JP2003013877A - 土砂等除去装置 - Google Patents
土砂等除去装置Info
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Abstract
沈殿池やピット、マンホール内等における塊状物、紐状
物を含む土砂等を水で希釈しながら、所望の箇所に排出
することができる土砂等除去装置を提供する。 【解決手段】 内部にモータ18駆動のインペラ17を
収納すると共に、下面中央に土砂等吸引開口13を有す
るインペラケーシング16と、上端がインペラケーシン
グ16の下部に連設されると共に下端が開口した筒状体
から構成され、内部に水溜まり空間19を形成する土砂
等崩落流入防止用周壁20と、上端開口が土砂等堆積レ
ベルBより上方で水中に開口し、他端開口が水溜まり空
間19に連通連結されている吸水管27を具備する。
Description
場、下水処理場、工場内の沈殿池やピット、マンホール
内等における塊状物、紐状物を含む土砂等を所望の箇所
に排出することができる土砂等除去装置に関する。
去装置として、例えば、図15に示す構成を有する吸上
げポンプ150がある。この吸上げポンプ150は、実
質的に、内部にモータ151駆動のインペラ152を収
納すると共に、下面中央に吸引開口153を有するイン
ペラケーシング154と、上端がインペラケーシング1
54の下部に連結されると共に下端が開口した有孔の筒
状ストレーナ155と、モータ151の出力軸に連結し
た攪拌羽根取付軸156に取り付けた攪拌羽根157と
から構成される。
除去作業について説明すると、モータ151の駆動によ
ってインペラ152と攪拌羽根157が一体的に回転さ
れ、攪拌羽根157によって土砂等が攪拌されると共
に、インペラ152によって攪拌土砂等がインペラケー
シング154内に吸引され、その後、排出管158を通
して所望の箇所まで搬出されることになる。
ンプ150の起動時には土砂等Sの堆積レベルは、筒状
ストレーナ155より下方に位置するレベルDが推定さ
れている。しかし、吸上げポンプ150の運転を一時休
止することもあり、その結果、土砂等堆積レベルがレベ
ルD以上、例えばレベルEに達することがある。この場
合、筒状ストレーナ155の内部に、筒状ストレーナ1
55の周壁に設けた横孔を通して土砂等が充満すること
になり、一方、土砂等に流動性を与えるための水も外部
から供給されないため、土砂等の吸引排出作業が困難と
なる。
4−306522号公報において、図16及び図17に
示す構成を有する土砂等除去装置160が提示されてい
る。図示するように、土砂等除去装置160はピットA
の底面に土砂等(泥土を含む)が堆積する底面161上に
設置されており、その本体部を形成する吸上げポンプ1
62は、下端中央に土砂等吸引開口を設けるとともに周
壁の一部に設けた土砂等排出開口を排出管163に連通
連結するインペラケーシング164と、インペラケーシ
ング164内に回転自在に収納されるインペラ165
と、インペラ165を回転駆動する水密モータ166と
を具備する。インペラケーシング164の底部には同軸
的に底板167を有する筒状ストレーナ部168が連結
されており、筒状ストレーナ部168の周壁169と底
板167には、それぞれ、多数の横孔170と縦孔17
1とが全面にわたって設けられている。このような筒状
ストレーナ部168は、環状機枠からなるポンプ支持台
172上に載置支持されている。また、水密モータ16
6の出力軸に一体的に連結された攪拌羽根取付軸173
には攪拌羽根174が固着されている。
9の一部にはピットA内に垂直に配設された吸水管17
5の下端開口176が連通連結されており、吸水管17
5の上端開口177には吸水補助ストレーナ178が取
り付けられている。ここで、図17に示すように、吸水
管175の下端開口176は土砂等堆積レベルBより下
方位置で筒状ストレーナ部168と連通しており、吸水
補助ストレーナ178は、例えば、土砂等堆積レベルB
よりはるかに上方であって、停留水レベルCの近傍に位
置している。
砂等中に埋設された場合であっても、吸上げポンプの起
動時に、土砂等堆積レベルBより上方をなす土砂等堆積
域外の水を吸水管を通して吸上げポンプ内に供給して土
砂等を希釈でき、土砂等の吸引排出作業を円滑に行うこ
とができると考えられる。
等除去装置160は、実際には、以下の解決すべき課題
を有していた。即ち、図16及び図17に示すように、
筒状ストレーナ部168は、その周壁169の全面にわ
たって多数の横孔170を有している、従って、吸上げ
ポンプの運転休止中に、筒状ストレーナ部168が完全
に土砂等内に埋設された場合、これらの横孔170を通
して周壁169の外周に沿って存在する大量の土砂が崩
落して筒状ストレーナ部168の内部に流入し、筒状ス
トレーナ部168の内部空間を土砂等で充満することに
なる。このような状態で吸上げポンプを起動すると、吸
水管175より水が供給されることになるが、吸水管1
75より供給される水の量と比較して、吸上げポンプが
吸引しようとする土砂等の量が圧倒的に多いので、未だ
土砂等の濃度が高すぎ、円滑な吸引排出作業が困難とな
る。
されたものであり、吸上げポンプの運転休止中等のよう
に、吸上げポンプが土砂等中に埋設しても、土砂等を確
実かつ効率よく吸引排出することができる土砂等除去装
置を提供することを目的とする。
の第1の発明に係る土砂等除去装置は、内部にモータ駆
動のインペラを収納すると共に、下面中央に吸引開口を
有するインペラケーシングと、上端が前記インペラケー
シングの下部に連設されると共に下端が開口した筒状体
から構成され、内部に水溜まり空間を形成する土砂等崩
落流入防止用周壁と、上端開口が土壌堆積レベルより上
方で水中に開口し、他端開口が水溜まり空間に連通連結
される吸水管とを具備することを特徴とする。
とにより、例えば、土砂等除去装置の一例である吸引ポ
ンプの運転休止時に土砂等堆積レベルが上昇し、インペ
ラケーシングが埋設する状況になったとしても、土砂等
崩落流入防止用周壁の内部空間に土砂が流入するのを確
実に防止することができ、水が充満した水溜り空間を確
保することができる。この水溜まり空間には吸水管が連
通連結されていることにより、吸上げポンプを駆動する
と、吸上げポンプの下部に侵入している土砂等よりも水
の方が流動性が高いため、多量の水が吸引供給され、土
砂等をこの水流によって希釈しながら、確実かつ効率的
に吸引排出することができる。
を以下の構成としたことにも特徴を有する。土砂等崩落
流入防止用周壁は下端開口を全面開口とすることができ
る。即ち、周壁の外周面に沿って存在する土砂等の崩落
流入のみを阻止できれば、土砂等崩落流入防止用周壁の
下端開口を全面開口しても、土砂等崩落流入防止用周壁
の下方からの土砂等の流入を可及的に抑制でき、土砂等
崩落流入防止用周壁内に十分な広さの水溜まり空間を確
保できる。この場合、いわゆる抵抗体となる有孔底板が
存在しないので、吸上げポンプを起動した後、その運転
を継続することによって、より円滑かつ効率的に土砂等
を希釈しながら吸引排出することができる。一方、土砂
等の性質によっては、土砂等崩落流入防止用周壁の下端
開口に底板を取り付け、この底板には複数の土砂等流入
孔を形成することもできる。
流入防止用周壁の外周面に沿って存在する土砂等の水溜
まり空間への崩落及び吸引を完全に防止する観点から全
周面にわたって無孔であるのが望ましい。一方、土砂等
の性質によっては、水混合比率を高めるため、土砂等崩
落流入防止用周壁を前記水溜まり空間への土砂等の崩落
及び流入を生じない程度で部分的に有孔とすることもで
きる。
引開口及び土砂等崩落流入防止用周壁を貫通して下方に
伸延させ、伸延端に攪拌羽根を固着する。この場合、攪
拌羽根によって土砂等を攪拌し水と混合させることによ
って流動性を向上させた後に吸上げポンプによって吸引
排除できるので、より吸引排出効果を高めることができ
る。また、インペラケーシングの水溜まり空間側下面に
紐状物巻付防止用平板を取り付けたり、攪拌羽根取付軸
の外周面に紐状物巻付防止用筒を取り付けることもでき
る。この場合、土砂等に紐状物が混入していても、紐状
物がインペラケーシングの下面や攪拌羽根取付軸に絡み
付くのを可及的に防止することができ、紐状物を含む土
砂等を円滑に吸引排除することができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、上端がインペラケーシングの下部に連結さ
れると共に下端が開口した筒状ストレーナと、ストレー
ナの周りに配設される筒状体から構成され、筒状体の上
端がインペラケーシングの下部に連設されると共に下端
が筒状ストレーナの下端面と略同一位置まで達し、その
内部に前記筒状ストレーナの内部を含めて水溜まり空間
を形成する土砂等崩落流入防止用周壁と、上端開口が土
壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他端開口が前記
水溜まり空間に連通連結されている吸水管を具備するこ
とを特徴とする。
とにより、第1の発明に係る土砂等除去装置と同様に、
土砂等崩落流入防止用周壁の内部空間に土砂が流入する
のを確実に防止することができ、水が充満した水溜り空
間を確保することができ、土砂等を吸水管を通して供給
される水によって希釈しながら、確実かつ効率的に吸引
排出することができる。また、本発明によれば、既設の
土砂等除去装置において、筒状ストレーナの周りに土砂
等崩落流入防止用周壁を取り付けるだけで(即ち、土砂
等除去装置を大幅に改造することなく)、上記した確実
かつ効率的な土砂等の吸引排出が可能になる。
装置を以下の構成としたことにも特徴を有する。第2の
発明においても、第1の発明と同様に、土砂等崩落流入
防止用周壁は、土砂等崩落流入防止用周壁の外周面に沿
って存在する土砂等の水溜まり空間への崩落及び吸引を
完全に防止する観点から全周面にわたって無孔であるの
が望ましい。一方、土砂等の性質によっては、水混合比
率を高めるため、土砂等崩落流入防止用周壁を前記水溜
まり空間への土砂等の崩落及び流入を生じない程度で部
分的に有孔とすることもできる。
グの吸引開口及び筒状ストレーナを貫通して下方に伸延
させ、伸延端に攪拌羽根を固着する。この場合、攪拌羽
根によって土砂等を攪拌し水と混合させることによって
流動性を向上させた後に吸上げポンプによって吸引排除
できるので、より吸引排出効果を高めることができる。
連結は、吸水管の他端開口を土砂等崩落流入防止用周壁
に設けた吸水開口に連通連結することによって行うこと
もできるが、吸水管の他端開口に土砂等崩落流入防止用
周壁を貫通させ、その後、筒状ストレーナに設けた吸水
開口に連通連結させることもできる。後者の場合、吸水
管の他端開口を直接的に筒状ストレーナの内部の水溜ま
り空間に連通連結できるので、筒状ストレーナと土砂等
崩落流入防止用周壁との間に形成される水溜まり空間内
に土砂が万一流入しても、筒状ストレーナ内に水溜まり
空間が確保されていれば、確実かつ効率的に土砂等の吸
引排出を行うことができる。
又は2以上の吸水管の他端開口を土砂等崩落流入防止用
周壁に設けた吸水開口に連通連結されると共に残りの1
又は2以上の吸水管の他端開口に土砂等崩落流入防止用
周壁を貫通させ、筒状ストレーナに設けた吸水開口に連
通連結ようにしてもよい。この場合、筒状ストレーナと
土砂等崩落流入防止用周壁との間に形成される水溜まり
空間及び筒状ストレーナ内に形成される水溜まり空間の
両方に水を供給できるので、より確実に土砂等を希釈で
き、確実かつ効率的に土砂等の吸引排出を行うことがで
きる。なお、筒状ストレーナは有孔周壁のみならず、無
孔周壁より形成することもできる。この場合、土砂等崩
落流入効果を二重にわたって行うことになり、少なくと
も筒状ストレーナ内に確実に水溜まり空間を形成するこ
とができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、上端が前記インペラケーシングの下部に連
結されると共に下端が開口した筒状ストレーナと、イン
ペラケーシング及び筒状ストレーナの周りに配設される
下向に開口した椀状体から構成され、椀状体の上端がイ
ンペラケーシングの上方に設けたモータケーシングに連
設されると共に下端が筒状ストレーナの下端面と略同一
位置まで達し、その内部に筒状ストレーナの内部を含め
て水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防止用カバー
と、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口
し、他端開口が水溜まり空間に連通連結されている吸水
管を具備することを特徴とする。
とにより、第1の発明及び第2の発明に係る土砂等除去
装置と同様に、土砂等崩落流入防止用カバーの内部空間
に土砂が流入するのを確実に防止することができ、水が
充満した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸
水管を通して供給される水によって希釈しながら、確実
かつ効率的に吸引排出することができる。また、本発明
では、土砂等崩落流入防止用カバーが筒状ストレーナの
みならずインペラケーシングも囲むようにしているの
で、土砂等除去装置の下部により広い水溜まり空間を形
成することができ、土砂等を希釈して吸水管を通して供
給される水によって希釈しながら、より確実かつ効率的
に吸引排出することができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、上端が前記インペラケーシングの下部に連
結されると共に下端が開口した筒状ストレーナと、前記
インペラケーシング及び前記ストレーナを含む前記土砂
等除去装置の装置全体を囲む椀状体によって構成され、
椀状体の下端が筒状ストレーナの下端面と略同一位置ま
で達し、その内部に筒状ストレーナの内部を含めて水溜
まり空間を形成する土砂等崩落流入防止用カバーと、上
端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他端
開口が水溜まり空間に連通連結されている吸水管を具備
することを特徴とする。
とにより、第1の発明〜第3の発明に係る土砂等除去装
置と同様に、土砂等崩落流入防止用カバーの内部空間に
土砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充
満した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水
管を通して供給される水によって希釈しながら、確実か
つ効率的に吸引排出することができる。また、本発明で
は、土砂等崩落流入防止用カバーが筒状ストレーナのみ
ならず土砂等除去装置全体を囲むようにしているので、
土砂等除去装置の周りにより広い水溜まり空間を形成す
ることができ、土砂等を吸水管を通して供給される水に
よって希釈しながら、より確実かつ効率的に吸引排出す
ることができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、上端がインペラケーシングの下部に連結さ
れると共に下端が開口した筒状ストレーナと、筒状スト
レーナの周りに配設され、モータによって駆動される複
数の回転掘削刃と、前記筒状ストレーナの周りに配設さ
れると共に平面視で筒状ストレーナと共に回転掘削刃を
上方から覆うことができる断面積を有する筒状体から構
成され、筒状体の上端がインペラケーシングの下部に連
設されると共に下端が筒状ストレーナの下端面と略同一
位置まで達し、その内部に筒状ストレーナの内部を含め
て水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防止用周壁
と、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口
し、他端開口が水溜まり空間に連通連結されている吸水
管を具備することを特徴とする。
とにより、第1の発明〜第4の発明に係る土砂等除去装
置と同様に、土砂等崩落流入防止用周壁の内部空間に土
砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充満
した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水管
を通して供給される水によって希釈しながら、確実かつ
効率的に吸引排出することができる。また、本発明で
は、土砂等崩落流入防止用周壁を筒状ストレーナの周り
に配設されると共に平面視で筒状ストレーナと共に回転
掘削刃を上方から覆うことができる断面積を有する筒状
体から構成したので、土砂等除去装置の下部により広い
水溜まり空間を形成することができ、掘削刃によって掘
削された土砂等を吸水管を通して供給される水によって
希釈しながら、より確実かつ効率的に吸引排出すること
ができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、上端が前記インペラケーシングの下部に連
結されると共に下端が開口した筒状ストレーナと、筒状
ストレーナの周りに環状に配設され、ジェット水供給ポ
ンプの駆動によってジェット水を下方に向けて噴出する
複数のジェットノズルと、筒状ストレーナの周りに配設
されると共に平面視で前記筒状ストレーナと共にジェッ
トノズルを上方から覆うことができる断面積を有する筒
状体から構成され、筒状体の上端がインペラケーシング
の下部に連設されると共に下端が筒状ストレーナの下端
面と略同一位置まで達し、その内部に筒状ストレーナの
内部を含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防
止用周壁と、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中
に開口し、他端開口が前記水溜まり空間に連通連結され
ている吸水管を具備することを特徴とする。
とにより、第1の発明〜第5の発明に係る土砂等除去装
置と同様に、土砂等崩落流入防止用周壁の内部空間に土
砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充満
した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水管
を通して供給される水によって希釈しながら、確実かつ
効率的に吸引排出することができる。また、本発明で
は、土砂等崩落流入防止用周壁を筒状ストレーナの周り
に配設されると共に平面視で前記筒状ストレーナと共に
ジェットノズルを上方から覆うことができる断面積を有
する筒状体から構成したので、土砂等除去装置の下部に
より広い水溜まり空間を形成することができ、ジェット
ノズルから噴出されるジェット水によって掘削された土
砂等を吸水管を通して供給される水によって希釈しなが
ら、より確実かつ効率的に吸引排出することができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングと、インペラケーシングの下部に配設され、水
平軸周りに回転すると共に水平軸と直交する方向に水平
移動可能な移動回転掘削刃と、インペラケーシングの下
部に配設されると共に平面視で移動回転掘削刃を上方か
ら覆うことができる断面積を有する筒状体から構成さ
れ、筒状体の上端がインペラケーシングの下部に連設さ
れると共に下端が移動回転掘削刃の上部と略同一位置ま
で達し、その内部に水溜まり空間を形成する土砂等崩落
流入防止用周壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上
方で水中に開口し、他端開口が水溜まり空間に連通連結
されている吸水管を具備することを特徴とする。
とにより、第1の発明〜第6の発明に係る土砂等除去装
置と同様に、土砂等崩落流入防止用周壁の内部空間に土
砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充満
した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水管
を通して供給される水によって希釈しながら、確実かつ
効率的に吸引排出することができる。また、本発明で
は、移動回転掘削刃を回転させながら水平方向に移動さ
せる地中連続壁工事において生じる土砂等の崩落に対し
ても、移動回転掘削刃の上方に水溜まり空間を確保する
ことができ、地中連続壁工事を円滑に行うことができ
る。
る土砂等除去装置は、モータによって垂直軸周りに回転
駆動される掘削刃と、掘削刃の上方に配設されると共に
平面視で掘削刃を上方から覆うことができる断面積を有
する筒状体から構成され、筒状体の上端がモータ支持機
枠の下部に連設されると共に下端が掘削刃の上部と略同
一位置まで達し、その内部に水溜まり空間を形成する土
砂等崩落流入防止用周壁と、水域外に設置され、吸引開
口が吸込管を介して水溜まり空間と連通連結される吸引
ポンプと、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に
開口し、他端開口が水溜まり空間に連通連結されている
吸水管を具備することを特徴とする。
とにより、第1の発明〜第7の発明に係る土砂等除去装
置と同様に、土砂等崩落流入防止用周壁の内部空間に土
砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充満
した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水管
を通して供給される水によって希釈しながら、確実かつ
効率的に吸引排出することができる。また、重量物であ
る吸引ポンプを水域外に配置したので、実質的に、掘削
刃と、掘削刃駆動用のモータと、土砂崩落流入防止用周
壁とからなる土砂等除去装置の水底設置部分を軽量化で
き、船上又は地上に設けたラダービーム等を用いて容易
に移動することができる。
る土砂等除去装置は、内部にモータ駆動のインペラを収
納すると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケ
ーシングを具備する吸引ポンプと、吸引ポンプに取り付
けられ、少なくとも前記吸引開口の下部に該吸引開口と
連通する水溜まり空間を形成可能な土砂等崩落流入防止
用カバーと、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中
に開口し、他端開口が前記水溜まり空間に連通連結され
ている吸水管を具備することを特徴とする。
とにより、筒状ストレーナを具備しない土砂等除去装置
であっても、第1の発明〜第7の発明に係る土砂等除去
装置と同様に、土砂等崩落流入防止用カバーの内部空間
に土砂が流入するのを確実に防止することができ、水が
充満した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸
水管を通して供給される水によって希釈しながら、確実
かつ効率的に吸引排出することができる。
参照して、本発明を具体的に説明する。 (第1の実施例)図1及び図2に示すように、第1の実
施例に係る土砂等除去装置10は、土砂等(泥土を含む)
が堆積するピットAの底面11上に設置されており、そ
の本体部を形成する吸上げポンプ12は、下端中央に土
砂等吸引開口13を設けるとともに周壁の一部に設けた
土砂等排出開口14を排出管15に連通連結するインペ
ラケーシング16と、インペラケーシング16内に回転
自在に収納されるインペラ17と、インペラ17を回転
駆動する水密モータ18とを具備する。
に水溜まり空間19を形成可能な本発明の要部を構成す
る筒状の土砂等崩落流入防止用周壁20の上端が同軸的
に連設されている。なお、本実施例では、土砂等崩落流
入防止用周壁20の外径はインペラケーシング16の外
径よりわずかに小さくしている。図示するように、土砂
等崩落流入防止用周壁20は、後述する土砂等崩落流入
防止効果を発揮するため、全周面にわたって無孔な帯状
板によって形成されている。また、本実施例では、土砂
等崩落流入防止用周壁20の下端開口は全面開口として
いる。この土砂等崩落流入防止用周壁20は環状機枠か
らなるポンプ支持台21上に載置支持されている。ま
た、水密モータ18の出力軸22に一体的に連結された
攪拌羽根取付軸23には攪拌羽根24が固着されてい
る。また、土砂等崩落流入防止用周壁20の内部におい
て、インペラケーシング16の水溜まり空間側下面には
紐状物巻付防止用平板25が取り付けられており、攪拌
羽根取付軸23には紐状物巻付防止用筒26が取り付け
られている。
一部にはピットA内に垂直に配設された吸水管27の下
端開口28が連通連結されており、吸水管27の上端開
口29には吸水補助ストレーナ29aが取り付けられて
いる。ここで、図2に示すように、吸水管27の下端開
口28は土砂等堆積レベルBより下方位置で土砂等崩落
流入防止用周壁20と連通連結しており、吸水補助スト
レーナ29aは、例えば、土砂等堆積レベルBよりはる
かに上方であって、停留水レベルCの近傍に位置してい
る。
置10による土砂等吸引排出作業について、図1及び図
2を参照して説明する。水密モータ18を駆動して吸上
げポンプ12を起動するとインペラケーシング16内に
負圧が発生しても、実質的に横孔を有しない土砂等崩落
流入防止用周壁20の存在によって、同周壁20の外周
に沿って存在する大量の土砂が崩落して土砂等崩落流入
防止用周壁20の内部空間に流入するのを確実に防止す
ることができ、水が充満した水溜まり空間19を確保す
ることができる。即ち、吸上げポンプ12の運転休止時
に土砂等堆積レベルBが上昇し、インペラケーシング1
6が埋設する状況になったとしても、土砂等崩落流入防
止用周壁20の内部空間に土砂が流入するのを確実に防
止することができ、水が充満した水溜り空間19を確保
することができる。この水溜まり空間19には吸水管2
7が連通連結されていることにより、吸上げポンプ12
を駆動すると、吸上げポンプ12の下部に侵入している
土砂等よりも水の方が流動性が高いため、多量の水が吸
引供給され、土砂等をこの水流によって希釈しながら、
確実かつ効率的に吸引排出することができる。
用周壁20は下端開口を全面開口としているので、いわ
ゆる抵抗体となる有孔底板が存在せず、吸上げポンプ1
2を起動した後、その運転を継続することによって、よ
り円滑かつ効率的に土砂等を希釈しながら吸引排出する
ことができる。なお、土砂等の性質によっては、土砂等
崩落流入防止用周壁20の下端開口に底板を取り付け、
この底板に複数の土砂等流入孔を形成することもでき
る。
用周壁20は、土砂等崩落流入防止用周壁20の外周面
に沿って存在する土砂等の水溜まり空間19への崩落及
び吸引を完全に防止する観点から全周面にわたって無孔
としている。一方、土砂等の性質によっては、水混合比
率を高めるため、土砂等崩落流入防止用周壁20を水溜
まり空間19への土砂等の崩落及び流入を生じない程度
で部分的に有孔とすることもできる。
力軸22をインペラケーシング16の土砂等吸引開口1
3及び土砂等崩落流入防止用周壁20の中央部を貫通し
て下方に伸延させ、伸延端に攪拌羽根24を固着してお
り、この攪拌羽根24によって土砂等を攪拌した後に吸
上げポンプ12によって吸引排除できるので、より吸引
排出効果を高めることができる。
グ16の水溜まり空間側面に紐状物巻付防止用平板25
を取り付け、攪拌羽根取付軸23の外周面に紐状物巻付
防止用筒26を取り付けているので、土砂等に紐状物が
混入していても、紐状物がインペラケーシング16の下
面や攪拌羽根取付軸23に絡み付くのを可及的に防止す
ることができ、紐状物を含む土砂等を円滑に吸引排除す
ることができる。
の実施例に係る土砂等除去装置30は、土砂等(泥土を
含む)が堆積するピットA1の底面31上に設置されて
おり、その本体部を形成する吸上げポンプ32は、下端
中央に土砂等吸引開口33を設けるとともに周壁の一部
に設けた土砂等排出開口34を排出管35に連通連結す
るインペラケーシング36と、インペラケーシング36
内に回転自在に収納されるインペラ37と、インペラ3
7を回転駆動する水密モータ38とを具備する。
に水溜まり空間39を形成する有孔の筒状ストレーナ4
0が配設されており、その上端はインペラケーシング3
6の底部に連結されると共に、その下端は開口してい
る。また、筒状ストレーナ40の周りには、本発明の要
部を構成する筒状の土砂等崩落流入防止用周壁41が同
心円的に配設されており、土砂等崩落流入防止用周壁4
1と筒状ストレーナ40との間には、筒状ストレーナ4
0内の水溜まり空間39と連通する環状の水溜まり空間
42が形成されている。なお、本実施例では、土砂等崩
落流入防止用周壁41の上端はインペラケーシング16
の下部に連結されている。図示するように、土砂等崩落
流入防止用周壁41は、後述する土砂等崩落流入防止効
果を発揮するため、全周面にわたって無孔な帯状板によ
って形成されている。また、本実施例では、土砂等崩落
流入防止用周壁41の下端開口は全面開口としている。
筒状ストレーナ40は環状機枠からなるポンプ支持台4
3上に載置支持されている。また、水密モータ38の出
力軸44に一体的に連結された攪拌羽根取付軸45には
攪拌羽根46が固着されている。
一部にはピットA1内に垂直に配設された吸水管47の
下端開口が連通連結されており、吸水管47の上端開口
には吸水補助ストレーナ48が取り付けられている。こ
こで、図3に示すように、吸水管47の下端開口49は
土砂等堆積レベルB1より下方位置で土砂等崩落流入防
止用周壁41と連通連結しており、吸水補助ストレーナ
48は、例えば、土砂等堆積レベルB1よりはるかに上
方であって、停留水レベルC1の近傍に位置している。
たことにより、第1の実施例に係る土砂等除去装置10
と同様に、土砂等崩落流入防止用周壁41の内部空間に
土砂が流入するのを確実に防止することができ、水が充
満した水溜り空間39,42を確保することができ、土
砂等を吸水管47を通して供給される水によって希釈し
ながら、確実かつ効率的に吸引排出することができる。
また、本実施例装置によれば、既設の土砂等除去装置3
0において、筒状ストレーナ40の周りに土砂等崩落流
入防止用周壁41を取り付けるだけで(即ち、土砂等除
去装置30を大幅に改造することなく)、上記した確実
かつ効率的な土砂等の吸引排出が可能になる。
去装置30を、以下の構成としたことにも特徴を有す
る。第2の侍史例においても、第1の実施例と同様に、
土砂等崩落流入防止用周壁41は、土砂等崩落流入防止
用周壁41の外周面に沿って存在する土砂等の水溜まり
空間39、42への崩落及び吸引を完全に防止する観点
から全周面にわたって無孔であるのが望ましい。一方、
土砂等の性質によっては、水混合比率を高めるため、土
砂等崩落流入防止用周壁41を前記水溜まり空間39、
42への土砂等の崩落及び流入を生じない程度で部分的
に有孔とすることもできる。また、本実施例において
も、図3に示すように、攪拌羽根46によって土砂等を
攪拌し水と混合させることにより流動性を向上させた後
に吸上げポンプ32によって吸引排除できるので、より
吸引排出効果を高めることができる。
る土砂等除去装置30Aのように、図3に示す有孔の筒
状ストレーナ40に代えて、下端のみが開口する無孔周
壁50を用いることもできる。ここで、無孔周壁50内
の水溜まり空間51は、その下端開口を通して無孔周壁
50と土砂等崩落流入防止用周壁41との間に形成され
ている水溜まり空間52に連通連結されている。この場
合、無孔周壁50も土砂等崩落流入防止用周壁41と同
様に機能するので、無孔周壁50内への土砂等の流入を
確実に防止でき、無孔周壁50内に水溜まり空間51を
確実に形成でき、土砂等の吸引排出を確実に行うことが
できる。なお、上記した変容例を含めて本実施例に係る
変容例30A〜30Dでは、図3に示す実施例と同一の
構成要素は同一の符号で示す。
す変容例では、吸水管47の他端開口の水溜まり空間4
2への連通連結は、吸水管47の他端開口を土砂等崩落
流入防止用周壁41に設けた吸水開口49に連通連結す
ることによって行っている。しかし、本実施例の変容例
である図5に示す土砂等除去装置30Bのように、吸水
管47の他端開口に土砂等崩落流入防止用周壁41を貫
通させ、その後、筒状ストレーナ40に設けた吸水開口
53に連通連結させることもできる。この場合、吸水管
47の他端開口を直接的に筒状ストレーナ40の内部の
水溜まり空間39に連通連結できるので、筒状ストレー
ナ40と土砂等崩落流入防止用周壁41との間に形成さ
れる水溜まり空間42内に土砂等が万一流入しても、筒
状ストレーナ40内に水溜まり空間39が確保されてい
れば、確実かつ効率的に土砂等の吸引排出を行うことが
できることになる。
等除去装置30Cを図6に示す。図示するように、本変
容例では、土砂等除去装置30Cは複数の(本変容例で
は2つ)の吸水管54,55を具備している。一方の吸
水管54の他端開口は土砂等崩落流入防止用周壁56に
設けた吸水開口57に連通連結されると共に他方の吸水
管55の他端開口は土砂等崩落流入防止用周壁56を貫
通した後、筒状ストレーナ58に設けた吸水開口59に
連通連結されている。この場合、筒状ストレーナ58と
土砂等崩落流入防止用周壁56との間に形成される水溜
まり空間60及び筒状ストレーナ58内に形成される水
溜まり空間61の両方に水を供給できるので、より確実
に土砂等を希釈でき、確実かつ効率的に土砂等の吸引排
出を行うことができる。
土砂等除去装置30Dは、図6に示す有孔の筒状ストレ
ーナ58に代えて、下端のみが開口する無孔周壁62を
用いたものである。ここで、無孔周壁62内の水溜まり
空間63は、その下端開口を通して無孔周壁62と土砂
等崩落流入防止用周壁56との間に形成されている水溜
まり空間64に連通連結されている。この場合、無孔周
壁62も土砂等崩落流入防止用周壁56と同様に機能す
るので、無孔周壁62内への土砂等の流入を確実に防止
でき、無孔周壁62内に水溜まり空間63を確実に形成
でき、土砂等の吸引排出を確実に行うことができる。
の実施例に係る土砂等除去装置65は、土砂等(泥土を
含む)が堆積するピットA2の底面66上に設置されて
おり、その本体部を形成する吸上げポンプ67は、下端
中央に土砂等吸引開口67aを設けるとともに周壁の一
部に設けた土砂等排出開口を排出管68に連通連結する
インペラケーシング69と、インペラケーシング69内
に回転自在に収納されるインペラ69aと、インペラ6
9aを回転駆動する水密モータ69bとを具備する。イ
ンペラケーシング69の下部には、内部に水溜まり空間
70を形成する有孔の筒状ストレーナ71が配設されて
おり、その上端はインペラケーシング69の底部に連結
されると共に、その下端は開口している。さらに、イン
ペラケーシング69及び筒状ストレーナ71の周りに
は、その内部に筒状ストレーナ71内の水溜り空間70
と連通する水溜まり空間72を形成する好ましくは無孔
の土砂等崩落流入防止用カバー73が配設されている。
土砂等崩落流入防止用カバー73は下向に開口した椀状
体から構成され、椀状体の上端がインペラケーシング6
9の上方に設けたモータケーシング74に連設されると
共に下端が筒状ストレーナ71の下端面と略同一位置ま
で達している。
の一部にはピットA2内に垂直に配設された吸水管75
の下端開口が連通連結されており、吸水管75の上端開
口には吸水補助ストレーナ76が取り付けられている。
ここで、図8に示すように、吸水管75の下端開口は土
砂等堆積レベルB2より下方位置で土砂等崩落流入防止
用カバー73と連通連結しており、吸水補助ストレーナ
76は、例えば、土砂等堆積レベルB2よりはるかに上
方であって、停留水レベルC2の近傍に位置している。
たことにより、第1及び第2の実施例に係る土砂等除去
装置10、30と同様に、土砂等崩落流入防止用カバー
73の内部空間に土砂が流入するのを確実に防止するこ
とができ、水が充満した水溜り空間72を確保すること
ができ、土砂等を吸水管75を通して供給される水によ
って希釈しながら、確実かつ効率的に吸引排出すること
ができる。また、本実施例では、土砂等崩落流入防止用
カバー73が筒状ストレーナ71のみならずインペラケ
ーシング69も囲むようにしているので、土砂等除去装
置65の下部に、より広い水溜まり空間を形成すること
ができ、土砂等を希釈して吸水管75を通して供給され
る水によって希釈しながら、より確実かつ効率的に吸引
排出することができる。
の実施例に係る土砂等除去装置77は、土砂等(泥土を
含む)が堆積するピットA3の底面78上に設置されて
おり、その本体部を形成する吸上げポンプ79は、下端
中央に土砂等吸引開口79aを設けるとともに周壁の一
部に設けた土砂等排出開口を排出管80に連通連結する
インペラケーシング81と、インペラケーシング81内
に回転自在に収納されるインペラ81aと、インペラ8
1aを回転駆動する水密モータ81bとを具備する。イ
ンペラケーシング81の下部には、内部に水溜まり空間
82を形成可能な有孔の筒状ストレーナ83が配設され
ており、その上端はインペラケーシング81の底部に連
結されると共に、その下端は開口している。さらに、イ
ンペラケーシング81及び筒状ストレーナ83を含んで
土砂等除去装置77の全体を囲む状態で好ましくは無孔
の土砂等崩落流入防止用カバー84が配設されており、
土砂等崩落流入防止用カバー84は、その内部に筒状ス
トレーナ83内の水溜り空間82と連通する水溜まり空
間85を形成する。土砂等崩落流入防止用カバー84は
下向に開口した椀状体から構成され、椀状体の上端がモ
ータケーシング86の頂部に固定されると共に下端が筒
状ストレーナ83の下端面と略同一位置まで達してい
る。
の一部にはピットA3内に垂直に配設された吸水管87
の下端開口が連通連結されており、吸水管87の上端開
口には吸水補助ストレーナ88が取り付けられている。
ここで、図9に示すように、吸水管87の下端開口は土
砂等崩落流入防止用カバー84と連通連結しており、吸
水補助ストレーナ88は、例えば、土砂等堆積レベルB
3よりはるかに上方であって、停留水レベルC3の近傍
に位置している。
たことにより、第1〜第3の実施例に係る土砂等除去装
置10、30、65と同様に、土砂等崩落流入防止用カ
バー84の内部空間に土砂が流入するのを確実に防止す
ることができ、水が充満した水溜り空間82,85を確
保することができ、土砂等を吸水管87を通して供給さ
れる水によって希釈しながら、確実かつ効率的に吸引排
出することができる。また、本実施例では、土砂等崩落
流入防止用カバー84が筒状ストレーナ83のみならず
土砂等除去装置77全体を囲むようにしているので、土
砂等除去装置77の下部により広い水溜まり空間を形成
することができ、土砂等を希釈して吸水管87を通して
供給される水によって希釈しながら、より確実かつ効率
的に吸引排出することができる。
5の実施例に係る土砂等除去装置90は、水底や海底を
掘削するために用いられるものであり、その本体部を形
成する吸上げポンプ91は、下端中央に土砂等吸引開口
を設けるとともに周壁の一部に設けた土砂等排出開口を
排出管に連通連結するインペラケーシング93と、イン
ペラケーシング93内に回転自在に収納されるインペラ
と、インペラを回転駆動する水密モータとを具備する。
に水溜まり空間94を形成可能な有孔の筒状ストレーナ
95が配設されており、その上端はインペラケーシング
93の底部に連結されると共に、その下端は開口してい
る。また、筒状ストレーナ95の周りには、モータ96
によって駆動される複数の回転掘削刃97が配設されて
いる。さらに、筒状ストレーナ95の周りに好ましくは
無孔の土砂等崩落流入防止用周壁98が配設されてお
り、土砂等崩落流入防止用周壁98は、平面視で筒状ス
トレーナ95と共に回転掘削刃97を上方から覆うこと
ができる断面積を有する筒状体から構成され、筒状体の
上端はインペラケーシング93の下部に連設されると共
に下端が筒状ストレーナ95の下端面と略同一位置まで
達し、その内部に筒状ストレーナ95の水溜まり空間9
4と連通する水溜まり空間100を形成している。さら
に、土砂等崩落流入防止用周壁98の一部には吸水管1
01の下端開口が連通連結されており、吸水管101の
上端開口には吸水補助ストレーナ102が取り付けられ
ている。
たことにより、第1〜第4の実施例に係る土砂等除去装
置10,30,65,77と同様に、土砂等崩落流入防
止用周壁98の内部空間に土砂が流入するのを確実に防
止することができ、水が充満した水溜り空間100を確
保することができ、土砂等を吸水管101を通して供給
される水によって希釈しながら、確実かつ効率的に吸引
排出することができる。また、本実施例では、土砂等崩
落流入防止用周壁98を筒状ストレーナ95の周りに配
設されると共に平面視で筒状ストレーナ95と共に回転
掘削刃97を上方から覆うことができる断面積を有する
筒状体から構成したので、土砂等除去装置90の下部
に、より広い水溜まり空間を形成することができ、回転
掘削刃97によって掘削された土砂等を吸水管101を
通して供給される水によって希釈しながら、より確実か
つ効率的に吸引排出することができる。さらに、本実施
例では、掘り進む過程で、掘った土砂の壁の崩壊により
土砂等除去装置90が埋まっても、水溜まり空間100
を確保することができる。
6の実施例に係る土砂等除去装置105は、水底や海底
を掘削するために用いられるものであり、その本体部を
形成する吸上げポンプ106は、下端中央に土砂等吸引
開口を設けるとともに周壁の一部に設けた土砂等排出開
口を排出管に連通連結するインペラケーシング107
と、インペラケーシング107内に回転自在に収納され
るインペラと、インペラを回転駆動する水密モータとを
具備する。
部に水溜まり空間108を形成可能な有孔の筒状ストレ
ーナ109が配設されており、その上端はインペラケー
シング107の底部に連結されると共に、その下端は開
口している。また、筒状ストレーナ109の周りには、
ジェット水供給ポンプ110の駆動によって高圧のジェ
ット水を下方に向けて噴出する複数のジェットノズル1
11が環状に配設されている。また、筒状ストレーナ1
09の周りには好ましくは無孔の土砂等崩落流入防止用
周壁112が配設されている。土砂等崩落流入防止用周
壁112は、平面視で筒状ストレーナ109と共にジェ
ットノズル111を上方から覆うことができる断面積を
有する筒状体から構成されており、筒状体の上端はイン
ペラケーシング107の下部に連設されると共に下端が
筒状ストレーナ109の下端面と略同一位置まで達し、
その内部に筒状ストレーナ109の水溜まり空間108
と連通する水溜まり空間113を形成している。さら
に、土砂等崩落流入防止用周壁112の一部には吸水管
114の下端開口が連通連結されており、吸水管114
の上端開口には吸水補助ストレーナ115が取り付けら
れている。
したことにより、第1〜第5の実施例に係る土砂等除去
装置10,30,65,77,90と同様に、土砂等崩
落流入防止用周壁112の内部空間に土砂が流入するの
を確実に防止することができ、水が充満した水溜り空間
108,113を確保することができ、土砂等を吸水管
114を通して供給される水によって希釈しながら、確
実かつ効率的に吸引排出することができる。また、本発
明では、土砂等崩落流入防止用周壁112を筒状ストレ
ーナ109の周りに配設されると共に平面視で筒状スト
レーナ109と共にジェットノズル111を上方から覆
うことができる断面積を有する筒状体から構成したの
で、土砂等除去装置105の下部により広い水溜まり空
間を形成することができ、ジェットノズル111から噴
出されるジェット水によって掘削された土砂等を吸水管
114を通して供給される水によって希釈しながら、よ
り確実かつ効率的に吸引排出することができる。さら
に、本実施例では、掘り進む過程で、掘った土砂の壁の
崩壊により土砂等除去装置105が埋まっても、水溜ま
り空間108,113を確保することができる。
7の実施例に係る土砂等除去装置120は、土木作業現
場において地中連続壁を構築するために土砂等を掘削す
るものであり、その本体部を形成する吸上げポンプ12
1は、下端中央に土砂等吸引開口を設けるとともに周壁
の一部に設けた土砂等排出開口を排出管に連通連結する
インペラケーシング122と、インペラケーシング12
2内に回転自在に収納されるインペラと、インペラを回
転駆動する水密モータとを具備する。なお、図中、12
3はインペラケーシング122の土砂等吸引開口に連通
連結される下端開口の吸引筒である。
しないモータ等の駆動源によって水平軸周りに回転駆動
される一対の並設された歯車切削用のホブに類似した構
造を有する移動回転掘削刃124、125が配設されて
いる。なお。両移動回転掘削刃124,125は、矢印
で示すように、相互に回転方向を逆にしている。インペ
ラケーシング122の下部には無孔の土砂等崩落流入防
止用周壁126が配設されており、土砂等崩落流入防止
用周壁126は、平面視で一対の移動回転掘削刃12
4,125を上方から覆うことができる断面積を有する
筒状体から構成され、筒状体の上端はインペラケーシン
グ122の下部に連設されると共に下端が移動回転掘削
刃124,125の上部と略同一位置まで達し、その内
部に水溜まり空間127を形成している。さらに、土砂
等崩落流入防止用周壁126の一部には吸水管128の
下端開口が連通連結されており、吸水管128の上端開
口には吸水補助ストレーナ129が取り付けられてい
る。なお、吸水管128は、吸上げポンプ121と共
に、ポンプ吊支機枠129aに取り付けられている。
したことにより、第1〜第6の実施例に係る土砂等除去
装置10,30,65,77、90,105と同様に、
土砂等崩落流入防止用周壁126の内部空間に土砂が流
入するのを確実に防止することができ、水が充満した水
溜り空間127を確保することができ、土砂等を吸水管
128を通して供給される水によって希釈しながら、確
実かつ効率的に吸引排出することができる。特に、本実
施例では、移動回転掘削刃124,125を図12に矢
印で示す方向に回転しながら水平方向に移動させる地中
連続壁工事において生じる土砂等の崩落に対しても、移
動回転掘削刃124,125の上方に水溜まり空間12
7を確保できるので、地中連続壁工事を円滑に行うこと
ができる。
8の実施例に係る土砂等除去装置130は水底や海底を
掘削するために用いられるものであり、実質的に、水中
に設置される掘削機構部分と船上や地上に設置される吸
引ポンプ(図示せず)とから構成される。
の一例である油圧モータ131によって垂直軸周りに回
転駆動される掘削刃132と、掘削刃132の上方に配
設されると共に平面視で掘削刃132を上方から覆うこ
とができる断面積を有する筒状体から構成され、筒状体
の上端がモータ支持機枠133の下部に連設されると共
に下端が掘削刃132の上部と略同一位置まで達し、そ
の内部に水溜まり空間134を形成する土砂等崩落流入
防止用周壁135とから構成されている。さらに、土砂
等崩落流入防止用周壁135の一部には吸水管136の
下端開口が連通連結されており、吸水管136の上端開
口には吸水補助ストレーナ137が取り付けられてい
る。なお、吸水管136は、油圧モータ131と共に、
モータ支持機枠133に取り付けられている。また、図
中、138は掘削刃132の回転軸受機構部である。
とにより、第1〜第7の実施例に係る土砂等除去装置1
0,30,65,77、90,105,120と同様
に、土砂等崩落流入防止用周壁135の内部空間に土砂
が流入するのを確実に防止することができ、水が充満し
た水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸水管1
36を通して供給される水によって希釈しながら、確実
かつ効率的に吸引し、吸込管139を通して船上又は地
上に設置している吸引ポンプに送り、その後、所望の箇
所へ排出することができる。また、重量物である吸引ポ
ンプを水域外に配置したので、実質的に、掘削刃132
と、掘削刃駆動用の油圧モータ131と、土砂崩落流入
防止用周壁135とからなる土砂等除去装置130の水
底設置部分を軽量化でき、船上又は地上に設けたラダー
ビーム140等を用いて容易に移動することができる。
等除去装置は、図示しないが、内部にモータ駆動のイン
ペラを収納すると共に、下面中央に吸引開口を有するイ
ンペラケーシングを具備する吸引ポンプと、吸引ポンプ
に取り付けられ、少なくとも吸引開口の下部に吸引開口
と連通する水溜まり空間を形成可能な土砂等崩落流入防
止用カバーと、上端開口が土壌堆積レベルより上方で水
中に開口し、他端開口が水溜まり空間に連通連結されて
いる吸水管を具備することを特徴とする。即ち、本実施
例に係る土砂等除去装置は、第2〜第6実施例における
土砂等除去装置における筒状ストレーナを不要とした構
成に特徴を有する。
とにより、筒状ストレーナを具備しない土砂等除去装置
であっても、第1の発明〜第6の発明に係る土砂等除去
装置と同様に、土砂等崩落流入防止用カバーの内部空間
に土砂が流入するのを確実に防止することができ、水が
充満した水溜り空間を確保することができ、土砂等を吸
水管を通して供給される水によって希釈しながら、確実
かつ効率的に吸引排出することができる。
説明してきたが、本発明は上記した実施例に何ら限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載される発明の
範囲を逸脱しない範囲で他の実施例を含むものである。
例えば、土砂等除去装置の駆動源は電動モータに限られ
ず、油圧モータ等を含むものである。また、本実施例で
は、土砂等除去装置の全体が水中に浸漬した状態で配置
されているが、図8の変容例である図14に示すよう
に、インペラ141を駆動するモータ142を水面の上
方に架設した機枠143上に配置することもできる。こ
の場合、駆動源として水密モータを用いなくてもよい。
さらに、土砂等除去装置は、実施例のように垂直状態の
みならず、使用条件によっては、傾斜状態や水平状態で
も使用可能である。
の発明によれば、インペラケーシングの下部に土砂等崩
落流入防止用周壁を連接したことにより、吸上げポンプ
の起動時において負圧が発生しても、実質的に横孔を有
しない土砂等崩落流入防止用周壁の存在によって、同周
壁の外周に沿って存在する大量の土砂が崩落して土砂等
崩落流入防止用周壁の内部空間に流入するのを確実に防
止することができ、水が充満した水溜まり空間を確保す
ることができる。従って、その後の吸上げポンプの継続
運転により、高濃度の土砂等であっても、吸水管から供
給される水によって希釈して確実かつ効率的に吸引排出
することができる。
流入防止用周壁は下端開口を全面開口とすることによっ
て、いわゆる抵抗体となる有孔底板が存在せず、吸上げ
ポンプを起動した後、その運転を継続することによっ
て、より円滑かつ効率的に土砂等を希釈しながら吸引排
出することができる。請求項3記載の発明によれば、土
砂等の性質を考慮して、土砂等崩落流入防止用周壁の下
端開口に底板を取り付け、この底板に、複数の土砂等流
入孔を形成することもでき、土砂等の性質に合わせて土
砂等吸引排除作業を行うことができる。
落流入防止用周壁は全周面にわたって無孔としたので、
土砂等崩落流入防止用周壁の外周面に沿って存在する土
砂等の水溜まり空間への崩落及び吸引を完全に防止する
ことができる。請求項5記載の発明においては、土砂等
崩落流入防止用周壁を水溜まり空間への土砂等の崩落及
び流入を生じない程度で部分的に有孔としたので、土砂
等の性質によって、水混合比率を高めることができる。
によって土砂等を攪拌し水と混合させることによって流
動性を向上させた後に吸上げポンプによって吸引排除で
きるので、より吸引排出効果を高めることができる。
は、インペラケーシングの水溜まり空間側面に紐状物巻
付防止用平板を取り付けたり、攪拌羽根取付軸の外周面
に紐状物巻付防止用筒を取り付けたので、土砂等に紐状
物が混入していても、紐状物がインペラケーシングの下
面や攪拌羽根取付軸に絡み付くのを可及的に防止するこ
とができ、紐状物を含む土砂等を円滑に吸引排除するこ
とができる。
ナの周りに、筒状体から構成され、筒状体の上端が前記
インペラケーシングの下部に連設されると共に下端が筒
状ストレーナの下端面と略同一位置まで達し、その内部
に筒状ストレーナの内部を含めて水溜まり空間を形成す
る土砂等崩落流入防止用周壁を配設し、上端開口が土壌
堆積レベルより上方で開口する吸水管の他端開口を前記
水溜まり空間に連通連結したので、土砂等崩落流入防止
用周壁の内部空間に土砂が流入するのを確実に防止する
ことができ、水が充満した水溜り空間を確保することが
でき、土砂等を吸水管を通して供給される水によって希
釈しながら、確実かつ効率的に吸引排出することができ
る。また、本発明によれば、既設の土砂等除去装置にお
いて、筒状ストレーナの周りに土砂等崩落流入防止用周
壁を取り付けるだけで(即ち、土砂等除去装置を大幅に
改造することなく)、上記した確実かつ効率的な土砂等
の吸引排出が可能になる。
崩落流入防止用周壁は全周面にわたって無孔としたの
で、土砂等崩落流入防止用周壁の外周面に沿って存在す
る土砂等の水溜まり空間への崩落及び吸引を完全に防止
することができる。請求項11記載の発明においては、
土砂等崩落流入防止用周壁を水溜まり空間への土砂等の
崩落及び流入を生じない程度で部分的に有孔としたの
で、土砂等の性質によって、水混合比率を高めることが
できる。請求項12記載の発明においては、モータの出
力軸をインペラケーシングの吸引開口及び筒状ストレー
ナを貫通して下方に伸延させ、伸延端に攪拌羽根を固着
したので、攪拌羽根によって土砂等を攪拌した後に吸上
げポンプによって吸引排除できるので、より吸引排出効
果を高めることができる。
の他端開口が筒状ストレーナの周りの土砂崩落流入防止
用周壁に連通連結されており、筒状ストレーナと土砂崩
落流入防止用周壁との間に形成される水溜まり空間に
は、吸引ポンプの運転に伴い吸水管からの水流が発生す
る。この水流によって、水溜まり空間に接する土砂等を
より最適濃度にして、効率よく吸引排出することができ
る。請求項14記載の発明においては、吸水管の他端開
口の水溜まり空間への連通連結を、吸水管の他端開口に
土砂等崩落流入防止用周壁を貫通させ、その後、筒状ス
トレーナに設けた吸水開口に連通連結させるようにした
ので、吸水管の他端開口を直接的に筒状ストレーナの内
部の水溜まり空間に連通連結でき、筒状ストレーナと土
砂等崩落流入防止用周壁との間に形成される水溜まり空
間内に土砂が万一流入しても、筒状ストレーナ内に水溜
まり空間が確保されていれば、確実かつ効率的に土砂等
の吸引排出を行うことができる。
の他端開口の水溜まり空間への連通連結を、吸水管を複
数個設け、その内の1又は2以上の吸水管の他端開口を土
砂等崩落流入防止用周壁に設けた吸水開口に連通連結さ
れると共に残りの1又は2以上の吸水管の他端開口に土砂
等崩落流入防止用周壁を貫通させ、筒状ストレーナに設
けた吸水開口に連通連結するようにしたので。筒状スト
レーナと土砂等崩落流入防止用周壁との間に形成される
水溜まり空間及び筒状ストレーナ内に形成される水溜ま
り空間の両方に水を供給でき、より確実に土砂等を希釈
でき、確実かつ効率的に土砂等の吸引排出を行うことが
できる。
トレーナは有孔周壁にすることなく、無孔筒状体より形
成するようにしたので、土砂等崩落流入効果を二重にわ
たって行うことになり、少なくとも筒状ストレーナ内に
確実に水溜まり空間を形成することができる。
崩落流入防止用カバーが筒状ストレーナのみならずイン
ペラケーシングも囲むようにしているので、土砂等除去
装置の下部により広い水溜まり空間を形成することがで
き、土砂等を希釈して吸水管を通して供給される水によ
って希釈しながら、より確実かつ効率的に吸引排出する
ことができる。
崩落流入防止用カバーが筒状ストレーナのみならず土砂
等除去装置全体を囲むようにしているので、土砂等除去
装置の周りにより広い水溜まり空間を形成することがで
き、土砂等を吸水管を通して供給される水によって希釈
しながら、より確実かつ効率的に吸引排出することがで
きる。
崩落流入防止用周壁を筒状ストレーナの周りに配設され
ると共に平面視で筒状ストレーナと共に回転掘削刃を上
方から覆うことができる断面積を有する筒状体から構成
したので、土砂等除去装置の下部により広い水溜まり空
間を形成することができ、掘削刃によって掘削された土
砂等を吸水管を通して供給される水によって希釈しなが
ら、より確実かつ効率的に吸引排出することができる。
崩落流入防止用周壁を筒状ストレーナの周りに配設され
ると共に平面視で前記筒状ストレーナと共にジェットノ
ズルを上方から覆うことができる断面積を有する筒状体
から構成したので、土砂等除去装置の下部により広い水
溜まり空間を形成することができ、ジェットノズルから
噴出されるジェット水によって掘削された土砂等を吸水
管を通して供給される水によって希釈しながら、より確
実かつ効率的に吸引排出することができる。
崩落流入防止用周壁を水平軸周りに回転すると共に水平
軸と直交する方向に水平移動を可能な移動回転掘削刃を
上方から覆うことができる断面積を有する筒状体から構
成したので、移動回転掘削刃を回転させながら水平方向
に移動させる地中連続壁工事において生じる土砂等の崩
落に対しても、移動回転掘削刃の上方に水溜まり空間を
確保することができ、地中連続壁工事を円滑に行うこと
ができる。
である吸引ポンプを水域外に配置したので、実質的に、
掘削刃と、掘削刃駆動用のモータと、土砂崩落流入防止
用周壁とからなる土砂等除去装置の水底設置部分を軽量
化でき、船上又は地上に設けたラダービーム等を用いて
容易に移動することができる。
ンプの少なくとも吸引開口の下部に吸引開口と連通する
水溜まり空間を形成可能な土砂等崩落流入防止用カバー
を配設したので、筒状ストレーナを具備しない土砂等除
去装置であっても、土砂等崩落流入防止用カバーの内部
空間に土砂が流入するのを確実に防止することができ、
水が充満した水溜り空間を確保することができ、土砂等
を吸水管を通して供給される水によって希釈しながら、
確実かつ効率的に吸引排出することができる。
全体正面図である。
一部切欠全体正面図である。
体正面図である。
体正面図である。
体正面図である。
体正面図である。
一部切欠全体正面図である。
一部切欠全体正面図である。
の一部切欠全体正面図である。
の一部切欠全体正面図である。
の一部切欠全体正面図である。
の一部切欠全体正面図である。
除去装置の一部切欠全体正面図である。
る。
ある。
Claims (23)
- 【請求項1】 内部にモータ駆動のインペラを収納する
と共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシン
グと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連設されると共
に下端が開口した筒状体から構成され、内部に水溜まり
空間を形成する土砂等崩落流入防止用周壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項2】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は下端開
口が全面開口していることを特徴とする請求項1記載の
土砂等除去装置。 - 【請求項3】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は下端開
口に底板を具備し、該底板には複数の土砂等流入孔が形
成されていることを特徴とする請求項1記載の土砂等除
去装置。 - 【請求項4】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は全周面
にわたって無孔であることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項5】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は、前記
水溜まり空間への土砂等の崩落及び流入を生じない程度
で部分的に有孔であることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項6】 前記モータの出力軸を前記インペラケー
シングの吸引開口及び前記土砂等崩落流入防止用周壁を
貫通して下方に伸延させて攪拌羽根取付軸を形成し、該
攪拌羽根取付軸の先端に攪拌羽根を固着したことを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載の土砂等除去装
置。 - 【請求項7】 前記インペラケーシングの水溜まり空間
側下面に紐状物巻付防止用平板を取り付けたことを特徴
とする請求項1〜6のいずれかに記載の土砂等除去装
置。 - 【請求項8】 前記攪拌羽根取付軸の外周面に紐状物巻
付防止用筒を取り付けたことを特徴とする請求項1〜6
のいずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項9】 内部にモータ駆動のインペラを収納する
と共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシン
グと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連結されると共
に下端が開口した筒状ストレーナと、 前記ストレーナの周りに配設される筒状体から構成さ
れ、該筒状体の上端が前記インペラケーシングの下部に
連設されると共に下端が前記筒状ストレーナの下端面と
略同一位置まで達し、その内部に前記筒状ストレーナの
内部を含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防
止用周壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項10】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は全周
面にわたって無孔であることを特徴とする請求項9記載
の土砂等除去装置。 - 【請求項11】 前記土砂等崩落流入防止用周壁は、前
記水溜まり空間への土砂等の崩落及び流入を生じない程
度で部分的に有孔であることを特徴とする請求項9又は
10記載の土砂等除去装置。 - 【請求項12】 前記モータの出力軸を前記インペラケ
ーシングの吸引開口及び前記筒状ストレーナを貫通して
下方に伸延させて攪拌羽根取付軸を形成し、該攪拌羽根
取付軸の先端に攪拌羽根を固着したことを特徴とする請
求項9〜11のいずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項13】 前記吸水管の前記他端開口は前記土砂
等崩落流入防止用周壁に設けた吸水開口に連通連結され
ることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の
土砂等除去装置。 - 【請求項14】 前記吸水管の前記他端開口は前記土砂
等崩落流入防止用周壁を貫通し、前記筒状ストレーナに
設けた吸水開口に連通連結されることを特徴とする請求
項9〜12のいずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項15】 前記吸水管を複数個設け、その内の1
又は2以上の吸水管の他端開口は前記土砂等崩落流入防
止用周壁に設けた吸水開口に連通連結されると共に残り
の1又は2以上の吸水管の他端開口は前記土砂等崩落流
入防止用周壁を貫通し、前記筒状ストレーナに設けた吸
水開口に連通連結されることを特徴とする請求項9〜1
2のいずれかに記載の土砂等除去装置。 - 【請求項16】 前記筒状ストレーナを無孔周壁とした
ことを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の土
砂等除去装置。 - 【請求項17】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連結されると共
に下端が開口した筒状ストレーナと、 前記インペラケーシング及び前記筒状ストレーナの周り
に配設される椀状体から構成され、該椀状体の上端が前
記インペラケーシングの上方に設けたモータケーシング
に連設されると共に下端が前記筒状ストレーナの下端面
と略同一位置まで達し、その内部に前記筒状ストレーナ
の内部を含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入
防止用カバーと、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項18】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連結されると共
に下端が開口した筒状ストレーナと、 前記インペラケーシング及び前記筒状ストレーナを含む
前記土砂等除去装置の装置全体を囲む椀状体によって構
成され、該椀状体の下端が前記筒状ストレーナの下端面
と略同一位置まで達し、その内部に前記筒状ストレーナ
の内部を含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入
防止用カバーと、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項19】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連結されると共
に下端が開口した筒状ストレーナと、 前記筒状ストレーナの周りに配設され、モータによって
駆動される複数の回転掘削刃と、 前記筒状ストレーナの周りに配設されると共に平面視で
前記筒状ストレーナと共に前記回転掘削刃を上方から覆
うことができる断面積を有する筒状体から構成され、該
筒状体の上端が前記インペラケーシングの下部に連設さ
れると共に下端が前記筒状ストレーナの下端面と略同一
位置まで達し、その内部に前記筒状ストレーナの内部を
含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防止用周
壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項20】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングと、 上端が前記インペラケーシングの下部に連結されると共
に下端が開口した筒状ストレーナと、 前記筒状ストレーナの周りに環状に配設され、ジェット
水供給ポンプの駆動によってジェット水を下方に向けて
噴出する複数のジェットノズルと、 前記筒状ストレーナの周りに配設されると共に平面視で
前記筒状ストレーナと共に前記ジェットノズルを上方か
ら覆うことができる断面積を有する筒状体から構成さ
れ、該筒状体の上端が前記インペラケーシングの下部に
連設されると共に下端が前記筒状ストレーナの下端面と
略同一位置まで達し、その内部に前記筒状ストレーナの
内部を含めて水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防
止用周壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項21】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングと、 前記インペラケーシングの下部に配設され、水平軸周り
に回転すると共に前記水平軸と直交する方向に水平移動
可能な移動回転掘削刃と、 前記インペラケーシングの下部に配設されると共に平面
視で前記移動回転掘削刃を上方から覆うことができる断
面積を有する筒状体から構成され、該筒状体の上端が前
記インペラケーシングの下部に連設されると共に下端が
前記移動回転掘削刃の上部と略同一位置まで達し、その
内部に水溜まり空間を形成する土砂等崩落流入防止用周
壁と、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項22】 モータによって垂直軸周りに回転駆動
される掘削刃と、 前記掘削刃の上方に配設されると共に平面視で前記掘削
刃を上方から覆うことができる断面積を有する筒状体か
ら構成され、該筒状体の上端がモータ支持機枠の下部に
連設されると共に下端が前記掘削刃の上部と略同一位置
まで達し、その内部に水溜まり空間を形成する土砂等崩
落流入防止用周壁と、 水域外に設置され、吸引開口が吸込管を介して前記水溜
まり空間と連通連結される吸引ポンプと、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。 - 【請求項23】 内部にモータ駆動のインペラを収納す
ると共に、下面中央に吸引開口を有するインペラケーシ
ングを具備する吸引ポンプと、 前記吸引ポンプに取り付けられ、少なくとも前記吸引開
口の下部に該吸引開口と連通する水溜まり空間を形成可
能な土砂等崩落流入防止用カバーと、 上端開口が土壌堆積レベルより上方で水中に開口し、他
端開口が前記水溜まり空間に連通連結されている吸水管
を具備することを特徴とする土砂等除去装置。
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