JP4214555B2 - パターン位置計測装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定物の寸法に大小の差がある場合でも精度良く測定できるパターン位置計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の顕微鏡を使用した測長機、とりわけ半導体、液晶等を対象とした測長機(又はパターン位置計測装置)により測長する方法としては、例えば次のようなものがある。
【0003】
対象物である半導体ウェハの表面に形成されたレジストパターンをある倍率で拡大した像をCCDカメラの光電変換面に形成して、そのパターン位置を計測してパターン位置の相互間等の寸法を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の半導体製造プロセスでは、光による露光と電子線による露光とがプロセス中に混在していることがあり、光学露光の際に測定しようとするパターン(マーク)に比べて電子線露光の際のそれの方が大変小さい。つまり、長さが非常に異なる寸法を一つの測長機(又はパターン位置計測装置)により測定しなければならない場合がある。従って、上記従来の測長機のように被測定マークを一つの倍率で拡大した像により寸法測定を行うと、精度良く測定することができない。このため、精度良く寸法測定を行うには、寸法の小さいマークを測定する場合は比較的大きな倍率でマークを拡大し、寸法の大きいマークを測定する場合は比較的小さな倍率でマークを拡大することが考えられる。
【0005】
以上のことから、光学露光用のマーク及び電子線露光用のマークの両者を測定するパターン位置計測装置としては図4に示すものが考えられる。以下、このパターン位置計測装置について説明する。
【0006】
図4に示すパターン位置計測装置は、対象物であるウェハ7の表面に形成されたレジストパターンの拡大像を形成して、そのパターン位置を計測してパターン位置相互間等の寸法を測定する装置である。ウェハ7は真空チャックや静電チャック等の把持手段8により固定されている。把持手段8は、光軸方向及びその垂直面内(Z方向、X−Y面)で走査される。
【0007】
このパターン位置計測装置は、ウェハ7の直上に配置されている測長光学系100と、該光学系100の側方に配置されている照明光学系103及びオートフォーカス光学系105を具備する。
【0008】
照明光学系103には、その光軸上に順に、光源1、コンデンサレンズ2、AF用スリット3、投影レンズ4及び第一のハーフミラー5が配置されている。光源1から射出された照明光は、コンデンサレンズ2を通って集光され、次にAF用スリット3に入射する。AF用スリット3の周辺部には、オートフォーカス用のスリットが形成されている。AF用スリット3の中央部は透明である。AF用スリット3によりオートフォーカス用のスリット状の光束が形成され、AF用スリット3から出た照明光は、投影レンズ4により適当な照明倍率を与えられる。照明光学系103と測長光学系100の光軸が交差する点には、第一のハーフミラー5が置かれている。投影レンズ4を出た照明光は、このハーフミラー5に当って下方に反射され、次に第一の対物レンズ6を経てウェハ7を照明する。
【0009】
測長光学系100には、ウェハ7に近い方から順に、第一の対物レンズ6、第一のハーフミラー5、第二のハーフミラー9、第二の対物レンズ10、第三のハーフミラー20、第一の結像レンズ11及び第一の二次元光電変換手段(第一のCCDカメラ)12が配置されている。このうち、第一の対物レンズ6はオートフォーカス光学系105及び照明光学系103ともに共用されている。また、第三のハーフミラー20により反射される光の光軸上には、ミラー21、第二の結像レンズ23及び第二の二次元光電変換手段(第二のCCDカメラ)22が配置されている。
【0010】
ウェハ7に入射した照明光は、ウェハ7の上面で反射する。この反射光は上方に向い、第一の対物レンズ6及び第一のハーフミラー5を通過し、第二のハーフミラー9に至る。第二のハーフミラー9は、反射光の一部を上方に通過させ、一部を側方に反射する。通過した光は、第二の対物レンズ10を通過し、第三のハーフミラー20に至る。第三のハーフミラー20は、通過光の一部を上方に通過させ、一部を側方に反射する。通過した光は測定または観察の用に供せられ、第一の結像レンズ11を通過して、第一の倍率で第一のCCDカメラ12の光電変換面に拡大結像する。一方、第三のハーフミラー20で反射した光は測定または観察の用に供せられ、ミラー21で反射され、第二の結像レンズ23を通過して、第二の倍率で第二のCCDカメラ22の光電変換面に拡大結像する。この第二の倍率は第一の倍率に比べて高倍率である。
【0011】
一方、第二のハーフミラー9で反射した光は、オートフォーカス光学系105に入る。オートフォーカス光学系105には、ハーフミラー9から順に、リレーレンズ13、瞳分割プリズム14、AF用結像レンズ15、シリンドリカルレンズ16及びAF用光電変換手段17が配置されている。瞳分割プリズム14は、オートフォーカス光学系105のほぼ瞳位置に配置されており、その分割線(中央の尾根)は光軸と一致している。
【0012】
シリンドリカルレンズ16は、オートフォーカス光を幅方向に圧縮して光電変換手段17上に結像させる。なお、光電変換手段17は、幅約10μm 、長さ20mmのライン状のCCDセンサである。結局、AF用光電変換手段17には、ウェハ7に投射されたAF用スリットの像が、瞳分割プリズム14によって二つに分割されて結像する。
【0013】
AF用光電変換手段17が検出したAF用スリットに関する信号は、このパターン位置計測装置の制御部内のフォーカス位置検出手段18に送られて処理され、正規のフォーカス位置が検出される。
【0014】
このフォーカス位置に関する信号は、フォーカスアクチュエータ駆動手段19に送られ、同手段19は、把持手段8のZテーブル駆動用のアクチュエータを駆動してウェハ7を上下し、正規のフォーカス位置にウェハ7の上面を位置決めする。
【0015】
上述の第一及び第二のCCDカメラ12、22それぞれにより得られた倍率の異なる2つの画像情報を用いて、例えば次のように測定する。
【0016】
まず、把持手段8を移動させることにより、ウェハ7上の測定マークを視野中心に収め、比較的低倍の(視野の広い)第一の光電変換手段12による画像データにより、比較的長い寸法の測定演算を行う。次に、比較的高倍の(視野の狭い)第二の光電変換手段22による画像データにより、比較的短い寸法の測定演算を行う。
【0017】
上述した方法で図4に示すパターン位置計測装置により測定を行った場合、倍率の異なる第一及び第二の結像レンズ11、23を用いているため、第一及び第二の光電変換手段12、22に結像した際の収差が異なるものとなる。これにより、被測定マークの構造によっては両者の結像位置がずれてしまう等の問題が生じ、結局は測定した寸法に十分な精度が得られない。
【0018】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、被測定物の寸法に大小の差がある場合でも精度良く測定できるパターン位置計測装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るパターン位置計測装置は、比較的視野が大きく且つ比較的解像度が低い第一の二次元光電変換部と、比較的視野が小さく且つ比較的解像度が高い第二の二次元光電変換部と、第一及び第二の二次元光電変換部それぞれに被測定パターンを略等しい光学倍率で結像する結像部と、第一の二次元光源変換部で得られた画像データを処理して、比較的寸法が大きい外側の前記被測定パターンからその中心位置を算出すると共に、第二の二次元光電変換部で得られた画像データを処理して、比較的寸法が小さい内側の被測定パターンからその中心位置を算出し、両中心位置の差を予め測定された第一及び第二の二次元光電変換部それぞれの画像のズレ量に基づいて算出する画像処理部と、を具備することを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係るパターン位置計測装置は、視野の大きさ及び解像度が互いに異なる少なくとも二つの二次元光電変換部と、該二次元光電変換部それぞれに被測定パターンを略等しい光学倍率で結像する結像部と、該二次元光電変換部のうちの少なくとも一の変換部で得られる画像データを処理して該被測定パターンの位置又は該被測定パターン間の位置の差を算出する画像処理部と、を具備することを特徴とする。
【0021】
上記パターン位置計測装置では、第一及び第二の二次元光電変換部を具備するので、倍率の異なる測定画像を得ることができる。このため、比較的寸法の大きい被測定パターンの位置又は該被測定パターン間の位置の差の計測には、比較的視野が大きく且つ比較的解像度が低い第一の二次元光電変換部で得られる画像データを用い、比較的寸法の小さい被測定パターンの位置又は該被測定パターン間の位置の差の計測には、比較的視野が小さく且つ比較的解像度が高い第二の二次元光電変換部で得られる画像データを用いることができる。したがって、寸法の大きい被測定パターンの位置等を低倍率の画像データを用いて画像処理部で演算することにより求め、寸法の小さい被測定パターンの位置等を高倍率の画像データを用いて画像処理部で演算することにより求めることができる。このため、被測定パターンの寸法に大小の差がある場合でも精度良く測定できる。
【0022】
また、第一及び第二の二次元光電変換部それぞれに被測定パターンを略等しい光学倍率で結像する結像部を具備するため、該二次元光電変換部に略収差の等しい該被測定パターンの像を形成できる。このため、両者の結像位置がずれてしまう問題が生じることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるパターン位置計測装置を示す構成図である。
【0024】
このパターン位置計測装置は、対象物であるウェハ7の表面に形成されたレジストパターンの拡大像を形成して、そのパターン位置を測定してパターン位置相互間等の寸法を測定する装置である。ウェハ7は真空チャックや静電チャック等の把持手段8により固定されている。把持手段8は、光軸方向及びその垂直面内(Z方向、X−Y面)で走査される。
【0025】
図1のパターン位置計測装置は、ウェハ7の直上に配置されている測長光学系110と、該光学系110の側方に配置されている照明光学系113及びオートフォーカス光学系115を具備する。
【0026】
照明光学系113には、その光軸上に順に、光源1、コンデンサレンズ2、AF用スリット3、投影レンズ4及び第一のハーフミラー5が配置されている。光源1から射出された照明光は、コンデンサレンズ2を通って集光され、次にAF用スリット3に入射する。AF用スリット3の周辺部には、オートフォーカス用のスリットが形成されている。AF用スリット3の中央部は透明である。AF用スリット3によりオートフォーカス用のスリット状の光束が形成され、AF用スリット3から出た照明光は、投影レンズ4により適当な照明倍率を与えられる。照明光学系113と測長光学系110の光軸が交差する点には、第一のハーフミラー5が置かれている。投影レンズ4を出た照明光は、このハーフミラー5に当って下方に反射され、次に第一の対物レンズ6を経てウェハ7を照明する。
【0027】
測長光学系110には、ウェハ7に近い方から順に、第一の対物レンズ6、第一のハーフミラー5、第二のハーフミラー9、第二の対物レンズ10、結像レンズ11、第三のハーフミラー20及び第一の二次元光電変換手段、例えば第一のCCDカメラ12が配置されている。このうち、第一の対物レンズ6はオートフォーカス光学系115及び照明光学系113ともに共用されている。また、第三のハーフミラー20により反射される光の光軸上には、ミラー21及び第二の二次元光電変換手段、例えば第二のCCDカメラ22が配置されている。
【0028】
第一及び第二のCCDカメラ12、22は、それぞれ画素の大きさが異なるものを用いる。例えば、第一のCCDカメラ12は、画面外接円の直径が2/3インチ、画素サイズが14μm 、補間分解能が1.4μm のものを用い、第二のCCDカメラ22は、画面外接円の直径が1/3インチ、画素サイズが7μm 、補間分解能が0.7μm のものを用いる。これらCCDカメラ12、22は画素数が同じで画素の大きさが異なる。
【0029】
ウェハ7に入射した照明光は、ウェハ7の上面で反射する。この反射光は上方に向い、第一の対物レンズ6及び第一のハーフミラー5を通過し、第二のハーフミラー9に至る。第二のハーフミラー9は、反射光の一部を上方に通過させ、一部を側方に反射する。通過した光は、第二の対物レンズ10及び結像レンズ11を通過し、第三のハーフミラー20に至る。第三のハーフミラー20は、通過光の一部を上方に通過させ、一部を側方に反射する。通過した光は、測定または観察の用に供せられ、第一のCCDカメラ12の光電変換面に拡大結像する。また、第三のハーフミラー20で反射した光は、測定または観察の用に供せられ、ミラー21で反射され、第二のCCDカメラ22の光電変換面に拡大結像する。第一及び第二のCCDカメラ12、22それぞれにより得られた画像データは画像処理手段30に送られる。画像処理手段30において画像データが画像処理され、マーク寸法の測定が行われる。
【0030】
一方、第二のハーフミラー9で反射した光は、オートフォーカス光学系115に入る。オートフォーカス光学系115には、ハーフミラー9から順に、リレーレンズ13、瞳分割プリズム14、AF用結像レンズ15、シリンドリカルレンズ16及びAF用光電変換手段17が配置されている。瞳分割プリズム14は、オートフォーカス光学系115のほぼ瞳位置に配置されており、その分割線(中央の尾根)は光軸と一致している。
【0031】
シリンドリカルレンズ16は、オートフォーカス光を幅方向に圧縮して光電変換手段17上に結像させる。なお、光電変換手段17は、幅約10μm 、長さ20mmのライン状のCCDセンサである。結局、AF用光電変換手段17には、ウェハ7に投射されたAF用スリットの像が、瞳分割プリズム14によって二つに分割されて結像する。
【0032】
AF用光電変換手段17が検出したAF用スリットに関する信号は、このパターン位置計測装置の制御部内のフォーカス位置検出手段18に送られて処理され、正規のフォーカス位置が検出される。
【0033】
このフォーカス位置に関する信号は、フォーカスアクチュエータ駆動手段19に送られ、同手段19は、把持手段8のZテーブル駆動用のアクチュエータを駆動してウェハ7を上下し、正規のフォーカス位置にウェハ7の上面を位置決めする。
【0034】
上述したパターン位置計測装置では、結像レンズ11により拡大された像が第一及び第二のCCDカメラ12、22それぞれの光電変換面に形成されるため、光学的な結像倍率(光学倍率)は変わらない。しかし、互いに画素の大きさが異なる第一及び第二のCCDカメラ12、22を用いているため、倍率(CCD倍率)の異なる画像データを得ることができる。
【0035】
ここにいう「倍率(CCD倍率)」とは、視野の大きさと解像度により決まるものであって、視野が広く(即ち、CCDカメラの画面外接円が大きいこと、光電面の面積が大きいこと)、解像度が低い(即ち、CCDカメラの画素サイズが大きい)ほどCCD倍率は小さくなり、視野が狭く、解像度が高いほどCCD倍率は大きくなるものをいい、光学倍率とは内容が異なるものである。具体的に第一及び第二のCCDカメラ12、22を比較した場合、画面外接円は第一のCCDカメラ12の方が大きく、画素サイズは第一のCCDカメラ12の方が大きいので、第一のCCDカメラ12の倍率の方が第二のCCDカメラ22のそれより小さい。
【0036】
また、第一及び第二のCCDカメラ12、22それぞれの光電変換面に形成される像が両者とも結像レンズ11により拡大したものであるので、収差の状態に差のない画像データを得ることができる。
【0037】
次に、図1のパターン位置計測装置を用いた具体的な測定方法について説明する。
図2は、図1に示すパターン位置計測装置で測定されるマークの例を示す平面図である。このマークは、平面形状が四角形からなる外側のBOX31及びそれに比べて寸法の小さい内側のBOX33により構成されている。内側のBOX33は、第一〜第四の長方形パターン33a〜33dで囲むことにより構成されている。第一及び第二の長方形パターン33a、33bが長い方の辺(長さ30〜40μm )で互いに対向し、第三及び第四の長方形パターン33c、33dが長い方の辺で互いに対向し、この二つの対向する向きが直交している。
【0038】
図2のマークで測定する部分は、外側のBOX31の中心と内側のBOX33の中心との間の距離である。
【0039】
このマークをパターン位置計測装置で測定する際、比較的寸法の大きい外側のBOX31の中心位置の演算には第一のCCD倍率による第一のCCDカメラ12で得られる画像データを用い、比較的寸法の小さい内側のBOX33の中心位置の演算には第一のCCD倍率より高倍率の第二のCCD倍率による第二のCCDカメラ22で得られる画像データを用いる。これにより、図3(a)に示すような像24が第一のCCDカメラ12で得られ、図3(b)に示すような像25が第二のCCDカメラ22で得られる。図3(b)の像25はCCD倍率が大きいものであるため、内側のBOXのみの像となり、外側のBOXの像は形成されない。
【0040】
したがって、寸法の大きい外側のBOX31の中心位置を低倍率の画像データによる画像処理手段30での演算により求め、寸法の小さい内側のBOX33の中心位置を高倍率の画像データによる画像処理手段30での演算により求めることができる。これにより、第一のCCD倍率の画像24により内側のBOXと外側のBOXの両方の中心位置を求めた場合に比べて測定精度を向上させることができる。
【0041】
すなわち、内側のBOX33のように被測定マークがとても小さいものは、図3(b)に示すように、そのマークだけ拡大することにより、内側のBOX33の中心位置を精度良く測定する。そして、外側のBOX31のように被測定マークが大きいものは、別の倍率で図3(a)に示すように撮像することにより、外側のBOX31の中心位置を精度良く測定する。この二つの異なる倍率の画像の相互間の位置のズレ量をあらかじめ測定しておくことにより、二つの中心位置の距離を算出する際に、そのズレ量を考慮すれば、その距離を精度良く測定できる。
【0042】
また、上述したように第一及び第二のCCDカメラ12、22それぞれの光電変換面には収差の状態に差のない像を形成できる。即ち、図3(a)、(b)に示す像は収差の状態に差のないものである。このため、両者の結像位置がずれてしまう等の問題が生じることがなく、測定した寸法に十分な精度を得ることができ、安定な測定を行うことができる。
【0043】
尚、上記実施の形態では、倍率の異なる二つの二次元光電変換手段(CCDカメラ12、22)を備えたパターン位置計測装置を用いているが、倍率の異なる三つ以上の二次元光電変換手段(CCDカメラ)を備えたパターン位置計測装置を用いることも可能である。この場合は、三つ以上の二次元光電変換手段のうちから被測定マークの大きさに適した倍率の二次元光電変換手段を適宜選択することで精度良く測長することが可能となる。
【0044】
例えば、互いに異なる第一〜第三の倍率による第一〜第三の光電変換手段を備えたパターン位置計測装置を用いて図2に示すマークを測定する場合、外側のBOX31の測定を第一の倍率の画像で行い、内側のBOX33の測定を第二の倍率の画像で行うことができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、比較的視野が大きく且つ比較的解像度が低い第一の二次元光電変換部と、比較的視野が小さく且つ比較的解像度が高い第二の二次元光電変換部とを具備している。したがって、被測定物の寸法に大小の差がある場合でも精度良く測定できるパターン位置計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるパターン位置計測装置を示す構成図である。
【図2】図1に示すパターン位置計測装置で測定されるマークの例を示す平面図である。
【図3】図3(a)は、第一の二次元光電変換手段で得られる図2の被測定マークを示す画像であり、図3(b)は、第二の二次元光電変換手段で得られる図2の被測定マークを示す画像である。
【図4】パターン位置計測装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1…光源 2…コンデンサレンズ
3…AF用スリット 4…投影レンズ
5…第一のハーフミラー 6…第一の対物レンズ
7…ウェハ 8…把持手段
9…第二のハーフミラー 10…第二の対物レンズ
11…結像レンズ(第一の結像レンズ)
12…第一の二次元光電変換手段(第一のCCDカメラ)
13…リレーレンズ 14…瞳分割プリズム
15…AF用結像レンズ 16…シリンドリカルレンズ
17…AF用光電変換手段 18…フォーカス位置検出手段
19…フォーカスアクチュエータ駆動手段
20…第三のハーフミラー 21…ミラー
22…第二の二次元光電変換手段(第二のCCDカメラ)
23…第二の結像レンズ
24…第一の二次元光電変換手段(第一のCCDカメラ)の像
25…第二の二次元光電変換手段(第二のCCDカメラ)の像
30…画像処理手段 31…外側のBOX
33…内側のBOX 33a…第一の長方形パターン
33b…第二の長方形パターン 33c…第三の長方形パターン
33d…第四の長方形パターン
100、110…測長光学系
103、113…照明光学系
105、115…オートフォーカス光学系

Claims (2)

  1. 比較的視野が大きく且つ比較的解像度が低い第一の二次元光電変換部と、
    比較的視野が小さく且つ比較的解像度が高い第二の二次元光電変換部と、
    前記第一及び第二の二次元光電変換部それぞれに被測定パターンを略等しい光学倍率で結像する結像部と、
    前記第一の二次元光源変換部で得られた画像データを処理して、比較的寸法大きい外側の前記被測定パターンからその中心位置を算出すると共に、前記第二の二次元光電変換部で得られた画像データを処理して、比較的寸法小さい内側の前記被測定パターンからその中心位置を算出し、両中心位置の差を予め測定された前記第一及び第二の二次元光電変換部それぞれの画像のズレ量に基づいて算出する画像処理部と
    を具備することを特徴とするパターン位置計測装置。
  2. 前記被測定パターンは、前記比較的寸法の大きな四角形と、前記比較的寸法の小さいな四角形とからなり、前記大きな四角形の中に前記小さいな四角形が入ってなることを特徴とする請求項1に記載のパターン位置計測装置。
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