JP2003014182A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003014182A
JP2003014182A JP2001202439A JP2001202439A JP2003014182A JP 2003014182 A JP2003014182 A JP 2003014182A JP 2001202439 A JP2001202439 A JP 2001202439A JP 2001202439 A JP2001202439 A JP 2001202439A JP 2003014182 A JP2003014182 A JP 2003014182A
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pipe body
clamp
pipe
connector body
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Hirokazu Sugimura
寛和 杉村
Shigeo Oi
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈曲する接続軸部を有する軸状体を抜け止め
する機能と回り止めする機能とを一部品に兼備すること
により、部品点数を削減することのできるコネクタを提
供する。 【解決手段】 コネクタ本体21とクランプ30とを備
える。コネクタ本体21が、軸状体10の屈曲する接続
軸部13を挿入可能に形成される。クランプ30が、コ
ネクタ本体21に対して軸状体10を抜け止め可能でか
つ回り止め可能に形成される。屈曲する接続軸部13を
有する軸状体10を抜け止めする機能と回り止めする機
能とをクランプ30に兼備する。クランプ30が、コネ
クタ本体21に回動可能に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車等にお
けるエンジンの燃料系統、冷却系統等などにおける流体
配管に使用される管継手のコネクタ、あるいは、その他
のコネクタ類に流用することのできるコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタには、例えば特
開平8−233181号公報に開示されたものがある。
その公開公報のコネクタは、バルジ部を有するパイプ体
を挿入可能なコネクタ本体と、そのコネクタ本体に装着
されたほぼリング状のリテーナとを備えている。リテー
ナは、コネクタ本体に挿入されたパイプ体のバルジ部に
係合することによって、パイプ体の抜け方向の移動を規
制するもので、いわゆるパイプ体を抜け止めする機能を
有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パイプ体
が、ストレート状でなく、屈曲する接続軸部を有する場
合には、コネクタ本体に対するパイプ体の接続軸部の軸
回りの回転を規制する、いわゆるパイプ体を回り止めす
る必要が生じることがある。このような場合には、従
来、前記コネクタ本体に、パイプ体を回り止めするため
の専用のクランプを追加しているのが現状である。しか
し、これでは、屈曲する接続軸部を有するパイプ体を抜
け止めする機能にはリテーナが必要で、そのパイプ体を
回り止めする機能にはクランプが必要である。すなわ
ち、各機能毎に別部品を必要であるため、コネクタの部
品点数が増加するという問題があった。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであり、本発明が解決しようとする課題
は、屈曲する接続軸部を有する軸状体を抜け止めする機
能と回り止めする機能とを一部品に兼備することによ
り、部品点数を削減することのできるコネクタを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1に記載されたコネクタは、コネクタ本体とクランプ
とを備える。前記コネクタ本体が、軸状体の屈曲する接
続軸部を挿入可能に形成されている。また、前記クラン
プが、前記コネクタ本体に対して前記軸状体を抜け止め
可能でかつ回り止め可能に形成されている。このように
構成すると、コネクタ本体に軸状体の屈曲する接続軸部
が挿入される。そして、クランプがコネクタ本体に対し
て軸状体を抜け止め及び回り止めする。したがって、屈
曲する接続軸部を有する軸状体を抜け止めする機能と回
り止めする機能とをクランプに兼備したことにより、各
機能毎に別部品を必要とする場合に比べて、部品点数を
削減することができる。
【0006】請求項2に記載されたコネクタは、前記ク
ランプが、前記コネクタ本体に回動可能に設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載のコネクタである。
このように構成すると、コネクタ本体に対しクランプを
回動させるといった簡単な操作によって、コネクタ本体
に対して軸状体を抜け止め及び回り止めすることができ
る。
【0007】請求項3に記載されたコネクタは、前記ク
ランプが、前記軸状体の屈曲した接続軸部を挿入した前
記コネクタ本体に装着可能に形成されていることを特徴
とする請求項1に記載のコネクタである。このように構
成すると、軸状体の屈曲した接続軸部を挿入したコネク
タ本体にクランプを装着することによって、コネクタ本
体に対して軸状体を抜け止め及び回り止めすることがで
きる。したがって、軸状体の屈曲した接続軸部の挿入に
先立って、コネクタ本体にクランプを設けておく必要が
ない。
【0008】請求項4に記載されたコネクタは、軸状体
の屈曲する接続軸部を挿入可能なコネクタ本体自体が、
前記軸状体を抜け止め可能でかつ回り止め可能に形成さ
れていることを特徴とするコネクタである。このように
構成すると、コネクタ本体に軸状体の屈曲する接続軸部
が挿入される。そして、コネクタ本体自体が軸状体を抜
け止め及び回り止めする。したがって、屈曲する接続軸
部を有する軸状体を抜け止めする機能と回り止めする機
能とをコネクタ本体自体に兼備したことにより、各機能
毎に別部品を必要とする場合に比べて、部品点数を削減
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]本発明の実施の
形態1を説明する。この実施の形態では、自動車におけ
るエンジンの燃料系統における流体配管に使用される管
継手のコネクタを例示する。なお、図1はコネクタの斜
視図、図2はパイプ体の挿入状態を示すコネクタの斜視
図、図3はパイプ体の接続状態を示すコネクタの斜視
図、図4はコネクタの側断面図である。
【0010】図1に示すように、管継手は、パイプ体1
0と、そのパイプ体10を接続可能なコネクタ20とに
より構成される。まず、パイプ体10を説明する。図1
に示されるパイプ体10は、金属製で、ほぼ丸型パイプ
状に形成されている。パイプ体10の接続側の端部(図
1において上端部)には、主体部11に対して屈曲部1
2を介してほぼ90°に屈曲する接続軸部13が形成さ
れている。接続軸部13には、その先端面から所定の間
隔を隔てた位置において外周面上に突出する環状のバル
ジ部14が形成されている。接続軸部13の先端部は先
細り状に形成されている。なお、パイプ体10は本明細
書でいう「軸状体」に相当する。
【0011】次に、コネクタ20を説明する。図1に示
すように、コネクタ20は、その主体をなすコネクタ本
体21と、そのコネクタ本体21に設けられるクランプ
30とを備えている。以下、順に説明する。
【0012】コネクタ本体21を説明する。図4に示す
ように、コネクタ本体21は、樹脂製で、中空部を燃料
通路22とするほぼ円筒状に形成されている。コネクタ
本体21は、一端部(図4において右端部)にチューブ
18を接続可能なチューブ接続部23を有しているとと
もに、他端部(図4において左端部)に前記パイプ体1
0の接続軸部13を挿入可能なパイプ体接続部24を有
している。
【0013】図1及び図4に示すように、前記チューブ
接続部23の外周面には、複数の環状の隆起部23aが
突出されている。隆起部23aは、チューブ接続部23
に対するチューブ18の嵌合による接続を確実化する。
なお、チューブ18は、ホース、フレキシブル管等に代
えることができる。
【0014】図4に示すように、前記パイプ体接続部2
4の内周面は、屈曲側の半部の内径よりも開口側の半部
の内径を大きくする段付孔状に形成されている。前記パ
イプ体接続部24の開口側の半部内には、弾性を有する
Oリング等のシール材28がストッパリング29により
抜け外れを防止した状態すなわち抜け止め状態で配置さ
れている。なお、ストッパリング29はパイプ体接続部
24内に圧入によって固定されている。
【0015】図1に示すように、前記パイプ体接続部2
4の外側面には、ほぼ丸棒状の支持ピン24aが左右対
称状に突出されている(図1では一側の支持ピン24a
のみが示されている)。また、前記パイプ体接続部24
の外側面には、支持ピン24aにチューブ接続側で隣接
するほぼ四角形板状のストッパー片24bが縦向きでか
つ左右対称状に突出されている(図1では一側のストッ
パー片24bのみが示されている)。なお、ストッパー
片24bは片側だけでもよい。
【0016】図1及び図4に示すように、前記パイプ体
接続部24の開口端部には、上面を開口するほぼ四角形
箱状の箱状部25が一体形成されている。箱状部25の
端板部25aには、前記パイプ体接続部24と同一軸線
上に開口するほぼ円形のパイプ挿入口26が形成されて
いる。パイプ挿入口26は、前記パイプ体10のバルジ
部14の外径よりも大きい口径で形成されている。
【0017】図1に示すように、前記箱状部25の両側
板部25bの外側面には、横方向に延びる係止爪部27
が左右対称状に形成されている。係止爪部27は、その
斜辺(符号省略)を上向きにする断面ほぼ直角三角形状
に形成されている。
【0018】次に、クランプ30を説明する。図1及び
図4に示されるクランプ30は、樹脂製で、連結板部3
1と、左右一対をなすアーム部33とを備えている。図
5にクランプ30の一部を斜視図で示すように、連結板
部31は、ほぼ四角形板状に形成されている。連結板部
31の左右端縁部に左右のアーム部33が断面ほぼ逆U
字状をなすように連結されている。
【0019】前記連結板部31の下面には、左右一対を
なす抜け止め爪部32がほぼ平行状に突出されている。
図6に抜け止め爪部32を側面図で示すように、抜け止
め爪部32は、前記パイプ体10のバルジ部14の抜け
止め側(挿入方向に対し背側)の端面に当接可能な当接
面32aと、その当接面32aに対し背側に形成される
傾斜状の斜面32bとを有するほぼ山形板状に形成され
ている。
【0020】なお、図7に示すように、抜け止め爪部3
2にパイプ体10のバルジ部14を嵌合可能な凹所32
cを形成し、その凹所32cの底面を当接面32aとす
る。このようにすると、凹所32c内にパイプ体10の
バルジ部14が嵌合することにより、バルジ部14を図
7において上下方向に関し位置決めすることができる。
【0021】図5に示すように、前記アーム部33は、
下方へ突出されたロック片34と、一側方(図5におい
て右方)へ延出された取付片36と、他側方(図5にお
いて左方)へ延出された回り止め片39とを有してい
る。
【0022】前記アーム部33のロック片34は、ほぼ
四角形板状をなしており、その先端部(図5において下
端部)の内側面には、横方向に延びるロック爪部35が
形成されている。ロック爪部35は、その斜辺(符号省
略)を下向きにする断面ほぼ直角三角形状に形成されて
いる。
【0023】また、前記アーム部33の取付片36は、
帯板状をなしており、その先端部は下方へほぼL字状に
形成されて幅広状をなしている。取付片36の先端部に
はピン孔37が形成されている。また、取付片36の先
端部の外周面には、ピン孔37とほぼ同一中心をなす円
弧状の摺接面38が形成されている。
【0024】また、前記アーム部33の回り止め片39
は、帯板状をなしており、図5において下方へ所定角度
で傾斜している。
【0025】上記したクランプ30は、次に述べるよう
にしてコネクタ本体21に取付けられている。すなわ
ち、図1に示すように、コネクタ本体21の各支持ピン
24aに対し、両アーム部33の取付片36のピン孔3
7(図5参照)を、その取付片36の弾性変形いわゆる
拡開方向の撓み変形(図5中、二点鎖線36参照)を利
用して回動可能に嵌合させる。これとともに、コネクタ
本体21の各ストッパー片24bには、両アーム部33
の取付片36の摺接面38が所定の摺動抵抗をもって当
接される。
【0026】そして、図1に示すように、クランプ30
を立ち上げ状態に回動すると、コネクタ本体21の各ス
トッパー片24bで両アーム部33の取付片36のそれ
以上の回動が規制される。これとともに、コネクタ本体
21の各ストッパー片24bが両アーム部33の取付片
36の摺接面38に所定の摺動抵抗をもって当接する。
これによって、クランプ30が待機位置に支持される。
なお、コネクタ本体21の各ストッパー片24bとクラ
ンプ30の両アーム部33の取付片36の摺接面38と
によって、本明細書でいう「支持手段」が構成されてい
る。
【0027】続いて、上記したコネクタ本体21にクラ
ンプ30が設けられたコネクタ20(図1参照)におい
て、パイプ体10を接続する場合を説明する。まず、パ
イプ体10の接続軸部13をコネクタ本体21の箱状部
25のパイプ挿入口26からパイプ体接続部24内に挿
入する(図2及び図4参照)。なお、この状態では、パ
イプ体10とコネクタ本体21との間がシール材28に
よってシールされる(図4参照)。
【0028】次に、クランプ30を支持ピン24aの回
りに回動(図4において左回り方向(図4中、矢印A方
向)へ回動)させる。すると、コネクタ本体21の各ス
トッパー片24bに対し、両アーム部33の取付片36
の摺接面38が所定の摺動抵抗に抗して摺動していく。
また、コネクタ本体21の箱状部25の両側板部25b
の両外側面をクランプ30の両アーム部33のロック片
34のロック爪部35(図5参照)が摺動していく。
【0029】そして、最終的には、両アーム部33のロ
ック片34のロック爪部35が、そのロック片34の弾
性変形いわゆる拡開方向の撓み変形(図5中、二点鎖線
34参照)を利用して、コネクタ本体21の箱状部25
の両係止爪部27に係合する。これにより、コネクタ本
体21にクランプ30が接続状態に固定される(図3、
及び、図4の二点鎖線30参照)。
【0030】これとともに、クランプ30の連結板部3
1の両抜け止め爪部32(図5参照)が、コネクタ本体
21の箱状部25(図1参照)内に差込まれ、パイプ体
10の接続軸部13の両側に配置される。そして、最終
的には、両抜け止め爪部32の当接面32aが、パイプ
体10のバルジ部14の抜け止め側の端面に近接(当接
を含む)する(図6参照)。これにより、コネクタ本体
21に対しパイプ体10が抜け止めされる。
【0031】また、クランプ30の両アーム部33の回
り止め片39は、コネクタ本体21に接続されたパイプ
体10の屈曲部12の周辺部に両側から近接する(図3
参照)。これにより、コネクタ本体21に対しパイプ体
10が回り止めされる。
【0032】上記したコネクタ20によると、屈曲する
接続軸部13を有するパイプ体10(図4参照)を抜け
止めする機能と回り止めする機能とをクランプ30に兼
備したことにより、各機能毎に別部品を必要とする場合
に比べて、部品点数を削減することができる。
【0033】また、クランプ30が、コネクタ本体21
に回動可能に設けられている。これにより、コネクタ本
体21に対しクランプ30を回動させるといった簡単な
操作によって、コネクタ本体21に対してパイプ体を抜
け止め及び回り止めすることができる。
【0034】また、コネクタ本体21に対しクランプ3
0を所定の待機位置に支持可能なストッパー片24bと
取付片36の摺接面38とによる支持手段が設けられて
いる(図1参照)。これにより、パイプ体10の接続前
におけるクランプ30の待機位置以外への不用意な移動
を防止することができる。
【0035】[実施の形態2]本発明の実施の形態2を
説明する。図8にコネクタ20の斜視図、図9にパイプ
体10の接続状態におけるコネクタ20の側断面図が示
されている。なお、実施の形態2は、上記した実施の形
態1の一部を変更したものであるからその変更部分につ
いて詳述し、重複する説明は省略する。
【0036】図8に示すように、コネクタ本体21にお
いては、実施の形態1における箱状部25(図1参照)
が省略されている。したがって、パイプ体接続部24の
開口がコネクタ本体21のパイプ挿入口(符号、226
を付す)として開口されている。
【0037】また、クランプ30においては、両アーム
部33のロック片34の形状に変更が加えられており、
実施の形態1における抜け止め爪部32及びロック爪部
35(図1参照)が省略されている。そして、両アーム
部33のロック片34の対向面には、ほぼ半円形状の挟
持面234aが形成されている。挟持面234aは、パ
イプ体10の接続軸部13の外周面とほぼ等しい円弧面
で形成されている。また、ロック片34の取付片側の端
面は、パイプ体10のバルジ部14の抜け止め側の端面
に当接可能な当接面(符号、234bを付す)として形
成されている。
【0038】上記したコネクタ20において、パイプ体
10(図1参照)を接続する場合を説明する。まず、パ
イプ体10の接続軸部13をコネクタ本体21のパイプ
体接続部24のパイプ挿入口226からパイプ体接続部
24内に挿入する(図9参照)。
【0039】次に、クランプ30を支持ピン24aの回
りに回動(図8において左回り方向へ回動)させる。す
ると、パイプ体10の接続軸部13に対し、両アーム部
33のロック片34が、その弾性変形いわゆる拡開方向
の撓み変形(図8中、二点鎖線34参照)を利用して係
合する。これにより、パイプ体10の接続軸部13が両
アーム部33のロック片34の挟持面234a(図8参
照)によって挟持される。これとともに、コネクタ本体
21にクランプ30が接続状態に固定される(図9参
照)。
【0040】また、クランプ30の両アーム部33のロ
ック片34の当接面234bが、パイプ体10のバルジ
部14の抜け止め側(図9において左側)の端面に近接
(当接を含む)する。これにより、パイプ体10のバル
ジ部14に、クランプ30のロック片34が係合した状
態となって、コネクタ本体21に対しパイプ体10が抜
け止めされる。
【0041】上記した実施の形態2のコネクタ20によ
っても、実施の形態1とほぼ同様の作用効果が得られ
る。
【0042】[実施の形態3]本発明の実施の形態3を
説明する。図10にコネクタ20の側面図、図11にパ
イプ体10の接続状態におけるコネクタ20の側断面図
が示されている。なお、実施の形態3は、上記した実施
の形態2の一部を変更したものであるからその変更部分
について詳述し、重複する説明は省略する。
【0043】図10及び図11に示すように、コネクタ
本体21においては、実施の形態2における支持ピン2
4a及びストッパー片24b(図8参照)が省略されて
いる。
【0044】また、クランプ30においては、両アーム
部33の取付片36の形状に変更が加えられており、実
施の形態2におけるピン孔37及び摺接面38(図8参
照)が省略されている。そして、両アーム部33の取付
片36の端部には、下方へ突出する挟持片336が形成
されている。両挟持片336の対向面には、前記ロック
片34の挟持面234a(図8参照)と同様に、ほぼ半
円形状の取付面336aが形成されている。取付面33
6aは、コネクタ本体21におけるパイプ体接続部24
の小径部(符号、24Aを付す)の外周面とほぼ等しい
円弧面で形成されている。また、挟持片336のロック
片34側の端面は、コネクタ本体21におけるパイプ体
接続部24の小径部24Aと大径部(符号、24Bを付
す)とによる段付面(符号、24Cを付す)に当接可能
な当接面336bに形成されている。
【0045】上記したコネクタ20において、パイプ体
10(図10参照)を接続する場合を説明する。まず、
パイプ体10の接続軸部13をコネクタ本体21のパイ
プ体接続部24のパイプ挿入口26からパイプ体接続部
24内に挿入する(図11参照)。
【0046】次に、クランプ30をコネクタ本体21と
パイプ体10の接続軸部13に跨るように押付ける。す
ると、パイプ体10の接続軸部13に対し、両アーム部
33のロック片34が、実施の形態2と同様に、その弾
性変形いわゆる拡開方向の撓み変形を利用して係合す
る。これにより、パイプ体10の接続軸部13が、両ア
ーム部33のロック片34の挟持面234aによって挟
持される。
【0047】これとともに、コネクタ本体21のパイプ
体接続部24の小径部24Aに対し、クランプ30の両
アーム部33における取付片36の挟持片336が、前
記ロック片34と同様に、その弾性変形いわゆる拡開方
向の撓み変形を利用して係合する。これにより、コネク
タ本体21のパイプ体接続部24の小径部24Aが、両
アーム部33における取付片36の挟持片336の取付
面336aによって挟持される(図11参照)。また、
挟持片336のロック片側の端面(符号、226bを付
す)は、コネクタ本体21におけるパイプ体接続部24
の段付面24Cに近接(当接を含む)される(図11参
照)。これとともに、クランプ30の両アーム部33の
ロック片34の当接面234bが、パイプ体10のバル
ジ部14の抜け止め側(図11において左側)の端面に
近接(当接を含む)する。これにより、コネクタ本体2
1の軸方向に関しクランプ30が位置決めされる。上記
により、コネクタ本体21にクランプ30が接続状態に
固定すなわち装着される。
【0048】上記した実施の形態3のコネクタ20によ
っても、実施の形態2とほぼ同様の作用効果が得られ
る。また、パイプ体10の屈曲した接続軸部13を挿入
したコネクタ本体21にクランプ30を装着することに
よって、コネクタ本体21に対してパイプ体10を抜け
止め及び回り止めすることができる。したがって、パイ
プ体10の屈曲した接続軸部13の挿入に先立って、コ
ネクタ本体21にクランプ30を設けておく必要がな
い。
【0049】[実施の形態4]本発明の実施の形態4を
説明する。図12にコネクタ20の斜視図、図13にパ
イプ体10の接続状態におけるコネクタ20の側断面図
が示されている。なお、実施の形態4は、上記した実施
の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分
について詳述し、重複する説明は省略する。
【0050】図12及び図13に示すように、実施の形
態4では、実施の形態1におけるクランプ30が省略さ
れている。また、パイプ体10の接続軸部13において
は、実施の形態1におけるバルジ部14が省略されてい
る。
【0051】また、コネクタ本体21においては、実施
の形態1における箱状部25(図1参照)が省略されて
いる。したがって、パイプ体接続部24の開口がコネク
タ本体21のパイプ挿入口(符号、426を付す)とし
て開口されている。さらに、パイプ体接続部24には、
図13において下方へ延びさらにパイプ体10の主体部
11の方向へ延びるほぼ逆L字板状の左右一対をなすア
ーム部(符号、433を付す)が一体形成されている。
【0052】前記アーム部433の先端部には、ロック
片(符号、434を付す)が形成されている。ロック片
434の対向面には、ほぼ半円形状の挟持面(符号、4
34aを付す)が形成されている。挟持面434aは、
パイプ体10の主体部11の外周面とほぼ等しい円弧面
で形成されている。
【0053】上記したコネクタ20において、パイプ体
10を接続する場合を説明する。まず、パイプ体10の
接続軸部13をコネクタ本体21のパイプ体接続部24
のパイプ挿入口426からパイプ体接続部24内に挿入
する(図13参照)。
【0054】これとともに、両アーム部433のロック
片434の間に対し、パイプ体10の主体部11を、そ
のアーム部433の弾性変形いわゆる拡開方向の撓み変
形(図12中、二点鎖線433参照)を利用して係合す
る。これにより、パイプ体10の主体部11が両アーム
部433のロック片434の挟持面434a(図12参
照)によって挟持される(図13参照)。これととも
に、コネクタ本体21にクランプ30が接続状態に固定
される。これにより、コネクタ本体21に対しパイプ体
10を抜け止め及び回り止めすることができる。
【0055】上記したコネクタ20によると、屈曲する
接続軸部13を有するパイプ体10を抜け止めする機能
と回り止めする機能とをコネクタ本体21自体に兼備し
たことにより、各機能毎に別部品を必要とする場合に比
べて、部品点数を削減することができる。
【0056】また、パイプ体10の接続軸部13にバル
ジ部14を設ける必要がなくなるので、パイプ体10の
加工工数を削減することができる。なお、実施の形態4
のコネクタ20に対し、パイプ体10のバルジ部14を
有する接続軸部13(図1参照)を実施の形態1と同様
に接続してもよい。
【0057】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本発明のコネクタ20は、管継
手のコネクタ20に限らず、その他のコネクタ20類に
も適用することが可能である。また、コネクタ本体21
及び/又はクランプ30は樹脂製に代え、アルミ合金、
真鍮等の金属製としてもよい。また、クランプ30は、
コネクタ本体21に回動可能に組付ける他、スライド可
能に組付けても良い。また、パイプ体10のバルジ部1
4は、フランジ、その他の突起部によって形成すること
ができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタに
よれば、屈曲する接続軸部を有する軸状体を抜け止めす
る機能と回り止めする機能とをクランプ又はコネクタ本
体自体に兼備したことにより、各機能毎に別部品を必要
とする場合に比べて、部品点数を削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるコネクタの斜視
図である。
【図2】パイプ体の挿入状態を示すコネクタの斜視図で
ある。
【図3】パイプ体の接続状態を示すコネクタの斜視図で
ある。
【図4】コネクタの側断面図である。
【図5】クランプの一部を示す斜視図である。
【図6】抜け止め爪部を示す側面図である。
【図7】抜け止め爪部の変更例を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態2にかかるコネクタの斜視
図である。
【図9】パイプ体の接続状態を示すコネクタの側断面図
である。
【図10】本発明の実施の形態3にかかるコネクタの側
面図である。
【図11】パイプ体の接続状態を示すコネクタの側断面
図である。
【図12】本発明の実施の形態4にかかるコネクタの斜
視図である。
【図13】パイプ体の接続状態を示すコネクタの側断面
図である。
【符号の説明】
10 パイプ体(軸状体) 13 接続軸部 20 コネクタ 21 コネクタ本体 30 クランプ 32 抜け止め爪部 39 回り止め片
フロントページの続き Fターム(参考) 3J106 AB01 BA01 BB07 BC04 BD01 BE32 BE40 CA07 CA17 EA03 EB08 EC01 EC02 EC06 EC07 EC08 ED09 ED12 ED36 ED39 EE02 EF04 EF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ本体とクランプとを備え、 前記コネクタ本体が、軸状体の屈曲する接続軸部を挿入
    可能に形成され、 前記クランプが、前記コネクタ本体に対して前記軸状体
    を抜け止め可能でかつ回り止め可能に形成されているこ
    とを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記クランプが、前記コネクタ本体に回
    動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記クランプが、前記軸状体の屈曲した
    接続軸部を挿入した前記コネクタ本体に装着可能に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 軸状体の屈曲する接続軸部を挿入可能な
    コネクタ本体自体が、前記軸状体を抜け止め可能でかつ
    回り止め可能に形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
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