JP4225263B2 - インジェクタの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車などのインジェクタを備えるエンジンにおいて、インジェクタの取付構造に関する。
例えば、自動車などのエンジンでは、インジェクタを備えるエンジンがある。インジェクタは、外部の制御装置によって燃料の噴霧が制御されており、制御装置と電気的に接続される端子が収容されるカプラ部を備えている。カプラ部は、外部に突出している。
そして、インジェクタは、噴霧口が吸気管や吸気ポートに望むように、エンジン側に形成された取付孔内に挿入される。燃料が供給されるインジェクタの流入口部は、デリバリパイプに挿入されており、デリバリパイプと連結されている。
このようなインジェクタには、噴霧に指向性を有するインジェクタがある。噴霧に指向性を有するインジェクタの、取付孔内におけるデリバリパイプまたは燃料室に対する回動位置(向き)つまり姿勢は、燃料の噴霧方向を考慮して決定されている。
また、噴霧に指向性を有する複数のインジェクタの取付作業を円滑に行うために、これら複数のインジェクタとデリバリパイプとをユニット化し、ユニット化された複数のインジェクタとデリバリパイプとを一度にエンジン側に取り付けることが考えられる。
具体的には、デリバリパイプにカプラ部が嵌合する溝部を形成する。この溝部は、デリバリパイプに対するインジェクタの姿勢が、燃料の噴霧方向を考慮した所定の姿勢のときに、カプラ部が嵌合するように形成される。
つまり、デリバリパイプと各インジェクタとをユニット化したときに、カプラ部が溝部に嵌合することによって、各インジェクタは、前記所定の姿勢でデリバリパイプに保持されることになる。
このため、各インジェクタを対応する取付孔に対向させてからデリバリパイプを押圧することによって、全てのインジェクタが、前記所定の姿勢で一度に対応する取付孔内に挿入される。それゆえ、各インジェクタの取付作業を円滑に行うことができる。
一方、デリバリパイプへ挿入されるインジェクタの流入口部の周囲には、例えばOリングが取り付けられることによってシール部が設けられている。シール部は、デリバリパイプからインジェクタへ供給される燃料が漏れ出ることを防止している。
しかし、インジェクタの流入口部をデリバリパイプ内へ挿入したときに、Oリングが擦れることによってOリングが切れたり、またはOリングの位置がずれることによってシール部が充分に機能しなくなることが考えられる。
このような状態を調査するために、インジェクタの流入口部をデリバリパイプ内に挿入してインジェクタとデリバリパイプとを連結した後に、インジェクタをインジェクタの軸心線回りに回動させることが行われる。シール部に異常がなければ、インジェクタは、円滑に回動する。
Oリングが切れていたり、またはOリングの位置がずれていたりすると、インジェクタは、円滑に回動しない。言い換えると、インジェクタが円滑に回動しない場合は、Oリングが切れていたり、またはOリングの位置がずれていることになり、シール部に異常があることになる。
このようにシール部の状態を検査する場合は、インジェクタの流入口部をデリバリパイプ内に挿入して互いを連結したときに、インジェクタが回動可能であることが前提となる。
しかし、前記したように、噴霧に指向性を有するインジェクタをデリバリパイプとユニット化する場合は、カプラ部が溝部に嵌合するので、インジェクタを回動することができない。このため、シール部の状態を容易に検査することができない。
したがって、本発明の目的は、噴霧に指向性のあるインジェクタの取付作業を円滑に行うとともに、燃料の漏れを抑制することができるインジェクタの取付構造を提供することにある。
本発明のインジェクタの取付構造は、インジェクタと、デリバリパイプと、シール部と、付勢部材と、ソケットとを備える。前記インジェクタは、本体部と、前記本体部側面から突出して信号を受けるカプラ部とを備える。前記デリバリパイプは、前記インジェクタが前記インジェクタの軸心線まわりに回動自由に連結され、前記インジェクタとの連結部を通して燃料を前記インジェクタに供給する。前記シール部は、前記連結部に設けられ、前記連結部をシールする。前記付勢部材は、前記本体部において周方向に張り出す当接部と前記デリバリパイプとの間に組み付けられる。前記ソケットは、前記インジェクタと前記デリバリパイプとの連結後に、前記インジェクタにおいて前記デリバリパイプと前記付勢部材との間の部分に前記インジェクタの軸心線と交差する方向にスライドされて組み付けられる。前記付勢部材は、付勢部材本体部と、変形部とを備える。前記付勢部材本体部は、前記本体部を収容する孔状の収容部と、前記収容部と連通するとともに外側に開口する開口部であって内側に前記インジェクタのカプラ部が嵌合して前記インジェクタの前記軸心線回りの回動を規制する開口部とを備える。前記付勢部材本体部は、前記当接部に当接する。前記変形部は、前記付勢部材本体部に設けられるとともに前記収容部の両側に配置されて前記軸心線方向に圧縮変形可能であり、かつ、外縁が一方向に沿う。前記ソケットは、ソケット用収容部と、デリバリパイプ側凸部と、付勢部材側凸部とを備える。前記ソケット用収容部は、前記スライド方向の先端から外側に開口するとともに内部に、前記インジェクタの前記本体部を前記軸心線方向に移動可能に嵌合して前記インジェクタの前記軸心線回りの回動を規制する。前記デリバリパイプ側凸部は、前記デリバリパイプ側の端部において前記ソケット用収容部の両側に1つずつ配置され、スライドして組み付けられる姿勢のときに前記デリバリパイプに向かって突出するとともに前記スライド方向に平行に延びる。前記付勢部材側凸部は、前記付勢部材側の端部において前記ソケット用収容部の両側に1つずつ配置され、スライドして組み付けられる姿勢のときに前記付勢部材に向かって突出するとともに前記スライド方向に平行に延び、かつ、前記ソケットが前記インジェクタにスライドする際に、前記変形部の外縁を前記スライド方向にそろえて間に嵌合して前記付勢部材の前記軸心線回りの回動を規制する。前記デリバリパイプにおいて前記ソケット側の端部には、一方向に延びるとともに前記ソケットがスライドして取り付けられる際に前記スライド方向に平行になって前記デリバリパイプ側凸部が係合して前記ソケットの前記軸心線回りの回動を規制する切欠き部が形成される。
このように構成されるインジェクタの取付構造では、インジェクタとデリバリパイプとが連結されてユニット化された状態において、インジェクタを軸心線まわりに回動することによって、シール部の状態を検査することができる。このため、シール部に異常がある場合は、その異常を発見し、改修することができる。
そして、検査が終了した後、インジェクタの姿勢は、位置決め手段によって、デリバリパイプに対して軸心線まわりに所定の回動位置で規制される。このようにユニット化されたインジェクタとデリバリパイプとをエンジン側に取り付ける場合は、インジェクタの姿勢を、燃料の噴霧方向を考慮して調整する必要がない。
また、ソケットを、スライドさせてデリバリパイプとインジェクタとの間に介装させることによって、デリバリパイプに対するソケットの姿勢が規制される。同様に、ソケットに対するインジェクタの姿勢が規制されるこのため、ソケットをデリバリパイプとインジェクタとの間に介装させる作業と、デリバリパイプに対してソケットの姿勢を規制する作業と、ソケットに対してインジェクタの姿勢を規制する作業とを、同時にかつソケットをスライドさせるだけで行うことができる。
また、ソケットを、スライドさせてデリバリパイプとインジェクタとの間に介装させると、ソケットに対する付勢部材の姿勢が規制される。このため、ソケットをデリバリパイプとインジェクタとの間に介装させる作業と、ソケットに対して付勢部材の姿勢を固定する作業とを、同時にかつソケットをスライドさせるだけで行うことができる。
本発明のインジェクタの取付構造によれば、シール部の状態を検査した後に、インジェクタを、デリバリパイプに対して所定の回動位置に規制してデリバリパイプとユニット化することができる。
このため、本発明のインジェクタの取付構造は、インジェクタの取付作業を円滑に行うとともに、燃料の漏れを防止することができる。
本発明の1実施形態に係るインジェクタの取付構造について、例えば自動車のエンジン1におけるインジェクタ20の取付構造を一例に図1から図10を参照して説明する。
図1に示すように、インジェクタ20の取付構造は、エンジン本体10と、複数のインジェクタ20と、デリバリパイプ30と、複数の付勢部材40と、位置決め手段5とを備えている。
エンジン1は、例えば、筒内直噴式のレシプロエンジンである。エンジン本体10は、シリンダヘッド11を備えている。シリンダヘッド11には、各気筒ごとにインジェクタ20が挿入される第1の取付孔12が形成されている。第1の取付孔12は、図9と図10とに示すように、各燃焼室13内に開口している。
図2に示すように、各インジェクタ20は、本体部21と、カプラ部22とを備えている。本体部21は、筒状であって、一端に噴霧口23aが形成されている。本体部21は、噴霧口23aが形成される側の端部が噴霧部23となっている。インジェクタ20は、噴霧部23から第1の取付孔12内へ挿入される。噴霧口23aからは、燃焼室13内へ向かって燃料が噴霧される。インジェクタ20は、噴霧方向に指向性を有している。
本体部21において、噴霧口23aに対して反対端には、流入口24aが形成されている。本体部21は、流入口24a側が挿入部24となっている。挿入部24は、円筒状である。燃料は、流入口24aからインジェクタ20に供給される。
噴霧部23には、第1のシール部25が設けられている。第1のシール部25は、噴霧部23の周囲に第1のOリング25aが取り付けられることによって、設けられている。挿入部24には、第2のシール部26が設けられている。第2のシール部26は、挿入部24の周囲に第2のOリング26aが取り付けられることによって、設けられている。第2のシール部26は、本発明で言う、シール部である。
本体部21には、第1の係止部27が設けられている。第1の係止部27は、噴霧部23よりも流入口24a側に形成されている。第1の係止部27は、噴霧部23よりも、インジェクタ20の軸心線20aを横切る方向に断面積が広い。
図10に示すように、第1の係止部27は、インジェクタ20が第1の取付孔12内に挿入されると、第1の取付孔12内の第2の係止部14と当接する。このため、インジェクタ20は、それ以上挿入されることが防止される。第2の係止部14は、第1の係止部27と当接するように、第1の取付孔12の内壁12aがインジェクタ20の挿入方向に二段テーパ状に形成されることによって、インジェクタ20を第1の取付孔12の中心に合わせることができる。
図2に示すように、カプラ部22は、本体部21において挿入部24よりも噴霧口23a側に形成される嵌合部28近傍に設けられている。軸心線20aを横切る嵌合部28の断面は、軸心線20a方向に略一定である。カプラ部22は、嵌合部28から外側に突出している。カプラ部22の内側には、インジェクタ20の噴霧を制御する制御装置などと電気的に接続される端子などが収容されており、制御装置に接続されている。カプラ部は、制御装置から信号を受ける。
図1に示すように、デリバリパイプ30は、主管部31と、複数の枝管部32とを備えている。各枝管部32は、主管部31の内部と連通しており、主管部31からエンジン本体10側に向かって突出している。
各枝管部32の先端面33は、平面になっている。図8に示すように、各枝管部32内には、先端面33に開口する第2の取付孔34が形成されている。第2の取付孔34には、インジェクタ20の挿入部24が挿入される。挿入部24は、円筒状なので、インジェクタ20は、枝管部32に対してインジェクタ20の軸心線20aまわりに回動することができる。第2の取付孔34と挿入部24とは、インジェクタ20とデリバリパイプ30とを連結する連結部2を構成している。
インジェクタ20の挿入部24の一部が第2の取付孔34に挿入されることによって、インジェクタ20とデリバリパイプ30とが互いと連結され、デリバリパイプ30内の燃料がインジェクタ20に供給される。
図1に示すように、デリバリパイプ30は、固定部位60によってシリンダヘッド11に固定される。固定部位60は、第1のボス部61と、第2のボス部62とを備えている。第1のボス部61は、主管部31の側面から外部に張り出している。第2のボス部62は、シリンダヘッド11の表面に設けられており、第1のボス部61と重なる。
第1のボス部61には、貫通孔61aが形成されている。第2のボス部62には、貫通孔61aと連通するねじ穴62aが形成されている。第1のボス部61と第2のボス部62とは、貫通孔61aを貫通したボルト63がねじ穴62aと螺合することによって固定される。これにより、デリバリパイプ30は、シリンダヘッド11に固定される。
図2に示すように、各付勢部材40は、各枝管部32の先端面33と、インジェクタ20の当接部29において、挿入部24の挿入方向の先端面29aとの間に介装される。当接部29は、軸心線20a方向に、嵌合部28よりも、噴霧部23側に形成されている。当接部29の先端面29aは、インジェクタ20とデリバリパイプ30との連結時に、デリバリパイプ30に面する。当接部29の先端面29aの面積は、軸心線20aを垂直に横切る方向に、嵌合部28の断面積よりも大きい。
図3は、付勢部材40が介装された状態において、付勢部材40だけをインジェクタ20の軸心線20a方向にデリバリパイプ30側から見た状態を示している。図2と図3とに示すように、付勢部材40は、本体部41と、一対の変形部42とを有している。本体部41は、略矩形の板状であって、第1の収容部43が形成されている。
第1の収容部43は、本体部41を貫通しており、本体部41の一側縁から外部に開口する開口部43aを有している。第1の収容部43は、インジェクタ20の嵌合部28とカプラ部22の基部22aを収容する大きさを有している。基部22aは、カプラ部22において、本体部21側の根元部分を示す。開口部43aは、基部22aと略嵌合する形状である。
変形部42は、基部45と腕部46とを有している。それぞれ基部45は、本体部41の一端面において、第1の収容部43を挟んで両側の隅に、本体部41と一体に形成されている。腕部46は、本体部41と重なる範囲で、基部45から第1の収容部43の開口部43aに向かって本体部41と略平行に延びている。それぞれ腕部46間の距離は、嵌合部28とカプラ部22とが通ることができる間隔を有している。また、各腕部46の外縁46aは、互いに平行である。
それゆえ、図3に示すように、付勢部材40は、インジェクタ20の軸心線20a方向に見た状態において、略U字状である。つまり、付勢部材40がインジェクタに取り付けられた状態では、付勢部材40は、インジェクタ20の軸心線20aを挟んで、一方の変形部42側と他方の変形部42側とが、互いに対象な形状となっている。
図4に示すように、付勢部材40は、第1の収容部43内にインジェクタ20の嵌合部28が挿入されるとともに、本体部41が当接部29の先端面29aと当接し、それぞれ変形部42がデリバリパイプ30側に位置するように配置される。
図2に示すように、位置決め手段5は、ソケット50と、ソケット位置決め部位70と、インジェクタ位置決め部位80とを備える。
ソケット50は、付勢部材40がインジェクタ20に取り付けられ、かつインジェクタ20の挿入部24が対応する枝管部32の第2の取付孔34内に挿入された後に、枝管部32と付勢部材40との間に介装される。図5に示すように、ソケット50は、枝管部32の先端面33と重なる略柱状である。
ソケット50には、第2の収容部52が形成されている。第2の収容部52は、デリバリパイプ30の先端面33に面するデリバリパイプ側端面51から、付勢部材40に面する付勢部材側端面53にかけて形成されている。第2の収容部52は、ソケット50の側面の一部に開口する開口部52aを備えている。第2の収容部52は、嵌合部28と略嵌合する形状である。
付勢部材側端面53は、ソケット50がインジェクタ20に取り付けられた状態において、付勢部材40に対向する端面であって、デリバリパイプ側端面51に対して反対側端面である。
ソケット50は、図4に示すように、第2の収容部52の開口部52aが、嵌合部28においてカプラ部22に対して反対側面と対向する姿勢で、スライド方向Aにスライドされて取り付けられる。スライド方向Aは、嵌合部28においてカプラ部22に対して反対側からカプラ部22に向かう方向である。
ソケット50は、インジェクタ20に取り付けられた状態において、ソケット位置決め部位70によって、デリバリパイプ30に対する姿勢が規制される。
図5に示すように、ソケット位置決め部位70は、一対の第1の凸部71と、一対の切欠き部72とを備えている。それぞれ第1の凸部71は、ソケット50のデリバリパイプ側端面51において、第2の収容部52を挟んで両縁部のそれぞれ一部に形成されている。それぞれ第1の凸部71は、対応する各枝管部32の先端面33に向かって突出している。それぞれ第1の凸部71は、ソケット50のスライド方向Aに所定の長さを有している。
それぞれ切欠き部72は、対応する第1の凸部71とスライド方向Aに係合するように、枝管部32の先端面33の縁部が切り欠かれることによって、形成されている。それぞれ第1の凸部71が対応する切欠き部72に係合することによって、デリバリパイプ30に対するソケット50の姿勢が固定される。
図6は、ソケット50がインジェクタ20に取り付けられた状態を、軸心線20a方向にデリバリパイプ30側から見た状態を示している。図6に示すように、インジェクタ20は、インジェクタ位置決め部位80によって、ソケット50に対する姿勢が規制される。
インジェクタ位置決め部位80は、第2の凸部81と、凹部82とを備えている。第2の凸部81は、インジェクタ20の嵌合部28において、軸心線20aを挟んでカプラ部22と反対側から外側へ突出している。また、嵌合部28において、軸心線20aを挟んでカプラ部22と反対側面は、第2の凸部81を除いて、平坦に形成されている。
凹部82は、第2の収容部52の内壁において開口部52aに対して反対側に、スライド方向Aに第2の凸部81と係合するように、かつデリバリパイプ側端面51から付勢部材側端面53にかけて軸心線20aに沿って形成されている。
また、第2の収容部52の内壁において開口部52aに対して反対側面は、嵌合部28において軸心線20aを挟んでカプラ部22と反対側面と面接触するように平坦に形成されている。第2の凸部81と凹部82とが互いに嵌合することによって、ソケット50に対するインジェクタ20の姿勢が規制される。
また、ソケット位置決め部位70とインジェクタ位置決め部位80とは、インジェクタ20が、デリバリパイプ30に対して軸心線20aまわりに所定の姿勢に位置決められるように調整されている。
具体的に説明すると、インジェクタ20は、燃料の噴霧方向に指向性を有している。それゆえ、インジェクタ20の第1の取付孔12内での姿勢は、噴霧の方向によって決定される。
このため、連結時におけるデリバリパイプ30に対する各インジェクタ20の姿勢は、デリバリパイプ30をシリンダヘッド11に固定すると、インジェクタ20が第1の取付孔12内で噴霧方向を考慮した姿勢になるように決定されている。
つまり、インジェクタ位置決め部位80は、前記したデリバリパイプ30に対するインジェクタ20の姿勢に応じて、第2の収容部52が嵌合部28を収容できるよう調整されている。そして、ソケット位置決め部位70は、ソケット50が前記したように調整された姿勢でデリバリパイプ30と係合するように調整されている。
また、第2の凸部81が凹部82に嵌合した状態では、第2の凸部81が凹部82にガイドされることによって、ソケット50は、インジェクタ20に対して、軸心線20a方向に移動することができる。
図7に示すように、付勢部材40は、ソケット50に形成された付勢部材位置決め部90によって、ソケット50に対して姿勢が規制される。付勢部材位置決め部90は、第3の凸部91を備えている。第3の凸部91は、付勢部材位置決め部90を構成する。第3の凸部91は、第2の収容部52を挟んで付勢部材側端面53の両縁部のそれぞれ一部から付勢部材40に向かって突出している。各第3の凸部91は、スライド方向Aに所定の長さを有している。それぞれ第3の凸部91の内縁間の距離L1は、両腕部46の外縁46a間の距離L2と略同じか、若干大きい。
このように両第3の凸部91が形成されることによって、付勢部材40の姿勢を両腕部46が延びる方向がスライド方向Aと略平行になるように調整した後にソケット50をスライド方向Aにスライドさせると、両腕部46が両第3の凸部91間に嵌合する。これにより、付勢部材40は、軸心線20a方向にカプラ部22が移動可能なように、第1の収容部43の開口部43aが第2の収容部52の開口部52aと重なる姿勢に規制される。
また、付勢部材40は、第1のボス部61と第2のボス部62とが互いに当接した状態では、それぞれ腕部46がたわむように、本体部41からそれぞれ腕部46までの長さが設定されている。
つまり、あらかじめ、付勢部材40がたわむようにしておくことによって、インジェクタ20をシリンダヘッド11に固定する際に、インジェクタにかかる荷重が制限されるため、インジェクタ20の破損を防止することができる。また、デリバリパイプ30、インジェクタ20、第1の取付孔12などの寸法差が吸収されるので、インジェクタ20のがたつきがなくなる。
つぎに、インジェクタ20の取付作業の一例を説明する。まず、付勢部材40の第1の収容部43内にインジェクタ20を挿入部24から挿入させることによって、付勢部材40をインジェクタ20に取り付ける。このとき、カプラ部22の基部22aは、第1の収容部43の開口部43aと略嵌合する。また、付勢部材40の本体部41が当接部29の先端面29aと当接する。
ついで、各インジェクタ20の挿入部24を、対応する枝管部32の第2の収容部52内に挿入する。インジェクタ20の挿入部24が第2の収容部52内に挿入されると、第2のシール部26と第2の取付孔34の内壁との摩擦によって、インジェクタ20がデリバリパイプ30に保持される。
ついで、図8に示すように、各枝管部32に対して各インジェクタ20を軸心線20aまわりに回動することによって、第2のシール部26の状態を検査する。インジェクタ20が円滑に回動すると、第2のOリング26aは、正常な状態である。
一方、挿入部24を第2の取付孔34内に挿入した際に、第2のOリング26aと第2の取付孔34の内壁34aとの摩擦によって、第2のOリング26aが切れたり、または第2のOリング26aが正規の取付位置からずれたりすることがある。
このような場合は、インジェクタ20は、軸心線20aまわりに円滑に回動しなくなる。言い換えると、インジェクタ20を軸心線20aまわりに回動させたときに、インジェクタ20が円滑に回動せず引っ掛かりがある場合は、第2のOリング26aが切れたり、または第2のOリング26aの位置がずれていることになる。
このため、インジェクタ20が軸心線20aまわりに円滑に回動しない場合は、インジェクタ20をデリバリパイプ30から取り外し、第2のOリング26aを取り換えたり、または第2のOリング26aの位置を正規な取付位置に直す。そして、その後に、インジェクタ20の挿入部24を第2の取付孔34内に挿入し、再び第2のシール部26の検査を行う。
図4に示すように、第2のシール部26の検査が終了し、第2のシール部26に異常がないことが確認されると、それぞれ付勢部材40と枝管部32との間に、ソケット50が取り付けられる。
具体的には、それぞれ第1の凸部71が対応する切欠き部72と係合するように、第2の凸部81が凹部82と係合するように、かつ両第3の凸部91間に付勢部材40の両腕部46が嵌合するように、ソケット50の姿勢を調整する。
ついで、図中に矢印で示すように、スライド方向Aにソケット50をスライドさせる。図6と図9とに示すように、ソケット50は、第2の凸部81が凹部82と嵌合するまでスライドされる。
ソケット50がスライドされることによって、各第1の凸部71が対応する切欠き部72と係合する。これにより、デリバリパイプ30に対するソケット50の姿勢が規制される。ソケット50がスライドされることによって、第2の凸部81が凹部82と係合する。これにより、ソケット50に対してインジェクタ20の姿勢が規制される。このときのインジェクタ20の姿勢は、燃料の噴霧方向を考慮した所定の姿勢である。
ソケット50がスライドされることによって、両第3の凸部91間に、付勢部材40の腕部46が嵌合する。これにより、ソケット50に対する付勢部材40の姿勢が固定される。このときの付勢部材40の姿勢は、軸心線20a方向にカプラ部22が移動可能なように、第2の収容部52の開口部52aと第1の収容部43の開口部43aとが重なる姿勢である。
各枝管部32と付勢部材40との間にソケット50が介装されると、図1に示すように、各インジェクタ20とデリバリパイプ30とは、各インジェクタ20がデリバリパイプ30に対して燃料の噴霧方向を考慮した姿勢に位置決めされた状態で、互いにユニット化される。
この状態で、デリバリパイプ30を操作することによって、各インジェクタ20を対応する第1の取付孔12と対向させる。そして、デリバリパイプ30を押圧することによって、各インジェクタ20を同時に第1の取付孔12内に挿入していく。
このときの、インジェクタ20の姿勢は、燃料の噴霧方向を考慮した姿勢に保たれている。このため、各インジェクタ20を対応する第1の取付孔12内に挿入する過程で、各インジェクタ20の姿勢を調整する必要がない。
図10に示すように、各インジェクタ20は、第1の係止部27と第2の係止部14とが互いに当接するまで挿入される。デリバリパイプ30は、第1のボス部61が第2のボス部62と当接するまで押圧される。第1のボス部61が第2のボス部62と当接した後、デリバリパイプ30は、ボルト63によってシリンダヘッド11に固定される。
第1のボス部61と第2のボス部62とが互いに当接することによって、付勢部材40の変形部42がたわむ。これにより、インジェクタ20にかかる荷重が制限されるので、インジェクタ20の破損が防止される。また、インジェクタ20、デリバリパイプ30、第1の取付孔12、第2の取付孔34などに寸法差がある場合は、インジェクタ20のがたつきが吸収される
このように構成されるインジェクタ20の取付構造は、挿入部24が枝管部32に挿入されることによって、インジェクタ20がデリバリパイプ30に対して軸心線20aまわりに回動自由に連結される。
これにより、各インジェクタ20とデリバリパイプ30とをユニット化した後に、インジェクタ20を軸心線20a回りに回動することによって、第2のシール部26の検査を行うことができる。この結果、第2のシール部26の異常は、事前に発見されるようになる。つまり、第2のシール部26の異常を発見し改修することによって、第2のシール部26からの燃料漏れが抑制される。
そして、第2のシール部26の検査を行った後に、位置決め手段5によって、インジェクタ20をデリバリパイプ30に対して軸心線20aまわりに燃料の噴霧方向を考慮した姿勢に位置決める。
これにより、各インジェクタ20を一度に対応する第1の取付孔12内に挿入できるとともに、各インジェクタ20を対応する第1の取付孔12内に挿入する際に、各インジェクタ20の姿勢をひとつずつ調整する必要がないので、各インジェクタ20の取付作業を円滑に行うことができる。
つまり、インジェクタ20の取付作業を円滑に行うとともに、燃料の漏れを抑制することができる。
また、位置決め手段5は、ソケット50と、ソケット位置決め部位70と、インジェクタ位置決め部位80とを備える。このため、インジェクタ20を、デリバリパイプ30に対して、一部品で燃料の噴霧方向を考慮した姿勢に位置決めすることができる。それゆえ、インジェクタ20の取付構造のコストを抑えることができる。
また、ソケット50は、インジェクタ20の軸心線20aを横切る方向にスライドされて取り付けられる。そして、それぞれ第1の凸部71と対応する切欠き部72とは、ソケット50がスライドされて取り付けられる際に、同時にソケット50のスライド方向Aに係合する。同様に、第2の凸部81と凹部82とは、ソケット50がスライドされて取り付けられる際に、同時にソケット50のスライド方向Aに係合する。
このため、デリバリパイプ30とソケット50とを互いに係合する作業と、ソケット50とインジェクタ20とを互いに係合する作業は、ソケット50の取付作業と同時に行われるので、容易に行うことができる。
また、インジェクタ20の取付構造は、付勢部材40を備える。これにより、インジェクタ20にかかる荷重が制限されるので、インジェクタ20の破損が防止される。また、インジェクタ20、デリバリパイプ30などの寸法差に起因するインジェクタ20のがたつきを抑制することができる。
また、ソケット50に一対の第3の凸部91が形成されることによって、ソケット50をスライドさせて取り付ける際に、付勢部材40の両腕部46が両第3の凸部91間に嵌合される。これにより、付勢部材40がソケット50に対して位置決めされる。それゆえ、ソケット50に対する付勢部材40の位置決めを容易に行うことができる。
本発明の1実施形態に係るインジェクタの取付構造を示す斜視図。 図1に示されたインジェクタの取付構造を分解して示す斜視図。 図1に示された付勢部材をインジェクタの軸心線方向にデリバリパイプ側から見た状態を示す平面図。 図1に示されたソケットがユニット化されたデリバリパイプとインジェクタとに取り付けられる様子を示す斜視図。 ソケット位置決め部を示す斜視図。 インジェクタ位置決め部を示す平面図。 付勢部材位置決め部を示す斜視図。 第2のシール部の検査の様子を示す側面図。 デリバリパイプとインジェクタとソケットと付勢部材とがユニット化された状態を一部切り欠いて示す側面図。 ユニット化されたデリバリパイプとインジェクタとソケットと付勢部材とがエンジン本体に固定された状態を一部切り欠いて示す側面図。
符号の説明
2…連結部20…インジェクタ、20a…軸心線、21…本体部、22…カプラ部、26…第2のシール部(シール部)、30…デリバリパイプ、40…付勢部材、41…本体部(付勢部材本体部)、42…変形部、43…第1の収容部(収容部)、43a…開口部、50…ソケット、52…第2の収容部(ソケット用収容部)、71…第1の凸部(デリバリパイプ側凸部)、72…切欠き部、91…第3の凸部(付勢部材側凸部)、A…スライド方向(軸心線と交差する方向)。

Claims (1)

  1. 本体部と、前記本体部側面から突出して信号を受けるカプラ部とを備えるインジェクタと、
    前記インジェクタが前記インジェクタの軸心線まわりに回動自由に連結され、前記インジェクタとの連結部を通して燃料を前記インジェクタに供給するデリバリパイプと、
    前記連結部に設けられ、前記連結部をシールするシール部と、
    前記本体部において周方向に張り出す当接部と前記デリバリパイプとの間に組み付けられる付勢部材と、
    前記インジェクタと前記デリバリパイプとの連結後に、前記インジェクタにおいて前記デリバリパイプと前記付勢部材との間の部分に前記インジェクタの軸心線と交差する方向にスライドされて組み付けられるソケットと
    を具備し、
    前記付勢部材は、
    前記本体部を収容する孔状の収容部と、前記収容部と連通するとともに外側に開口する開口部であって内側に前記インジェクタのカプラ部が嵌合して前記インジェクタの前記軸心線回りの回動を規制する開口部とを備えて、前記当接部に当接する付勢部材本体部と、
    前記付勢部材本体部に設けられるとともに前記収容部の両側に配置されて前記軸心線方向に圧縮変形可能であり、かつ、外縁が一方向に沿う変形部と
    を具備し、
    前記ソケットは、
    前記スライド方向の先端から外側に開口するとともに、内部に前記インジェクタの前記本体部を前記軸心線方向に移動可能に嵌合して前記インジェクタの前記軸心線回りの回動を規制するソケット用収容部と、
    前記デリバリパイプ側の端部において前記ソケット用収容部の両側に1つずつ配置され、スライドして組み付けられる姿勢のときに前記デリバリパイプに向かって突出するとともに前記スライド方向に平行に延びるデリバリパイプ側凸部と、
    前記付勢部材側の端部において前記ソケット用収容部の両側に1つずつ配置され、スライドして組み付けられる姿勢のときに前記付勢部材に向かって突出するとともに前記スライド方向に平行に延び、かつ、前記ソケットが前記インジェクタにスライドする際に、前記変形部の前記外縁を前記スライド方向にそろえて間に嵌合し、前記付勢部材の前記軸心線回りの回動を規制する付勢部材側凸部と
    を具備し、
    前記デリバリパイプにおいて前記ソケット側の端部には、一方向に延びるとともに前記ソケットがスライドして取り付けられる際に前記スライド方向に平行になって前記デリバリパイプ側凸部が係合して前記ソケットの前記軸心線回りの回動を規制する切欠き部が形成される
    ことを特徴とするインジェクタの取付構造。
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