JP3921042B2 - プレート状絶縁体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面形状がL字状の圧接端子を装着し、かつ複数枚が積層されるプレート状絶縁体に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などに装備されるワイヤハーネスは、電子機器の機能毎などに分けられた複数のサブハーネスとして一旦構成され、これらのサブハーネスを互いに組み付けられて得られるようになっている。このため、前記サブハーネス間の電線相互の接続が煩雑となり、組立時の作業性が悪化する傾向となり最悪の場合には品質が安定しない恐れも生じてきた。
【0003】
このため、前述した電線相互の接続を容易とするために、プレート状絶縁体と、このプレート状絶縁体に装着される圧接端子とを用い、前記プレート状絶縁体を複数枚積層して得られるプレートコネクタが提案されている。
【0004】
圧接端子は、導電性を有する板金などを折り曲げるなどして形成されている。圧接端子は、電線と接続する電線接続部と、前記電線接続部に連なりかつ筒状の電気接触部と、を備えている。電線接続部は、電線と圧接しかつ互いに相対する対の圧接刃を備えている。電気接触部は、筒状に形成されている。電気接触部は、内側に帯状の接続バーが侵入可能である。圧接端子は、電線接続部と、電気接触部とが、平面形状がL字状となるように配置されている。
【0005】
プレート状絶縁体は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、平面形状が矩形状の平板状に形成されている。プレート状絶縁体は、電線を収容する電線収容溝を複数備えている。電線収容溝は、互いに平行に配されている。
【0006】
プレート状絶縁体は、圧接端子を、前記電線収容溝の長手方向と、これらの電線収容溝が互いに並設する方向との二方向に沿って並べる。即ち、プレート状絶縁体は、圧接端子を、二次元のマトリックス状に配置する。圧接端子が二次元のマトリックス状に配置されたプレート状絶縁体を複数枚積層し、互いに重なる電気接触部のうち所望の電気接触部内に接続バーを挿入して、プレートコネクタが得られる。
【0007】
このように、前記プレートコネクタは、電線と圧接する圧接端子を、プレート状絶縁体の底壁の所望の位置に配し、かつ所望の電気接触部内に接続バーを挿入することによって、前記電線などを予め定められるパターンにしたがって、相互に接続する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述したプレート状絶縁体は、前記電線相互の電気的な接続を確保するために、圧接端子に圧接された電線を保持する必要があった。また、前記ワイヤーハーネスには、種々の電線が用いられるために、前記プレート状絶縁体は、これらの外径の異なる電線を保持することが望まれている。さらに、前記プレート状絶縁体は、大型化することが望まれていないのは、勿論である。
【0009】
したがって、本発明の目的は、平面形状がL字状の圧接端子に圧接される互いに外径の異なる複数種の電線を確実に保持できるとともに大型化を抑制できるプレート状絶縁体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のプレート状絶縁体は、平面形状がL字状となる位置に電線が圧接される電線接続部と前記電線接続部に連なりかつ他の端子金具と接続するための電気接触部とが配された圧接端子を、それぞれ装着し、かつ複数が積層されるプレート状絶縁体において、ぞれぞれ前記圧接端子に圧接された電線を収容するとともに互いに並設された複数の電線収容溝と、前記電線収容溝の一端部に設けられかつ第1の外径を有する第1の電線と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2の電線と、の双方を保持可能な電線保持部と、を備え、電線保持部は、前記第1の電線を保持可能な第1の保持部と、前記第2の電線を保持可能な第2の保持部と、を有し、前記第1の保持部は、前記電線収容溝内に収容される電線に交差する方向に沿って相対し、かつ相互間が前記第1の電線の外径に応じた間隔であるとともに、互いの間に前記第1の電線を狭持する一対の第1狭持片を有し、前記第2の保持部は、前記電線収容溝内に収容される電線に交差する方向に沿って相対し、かつ相互間が前記第2の電線の外径に応じた間隔であるとともに、互いの間に前記第2の電線を狭持する一対の第2狭持片を有し、かつ、前記電線収容溝それぞれの一端部に、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが設けられているとともに、前記第1の保持部と第2の保持部とは、前記電線収容溝が収容する電線に沿って互いに並設され、かつ、前記第2の保持部は、前記第1の保持部よりも前記電線収容溝の端寄りに配置されていることを特徴としている。
【0013】
発明は、電線保持部が、第1の外径を有する第1の電線と、第2の外径を有する第2の電線と、の双方を保持可能である。また、電線保持部が、電線収容溝の一端部に設けられている。
【0014】
発明は、第1の保持部と第2の保持部とが、それぞれ、電線収容溝内に収容される電線が沿う方向に対し交差する方向に沿って相対し、かつ互いの間に第1及び第2の電線を狭持する第1狭持片及び第2狭持片を、備えている。
【0015】
発明によれば、第1の保持部と第2の保持部とが、電線収容溝の一端部に、該電線収容溝に収容される電線に沿って、並設されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるプレート状絶縁体としての圧接プレート60を、図1ないし図10を参照して説明する。図1に示す本発明の一実施形態にかかるプレート状絶縁体としての圧接プレート60は、図4などに示す圧接端子としてのJB(Junction Block)用圧接端子50が装着されて、図2に示すように複数が積層されて、図3に示すプレートコネクタとしての積層プレートコネクタ1を構成する。
【0017】
なお、前記JB用圧接端子50は、電線4(図1などに示す)を圧接する。積層プレートコネクタ1は、前記JB用圧接端子50に圧接された電線4を、予め定められるパターンにしたがって互いに電気的に接続する。
【0018】
JB用圧接端子50は、導電性の板金などを折り曲げるなどして形成されている。JB用圧接端子50は、図4に示すように、電線接続部51と、電気接触部52と、複数の係止片58と、を備えている。電線接続部51は、電線4が載置される平坦な載置壁55aと、一対の側壁55bと、かしめ片53と、圧接部51aと、を備えている。
【0019】
載置壁55aは、帯板状に形成されている。一対の側壁55bは、それぞれ帯板状に形成されている。一対の側壁55bは、幅方向に沿って間隔を存する載置壁55aの両縁に連なっている。一対の側壁55bは、それぞれ載置壁55aに立設している。
【0020】
かしめ片53は、載置壁55aに立設しかつ連なっている。かしめ片53は、載置壁55aに被さるように曲げられることにより、載置壁55aとの間に電線4を挟んで保持する。即ち、かしめ片53は、電線4を載置壁55aにかしめる。
【0021】
圧接部51aは、互いに対向する二対の圧接刃54a,54bを備えている。圧接刃54a,54bは、載置壁55aに立設している。圧接刃54a,54bは、側壁55bの内面からこれら一対の側壁55bが互いに近づく方向に突出している。
【0022】
圧接刃54a,54bは、互いの間に電線4を圧入することにより、電線4の被覆部5(図8または図10に示す)を切り込んで芯線6(図8または図10に示す)に接触して、前記電線4と電気的に接続する。即ち、電線4と圧接する。なお、圧接刃54a,54b間には、図1中の矢印Sに沿って、電線4が圧入される。なお、前記矢印Sは、載置壁55aに近づく方向であり、載置壁55aの表面に直交している。
【0023】
電気接触部52は、載置壁55aの幅方向の一方の縁に連なっている。即ち、電気接触部52は、電線接続部51と連なっている。電気接触部52と電線接続部51とは、JB用圧接端子50の平面形状がL字状となる位置に配されている。電気接触部52は、電線接続部51に対し、載置壁55aに載置される電線4の長手方向から屈曲した位置に配されている。
【0024】
電気接触部52は、角筒状に形成されている。電気接触部52は、その筒孔が圧接プレート60の図示しない連通孔に連通するように配される。電気接触部52の筒孔内には、挿入子としての図5などに示す接続バー80が挿入される。この接続バー80は、導電性の金属などからなりかつ帯板状に形成されている。電気接触部52の筒孔内には、接続ばね片57が設けられている。接続ばね片57は、接続バー80と電気接触部52とを電気的に接続する。
【0025】
電気接触部52は、圧接プレート60が互いに積層された際に、筒孔内に接続バー80が挿入されることによって、互いに重なるJB用圧接端子50同士を電気的に接続する。こうして、電気接触部52は、他の端子金具としての他のJB用圧接端子と接続する。
【0026】
係止片58は、側壁55bの一部が切り欠かれて形成されている。係止片58は、側壁55bそれぞれに設けられている。それぞれの係止片58は、一端部が側壁55bに連なり、かつ他端部が側壁55bから離れている。それぞれの係止片58は、特に前記他端部が側壁55bの外面から外方向に突出している。
【0027】
係止片58は、図4に示すように、前記一端部から他端部に向かうにしたがって、徐々に側壁55bの外面から離れるように傾斜している。係止片58は、JB用圧接端子50が圧接プレート60に装着された際に、前記他端部が後述する隔壁63bの内面に係止可能である。
【0028】
JB用圧接端子50は、電線接続部51が圧接プレート60の後述する電線収容溝61の溝本体61a内に収容され、かつ電気接触部52が電線収容溝61の後述する収容部64内に収容される。JB用圧接端子50は、他端部間の間隔が狭くなる方向に係止片58が押圧されて、溝本体61a及び収容部64内に圧入される。JB用圧接端子50は、溝本体61a及び収容部64内に圧入されることで、圧接プレート60に収容される(又は保持されるともいい、又は装着されるともいう。)。
【0029】
圧接プレート60は、絶縁性の合成樹脂などからなり、プレート状即ち平板状に形成されている。圧接プレート60は、図1ないし図3に示すように、矩形状のプレート本体62と、複数の電線収容溝61と、図示しない連通孔と、電線保持部70と、を備えている。プレート本体62は、ほぼ平坦な底壁63aと、奥壁65と、一対の側壁67と、底壁63aから立設した複数の隔壁63bと、フランジ部68と、を備えている。
【0030】
奥壁65は、底壁63aの図中奥側に位置する一つの縁部に連なっている。奥壁65は、底壁63aに立設している。一対の側壁67は、底壁63aの互いに相対する一対の縁部と前記奥壁65とに連なっている。一対の側壁67は、底壁63aに立設している。一対の側壁67は、互いに平行である。
【0031】
隔壁63bは、互いに平行でかつ間隔を存している。隔壁63bは、それぞれ一対の側壁67と平行である。隔壁63bは、それぞれプレート本体62の長手方向に沿っている。
【0032】
フランジ部68は、前記底壁63aの縁部からプレート本体62の外方向に突出している。フランジ部68は、奥壁65及び側壁67の外表面から外方向に突出している。フランジ部68は、底壁63aの全周に亘って設けられている。フランジ部68は、底壁63a即ちプレート本体62の剛性を向上させて、底壁63a即ちプレート本体62が湾曲することを防止する。
【0033】
電線収容溝61は、隣り合う一対の隔壁63bと底壁63aとで囲まれて形成されている。電線収容溝61は、プレート本体62の幅方向に沿って、即ち、前記側壁67が互いに相対する方向に沿って、並設されている。電線収容溝61は、互いに平行である。電線収容溝61は、プレート本体62の長手方向に沿って延びている。即ち、電線収容溝61は、奥壁65に接離する方向に沿って延びている。電線収容溝61は、電線4とJB用圧接端子50とを収容可能である。
【0034】
電線収容溝61は、図1などに示すように、溝本体61aと、収容部64とを備えている。溝本体61aは、隣り合う隔壁63bの内面と、底壁63aの表面とで、形成されている。溝本体61aは、前記側壁67及び隔壁63bに沿って延在している。溝本体61aは、JB用圧接端子50の電線接続部51を収容する。
【0035】
収容部64は、隣り合う一対の隔壁63bの間隔を拡げるように、前記隔壁63bから凹に形成されている。収容部64は、一つの電線収容溝61を形成する隣り合う一対の隔壁63bそれぞれに設けられている。収容部64は、溝本体61aの長手方向に沿って、一方の隔壁63bと他方の隔壁63bとに、交互に設けられている。
【0036】
こうして、収容部64は、電線収容溝61の溝本体61aの長手方向に沿って複数並設されている。収容部64は、JB用圧接端子50の電気接触部52を収容する。連通孔は、収容部64に一つずつ設けられている。連通孔は、それぞれプレート本体62の底壁63aを貫通している。
【0037】
電線保持部70は、図1及び図6に示すように、電線収容溝61の奥壁65寄りの一端部61bに設けられている。電線保持部70は、第1の保持部71と、第2の保持部72と、を備えている。第1の保持部71は、第1の外径R1(図7に示す)を有する比較的太い電線4(以下第1の電線4aと呼ぶ)を保持する。第1の保持部71は、図6ないし図8に示すように、一対の第1狭持片71a,71bを備えている。
【0038】
第1の狭持片71a,71bは、電線収容溝61内に収容された第1の電線4aに交差する方向に沿って、互いに相対している。なお、図示例では、第1の狭持片71a,71bは、第1の電線4aに直交する方向に沿って、互いに相対している。
【0039】
第1の狭持片71a,71bは、それぞれ、一つの電線収容溝61を形成する隣り合う隔壁63bの内面から、該電線収容溝61の幅を狭くするように、電線収容溝61の内方向に突出している。第1の狭持片71a,71b相互間の間隔D1(図6ないし図8に示す)は、第1の電線4aの外径R1より若干小さくなっている。こうして、第1の狭持片71a,71b相互間は、第1の電線4aの外径R1に応じた間隔D1となっている。
【0040】
第1の狭持片71a,71bは、図7及び図8に示すように、互いに間に第1の電線4aを挟み込んで、該第1の電線4aが電線収容溝61内から抜け出ることを防止する。即ち、第1の狭持片71a,71bは、互いに間に第1の電線4aを狭持する。
【0041】
第2の保持部72は、第1の外径R1と異なりかつ該第1の外径R1より小さい第2の外径R2(図9に示す)を有する比較的細い電線4(以下第2の電線4bと呼ぶ)を保持する。第2の保持部72は、図6、図9及び図10に示すように、一対の第2狭持片72a,72bを備えている。
【0042】
第2の狭持片72a,72bは、電線収容溝61内に収容された第2の電線4bに交差する方向に沿って、互いに相対している。なお、図示例では、第2の狭持片72a,72bは、第2の電線4bに直交する方向に沿って互いに相対している。
【0043】
第2の狭持片72a,72bは、それぞれ、一つの電線収容溝61を形成する隣り合う隔壁63bの内面から、該電線収容溝61の幅を狭くするように、電線収容溝61の内方向に突出している。第2の狭持片72a,72b相互間の間隔D2(図6、図9及び図10に示す)は、第2の電線4bの外径R2より若干小さくなっている。こうして、第2の狭持片72a,72b相互間は、第2の電線4bの外径R2に応じた間隔D2となっている。
【0044】
第2の狭持片72a,72bは、図9及び図10に示すように、互いに間に第2の電線4bを挟み込んで、該第2の電線4bが電線収容溝61内から抜け出ることを防止する。即ち、第2の狭持片72a,72bは、互いに間に第2の電線4bを狭持する。
【0045】
前記電線保持部70は、第1の保持部71と第2の保持部72とを、電線収容溝61内に収容される電線4,4a,4bに沿って並設している。電線保持部70は、第1の保持部71を、第2の保持部72より奥壁65から離している。
【0046】
また、前記圧接プレート60は、係止突起66と図示しない係止受け突起とをそれぞれ複数備えている。これらの係止突起66と係止受け突起とは互いに係止する。前述した積層プレートコネクタ1を構成する際に、これらの係止突起66と係止受け突起とが互いに係止して、圧接プレート60が互いに固定する。
【0047】
前記圧接プレート60は、JB用圧接端子50を、前記電線収容溝61の溝本体61aの長手方向と、これらの電線収容溝61が並設する方向と、の二方向に沿って前記底壁63a上に並べる。即ち、前記圧接プレート60は、JB用圧接端子50を、底壁63a上に二次元のマトリックス状に配置する。
【0048】
前記積層プレートコネクタ1を組み立てる際には、まず、圧接プレート60に、JB用圧接端子50を装着する。このとき、JB用圧接端子50を、前記矢印Sに沿って、底壁63aに近づけて、プレート本体62に装着する。係止片58が隔壁63bの内面に係止して、JB用圧接端子50は、電線収容溝61内に収容されて、圧接プレート60に固定される。
【0049】
そして、溝本体61a及び収容部64内に収容されたJB用圧接端子50に、電線4を圧接する。このとき、電線4を、前記矢印Sに沿って、電線接続部51の圧接刃54a,54b間に圧入する。この状態で、圧接プレート60は、図2に示すように、プレート本体62が互いに平行でかつ間隔を存して積層される。そして、圧接プレート60は、互いに近づけられて、係止突起66と係止受け突起とが互いに係止して固定される。圧接プレート60は、所定の連通孔及び電気接触部52内に接続バー80が挿入されて、図3に示すように、積層プレートコネクタ1を構成する。
【0050】
積層プレートコネクタ1は、JB用圧接端子50を底壁63a上に配置する位置及び接続バー80を挿入する位置を選択することによって、JB用圧接端子50に圧接される電線4を、予め定められるパターンにしたがって接続する。また、前記積層プレートコネクタ1は、例えばリレー、ヒューズなどを装着する電気接続箱内に収容されて、前記電線4と前述したリレーやヒューズなどとを、予め定められるパターンにしたがって接続する。
【0051】
本実施形態によれば、第1の保持部71が、比較的太い第1の外径R1を有する第1の電線4aを保持可能であり。第2の保持部72が、比較的細い第2の外径R2を有する第2の電線4bを保持可能である。このため、圧接プレート60は、互いに外径R1,R2の異なる複数種の電線4a,4bを確実に保持できる。
【0052】
また、第1狭持部71a,71b間の間隔D1が、第1の外径R1より若干小さいので、第1の保持部71は、第1の電線4aを狭持して電線収容溝61内から抜け出ることを確実に防止できる。さらに、第2狭持部72a,72b間の間隔D2が、第2の外径R2より若干小さいので、第2の保持部72は、第2の電線4bを狭持して電線収容溝61内から抜け出ることを確実に防止できる。
【0053】
また、電線保持部70が、電線収容溝61の一端部61bに設けられ、第1の保持部71と第2の保持部72とが収容する電線4,4a,4bに沿って並設されている。このため、電線保持部70を、電線収容溝61の極めて近傍に配置することとなるので、プレート本体62の大型化を防止できる。したがって、圧接プレート60自体の大型化を抑制できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、電線保持部が、第1の外径を有する第1の電線と、第2の外径を有する第2の電線と、の双方を保持可能である。このため、プレート状絶縁体は、互いに外径の異なる複数種の電線を確実に保持できる。また、電線保持部が、電線収容溝の一端部に設けられているので、プレート状絶縁体の大型化を抑制できる。
【0055】
発明によれば、第1の保持部と第2の保持部とが、それぞれ、電線に交差する方向に沿って相対しかつ互いの間に第1及び第2の電線を狭持する第1狭持片と第2狭持片とを備えている。このため、第1の保持部と第2の保持部とは、それぞれ、第1の電線と第2の電線と、を確実に保持できる。したがって、プレート状絶縁体は、大型化を抑制できることにくわえ、互いに外径の異なる複数種の電線を確実に保持できる。
【0056】
発明によれば、互いに外径の異なる複数種の電線を確実に保持できることにくわえ、第1の保持部と第2の保持部とが電線に沿って並設されているので大型化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる圧接プレートなどを示す斜視図である。
【図2】図1に示された圧接プレートが互いに間隔を存して重ねられた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示された圧接プレートが互いに固定されて得られた積層プレートコネクタを示す斜視図である。
【図4】図3に示された積層プレートコネクタのJB用圧接端子を示す斜視図である。
【図5】図3に示された積層プレートコネクタの接続バーを示す斜視図である。
【図6】図1に示された圧接プレートの電線保持部を拡大して示す平面図である。
【図7】図6に示された電線保持部に第1の電線が保持された状態を示す平面図である。
【図8】図7中のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図6に示された電線保持部に第2の電線が保持された状態を示す平面図である。
【図10】図9中のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
4 電線
4a 第1の電線
4b 第2の電線
50 JB用圧接端子(圧接端子)
51 電線接続部
52 電気接触部
60 圧接プレート(プレート状絶縁体)
61 電線収容溝
61b 一端部
70 電線保持部
71 第1の保持部
71a,71b 第1狭持片
72 第2の保持部
72a,72b 第2狭持片
R1 第1の外径
R2 第2の外径
D1 第1狭持片相互間の間隔
D2 第2狭持片相互間の間隔

Claims (1)

  1. 平面形状がL字状となる位置に電線が圧接される電線接続部とこの電線接続部に連なりかつ他の端子金具と接続するための電気接触部とが配された圧接端子を、それぞれ装着し、かつ複数が積層されるプレート状絶縁体において、
    ぞれぞれ前記圧接端子に圧接された電線を収容するとともに互いに並設された複数の電線収容溝と、
    前記電線収容溝の一端部に設けられかつ第1の外径を有する第1の電線と、前記第1の外径より小さい第2の外径を有する第2の電線と、の双方を保持可能な電線保持部と、
    を備え、
    電線保持部は、前記第1の電線を保持可能な第1の保持部と、前記第2の電線を保持可能な第2の保持部と、を有し、
    前記第1の保持部は、前記電線収容溝内に収容される電線に交差する方向に沿って相対し、かつ相互間が前記第1の電線の外径に応じた間隔であるとともに、互いの間に前記第1の電線を狭持する一対の第1狭持片を有し、
    前記第2の保持部は、前記電線収容溝内に収容される電線に交差する方向に沿って相対し、かつ相互間が前記第2の電線の外径に応じた間隔であるとともに、互いの間に前記第2の電線を狭持する一対の第2狭持片を有し、かつ、
    前記電線収容溝それぞれの一端部に、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが設けられているとともに、
    前記第1の保持部と第2の保持部とは、前記電線収容溝が収容する電線に沿って互いに並設され、かつ、前記第2の保持部は、前記第1の保持部よりも前記電線収容溝の端寄りに配置されていることを特徴とするプレート状絶縁体。
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