JP2000120067A - スライム除去装置 - Google Patents

スライム除去装置

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JP2000120067A
JP2000120067A JP10296469A JP29646998A JP2000120067A JP 2000120067 A JP2000120067 A JP 2000120067A JP 10296469 A JP10296469 A JP 10296469A JP 29646998 A JP29646998 A JP 29646998A JP 2000120067 A JP2000120067 A JP 2000120067A
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JP
Japan
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hole
slime
pile hole
bottom part
slurry
Prior art date
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JP10296469A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nakada
康雄 中田
Yoichi Iguchi
与一 井口
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Marugo Foundation Corp
Original Assignee
Marugo Foundation Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭孔の底部に堆積するスライムを、完全に、
かつ迅速に除去することが可能なスライム除去装置を提
供すること。 【解決手段】 杭孔Hの底部に設置した吸引ポンプ12
により、杭孔H内の泥水を吸引し、吸引した泥水を、杭
孔Hの底部に配設した噴射ノズル14から、杭孔Hの底
部の外周に向けて噴射するようにするとともに、杭孔H
の底部から泥水を吸引し、杭孔H外に排出するようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、場所打ちコンクリ
ート杭の施工におけるアースドリル工法等に適用するス
ライム除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、アースドリル工法による
場所打ちコンクリート杭の施工においては、円錐形状を
した掘削刃を有する底蓋を備えた掘削用アースドリルバ
ケットを用いて所定の深度まで基本径の杭孔を掘削した
後、掘削用アースドリルバケットのサイドカッタ開口部
や底蓋開口部等より流出して杭孔の底部に堆積している
掘削土砂を底浚い用バケットを用いて浚い取るとともに
杭孔底面を整形し、その後、鉄筋篭を挿入し、コンクリ
ートを打設するようにしている。この工法は、近年、多
用されている場所打ちコンクリート拡底杭の施工の場合
においても、基本的には同様である。
【0003】ところで、上記底浚い用バケットには、通
常、掘削用アースドリルバケットと同様、底蓋開口部に
バケット内に収容した掘削土砂の逆流を防止するシャッ
タを蝶番により取り付けた形式のものが使用されている
が、従来のこの方式では、掘削土砂の除去に時間を要す
るとともに掘削土砂を完全に除去することが困難であっ
た。
【0004】そして、除去できなかった掘削土砂は、ス
ライムとして杭孔の底部に堆積し、打設したコンクリー
ト杭の品質及び支持力の低下を招くおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記場所打
ちコンクリート杭の施工におけるスライムに関する問題
点に鑑み、杭孔の底部に堆積するスライムを、完全に、
かつ迅速に除去することが可能なスライム除去装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のスライム除去装置は、杭孔の底部に設置し
た吸引ポンプにより、杭孔内の泥水を吸引し、吸引した
泥水を、杭孔の底部に配設した噴射ノズルから、杭孔の
底部の外周に向けて噴射するようにするとともに、杭孔
の底部から泥水を吸引し、杭孔外に排出するようにした
ことを特徴とする。
【0007】このスライム除去装置は、杭孔の底部に設
置した吸引ポンプにより、杭孔内の泥水を吸引し、吸引
した泥水を、杭孔の底部に配設した噴射ノズルから、杭
孔の底部の外周に向けて噴射することにより、杭孔の底
部に堆積しているスライムを泥水中に浮遊させ、杭孔の
底部からスライムが浮遊している泥水を吸引し、杭孔外
に排出することにより、スライムを、完全に、かつ迅速
に除去するようにする。
【0008】この場合において、噴射ノズルの先端部を
球状に形成するとともに、該先端部に複数のノズル孔を
形成することができる。
【0009】これにより、噴射ノズルから、泥水を、杭
孔の底部の外周に向けて隈無く噴射することができ、杭
孔の底部に堆積しているスライムを、部分的に残留する
ことなく、確実に泥水中に浮遊させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスライム除去装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に、本発
明のスライム除去装置の一実施例を示す。このスライム
除去装置1は、掘削用アースドリルバケットと同様、作
業機のブーム上端のシーブに掛けられ、ウインチによっ
て操作されるワイヤロープ等の索条2の下端に吊り下げ
るようにして取り付けられる。
【0011】スライム除去装置1は、索条2の下端に吊
り下げるようにして取り付けられる所定の剛性を有する
吊り金具11等からなる枠部材10と、枠部材10の中
心に設置した吸引ポンプ12と、吸引ポンプ12の上部
インペラー12a及び下部インペラー12bと、上部イ
ンペラー12a及び下部インペラー12bの作用によ
り、杭孔H内の泥水を吸引する吸引口13a,13b
と、上部インペラー12aの作用により、吸引口13a
から吸引した杭孔H内の泥水を、上部インペラー12a
を介して、杭孔Hの底部の外周に向けて噴射する杭孔H
の底部に配設した複数本、本実施例においては4本の噴
射ノズル14と、下部インペラー12bの作用により、
吸引口13bから吸引した杭孔H内の泥水を、下部イン
ペラー12bを介して、杭孔H外に排出する排水パイプ
15と、吸引ポンプ12のモータに電力を供給するキャ
プタイヤー16とから構成されている。
【0012】この場合において、噴射ノズル14の先端
部を球状に形成するとともに、この球状に形成した先端
部に複数のノズル孔14aを形成するようにする。な
お、本実施例においては、上部インペラー12aに4本
の噴射ノズル14を接続するようにしたが、噴射ノズル
の形態はこれに限定されず、例えば、噴射ノズルをリン
グ状に形成し、その周面に多数のノズル孔を形成するこ
ともできる。
【0013】また、本実施例において、吸引ポンプ12
は、上部インペラー12a及び下部インペラー12bを
有する渦巻ポンプを使用しているが、これに限定され
ず、2台の渦巻ポンプを用いるようにしたり、他の方式
のポンプを用いることもできる。
【0014】また、吸引ポンプ12のモータは、電動モ
ータのほか、油圧モータを使用することができる。
【0015】次に、このスライム除去装置1による、杭
孔Hの底部に堆積するスライムの除去工程について説明
する。
【0016】掘削用アースドリルバケット等による掘削
作業終了後、作業機のウインチを操作して索条2の下端
に吊り下げるようにして取り付けられたスライム除去装
置1を杭孔Hの底部まで降下させる。
【0017】その後、スライム除去装置1の吸引ポンプ
12のモータを駆動する。これにより、吸引ポンプ12
の上部インペラー12aの作用により、杭孔H内の底部
やや上部の泥水を吸引口13aから吸引し、吸引した杭
孔H内の泥水を、上部インペラー12aを介して、杭孔
Hの底部に配設した複数の噴射ノズル14から、杭孔H
の底部の外周に向けて噴射することにより、杭孔Hの底
部に堆積しているスライムを泥水中に浮遊させる。
【0018】このとき、噴射ノズル14の先端部が球状
に形成されているとともに、球状に形成されている先端
部に複数のノズル孔14aが形成されているため、噴射
ノズル14のノズル孔14aから、泥水を、杭孔Hの底
部の外周に向けて隈無く噴射することができ、杭孔Hの
底部に堆積しているスライムを、拡底部を含め、部分的
に残留することなく、確実に泥水中に浮遊させることが
できるものとなる。
【0019】そして、このスライムが浮遊している杭孔
H内の底部の泥水を、吸引ポンプ12の下部インペラー
12bの作用により、吸引口13bから吸引し、吸引し
た杭孔H内の泥水を、下部インペラー12bを介して、
排水パイプ15から杭孔H外に排出することにより、ス
ライムを、完全に、かつ迅速に除去することができるも
のとなる。
【0020】この場合、スライム除去装置1を、3本以
上の索条2を介して吊り下げるようにすることにより、
噴射ノズル14から杭孔Hの底部の外周に向けて噴射さ
れる泥水の回転力の反力を索条2から得ることができ、
スライム除去装置1が回転することを防止することがで
きる。
【0021】このようにして、吸引ポンプ12のモータ
を所要時間駆動することによって、杭孔Hの底部に堆積
するスライムの全量を、泥水と共に排水パイプ15から
杭孔H外に排出し終えると、作業機のウインチを操作し
て索条2の下端に吊り下げるようにして取り付けられた
スライム除去装置1を引き上げて、スライム除去工程を
完了する。
【0022】
【発明の効果】本発明のスライム除去装置によれば、杭
孔の底部に設置した吸引ポンプにより、杭孔内の泥水を
吸引し、吸引した泥水を、杭孔の底部に配設した噴射ノ
ズルから、杭孔の底部の外周に向けて噴射することによ
り、杭孔の底部に堆積しているスライムを泥水中に浮遊
させ、杭孔の底部からスライムが浮遊している泥水を吸
引し、杭孔外に排出することにより、スライムを、完全
に、かつ迅速に除去することができ、これにより、場所
打コンクリート杭の施工効率並びに品質及び支持力を著
しく向上することができる。
【0023】また、噴射ノズルの先端部を球状に形成す
るとともに、先端部に複数のノズル孔を形成することに
より、噴射ノズルから、泥水を、杭孔の底部の外周に向
けて隈無く噴射することができ、杭孔の底部に堆積して
いるスライムを、部分的に残留することなく、確実に泥
水中に浮遊させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライム除去装置の一実施例を示し、
(A)は全体図、(B)は噴射ノズルを示す。
【符号の説明】
1 スライム除去装置 10 枠部材 11 吊り金具 12 吸引ポンプ 12a 上部インペラー 12b 下部インペラー 13a 吸引口 13b 吸引口 14 噴射ノズル 14a ノズル孔 15 排水パイプ 16 キャプタイヤー 2 索条 H 杭孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭孔の底部に設置した吸引ポンプによ
    り、杭孔内の泥水を吸引し、吸引した泥水を、杭孔の底
    部に配設した噴射ノズルから、杭孔の底部の外周に向け
    て噴射するようにするとともに、杭孔の底部から泥水を
    吸引し、杭孔外に排出するようにしたことを特徴とする
    スライム除去装置。
  2. 【請求項2】 噴射ノズルの先端部を球状に形成すると
    ともに、該先端部に複数のノズル孔を形成してなること
    を特徴とする請求項1記載のスライム除去装置。
JP10296469A 1998-10-19 1998-10-19 スライム除去装置 Pending JP2000120067A (ja)

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