JP2003008022A - 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法 - Google Patents
半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法Info
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Abstract
にこれらの製造方法において、SOI構造上に貫通転位
密度が低く、表面ラフネスが低いSiGe層を有するこ
と。 【解決手段】 Si基板1a上に絶縁層1b及び該絶縁
層上にSi層1cを備えたSOI基板1と、該SOI基
板における前記Si層上のSiGe層2,3とを備え、
該SiGe層は、少なくとも一部にGe組成比を表面に
向けて漸次増加させた傾斜組成領域2を有する。
Description
等に用いられる半導体基板及び電界効果型トランジスタ
並びにこれらの製造方法に関する。
e(シリコンゲルマニウム)層を介してエピタキシャル
成長した歪みSi層をチャネル領域に用いた高速のMO
SFET、MODFET、HEMTが提案されている。
この歪みSi−FETでは、Siに比べて格子定数の大
きいSiGeによりSi層に引っ張り歪みが生じ、その
ためSiのバンド構造が変化して縮退が解けてキャリア
移動度が高まる。したがって、この歪みSi層をチャネ
ル領域として用いることにより通常の1.3〜8倍程度
の高速化が可能になるものである。また、プロセスとし
てCZ法による通常のSi基板を基板として使用でき、
従来のCMOS工程で高速CMOSを実現可能にするも
のである。
て要望される上記歪みSi層をエピタキシャル成長する
には、Si基板上に良質なSiGe層をエピタキシャル
成長する必要があるが、SiとSiGeとの格子定数の
違いから、転位等により結晶性に問題があった。このた
めに、従来、以下のような種々の提案が行われていた。
い傾斜で変化させたバッファ層を用いる方法、Ge(ゲ
ルマニウム)組成比をステップ状(階段状)に変化させ
たバッファ層を用いる方法、Ge組成比を超格子状に変
化させたバッファ層を用いる方法及びSiのオフカット
基板を用いてGe組成比を一定の傾斜で変化させたバッ
ファ層を用いる方法等が提案されている(U.S.Patent
5,442,205、U.S.Patent5,221,413、PCT WO98/00857、特
開平6-252046号公報等)。
X層と呼ばれる)の上にSi単結晶薄膜(SOI層と呼
ばれる)を形成したSOI(Silicon On Insulator)基板
が、次世代素子用の基板として種々の開発が行われてい
る。このSOI基板は、基板とデバイス作製層であるS
OI層が電気的に分離しているため、高い絶縁耐圧が得
られるもので、寄生容量が低く、耐放射性能力が大きい
と共に基板バイアス効果が無い等の特徴がある。このた
め、高速性、低消費電力、ソフトエラーフリー等の効果
が期待されている。
ものに、いわゆる基板貼り合わせ技術とSIMOX(Sep
aration by IMplanted OXygen)法による技術とがある。
基板貼り合わせ技術は、2枚の基板の片方又は両方に酸
化膜を形成しておき、酸化膜を間に2枚の基板を貼り合
わせるもので、貼り合わせは、2枚の基板を機械的に密
着させて熱処理すること等により行い、SOI層は、貼
り合わせた基板を研削及び研磨により鏡面加工して作製
される。基板貼り合わせによるSOI膜の結晶性はバル
クシリコン基板と同等であるため、欠陥等の問題が少な
く、SOI層に形成するデバイスの特性に優れている。
一方、SIMOX法による技術は、Siウェーハに酸素
をイオン注入し、高温で熱処理することにより、酸素が
過飽和に含まれている領域を酸化膜に変換するもので、
BOX層上にSi薄膜が残りSOIが形成される技術で
ある。
して、水素イオン剥離法(スマートカット法とも呼ばれ
る)という手法が開発されており、この技術は、二枚の
Si基板のうち酸化膜を形成した一方の上面から水素イ
オンを注入した後、イオン注入面を酸化膜を介して他方
の基板と密着させ、その後熱処理を加えることにより基
板内部に微小気泡層を形成させ、微小気泡層を劈開面と
して一方の基板を薄膜状に剥離し、さらに熱処理を加え
て強固に結合したSOI基板とするものである(例え
ば、U.S.Patent 5,882,987)。この技術は、基板を研削
及び研磨により薄膜化する必要が無く、膜厚の均一な薄
膜が容易に得ることができると共に剥離した基板の再利
用が可能となるものである。
びSi単結晶層を介してSiO2層を形成し、このシリ
コン基板をSiO2層を重ね合わせ面として支持基板に
貼り合わせ、更に上記シリコン基板及び多孔質Si層を
高圧水流ではぎ取る高圧水流分離法(T.Yoneyama,US Pat
ent,5371037,US filed:August 9.1991,US patent Decem
ber 6.1994)による技術などが知られている。
能な上記歪みSi層を形成した半導体基板の開発が行わ
れている。例えば、SOI基板の作製技術としてSIM
OX技術と歪み緩和SiGe層の再成長技術とを組み合
わせてSiGe層中に埋め込み酸化膜を形成したものが
提案されている(第47回応用物理学関係連合講演会講
演予稿集,p.884,30p-YK-11等)。また、SIMOX基板
上にSiGe層をエピタキシャル成長し、その上に歪み
Si層を形成する技術が提案されている(A.R.Powell,
S.S.lyer,and F.K.LeGoues,Appl.Phys.Lett.64,1856(19
94))。
来の技術では、以下のような課題が残されている。すな
わち、上記従来の技術では、SiGe層を形成したウェ
ーハの表面ラフネスが大きいと共に、表面の貫通転位密
度がまだ高く、トランジスタの動作不良を防ぐために貫
通転位の低減がさらに要望されている。
ので、貫通転位密度が低く、表面ラフネスが小さなSi
Ge層を有する半導体基板、さらに歪みSi層を備えた
半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの
製造方法を提供することを目的とする。
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の半導体基板は、Si基板上に絶縁層及び該絶縁層上に
Si層を備えたSOI基板と、該SOI基板における前
記Si層上のSiGe層とを備え、該SiGe層は、少
なくとも一部にGe組成比を表面に向けて漸次増加させ
た傾斜組成領域を有することを特徴とする。また、本発
明の半導体基板の製造方法は、Si基板上に絶縁層及び
該絶縁層上にSi層を備えたSOI基板上にSiGe層
を形成した半導体基板の製造方法であって、前記SiG
e層を形成する際に、少なくとも一部にGe組成比を表
面に向けて漸次増加させた傾斜組成領域を形成すること
を特徴とする。また、本発明の半導体基板は、Si基板
上に絶縁層及び該絶縁層上にSi層を備えたSOI基板
上にSiGe層が形成された半導体基板であって、上記
本発明の半導体基板の製造方法により作製されたことを
特徴とする。
方法では、SOI基板におけるSi層上のSiGe層
に、少なくとも一部にGe組成比を表面に向けて漸次増
加させた傾斜組成領域が形成されるので、傾斜組成領域
においてGe組成比が漸次増えるために、SiGe層中
の特に表面側で転位の密度を抑制することができると共
に、転位をSOI基板の絶縁層と活性層(Si層)との
界面付近及び基板の活性層に集中的に発生させることで
SiGe層の転位密度を低減させることができ、表面ラ
フネスも小さくなる。
が、SIMOX法で作製された基板であることが好まし
い。また、本発明の半導体基板の製造方法は、前記SO
I基板を、SIMOX法で作製された基板とすることが
好ましい。
方法では、SOI基板をSIMOX法で作製された基板
とすることにより、絶縁層とSi層との界面やSi層内
に欠陥が多く、該界面や該Si層内に転位がより集中し
やすく、SiGe層の転位密度をより低減させることが
できる。
が、前記絶縁層に複数のピンホールを有する基板である
ことが好ましい。また、本発明の半導体基板の製造方法
は、前記SOI基板を、前記絶縁層に複数のピンホール
を有する基板とすることが好ましい。
方法では、SOI基板を、絶縁層に複数のピンホールを
有する基板とすることにより、絶縁層とSi層との界面
にさらに欠陥が多く存在し、当該界面により多くの転位
が生じやすくなり、さらにSiGe層の転位密度を低減
させることができる。
に直接又は他のSiGe層を介して配された歪みSi層
を備えていることを特徴とする。また、本発明の半導体
基板の製造方法は、前記SiGe層上に直接又は他のS
iGe層を介して歪みSi層をエピタキシャル成長する
ことを特徴とする。また、本発明の半導体基板は、Si
基板上に絶縁層及び該絶縁層上にSi層を備えたSOI
基板上にSiGe層を介して歪みSi層が形成された半
導体基板であって、上記歪みSi層をエピタキシャル成
長する本発明の半導体基板の製造方法により作製された
ことを特徴とする。
方法では、前記SiGe層上に直接又は他のSiGe層
を介して歪みSi層が配されるので、SOI構造におい
て表面状態が良好なSiGe層上にSi層が成膜され、
良質な歪みSi層を有することができる。
Ge層上の歪みSi層にチャネル領域を有する電界効果
型トランジスタであって、上記本発明の半導体基板の前
記歪みSi層に前記チャネル領域を有することを特徴と
する。また、本発明の電界効果型トランジスタは、Si
Ge層上にエピタキシャル成長された歪みSi層にチャ
ネル領域が形成される電界効果型トランジスタの製造方
法であって、上記歪みSi層をエピタキシャル成長する
本発明の半導体基板の製造方法により作製された半導体
基板の前記歪みSi層に前記チャネル領域を形成するこ
とを特徴とする。また、本発明の電界効果型トランジス
タは、SiGe層上にエピタキシャル成長された歪みS
i層にチャネル領域が形成される電界効果型トランジス
タであって、上記本発明の電界効果型トランジスタの製
造方法により作製されたことを特徴とする。
効果型トランジスタの製造方法では、上記本発明の半導
体基板又は上記本発明の半導体基板の製造方法により作
製された半導体基板の前記歪みSi層にチャネル領域を
有するので、SOI構造を有し、表面状態が良好なSi
Ge層上の良質な歪みSi層により高特性な電界効果型
トランジスタを高歩留まりで得ることができる。
び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法の一
実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
Si酸化膜を介してSiGe層を備えた基板及び該基板
のSiGe層上に歪みSi層を形成したSOI基板であ
る。図1は、本発明の半導体ウェーハ(半導体基板)W
0及び歪みSi層を備えた半導体ウェーハ(半導体基
板)Wの断面構造を示すものであり、この半導体ウェー
ハW0及び歪みSi層を備えた半導体ウェーハWの構造
をその製造プロセスと合わせて説明すると、まず、図1
及び図2に示すように、後述するSOI基板1上に、G
e組成比xが0から0.3まで成膜方向に(表面に向け
て)傾斜をもって漸次増加する傾斜組成層(傾斜組成領
域)である第1のSiGe層2を減圧CVD法によりエ
ピタキシャル成長する。なお、上記減圧CVD法による
成膜は、キャリアガスとしてH2を用い、ソースガスと
してSiH4及びGeH4を用いている。
iGe層2の最終的なGe組成比(0.3)で一定組成
層かつ緩和層である第2のSiGe層3をエピタキシャ
ル成長し、半導体ウェーハW0を製作する。これらの第
1のSiGe層2及び第2のSiGe層3は、歪みSi
層を成膜するためのSiGe層として機能する。
により作製された基板を用いている。すなわち、Si基
板1aに酸素をイオン注入し、高温で熱処理することに
より、酸素が過飽和に含まれている領域を酸化膜のBO
X層(絶縁層)1bに変換するもので、BOX層1b上
にSi薄膜のSi層1cが残ってSOI構造を有するも
のである。すなわち、SOI基板1は、Si基板1a上
にBOX層1b及びSi層1cがこの順に備わっている
ことになる。
i層1c上のSiGe層において、Ge組成比を表面に
向けて漸次増加させた傾斜組成領域として第1のSiG
e層2が形成されるので、転位をSOI基板1のBOX
層1bとSi層1cとの界面付近及び基板のSi層1c
に集中的に発生させることでSiGe層の転位密度を低
減させることができ、表面ラフネスも小さくなる。特
に、SOI基板1がSIMOX法により作製された基板
であるので、BOX層1bとSi層1cとの界面やSi
層内に欠陥が多く、該界面や該Si層内に転位がより集
中しやすく、SiGe層の転位密度をより低減させるこ
とができる。
基板を用いた電界効果型トランジスタ(MOSFET)
を、その製造プロセスと合わせて図3を参照して説明す
る。
の概略的な構造を示すものであって、この電界効果型ト
ランジスタを製造するには、上記の製造工程で作製した
歪みSi層を備えた半導体ウェーハW表面の歪みSi層
4上にSiO2のゲート酸化膜5及びゲートポリシリコ
ン膜6を順次堆積する。そして、チャネル領域となる部
分上のゲートポリシリコン膜6上にゲート電極(図示
略)をパターニングして形成する。
ゲート電極下以外の部分を除去する。さらに、ゲート電
極をマスクに用いたイオン注入により、歪みSi層4及
び第2のSiGe層3にn型あるいはp型のソース領域
S及びドレイン領域Dを自己整合的に形成する。この
後、ソース領域S及びドレイン領域D上にソース電極及
びドレイン電極(図示略)をそれぞれ形成して、歪みS
i層4がチャネル領域となるn型あるいはp型MOSF
ETが製造される。
上記製法で作製された歪みSi層を備えた半導体ウェー
ハW上の歪みSi層4にチャネル領域が形成されるの
で、良質な歪みSi層4により動作特性に優れたMOS
FETを高歩留まりで得ることができる。
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。
してSIMOX法により作製された基板を用いたが、他
の製法により作製されたSOI基板、例えば上述した貼
り合わせ技術やスマートカット法の技術等により作製し
た基板を用いても構わない。また、SOI基板として、
絶縁層(BOX層)が複数のピンホールを有する基板で
あっても構わない。この場合、絶縁層とSi層との界面
にさらに欠陥が多く存在し、当該界面により多くの転位
が生じやすくなり、さらにSiGe層の転位密度を低減
させることができる。
半導体ウェーハWの歪みSi層上に、さらにSiGe層
を備えた半導体ウェーハも本発明に含まれる。また、第
2のSiGe層上に直接歪みSi層を成膜したが、第2
のSiGe層上にさらに他のSiGe層を成膜し、該S
iGe層を介して歪みSi層をエピタキシャル成長して
も構わない。
の基板としてSiGe層を有する半導体ウェーハを作製
したが、他の用途に適用する基板としても構わない。例
えば、本発明のSiGe層の形成方法及び半導体基板を
太陽電池用の基板に適用してもよい。すなわち、上述し
た各実施形態のSi基板上に最表面で100%Geとな
るようにGe組成比を漸次増加させた傾斜組成層のSi
Ge層を成膜し、さらにこの上にGaAs(ガリウムヒ
素)を成膜することで、太陽電池用基板を作製してもよ
い。この場合、低転位密度で高特性の太陽電池用基板が
得られる。
本発明の半導体基板及び半導体基板の製造方法によれ
ば、SOI基板におけるSi層上のSiGe層に、少な
くとも一部にGe組成比を表面に向けて漸次増加させた
傾斜組成領域が形成されるので、転位をSOI基板の絶
縁層と活性層(Si層)との界面付近及び基板の活性層
に集中的に発生させることでSiGe層の転位密度を低
減させることができ、表面ラフネスも小さくなる。した
がって、上記半導体基板及び上記半導体基板の製造方法
で作製された半導体基板は、絶縁膜又はSi酸化膜上に
良質なSiGe層を有し、例えば歪みSi層をSi酸化
膜上にSiGe層を介して設けるSOIウェーハ用とし
て好適な基板を得ることができる。
基板及びその製造方法によれば、前記SiGe層上に直
接又は他のSiGe層を介して歪みSi層が配されるの
で、例えば歪みSi層をチャネル領域とするMOSFE
T等を用いた集積回路用の基板として好適な基板を得る
ことができる。
及びその製造方法によれば、上記本発明の半導体基板又
は上記本発明の半導体基板の製造方法により作製された
半導体基板の前記歪みSi層にチャネル領域を有するの
で、SOI構造において、良質な歪みSi層により高特
性なMOSFETを高歩留まりで得ることができる。
を備えた半導体基板を示す断面図である。
を備えた半導体基板の膜厚に対するGe組成比を示すグ
ラフである。
Tを示す概略的な断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 Si基板上に絶縁層及び該絶縁層上にS
i層を備えたSOI基板と、 該SOI基板における前記Si層上のSiGe層とを備
え、 該SiGe層は、少なくとも一部にGe組成比を表面に
向けて漸次増加させた傾斜組成領域を有することを特徴
とする半導体基板。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体基板において、 前記SOI基板は、SIMOX法で作製された基板であ
ることを特徴とする半導体基板。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体基板にお
いて、 前記SOI基板は、前記絶縁層に複数のピンホールを有
する基板であることを特徴とする半導体基板。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の半導
体基板において、 前記SiGe層上に直接又は他のSiGe層を介して配
された歪みSi層を備えていることを特徴とする半導体
基板。 - 【請求項5】 SiGe層上の歪みSi層にチャネル領
域を有する電界効果型トランジスタであって、 請求項4に記載の半導体基板の前記歪みSi層に前記チ
ャネル領域を有することを特徴とする電界効果型トラン
ジスタ。 - 【請求項6】 Si基板上に絶縁層及び該絶縁層上にS
i層を備えたSOI基板上にSiGe層を形成した半導
体基板の製造方法であって、 前記SiGe層を形成する際に、少なくとも一部にGe
組成比を表面に向けて漸次増加させた傾斜組成領域を形
成することを特徴とする半導体基板の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の半導体基板の製造方法
において、 前記SOI基板を、SIMOX法で作製された基板とす
ることを特徴とする半導体基板の製造方法。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載の半導体基板の製
造方法において、 前記SOI基板を、前記絶縁層に複数のピンホールを有
する基板とすることを特徴とする半導体基板の製造方
法。 - 【請求項9】 請求項6から8のいずれかに記載の半導
体基板の製造方法において、 前記SiGe層上に直接又は他のSiGe層を介して歪
みSi層をエピタキシャル成長することを特徴とする半
導体基板の製造方法。 - 【請求項10】 SiGe層上にエピタキシャル成長さ
れた歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型
トランジスタの製造方法であって、 請求項9に記載の半導体基板の製造方法により作製され
た半導体基板の前記歪みSi層に前記チャネル領域を形
成することを特徴とする電界効果型トランジスタの製造
方法。 - 【請求項11】 Si基板上に絶縁層及び該絶縁層上に
Si層を備えたSOI基板上にSiGe層が形成された
半導体基板であって、 請求項6から8のいずれかに記載の半導体基板の製造方
法により作製されたことを特徴とする半導体基板。 - 【請求項12】 Si基板上に絶縁層及び該絶縁層上に
Si層を備えたSOI基板上にSiGe層を介して歪み
Si層が形成された半導体基板であって、 請求項9に記載の半導体基板の製造方法により作製され
たことを特徴とする半導体基板。 - 【請求項13】 SiGe層上にエピタキシャル成長さ
れた歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果型
トランジスタであって、 請求項10に記載の電界効果型トランジスタの製造方法
により作製されたことを特徴とする電界効果型トランジ
スタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001186768A JP2003008022A (ja) | 2001-06-20 | 2001-06-20 | 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法 |
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ID=19026169
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006524427A (ja) * | 2003-04-22 | 2006-10-26 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 基板上に歪層を製造する方法及び層構造 |
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-
2001
- 2001-06-20 JP JP2001186768A patent/JP2003008022A/ja active Pending
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