1のSi基板上に、直接又は他の層を介して第1のSi
Ge層、該第1のSiGe層上にSiをエピタキシャル
成長させた第1の歪みSi層及び第2のSiGe層をこ
の順にエピタキシャル成長することにより、欠陥の少な
い良質な第2のSiGe層を形成しておく。次に、第1
の基板の表面上からイオンを第1の歪みSi層あるいは
その近傍に注入することにより、その領域を高応力膜と
し、この第1の基板の表面と第2の基板の表面とを密着
させ接合し、さらに高応力膜となって劈開が容易になっ
た第1の歪みSi層あるいはその界面で第1の基板の少
なくとも第1のSi基板から第1のSiGe層までを含
む部分を剥離する。このとき、第2の基板上には、良質
な第2のSiGe層が転写された状態となる。また、本
発明の半導体基板の製造方法は、前記イオンを注入する
工程は、注入されたイオンの濃度を前記第1のSiGe
層内の前記第1の歪みSi層近傍で最大とする技術が採
用される。すなわち、この半導体基板の製造方法では、
注入されたイオンの濃度を前記第1のSiGe層内の前
記第1の歪みSi層近傍で最大とすることにより、応力
を前記第1のSiGe層と前記第1の歪みSi層との界
面に集中させ、その界面付近における劈開が容易にな
る。その結果、劈開後において良好な表面ラフネスを有
する表面を得ることができる。また同時に、イオン注入
の影響の少ない良質な第2のSiGe層を転写すること
ができる。また、本発明の半導体基板の製造方法は、前
記イオンを注入する工程は、注入されたイオンの濃度を
前記第1の歪みSi層内で最大とする技術が採用され
る。すなわち、この半導体基板の製造方法では、注入さ
れたイオンの濃度を前記第1の歪みSi層近傍で最大と
することにより、応力を前記第1の歪みSi層に集中さ
せ、その層付近における劈開が容易になる。その結果、
劈開後において良好な表面ラフネスを有する表面を得る
ことができる。また同時に、イオン注入の影響の少ない
良質な第2のSiGe層を転写することができる。
【0015】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記第1の基板を形成する工程は、前記第2のSiGe
層上に直接又はSi層を介してSi酸化膜を形成してお
く技術が採用される。すなわち、この半導体基板の製造
方法では、第2のSiGe層上に直接又はSi層を介し
てSi酸化膜を形成しておくことにより、第1及び第2
の基板を接合させる際に、Si酸化膜が密着されること
になり、良好な接合を行うことができる。
【0016】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記SiGe層の少なくとも一部にGe組成比を表面に
向けて漸次増加させた傾斜組成領域を形成することが好
ましい。すなわち、この半導体基板の製造方法では、S
iGe層の少なくとも一部にGe組成比を表面に向けて
漸次増加させた傾斜組成領域を形成することにより、S
iGe層中の特に表面付近における転位の発生や成長を
抑制することができ、SiGe層表面の転位密度を低減
することができる。
【0017】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記歪みSi層の厚さを、前記第1のSiGe層に対す
る臨界膜厚未満にすることが好ましい。すなわち、この
半導体基板の製造方法では、歪みSi層の厚さを第1の
SiGe層に対する臨界膜厚(転位が発生して格子緩和
が生ずる膜厚)未満にすることにより、歪みSi層に転
位及び格子緩和が発生せず、SiGe層においても転位
の発生が抑制される。
【0018】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記イオンを、水素イオンとする技術が採用される。す
なわち、この半導体基板の製造方法では、歪みSi層あ
るいはその近傍に水素イオンが注入されることにより、
SiやSiGe結晶の格子間に水素原子が蓄積され、応
力や歪みを有効に導入することができ、接合後に容易に
歪みSi層あるいはその界面で劈開、剥離させることが
できる。また、水素は半導体基板から容易に取り除くこ
とができ、しかも、半導体基板中に残留した水素が悪影
響を及ぼすことも少ない。
【0019】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記第1の基板の一部を剥離する工程において、前記第
1及び/または第2の基板の周縁に流体を当てることに
より行われる技術が採用される。すなわち、この半導体
基板の製造方法では、接合された基板の周縁に窒素圧縮
ガス等の流体を吹き付ける等して当てることにより、水
素イオン注入で高応力化されている歪みSi層あるいは
その界面から容易に剥離を行うことができる。
【0020】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
前記流体を水又は不活性ガスとすること技術が採用され
る。例えば、不活性ガスとしては、窒素等が用いられ
る。
【0021】本発明の半導体基板は、Si基板上に絶縁
層あるいは絶縁層及びSi層を介してSiGe層が形成
された半導体基板であって、上記本発明のSiGe層を
備えた半導体基板の製造方法によって作成されたことを
特徴とする。本発明の半導体基板の製造方法は、Si基
板上に絶縁層あるいは絶縁層及びSi層を介してSiG
e層を備え、さらに該SiGe層を介して歪みSi層を
備えた半導体基板の製造方法であって、上記本発明の半
導体基板の製造方法により作製された半導体基板の前記
SiGe層上に前記歪みSi層を形成することを特徴と
する。また、本発明の半導体基板は、Si基板上に絶縁
層あるいは絶縁層及びSi層を介してSiGe層が形成
され、さらに該SiGe層を介して歪みSi層が形成さ
れた半導体基板であって、上記本発明の歪みSi層を備
えた半導体基板の製造方法により作製されたことを特徴
とする。
【0022】上記半導体基板の製造方法では、上記発明
の半導体基板の製造方法により作製された半導体基板の
SiGe層上に歪みSi層を形成し、また上記半導体基
板では、上記本発明の歪みSi層を備える半導体基板の
製造方法により作製されているので、表面状態が良好な
SiGe層上にSi層が成膜され、良質な歪みSi層を
有するSOI構造が形成される。
【0023】本発明の電界効果型トランジスタの製造方
法は、SiGe層上にエピタキシャル成長された歪みS
i層にチャネル領域が形成される電界効果型トランジス
タの製造方法であって、上記歪みSi層を備える半導体
基板の製造方法により形成された前記歪みSi層に前記
チャネル領域を形成することを特徴とする。また、本発
明の電界効果型トランジスタは、SiGe層上にエピタ
キシャル成長された歪みSi層にチャネル領域が形成さ
れる電界効果型トランジスタであって、上記本発明の電
界効果型トランジスタの製造方法により作製されたこと
を特徴とする。
【0024】上記電界効果型トランジスタの製造方法で
は、上記歪みSi層を備える半導体基板の製造方法によ
り作製された半導体基板の歪みSi層にチャネル領域を
形成し、上記電界効果型トランジスタでは、上記本発明
の電界効果型トランジスタの製造方法により作製されて
いるので、SOI構造における良質な歪みSi層により
高特性な電界効果型トランジスタを高歩留まりで得るこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体基板及
び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法の第
1実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
【0026】本発明に係る半導体基板は、Siウェーハ
(Si基板)上にSi酸化膜及びSiGe層を介して歪
みSi層を形成したSOIウェーハ(SOI基板)であ
り、その構造を製造工程と併せて以下に説明する。
【0027】〔A板(第1の基板)作製工程〕まず、鏡
面研磨された第1のSi基板SUB1を洗浄した後、こ
の第1のSi基板SUB1をエピタキシャル成長装置内
に設置して水素ベークを行う。この後、図1の(a)に
示すように、この第1のSi基板SUB1上に、Ge組
成比を漸次増加させたSiGeの傾斜組成層(傾斜組成
領域)1、Ge組成比が傾斜組成層1の最終的なGe組
成比と同じでかつ一定のSiGeの第1の均一組成層
(第1のSiGe層)2、該第1の均一組成層2上にS
iをエピタキシャル成長させた第1の歪みSi層3及び
Ge組成比が第1の均一組成層2と同じで一定のSiG
eの第2の均一組成層(第2のSiGe層)4をこの順
にエピタキシャル成長してA板(第1の基板)Aを形成
する。なお、第1の歪みSi層3の厚さを、第1の均一
組成層2に対する臨界膜厚(転位が発生して格子緩和が
生ずる膜厚)未満に設定する。
【0028】なお、上記エピタキシャル成長は、例えば
減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)、MBE(Mole
cular Beam Epitaxy)、GSMBE(Gas Source MBE)又
はUHV−CVD(Ultra High Vacuum Chemical Vapor
Deposition)等により行われる。また、第1のSi基板
SUB1上の上記各層における厚さ方向のGe組成比
を、図2のグラフに示す。
【0029】次に、図1の(b)に示すように、上記A
板Aの第2の均一組成層4上から第1の歪みSi層3あ
るいはその近傍に水素イオンを注入する。このとき、第
1の歪みSi層3は、水素イオンの介在により応力が増
加し、高応力層となる。
【0030】〔B板(第2の基板)作製工程〕一方、鏡
面研磨された第2のSi基板SUB2を洗浄した後、図
3の(a)に示すように、該第2のSi基板SUB2上
にBOX層となる第1のSi酸化膜(SiO2)5を熱
酸化により形成し、B板(第2の基板)Bを作製する。
【0031】〔貼り合わせ工程〕次に、A板A及びB板
Bを洗浄した後、図3の(a)(b)に示すように、A
板Aの表面とB板Bの表面とを第1のSi酸化膜5を介
して密着させ、接合する。
【0032】〔剥離工程〕そして、上記貼り合わされた
A板A及びB板Bの周縁に、図4の(a)に示すよう
に、窒素の圧縮ガス又は高圧水(流体)を吹き付けて、
第1の歪みSi層3付近で劈開してA板AをB板Bから
剥離する。このとき、B板Bには、図5の(a)に示す
ように、第2の均一組成層4が第1のSi酸化膜5を介
して転写されて、SOI構造が形成される。すなわち、
水素イオン注入で第1の歪みSi層3が高応力化されて
いるため、窒素の圧縮ガス又は高圧水が当たることによ
り容易にこの部分から劈開されて剥離を行うことができ
る。
【0033】さらに、図5の(b)に示すように、剥離
後のB板B表面に一部が残った第1の歪みSi層3を、
選択的にエッチングする等して除去する。そして、露出
した第2の均一組成層4上に、図5の(c)に示すよう
に、Siをエピタキシャル成長して第2の歪みSi層6
を形成することにより、本実施形態の半導体ウェーハ
(半導体基板)が作製される。
【0034】なお、上記剥離工程で剥離させたA板A
は、表面に一部が残った第1の歪みSi層3のみを、選
択的にエッチングする等して除去し、露出した第1の均
一組成層2上に第1の歪みSi層3及び第2の均一組成
層4を再び形成することにより、A板として再利用して
もよい。
【0035】このように本実施形態では、水素イオン注
入により高応力膜となって劈開が容易になった第1の歪
みSi層3でA板Aを剥離するので、B板Bの第1のS
i酸化膜5上には、良質な第2の均一組成層4が転写さ
れた状態となり、B板B表面に残った第1の歪みSi層
3を除去し、欠陥の少ない第2の均一組成層4上にSi
をエピタキシャル成長することで、下地層に欠陥が非常
に少ないため欠陥が少ない良質な第2の歪みSi層6を
SOI構造上に形成することができる。
【0036】また、本実施形態では、接合されたA板A
の周縁に窒素圧縮ガス等の流体を吹き付ける等して当て
ることにより、水素イオン注入で高応力化されている第
1の歪みSi層3から容易に剥離を行うことができる。
また、第1の歪みSi層3の厚さを、第1の均一組成層
2に対する臨界膜厚未満にすることにより、第1の歪み
Si層3に転位及び格子緩和が発生せず、第1の均一組
成層2においても転位の発生が抑制される。また、傾斜
組成層1を形成しているので、SiGe層中の転位の発
生や成長を抑制することができ、第1の均一組成層2表
面の転位密度を低減することができ、良質な第1の歪み
Si層3及び第2の均一組成層4を得ることができる。
【0037】次に、本発明に係る上記実施形態の半導体
基板を用いた電界効果型トランジスタ(MOSFET)
を、その製造プロセスと合わせて図6を参照して説明す
る。
【0038】図6は、本発明の電界効果型トランジスタ
の概略的な構造を示すものであって、この電界効果型ト
ランジスタを製造するには、上記の製造工程で作製した
半導体基板表面の第2の歪みSi層6上にSiO2のゲ
ート酸化膜7及びゲートポリシリコン膜8を順次堆積す
る。そして、チャネル領域となる部分上のゲートポリシ
リコン膜8上にゲート電極(図示略)をパターニングし
て形成する。
【0039】次に、ゲート酸化膜7もパターニングして
ゲート電極下以外の部分を除去する。さらに、ゲート電
極をマスクに用いたイオン注入により、第2の歪みSi
層6及び第2の均一組成層4にn型あるいはp型のソー
ス領域S及びドレイン領域Dを自己整合的に形成する。
この後、ソース領域S及びドレイン領域D上にソース電
極及びドレイン電極(図示略)をそれぞれ形成して、第
2の歪みSi層6がチャネル領域となるn型あるいはp
型のMOSFETが製造される。
【0040】このように作製されたMOSFETでは、
上記製法で作製された半導体基板の第2の歪みSi層6
にチャネル領域が形成されるので、良質な歪みSi層に
より高特性なMOSFETを高歩留まりで得ることがで
きる。
【0041】次に、本発明に係る第2実施形態を、図7
及び図8を参照しながら説明する。
【0042】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態ではA板Aの表面に第2の均一組成層
4を形成した状態でB板Bと接合しているのに対し、第
2実施形態では、図7の(a)に示すように、第2の均
一組成層4上にさらにSi層10を形成し、図7の
(b)に示すように、このSi層10を熱酸化して第2
のSi酸化膜11としてA板A’を作製する点である。
そして、本実施形態では、図7の(c)に示すように、
第2のSi酸化膜11上から水素イオンを注入した後
に、図8の(a)(b)に示すように、第1のSi酸化
膜5と第2のSi酸化膜11とを互いに接触させてA板
A’とB板Bとを接合する点である。
【0043】すなわち、本実施形態では、第2の均一組
成層4上に第2のSi酸化膜11を形成しておくことに
より、図8の(a)に示すように、A板A’とB板Bと
を接合させる際に、両基板表面のSi酸化膜同士が密着
されることになり、良好な接合を行うことができる。
【0044】なお、本発明の技術範囲は上記各実施の形
態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、Ge組成比を一定の増加
率で傾斜的に増加させたSiGeの傾斜組成層を形成し
たが、Ge組成比を階段状に増加させた傾斜組成層又は
階段状増加と一定傾斜状増加との組み合わせ、すなわち
一定の増加率で組成が傾斜した層をエピタキシャル成長
する工程と一定組成層をエピタキシャル成長する工程と
を複数回繰り返して、Ge組成比が成膜方向に傾斜をも
って階段状に変化するステップ傾斜層を傾斜組成層とし
ても構わない。また、例えば、上記実施形態の第2の歪
みSi層6の上に更にSiGe層を備えた半導体基板も
本発明に含まれる。また、第2のSiGe層上に直接第
2の歪みSi層6を成膜したが、第2のSiGe層上に
さらに他のSiGe層を成膜し、該SiGe層を介して
歪みSi層をエピタキシャル成長しても構わない。ま
た、上記実施の形態では、注入されたイオンの濃度が第
1の歪みSi層3内で最大となるようイオン注入した
が、第1のSiGe層2内の前記第1の歪みSi層3近
傍で最大となるようにイオン注入してもよい。この場
合、応力を第1のSiGe層2と前記第1の歪みSi層
3との界面に集中させ、その界面付近における劈開が容
易になる。また、イオン注入の方式としては、質量分離
式やプラズマ方式等のどの方式を採用しても構わない。
また、上記実施形態では、A板Aの作成工程において、
傾斜組成層1、第1のSiGe層、第1の歪みSi層3
及び第2のSiGe層を連続的にエピタキシャル成長し
たが、傾斜組成層1又は第1のSiGe層を形成した後
等に表面を研磨する工程や研磨後に他のSiGe層をエ
ピタキシャル成長する工程を加えても構わない。また、
上記第2実施形態では、A板Aに形成した第2のSi酸
化膜11とB板Bに形成した第1のSi酸化膜とを接合
したが、A板Aに第2のSi酸化膜11を形成する場
合、B板Bに第1のSi酸化膜を形成しなくても構わな
い。また、上記実施形態では、B板BやA板Aの表面に
一部が残った第1の歪みSi層3を、選択的にエッチン
グする等して除去していたが、研磨や水素中でのアニー
ル処理等で除去しても構わない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明の半導体基板の製造方法によれば、イオン注入に
より高応力膜となって劈開が容易になった第1の歪みS
i層あるいはその界面で第1の基板の一部を剥離し、第
2の基板上に良質な第2のSiGe層を転写することが
できる。また、本発明の半導体基板の製造方法によれ
ば、転写されるSiGe層の膜厚をエピタキシャル成長
プロセスで高精度に制御することが可能であり、SOI
層の厚さを薄い厚さで精度良く制御することができる。
また、劈開後の表面ラフネスが小さいため、劈開後の表
面処理が容易である。したがって、本発明の半導体基板
によれば、絶縁膜又はSi酸化膜上に良質なSiGe層
を有し、例えば歪みSi層をSi酸化膜上にSiGe層
を介して設けるSOI基板として好適であり、そのSO
I基板のSOI層の膜厚が薄い場合、特に有効である。
【0046】また、本発明の歪みSi層を備える半導体
基板の製造方法によれば、上記発明の半導体基板の製造
方法により作製された半導体基板のSiGe層上に歪み
Si層を形成し、また本発明の半導体基板によれば、上
記本発明の歪みSi層を備える半導体基板の製造方法に
より作製されているので、例えば歪みSi層をチャネル
領域とするMOSFET等を用いた集積回路用の基板と
して好適である。
【0047】さらに、本発明の電界効果型トランジスタ
の製造方法によれば、上記歪みSi層を備える半導体基
板の製造方法により作製された半導体基板の歪みSi層
にチャネル領域を形成し、また本発明の電界効果型トラ
ンジスタによれば、上記本発明の電界効果型トランジス
タの製造方法により作製されているので、良質な歪みS
i層により高特性なMOSFETを高歩留まりで得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態において、A板作
製工程を模式的に示す断面図である。
【図2】 本発明に係る第1実施形態において、第1の
Si基板上に積層する各層の厚さ方向に対するGe組成
比を模式的に示すグラフである。
【図3】 本発明に係る第1実施形態において、貼り合
わせ工程を模式的に示す断面図である。
【図4】 本発明に係る第1実施形態において、剥離工
程を模式的に示す断面図である。
【図5】 本発明に係る第1実施形態において、剥離工
程後の工程を模式的に示す断面図である。
【図6】 本発明に係る第1実施形態におけるMOSF
ETを示す概略的な断面図である。
【図7】 本発明に係る第2実施形態において、A板作
製工程を模式的に示す断面図である。
【図8】 本発明に係る第2実施形態において、貼り合
わせ工程を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 傾斜組成層(傾斜組成領域) 2 第1の均一組成層(第1のSiGe層) 3 第1の歪みSi層 4 第2の均一組成層(第2のSiGe層) 5 第1のSi酸化膜 6 第2の歪みSi層 7 ゲート酸化膜 8 ゲートポリシリコン膜 10 Si層 11 第2のSi酸化膜 A A板(第1の基板) B B板(第2の基板) D ドレイン領域 S ソース領域 SUB1 第1のSi基板 SUB2 第2のSi基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/161 H01L 29/78 618B 29/786 618E Fターム(参考) 5F048 AC01 BA03 BA10 BA14 BA16 BB05 BD00 BD09 BG05 BG15 5F110 AA01 AA30 BB03 CC02 DD05 DD13 EE09 FF02 GG01 GG02 GG12 GG19 GG36 GG41 GG42 GG47 GG60 HJ13 QQ17 QQ30

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板上に絶縁層を介してSiGe層
    を備えた半導体基板の製造方法であって、 第1のSi基板上に、直接又は他の層を介して第1のS
    iGe層、該第1のSiGe層上にSiをエピタキシャ
    ル成長させた第1の歪みSi層及び第2のSiGe層を
    この順にエピタキシャル成長して第1の基板を形成する
    工程と、 前記第1の基板の表面上からイオンを前記第1の歪みS
    i層あるいはその近傍に注入する工程と、 該工程後に前記第1の基板の表面と表面にSi又はその
    酸化膜を有する第2の基板の表面とを密着させ接合する
    工程と、 該工程後に前記第1の歪みSi層あるいはその界面で劈
    開して前記第1の基板の少なくとも第1のSi基板から
    第1のSiGe層までを含む部分を剥離する工程とを備
    えることを特徴とする半導体基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体基板の製造方法
    において、 前記イオンを注入する工程は、注入されたイオンの濃度
    を前記第1のSiGe層内の前記第1の歪みSi層近傍
    で最大とすることを特徴とする半導体基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体基板の製造方法
    において、 前記イオンを注入する工程は、注入されたイオンの濃度
    を前記第1の歪みSi層内で最大とすることを特徴とす
    る半導体基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の半導
    体基板の製造方法において、 前記第1の基板を形成する工程は、前記第2のSiGe
    層上に直接又はSi層を介してSi酸化膜を形成してお
    くことを特徴とする半導体基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の半導
    体基板の製造方法において、 前記第1のSiGe層の少なくとも一部にGe組成比を
    表面に向けて漸次増加させた傾斜組成領域を形成するこ
    とを特徴とする半導体基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の半導
    体基板の製造方法において、 前記歪みSi層の厚さを、前記第1のSiGe層に対す
    る臨界膜厚未満にすることを特徴とする半導体基板の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の半導
    体基板の製造方法において、 前記イオンを、水素イオンとすることを特徴とする半導
    体基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の半導
    体基板の製造方法において、 前記第1の基板の一部を剥離する工程は、前記第1及び
    /または第2の基板の周縁に流体を当てることにより行
    われることを特徴とする半導体基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体基板の製造方法
    において、 前記流体を、水又は不活性ガスとすることを特徴とする
    半導体基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 Si基板上に絶縁層あるいは絶縁層及
    びSi層を介してSiGe層を備え、さらに該SiGe
    層を介して歪みSi層を備えた半導体基板の製造方法で
    あって、 請求項1から9のいずれかに記載の半導体基板の製造方
    法により作製された半導体基板の前記SiGe層上に前
    記歪みSi層を形成することを特徴とする半導体基板の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 SiGe層上にエピタキシャル成長さ
    れた歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型
    トランジスタの製造方法であって、 請求項10に記載の半導体基板の製造方法により形成さ
    れた前記歪みSi層に前記チャネル領域を形成すること
    を特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 Si基板上に絶縁層あるいは絶縁層及
    びSi層を介してSiGe層が形成された半導体基板で
    あって、 請求項1から9のいずれかに記載の半導体基板の製造方
    法により作製されたことを特徴とする半導体基板。
  13. 【請求項13】 Si基板上に絶縁層あるいは絶縁層及
    びSi層を介してSiGe層が形成され、さらに該Si
    Ge層を介して歪みSi層が形成された半導体基板であ
    って、請求項10に記載の半導体基板の製造方法により
    作製されたことを特徴とする半導体基板。
  14. 【請求項14】 SiGe層上にエピタキシャル成長さ
    れた歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型
    トランジスタであって、 請求項11に記載の電界効果型トランジスタの製造方法
    により作製されたことを特徴とする電界効果型トランジ
    スタ。
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