JP2002203792A - ガス循環処理装置 - Google Patents

ガス循環処理装置

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JP2002203792A
JP2002203792A JP2000401180A JP2000401180A JP2002203792A JP 2002203792 A JP2002203792 A JP 2002203792A JP 2000401180 A JP2000401180 A JP 2000401180A JP 2000401180 A JP2000401180 A JP 2000401180A JP 2002203792 A JP2002203792 A JP 2002203792A
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JP2000401180A
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Hiroshi Kubota
浩史 久保田
Renpei Nakada
錬平 中田
Shigehiko Kaji
成彦 梶
Itsuko Sakai
伊都子 酒井
Takashi Yoda
孝 依田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜処理等で生じた副生成物等による汚染を
低減することが可能なガス循環処理装置を提供する。 【解決手段】 処理ガスを導入して所定の処理を行う処
理部11と、処理部からのガスを排気する第1の排気部
15と、第1の排気部からのガスを外部に排気する第2
の排気部16と、第1の排気部と第2の排気部との間に
設けられ、第1の排気部の背圧を調整する背圧調整部1
7と、第1の排気部から排出されたガスの一部を処理部
に供給する第1の配管部18a、21、24と、第1の
配管部から分岐して背圧調整部につながる第2の配管部
18bと、処理部のガス排出部から第1の排気部及び第
1の配管部を介して処理部のガス導入部に至る循環経路
の少なくとも一部を加熱する第1の加熱部30とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理ガスを循環さ
せて再利用するガス循環処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD装置等のチャンバーのクリーニン
グに用いられるCF4 、C2 6 、NF3 等のガスは、
地球温暖化ガスとして知られており、使用量や排出量の
削減が求められている。使用量や排出量の削減に対して
は、ガスを循環させて再利用する方法が有効である。
【0003】上述したようなガス循環方法を用いた場
合、例えばSiO2 のような副生成物も循環し、それが
パーティクルとなって循環用の配管やチャンバー内を汚
染するという問題がある。以下、具体例をあげて説明す
る。
【0004】TEOSを原料ガスとして、プラズマCV
D法にてシリコン酸化膜(SiO2膜)の成膜を行な
い、ウエハをチャンバー外に搬送した後、クリーニング
ガスとなるC2 6 、O2 及びN2 の流量をそれぞれ8
0sccmとして、循環率80%でチャンバー内に導入
した。クリーニング終了後におけるウエハ上へのパーテ
ィクルの付着数は数百個程度であり、実使用に耐えられ
ないレベルであった。これは、循環用の配管内にも成膜
用ガス及びその分解生成物が流入するため、循環用の配
管内にSiO2 のような副生成物が付着しており、この
副生成物がガスの循環とともにパーティクルとしてチャ
ンバー内に流入するためと考えられる。
【0005】クリーニング時間を延長し、付着物をエッ
チングすることでパーティクルを減少させることは可能
であるが、C2 6 等の使用量が増大し、ガス循環によ
るガス使用量や排出量の削減効果をかえって阻害するこ
ととなる。
【0006】また、クリーニングガスの循環率を変化さ
せてクリーニング速度の測定を行ったところ、循環率が
80%程度まではクリーニング速度の低下の度合いは小
さかったが、循環率が90%の場合にはクリーニング速
度の低下が大きかった。これは、エッチング副生成物で
あるSiF4 の影響によるものと考えられる。
【0007】また、副生成物の循環を抑制するために循
環ラインにフィルターを挿入するという提案もなされて
いる(例えば、特開平9−251981号公報)。しか
しながら、フィルターよって循環ラインのコンダクタン
スが低下するため、循環装置の負荷が大きくなり、循環
装置の低消費電力化・小型化が困難になるという問題が
ある。また、フィルターの目詰まりによってコンダクタ
ンスが変化し、プロセス特性が変化するといった問題も
ある。さらに、フィルター交換等のメンテナンスが新た
に必要になるといった問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、処理ガス
を循環させて再利用するガス循環システムが従来より提
案されているが、成膜処理やクリーニング処理で生じた
副生成物がパーティクルとなって循環用の配管等を汚染
するという問題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題に対してなされた
ものであり、成膜処理等で生じた副生成物等による汚染
を低減することが可能なガス循環処理装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の理解を容易にす
るため、一例として、図1に示した参照符号を用いて本
発明の構成を示す。
【0011】本発明に係るガス循環処理装置は、処理ガ
スを導入して所定の処理を行う処理部11と、前記処理
部からのガスを排気する第1の排気部15と、前記第1
の排気部からのガスを外部に排気する第2の排気部16
と、前記第1の排気部と第2の排気部との間に設けら
れ、前記第1の排気部の背圧を調整する背圧調整部17
と、前記第1の排気部から排出されたガスの一部を前記
処理部に供給する第1の配管部18a、21、24と、
前記第1の配管部から分岐して前記背圧調整部につなが
る第2の配管部18bと、前記処理部のガス排出部から
前記第1の排気部及び前記第1の配管部を介して前記処
理部のガス導入部に至る循環経路の少なくとも一部を加
熱する第1の加熱部30と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】前記発明において、前記第1の加熱部によ
り前記循環経路の少なくとも一部を60℃以上に加熱す
ることが好ましい。また、前記第1の加熱部により前記
循環経路の少なくとも一部を100℃以下に加熱するこ
とが好ましい。
【0013】また、前記発明において、少なくとも前記
背圧調整部及び前記第2の配管部を加熱する第2の加熱
部をさらに備えることが好ましい。この場合にも、第2
の加熱部によって加熱される箇所の温度は、60℃以上
が好ましく、また100℃以下が好ましい。
【0014】すでに述べたように、成膜処理等で生じた
副生成物等が循環用の配管等に付着し、それが汚染の原
因となっていた。本発明によれば、加熱部によってガス
の循環経路等を加熱することで、クリーニングガスとし
て用いる処理ガスのエッチング効率が向上するため、循
環用の配管等に付着した汚染物質を効率的に除去するこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態に係るガス循環
システムの構成例を示した図である。以下、平行平板型
のプラズマCVD装置におけるクリーニング処理を例に
説明する。
【0017】チャンバー11内には、シャワーヘッドと
高周波電極とを兼ねた上部電極12と、ヒーターとウエ
ハ搬送機構を有する下部電極13が備えられ、上部電極
12と下部電極13との間で放電を生じさせて処理ガス
を活性化させることで、下部電極13上に載置された試
料(半導体ウエハ等)上への膜堆積やチャンバー内のク
リーニングが行われる。
【0018】チャンバー内のクリーニングに用いる処理
ガスとしては、例えばC2 6 、O 2 及びN2 の混合ガ
スを用いることができ、このような処理ガスを活性化さ
せることで、チャンバー11内に付着したシリコン酸化
膜(SiO2 膜)等をエッチング除去することができ
る。なお、C2 6 以外にも、CF4 、C3 8 、C4
8 、C5 8 O、NF3 、F2 等のガスを用いること
も可能である。
【0019】チャンバー11には圧力調整用のバルブ1
4が接続されており、このバルブ14の開度を調整する
ことで、チャンバー11内の圧力を一定に保つことが可
能である。
【0020】チャンバー11のガス排出側には、配管1
4aを介してガス循環用の排気装置15が接続されてお
り、さらに排気装置15には、後述する配管等を介して
ガスを外部に排出するための排気装置16が接続されて
いる。排気装置15には例えばターボ分子ポンプやルー
ツ型ポンプを用いることができ、排気装置16には例え
ばドライポンプを用いることができる。
【0021】排気装置15と排気装置16との間には、
排気装置15の背圧調整用のバルブ17が設けられてい
る。また、排気装置15のガス排出側の配管18aは分
岐点19において排気装置16側への配管18bとガス
循環用の配管(ガス循環配管)21に分岐しており、背
圧調整用のバルブ17の開度を調整することでガス循環
率を調整することが可能である。また、背圧調整用のバ
ルブ17と排気装置16とは配管20によって接続され
ている。なお、チャンバー11内で堆積処理(成膜処
理)を行う際には、背圧調整用のバルブ17は全開状態
となるよう制御される。
【0022】ガス循環配管21は、合流点22において
ガス供給配管23及びガス導入配管24に接続されてお
り、ガス循環配管21からの処理ガス(再利用される処
理ガス)とガス供給配管23から供給される処理ガス
(通常のガスソースから供給される処理ガス)とが合流
点22で合流し、ガス導入配管24からチャンバー11
内に導入される。
【0023】チャンバー11のガス排出部からガス導入
部までの経路(以下、循環経路と呼ぶ)は、ヒーター3
0(例えばテープヒーター)によって加熱できるように
なっている。すなわち、圧力調整用のバルブ14、配管
14a、排気装置15、配管18a、ガス循環配管21
及びガス導入配管24が、ヒーター30によって加熱で
きるようになっている。ただし、これらの循環経路の全
てを加熱する必要は必ずしもなく、循環経路の少なくと
も一部(例えば、循環経路内の各配管のみ)を選択的に
加熱するようにしてもよい。
【0024】また、循環経路外の部分である配管18
b、背圧調整用のバルブ17及び配管20もヒーター3
0aによって加熱できるようになっている。ただし、配
管20については、背圧調整用のバルブ17近傍におけ
る所定長さの部分を加熱できるように構成されていれば
よい。
【0025】図1に示した装置を用い、ヒーター30に
よって循環経路を加熱し、ガス循環配管21内にSiO
2 膜付のテストピースを載置して、配管温度とエッチン
グ速度の関係について調べた。図2は、その測定結果を
示したものである。
【0026】図2に示すように、60℃以上に加熱する
ことで、室温(25℃)に比べて2倍以上のエッチング
速度が得られた。プラズマによって生成された活性なフ
ッ素は、チャンバー内のクリーニングで消費されている
と考えられていたが、配管内にも流入して配管内面の付
着物のエッチングにも寄与し、配管等の温度を高くする
ことによってエッチング作用が増大するものと考えられ
る。
【0027】また、循環経路をヒーター30によって6
0℃に加熱し、TEOSを原料ガスとするプラズマCV
D法によって成膜処理を行い、さらにクリーニング処理
を行ったところ、従来に比べてパーティクルの発生が大
幅に低減し、実用上問題ないことが確認された。
【0028】なお、クリーニング速度の観点からは、加
熱温度が高い方がより好ましいが、循環経路の各部に使
用されるオーリング(O−リング)の劣化を考慮する
と、加熱温度は100℃以下であることが好ましい。た
だし、金属ガスケットを用いるような場合には、より高
温に加熱することも可能である。
【0029】また、排気の下流側における付着物を除去
することを目的として、配管18b、背圧調整用のバル
ブ17及び配管20の一部(背圧調整用のバルブ17側
の長さ50cmの部分)も60℃に加熱した。その結
果、これらの加熱部分の付着物がエッチング除去された
ため、圧力変化時におけるパーティクルの舞い上がりに
よる逆流が少なくなり、パーティクルをより低減するこ
とができた。
【0030】図3は、図1に示したガス循環システムの
変更例を示した図である。基本的な構成は図1と同様で
あり、図1に示した構成要素に対応する構成要素につい
ては同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0031】本変更例は、ガス循環配管21の途中であ
って分岐点19の近傍にストップバルブ25を設けたも
のである。このストップバルブ25は、チャンバー11
内で成膜処理を行う際には閉状態となり、クリーニング
処理時には開状態となる。ストップバルブ25を設ける
ことで、成膜時におけるガス循環配管21内への成膜用
ガスの流入を防ぐことができ、ガス循環配管21内に副
生成物が付着することが防止できる。
【0032】このようにストップバルブ25を設けた場
合には、ストップバルブ25の後方の循環経路では副生
成物の付着等が大幅に抑制される。したがって、ストッ
プバルブ25の手前側(上流側)の循環経路の少なくと
も一部のみをヒーター30によって加熱するだけでも、
パーティクルの低減効果が十分に得られる。特に、CV
D装置本体と排気装置とが工場の異なる階に設置される
場合には、加熱を行う配管長を短くできるという利点が
ある。
【0033】なお、ストップバルブ25を設けた場合で
も、ガスの循環開始時等に上流側のパーティクルが流入
する可能性があるため、ストップバルブ25及びその後
方の循環経路も同時に加熱する、すなわち図1に示した
例と同様に循環経路全体を加熱することが望ましい。ま
た、図1に示した例と同様に、配管18b、背圧調整用
のバルブ17及び配管20の一部も同時に加熱すること
が望ましい。
【0034】図4は、図3に示したガス循環システムの
変更例を示した図である。基本的な構成は図3と同様で
あり、図3に示した構成要素に対応する構成要素につい
ては同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0035】本変更例は、図3の構成に加えてさらに、
ガス循環配管21の途中であって合流点22の近傍にス
トップバルブ26を設けたものである。このストップバ
ルブ26は、クリーニング処理において、排気装置15
の背圧と合流点22の圧力との圧力差が所定値以上にな
るまでは閉状態で、圧力差が所定値以上になったときに
開状態になるように制御される。ストップバルブ26を
設けることにより、ガス供給配管23からガス循環配管
21内へのガスの逆流を抑制でき、付着物をより低減す
ることが可能である。
【0036】なお、本例においても図1に示した例と同
様に、循環経路全体を加熱することが望ましく、また配
管18b、背圧調整用のバルブ17及び配管20の一部
も同時に加熱することが望ましい。
【0037】図5は、図1、図3或いは図4に示したガ
ス循環システムの変更例を示した図である。基本的な構
成は図1等と同様であり、図1等に示した構成要素に対
応する構成要素については同一の参照番号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0038】図1等に示した例は、チャンバー内で処理
ガスを活性化させるCVD装置に関するものであった
が、本変更例は、チャンバー外で処理ガスを活性化させ
るダウンフロー型のCVD装置に関するものである。す
なわち、図5に示すように、ガス導入配管24から活性
化部31(例えば、マイクロ波を発生させるキャビティ
等からなる)に処理ガスを導入し、活性化部31で活性
化された処理ガスをチャンバー11内に供給するように
している。
【0039】本変更例においても、図1等に示した例と
同様に、ヒーター30によって循環経路の少なくとも一
部を加熱するようにしている。ただし、本例における循
環経路は、チャンバー11のガス排出部から活性化部3
1のガス導入部までの経路を指し、この循環経路の所望
の部分をヒーター30によって加熱する。図1等に示し
た例と同様に、循環経路外の部分である配管18b、背
圧調整用のバルブ17及び配管20の一部をヒーター3
0aによってさらに加熱してもよい。
【0040】なお、図5に示した例では、ストップバル
ブ25及び26を備えた構成となっているが、図1に示
した例と同様にこれらのストップバルブを設けない構成
をとることも可能であり、図3に示した例と同様にスト
ップバルブ25のみを設ける構成をとることも可能であ
る。ストップバルブ25を設けた場合には、図3に示し
た例と同様に、ストップバルブ25の手前側の循環経路
の少なくとも一部のみをヒーター30によって加熱する
だけでも、パーティクルの低減効果を得ることができ
る。
【0041】図6は、図1、図3或いは図4に示したガ
ス循環システムの変更例を示した図である。基本的な構
成は図1等と同様であり、図1等に示した構成要素に対
応する構成要素については同一の参照番号を付し、詳細
な説明は省略する。
【0042】図1等に示した例では、ガス循環配管21
とガス供給配管23を合流点22で接続し、合流したガ
スをガス導入配管24を通してチャンバー11内に導入
するようにしていたが、本変更例では、ガス循環配管2
1とガス供給配管23とをそれぞれ独立にチャンバー1
1に接続し、ガス循環配管21とガス供給配管23から
それぞれ独立に処理ガスをチャンバー11内に導入する
ようにしている。
【0043】本変更例においても、図1等に示した例と
同様に、ヒーター30によって循環経路(チャンバー1
1のガス排出部からガス導入部までの経路)の少なくと
も一部を加熱するようにしている。図1等に示した例と
同様に、循環経路外の部分である配管18b、背圧調整
用のバルブ17及び配管20の一部をヒーター30aに
よってさらに加熱してもよい。
【0044】なお、図6に示した例では、ストップバル
ブ25及び26を備えた構成となっているが、図1に示
した例と同様にこれらのストップバルブを設けない構成
をとることも可能であり、図3に示した例と同様にスト
ップバルブ25のみを設ける構成をとることも可能であ
る。ストップバルブ25を設けた場合には、図3に示し
た例と同様に、ストップバルブ25の手前側の循環経路
の少なくとも一部のみをヒーター30によって加熱する
だけでも、パーティクルの低減効果を得ることができ
る。
【0045】また、図6に示した構成の変更例として、
図5に示した活性化部31を設けた構成を採用すること
も可能である。この場合には、図6のガス循環配管21
とガス供給配管23とをそれぞれ独立に活性化部に接続
し、図5に示した例と同様に活性化部31で活性化され
た処理ガスをチャンバー11内に供給すればよい。
【0046】なお、以上説明した実施形態は、成膜処理
にプラズマCVD法を想定したが、熱CVD法による成
膜処理後のクリーニング処理に対しても本発明は同様に
適用可能である。例えば、熱CVD法でタングステン膜
を成膜した後のクリーニング処理において、プラズマに
よってフッ素の活性種を発生させてチャンバー内に付着
したタングステン等をエッチングするような場合にも、
本発明は同様に適用可能である。
【0047】また、本発明は、成膜処理後のクリーニン
グ処理のみならず、チャンバー内でのドライエッチング
処理後におけるクリーニング処理に対しても、同様に適
用可能である。
【0048】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階
の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み
合わせることによって種々の発明が抽出され得る。例え
ば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除
されても、所定の効果が得られるものであれば発明とし
て抽出され得る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、加熱部によってガスの
循環経路等を加熱することで、循環用の配管等に付着し
た汚染物質を効率的に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガス循環システムの構
成例を示した図。
【図2】本発明に係るガス循環システムの効果を示した
図。
【図3】本発明の実施形態に係るガス循環システムの変
更例を示した図。
【図4】本発明の実施形態に係るガス循環システムの変
更例を示した図。
【図5】本発明の実施形態に係るガス循環システムの変
更例を示した図。
【図6】本発明の実施形態に係るガス循環システムの変
更例を示した図。
【符号の説明】
11…チャンバー 12…上部電極 13…下部電極 14…圧力調整用のバルブ 14a、18a、18b、20…配管 15…ガス循環用の排気装置 16…外部排出用の排気装置 17…背圧調整用のバルブ 19…分岐点 21…ガス循環配管 22…合流点 23…ガス供給配管 24…ガス導入配管 25、26…ストップバルブ 30、30a…ヒーター 31…活性化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 成彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 酒井 伊都子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 依田 孝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3J071 AA02 BB02 BB14 CC01 CC11 DD22 FF11 4K030 AA06 AA09 BA44 DA06 EA12 FA01 FA10 JA10 KA22 KA41 5F004 AA15 BA03 BA04 BB13 BB14 BB18 BC03 BC04 BC08 BD04 CA01 CA02 DA00 DA01 DA02 DA03 DA17 DA25 DA26 DB03 5F045 AA08 AC07 BB14 BB20 EB06 EC07 EC09 EG02 EG03 EG07 EG09 EH05 EH14 EH18 GB06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理ガスを導入して所定の処理を行う処理
    部と、 前記処理部からのガスを排気する第1の排気部と、 前記第1の排気部からのガスを外部に排気する第2の排
    気部と、 前記第1の排気部と第2の排気部との間に設けられ、前
    記第1の排気部の背圧を調整する背圧調整部と、 前記第1の排気部から排出されたガスの一部を前記処理
    部に供給する第1の配管部と、 前記第1の配管部から分岐して前記背圧調整部につなが
    る第2の配管部と、 前記処理部のガス排出部から前記第1の排気部及び前記
    第1の配管部を介して前記処理部のガス導入部に至る循
    環経路の少なくとも一部を加熱する第1の加熱部と、 を備えたことを特徴とするガス循環処理装置。
  2. 【請求項2】前記第1の加熱部により前記循環経路の少
    なくとも一部を60℃以上に加熱することを特徴とする
    請求項1に記載のガス循環処理装置。
  3. 【請求項3】前記第1の加熱部により前記循環経路の少
    なくとも一部を100℃以下に加熱することを特徴とす
    る請求項2に記載のガス循環処理装置。
  4. 【請求項4】少なくとも前記背圧調整部及び前記第2の
    配管部を加熱する第2の加熱部をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガス循環処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記第1の配管部の途中であって前記第2
    の配管部が分岐する分岐点近傍に第1のバルブをさらに
    備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のガス循環処理装置。
  6. 【請求項6】前記第1の配管部の途中であって前記第1
    のバルブよりも前記循環経路の下流側に第2のバルブを
    さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のガス循
    環処理装置。
  7. 【請求項7】前記処理部は、前記第1の配管部を通して
    処理ガスが導入されるチャンバーと、該チャンバー内に
    設けられ導入された処理ガスを活性化させる活性化部と
    を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載のガス循環処理装置。
  8. 【請求項8】前記処理部は、チャンバーと、該チャンバ
    ー外に設けられ前記第1の配管部を通して導入された処
    理ガスを活性化させて前記チャンバーに供給する活性化
    部とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    かに記載のガス循環処理装置。
  9. 【請求項9】前記背圧調整部は背圧調整バルブであり、
    前記処理部において成膜処理を行う際には前記背圧調整
    バルブが全開状態となるよう制御されることを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載のガス循環処理装
    置。
JP2000401180A 2000-12-28 2000-12-28 ガス循環処理装置 Pending JP2002203792A (ja)

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