JPH06331083A - カップリング構造 - Google Patents

カップリング構造

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JPH06331083A
JPH06331083A JP5140051A JP14005193A JPH06331083A JP H06331083 A JPH06331083 A JP H06331083A JP 5140051 A JP5140051 A JP 5140051A JP 14005193 A JP14005193 A JP 14005193A JP H06331083 A JPH06331083 A JP H06331083A
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lever
pipe
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coupler body
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Yoshinori Kitamura
義則 北村
Shigemi Miwa
重美 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レバー式のカプラを簡単な操作で抜け止めす
る。 【構成】 カプラ本体20に挿入されるパイプ10に突
起11を設ける。カプラ本体20に取り付けられたレバ
ー30を、先端部が折れ曲がった鉤状に形成する。レバ
ー30を倒したときに、その先端部をパイプ10の突起
11に掛けて、カプラを抜け止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の製造工程
における耐圧試験、真空引き、冷媒充填等に使用される
カップリング構造に関し、更に詳しくは、レバー式のカ
プラを用いたカップリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の製造ラインでは、製品が完
成するまでの間に耐圧試験、真空引き、冷媒充填等の各
種加圧減圧操作が行われる。これらの加圧減圧操作で
は、機内の圧力容器等から突出したポートと呼ばれるパ
イプに、加圧減圧源を迅速に接続し又切り離す必要があ
る。そのため、この操作には図1に示すようなレバー式
のカプラが多用されている。
【0003】この型式のカプラは、パイプ10が挿入さ
れる円筒状のカプラ本体20と、カプラ本体20に挿入
されたパイプ10をチャックするためにカプラ本体20
に取付けられたレバー30とからなる。レバー30は、
カプラ本体20の中心軸に直角な軸31によって基部が
回動自在に支持されている。
【0004】レバー30を起こすと、カプラ本体20が
アンクランプ状態となり、この状態でパイプ10がカプ
ラ本体20に挿入される。パイプ10の挿入後にレバー
30を先端側に倒すと、カプラ本体20のスリーブ21
が後端側に移動し、スリーブ21内に設けた係止リング
22が傾斜状態から起立してその内縁部がパイプ10の
外面に食い込む。これにより、カプラ本体20がクラン
プ状態となり、パイプ10がチャックされる。また、チ
ャックと同時に、カプラ本体20内のシール部材により
シールが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなレバー式の
カプラを用いたカップリング構造では、そのレバー30
を1回操作するだけで、パイプ10のチャックとシール
が同時に完了するので、フレアナット式のカプラを用い
たカップリング構造に比して操作性が良い。しかし、空
気調和機の製造ラインのような頻繁に使用される用途に
あっては、係止リング22の刃部(内縁部)が磨耗し、
加圧操作の場合はパイプ10に装着したカプラがその圧
力によってパイプ10から離脱するおそれがあり、しか
も、刃部の摩耗を管理することは困難である。そのた
め、カプラを装着するたびにそのカプラをチェーン40
によってパイプ10の側に連結する必要があり、実際の
操作性は期待されるほど良好ではない。
【0006】本発明の目的は、レバー式のカプラを使用
したカップリング構造でありながら、チェーンによる連
結のような余分な操作を行わずに、そのカプラを確実に
抜け止めすることができる安全性および操作性が良好な
カップリング構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカップリング構
造は、図2および図3に示すように、接続すべきパイプ
10を筒状のカプラ本体20に挿入し、カプラ本体20
の中心軸に直角な軸の回りを回動するレバー30を起こ
すことによりカプラ本体20がアンクランプされ、前記
レバー30をカプラ本体20の先端側に倒すことにより
カプラ本体20がクランプされるレバー式のカプラを用
いたカップリング構造であって、前記パイプ10の外面
に突起11を設ける一方、レバー30を倒したときにカ
プラ本体20に挿入されたパイプ10の突起11より基
端側にレバー30の先端部31が係合するように、レバ
ー30を鉤状に形成し且つその先端部に切り欠き33を
設けたことを特徴とする。
【0008】望ましくは、前記レバー30の先端部に、
切り欠き33の入口部を挟んで一部が切り欠き33内に
突出し且つその突出部が外側へ退避するように内側へ付
勢されたストッパー51,51を設ける。
【0009】
【作用】レバー30を倒すと、カプラ本体20がアンク
ランプ状態からクランプ状態に切り換わる。同時にレバ
ー30の先端部32に設けた切り欠き33にパイプ10
が嵌合し、その先端部がパイプ10の突起11に掛かっ
た状態となるため、カプラが抜け止めされる。すなわ
ち、クランプのための操作が抜け止めのための操作を兼
ね、余分な操作を行わずにカプラが抜け止めされる。
【0010】レバー30の先端部にストッパー51,5
1を設けた場合は、レバー30を倒すときにストッパー
51,51の突出部がパイプ10で押されて外側へ退避
する。レバー30を倒した後はストッパー51,51の
一部が再び切り欠き33内に突出する。倒したレバー3
0を起こすときは、ストッパー51,51の突出部を外
側へ退避させる力をレバー30に加える必要がある。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図2および図3に基
づいて説明する。
【0012】本発明のカップリング構造は、例えば空気
調和機の製造ラインを流れるワークの耐圧試験、真空引
き、冷媒充填等の加圧減圧操作に使用され、更に詳しく
は、ワーク内の圧力容器等から延出したパイプ10に加
圧減圧源を接続するために使用される。
【0013】パイプ10は、先端部に突起11を有す
る。突起11はパイプ10の外面全周に設けられ、パイ
プ10を後述するカプラに挿入したときにカプラの若干
前方に位置するようになっている。
【0014】カプラはレバー式であって、円筒状のカプ
ラ本体20とレバー30とからなる。カプラ本体20は
従来と同一であって、前述した通り、先端部内にパイプ
10を挿入させ、レバー30の操作によってクランプと
アンクランプを切り換える構成になっている。
【0015】カプラのレバー30は、カプラ本体20の
中心軸に直角な軸31により基部が回動自在に支持され
ている。このレバー30は、先端部が直角に折れ曲がっ
た鉤状であり、先端部近傍を除く部分は、カプラ本体2
0に被さるように断面コ字形に形成されている。
【0016】レバー30の先端部は、パイプ10とほぼ
直角に交差する爪部32である。爪部32には、パイプ
10が嵌合するU字状の切り欠き33が設けられてい
る。該切り欠き33により、爪部32はパイプ10の突
起11より基端側の部分と係合する。切り欠き33の幅
はパイプ10の外径より僅かに大きく、突起11の外径
は切り欠き33の幅より充分に大きくされている。
【0017】爪部32の下端部には、倒したレバー30
が不用意に起きるのを防ぐため、レバー外れ防止機構5
0が設けられている。レバー外れ防止機構50は、切り
欠き33を挟んで設けたボール状のストッパー51,5
1を有する。各ストッパー51は、一部が切り欠き33
内に突出し、爪部32の外側面にねじ込んだ盲ネジ52
とストッパー51との間に介装された圧縮バネ53によ
り内側へ付勢されている。
【0018】このようなカップリング構造においては、
レバー30を起こした状態でカプラ本体20にパイプ1
0が挿入される。レバー30を先端側へ倒すと、パイプ
10のチャックとシールが行われる。同時に、パイプ1
0の突起11より基端側にレバー30の爪部32が係合
する。この状態でカプラがパイプ10の先端側へ移動す
ると、パイプ10の突起11にレバー30の爪部32が
引っ掛かり、カプラの抜けが防止される。
【0019】すなわち、チェーンによりカプラをパイプ
10の側に連結することなく、レバー30のクランプ操
作だけで、カプラが抜け止めされる。
【0020】また、レバー30にレバー外れ防止機構5
0が設けられ、倒したレバー30を起こすときには、ス
トッパー51,51の突出部を切り欠き33の外側へ退
避させる力をレバー30に加える必要がある。そのた
め、レバー30が不用意に起き上がるおそれがない。
【0021】従って、安全性および操作性が著しく優れ
る。
【0022】レバー外れ防止機構50は、上記実施例で
は所謂ボールプランジャー式としているが、図4に示す
ように、一対のラチェットレバー式のストッパー51,
51と押しバネ54とを組み合わせたラチェット式であ
ってもよく、その構造を限定するものではない。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明のカップリ
ング構造は、レバー式のカプラに装備されたレバーを利
用して、カプラを抜け止めするので、安全性のみならず
操作性に著しく優れ、空気調和機の製造ラインにおける
作業性の向上などに大きな効果を奏する。
【0024】レバーの先端部にストッパーを設けた場合
は、倒したレバーが不用意に起き上がるおそれがなく、
安全性に更に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レバー式のカプラを使用した従来のカップリン
グ構造およびカプラの構造の説明図である。
【図2】本発明のカップリング構造の一例を示す側面図
である。
【図3】レバー外れ防止機構の部分を示す正面図であ
る。
【図4】レバー外れ防止機構の他の例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 パイプ 20 カプラ本体 30 レバー 32 レバー30の爪部(先端部) 50 レバー外れ防止機構 51 ストッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべきパイプ(10)を筒状のカプラ本
    体(20)に挿入し、カプラ本体(20)の中心軸に直角な軸の
    回りを回動するレバー(30)を起こすことによりカプラ本
    体(20)がアンクランプされ、前記レバー(30)をカプラ本
    体(20)の先端側に倒すことによりカプラ本体(20)がクラ
    ンプされるレバー式のカプラを用いたカップリング構造
    であって、 前記パイプ(10)の外面に突起(11)を設ける一方、レバー
    (30)を倒したときにカプラ本体(20)に挿入されたパイプ
    (10)の突起(11)より基端側にレバー(30)の先端部(31)が
    係合するように、レバー(30)を鉤状に形成し且つその先
    端部に切り欠き(33)を設けたことを特徴とするカップリ
    ング構造。
  2. 【請求項2】 前記レバー(30)の先端部に、切り欠き(3
    3)の入口部を挟んで一部が切り欠き(33)内に突出し且つ
    その突出部が外側へ退避するように内側へ付勢されたス
    トッパー(51,51) を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のカップリング構造。
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