JP4088125B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例のコネクタを述べる。コネクタは、図22に示すように、自動車の燃料タンクのタンクキャップ103に取付けられるポートコネクタ100である。タンクキャップ103には、コネクタ本体110を挿入可能とする受入部131と、その受入部131を間に対向状をなす保持壁部134及び抜け止め壁部136が形成されている。保持壁部134には、コネクタ本体110に交差する方向からリテーナ120を差し込み可能とする係合孔135が形成されている。また、抜け止め壁部136は、リテーナ120の両先端部と係合可能に形成されている。
【0003】
前記ポートコネクタ100は、コネクタ本体110とリテーナ120とから構成される。コネクタ本体110は、前記タンクキャップ103の受入部131に挿入される嵌合部111と、その嵌合部111から折曲したファーツリー部114とを有し、全体的にほぼL字管状に形成されている。嵌合部111の外周面には、フランジ部112が形成されている。また、リテーナ120は、基部127と、その基部127の両端部から相互にほぼ平行状に延出された一対の係合片128とを有し、全体的にほぼU字状に形成されている。
【0004】
上記ポートコネクタ100をタンクキャップ103に取付けるには、まず、コネクタ本体110の嵌合部111をタンクキャップ103の受入部131へ挿入する。その後、リテーナ120をタンクキャップ103の保持壁部134の係合孔135に差し込み、その両係合片128の先端部をタンクキャップ103の抜け止め壁部136に係合させる。また、リテーナ120は、コネクタ本体110のフランジ部112上における嵌合部111に嵌着される。このようにして、タンクキャップ103に挿入したコネクタ本体110がリテーナ120によって抜け止めされる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−103179号公報(第3−4頁、図1参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来例のコネクタによると、リテーナ120を、タンクキャップ103の上面に沿ってスライドさせるようにして、保持壁部134及び抜け止め壁部136に差し込まなければならない。したがって、係合孔135に対するリテーナ120の位置合わせがしづらく、また、リテーナ120の差し込み操作もしづらいため、取付作業性が悪いという問題があった。
また、上記取付時の逆順によりポートコネクタ100を取外すと、コネクタ本体110及びタンクキャップ103からリテーナ120が単一部品として分離されてしまう。このため、ポートコネクタ100の再取付けにかかる取付作業性が悪く、また、単一部品として分離したリテーナ120は紛失のおそれもあり、取付作業性が損なわれるおそれがあった。
とくに、タンクキャップ103を装着した燃料タンクは、通常、ポートコネクタ100を取り付ける前に車両に搭載される。したがって、燃料タンクの上方近くの車両パネルに形成された作業用開口孔を通じて狭隘なスペースにおいて、ポートコネクタ100をタンクキャップ103に取付けなければならないため、取付作業性の悪化を余儀なくされていた。
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、取付作業性を向上することのできるコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する請求項1又は2に記載された発明のコネクタは、被接続部品に挿入可能に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体を前記被接続部品に挿入した状態に抜け止めするリテーナとを備える。前記リテーナは、前記コネクタ本体又は前記被接続部品に回動操作可能にかつその回動操作によってコネクタ本体を被接続部品に抜け止めする抜け止め位置と該コネクタ本体を被接続部品に挿脱可能とする待機位置とに位置変更可能に組付けられている。
このように構成すると、コネクタ本体又は被接続部品に回動操作可能に組付けたリテーナを待機位置とした状態で、コネクタ本体を被接続部品に挿入する。その後、リテーナを回動操作により抜け止め位置に位置変更することによって、被接続部品にコネクタ本体が抜け止めされる。したがって、リテーナの回動操作という簡単な操作によりコネクタが抜け止めされるので、取付作業性を向上することができる。さらに、リテーナを回動操作により抜け止め位置から待機位置に位置変更することによって、被接続部品からコネクタ本体を抜き外すことができる。このときも、リテーナがコネクタ本体又は被接続部品に組付いたままであるので、コネクタの再取付けにかかる取付作業性を向上することができる。なお、リテーナは、コネクタ本体の回動軸線回りに回動操作可能でも、あるいはコネクタ本体の回動軸線とは異なった軸線回りに回動操作可能であってもよい。
さらに、請求項1に記載されたコネクタは、前記被接続部品には、前記コネクタ本体が回動可能に挿入され、前記リテーナは、取付状態のコネクタ本体が回動により干渉する干渉部を備え、前記干渉部は、前記コネクタ本体が干渉する干渉位置とその干渉を回避可能とする回避位置とに位置変更可能に設けられている。このように構成すると、取付状態のコネクタ本体を、被接続部品に対して回動軸線回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。また、取付状態のコネクタ本体が回動により干渉するリテーナの干渉部は、干渉位置から回避位置へ位置変更することによって、前記干渉を回避することができる。
【0009】
また、請求項2に記載された発明のコネクタは、前記リテーナが組付けられる前記コネクタ本体又は前記被接続部品には、周方向に延びかつ径方向に貫通する横長状の係合孔を有する保持壁部、及び、その保持壁部と線対称状に形成されかつ係合溝を有する抜け止め壁部が設けられ、前記リテーナには、待機位置から抜け止め位置への回動操作により前記保持壁部の係合孔に係合可能でかつ抜け止め位置から待機位置への回動操作により該係合孔に対する係合を解除可能な保持凸部、及び、待機位置から抜け止め位置への回動操作により前記抜け止め壁部の係合溝に係合可能でかつ抜け止め位置から待機位置への回動操作により該係合溝に対する係合を解除可能な抜け止め凸部が設けられている。このように構成すると、リテーナを待機位置から抜け止め位置に位置変更することによって、保持壁部の係合孔にリテーナの保持凸部が係合するとともに、抜け止め壁部の係合溝にリテーナの抜け止め凸部が係合することで、被接続部品にコネクタ本体が抜け止めされる。さらに、リテーナを抜け止め位置から待機位置に位置変更することによって、保持壁部の係合孔に対するリテーナの保持凸部の係合が解除されるとともに、抜け止め壁部の係合溝に対するリテーナの抜け止め凸部の係合が解除されることで、被接続部品からコネクタ本体を抜き外すことができる。
また、請求項3に記載された発明のコネクタは、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記被接続部品に前記コネクタ本体が回動可能に挿入され、前記コネクタ本体には前記リテーナが該コネクタ本体の回動軸線回りに回動操作可能に組付けられている。このように構成すると、取付状態のコネクタ本体を、被接続部品及びリテーナに対して回動軸線回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。また、コネクタ本体の回動軸線回りにリテーナを回動操作させるという簡単な操作により、該リテーナを容易に位置変更することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1を図面を参照して説明する。本実施の形態では、コネクタとして、自動車に搭載される燃料タンクのタンクキャップに取付けられるポートコネクタを例示する。なお、タンクキャップは本明細書でいう「被接続部品」に相当する。
【0012】
まず、タンクキャップから説明する。図1に示されるタンクキャップ3は、例えば樹脂製で、その上面に開口しかつ有底状をなす円環状の受入部31を有している。受入部31の中央部には、接続管部32が同心状に形成されている。また、タンクキャップ3の上面には、前記受入部31の周囲を取り囲む環状をなすリテーナ保持部33が設けられている。リテーナ保持部33は、保持壁部34と抜け止め壁部36と一対のリテーナ当接部38,39とによって構成されている。保持壁部34と抜け止め壁部36は受入部31を間にして対向状に配置され、また、両リテーナ当接部38,39は受入部31を間にして対向状に配置されている。なお、本実施の形態におけるタンクキャップ3は、前記従来例のタンクキャップ103(図22参照)とほぼ同様の構成のものである。
【0013】
図7及び図9に示すように、前記保持壁部34には、周方向に延びかつ径方向に貫通する横長状の係合孔35が形成されている。係合孔35の孔下面は、前記タンクキャップ3の上面に対して所定の高さ位置に形成されている。また、前記各リテーナ当接部38,39(図1参照)は、それぞれ係合孔35の孔下面とほぼ同じ高さで形成されている。また、前記抜け止め壁部36は、前記保持壁部34とほぼ線対称状(図7において上下対称状)に形成されている。抜け止め壁部36の両端面には、ほぼU字状の係合溝37が形成されている(図1参照)。係合溝37の溝下面は、係合孔35の孔下面及び各リテーナ当接部38,39の上面と同一平面を形成している。
【0014】
図1及び図7に示すように、前記リテーナ保持部33において、保持壁部34、抜け止め壁部36及び各リテーナ当接部38,39で形成される受入部側の内壁面は、受入部31を中心とする円形の周壁面33aによって形成されている。周壁面33aは、受入部31の内径よりも所定量大きい内径で形成されている。
【0015】
なお、前記タンクキャップ3の下側部には、燃料ポンプ4(図9中、二点鎖線4参照)が装備されており、該燃料ポンプ4の燃料吐出口4aは接続管部32と連通されている。また、タンクキャップ3は、燃料タンク(図示省略)に形成された開口から該燃料タンクの内部へ燃料ポンプ4を挿入した状態で、燃料タンクにその開口を封止する状態で装着される。また、燃料ポンプ4は、燃料タンク内の燃料を、吸入して燃料吐出口4aから前記接続管部32へ吐出する。
【0016】
次に、ポートコネクタを説明する。図1に示すように、ポートコネクタ1は、例えば樹脂製のコネクタ本体10と、例えば樹脂製のリテーナ20とから構成されている。コネクタ本体10は、嵌合部11とファーツリー部14とを有し、全体的にほぼL字管状に形成されている(図3参照)。嵌合部11は、前記タンクキャップ3の受入部31内に挿入可能でかつ接続管部32を受入可能に形成されている(図9参照)。
【0017】
図1に示すように、嵌合部11のほぼ中央部の外周面には、環状のフランジ部12が形成されている。フランジ部12は、前記タンクキャップ3のリテーナ保持部33の周壁面33a内に嵌合可能に形成されている(図9参照)。また、嵌合部11の軸方向に関するフランジ部12の板厚は、タンクキャップ3の各リテーナ当接部38,39の高さとほぼ等しい。したがって、図9に示すように、嵌合部11がタンクキャップ3の受入部31に挿入され、リテーナ保持部33の周壁面33a内に嵌合されたフランジ部12の上面は、保持壁部34の係合孔35の孔下面、及び、抜け止め壁部36の係合溝37の溝下面とほぼ同じ高さとなる。この状態で、ポートコネクタ1は、タンクキャップ3に対しリテーナ20(後述する)によって抜け止めされる。
【0018】
図2及び図4に示すように、前記嵌合部11の上端部の外側面には、相互に相反する位置関係をもって平行状をなす左右の規制面13が形成されている。両規制面13は、嵌合部11の外周面に対する接線上でほぼ四角形状の平坦面に形成されている。また、前記嵌合部11の内部には、図9の上から下へ順に、Oリング15、スペーサリング16、Oリング17、および、ストッパリング18が配設されている。また、タンクキャップ3に対するポートコネクタ1の取付状態において、Oリング15,17は、コネクタ本体10の嵌合部11とタンクキャップ3の接続管部32との間のシール性を確保する。また、スペーサリング16は、Oリング15とOリング17との間の間隔を確保する。また、ストッパリング18は、嵌合部11からの両Oリング15,17およびスペーサリング16の抜け外れを防止する。
【0019】
次に、リテーナ20を説明する。図5及び図6に示すように、リテーナ20は、ほぼCリング状に形成されたリング部21を主体として構成されている(図1参照)。リング部21は、径を大きくする方向への弾性変形いわゆる撓み変形を利用して、前記コネクタ本体10のフランジ部12上の嵌合部11に対して回動可能にかつ嵌合可能に形成されている(図2〜図4参照)。リング部21の中央部上には、ほぼ縦長四角形状の操作部22が突出されている。操作部22は、前記コネクタ本体10の規制面13と対面状に対応可能に形成されている(図2〜図4参照)。
【0020】
前記リング部21の一端部(図5において左端部)における外側面の下部には、ほぼ円弧板状の保持凸部23が形成されている(図6参照)。保持凸部23は、前記タンクキャップ3の保持壁部34の係合孔35内に係合可能に形成されている(図9参照)。また、保持凸部23の外側面23aと一端面(図6において上端面)23bとなす隅角部には、ガイド面23cが面取り状に形成されている。また、リング部21の他端部(図5において右端部)における外側面の下部には、ほぼ四角形状の抜け止め凸部25が形成されている(図6参照)。抜け止め凸部25は、前記タンクキャップ3の抜け止め壁部36の係合溝37に係合可能に形成されている(図9参照)。
【0021】
前記リテーナ20は、図2〜図4に示すように、前記コネクタ本体10のフランジ部12上の嵌合部11に対しリング部21の弾性変形を利用して嵌め付けられ、嵌合部11の軸線(回動軸線に相当する)L1回りに回動可能に組付けられる(図9参照)。そして、リテーナ20の操作部22は、コネクタ本体10の一方の規制面13に対し対面状に近接する位置(「待機位置」という。)におかれる(図2〜図4参照)。このため、ポートコネクタ1の輸送時等においてリテーナ20が不用意に回動することが防止される。
【0022】
次に、燃料タンクに装着されたタンクキャップ3にポートコネクタ1を取付ける場合を説明する。まず、リテーナ20を待機位置においた状態で、コネクタ本体10の嵌合部11をタンクキャップ3の受入部31内に挿入し、接続管部32を嵌合部11内に受入れる。これとともに、コネクタ本体10のフランジ部12をタンクキャップ3のリテーナ保持部33内に嵌合させる(図9参照)。そのリテーナ保持部33内のタンクキャップ3の上面にフランジ部12が当接することにより、タンクキャップ3の受入部31に対する嵌合部11の挿入量が規制される。また、図7に示すように、リテーナ20の保持凸部23及び抜け止め凸部25は、リテーナ保持部33の各リテーナ当接部38,39(図1参照)上に当接される。
【0023】
その後、リテーナ20の操作部22を、図7において左回り方向(図中、矢印Y参照)へ約45°回動操作する。すると、図8に示すように、操作部22がコネクタ本体10の規制面13から外れる。このとき、操作部22は、規制面13の当該エッジ部(符号、13aを付す)に当接しながら所定の抵抗をもって摺動して通過する。また、保持凸部23が保持壁部34の係合孔35内に係合されるとともに、抜け止め凸部25が抜け止め壁部36の当該係合溝37内に突き当たった状態に係合する。このようにして、タンクキャップ3に挿入したコネクタ本体10が、リテーナ20によって抜け止めされる。このリテーナ20の位置を「抜け止め位置」という。
【0024】
また、保持凸部23が保持壁部34の係合孔35内に係合されるときには、保持凸部23のガイド面23c(図6参照)が係合孔35の入口側の側面エッジ部(図7及び図8に符号、35aを付す)に当接しながら所定の抵抗をもって摺動する。続いて、保持凸部23の外側面23a(図6参照)が前記側面エッジ部35aに当接しながら所定の抵抗をもって摺動して通過することにより、保持凸部23が保持壁部34の係合孔35内に係合する。したがって、リテーナ20が戻ろうとするときには、保持凸部23が前記側面エッジ部35aと干渉するため、リテーナ20が抜け止め位置から不用意に待機位置へ回動することが防止される。
【0025】
また、上記したように、タンクキャップ3に取付けられたポートコネクタ1のコネクタ本体10(図9参照)は、タンクキャップ3及びリテーナ20に対して嵌合部11の軸線L1を中心として相対的に回動可能である。このため、ファーツリー部14を任意の方向に差し向けることができる。
また、コネクタ本体10のファーツリー部14には、燃料供給用チューブ6(図9参照)の一端部が嵌合によって接続される。燃料供給用チューブ6の他端部は、図示しないエンジンの燃料噴射弁に燃料供給可能に接続される。したがって、燃料ポンプ4によって燃料タンク(図示省略)内から汲み上げられた燃料は、ポートコネクタ1、燃料供給用チューブ6を通って燃料噴射弁に供給される。
また、上記したようにタンクキャップ3に取付けられたポートコネクタ1は、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【0026】
上記したポートコネクタ1によれば、コネクタ本体10に回動操作可能に組付けたリテーナ20を待機位置(図7参照)とした状態で、コネクタ本体10をタンクキャップ3に挿入する。その後、リテーナ20を回動操作により抜け止め位置(図8参照)に位置変更することによって、タンクキャップ3にコネクタ本体10が抜け止めされる。したがって、リテーナ20の回動操作という簡単な操作によりポートコネクタ1が抜け止めされるので、取付作業性を向上することができる。さらに、リテーナ20を回動操作により抜け止め位置(図8参照)から待機位置(図7参照)に位置変更することによって、タンクキャップ3からコネクタ本体10を抜き外すことができる。このときも、リテーナ20がコネクタ本体10に組付いたままであるので、ポートコネクタ1の再取付けにかかる取付作業性を向上することができる。
【0027】
また、タンクキャップ3にコネクタ本体10が回動可能に挿入され、コネクタ本体10にはリテーナ20が該コネクタ本体10の回動軸線L1(図9参照)回りに回動操作可能に組付けられている。したがって、前にも述べたように、取付状態のコネクタ本体10を、タンクキャップ3及びリテーナ20に対して回動軸線L1回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。
また、コネクタ本体10の回動軸線L1回りにリテーナ20を回動操作させるという簡単な操作により、該リテーナ20を容易に位置変更することができる。
また、コネクタ本体10及びタンクキャップ3には、従来例のものと同様の構成のものを採用することができるため、特別な設計変更をしなくて済む。
【0028】
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2を図面を参照して説明する。実施の形態2は、上記した実施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、同一部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。図10及び図11に示すように、本実施の形態では、前記実施の形態1におけるタンクキャップ3のリテーナ保持部33に、抜け止め壁部36(図1参照)に代えて、その保持部33の軸線を中心として保持壁部34と点対称をなす保持壁部34Aを形成している。また、リテーナ20のリング部21には、抜け止め凸部25(図1参照)に代えて、リング部21の回動軸線を中心として保持凸部23と点対称をなす保持凸部23Aを形成している。
【0029】
上記した実施の形態2において、燃料タンク(図示省略)に装着されたタンクキャップ3(図10参照)にポートコネクタ1を取付ける場合を説明する。前記実施の形態1と同様に、リテーナ20を待機位置においた状態(図11参照)で、コネクタ本体10の嵌合部11をタンクキャップ3の受入部31(図10参照)に挿入する(図11参照)。このとき、リテーナ20の各保持凸部23,23Aは、リテーナ保持部33の各リテーナ当接部38,39上に当接される。その後、リテーナ20の操作部22を図11中、矢印Y方向へ約90°回動操作し、該リテーナ20を抜け止め位置に位置変更する。すると、図12に示すように、各保持凸部23,23Aがそれぞれの保持壁部34,34Aの係合孔35内に係合する。このようにして、タンクキャップ3に挿入したコネクタ本体10が、リテーナ20によって抜け止めされる。また、上記したようにタンクキャップ3に取付けられたポートコネクタ1は、前記実施の形態1と同様、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【0030】
上記したポートコネクタ1によっても、前記実施の形態1と同様の作用効果が得られる。さらに、コネクタ本体10の嵌合部11に対し、リテーナ20の操作部22をいずれの規制面13に対しても対面状に近接する待機位置におくことができるので便利である。
【0031】
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3を図面を参照して説明する。実施の形態3は、上記した実施の形態2の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、同一部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。なお、実施の形態2(図12参照)のコネクタでは、自動車の組立て作業中において作業者の手や工具等が抜け止め位置にあるリテーナ20の操作部22に当たったり、取付状態のコネクタ本体10の回動によってファーツリー部14が前記操作部22に当たったりする等の干渉によって、リテーナ20が抜け止め位置からずれることがある。また、抜け止め位置からずれたリテーナ20は再度抜け止め位置に戻さなければならず、作業性が損なわれるおそれがある。そこで、実施の形態3は、抜け止め位置にあるリテーナ20の操作部22が作業者の手や工具、コネクタ本体10のファーツリー部14等と干渉することを回避して作業性の低下を防止しようとするものである。
【0032】
すなわち、図13及び図14に示すように、本実施の形態では、前記実施の形態2におけるタンクキャップ3のリテーナ保持部33における保持壁部34,34Aの両端面に、それぞれ張出部34aが突出されている。また、図17に示すように、コネクタ本体10における嵌合部11とファーツリー部14との外角側角部には、その嵌合部11とファーツリー部14の外側面相互を円く連続する外角側曲面10aが形成されている。また、その嵌合部11とファーツリー部14との内角側角部には、その嵌合部11とファーツリー部14の内側面相互を円く連続する内角側曲面10bが形成されている。また、図18に示すように、リテーナ20は、リング部21Bと操作部22Bとの二部品によって構成されている。
【0033】
前記リング部21Bは、図19に示すように、開口部21aを有するほぼCリング状に形成されている。リング部21Bの両側部には、前記実施の形態2と同様に、保持凸部23,23Aが形成されている。リング部21Bの一方の端面には、軸部21bが突出されている。リング部21Bの両端部の上面には、開口部21aを間にして線対称状(図19において上下対称状)をなす条溝21cが形成されている。リング部21Bの反開口部側の内周面には、断面半円状の円弧面21dが形成されている(図18参照)。
【0034】
図17及び図18に示すように、前記操作部22Bは、ほぼ四角形状に形成されている。操作部22Bの下端面の中央部には、連結片22aが突出されている。連結片22aには軸孔22bが形成されている。図20に示すように、操作部22Bの下端面には、連結片22aを間にして線対称状(図20において左右対称状)をなす突条22c(図18参照)が形成されている。また、操作部22Bの両側面(図20において左右両側面)には、長手方向(図18において上下方向)に延びる膨出部22dが線対称状(図20において左右対称状)に突出されている。なお、操作部22Bは、前にも述べたように作業者の手や工具、コネクタ本体10のファーツリー部14等と干渉する部位であるため、本明細書でいう「干渉部」に相当する。
【0035】
次に、前記リング部21Bに前記操作部22Bを組付ける場合を説明する。まず、図19に二点鎖線21Bで示すように、リング部21Bを弾性変形させることにより開口部21aを拡げる。この状態で、リング部21Bの軸部21bに対し操作部22Bの軸孔22bを嵌合した後、リング部21Bを弾性復元させる。これにより、リング部21Bに操作部22Bが軸部21bを中心に回動可能に組付けられる(図18中、二点鎖線22B(1),(2)参照)。さらに、リング部21Bに対し操作部22Bを立ち上げると、リング部21Bの条溝21cに対し操作部22Bの突条22cが係合し、リング部21Bに対し操作部22Bが干渉位置に保持される(図18中、二点鎖線22B(1)参照)。また、リング部21Bに対し干渉位置にある操作部22Bを、軸部21bを中心として外側方(図18において右方)へ約90°回動させて傾倒することにより、回避位置に位置変更することができる(図18中、二点鎖線22B(2)参照)。なお、操作部22Bは、リング部21Bの当該エッジ部(図18に符号、21eを付す)に摺動接触しながら位置変更される。
【0036】
次に、前記リテーナ20を前記コネクタ本体10に組付ける場合を説明する。リテーナ20を、図21に二点鎖線20(1),20(2),20(3)に示すように、コネクタ本体10に対して相対的に移動させる。これにより、リテーナ20のリング部21Bが、コネクタ本体10のファーツリー部14を通じて嵌合部11に嵌合される。このとき、操作部22Bは干渉位置におかれている。リング部21Bが嵌合部11とファーツリー部14との折曲部分を通過するときは、リング部21Bの円弧面21d(図18参照)が、コネクタ本体10の内角側曲面10bに対し摺動接触する。これとともに、操作部22Bの連結片22aを含むリング部21Bの開口部21a(図19参照)側端部が、コネクタ本体10の外角側曲面10aに対し摺動接触する。このとき、リング部21Bは、径を大きくする方向に弾性変形(図19中、二点鎖線21B参照)した後、前記外角側曲面10aを通過することによって弾性復元し、最終的にコネクタ本体10のフランジ部12上の嵌合部11に嵌め付けられる(図21中、実線21B参照)。その後、リテーナ20が、コネクタ本体10の嵌合部11の回りに回動されることによって待機位置におかれる(図17参照)。
【0037】
上記した実施の形態3において、タンクキャップ3(図13参照)にポートコネクタ1を取付ける場合を説明する。前記実施の形態2と同様に、リテーナ20を待機位置においた状態で、コネクタ本体10の嵌合部11をタンクキャップ3の受入部31(図13参照)内に挿入する(図14参照)。その後、リテーナ20の操作部22Bを図14中、矢印Y方向へ約90°回動操作する(図15参照)。続いて、リテーナ20の操作部22Bを抜け止め位置に位置変更する(図16参照)。これによって、前記実施の形態2と同様に、タンクキャップ3に挿入したコネクタ本体10が、リテーナ20によって抜け止めされる。
【0038】
このとき、抜け止め位置にあるリテーナ20の操作部22Bが干渉位置(図21中、実線22B参照)にあると、作業者の手や工具等が操作部22に当たったり、取付状態のコネクタ本体10の回動によってファーツリー部14が前記操作部22に当たったりする(図21中、二点鎖線14参照)等の干渉を起こすため好ましくない。そこで、リテーナ20の操作部22Bを、傾倒させて回避位置(図21中、二点鎖線22B(2)参照)に位置変更する。これによって、操作部22Bに対する作業者の手や工具等の干渉や、コネクタ本体10の回動によるファーツリー部14の干渉等を防止することができる。したがって、リテーナ20が抜け止め位置からずれることによる作業性の低下を防止することができる。
【0039】
また、前記リテーナ20の操作部22Bの膨出部22dが、前記リテーナ保持部33の保持壁部34,34A相互の当該張出部34aの間に所定の摺動抵抗をもって接触される。これにより、操作部22Bが回避位置に保持される。また、上記したポートコネクタ1は、前記実施の形態2と同様、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【0040】
上記したポートコネクタ1によっても、前記実施の形態2と同様の作用効果が得られる。さらに、取付状態のコネクタ本体10が回動により干渉するリテーナ20の操作部22Bは、干渉位置(図21中、実線22B参照)から回避位置(図21中、二点鎖線22B(2)参照)へ位置変更されることによって、前記干渉を回避することができる。
【0041】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のコネクタは、ポートコネクタ1に限らず、その他の管継手、軸継手等にも適用することができる。また、上記の実施の形態においては、燃料供給用のポートコネクタ1を例示したが、燃料リターン用、あるいは蒸発燃料燃料用のポートコネクタとしても適用することができる。また、上記実施の形態では、コネクタ本体10にリテーナ20を配置したが、被接続部品に配置することも考えられる。また、コネクタ本体10のフランジ部12は、周方向に断続的に形成された複数の突起に代えることができる。また、上記実施の形態では、リテーナ20の操作部22Bが「干渉部」であるものを例示したが、操作部22B以外でも、作業者の手や工具、コネクタ本体10のファーツリー部14等と干渉する部位が存在するものであればその部位を「干渉部」として干渉位置と回避位置とに位置変更可能に設けることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコネクタによれば、リテーナの回動操作という簡単な操作によりコネクタが抜け止めされることによって取付作業性を向上することができる。さらに、被接続部品からコネクタ本体を抜き外したときでもリテーナがコネクタ本体又は被接続部品に組付いたままであることによっても、取付作業性を向上することができる。さらに、実施の形態3のコネクタによれば、リテーナの操作部に対する作業者の手や工具等の干渉やコネクタ本体の回動によるファーツリー部の干渉等を防止して、リテーナが抜け止め位置からずれることによる作業性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図2】コネクタを示す正面図である。
【図3】コネクタを示す右側面図である。
【図4】コネクタを示す平面図である。
【図5】リテーナを示す右側面図である。
【図6】リテーナを示す平面図である。
【図7】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図8】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図9】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図11】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図12】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態3にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図14】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図15】リテーナを回動操作した状態を示す平面図である。
【図16】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図17】コネクタを示す右側面図である。
【図18】リテーナを分解して示す側断面図である。
【図19】リテーナのリング部を示す平面図である。
【図20】リテーナの操作部を示す下面図である。
【図21】コネクタ本体へのリテーナの組付手順を示す右側面図である。
【図22】従来例にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ポートコネクタ(コネクタ)
3 タンクキャップ(被接続部品)
10 コネクタ本体
20 リテーナ
22 操作部
22B 操作部(干渉部)
Claims (3)
- 被接続部品に挿入可能に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体を前記被接続部品に挿入した状態に抜け止めするリテーナとを備え、
前記リテーナは、前記コネクタ本体又は前記被接続部品に回動操作可能にかつその回動操作によってコネクタ本体を被接続部品に抜け止めする抜け止め位置と該コネクタ本体を被接続部品に挿脱可能とする待機位置とに位置変更可能に組付けられ、
前記被接続部品には、前記コネクタ本体が回動可能に挿入され、
前記リテーナは、取付状態のコネクタ本体が回動により干渉する干渉部を備え、
前記干渉部は、前記コネクタ本体が干渉する干渉位置とその干渉を回避可能とする回避位置とに位置変更可能に設けられている
ことを特徴とするコネクタ。 - 被接続部品に挿入可能に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体を前記被接続部品に挿入した状態に抜け止めするリテーナとを備え、
前記リテーナは、前記コネクタ本体又は前記被接続部品に回動操作可能にかつその回動操作によってコネクタ本体を被接続部品に抜け止めする抜け止め位置と該コネクタ本体を被接続部品に挿脱可能とする待機位置とに位置変更可能に組付けられており、
前記リテーナが組付けられる前記コネクタ本体又は前記被接続部品には、周方向に延びかつ径方向に貫通する横長状の係合孔を有する保持壁部、及び、その保持壁部と線対称状に形成されかつ係合溝を有する抜け止め壁部が設けられ、
前記リテーナには、待機位置から抜け止め位置への回動操作により前記保持壁部の係合孔に係合可能でかつ抜け止め位置から待機位置への回動操作により該係合孔に対する係合を解除可能な保持凸部、及び、待機位置から抜け止め位置への回動操作により前記抜け止め壁部の係合溝に係合可能でかつ抜け止め位置から待機位置への回動操作により該係合溝に対する係合を解除可能な抜け止め凸部が設けられている
ことを特徴とするコネクタ。 - 前記被接続部品に前記コネクタ本体が回動可能に挿入され、前記コネクタ本体には前記リテーナが該コネクタ本体の回動軸線回りに回動操作可能に組付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
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