JP2003017416A - 処理システム及び処理方法 - Google Patents
処理システム及び処理方法Info
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/44—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
- C23C16/4401—Means for minimising impurities, e.g. dust, moisture or residual gas, in the reaction chamber
- C23C16/4405—Cleaning of reactor or parts inside the reactor by using reactive gases
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体製造装置等の処理装置のクリーニング
において、クリーニングガスの利用効率の高い処理シス
テム及び処理方法を提供する。 【解決手段】 処理装置のチャンバ101の外部に備え
られたラジカル発生装置110によりプラズマ化された
クリーニングガスをチャンバ101内に導入して、クリ
ーニングを行う。チャンバ101から排気されるガスを
循環させる循環ライン128を設け、ガスを再利用す
る。上記循環ライン128にはトラップ115を設け
て、クリーニング後のガス中に存在する反応生成物をト
ラップする。
において、クリーニングガスの利用効率の高い処理シス
テム及び処理方法を提供する。 【解決手段】 処理装置のチャンバ101の外部に備え
られたラジカル発生装置110によりプラズマ化された
クリーニングガスをチャンバ101内に導入して、クリ
ーニングを行う。チャンバ101から排気されるガスを
循環させる循環ライン128を設け、ガスを再利用す
る。上記循環ライン128にはトラップ115を設け
て、クリーニング後のガス中に存在する反応生成物をト
ラップする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理システム及び
処理方法に関し、特に、クリーニングガスの利用効率の
高い処理システム及び処理方法に関する。
処理方法に関し、特に、クリーニングガスの利用効率の
高い処理システム及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板等に対し、チャンバ内で種々
のプロセスガスを用いて所望の処理を施し、薄膜形成、
エッチング等を行うことが知られている。このような処
理では、複数回の処理を繰り返した後には、チャンバ内
をクリーニングする必要が生じる。
のプロセスガスを用いて所望の処理を施し、薄膜形成、
エッチング等を行うことが知られている。このような処
理では、複数回の処理を繰り返した後には、チャンバ内
をクリーニングする必要が生じる。
【0003】例えば、半導体基板に対する薄膜形成処理
では、プラズマを用いた化学的気相成長法(Chemical V
apor Deposition:CVD)、物理的気相成長法(Physi
calVapor Deposition:PVD)等が用いられる。この
プラズマを用いた気相成長法の処理でも、基板上だけで
なく処理チャンバ内のいたるところに膜堆積が起こるた
め、基板上以外に堆積した膜が剥がれて、基板上に堆積
された膜中に取り込まれたり、基板表面に付着したりす
る。これは、この基板が構成するデバイスの欠陥につな
がり、デバイスの歩留まりの低下、デバイス特性の悪化
といった問題を生じる。
では、プラズマを用いた化学的気相成長法(Chemical V
apor Deposition:CVD)、物理的気相成長法(Physi
calVapor Deposition:PVD)等が用いられる。この
プラズマを用いた気相成長法の処理でも、基板上だけで
なく処理チャンバ内のいたるところに膜堆積が起こるた
め、基板上以外に堆積した膜が剥がれて、基板上に堆積
された膜中に取り込まれたり、基板表面に付着したりす
る。これは、この基板が構成するデバイスの欠陥につな
がり、デバイスの歩留まりの低下、デバイス特性の悪化
といった問題を生じる。
【0004】また、上記のように薄膜形成された基板等
に対してエッチングを行う場合には、エッチングガスを
処理チャンバ内に導入し、導入したガスをプラズマ化し
てラジカル種を発生させてエッチングを行うドライエッ
チング等が行われる。このプラズマドライエッチングで
は、エッチングにともなって発生する生成物がチャンバ
内のいたるところに付着、堆積する。これらの生成物
は、エッチングにより生成される副生成物や、ラジカル
化したエッチングガス物質同士の反応による反応生成物
であり、これらがチャンバ内に堆積或いは付着膜を形成
する。
に対してエッチングを行う場合には、エッチングガスを
処理チャンバ内に導入し、導入したガスをプラズマ化し
てラジカル種を発生させてエッチングを行うドライエッ
チング等が行われる。このプラズマドライエッチングで
は、エッチングにともなって発生する生成物がチャンバ
内のいたるところに付着、堆積する。これらの生成物
は、エッチングにより生成される副生成物や、ラジカル
化したエッチングガス物質同士の反応による反応生成物
であり、これらがチャンバ内に堆積或いは付着膜を形成
する。
【0005】この堆積或いは付着膜は、エッチングを繰
り返すに従い、チャンバ内壁及びチャンバ内の各部品表
面で徐々に成長し、膜厚が厚くなる。この厚くなった膜
はやがて剥離してパーティクルの原因となり、また、エ
ッチング形状の再現性を悪化させたり、チャンバの終点
検出用の覗き窓を曇らせて終点検出器の感度を低下させ
たりする。
り返すに従い、チャンバ内壁及びチャンバ内の各部品表
面で徐々に成長し、膜厚が厚くなる。この厚くなった膜
はやがて剥離してパーティクルの原因となり、また、エ
ッチング形状の再現性を悪化させたり、チャンバの終点
検出用の覗き窓を曇らせて終点検出器の感度を低下させ
たりする。
【0006】従って、プロセスガス、特に、プラズマ化
されたプロセスガスを用いた薄膜形成、エッチング等の
処理では、処理チャンバ内の、被処理体以外の不必要な
部分に付着或いは堆積した膜を除去することが必要とな
る。
されたプロセスガスを用いた薄膜形成、エッチング等の
処理では、処理チャンバ内の、被処理体以外の不必要な
部分に付着或いは堆積した膜を除去することが必要とな
る。
【0007】従来、このような堆積膜を除去する方法と
しては、アルコールや純水等の溶媒を用いて拭き取るウ
ェットクリーニングと、クリーニング用のガスを用いて
行うドライクリーニングが知られている。しかし、ウェ
ットクリーニングでは処理装置を一旦停止し、大気開放
した後で処理を行う必要がある。
しては、アルコールや純水等の溶媒を用いて拭き取るウ
ェットクリーニングと、クリーニング用のガスを用いて
行うドライクリーニングが知られている。しかし、ウェ
ットクリーニングでは処理装置を一旦停止し、大気開放
した後で処理を行う必要がある。
【0008】ドライクリーニングに用いるクリーニング
ガスとしては、CF4、C2F6、SF6、NF3等の
フッ素系物質やCl2、BCl4等の塩素系物質を含む
ガスが挙げられる。例えば、CVD処理後にチャンバ内
に付着したSiO2を、NF 3を含むクリーニングガス
で除去する場合、NF3ガスはプラズマ化され、これに
より発生した活性ラジカル種であるフッ素ラジカルF*
がSiO2と反応してSiF4となる(化1、化2)。
気体であるSiF4がガス流とともにチャンバ外部に排
気されるにつれてチャンバ内のSiO2は除去され、チ
ャンバのクリーニングが進行する。
ガスとしては、CF4、C2F6、SF6、NF3等の
フッ素系物質やCl2、BCl4等の塩素系物質を含む
ガスが挙げられる。例えば、CVD処理後にチャンバ内
に付着したSiO2を、NF 3を含むクリーニングガス
で除去する場合、NF3ガスはプラズマ化され、これに
より発生した活性ラジカル種であるフッ素ラジカルF*
がSiO2と反応してSiF4となる(化1、化2)。
気体であるSiF4がガス流とともにチャンバ外部に排
気されるにつれてチャンバ内のSiO2は除去され、チ
ャンバのクリーニングが進行する。
【化1】NF3→N+3F*
【化2】SiO2+4F*→SiF4↑+O2
【0009】このようなプラズマ化ガスを用いたドライ
クリーニング方法には、クリーニングガスを処理チャン
バ内でプラズマ化する方法と、処理チャンバ外部でプラ
ズマ化する方法がある。これらの方法のうち、チャンバ
外部でプラズマ化されたプラズマ(リモートプラズマ)
を用いる方法が好ましく用いられる。これは、リモート
プラズマを用いたクリーニングガスの活性は、チャンバ
内部で発生させたプラズマガスに比べ穏やかであり、プ
ラズマ化により生成した活性ラジカル種による基板、チ
ャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃は抑えられ、基板
の劣化、装置の消耗を防ぐことができるからである。な
お、リモートプラズマに関しては、特開平10−178
004号公報にその一例が記載されている。
クリーニング方法には、クリーニングガスを処理チャン
バ内でプラズマ化する方法と、処理チャンバ外部でプラ
ズマ化する方法がある。これらの方法のうち、チャンバ
外部でプラズマ化されたプラズマ(リモートプラズマ)
を用いる方法が好ましく用いられる。これは、リモート
プラズマを用いたクリーニングガスの活性は、チャンバ
内部で発生させたプラズマガスに比べ穏やかであり、プ
ラズマ化により生成した活性ラジカル種による基板、チ
ャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃は抑えられ、基板
の劣化、装置の消耗を防ぐことができるからである。な
お、リモートプラズマに関しては、特開平10−178
004号公報にその一例が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記処理装置のチャン
バは、排気装置を備え、内部が一定の真空度に維持され
るように減圧排気されている。従って、チャンバ内に導
入されたクリーニングガスの、チャンバ内の汚染物質に
対する反応率は、通常、10%前後と低い。このため、
クリーニングガスを構成する高価なNF3等のガスの大
半は、排気装置により利用されないまま排出されること
になる。このため、クリーニングガスによる処理装置の
チャンバのドライクリーニングには、クリーニングガス
の利用効率が低いという問題があった。
バは、排気装置を備え、内部が一定の真空度に維持され
るように減圧排気されている。従って、チャンバ内に導
入されたクリーニングガスの、チャンバ内の汚染物質に
対する反応率は、通常、10%前後と低い。このため、
クリーニングガスを構成する高価なNF3等のガスの大
半は、排気装置により利用されないまま排出されること
になる。このため、クリーニングガスによる処理装置の
チャンバのドライクリーニングには、クリーニングガス
の利用効率が低いという問題があった。
【0011】上記問題を解決するため、本発明は、クリ
ーニングガスの利用効率の高い処理システム及び処理方
法の提供を目的とする。
ーニングガスの利用効率の高い処理システム及び処理方
法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る処理システムは、被処理体に所定の処理を施す処理装
置と、前記所定の処理によって生成した前記処理装置内
の残留物を除去するためのクリーニングガスを、前記処
理装置内に導入するクリーニングガス導入機構と、前記
処理装置内の雰囲気を排気する排気機構と、前記排気機
構によって排気された前記クリーニングガスを、前記処
理装置内へ循環して供給する循環ラインと、から構成さ
れる、ことを特徴とする。
る処理システムは、被処理体に所定の処理を施す処理装
置と、前記所定の処理によって生成した前記処理装置内
の残留物を除去するためのクリーニングガスを、前記処
理装置内に導入するクリーニングガス導入機構と、前記
処理装置内の雰囲気を排気する排気機構と、前記排気機
構によって排気された前記クリーニングガスを、前記処
理装置内へ循環して供給する循環ラインと、から構成さ
れる、ことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、半導体製造装置等の処
理装置のドライクリーニングを行う際、クリーニングガ
スを再循環させて使用することができる。このため、一
般に高価なクリーニングガスを一回の使用で無駄に捨て
ること無く、高い利用効率で使用することができる。従
って、半導体デバイス等の生産コストの低減が可能とな
る。
理装置のドライクリーニングを行う際、クリーニングガ
スを再循環させて使用することができる。このため、一
般に高価なクリーニングガスを一回の使用で無駄に捨て
ること無く、高い利用効率で使用することができる。従
って、半導体デバイス等の生産コストの低減が可能とな
る。
【0014】上記構成の処理システムにおいて、前記循
環ラインは、排気された前記クリーニングガスに含まれ
る、前記処理装置内で生成した反応生成物をトラップす
るトラップ手段を備えてもよい。これにより、装置のク
リーニング後のガスに含まれる反応生成物を除去してガ
スを再利用することができるので、循環させたクリーニ
ングガスによるチャンバの汚染を防ぐことができる。
環ラインは、排気された前記クリーニングガスに含まれ
る、前記処理装置内で生成した反応生成物をトラップす
るトラップ手段を備えてもよい。これにより、装置のク
リーニング後のガスに含まれる反応生成物を除去してガ
スを再利用することができるので、循環させたクリーニ
ングガスによるチャンバの汚染を防ぐことができる。
【0015】上記構成の処理システムにおいて、前記処
理装置は、前記クリーニングガスを活性化する活性化手
段を備えてもよい。これにより、処理装置のチャンバ内
に導入されたクリーニングガスをチャンバ内で活性化し
て、活性種を発生させ、処理装置のドライクリーニング
を行うことができる。
理装置は、前記クリーニングガスを活性化する活性化手
段を備えてもよい。これにより、処理装置のチャンバ内
に導入されたクリーニングガスをチャンバ内で活性化し
て、活性種を発生させ、処理装置のドライクリーニング
を行うことができる。
【0016】上記構成の処理システムにおいて、前記循
環ラインは、前記クリーニングガスを活性化する活性化
手段を備えてもよい。これにより、処理装置のチャンバ
の外部でクリーニングガスを活性化することにより、チ
ャンバのドライクリーニングを行うことができる。ま
た、この場合、チャンバの内部で活性化を行った場合よ
りも穏やかな活性種が得られる。従って、活性種による
基板、チャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃は抑えら
れ、基板の劣化、装置の消耗を防ぐことができる。
環ラインは、前記クリーニングガスを活性化する活性化
手段を備えてもよい。これにより、処理装置のチャンバ
の外部でクリーニングガスを活性化することにより、チ
ャンバのドライクリーニングを行うことができる。ま
た、この場合、チャンバの内部で活性化を行った場合よ
りも穏やかな活性種が得られる。従って、活性種による
基板、チャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃は抑えら
れ、基板の劣化、装置の消耗を防ぐことができる。
【0017】上記構成の処理システムにおいて、前記ク
リーニングガスは、例えば、三フッ化窒素から構成され
る。
リーニングガスは、例えば、三フッ化窒素から構成され
る。
【0018】本発明の第2の観点に係る処理方法は、被
処理体に所定の処理を施す処理装置を含んで構成された
処理システムを用いて行う処理方法であって、前記被処
理体に所定の処理を施した後、クリーニングガスを導入
して前記処理装置内をクリーニングする工程と、前記ク
リーニングの際、前記処理装置内の雰囲気を排気する工
程と、前記排気の際、排気されたクリーニングガスを、
前記処理装置内へ循環して供給する工程と、からなる、
ことを特徴とする。
処理体に所定の処理を施す処理装置を含んで構成された
処理システムを用いて行う処理方法であって、前記被処
理体に所定の処理を施した後、クリーニングガスを導入
して前記処理装置内をクリーニングする工程と、前記ク
リーニングの際、前記処理装置内の雰囲気を排気する工
程と、前記排気の際、排気されたクリーニングガスを、
前記処理装置内へ循環して供給する工程と、からなる、
ことを特徴とする。
【0019】上記方法によれば、半導体製造装置等の処
理装置のドライクリーニングを行う際、クリーニングガ
スを再循環させて使用することができる。このため、一
般に高価なクリーニングガスを一回の使用で無駄に捨て
ること無く、高い利用効率で使用することができる。従
って、半導体デバイス等の生産コストの低減が可能とな
る。
理装置のドライクリーニングを行う際、クリーニングガ
スを再循環させて使用することができる。このため、一
般に高価なクリーニングガスを一回の使用で無駄に捨て
ること無く、高い利用効率で使用することができる。従
って、半導体デバイス等の生産コストの低減が可能とな
る。
【0020】上記構成の処理方法において、前記処理方
法は、排気された前記クリーニングガス中の、前記処理
装置内で生成した反応生成物をトラップする工程を含ん
でもよい。これにより、装置のクリーニング後のガスに
含まれる反応生成物を除去してガスを再利用することが
できるので、循環させたクリーニングガスによるチャン
バの汚染を防ぐことができる。
法は、排気された前記クリーニングガス中の、前記処理
装置内で生成した反応生成物をトラップする工程を含ん
でもよい。これにより、装置のクリーニング後のガスに
含まれる反応生成物を除去してガスを再利用することが
できるので、循環させたクリーニングガスによるチャン
バの汚染を防ぐことができる。
【0021】上記構成の処理方法において、前記処理方
法は、前記処理装置の内部で、前記クリーニングガスを
活性化する工程を含んでもよい。これにより、処理装置
のチャンバ内に導入されたクリーニングガスをチャンバ
内で活性化して、活性種を発生させ、処理装置のドライ
クリーニングを行うことができる。
法は、前記処理装置の内部で、前記クリーニングガスを
活性化する工程を含んでもよい。これにより、処理装置
のチャンバ内に導入されたクリーニングガスをチャンバ
内で活性化して、活性種を発生させ、処理装置のドライ
クリーニングを行うことができる。
【0022】上記構成の処理方法において、前記処理方
法は、前記処理装置の外部で、前記クリーニングガスを
活性化する工程を含んでもよい。これにより、処理装置
のチャンバの外部でクリーニングガスを活性化すること
により、チャンバのドライクリーニングを行うことがで
きる。また、この場合、チャンバの内部で活性化を行っ
た場合よりも穏やかな活性種が得られる。従って、活性
種による基板、チャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃
は抑えられ、基板の劣化、装置の消耗を防ぐことができ
る。
法は、前記処理装置の外部で、前記クリーニングガスを
活性化する工程を含んでもよい。これにより、処理装置
のチャンバの外部でクリーニングガスを活性化すること
により、チャンバのドライクリーニングを行うことがで
きる。また、この場合、チャンバの内部で活性化を行っ
た場合よりも穏やかな活性種が得られる。従って、活性
種による基板、チャンバ壁、フォーカスリング等の攻撃
は抑えられ、基板の劣化、装置の消耗を防ぐことができ
る。
【0023】上記構成の処理方法において、前記クリー
ニングガスは、例えば、三フッ化窒素から構成される。
ニングガスは、例えば、三フッ化窒素から構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる処理
システムについて、以下図面を参照して説明する。
システムについて、以下図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の実施の形態に係る処理シ
ステムの構成を示す。以下、この処理システムの構成を
説明する。この処理システムは、処理チャンバ101
と、ターボモレキュラーポンプ104と、ドライポンプ
105と、除外装置106と、ラジカル発生装置110
と、クリーニングガス供給ライン111と、循環ライン
128とから構成される。
ステムの構成を示す。以下、この処理システムの構成を
説明する。この処理システムは、処理チャンバ101
と、ターボモレキュラーポンプ104と、ドライポンプ
105と、除外装置106と、ラジカル発生装置110
と、クリーニングガス供給ライン111と、循環ライン
128とから構成される。
【0026】処理チャンバ101では、処理チャンバ1
01に接続されたプロセスガス導入ライン112から供
給されるプロセスガスにより、被処理体に対してプラズ
マCVD等の所定の処理が行われる。
01に接続されたプロセスガス導入ライン112から供
給されるプロセスガスにより、被処理体に対してプラズ
マCVD等の所定の処理が行われる。
【0027】処理チャンバ101の排気側には、ゲート
バルブ102と圧力調整弁103を介してターボモレキ
ュラーポンプ104が接続されている。さらに、ターボ
モレキュラーポンプ104の排気側には、バルブ124
と圧力計126を介してドライポンプ105が接続され
ている。ドライポンプ105の排気側には除外装置10
6が接続されている。
バルブ102と圧力調整弁103を介してターボモレキ
ュラーポンプ104が接続されている。さらに、ターボ
モレキュラーポンプ104の排気側には、バルブ124
と圧力計126を介してドライポンプ105が接続され
ている。ドライポンプ105の排気側には除外装置10
6が接続されている。
【0028】ターボモレキュラーポンプ104は、処理
チャンバ101内を排気し、圧力調整弁103により、
処理チャンバ101内の真空度を、被処理体に所定の処
理が行われる間一定に保つ働きを有する。ドライポンプ
105は、あらびきポンプであり、系内をターボモレキ
ュラーポンプ104、モレキュラードラッグポンプ10
9が機能可能な真空度とする。ここで、ターボモレキュ
ラーポンプ104及びドライポンプ105はオイルフリ
ーなポンプであり、系内に油分子が混入することは防止
される。
チャンバ101内を排気し、圧力調整弁103により、
処理チャンバ101内の真空度を、被処理体に所定の処
理が行われる間一定に保つ働きを有する。ドライポンプ
105は、あらびきポンプであり、系内をターボモレキ
ュラーポンプ104、モレキュラードラッグポンプ10
9が機能可能な真空度とする。ここで、ターボモレキュ
ラーポンプ104及びドライポンプ105はオイルフリ
ーなポンプであり、系内に油分子が混入することは防止
される。
【0029】除外装置106は、処理チャンバ101を
通過し、ドライポンプ105により排気されるプロセス
ガス、及び、ドライポンプ125により排気される、ク
ライオトラップ115においてトラップされたクリーニ
ングガス中の不純物を無害化して排出する。
通過し、ドライポンプ105により排気されるプロセス
ガス、及び、ドライポンプ125により排気される、ク
ライオトラップ115においてトラップされたクリーニ
ングガス中の不純物を無害化して排出する。
【0030】処理チャンバ101には、バルブ117を
介してクリーニングガス供給ライン113が接続され、
処理チャンバ101とバルブ117との間にはラジカル
発生装置110が配置されている。
介してクリーニングガス供給ライン113が接続され、
処理チャンバ101とバルブ117との間にはラジカル
発生装置110が配置されている。
【0031】ラジカル発生装置110は、ECR(Elec
tron Cyclotron Resonance)プラズマ、誘導結合型プラ
ズマ(Inductive Coupled Plasma:ICP)等のプラズ
マ密度の高い高密度プラズマを発生させる。例えば、E
CRプラズマを発生させる場合、2.45GHzのマイ
クロ波を印加して、真空の放電室内に875ガウスのE
CR条件を満たす領域を発生させてこの領域内の気体分
子を高エネルギー化する。
tron Cyclotron Resonance)プラズマ、誘導結合型プラ
ズマ(Inductive Coupled Plasma:ICP)等のプラズ
マ密度の高い高密度プラズマを発生させる。例えば、E
CRプラズマを発生させる場合、2.45GHzのマイ
クロ波を印加して、真空の放電室内に875ガウスのE
CR条件を満たす領域を発生させてこの領域内の気体分
子を高エネルギー化する。
【0032】循環ライン128は、モレキュラードラッ
グポンプ109と、クライオトラップ115から構成さ
れる。循環ライン128は、処理チャンバ101の、タ
ーボモレキュラーポンプ104へと接続されるラインと
は別の排気側から始まり、クリーニングガスが循環する
よう、ラジカル発生装置110の吸気側に接続されてい
る。
グポンプ109と、クライオトラップ115から構成さ
れる。循環ライン128は、処理チャンバ101の、タ
ーボモレキュラーポンプ104へと接続されるラインと
は別の排気側から始まり、クリーニングガスが循環する
よう、ラジカル発生装置110の吸気側に接続されてい
る。
【0033】モレキュラードラッグポンプ109は、タ
ーボモレキュラーポンプ104と比較して、吸気限界圧
力が高く、さらに、臨界背圧が高いので循環系に十分な
圧力を与えることができる。ここで、臨界背圧とは、ポ
ンプの最大の排気口圧力をいう。また、モレキュラード
ラッグポンプ109は、オイルフリーなポンプであり、
系内に油分子が混入することは防止される。
ーボモレキュラーポンプ104と比較して、吸気限界圧
力が高く、さらに、臨界背圧が高いので循環系に十分な
圧力を与えることができる。ここで、臨界背圧とは、ポ
ンプの最大の排気口圧力をいう。また、モレキュラード
ラッグポンプ109は、オイルフリーなポンプであり、
系内に油分子が混入することは防止される。
【0034】モレキュラードラッグポンプ109は、バ
ルブ113と圧力調整弁114を介して処理チャンバ1
01に接続されている。圧力調整弁114により、処理
チャンバ101の圧力が調整される。モレキュラードラ
ッグポンプ109の排気側には、バルブ108が設けら
れ、圧力調整弁107を介してドライポンプ105に接
続されている。圧力調整弁107により、循環ライン1
28内の圧力が調整される。バルブ108の排気側は、
圧力調整弁107へつながるラインとは別に、クライオ
トラップ115の吸気側とバルブ120を介して接続さ
れている。
ルブ113と圧力調整弁114を介して処理チャンバ1
01に接続されている。圧力調整弁114により、処理
チャンバ101の圧力が調整される。モレキュラードラ
ッグポンプ109の排気側には、バルブ108が設けら
れ、圧力調整弁107を介してドライポンプ105に接
続されている。圧力調整弁107により、循環ライン1
28内の圧力が調整される。バルブ108の排気側は、
圧力調整弁107へつながるラインとは別に、クライオ
トラップ115の吸気側とバルブ120を介して接続さ
れている。
【0035】クライオトラップ115は、温度が可変の
ガストラップであり、内部を通過するガス成分の、温度
による蒸気圧の違いにより、クリーニングガス中に含ま
れるガス状の不純物をトラップする。すなわち、所定の
圧力下で、クリーニングガスが気体であり、ガスに含ま
れる不純物が液化するような温度にクライオトラップ1
15を設定することにより、ガス中の不純物だけを液体
としてトラップするものである。
ガストラップであり、内部を通過するガス成分の、温度
による蒸気圧の違いにより、クリーニングガス中に含ま
れるガス状の不純物をトラップする。すなわち、所定の
圧力下で、クリーニングガスが気体であり、ガスに含ま
れる不純物が液化するような温度にクライオトラップ1
15を設定することにより、ガス中の不純物だけを液体
としてトラップするものである。
【0036】例えば、半導体基板にシリコン酸化膜(S
iO2膜あるいはSiOF膜)を形成した後、処理チャ
ンバ101内に付着、堆積したSiO2膜あるいはSi
OF膜をプラズマクリーニングガス(NF3/Ar)で
除去する場合、処理チャンバ101を通過したクリーニ
ングガス中にはAr、NF3の他に、反応生成物である
CO2、F2、HF、SiF4等が含まれる。この場
合、クリーニングガス中の各成分の蒸気圧曲線は図2に
示すようなものである。循環ライン128の圧力が10
〜100Torrであれば、図2に示すように、クライ
オトラップ115、116内の温度を、例えば、−14
0℃前後(図2の斜線部)とすることにより、反応生成
物であるHF、SiF4を液化してトラップすることが
でき、トラップされないNF3、F2はクリーニングガ
スとして再使用することができる。
iO2膜あるいはSiOF膜)を形成した後、処理チャ
ンバ101内に付着、堆積したSiO2膜あるいはSi
OF膜をプラズマクリーニングガス(NF3/Ar)で
除去する場合、処理チャンバ101を通過したクリーニ
ングガス中にはAr、NF3の他に、反応生成物である
CO2、F2、HF、SiF4等が含まれる。この場
合、クリーニングガス中の各成分の蒸気圧曲線は図2に
示すようなものである。循環ライン128の圧力が10
〜100Torrであれば、図2に示すように、クライ
オトラップ115、116内の温度を、例えば、−14
0℃前後(図2の斜線部)とすることにより、反応生成
物であるHF、SiF4を液化してトラップすることが
でき、トラップされないNF3、F2はクリーニングガ
スとして再使用することができる。
【0037】クライオトラップ115は、バルブ118
を介してラジカル発生装置110の吸気側に接続されて
いる。クリーニングガスを再使用する状態では、バルブ
118及び120は開放状態にあり、また、このときバ
ルブ121は閉鎖されている。クライオトラップ115
内には、クリーニングガスの通過に従って、SiF4等
のトラップ物が蓄積されてゆくので、クライオトラップ
115は定期的に再生する必要がある。ここで、トラッ
プの再生とは、トラップ内の温度を上げて、液化してト
ラップされたSiF4等を再びガス化してトラップ内か
ら除去することをいう。クライオトラップ115の再生
時、バルブ118及び120は閉鎖され、バルブ121
が開放される。クライオトラップ115はバルブ121
を介してドライポンプ125と接続される。トラップさ
れる不純物は可燃性ガスであるので、プロセスガスとの
混合を避けるため、ドライポンプ125に接続された除
外装置106により除外される。
を介してラジカル発生装置110の吸気側に接続されて
いる。クリーニングガスを再使用する状態では、バルブ
118及び120は開放状態にあり、また、このときバ
ルブ121は閉鎖されている。クライオトラップ115
内には、クリーニングガスの通過に従って、SiF4等
のトラップ物が蓄積されてゆくので、クライオトラップ
115は定期的に再生する必要がある。ここで、トラッ
プの再生とは、トラップ内の温度を上げて、液化してト
ラップされたSiF4等を再びガス化してトラップ内か
ら除去することをいう。クライオトラップ115の再生
時、バルブ118及び120は閉鎖され、バルブ121
が開放される。クライオトラップ115はバルブ121
を介してドライポンプ125と接続される。トラップさ
れる不純物は可燃性ガスであるので、プロセスガスとの
混合を避けるため、ドライポンプ125に接続された除
外装置106により除外される。
【0038】以下、本実施の形態に係る半導体装置のク
リーニング動作を説明する。ここで、クリーニングガス
は、NF3とArの混合ガスとする。プロセスガス導入
ライン112から導入されたプロセスガスによる処理チ
ャンバ101内での所定の処理が完了した後、プロセス
ガス導入ライン112からのプロセスガスの流入は止ま
り、ゲートバルブ102及びバルブ124は閉じる。
リーニング動作を説明する。ここで、クリーニングガス
は、NF3とArの混合ガスとする。プロセスガス導入
ライン112から導入されたプロセスガスによる処理チ
ャンバ101内での所定の処理が完了した後、プロセス
ガス導入ライン112からのプロセスガスの流入は止ま
り、ゲートバルブ102及びバルブ124は閉じる。
【0039】この後、バルブ108及び113が開放さ
れ、モレキュラードラッグポンプ109により、系内は
所定の真空度とされる。続いて、バルブ117が開き、
クリーニングガス供給ライン113からクリーニングガ
スが流れ始める。このとき、圧力調整弁114、107
により、処理チャンバ101内の圧力は、循環ライン1
28内の圧力よりも低いようにされ、クリーニングガス
が循環ライン128に流れ始める。
れ、モレキュラードラッグポンプ109により、系内は
所定の真空度とされる。続いて、バルブ117が開き、
クリーニングガス供給ライン113からクリーニングガ
スが流れ始める。このとき、圧力調整弁114、107
により、処理チャンバ101内の圧力は、循環ライン1
28内の圧力よりも低いようにされ、クリーニングガス
が循環ライン128に流れ始める。
【0040】ラジカル発生装置110に入ったクリーニ
ングガスは、活性化されて処理チャンバ101内に導入
される。処理チャンバ101内に導入されたガス中の活
性種、例えば、F*が、処理チャンバ101の内部に付
着、堆積した膜(SiO2)と反応して、この膜を気体
(SiF4)へと変化させて除去する。
ングガスは、活性化されて処理チャンバ101内に導入
される。処理チャンバ101内に導入されたガス中の活
性種、例えば、F*が、処理チャンバ101の内部に付
着、堆積した膜(SiO2)と反応して、この膜を気体
(SiF4)へと変化させて除去する。
【0041】処理チャンバ101を出たクリーニングガ
ス中にはSiF4等の反応生成物が含まれている。バル
ブ113を通って循環ライン128に入ったクリーニン
グガスは、クライオトラップ115に入り、ここでガス
中のSiF4等の反応生成物はトラップされる。クライ
オトラップ115を通過した循環クリーニングガスは、
クリーニングガス供給ライン113から流れる新しいク
リーニングガスと混合されてラジカル発生装置110に
入り、再度処理チャンバ101のクリーニングを行う。
ス中にはSiF4等の反応生成物が含まれている。バル
ブ113を通って循環ライン128に入ったクリーニン
グガスは、クライオトラップ115に入り、ここでガス
中のSiF4等の反応生成物はトラップされる。クライ
オトラップ115を通過した循環クリーニングガスは、
クリーニングガス供給ライン113から流れる新しいク
リーニングガスと混合されてラジカル発生装置110に
入り、再度処理チャンバ101のクリーニングを行う。
【0042】以上説明したように、本発明の処理システ
ムによれば、半導体製造装置等の処理装置のドライクリ
ーニングを行う際、クリーニングガスを再循環させて使
用することができる。このため、一般に高価なクリーニ
ングガスを一回の使用で無駄に捨てること無く、高い利
用効率で使用することができる。また、再利用されるク
リーニングガスはトラップにより不純物を除去されてか
ら使用されるので、クリーニング効率を下げることはな
い。
ムによれば、半導体製造装置等の処理装置のドライクリ
ーニングを行う際、クリーニングガスを再循環させて使
用することができる。このため、一般に高価なクリーニ
ングガスを一回の使用で無駄に捨てること無く、高い利
用効率で使用することができる。また、再利用されるク
リーニングガスはトラップにより不純物を除去されてか
ら使用されるので、クリーニング効率を下げることはな
い。
【0043】上記実施の形態では、クライオトラップ1
15は、クリーニングガス成分とガス中の不純物とを、
それぞれの蒸気圧の差から分ける温度トラップである。
しかし、用いられるトラップとしては、不純物をトラッ
プ可能なものであればどのような構成のトラップでもよ
い。
15は、クリーニングガス成分とガス中の不純物とを、
それぞれの蒸気圧の差から分ける温度トラップである。
しかし、用いられるトラップとしては、不純物をトラッ
プ可能なものであればどのような構成のトラップでもよ
い。
【0044】上記実施の形態では、処理チャンバ101
の外部にクリーニングガスをプラズマ化してラジカルを
発生するラジカル発生装置106を備えた構成とした。
しかし、基板にプラズマCVD処理を行うチャンバなど
のように、チャンバの内部にプラズマ発生機構を有する
構成であれば、ラジカル発生装置106によらず、この
チャンバ内部のプラズマ発生機構によりクリーニングガ
スをプラズマ化して、ガスを活性化するようしてもよ
い。
の外部にクリーニングガスをプラズマ化してラジカルを
発生するラジカル発生装置106を備えた構成とした。
しかし、基板にプラズマCVD処理を行うチャンバなど
のように、チャンバの内部にプラズマ発生機構を有する
構成であれば、ラジカル発生装置106によらず、この
チャンバ内部のプラズマ発生機構によりクリーニングガ
スをプラズマ化して、ガスを活性化するようしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明の処理システム
によれば、半導体製造装置等の処理装置のクリーニング
を行う際、クリーニングガスを再循環させて使用するこ
とができる。このため、クリーニングガスを一回の使用
で無駄に捨てること無く、高い利用効率で使用すること
ができる。従って、各種半導体デバイスの生産コストの
低減が可能となる。
によれば、半導体製造装置等の処理装置のクリーニング
を行う際、クリーニングガスを再循環させて使用するこ
とができる。このため、クリーニングガスを一回の使用
で無駄に捨てること無く、高い利用効率で使用すること
ができる。従って、各種半導体デバイスの生産コストの
低減が可能となる。
【図1】本発明の処理システムの実施の形態を示す図で
ある。
ある。
【図2】クリーニング後のガス中に含まれる反応生成物
の各蒸気圧曲線を示す図である。
の各蒸気圧曲線を示す図である。
101 処理チャンバ
102 ゲートバルブ
103、107、114 圧力調整弁
104 ターボモレキュラーポンプ
105、125 ドライポンプ
106 除外装置
108、113、117、118、120、121、1
24 バルブ 109 モレキュラードラッグポンプ 110 ラジカル発生装置 111 クリーニングガス供給ライン 112 プロセスガス導入ライン 115 クライオトラップ 126、127 圧力計
24 バルブ 109 モレキュラードラッグポンプ 110 ラジカル発生装置 111 クリーニングガス供給ライン 112 プロセスガス導入ライン 115 クライオトラップ 126、127 圧力計
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中瀬 りさ
東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放
送センター 東京エレクトロン株式会社内
Fターム(参考) 4K030 DA06 EA14 KA49 LA15
5F004 AA15 BA03 BC04 BC08 DA17
DA23
5F045 AC02 BB08 EB06 EC07 EG03
EG08 EG09 EH18
Claims (10)
- 【請求項1】被処理体に所定の処理を施す処理装置と、 前記所定の処理によって生成した前記処理装置内の残留
物を除去するためのクリーニングガスを、前記処理装置
内に導入するクリーニングガス導入機構と、 前記処理装置内の雰囲気を排気する排気機構と、 前記排気機構によって排気された前記クリーニングガス
を、前記処理装置内へ循環して供給する循環ラインと、 から構成される、ことを特徴とする処理システム。 - 【請求項2】前記循環ラインは、排気された前記クリー
ニングガスに含まれる、前記処理装置内で生成した反応
生成物をトラップするトラップ手段を備える、ことを特
徴とする請求項1に記載の処理システム。 - 【請求項3】前記処理装置は、前記クリーニングガスを
活性化する活性化手段を備える、ことを特徴とする請求
項1又は2に記載の処理システム。 - 【請求項4】前記循環ラインは、前記クリーニングガス
を活性化可能な活性化手段を備える、ことを特徴とする
請求項1又は2に記載の処理システム。 - 【請求項5】前記クリーニングガスは三フッ化窒素から
構成される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
か1項に記載の処理システム。 - 【請求項6】被処理体に所定の処理を施す処理装置を含
んで構成された処理システムを用いて行う処理方法であ
って、 前記被処理体に所定の処理を施した後、クリーニングガ
スを導入して前記処理装置内をクリーニングする工程
と、 前記クリーニングの際、前記処理装置内の雰囲気を排気
する工程と、 前記排気の際、排気されたクリーニングガスを、前記処
理装置内へ循環して供給する工程と、 からなる、ことを特徴とする処理方法。 - 【請求項7】前記処理方法は、排気された前記クリーニ
ングガスに含まれる、前記処理装置内で生成した反応生
成物をトラップする工程を含む、ことを特徴とする請求
項6に記載の処理方法。 - 【請求項8】前記処理方法は、前記処理装置の内部で、
前記クリーニングガスを活性化する工程を含む、ことを
特徴とする請求項6又は7に記載の処理方法。 - 【請求項9】前記処理方法は、前記処理装置の外部で、
前記クリーニングガスを活性化する工程を含む、ことを
特徴とする請求項6又は7に記載の処理方法。 - 【請求項10】前記クリーニングガスは三フッ化窒素か
ら構成される、ことを特徴とする請求項6乃至9のいず
れか1項に記載の処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201946A JP2003017416A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 処理システム及び処理方法 |
PCT/JP2002/006734 WO2003005427A1 (fr) | 2001-07-03 | 2002-07-03 | Systeme de traitement et procede de nettoyage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201946A JP2003017416A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 処理システム及び処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003017416A true JP2003017416A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19038834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001201946A Pending JP2003017416A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 処理システム及び処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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WO (1) | WO2003005427A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003081652A1 (fr) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Dispositif cvd et procede de nettoyage d'un dispositif cvd |
WO2003081651A1 (fr) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Dispositif cvd et procede de nettoyage d'un dispositif cvd |
FR2863404A1 (fr) * | 2003-12-09 | 2005-06-10 | Cit Alcatel | Dispositif pour la generation et la commande du flux d'agents de nettoyage dans une chambre de procedes |
JP2013524526A (ja) * | 2010-04-08 | 2013-06-17 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 精製されたフッ素を使用する電子デバイスの製造方法 |
JP2019140238A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理システムおよびプラズマ処理方法 |
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---|---|---|---|---|
US20040265172A1 (en) * | 2003-06-27 | 2004-12-30 | Pugia Michael J. | Method and apparatus for entry and storage of specimens into a microfluidic device |
CN114360997B (zh) * | 2021-12-09 | 2024-06-21 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 多腔室清洗方法和半导体工艺设备 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3206185B2 (ja) * | 1993-02-23 | 2001-09-04 | 株式会社日立製作所 | エッチング方法 |
JPH0929002A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-04 | Teisan Kk | ガス回収装置 |
JPH09251981A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Toshiba Corp | 半導体製造装置 |
TW516076B (en) * | 2000-06-13 | 2003-01-01 | Applied Materials Inc | Method and apparatus for increasing the utilization efficiency of gases during semiconductor processing |
JP2002033315A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-01-31 | Seiko Epson Corp | 成膜装置のクリーニング方法および装置 |
US6689699B2 (en) * | 2000-09-21 | 2004-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for manufacturing a semiconductor device using recirculation of a process gas |
JP2002203792A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Toshiba Corp | ガス循環処理装置 |
-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001201946A patent/JP2003017416A/ja active Pending
-
2002
- 2002-07-03 WO PCT/JP2002/006734 patent/WO2003005427A1/ja active Application Filing
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---|---|---|---|---|
WO2003081652A1 (fr) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Dispositif cvd et procede de nettoyage d'un dispositif cvd |
WO2003081651A1 (fr) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Research Institute Of Innovative Technology For The Earth | Dispositif cvd et procede de nettoyage d'un dispositif cvd |
US8277560B2 (en) | 2002-03-27 | 2012-10-02 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | CVD apparatus and method of cleaning the CVD apparatus |
FR2863404A1 (fr) * | 2003-12-09 | 2005-06-10 | Cit Alcatel | Dispositif pour la generation et la commande du flux d'agents de nettoyage dans une chambre de procedes |
EP1541709A1 (fr) * | 2003-12-09 | 2005-06-15 | Alcatel | Arrangement pour le contrôle du flux d'agents de nettoyage dans un dispositif de recirculation |
JP2013524526A (ja) * | 2010-04-08 | 2013-06-17 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 精製されたフッ素を使用する電子デバイスの製造方法 |
KR20130092393A (ko) * | 2010-04-08 | 2013-08-20 | 솔베이(소시에떼아노님) | 정제된 불소를 이용한 전자장치의 제조 방법 |
KR101866580B1 (ko) * | 2010-04-08 | 2018-06-11 | 솔베이(소시에떼아노님) | 정제된 불소를 이용한 전자장치의 제조 방법 |
JP2019140238A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理システムおよびプラズマ処理方法 |
JP7020951B2 (ja) | 2018-02-09 | 2022-02-16 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理システムおよびプラズマ処理方法 |
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Also Published As
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---|---|
WO2003005427A1 (fr) | 2003-01-16 |
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