JPH11293698A - 浚渫装置及び浚渫方法 - Google Patents

浚渫装置及び浚渫方法

Info

Publication number
JPH11293698A
JPH11293698A JP10099595A JP9959598A JPH11293698A JP H11293698 A JPH11293698 A JP H11293698A JP 10099595 A JP10099595 A JP 10099595A JP 9959598 A JP9959598 A JP 9959598A JP H11293698 A JPH11293698 A JP H11293698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
air
opening
water
dredging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10099595A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsukuni Ashino
勝邦 芦野
Hiroshi Shibuya
宏 澁谷
Masahito Mori
雅人 森
Fujio Seya
藤夫 瀬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOBAN BORING KK
NUMATA KENSETSU KK
SHIBUYA KENSETSU KK
Obayashi Road Corp
Original Assignee
JOBAN BORING KK
NUMATA KENSETSU KK
SHIBUYA KENSETSU KK
Obayashi Road Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOBAN BORING KK, NUMATA KENSETSU KK, SHIBUYA KENSETSU KK, Obayashi Road Corp filed Critical JOBAN BORING KK
Priority to JP10099595A priority Critical patent/JPH11293698A/ja
Publication of JPH11293698A publication Critical patent/JPH11293698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】浚渫土の含水量が少なく、作業位置で水を濁ら
せることがない浚渫装置を提供する。 【解決手段】円錐形の箱体5は、開口部20の側を下と
し、頂部を上にした状態で水底の堆積土6の上に設置さ
れる。開口部20には網24がある。網24の上下の両
位置には第1の噴射孔25と第2の噴射孔26がある。
空気圧送管9から送られた圧縮空気が噴射孔から噴射さ
れる。箱体5の頂部には吸引管10が連通し、内部を吸
引する。箱体5には空気流通管30が連通している。こ
れら3つの各管には弁A,B,Cがある。弁A,B,C
を閉止して箱体5を水底に下ろす。弁Bを開放して吸引
管で箱体5内を負圧にする。箱体5は堆積土6にめり込
む。弁Cを開放して噴射孔から空気を噴射する。噴射に
より堆積土6が掘り起こされ、堆積土を箱体5内で渦巻
き状に回転させる。堆積土6は吸引管10から箱体5外
に吸い出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浚渫土の含水量が
少ない浚渫装置と浚渫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、河川、池、貯水池等
の水底に堆積した土砂を浚渫する従来の浚渫装置及び浚
渫方法を模式的に示す図である。図9は直接掘削法を示
す。作業船100の上には、発電機101と、これによ
って駆動されるウインチ102と、ウインチ102によ
って昇降するクラムシェルバケット103を操作するク
レーン104がある。クラムシェルバケット103は水
底に下ろされて土砂を直接すくい取って土砂運搬船10
5に積み込む。なお、図示しないが、クレーン104の
代わりに作業船100にバックホーを載せて作業する場
合もある。
【0003】図10は掘削土吸引方式を示す。作業船1
00の上には、ショベル106と、真空装置107があ
る。真空装置107に接続された吸引管108はショベ
ル106のアーム109に沿って配設され、その先端は
アーム109の先端のバックホーバケット110の近傍
に配置される。ショベル106はバックホーバケット1
10を水底に下ろして土砂を掘削し、掘削された土砂は
吸引管108に吸い込まれる。吸引された土砂は作業船
100を介して地上に圧送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の浚渫装
置・方法によれば、土砂と一緒に多量の水を回収するこ
とになってしまうという問題があった。クラムシェルバ
ケットを用いる図9の直接掘削方式では、回収される土
砂の含水比が300%〜500%にもなってしまう。ま
た、水底の土砂には倒木等の異物が混入していることが
多く、クラムシェルで異物をつかむと、土砂が抜けて落
ちてしまうので回収自体が困難になる。吸引管を用いる
図10の掘削土吸引方式では、水中で多量の水とともに
土砂を吸引する方式のために、図9の直接掘削方式より
もさらに含水比が高くなり、1000%にもなる。
【0005】このように回収した浚渫土の含水比が高い
と、全体の浚渫土量は土のみの場合の数倍〜10倍以上
にもなり、浚渫の効率が悪い。また、含水比が高い浚渫
土から水分を排出させるためには、多大な時間・費用が
必要になるという問題があった。また、浚渫土の含水比
が高いと、セメント等を加えて良質の土に改良する場合
にも、必要とされるセメント等の量が増えてコストが増
大する。
【0006】また、従来の浚渫装置・方法では、作業水
域の水が濁ってしまうという問題があった。
【0007】本発明は、浚渫土の含水量が低く、作業位
置で水を濁らせることがない新規な浚渫装置及び方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された浚
渫装置は、底部に開口部(20,52,56)を有し水
底に設置される箱体(5,50,55)と、前記箱体の
内部に連通して設けられ前記箱体が設置された水底の堆
積土(6)を掘削するための空気を噴射する空気噴射手
段(9)と、前記箱体に連通して設けられ前記噴射手段
によって掘削された堆積土を前記箱体内から外に吸引す
る吸引手段(10)とを有することを特徴としている。
【0009】請求項2に記載された浚渫装置は、請求項
1記載の浚渫装置において、前記箱体内の気圧を調整す
るために開閉自在な弁(A)を介して前記箱体の内部と
大気圧とを連通させる空気流通手段(30)を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】請求項3に記載された浚渫装置は、請求項
2記載の浚渫装置において、前記箱体(5)が実質的に
円錐形の部分を有しており、前記開口部(20)が前記
円錐形の底面に開口していることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載された浚渫装置は、請求項
3記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が噴射し
た空気によって前記箱体の内部で堆積土を回転させ、前
記吸引手段が前記円錐形の上部において前記堆積土を吸
引することを特徴としている。
【0012】請求項5に記載された浚渫装置は、請求項
4記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が、前記
開口部に沿い内方に向けて周状に配置された複数の噴射
孔(25,26)を有しており、各噴射孔は前記開口部
の中心(P)に対して所定の角度外れていることを特徴
としている。
【0013】請求項6に記載された浚渫装置は、請求項
4記載の浚渫装置において、前記開口部(20)に網
(24)が設けられ、前記空気噴射手段が第1の噴射孔
(25)と第2の噴射孔(26)を有しているものであ
る。第1の噴射孔は、前記網よりも上において前記開口
部の内方に向けて周状に配置されている。第2の噴射孔
は、前記網よりも下において前記開口部の内方に向けて
周状に配置されている。。
【0014】請求項7に記載された浚渫装置は、請求項
3記載の浚渫装置において、前記箱体(50,55)が
実質的に円筒形であり、前記開口部(52,56)が前
記円筒形の底面を開口した円形であることを特徴として
いる。
【0015】請求項8に記載された浚渫装置は、請求項
7記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が、前記
開口部に周状に設けられた空気噴射孔(51,59)か
ら前記開口部の中心に向けて空気を噴射することを特徴
としている。
【0016】請求項9に記載された浚渫装置は、請求項
8記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が、前記
箱体の開口部の縁部に前記箱体と一体に構成された周状
の空洞部(23)と、前記空洞部に連通して設けられた
複数個の噴射孔(25,26,51)とを有することを
特徴としている。
【0017】請求項10に記載された浚渫装置は、請求
項8記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が、前
記箱体の開口部の縁部に周状に設けられた環状の空気圧
送管(58)と、前記空気圧送管に形成された複数個の
噴射孔(59)とを有することを特徴としている。
【0018】請求項11に記載された浚渫装置は、請求
項9又は10記載の浚渫装置において、前記吸引手段
が、前記開口部の略中心の上方に吸い込み口を有する吸
引管(10)を備えたことを特徴としている。
【0019】請求項12に記載された浚渫装置は、請求
項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置において、前記
箱体の内部の圧力を測定する圧力計(31)を備えたこ
とを特徴としている。
【0020】請求項13に記載された浚渫装置は、請求
項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置において、前記
箱体の内部の圧力が所定の圧力を越えた時に内部の空気
を水中に放出する圧力調整弁(53)を備えたことを特
徴としている。
【0021】請求項14に記載された浚渫装置は、請求
項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置において、前記
箱体の開口部の縁に、下端が鋭角に形成された刃口(2
2,57)が形成されたことを特徴としている。
【0022】請求項15に記載された浚渫装置は、請求
項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置において、前記
空気噴射手段と前記吸引手段の構成をさらに次のように
限定したものである。即ち、前記空気噴射手段は、地上
に設置された空気圧縮装置(7)と、一端が前記箱体に
接続されて他端が前記空気圧縮装置に接続された空気圧
送管(9)と、前記空気圧送管に設けられて地上で操作
される弁(C)とを有している。また、前記吸引手段
は、地上に設置された真空吸引装置(8)と、一端が前
記箱体に接続されて他端が前記真空吸引装置に接続され
た吸引管(10)と、前記吸引管に設けられて地上で操
作する弁(B)とを有している。
【0023】請求項16に記載された浚渫装置は、請求
項15記載の浚渫装置において、前記箱体が沈められた
水域の水面に浮かべられ、水底の前記箱体から地上に至
る前記空気圧送管と前記吸引管の一部を前記水面で支え
る保持手段(11)を備えたことを特徴としている。
【0024】請求項17に記載された浚渫装置は、請求
項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置において、前記
箱体を移動させるための移動手段(2,3)を備えたこ
とを特徴としている。
【0025】請求項18に記載された浚渫装置は、底部
に開口部を有する箱体を水底に設置し、前記箱体の内部
において空気を噴射することにより前記箱体内にある水
底の堆積土を掘削し、掘削された堆積土を前記箱体内か
ら外に吸引することを特徴としている。
【0026】請求項19に記載された浚渫方法は、底部
に開口部を有する箱体を水底に設置し、前記箱体の内部
を吸引して前記箱体を水底に食い込ませ、前記箱体の内
部において空気を噴射することにより前記箱体内にある
水底の堆積土を掘削し、掘削された堆積土を前記箱体内
から外に吸引することを特徴としている。
【0027】請求項20に記載された浚渫方法は、請求
項18又は19に記載の浚渫方法におくる前記堆積土の
掘削と吸引の工程において、前記箱体の内部を大気圧に
連通させることを特徴としている。
【0028】請求項21に記載の浚渫方法は、底面が円
形の開口部とされた円錐形の箱体を水底に設置し、前記
箱体の内部において空気を噴射することにより前記箱体
内にある水底の堆積土を掘削するとともに、掘削された
堆積土を前記箱体内で渦巻き状に回転させながら前記箱
体の外に吸引することを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照して本発明の実
施の形態の第1の例を説明する。図1は、本発明の浚渫
装置1の全体の構成を示している。水平方向の移動手段
である作業船2の上には、垂直方向の移動手段としての
ショベル3が載置されている。ショベル3のアーム4の
先端(下端)には箱体5が連結されており、箱体5は水
底の任意位置に設置される。箱体5は水底の堆積土6を
回収する際の吸引口となる部分である。
【0030】図1に示すように、地上の所定位置には、
箱体5に空気を送るための空気圧縮装置(コンプレッ
サ)7と、箱体5から空気を吸引するための真空吸引装
置(バキューム車)8が設置されている。空気圧縮装置
7に連結された空気圧送管9は、水面に浮かべられた保
持手段(11)に支えられて水域の作業位置まで導か
れ、水中に引き込まれて水底の箱体5に連結されてい
る。空気圧送管9の途中には、開閉可能な弁Cが設けら
れている。真空吸引装置8に連結された吸引管10は、
水面に浮かべられた保持手段11に支えられて水域の作
業位置まで導かれ、水中に引き込まれて水底の箱体5に
連結されている。吸引管10の途中には、開閉可能な弁
Bが設けられている。保持手段11は、浮き12の上に
支持台13を固定したものである。
【0031】図2〜図5を参照して箱体5を説明する。
図2に示すように、箱体5は、全体の形状が実質的に円
錐形である。内部は空洞である。底部(底面)は円形の
開口部20とされている。箱体5は、開口部20の側を
下とし、頂部を上にした状態で水底の堆積土6の上に設
置される。箱体5の底部外周には、4か所に吊り手21
が固定されており、前記ショベル3のアーム4に固定器
具を介して着脱可能に取り付けられるようになってい
る。
【0032】図2に示すように、開口部20の縁には、
円環状の刃口22が箱体5と一体に取り付けられてい
る。刃口22の下端は尖っている。刃口22の内部は周
状の空洞部(圧力空気室)23になっている。この空洞
部23には、前記空気圧送管9が連通している。
【0033】図2に示すように、開口部20には網24
が張られている。網24の目は、吸引管10の内径より
も小さく、吸引管10が大きな固形物で詰まらないよう
になっている。即ち、網24は、吸引する堆積土6から
寸法の大きな固形物質(岩、倒木等)を越し取るフィル
タとしての機能を有する。
【0034】図2に示すように、刃口22には、網24
よりも上の位置に複数の噴射孔が開口部20の内方に向
けて周状に配置されている。これらの噴射孔を第1の噴
射孔25と呼ぶ。第1の噴射孔25は、空気を噴射して
堆積土6を箱体5内で螺旋状に回転させる。各噴射孔2
5は、空洞部23に連通している。第1の噴射孔25
は、図5に示すように、開口部20の中心Pに対して所
定の鋭角の角度、所定の方向に外れている。本例では噴
射孔25の数は一例として6個である。噴射孔25は、
開口部20の面内において、開口部20の中心Pから外
れた開口部20内の所定方向に向けられている。本例で
は各噴射孔25は、中心Pから約30度外れた方向を向
いている。(又は、開口部20の内周面の噴射孔25に
おける接線から開口部20の中心方向に約60度の方
向。)
【0035】図2に示すように、刃口22には、網24
よりも下の位置に複数の噴射孔が開口部20の内方に向
けて周状に配置されている。これらの噴射孔を第2の噴
射孔26と呼ぶ。第1の噴射孔25は、空気を噴射して
堆積土6を掘削し、粉砕する。第2の噴射孔26の構成
は第1の噴射孔25と同一である。
【0036】本例では、第1の噴射孔25と第2の噴射
孔26の噴射角度、上下の位置は同じであり、両方とも
略水平面内で噴射することとした。堆積土6を掘削する
第2の噴射孔26は、水平面と平行ではなく、やや下向
きにして掘削土にある角度をもって空気を吹きつけるよ
うにしてもよい。第1の噴射孔25は、箱体5内に渦が
生じやすいようになるのであれば、やや上向きにしても
よい。また、両噴射孔25,26の上下方向の位置は必
ずしも同じである必要はない。
【0037】図2及び図3に示すように、箱体5の頂部
には、吸引管10が連通しており、箱体5の内部を吸引
できるようになっている。
【0038】図2及び図3に示すように、箱体5には、
空気流通手段としての空気流通管30が連通している。
空気流通管30は水上に引きだされており、箱体5内部
と大気圧とを連通させている。この空気流通管30には
弁Aが設けられている。弁Aを必要に応じて開閉すれ
ば、箱体5内の気圧を調整することができる。弁Aと箱
体5との間の空気流通管30には圧力計31が設けられ
ており、箱体5内の気圧を検知できるようになってい
る。
【0039】図2に示すように、吸引管10の弁Bと、
空気圧送管9の弁Cと、空気流通管30の弁Aは、操作
パネル32にまとめて設置され、集中的に操作できるよ
うになっている。操作パネル32の近傍には圧力計31
も設けられている。圧力計31の指示を参照しながら、
各弁を操作することができる。
【0040】図示しないが、箱体5には、内部の圧力が
所定の圧力を越えた時に内部の空気を水中に放出する圧
力調整弁が設けられている。
【0041】本例の操作手順を説明する。前述のように
吸引管10、空気圧送管9、空気流通管30を準備す
る。シャベル3のアーム4に箱体5を取り付け、水底に
下ろす。この時、弁A,B,Cは閉止しておき、箱体5
内の空気が抜けないようにする。内部に空気が溜まった
ままの状態で箱体5は水底に没していく。箱体5は堆積
土6上の所望の作業位置に設置される。
【0042】真空吸引装置8を駆動し、弁Bを開放す
る。箱体5内の圧力を負の状態にする。箱体5は堆積土
6にめり込む。空気圧縮装置7を駆動し、弁Cを開放す
る。圧縮空気が空気圧送管9から空洞部23に入り、第
1及び第2の噴射孔25,26から噴射される。第2の
噴射孔26から噴射された空気が堆積土6を掘り起こ
す。第1の噴射孔25から噴射された空気は、網24を
通って箱体5内に入った堆積土6を、箱体5内で渦巻き
状に回転させる。渦巻き状の空気流にのった堆積土6は
箱体5内を上昇し、頂部に開口した吸引管10から箱体
5外に吸い出される。
【0043】堆積土6を掘削して吸い出す上記工程にお
いて、箱体5内の圧力(即ち空気流通管30内の圧力)
は圧力計31によって検知されている。箱体5内が負圧
の時には、弁Aを開放して箱体5内に外気を導入する。
箱体5内が負圧になった時に弁Aが自動的に開放される
ようにしてもよい。箱体5内の圧力が所定の圧力を越え
た時には、図示しない圧力調整弁が開放されて内部の空
気を水中に放出する。これにより、箱体5内の圧力は安
定した状態に保持される。
【0044】ある程度掘削・吸引がすすんだら、弁Cを
閉止して空気の噴射による掘削を停止する。真空吸引装
置8で箱体5内の空気を引いて箱体5を再び堆積土6に
めり込ませる。そして、弁Cを開放して空気を噴射して
掘削を再開し、掘削した堆積土6の吸引を行う。以上の
工程を繰り返し、本作業位置での堆積土6の運び出しを
連続作業で行う。
【0045】一作業位置での作業が完了したら、ショベ
ル3のアーム4を動かして箱体5を次の作業位置に搬送
する。そこで、前述した作業を再び行う。
【0046】以上説明したように、本例の浚渫装置1に
よれば、箱体5の外にある水を箱体5内の空気圧で遮断
しながら、略円錐形状の箱体5内で空気を噴射して堆積
土を掘削し、掘削した堆積土6を渦巻き状に回転させな
がら箱体5外に迅速かつ効率的に吸出していくことがで
きる。この際、第2の噴射孔26からの噴射は、堆積土
6を吸引されやすい状態に粉砕する効果だけでなく、網
24を目詰まりさせている堆積土6を除去する効果も有
している。
【0047】図6を参照して本発明の実施の形態の第2
の例を説明する。本例では、箱体5の移動手段としてク
レーン40を使用している。クレーン40は、ブーム4
1と、ロープ42と、ロープ42を巻き上げるモータ4
3等を有している。ロープの先端に箱体が取り付けられ
ている。その他の点は第1の例と同一である。
【0048】図7及び図8を参照して本発明の実施の形
態の第3の例を説明する。本例は箱体50の構成が第1
の例と異なる。その他の部分は第1の例と同一である。
第1実施例と機能上同様の構成部分には、図2と同一の
符号を付して説明を省略する。図7に示すように、この
箱体50は略円筒形である。空気流通管30は円筒形の
上面の隅に連通している。吸引管10は円筒形の上面の
中央に連通している。刃口22には内部に空洞部23を
有している。刃口22には、空洞部23に連通する複数
個の噴射孔51が等間隔で周状に配置・形成されてい
る。各噴射孔51は円形の開口部50の中心を向いてい
る。53は圧力調整弁である。
【0049】本例によれば、円筒形の箱体50の内部に
おいて、噴射孔51からの空気で堆積土6が掘削・粉砕
される。掘削された堆積土6は、渦巻き状の空気の流れ
にのって箱体50の中央・上方に運ばれ、吸引管10内
に吸い込まれて箱体50の外に運びだされる。具体的な
作業の手順は第1の例と同一である。
【0050】第3の例においては、噴射孔51が開口し
た空洞部23を有する刃口22は箱体50と一体に形成
されていた。図8に示す第4の例のように、箱体55の
開口部56の縁に、下端が鋭角に形成された刃口57を
形成する。その上に環状の空気圧送管58を周状に設け
る。この空気圧送管58には複数個の噴射孔59が内方
に向けて形成されている。空気圧送管58は、空気圧送
管9を介して地上の空気圧縮装置7に接続されている。
このような構成でも、堆積土6を掘削・粉砕し、渦巻き
流により堆積土6を搬送することができる。
【0051】第1及び第2の例では箱体5が円錐形であ
り、第3の例では箱体50が円筒形であったが、渦巻き
状の空気流が形成しうるような内面形状(例えば実施の
形態のような周状)を有する部分を少なくとも一部に有
していれば、本発明の箱体として有効である。円筒又は
円錐の周壁のような形状の他、多角筒や多角錐のような
形状でもよい。また、立方体や直方体状の箱型の箱体で
あっても、箱体内において空気の噴射による掘削を行
い、掘削した堆積土を箱体外に吸引することは可能であ
り、本発明に利用できる。
【0052】以上の実施例において、3つの弁A,B,
Cと圧力計31を有する操作盤32は、地上又は作業船
2上に設ける。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、水底に設置した箱体を
負圧で堆積土にめり込ませ、空気の噴射によって堆積土
を掘削・粉砕するとともに、渦巻き状の空気流にのせて
堆積土を箱体外に吸引する。掘削された堆積土は渦巻き
状に回転させられるので、吸引管から外に吸引されやす
い。また、吸引管の入り口に渦巻き状に堆積土が流入す
ることになるので、入り口での流入抵抗が削減され、効
率が良くなる。そして、本発明によれば、運び出した浚
渫土の含水量が少ない。このため、水含有量の多い従来
の浚渫土を処理するために必要とされた広大な場所・長
い時間・膨大な費用が不用になった。即ち、特別な設備
や広い場所を必要とせず、短い時間で安価に浚渫土の処
理が行える。また、本発明によれば、作業位置で水を濁
らせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例の全体構成を示
す図である。
【図2】第1の例における箱体の断面図である。
【図3】第1の例における箱体の平面図である。
【図4】図2のB−B切断線における断面図である。
【図5】図2のC−C切断線又はD−D切断線における
断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の第2の例の全体構成を示
す図である。
【図7】第3の例における箱体の断面図である。
【図8】(a)は第4の例における箱体の刃口付近にお
ける断面図、(b)は(a)のD−D切断線における断
面図である。
【図9】従来の浚渫装置及び浚渫方法の一例を示す図で
ある。
【図10】従来の浚渫装置及び浚渫方法の他の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 浚渫装置 2 移動手段としての作業船 3 移動手段としてのショベル 5,50,55 箱体 7 空気圧縮装置 8 真空吸引装置 9,58 空気圧送管 10 吸引管 20,52,56 開口部 22,57 刃口 23 空洞部 24 網 25 第1の噴射孔 26 第2の噴射孔 30 空気流通手段としての空気流通管 40 移動手段としてのクレーン 51,59 噴射孔 53 圧力調整弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された浚
渫装置は、底部に開口部を有し水底に設置される箱体
と、前記箱体の内部に連通して設けられ前記箱体が設置
された水底の堆積土を掘削するための空気を噴射する空
気噴射手段と、前記箱体に連通して設けられ前記空気噴
射手段によって掘削された堆積土を前記箱体内から外に
吸引する吸引手段とを有する浚渫装置において、前記箱
体は実質的に円錐形の部分を有し、前記開口部は前記円
錐形の底面に開口しており、前記空気噴射手段が噴射し
た空気によって前記箱体の内部で堆積土を渦巻き状に回
転させ、前記吸引手段が前記円錐形の上部において前記
堆積土を吸引することを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2に記載された浚渫装置は、請求項
1記載の浚渫装置において、前記空気噴射手段が、前記
開口部に沿い内方に向けて周状に配置された複数の噴射
孔を有しており、各噴射孔は前記開口部の中心に対して
所定の角度外れていることを特徴としている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項3に記載された浚渫装置は、請求項
2記載の浚渫装置において、前記開口部には網が設けら
れており、前記複数の噴射孔は、前記網よりも上におい
て前記開口部の内方に向けて周状に配置された複数の第
1の噴射孔と、前記網よりも下において前記開口部の内
方に向けて周状に配置された複数の第2の噴射孔とで構
成されていることを特徴としている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項4に記載された浚渫装置は、請求項
1〜3のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱体
は実質的に円筒形であり、前記開口部は前記円筒形の底
面を開口した円形であることを特徴としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項5に記載された浚渫装置は、請求項
1〜4のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱体
内の気圧を調整するために開閉自在な弁を介して前記箱
体の内部と大気圧とを連通させる空気流通手段を備えた
ことを特徴としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項6に記載された浚渫装置は、請求項
1〜5のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱体
の内部の圧力を測定する圧力計を備えたことを特徴とし
ている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項7に記載された浚渫装置は、請求項
1〜6のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱体
の内部の圧力が所定の圧力を越えた時に内部の空気を水
中に放出する圧力調整弁を備えたことを特徴としてい
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項8に記載された浚渫装置は、請求項
1〜7のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱体
の開口部の縁に、下端が鋭角に形成された刃口が形成さ
れたことを特徴としている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項9に記載された浚渫装置は、請求項
1〜8のいずれかに記載の浚渫装置において、前記空気
噴射手段が、地上に設置された空気圧縮装置と、一端が
前記箱体に接続されて他端が前記空気圧縮装置に接続さ
れた空気圧送管と、前記空気圧送管に設けられて地上で
操作される弁とを有し、前記吸引手段が、地上に設置さ
れた真空吸引装置と、一端が前記箱体に接続されて他端
が前記真空吸引装置に接続された吸引管と、前記吸引管
に設けられて地上で操作する弁とを有することを特徴と
している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項10に記載された浚渫装置は、請求
項1〜9のいずれかに記載の浚渫装置において、前記箱
体が沈められた水域の水面に浮かべられ、水底の前記箱
体から地上に至る前記空気圧送管と前記吸引管の一部を
前記水面で支える保持手段を備えたことを特徴としてい
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項11に記載された浚渫装置は、請求
項1〜10のいずれかに記載の浚渫装置において、前記
箱体を移動させるための移動手段を備えたことを特徴と
している。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項12に記載された浚渫方法は、底部
に開口部を有する箱体を水底に設置し、前記箱体の内部
において空気を噴射することにより前記箱体内にある水
底の堆積土を掘削するとともに、掘削された堆積土を前
記箱体内で渦巻き状に回転させながら前記箱体の外に吸
引することを特徴としている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項13に記載された浚渫方法は、底部
に開口部を有する箱体を水底に設置し、前記箱体の内部
を吸引して前記箱体を水底に食い込ませ、前記箱体の内
部において空気を噴射することにより前記箱体内にある
水底の堆積土を掘削するとともに、掘削された堆積土を
前記箱体内で渦巻き状に回転させながら前記箱体の外に
吸引することを特徴としている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項14に記載された浚渫方法は、請求
項12又は13のいずれかに記載の浚渫方法において、
前記堆積土の掘削と吸引の工程において、前記箱体内の
気圧を大気圧に連通させることを特徴としている。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591036653 株式会社常磐ボーリング 福島県いわき市常磐藤原町大畑61番地 (72)発明者 芦野 勝邦 神奈川県茅ヶ崎市高田3−1−2 (72)発明者 澁谷 宏 神奈川県横浜市保土ヶ谷区上菅田町144− 71 (72)発明者 森 雅人 山形県新庄市小田島町7−36 (72)発明者 瀬谷 藤夫 福島県いわき市泉丘1−21−20

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に開口部を有し水底に設置される箱
    体と、前記箱体の内部に連通して設けられ前記箱体が設
    置された水底の堆積土を掘削するための空気を噴射する
    空気噴射手段と、前記箱体に連通して設けられ前記噴射
    手段によって掘削された堆積土を前記箱体内から外に吸
    引する吸引手段とを有する浚渫装置。
  2. 【請求項2】 前記箱体内の気圧を調整するために開閉
    自在な弁を介して前記箱体の内部と大気圧とを連通させ
    る空気流通手段を備えた請求項1記載の浚渫装置。
  3. 【請求項3】 前記箱体が実質的に円錐形の部分を有し
    ており、前記開口部が前記円錐形の底面に開口している
    請求項2記載の浚渫装置。
  4. 【請求項4】 前記空気噴射手段が噴射した空気によっ
    て前記箱体の内部で堆積土を回転させ、前記吸引手段が
    前記円錐形の上部において前記堆積土を吸引することを
    特徴とする請求項3記載の浚渫装置。
  5. 【請求項5】 前記空気噴射手段が、前記開口部に沿い
    内方に向けて周状に配置された複数の噴射孔を有してお
    り、各噴射孔は前記開口部の中心に対して所定の角度外
    れていることを特徴とする請求項4記載の浚渫装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部には網が設けられており、前
    記空気噴射手段が、前記網よりも上において前記開口部
    の内方に向けて周状に配置された複数の第1の噴射孔
    と、前記網よりも下において前記開口部の内方に向けて
    周状に配置された複数の第2の噴射孔とを有しているこ
    とを特徴とする請求項4記載の浚渫装置。
  7. 【請求項7】 前記箱体が実質的に円筒形であり、前記
    開口部が前記円筒形の底面を開口した円形である請求項
    3記載の浚渫装置。
  8. 【請求項8】 前記空気噴射手段が、前記開口部に周状
    に設けられた空気噴射孔から前記開口部の中心に向けて
    空気を噴射する請求項7記載の浚渫装置。
  9. 【請求項9】 前記空気噴射手段が、前記箱体の開口部
    の縁部に前記箱体と一体に構成された周状の空洞部と、
    前記空洞部に連通して設けられた複数個の噴射孔とを有
    する請求項8記載の浚渫装置。
  10. 【請求項10】前記空気噴射手段が、前記箱体の開口部
    の縁部に周状に設けられた環状の空気圧送管と、前記空
    気圧送管に形成された複数個の噴射孔とを有する請求項
    8記載の浚渫装置。
  11. 【請求項11】 前記吸引手段が、前記開口部の略中心
    の上方に吸い込み口を有する吸引管を備えた請求項9又
    は10記載の浚渫装置。
  12. 【請求項12】 前記箱体の内部の圧力を測定する圧力
    計を備えた請求項1又は2又は3又は7記載の浚渫装
    置。
  13. 【請求項13】 前記箱体の内部の圧力が所定の圧力を
    越えた時に内部の空気を水中に放出する圧力調整弁を備
    えた請求項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置。
  14. 【請求項14】 前記箱体の開口部の縁に、下端が鋭角
    に形成された刃口が形成されたことを特徴とする請求項
    1又は2又は3又は7記載の浚渫装置。
  15. 【請求項15】 前記空気噴射手段が、地上に設置され
    た空気圧縮装置と、一端が前記箱体に接続されて他端が
    前記空気圧縮装置に接続された空気圧送管と、前記空気
    圧送管に設けられて地上で操作される弁とを有し、前記
    吸引手段が、地上に設置された真空吸引装置と、一端が
    前記箱体に接続されて他端が前記真空吸引装置に接続さ
    れた吸引管と、前記吸引管に設けられて地上で操作する
    弁とを有することを特徴とする請求項1又は2又は3又
    は7記載の浚渫装置。
  16. 【請求項16】 前記箱体が沈められた水域の水面に浮
    かべられ、水底の前記箱体から地上に至る前記空気圧送
    管と前記吸引管の一部を前記水面で支える保持手段を備
    えた請求項15記載の浚渫装置。
  17. 【請求項17】 前記箱体を移動させるための移動手段
    を備えた請求項1又は2又は3又は7記載の浚渫装置。
  18. 【請求項18】 底部に開口部を有する箱体を水底に設
    置し、前記箱体の内部において空気を噴射することによ
    り前記箱体内にある水底の堆積土を掘削し、掘削された
    堆積土を前記箱体内から外に吸引することを特徴とする
    浚渫方法。
  19. 【請求項19】 底部に開口部を有する箱体を水底に設
    置し、前記箱体の内部を吸引して前記箱体を水底に食い
    込ませ、前記箱体の内部において空気を噴射することに
    より前記箱体内にある水底の堆積土を掘削し、掘削され
    た堆積土を前記箱体内から外に吸引することを特徴とす
    る浚渫方法。
  20. 【請求項20】 前記堆積土の掘削と吸引の工程におい
    て、前記箱体内の気圧を大気圧に連通させることを特徴
    とする請求項18又は19に記載の浚渫方法。
  21. 【請求項21】 底面が円形の開口部とされた円錐形の
    箱体を水底に設置し、前記箱体の内部において空気を噴
    射することにより前記箱体内にある水底の堆積土を掘削
    するとともに、掘削された堆積土を前記箱体内で渦巻き
    状に回転させながら前記箱体の外に吸引することを特徴
    とする浚渫方法。
JP10099595A 1998-04-10 1998-04-10 浚渫装置及び浚渫方法 Pending JPH11293698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099595A JPH11293698A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 浚渫装置及び浚渫方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099595A JPH11293698A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 浚渫装置及び浚渫方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11293698A true JPH11293698A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14251461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10099595A Pending JPH11293698A (ja) 1998-04-10 1998-04-10 浚渫装置及び浚渫方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11293698A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2451252A (en) * 2007-07-24 2009-01-28 Rockbourne Environmental Ltd A Cleaning Apparatus
JP2010236179A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Taisei Corp 採取装置及び水底資源の採取方法
CN102535558A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 张武 水底吸泥舱及应用
CN104652514A (zh) * 2015-02-16 2015-05-27 中交一航局第二工程有限公司 碎石基床清淤设备
CN107724449A (zh) * 2017-10-20 2018-02-23 上海河口海岸科学研究中心 涡流式气体扰动河口细颗粒泥沙疏浚装置及疏浚方法
JP2020029646A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 あおみ建設株式会社 浚渫装置及び方法
CN112176943A (zh) * 2020-09-16 2021-01-05 浙江省水利河口研究院(浙江省海洋规划设计研究院) 利用潮汐能的负压排沙装置及排沙方法
CN113356129A (zh) * 2021-06-16 2021-09-07 刘会见 一种水利工程施工用河床导流结构
CN114960804A (zh) * 2022-05-25 2022-08-30 杭州国泰环保科技股份有限公司 一种水环境保护用河道淤泥清挖装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2451252A (en) * 2007-07-24 2009-01-28 Rockbourne Environmental Ltd A Cleaning Apparatus
JP2010236179A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Taisei Corp 採取装置及び水底資源の採取方法
CN102535558A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 张武 水底吸泥舱及应用
CN104652514A (zh) * 2015-02-16 2015-05-27 中交一航局第二工程有限公司 碎石基床清淤设备
CN107724449A (zh) * 2017-10-20 2018-02-23 上海河口海岸科学研究中心 涡流式气体扰动河口细颗粒泥沙疏浚装置及疏浚方法
CN107724449B (zh) * 2017-10-20 2023-01-24 上海河口海岸科学研究中心 涡流式气体扰动河口细颗粒泥沙疏浚装置及疏浚方法
JP2020029646A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 あおみ建設株式会社 浚渫装置及び方法
CN112176943A (zh) * 2020-09-16 2021-01-05 浙江省水利河口研究院(浙江省海洋规划设计研究院) 利用潮汐能的负压排沙装置及排沙方法
CN113356129A (zh) * 2021-06-16 2021-09-07 刘会见 一种水利工程施工用河床导流结构
CN113356129B (zh) * 2021-06-16 2023-12-01 刘会见 一种水利工程施工用河床导流结构
CN114960804A (zh) * 2022-05-25 2022-08-30 杭州国泰环保科技股份有限公司 一种水环境保护用河道淤泥清挖装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4854058A (en) Dredging apparatus having a diver-operated hand-held dredge head for quasi-closed loop system
US4807373A (en) Loop circuit dredging apparatus
JP5005777B2 (ja) 堆積泥土掘削除去工法とその装置
US10883250B2 (en) Dredging apparatus and method of dredging
JPH11293698A (ja) 浚渫装置及び浚渫方法
JP4675169B2 (ja) 水中物吸引搬送装置とこれを用いた浚渫方法、ケーソンの中詰材除去方法及び基礎杭内の堆積物除去方法
JP2006214263A (ja) 浚渫装置
US8550568B2 (en) Collecting device and a method for using same
JP5372796B2 (ja) スライム処理装置
JP6850052B1 (ja) 浚渫装置
US4585274A (en) Mineral and metal particle recovery apparatus and method
JP6430838B2 (ja) 吸引浚渫装置および吸引浚渫方法
JP3194786U (ja) 浚渫用先端アタッチメント
CN212405304U (zh) 一种可带水操作的鱼塘清淤装置
JP2001214879A (ja) 掘削機能を備えた水中ポンプ用採泥ストレーナー。
JPH08158397A (ja) ヘドロなどの除去方法及び除去装置
JP2530615B2 (ja) エアリフト式浚渫装置
JPS6055132A (ja) ダム用の自走式土砂かくはんサイホン排土装置
CN212548472U (zh) 一种用于采砂施工的砂筛分装置
CN111576517A (zh) 一体化高压防堵吸入冲挖清淤设备
JPH0427337B2 (ja)
JP2002212970A (ja) 土砂吸い込み排送装置
JPS6073920A (ja) 沈澱泥土浚渫船
CN112049175B (zh) 一种多功能桥梁施工用平台式清淤装置
RU2107776C1 (ru) Способ выполнения подводных земляных работ с использованием дноуглубительного земснаряда и гидромониторное устройство для разработки траншей под водой, гидромониторный трубозаглубитель-траншеекопатель (варианты), трубозаглубитель-траншеекопатель (варианты)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991130