JP2003014438A - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents

基板検査装置および基板検査方法

Info

Publication number
JP2003014438A
JP2003014438A JP2001200614A JP2001200614A JP2003014438A JP 2003014438 A JP2003014438 A JP 2003014438A JP 2001200614 A JP2001200614 A JP 2001200614A JP 2001200614 A JP2001200614 A JP 2001200614A JP 2003014438 A JP2003014438 A JP 2003014438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
semiconductor wafer
image
inspected
quadrant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001200614A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Komatsu
宏一郎 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2001200614A priority Critical patent/JP2003014438A/ja
Publication of JP2003014438A publication Critical patent/JP2003014438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の大型化に伴う装置の大型化を確実に抑
えることができる基板検査装置および基板検査方法を提
供する。 【解決手段】 基板(11)の被検査面における一部領域
の像を形成する光学系(26,27)と、被検査面の中心
を通って被検査面に垂直な軸(12a)を回転軸として基
板を90度間隔で回転させる回転手段(16)と、回転手
段による基板の回転が停止中に、基板と光学系とを被検
査面に沿って相対的に平行移動させる平行移動手段(1
4,15)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子や液晶
表示素子の製造工程において、半導体ウエハや液晶基板
の検査に用いられる基板検査装置および基板検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体素子や液晶表示素
子の製造工程では、マスク(レチクル)に形成された回路
パターンをレジスト膜に焼き付ける露光工程と、レジス
ト膜の露光部分または未露光部分を溶解する現像工程と
を経て、レジスト膜に回路パターン(レジストパター
ン)が転写され、このレジストパターンをマスクとして
エッチングや蒸着などを行うことにより(加工工程)、レ
ジスト膜の直下に隣接している所定の材料膜に回路パタ
ーンが転写される(パターン形成工程)。
【0003】次いで、上記所定の材料膜に形成された回
路パターンの上に別の回路パターンを形成するには、同
様のパターン形成工程が繰り返される。パターン形成工
程を何回も繰り返し実行することにより、様々な材料膜
の回路パターンが基板(半導体ウエハや液晶基板)の上
に積層され、半導体素子や液晶表示素子の回路が形成さ
れる。
【0004】ところで、上記の製造工程においてレジス
トパターンに欠陥が存在すると、その欠陥にしたがって
加工が行われ、不良品となってしまう。欠陥箇所は、例
えば、露光機のディフォーカスによってパターン断面形
状が変化した箇所や、レジスト膜厚が変化した箇所、異
物や傷の付いた箇所である。このため、従来より、レジ
ストパターンの欠陥検査が行われている。
【0005】また、あるパターン形成工程でのレジスト
パターンが1つ前のパターン形成工程で形成された回路
パターン(以下「下地パターン」という)に対し、正確
に重ね合わされていないことがある。そのままパターン
形成工程の処理を続け、レジストパターンを介して材料
膜を加工すると、下地パターンに対する重ね合わせ状態
の不正確な回路パターンが形成され、不良品(性能の悪
い素子または機能しない素子)となってしまう。このた
め、従来より、下地パターンに対するレジストパターン
の重ね合わせ検査が行われている。
【0006】ちなみに、レジストパターンが形成された
基板に対する検査(欠陥検査または重ね合わせ検査)
時、基板は、水平面内で直交する2方向に移動可能な2
軸ステージ上に載置され、固定された検査光学系に対し
て移動される。そして、基板の検査対象部分が検査光学
系の視野内に位置決めされると、CCDカメラなどの撮
像素子を用いて検査対象部分の像を取り込み、得られた
画像信号に対して画像処理を施すことにより、基板の検
査が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、様々な処理工程を効率良く進めるため
に基板を大型化すると、それだけ2軸ステージを大きく
構成しなければならないという問題があった。2軸ステ
ージを用いた場合、基板の任意の部分を検査光学系の視
野内に位置決めできるようにするには、2軸ステージの
可動範囲(ステージストローク)として、少なくとも基
板の縦横寸法に相当する範囲を確保しておく必要があ
る。このため、2軸ステージの大きさは、少なくとも基
板の縦横寸法の2倍に相当する大きさになる。
【0008】今日主力となっている300mmΦのウエ
ハでは、少なくともステージのストロークは、600m
m×600mmという大きなものが必要となる。これに
対し、一世代前の200mmΦのウエハでは、必要なス
テージストロークは400mm×400mmである。し
たがって、ウエハの径が1.5倍になったとき、面積で
2.25倍大きくしなければならない。
【0009】そして、2軸ステージが大型化する結果、
2軸ステージや検査光学系を備えた装置も全体的に大型
化してしまい、場合によっては、クリーンルームも大き
くしなければならい。クリーンルームの大型化は、コス
ト高を招くため、好ましくない。さらに、クリーンルー
ムを大型化すると、クリーン度を高く保つことが困難に
なり、回路パターンの微細化に伴うクリーン度の向上要
求に対応し難いため、好ましくない。
【0010】なお、基板を固定しておき、検査光学系を
2軸ステージ上に載置した構成でも、上記と同様の問題
が生じる。また、異物の付着を嫌うウエハの上側に発塵
源となる可動部を配置するのは、クリーン度向上以前の
問題である。本発明の目的は、基板の大型化に伴う装置
の大型化を確実に抑えることができる基板検査装置およ
び基板検査方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の基板検査装置
は、基板(11)の被検査面における一部領域の像を形成
する光学系(26,27)と、被検査面の中心を通って被
検査面に垂直な軸(12a)を回転軸として基板を90度
間隔で回転させる回転手段(16)と、回転手段による基
板の回転が停止中に、基板と光学系とを被検査面に沿っ
て相対的に平行移動させる平行移動手段(14,15)と
を備えたものである。
【0012】本発明の基板検査方法は、基板の被検査面
の中心を通って被検査面に垂直な軸を回転軸として基板
を90度間隔で回転させるステップと、基板の回転が停
止中に、被検査面における一部領域の像を形成する光学
系と基板とを被検査面に沿って相対的に平行移動させる
ステップとを備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0014】(第1実施形態)本発明の第1実施形態は、
請求項1,請求項2,請求項4に対応する。第1実施形態
の基板検査装置10は、図1に示すように、被検物体で
ある半導体ウエハ11(円盤状の基板)を真空吸着によっ
て水平状態に保持するウエハホルダ12と、ウエハホル
ダ12を駆動するホルダ駆動部(14〜16)と、半導体
ウエハ11の表面の検査を行うウエハ検査部(17〜2
9)とで構成される。なお、基板検査装置10には、焦
点合わせ部(30〜41)も設けられる。ウエハ検査部
(17〜29)および焦点合わせ部(30〜41)は、半導
体ウエハ11の上方に固定されている。
【0015】この基板検査装置10について具体的に説
明する前に、ウエハホルダ12に保持される半導体ウエ
ハ11の説明を行う。半導体ウエハ11の表面(被検査
面)には、図2に示すように、矩形状のショット領域1
1aがウエハ面内での座標軸であるx方向およびy方向
に沿って2次元的に複数配列されている。x方向,y方
向は互いに直交する。また、各々のショット領域11a
には、回路パターン11b,11cが形成されている。
通常、回路パターン11b,11cの直線方向は、x方
向またはy方向に平行である。
【0016】さらに、半導体ウエハ11の周囲には、ノ
ッチ11dまたはオリエンテーションフラット(不図示)
などの指標が設けられている。ノッチ11dなどの指標
は、半導体ウエハ11をウエハホルダ12に載置させる
際、半導体ウエハ11の方位(xy座標系の向き)を示
す外形基準として用いられる。また、このような半導体
ウエハ11をウエハホルダ12に載置させるに当たって
は、半導体ウエハ11の表面の中心11eがウエハホル
ダ12の中心軸12a(図1)上に位置するように、不
図示のプリアライメント系で調整される。この中心軸1
2aは、ウエハホルダ12の中心を通って鉛直方向(z
方向)と平行な軸である。
【0017】さて次に、基板検査装置10の構成説明を
行う。ここでは、ウエハ検査部(17〜29)、ホルダ駆
動部(14〜16)、焦点合わせ部(30〜41)の順に、
構成を説明する。半導体ウエハ11の表面の検査を行う
ウエハ検査部(17〜29)は、軸10aに沿って配置さ
れた光源17,コレクタレンズ18,フィルター19,リ
レーレンズ20,開口絞り21,リレーレンズ22,視野
絞り23,コンデンサレンズ24,ハーフミラー25と、
軸10bに沿って配置された対物レンズ26,結像レン
ズ27,2次元撮像素子28と、2次元撮像素子28に
接続された画像処理部29とで構成される。
【0018】また、ハーフミラー25は、軸10b上
(対物レンズ26と結像レンズ27との間のアフォーカ
ル系)に配置される。画像処理部29は、後述するホル
ダ駆動部(14〜16)にも接続される。なお、軸10b
上には、後述する焦点合わせ部(30〜41)のダイクロ
イックミラー35も配置されている。上記したウエハ検
査部(17〜29)において、光源17からの光は、コレ
クタレンズ18で集光され、フィルター19,リレーレ
ンズ20,開口絞り21,リレーレンズ22,視野絞り2
3,コンデンサレンズ24を介してハーフミラー25に
入射する。そして、ハーフミラー25で反射され、ダイ
クロイックミラー35,対物レンズ26を介して、半導
体ウエハ11の表面に照射される。
【0019】このとき、半導体ウエハ11の表面に対す
る照明光は、所定の入射角度範囲で所定の視野範囲(一
部領域)のみに照射される。照明光の入射角度範囲は、
対物レンズ26の瞳26aに共役な面に配置された開口
絞り21の絞り径によって決まる。照明光の視野範囲
は、半導体ウエハ11の表面に共役な面に配置された視
野絞り23の絞り径によって決まる。
【0020】そして、半導体ウエハ11の表面に形成さ
れた回路パターン11b,11c(図2参照)で反射,回
折,散乱した光は、対物レンズ26で集光され、ダイク
ロイックミラー35,ハーフミラー25を透過して結像
レンズ27に導かれ、2次元撮像素子28の撮像面に結
像される。このとき、2次元撮像素子28の撮像面に
は、半導体ウエハ11の表面にある回路パターン11
b,11cの拡大像(以下「パターン像」という)が形
成される。以下、2次元撮像素子28の撮像面に対応す
る半導体ウエハ11の表面の領域を「撮像領域」とい
う。
【0021】2次元撮像素子28では、撮像面に形成さ
れたパターン像が各画素ごとに光電変換され、パターン
像の光強度(明るさ)に応じた撮像信号が外部に出力され
る。2次元撮像素子28からの撮像信号は、デジタル信
号に変換され、パターン画像として画像処理部29に取
り込まれる。パターン画像は、半導体ウエハ11の表面
のうち、上記の撮像領域内に位置決めされた部分の画像
である。
【0022】ここで、2次元撮像素子28の複数の画素
は、第1実施形態において、ほぼ正方格子状に配列され
ているとする。また、2次元撮像素子28の各画素の配
列方向のうち、横方向をU方向、縦方向をV方向とす
る。U方向,V方向は互いに直交する。また、ステージ
上の撮像領域での座標u,vを各画素の配列方向U,Vに
相当する方向にとると、基板検査装置10では、軸10
bが途中で偏向されないため、u方向,v方向は水平面
に平行である。
【0023】次に、ウエハホルダ12を駆動するホルダ
駆動部(14〜16)について説明する。ホルダ駆動部
(14〜16)は、ウエハホルダ12を水平面(uv面)内
において平行移動させるu駆動部14,v駆動部15
と、ウエハホルダ12を中心軸12aの周りに回転させ
る回転駆動部16と、ウエハホルダ12を鉛直方向(z
方向)に移動させる不図示のz駆動部とで構成される。
【0024】このホルダ駆動部(14〜16)により、ウ
エハホルダ12に保持された半導体ウエハ11は、水平
状態を保ったまま回転または移動することになる。上記
のように、半導体ウエハ11の表面の中心11eはウエ
ハホルダ12の中心軸12a上に位置するため、半導体
ウエハ11の回転は、半導体ウエハ11の中心11eの
周りに行われることになる。
【0025】また、u駆動部14は、ウエハホルダ12
をu方向に移動させるものである。u駆動部14によっ
てウエハホルダ12を平行移動させると、ウエハホルダ
12上の半導体ウエハ11に形成された回路パターン1
1b,11c(図2参照)がu方向に平行移動するため、
2次元撮像素子28の撮像面に形成されるパターン像も
u方向に平行移動することになる。
【0026】同様に、v駆動部15は、ウエハホルダ1
2をv方向に移動させるものである。v駆動部15によ
ってウエハホルダ12を平行移動させると、ウエハホル
ダ12上の半導体ウエハ11に形成された回路パターン
11b,11c(図2参照)がv方向に平行移動し、2次
元撮像素子28の撮像面上のパターン像もv方向に平行
移動する。
【0027】なお、ウエハホルダ12上の半導体ウエハ
11の方位(xy座標系の向き)は、半導体ウエハ11
のノッチ11dなどを用いて調整され、図2の状態とな
るように、u駆動部14,v駆動部15によるuv座標
系と一致するように位置決めされ、ウエハホルダ12に
載置される。したがって、半導体ウエハ11の各ショッ
ト領域11aに形成された回路パターン11b,11c
(図2)の直線方向は、u駆動部14,v駆動部15に
よるuv座標系のu方向またはv方向に平行となる。
【0028】一方、回転駆動部16は、ウエハホルダ1
2を90度間隔で回転させるものである。回転駆動部1
6によってウエハホルダ12を回転させると、ウエハホ
ルダ12上の半導体ウエハ11も90度間隔で回転す
る。すなわち、半導体ウエハ11の回転状態には、図
2,図3,図4,図5に示す4通りの状態が存在すること
になる。
【0029】そして、これら4通りの状態(図2〜図
5)において、半導体ウエハ11に形成された回路パタ
ーン11b,11cの直線方向は、常に、u駆動部14,
v駆動部15によるuv座標系のu方向またはv方向に
平行となる。例えば、図2でu方向に平行な回路パター
ン11bは、90度回転する(図3)とv方向に平行とな
り、さらに90度回転する(図4)と再びu方向に平行と
なり、さらに90度回転する(図5)と再びv方向に平行
となる。
【0030】また、上記4通りの状態(図2〜図5)に
おいて、2次元撮像素子28の撮像面に形成されるパタ
ーン像の直線方向も、常に、複数の画素の配列方向、つ
まり、横方向(u方向)または縦方向(v方向)に平行とな
る。第1実施形態の基板検査装置10では、回転駆動部
16による回転を停止させているときにu駆動部14,
v駆動部15による平行移動を行うため、半導体ウエハ
11の回転状態が上記4通り(図2〜図5)の何れであ
っても、u駆動部14,v駆動部15による平行移動時
には、uv座標系に対する半導体ウエハ11の方位(x
y座標系の向き)が一定に保たれる。
【0031】さらに、第1実施形態の基板検査装置10
において、u駆動部14,v駆動部15によるウエハホ
ルダ12の可動範囲Δu,Δv(ステージストローク)
は、図6に示すように、半導体ウエハ11の半径rと同
程度に設定されている。このため、回転駆動部16によ
る回転を停止させているときに、u駆動部14,v駆動
部15による平行移動を上記の範囲Δu,Δv内で行っ
た場合、半導体ウエハ11の表面における1つの象限
(図6中のハッチング範囲)の中で任意の部分を上記し
た撮像領域内に位置決めすることができ、パターン画像
を取り込むことができる。
【0032】ここで、半導体ウエハ11の方位(xy座
標系の向き)がu駆動部14,v駆動部15によるuv
座標系と一致している状態(図2)を基準として、半導
体ウエハ11の4つの象限を図7に示すように「第1象
限51」,「第2象限52」,「第3象限53」,「第4
象限54」と呼ぶことにする。第1象限51は(+x,+
y)方向の象限であり、第2象限52は(−x,+y)方向
の象限であり、第3象限53は(−x,−y)方向の象限
であり、第4象限54は(+x,−y)方向の象限であ
る。
【0033】第1実施形態の基板検査装置10では、半
導体ウエハ11を図2の回転状態で停止させたときに、
上記の範囲Δu,Δv(図6)内で平行移動させると、
半導体ウエハ11の第1象限51の任意の部分を撮像領
域内に位置決めして、パターン画像を取り込むことがで
きる。
【0034】同様に、半導体ウエハ11を図3の回転状
態で停止させたときに、上記の範囲Δu,Δv(図6)
内で平行移動させると、半導体ウエハ11の第2象限5
2の任意の部分を撮像領域内に位置決めして、パターン
画像を取り込むことができる。さらに、半導体ウエハ1
1を図4,図5の回転状態で停止させたときに、上記の
範囲Δu,Δv(図6)内で平行移動させると、半導体
ウエハ11の第3象限53,第4象限54の任意の部分
を撮像領域内に位置決めして、パターン画像を取り込む
ことができる。
【0035】基板検査装置10の構成説明の最後に、焦
点合わせ部(30〜41)について説明する。焦点合わせ
部(30〜41)は、軸10cに沿って配置された光源3
0,コレクタレンズ31,AF用スリット32,ハーフミ
ラー33,コンデンサレンズ34,ダイクロイックミラー
35と、軸10dに沿って配置されたリレーレンズ3
6,瞳分割プリズム37,リレーレンズ38,円筒レンズ
39,1次元撮像素子40と、1次元撮像素子40に接
続されたAF処理部41とで構成される。
【0036】また、ハーフミラー33は、軸10d上に
も配置される。軸10c,10dは互いに直交し、軸1
0cは上記の軸10bに直交する。瞳分割プリズム37
は、対物レンズ26の瞳26aに共役な位置に配置され
ている。AF処理部41は、上記したホルダ駆動部(1
4〜16)にも接続される。なお、光源30は、上記し
たウエハ検査部(17〜29)の光源17とは波長の異な
る赤外光などのオートフォーカス用の光(AF光)を射
出する。
【0037】この焦点合わせ部(30〜41)において、
光源30からのAF光は、コレクタレンズ31,AF用
スリット32,ハーフミラー33,コンデンサレンズ34
を通過したのち、ダイクロイックミラー35で反射さ
れ、対物レンズ26を介して半導体ウエハ11の表面に
照射される。このとき、半導体ウエハ11の表面には、
xy座標系に対して45度傾いた方向に、スリット像が
投影される。
【0038】そして、半導体ウエハ11の表面で反射さ
れたスリット状のAF光は、再び対物レンズ26で集光
され、ダイクロイックミラー35,コンデンサレンズ3
4を介してハーフミラー33に入射し、そこで反射され
る。さらに、ハーフミラー33で反射したスリット状の
AF光は、リレーレンズ36,瞳分割プリズム37,リレ
ーレンズ38を介して円筒レンズ39に入射し、そこで
長手方向の広がりが圧縮されたのち、1次元撮像素子4
0の撮像面に結像される。
【0039】ここで、AF光は瞳分割プリズム37にお
いて2つに分割されるため、1次元撮像素子40の撮像
面には、瞳分割プリズム37で分割された2つのAF光
に起因する像が形成される。したがって、AF処理部4
1では、1次元撮像素子40の撮像面に形成された2つ
の像の間隔に基づいて、半導体ウエハ11の表面と対物
レンズ26の物体面とのz方向のずれ量を検出し、ウエ
ハホルダ12のz方向の移動量を決定し、不図示のz駆
動部を制御する。その結果、ウエハホルダ12を合焦状
態に設定することができる。
【0040】焦点合わせ部(30〜41)による上記のA
F制御は、第1実施形態の基板検査装置10における画
像取り込み動作時に適宜実行される。次に、第1実施形
態の基板検査装置10における画像取り込み動作を説明
する。ここでは、半導体ウエハ11に対する欠陥検査を
行うために、半導体ウエハ11の表面の全体的な画像を
取り込む例を挙げて説明する。
【0041】不図示の搬送系によって半導体ウエハ11
がウエハホルダ12に載置され、ウエハ11の中心11
eがウエハホルダ12の中心軸12a上に位置決めされ
ると共に、半導体ウエハ11の方位(xy座標系の向
き)がuv座標系に一致されると(図2の状態)、画像
処理部29は、図8に示すフローチャートの手順にした
がって画像取り込み動作を実行する。
【0042】画像処理部29は、ステップS1におい
て、u駆動部14,v駆動部15による平行移動を上記
の範囲Δu,Δv(図6)内で行い、半導体ウエハ11
の第1象限51のパターン画像を順次に取り込んでいく
(図9(a))。このとき得られる第1象限51のパター
ン画像は、uv座標系での画像データとなる。最終的に
はxy座標系での画像データが必要なため、ステップS
1で取り込まれた第1象限51のuv座標系での画像デ
ータには、後述するステップS8において、(u,v)→
(x,y)=(+u,+v)の座標変換が施される。
【0043】次に、画像処理部29は、ステップS2に
おいて、半導体ウエハ11の4つの象限(51〜54)に
ついての画像取り込みが終了したか否かを判定し、未だ
画像を取り込んでいない象限がある場合(ステップS2
がN)には、ステップS3に進む。この段階では、半導
体ウエハ11の第2象限52についての画像取り込みを
行うため、ステップS3に進む。
【0044】ステップS3において、画像処理部29
は、第1象限51と第2象限52との境界線上に位置す
る2つの指標マーク61,62のxy位置を計測する。
そして、ステップS4において、半導体ウエハ11を9
0度だけ回転させる(図3,図9(b)の状態)。次に、
画像処理部29は、先ほどxy位置を計測した指標マー
ク61,62のxy位置を再度計測し(ステップS
5)、半導体ウエハ11の回転誤差および中心11eの
位置ずれ(位置補正量)を算出し(ステップS6)、得
られた位置補正量に基づいて半導体ウエハ11の回転誤
差と中心11eの位置ずれとを補正する(ステップS
7)。
【0045】その後、画像処理部29は、ステップS1
に戻り、半導体ウエハ11の第2象限52のパターン画
像を順次に取り込んでいく(図9(b))。このとき得ら
れる第2象限52のパターン画像は、uv座標系での画
像データとなる。この第2象限52のuv座標系での画
像データには、後述するステップS8において、(u,
v)→(x,y)=(−v,+u)の座標変換が施される。
【0046】次に、画像処理部29は、半導体ウエハ1
1の第3象限53についての画像取り込みを行うため
(ステップS2がN)、上記と同様、ステップS3に進
み、第2象限52と第3象限53との境界線上に位置す
る2つの指標マーク63,64のxy位置を計測する。
そして、ステップS4において、半導体ウエハ11を9
0度だけ回転させ(図4,図9(c)の状態)、指標マー
ク63,64のxy位置を再度計測し(ステップS
5)、半導体ウエハ11の位置補正量を算出し(ステッ
プS6)、得られた位置補正量に基づいて半導体ウエハ
11の回転誤差と中心11eの位置軸ずれとを補正する
(ステップS7)。
【0047】その後、画像処理部29は、ステップS1
に戻り、半導体ウエハ11の第3象限53のパターン画
像を順次に取り込んでいく(図9(c))。このとき得ら
れる第3象限52のパターン画像は、uv座標系での画
像データとなる。この第3象限53のuv座標系での画
像データには、後述するステップS8において、(u,
v)→(x,y)=(−u,−v)の座標変換が施される。
【0048】次に、画像処理部29は、半導体ウエハ1
1の第4象限54についての画像取り込みを行うため
(ステップS2がN)、上記と同様、ステップS3に進
み、第3象限53と第4象限54との境界線上に位置す
る2つの指標マーク65,66のxy位置を計測する。
そして、ステップS4において、半導体ウエハ11を9
0度だけ回転させ(図5,図9(d)の状態)、指標マー
ク65,66のxy位置を再度計測し(ステップS
5)、半導体ウエハ11の位置補正量を算出し(ステッ
プS6)、得られた位置補正量に基づいて半導体ウエハ
11の回転誤差と中心11eの位置軸ずれとを補正する
(ステップS7)。
【0049】その後、画像処理部29は、ステップS1
に戻り、半導体ウエハ11の第4象限54のパターン画
像を順次に取り込んでいく(図9(d))。このとき得ら
れる第4象限54のパターン画像は、uv座標系での画
像データとなる。この第4象限54のuv座標系での画
像データには、後述するステップS8において、(u,
v)→(x,y)=(+v,−u)の座標変換が施される。
【0050】以上で半導体ウエハ11の4つの象限(5
1〜54)についての画像取り込みが終了するため、画
像処理部29は、ステップS2からステップS8に進
む。このステップS8では、4つの象限(51〜54)の
uv座標系での画像データに対して、それぞれ上記した
座標変換を施し、得られた4つの象限(51〜54)のx
y座標系での画像データに基づいてパターン画像を再構
成して、画像取り込み動作を終了する。
【0051】ステップS8におけるパターン画像の再構
成は、回転駆動部16による半導体ウエハ11の回転方
位(象限)の情報、および、u駆動部14,v駆動部1
5による半導体ウエハ11の水平位置(u,v)の情報に
基づいて行われる。その結果、半導体ウエハ11の全体
のxy座標系でのパターン画像を得ることができる。以
上説明したように、第1実施形態の基板検査装置10に
よれば、半導体ウエハ11を中心11eの周りに90度
間隔で回転させるとともに、この回転を停止させたとき
にuv方向に平行移動させるため、水平面(uv面)内で
の可動範囲Δu,Δv(図6)を半導体ウエハ11の半径
rと同程度に設定することができる。
【0052】したがって、ホルダ駆動部(14〜16)の
底面寸法を半導体ウエハ11の直径の1.5倍程度に小
さくすることができる。その結果、基板検査装置10の
小型化が図られる。また、半導体ウエハ11の直径をΔ
φだけ大きくした場合には、ホルダ駆動部(14〜16)
の底面寸法を大きくしなければならないが、第1実施形
態の基板検査装置10では、ホルダ駆動部(14〜16)
の底面積の増分を「(1.5)2・((φ+Δφ)2−φ2)=
4.5φ・Δφ+2.25Δφ2」程度に、従来通りスト
ロークを大きくした場合の増分「8φ・Δφ+4Δ
φ2」に比べて、小さく抑えることができる。例えば、
φ=200mm,Δφ=100mmのとき、第1実施形
態の基板検査装置10による増分は112500mm2
であり、従来における増分は200000mm2であ
る。
【0053】さらに、第1実施形態の基板検査装置10
では、半導体ウエハ11の回転を90度間隔で行うた
め、半導体ウエハ11に形成された回路パターン11
b,11c(図2〜図5)の直線方向を、常に、uv座
標系のu方向またはv方向に平行である状態を保つこと
ができる。つまり、回路パターン11b,11cの直線
方向がuv座標系のu方向またはv方向に対して斜めに
なることはない。
【0054】したがって、半導体ウエハ11の各象限
(51〜54)からパターンと画素の関係が同じ条件でパ
ターン画像を取り込むことができ、各象限(51〜54)
に形成された回路パターン11b,11cの検査を同じ
精度で行うことができる。また、第1実施形態の基板検
査装置10では、各象限(51〜54)の境界部分をオー
バーラップさせてパターン画像を取り込み、ウエハホル
ダ12の回転軸ずれや回転量誤差を補正しながら、各象
限(51〜54)のパターン画像を取り込むため、各象限
(51〜54)の境界部分にずれの無い良好なパターン画
像を取り込むことができる。
【0055】なお、上記した第1実施形態では、半導体
ウエハ11の回転を停止させた状態でuv方向に平行移
動させる際、何れの各象限(51〜54)が画像取り込み
の対象となっているかに関わらず、常に、u方向への平
行移動時にパターン画像を取り込む例を説明した(図
9)が、本発明はこの構成に限らない。その他、第1象
限51が画像取り込みの対象となっている場合(図10
(a))と第3象限53が画像取り込みの対象となってい
る場合(図10(c))には、v方向への平行移動時にパ
ターン画像を取り込み、第2象限52が画像取り込みの
対象となっている場合(図10(b))と第4象限54が
画像取り込みの対象となっている場合(図10(d))に
は、u方向への平行移動時にパターン画像を取り込むよ
うに、各象限(51〜54)ごとに順次切り換える構成が
考えられる。
【0056】この構成によれば、パターン画像を取り込
む際の平行移動の方向は、半導体ウエハ11のxy座標
系に対して一定となる。つまり、半導体ウエハ11の表
面における走査方向が各象限(51〜54)によらず一定
となる。したがって、パターン画像の再構成を効率良く
行えると共に、再構成された全体的なパターン画像の精
度が向上する。
【0057】また、パターン画像を取り込む際の平行移
動の方向を各象限(51〜54)ごとに切り換える代わり
に、2次元撮像素子28の読み出し方向を各象限(51
〜54)ごとに切り換えても良い。この場合、画像処理
部29には、半導体ウエハ11の半分について、パター
ン画像の信号が一様に入ってくるので、複雑な座標変換
が不要となる。
【0058】(第2実施形態)本発明の第2実施形態は、
請求項1〜請求項4に対応する。ここでは、上記した基
板検査装置10を用い、半導体ウエハ11における重ね
合わせ検査を行うために、半導体ウエハ11の表面の指
定された重ね合わせマークの画像を取り込む例を説明す
る。
【0059】重ね合わせマークは、半導体ウエハ11の
表面に形成された下地パターンに対するレジストパター
ンの重ね合わせ状態を示すマークであり、通常、外側の
矩形マークと内側の矩形マークとで構成される。また、
重ね合わせマークは、一般に、半導体ウエハ11(図
2)の各ショット領域11aの四隅に形成されている。
画像取り込みの基本的な動作は、上記した図8のステッ
プS1〜S7と同じであり、半導体ウエハ11を図2の
回転状態で停止させたときに、uv方向に平行移動させ
ることで、第1象限51の中の重ね合わせマーク71
(図11(a))を撮像領域内に位置決めし、その重ね合
わせマーク71のパターン画像を画像処理部29に取り
込む。位置決め制御は、画像処理部29が行う。
【0060】そして、同様に、半導体ウエハ11を図3
の回転状態で停止させたときに、第2象限52の中の重
ね合わせマーク72(図11(b))を撮像領域内に位置
決めし、その重ね合わせマーク72のパターン画像を画
像処理部29に取り込む。さらに、半導体ウエハ11を
図4,図5の回転状態で停止させたときに、第3象限5
3,第4象限54の中の重ね合わせマーク73,74(図
11(c),(d))を撮像領域内に位置決めし、各々の重
ね合わせマーク73,74のパターン画像を画像処理部
29に取り込む。
【0061】このようにして半導体ウエハ11の各象限
(51〜54)から重ね合わせマーク71〜74のパター
ン画像を取り込むと、画像処理部29は、各々の重ね合
わせマーク71〜74において、外側の矩形マークの中
心座標(x1,y1)と内側の矩形マークの中心座標(x2,y
2)との位置ずれ量および位置ずれ方向を重ね合わせずれ
量(Δx,Δy)として計算する。重ね合わせずれ量は、
半導体ウエハ11の表面の2次元ベクトルとして表され
る。
【0062】また、上記のようにして重ね合わせずれ量
(Δx,Δy)を計算したあと、この重ね合わせずれ量(Δ
x,Δy)には、TIS(Tool Induced Shift)と呼ばれ
る補正値を用いた補正が施される。TISとは、基板検
査装置10の調整時に追い込みきれない装置起因の測定
誤差であり、半導体ウエハ11の各処理工程ごとに異な
る値が用いられる。
【0063】ここで、基板検査装置10において、TI
Sの値を決定するための動作を説明する。まず、半導体
ウエハ11を図2の回転状態で停止させたときに、半導
体ウエハ11の中心11e付近に位置する重ね合わせマ
ーク75(図12(a))のパターン画像を取り込み、次
に、半導体ウエハ11を180度回転させて、同じ重ね
合わせマーク75(図12(b))のパターン画像を取り
込む。
【0064】そして、画像処理部29は、図12(a)の
状態で取り込んだ重ね合わせマーク75のパターン画像
に基づいて重ね合わせずれ量(Δx0,Δy0)を計算する
と共に、図12(b)の状態で取り込んだ重ね合わせマー
ク75のパターン画像に基づいて重ね合わせずれ量(Δ
180,Δy180)を計算し、これら2つの重ね合わせずれ
量の平均値をTISの値(TISu,TISv)として
決定する。
【0065】TISuは、基板検査装置10のu方向の
測定誤差であり、TISvは、v方向の測定誤差であ
る。次に、上記のようにして決定された基板検査装置1
0のTISの値(TISu,TISv)を用い、半導体
ウエハ11の各象限(51〜54)における重ね合わせマ
ーク71〜74(図11)の重ね合わせずれ量(Δx,Δ
y)を補正する処理について説明する。
【0066】TISの値(TISu,TISv)を用い
た補正処理は、半導体ウエハ11からパターン画像を取
り込むときのxy座標系の方位を考慮して行われる。図
11(a)に示すように、第1象限51のパターン画像を
取り込むとき、uv座標系に対するxy座標系の方位
は、(+x,+y)=(+u,+v)という関係にある。ま
た、第2象限52のパターン画像を取り込むとき、uv
座標系に対するxy座標系の方位は、(+x,+y)=(−
v,+u)という関係にある。
【0067】さらに、第3象限53のパターン画像を取
り込むとき、uv座標系に対するxy座標系の方位は、
(+x,+y)=(−u,−v)という関係にある。また、第
4象限54のパターン画像を取り込むとき、uv座標系
に対するxy座標系の方位は、(+x,+y)=(+v,−
u)という関係にある。したがって、半導体ウエハ11
の各象限(51〜54)における重ね合わせマーク71〜
74(図11)の重ね合わせずれ量(Δx,Δy)を補正
するためには、上記した各象限(51〜54)でのxy座
標系の方位を考慮して、以下の表1に示すように、x方
向の重ね合わせずれ量Δxに対する補正値Hxと、y方
向の重ね合わせずれ量Δyに対する補正値Hyとが、各
々設定される。
【表1】 そして、表1に示す補正値Hx,Hyを用いて、各象限
(51〜54)の重ね合わせずれ量(Δx,Δy)を補正す
ることで、装置起因の測定誤差であるu方向のTISu
とv方向のTISvとが補正された正確な重ね合わせず
れ量(ΔX,ΔY)を得ることができる(ΔX=Δx+H
x,ΔY=Δy+Hy)。なお、上記した実施形態で
は、固定された光学系(26,27,…)に対して、ウエハ
ホルダ12をuv方向に平行移動させることで、半導体
ウエハ11の1/4に相当する1つの象限からパターン
画像を取り込む例を説明したが、本発明はこの構成に限
定されない。
【0068】その他、ウエハホルダ12を固定し、光学
系(26,27,…)をuv方向に平行移動させることで、
半導体ウエハ11の1つの象限からパターン画像を取り
込んでも良い。また、ウエハホルダ12の平行移動と光
学系(26,27,…)の平行移動とを組み合わせて、半導
体ウエハ11の1つの象限からパターン画像を取り込ん
でも良い。
【0069】また、上記した実施形態では、ウエハホル
ダ12の回転軸ずれや回転量誤差を補正しながら、各象
限(51〜54)のパターン画像を取り込む例(図8)を
説明したが、本発明はこの手順に限定されない。その
他、図8のステップS7を省略した手順によって、全て
の象限(51〜54)のパターン画像を取り込み、ステッ
プS8でパターン画像を再構成するときに、ステップS
6で算出した位置補正量を用いて画像データのずれ補正
を行っても良い。
【0070】さらに、上記した実施形態では、2次元撮
像素子28として、複数の画素が正方格子状に配列され
た構成を用いたが、本発明では、複数の画素が3角格子
状に配列された2次元撮像素子にも、6角格子状に配列
された2次元撮像素子にも適用できる。その際には、画
像の検出方向と画素の方向を一致させるため、回転のス
テップを60°または30°にすることが望ましい。
【0071】また、上記した実施形態では、瞳分割され
たスリット像の間隔を測定して焦点ずれ量を検知するオ
ートフォーカス機構(焦点合わせ部(30〜41))を説
明したが、スリット像を斜めに投影して焦点ずれ量を検
知し、その焦点ずれ量に応じた分だけウエハホルダ12
を上下させるスリット像投影方式や、ウエハホルダ12
をz方向に移動させて取り込んだ画像のコントラストが
最大になるz位置を合焦位置として位置決めする画像処
理方式などを用いてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板の大型化に伴う装置の大型化が確実に抑えられるた
め、クリーンルームの大型化を回避することができ、結
果として、コストが削減され、回路パターンの微細化に
も対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の基板検査装置10の全体構成図
である。
【図2】半導体ウエハ11を説明する図である(回転角
0度)。
【図3】半導体ウエハ11を説明する図である(回転角
90度)。
【図4】半導体ウエハ11を説明する図である(回転角
180度)。
【図5】半導体ウエハ11を説明する図である(回転角
270度)。
【図6】ウエハホルダ12の可動範囲を説明する図であ
る。
【図7】半導体ウエハ11における4つの象限を説明す
る図である。
【図8】基板検査装置10における画像取り込み動作の
手順を示すフローチャートである。
【図9】半導体ウエハ11の4つの象限からパターン画
像を取り込む動作を説明する図である。
【図10】半導体ウエハ11の4つの象限からパターン
画像を取り込む別の動作を説明する図である。
【図11】半導体ウエハ11の4つの象限に形成された
重ね合わせマークを示す図である。
【図12】基板検査装置10のTISの値を決定するた
めの動作を説明する図である。
【符号の説明】
10 基板検査装置 11 半導体ウエハ 12 ウエハホルダ 14 u駆動部 15 v駆動部 16 回転駆動部 26 対物レンズ 27 結像レンズ 28 2次元撮像素子 29 画像処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01R 31/02 H01L 21/30 502V Fターム(参考) 2F065 AA03 BB02 BB03 BB27 CC19 DD02 FF04 JJ03 JJ09 JJ25 JJ26 LL04 LL12 LL22 LL30 LL46 MM02 MM03 PP12 QQ31 2G014 AA00 AB59 AC09 2G051 AA51 AB01 AB02 AB10 BB07 BB09 BB15 CA03 CB01 CB05 CC11 CC12 DA07 DA08 DA09 DA15 EA12 ED11 ED12 4M106 AA01 CA39 CA50 DB04 DB11 DB12 DB13 DJ04 DJ06 DJ07 DJ11 DJ19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の被検査面における一部領域の像を
    形成する光学系と、 前記被検査面の中心を通って前記被検査面に垂直な軸を
    回転軸として、前記基板を90度間隔で回転させる回転
    手段と、 前記回転手段による前記基板の回転が停止中に、前記基
    板と前記光学系とを前記被検査面に沿って相対的に平行
    移動させる平行移動手段とを備えたことを特徴とする基
    板検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板検査装置におい
    て、 前記平行移動手段は、前記被検査面の1つの象限に相当
    する範囲内で、前記基板と前記光学系とを相対的に平行
    移動させることを特徴とする基板検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の基板検
    査装置において、 前記回転手段および前記平行移動手段を制御し、前記被
    検査面に設けられた複数のパターン層の重ね合わせ状態
    を示すマークを前記光学系の視野内に位置決めする位置
    決め手段と、 前記光学系によって形成される前記マークの像を画像と
    して取り込み、該画像に基づいて前記重ね合わせ状態を
    検出する検出手段とを備えたことを特徴とする基板検査
    装置。
  4. 【請求項4】 基板の被検査面の中心を通って前記被検
    査面に垂直な軸を回転軸として、前記基板を90度間隔
    で回転させるステップと、 前記基板の回転が停止中に、前記被検査面における一部
    領域の像を形成する光学系と前記基板とを前記被検査面
    に沿って相対的に平行移動させるステップとを備えたこ
    とを特徴とする基板検査方法。
JP2001200614A 2001-07-02 2001-07-02 基板検査装置および基板検査方法 Pending JP2003014438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200614A JP2003014438A (ja) 2001-07-02 2001-07-02 基板検査装置および基板検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001200614A JP2003014438A (ja) 2001-07-02 2001-07-02 基板検査装置および基板検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003014438A true JP2003014438A (ja) 2003-01-15

Family

ID=19037709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001200614A Pending JP2003014438A (ja) 2001-07-02 2001-07-02 基板検査装置および基板検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003014438A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225480A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Hitachi High-Technologies Corp 表面検査装置
JP2008305905A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Hitachi High-Technologies Corp 異物・欠陥検査・観察システム
JP2016076611A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 東京エレクトロン株式会社 基板検査装置及びその制御方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131229A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nikon Corp 検査測定装置および測定方法
JP2000164658A (ja) * 1998-11-26 2000-06-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd 半導体ウェハのレビューステーション及び外観検査装置
JP2000349014A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Nikon Corp 重ね合わせ測定装置及び該装置を用いた半導体デバイス製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1131229A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Nikon Corp 検査測定装置および測定方法
JP2000164658A (ja) * 1998-11-26 2000-06-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd 半導体ウェハのレビューステーション及び外観検査装置
JP2000349014A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Nikon Corp 重ね合わせ測定装置及び該装置を用いた半導体デバイス製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225480A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Hitachi High-Technologies Corp 表面検査装置
JP4668809B2 (ja) * 2006-02-24 2011-04-13 株式会社日立ハイテクノロジーズ 表面検査装置
JP2008305905A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Hitachi High-Technologies Corp 異物・欠陥検査・観察システム
JP2016076611A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 東京エレクトロン株式会社 基板検査装置及びその制御方法
TWI673503B (zh) * 2014-10-07 2019-10-01 日商東京威力科創股份有限公司 基板檢查裝置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3224041B2 (ja) 露光方法及び装置
JP4468696B2 (ja) 半導体ウエハ検査装置
KR100471524B1 (ko) 노광방법
JP4110653B2 (ja) 表面検査方法及び装置
CN111553897B (zh) 晶圆缺陷检测设备
US4737920A (en) Method and apparatus for correcting rotational errors during inspection of reticles and masks
JPH08167558A (ja) 投影露光装置
JPS6341023A (ja) ウエハをレチクルヘアラインする方法および装置
US7197176B2 (en) Mark position detecting apparatus and mark position detecting method
US7528937B1 (en) Dual-sided substrate measurement apparatus and methods
JPH0581046B2 (ja)
JP2003014438A (ja) 基板検査装置および基板検査方法
JP3254704B2 (ja) 露光装置および露光方法
JPH11326229A (ja) 異物検査装置
JPH11195579A (ja) 露光装置及び露光方法
JP2007292606A (ja) 表面検査装置
JP2004108957A (ja) 基板検査装置
JPH08181062A (ja) 位置決め装置及び位置決め方法
JP4332891B2 (ja) 位置検出装置、位置検出方法、及び露光方法、並びにデバイス製造方法
JP4207689B2 (ja) 位置ずれ測定装置
JP2003179122A (ja) 基板検査装置
JPH10326739A (ja) 位置合わせ方法及び露光方法
JP4214555B2 (ja) パターン位置計測装置
JP3287352B2 (ja) 露光装置及びそれを用いた半導体チップの製造方法
JP2003068612A (ja) 重ね合わせ検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122