JP2003017177A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003017177A
JP2003017177A JP2001203696A JP2001203696A JP2003017177A JP 2003017177 A JP2003017177 A JP 2003017177A JP 2001203696 A JP2001203696 A JP 2001203696A JP 2001203696 A JP2001203696 A JP 2001203696A JP 2003017177 A JP2003017177 A JP 2003017177A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/18Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing bases or cases for contact members

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成の金型により成形できる上に、成
形後に引けによる変形が生じない絶縁ハウジングと、こ
の絶縁ハウジングを備えたコネクタを提供する。 【解決手段】 帯状の基板2の幅方向に所定間隔で隔壁
3を設け、各隔壁3間に掛け渡すようにして架設部材4
を設ける。更に、架設部材4の上部に凸部7を設け、基
板2であって架設部材4に対応する位置に切欠部5を設
ける。この構成によれば、絶縁ハウジング1を成形した
場合に引けによる変形がなく、また想像線で示したよう
に積層した場合に位置ずれ等が生じない。また、簡単な
構成の金型によって成形することができ、生産コストを
低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコネクタに係り、例
えば自動車に搭載された制御機器や電子機器を電気的に
接続するワイヤーハーネスに好適なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車を始め各種車両につい
ては自動化が進み、これにともなってCPU等の各種制
御機器や電子機器が搭載されるようになってきた。これ
らの制御機器や電子機器はワイヤーハーネによって接続
されるが、ワイヤーハーネスは制御機器等に設けた端末
コネクタに着脱自在に差し込み接続されるコネクタを備
えている。
【0003】以下、図13〜図16を参照して従来のコネク
タの一例を説明する。図13に示すように、コネクタ100
は、絶縁ハウジング101,端子102およびカバー部材103
を備えている。絶縁ハウジング101は、帯状に形成さ
れ、その一部を拡大して示すと、図14に示すように、基
板104の幅方向に沿って一定間隔で隔壁105が連続して形
成されている。なお、各隔壁105間に形成される溝状の
空間が、端子102を収容するための端子収容部106にな
る。
【0004】そして、端子収容部106は一枚の基板104に
多数、例えば50個程度が形成されるが、この場合を50連
と言い、必要に応じて所定長さに切断された後、コネク
タ100の構成部材として適用される。
【0005】端子102は、導電性を有する金属板をプレ
ス等により加工したものであり、相手方コネクタに接続
する接続部102aと、電線107が圧接される2組の圧接刃1
02bとを備えている。なお、端子102としては圧接端子
以外に圧着端子もあり、いずれにも適用できる。端子10
2は、各端子収容部106内に差し込まれ、図14に示した位
置決め状態で、矢印Aで示すように電線107を被覆とと
もに2組の圧接刃102b間に圧入する。この結果、圧接刃
102bが電線107の被覆107aを切り裂き、次いで芯線107
bに接触して、端子102と電線107とが通電可能に接続さ
れる。
【0006】図13に示すコネクタ100は、このように端
子収容部106に端子102を埋設し、電線107を接続した絶
縁ハウジング101を5連ずつ切断し、4段に積層してカ
バー部材103に嵌め込んだ構成になっている。なお、カ
バー部材103は、合成樹脂を一体成形したものである。
コネクタ100にあっては、一側面に端子102の接続部102a
が露呈され、背面側から電線107が引き出される。
【0007】ところで、絶縁ハウジング101は合成樹脂
を金型により成形したものであり、図15に示す成形方
法、換言すれば製造方法により製造される。すなわち、
図15に示すように一対の金型111a,111bの対向する側
面には、絶縁ハウジング101の平面形状に合わせた充填
部112が形成されている。なお、隔壁105を成形する充填
部は、金型111aの背面側に形成されている。絶縁ハウジ
ング101を成形する場合は、金型111a,111bを矢印B
方向に駆動し、充填部112を合わせてから合成樹脂を注
入する。そして、合成樹脂を固化してから、金型111
a,111bを矢印C方向に駆動して引き離し、絶縁ハウ
ジング101を得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】金型構造では、金型11
1a,111bを引き合わせる際、あるいは引き離す際の矢
印B,C方向のストロークが短いので、作業空間が狭く
てもよく、作業性も優れている。しかし、製造された絶
縁ハウジング101について、下記のような問題が生じて
いた。
【0009】すなわち、絶縁ハウジング101は、図16の
上部に示すように平板状であることが望ましい。しかし
ながら、成形後に現れる引けによって、図16の下部に示
すように湾曲してしまうことがあった。引けによる変形
を防止し得る構成として、各隔壁105を連結する補強部
材を設ける構成が考えられるが、金型111a,111bにス
ライド金型を加える必要がある等、金型の構造が複雑に
なってしまい、コスト高になるという問題が生ずる。
【0010】本発明は前述した問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は変形しにくい構造の絶縁ハウジ
ングを適用したコネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のコネクタは、請求項1に記載したよう
に、略帯状に形成された基板の幅方向に沿って連続する
隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設され、か
つ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、前記各隔
壁に沿って個々に配置される多数の端子と、前記絶縁ハ
ウジングを収容可能なカバー部材とを備えるコネクタで
あって、前記各隔壁間に架設部材が掛け渡されていると
ともに、前記基板における前記各架設部材に対応する位
置に切欠部が設けられていることを特徴としている。
【0012】このように構成されたコネクタにおいて
は、基板から直立するように形成された各隔壁に架設部
材が掛け渡されるように形成されているので、基板と架
設部材との相互作用によって引けによる変形が生じな
い。また、基板の架設部材に対応する位置に切欠部が形
成されているので、この切欠部を利用して架設部材を成
形するための金型を製作することができ、架設部材を成
形するためのスライド金型が不要になる。
【0013】次に、本発明においては、請求項2に記載
したように、前記架設部材から前記基板の厚み方向に沿
って突設された凸部を有し、前記凸部の外形状が前記切
欠部の内形状に対応しているため、絶縁ハウジングを積
層する際に、凸部を切欠部に嵌合することにより、絶縁
ハウジングの位置決めを行うことができる。
【0014】ところで、絶縁ハウジングを複数段積層さ
せる場合、上段の絶縁ハウジングにおける切欠部に対し
て、下段の絶縁ハウジングにおける凸部を嵌合させただ
けでは互いに分離し易い。このため、上段の絶縁ハウジ
ングにおける切欠部に適宜な突起を形成しておくととも
に、この突起に対して下段の絶縁ハウジングにおける凸
部が係止する構造が好ましい。しかしながら、この場
合、凸部における突起に対応する位置に凹部を設けてお
く必要があるため、凸部および突起を同一個所に設ける
には、絶縁ハウジングを射出成形する金型構造にスライ
ド金型が必要となる。
【0015】これに対して、本発明においては、請求項
3に記載したように、前記絶縁ハウジングが前記各隔壁
間に対応する位置において前記凸部が1つおきに設けら
れているとともに複数段積層され、かつ、前記各絶縁ハ
ウジングのうちの上段における前記各凸部と、前記各絶
縁ハウジングのうちの下段における前記各凸部とが、千
鳥配置されていることを特徴としている。ここで、千鳥
配置としては、下段の絶縁ハウジングに形成した凸部
が、上段の絶縁ハウジングにおける凸部が形成されてい
ない位置に嵌合した状態である。
【0016】このようなコネクタにおいては、凸部が1
つおきに設けられた複数の絶縁ハウジングを積層するに
あたって、各凸部が千鳥配置されるように積層するた
め、同一個所に凸部および突起を設ける必要性がなくな
り、これにより絶縁ハウジングを射出成形する金型構造
にスライド金型が必要なくなる。
【0017】また、本発明においては、請求項4に記載
したように、前記各隔壁間に対応する位置にそれぞれ前
記凸部が設けられているため、必要数の絶縁ハウジング
を切断して積層する際に、その個数に関わらず凸部と切
欠部が必ず一致する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1実施形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明す
る実施の形態において、既に図13〜図16において説明し
た部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号
を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0019】図1および図2に示すように、本発明に係
る第1実施形態である絶縁ハウジング1は、略帯状の基
板2の長手方向に、幅方向に沿って隔壁3が所定間隔で
連続的に形成されるとともに、各隔壁3の一端に掛け渡
すようにして架設部材4が形成され、更に基板2であっ
て架設部材4に対応する位置、すなわち架設部材4の下
部に相当する位置に切欠部5が形成されている。各隔壁
3間に形成される溝状の空間が、端子102を収容する端
子収容部6を構成するが、本実施形態では各端子収容部
6に対応する位置において、架設部材4の上部に凸部7
が形成されている。
【0020】絶縁ハウジング1をコネクタに適用する場
合は、従来例同様に各端子収容部6に端子を差込み、電
線を圧接させる。そして、帯状の絶縁ハウジング1か
ら、必要に応じた個数、例えば5連分を切断し、図1に
想像線で示すように2段に積層して図示を省略したカバ
ー部材に嵌め込み、従来例同様のコネクタを構成する。
このように絶縁ハウジング1を積層する場合、下段の絶
縁ハウジング1に形成された凸部7は、上段の絶縁ハウ
ジング1の基板2に形成された切欠部5に嵌合する。従
って、上下に積層された絶縁ハウジング1は、相互に位
置決めされるので、カバー部材に嵌め込んだ状態でがた
つきを低減できる。
【0021】絶縁ハウジング1は、図2に示すような簡
単な構造の金型により製造することができる。すなわ
ち、図2の下部に示した一方の金型11と、上部に示した
金型12とを想像線で示したように合わせ、両者により形
成された隙間、換言すれば充填部に合成樹脂を充填して
絶縁ハウジング1を成形する。金型11については、切欠
部5を挿通して架設部材4を成形するための段差部11a
が設けられている。上方に示した他方の金型12について
は、段差部11aの表面に対し、架設部材4の厚みと凸部
7の高さとを加算した寸法の位置が角部12aに形成され
ている。従って、金型11,12を合わせると架設部材4と
凸部7とを一体的に成形する充填部が形成され、架設部
材4を備えた絶縁ハウジング1が製造される。
【0022】仮に、切欠部5が設けられていないとすれ
ば、架設部材4および凸部7を成形するために、横方向
から出し入れされるスライド金型が必要になる。しか
し、切欠部5を設けることにより、スライド金型は不要
になる。
【0023】以上のように、本実施形態における絶縁ハ
ウジング1は、基板2上の所定間隔で直立状に形成した
隔壁3に掛け渡すようにして架設部材4を設けたので、
絶縁ハウジング1の上部が開くことがなく、前述のよう
な引けによる変形が生じない。従って、コネクタ組立時
にカバー部材への組み込みが容易になる上に、組み込み
後の端子の微小な位置ずれもなく、相手方コネクタへの
接続も円滑に行うことができる。また、切欠部5に凸部
7が嵌合するので、相手方コネクタが基板2の端部に突
き当たることがなく、これによっても相手方コネクタと
の接続を容易に行い得る。
【0024】次に、本発明に係る第2実施形態を説明す
る。なお、本実施形態は絶縁ハウジングおよび絶縁ハウ
ジングを備えたコネクタに関するものであり、既に図示
および説明した部材等については、図中に同一符号ある
いは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省
略する。本実施形態の説明にあたっては、図3〜図7を
参照して絶縁ハウジングの構造と製造方法を説明し、次
いで図8〜図12を参照してコネクタの適用例を説明す
る。
【0025】図3に示すように、本実施形態における絶
縁ハウジング21は、帯状に形成された基板22の長手方向
に、幅方向に沿って隔壁23が所定間隔で連続的に形成さ
れるとともに、各隔壁23の一端に掛け渡すようにして架
設部材24が形成され、更に基板22であって架設部材24に
対応する位置、すなわち架設部材24の下部に相当する位
置に切欠部25が形成されている。なお、切欠部25の形成
位置については、後に詳細に説明する。各隔壁23間に形
成される溝状の空間が、端子102を収容する端子収容部2
6を構成するが、本実施形態では各端子収容部26に対応
する位置において、1つおきに架設部材24の上部に凸部
27が形成されている。
【0026】絶縁ハウジング21を矢印Fで示した前面側
から見ると、図4に示ように相手方コネクタを差し込む
ための挿通孔31が形成され、その上部に間欠的に凸部27
が形成されている。一方、絶縁ハウジング21を矢印Rで
示した後面側から見ると、図5に示すように所定間隔で
隔壁23が形成され、各隔壁23間に形成された溝状の空間
が端子収容部26になる。なお、各隔壁23の両側面に形成
された係止突起28は、端子収容部26に差し込まれる端子
の抜け出しを防止する。そして、各端子収容部26の略中
央部に挿通孔31が位置し、前述のように各端子収容部26
に端子を差し込んだ状態で、その接続部が挿通孔31に連
通する。
【0027】次に、絶縁ハウジング21の横断面構造につ
いて説明する。図6(A)に示すように、凸部27の背面
側が凹部27aに形成される一方、基板22であって凹部27
a、あるいは凸部27に対応する位置が切欠部25に形成さ
れている。これに対し、凸部27が形成されていない位置
では、図6(B)に示すように、架設部材24は形成され
ているものの、その背面に溝部24aが形成されている。
そして、溝部24aの真下位置において、基板22の先端を
延長するようにして突起29が形成されている。凸部27と
切欠部25との関係、更に凸部27が形成されていない位置
での突起29の構成は図4においても図示されている。
【0028】次に、絶縁ハウジング21を成形する金型に
ついて説明する。図7(A)および図7(B)に示すよ
うに、絶縁ハウジング21は金型35,36によって成形され
る。凸部27の成形位置にあっては、凸部27の真下位置が
切欠部25に形成されているので、下部に示した金型36の
一部を突出させ、この突出部36aと上部に示した金型35
との間に空間、すなわち充填部を形成することにより、
凸部27を成形することができる。これに対して、凸部27
が形成されていない位置では、図7(B)に示すように
上部の金型35の一部を溝部24aを挿通するようにして突
起29の上面に達するまで下方に向けて突出させ、この突
出部35aと下部の金型36との間に空間、すなわち充填部
を形成することにより、突起29を成形することができ
る。
【0029】以上の如く、本実施形態においても、架設
部材24はもとより、背面側に凹部27aを形成した鍵状の
凸部27を成形することができる。従って、凸部27を成形
するためのスライド金型が不要になり、金型35,36の簡
略化が可能になる。そして、絶縁ハウジング21に架設部
材24が形成されているので、成形後に引けによって変形
することがない。
【0030】次に、絶縁ハウジング21のコネクタへの適
用例を説明する。図8に示すように、コネクタ41は必要
数に切断した絶縁ハウジング21を2段に積層し、カバー
部材42に嵌合して構成したものである。なお、カバー部
材には蓋型と角筒型とがあり、図8に示したカバー部材4
2は蓋型に相当するものである。
【0031】コネクタ41を前面側Fから見ると、図9に
示すように下段の絶縁ハウジング21に形成した凸部27
が、上段の絶縁ハウジング21の凸部27が形成されていな
い位置、すなわち突起29の形成位置に嵌合している形態
が理解できる。この構成では、図10に示すように、下段
の絶縁ハウジング21に形成した凸部27の背面側、すなわ
ち鍵状部分が上段の絶縁ハウジング21に形成した突起29
を覆うように係止する。
【0032】ところで、絶縁ハウジング21は、例えば50
連の基板22一枚から必要数に合わせて複数が切断される
のであるが、個々の絶縁ハウジング21における端子の必
要数が奇数のこともあれば偶数のこともある。しかし、
端子の必要数が奇数および偶数の何れであっても、上段
の絶縁ハウジング21における凸部27と下段の絶縁ハウジ
ング21における突起29との位置合わせが必要である。そ
こで本実施形態では、端子の必要数が奇数の絶縁ハウジ
ング21を2段積層する場合、隣接する二つの端子収容部
26を同時あるいは順次切断して端子収容部26が奇数とな
る下段の絶縁ハウジング21を50連の基板22一枚から得る
ことにより、上段の絶縁ハウジング21における凸部27と
下段の絶縁ハウジング21における突起29とを対応させて
いる。すなわち、上段の絶縁ハウジング21と下段の絶縁
ハウジング21とを1ピッチ分ずらしている。一方、端子
の必要数が偶数の絶縁ハウジング21を2段積層する場
合、一つの端子収容部26を切断して端子収容部26が偶数
となる下段の絶縁ハウジング21を50連の基板22一枚から
得れば、上段の絶縁ハウジング21における凸部27と下段
の絶縁ハウジング21における突起29とが対応する。な
お、コネクタの構成によっては、絶縁ハウジング21が1
段でよいこともあるが、この場合も同様に切断される。
【0033】また、絶縁ハウジング21を切断すると、上
下の絶縁ハウジング21の両側面に係止突起28が現れる。
一方、カバー部材42の両側には、図8に示すように長手
状の係止部材43が設けられ、その先端に係止爪44が設け
られている。また、カバー部材42の両側の後端下部に
は、絶縁ハウジング21を支持するための張り出し状の支
持部材45が設けられている。そして、図8および図10に
示すようにカバー部材42に絶縁ハウジング21を嵌合した
場合、係止爪44に係止突起28が係止する。また、図10に
示したように、絶縁ハウジング21全体が支持部材45とカ
バー部材42の本体との間に嵌め込まれたようになり、絶
縁ハウジング21がカバー部材42に固定される。
【0034】次に、図11および図12を参照して角筒型の
カバー部材への適用例を説明する。図11に示すように、
コネクタ41は、角筒型のカバー部材52に、2段に積層さ
れた絶縁ハウジング21を嵌合した構成になっている。カ
バー部材52の前面側Fは大径の開口部53に形成され、そ
の内部に絶縁ハウジング21に固定された雄型端子54の棒
状接続部54aが突出している。絶縁ハウジング21には、
架設部材24が設けられ、同様に絶縁ハウジング21の引け
による変形を防止できるようになっている。なお、各雄
型端子54には電線55が圧接により接続され、想像線で示
すように後端側から引き出される。
【0035】なお、本発明は、前述した各実施形態に限
定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
り、例えば前述した各実施形態において例示した基板,
隔壁,絶縁ハウジング,端子,カバー部材,コネクタ,
架設部材,切欠部,凸部等の材質,形状,寸法,形態,
数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意
であり、限定されない。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るコ
ネクタは、請求項1に記載したように、略帯状に形成さ
れた基板の幅方向に沿って連続する隔壁を基板の長手方
向に沿って所定間隔に並設するとともに、所定長さに切
断可能な絶縁ハウジングについて、各隔壁間に掛け渡す
ようにして架設部材を設け、更に基板であって架設部材
に対応する位置に切欠部を形成した。この構成によれ
ば、所定間隔で形成された隔壁の両端に基板および架設
部材が一体に形成されたことになり、基板と架設部材と
の相互作用によって、成形後の引けによる変形を防止で
きる。
【0037】また、本発明に係るコネクタは、請求項2
に記載したように、架設部材から基板の厚み方向に突設
された凸部を有し、凸部の外形状が切欠部の内形状に対
応したものであるため、絶縁ハウジングを積層した場
合、凸部が切欠部に嵌合し、基板同士の位置ずれやがた
つき、更に絶縁ハウジングを嵌め込むカバー部材とのが
たつき等を防止できる。
【0038】そして、本発明に係るコネクタは、請求項
3に記載したように、絶縁ハウジングが各隔壁間に対応
する位置において凸部が1つおきに設けられているとと
もに複数段積層され、かつ、各絶縁ハウジングのうちの
上段における各凸部と、各絶縁ハウジングのうちの下段
における各凸部とが、千鳥配置されているため、同一個
所に凸部および突起を設ける必要性がなくなり、これに
より絶縁ハウジングを射出成形する金型構造にスライド
金型が必要なくなる。
【0039】さらに、本発明に係るコネクタは、請求項
4に記載したように、各隔壁間に対応する位置にそれぞ
れ凸部が設けられているため、絶縁ハウジングを積層す
る場合、基板を何れの位置で切断しても凸部と切欠部と
が一致し、簡便に絶縁ハウジングを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態を示す絶縁ハウジン
グの斜視図である。
【図2】絶縁ハウジングの成形を示す断面図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態を示す絶縁ハウジン
グの斜視図である。
【図4】絶縁ハウジングの前面側の構成を示す一部拡大
側面図である。
【図5】絶縁ハウジングの後面側の構成を示す一部拡大
側面図である。
【図6】絶縁ハウジングの凸部形成位置の構成を示す断
面図および絶縁ハウジングの突起形成位置の構成を示す
断面図である。
【図7】絶縁ハウジングの凸部形成位置の成形を示す断
面図および絶縁ハウジングの突起形成位置の成形を示す
断面図である。
【図8】コネクタの構成を示す斜視図である。
【図9】コネクタの構成を示す側面図である。
【図10】コネクタの構成を示す断面図である。
【図11】他のカバー部材への適用を示すコネクタの斜
視図である。
【図12】コネクタの構成を示す断面図である。
【図13】従来のコネクタの構成を示す側面図である。
【図14】従来の絶縁ハウジングの構成を示す斜視図で
ある。
【図15】絶縁ハウジングの成形を示す斜視図である。
【図16】絶縁ハウジングの変形を示す模式的説明図で
ある。
【符号の説明】
1,21 絶縁ハウジング 2,22 基板 3,23 隔壁 4,24 架設部材 5,25 切欠部 6,26 端子収容部 7,27 凸部 11,12,35,36 金型 28 係止突起 29 突起 41 コネクタ 42,52 カバー部材 43 係止部材 44 係止爪 45 支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略帯状に形成された基板の幅方向に沿っ
    て連続する隔壁が前記基板の長手方向に所定間隔で並設
    され、かつ、所定長さに切断可能な絶縁ハウジングと、
    前記各隔壁に沿って個々に配置される多数の端子と、前
    記絶縁ハウジングを収容可能なカバー部材とを備えるコ
    ネクタであって、 前記各隔壁間に架設部材が掛け渡されているとともに、
    前記基板における前記各架設部材に対応する位置に切欠
    部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記架設部材から前記基板の厚み方向に
    沿って突設された凸部を有し、前記凸の外形状が前記切
    欠部の内形状に対応していることを特徴とする請求項1
    に記載したコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁ハウジングが前記各隔壁間に対
    応する位置において前記凸部が1つおきに設けられてい
    るとともに複数段積層され、かつ、前記各絶縁ハウジン
    グのうちの上段における前記各凸部と、前記各絶縁ハウ
    ジングのうちの下段における前記各凸部とが、千鳥配置
    されていることを特徴とする請求項2に記載したコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 前記各隔壁間に対応する位置にそれぞれ
    前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載したコネクタ。
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