JP2002212970A - 土砂吸い込み排送装置 - Google Patents

土砂吸い込み排送装置

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JP2002212970A
JP2002212970A JP2001013126A JP2001013126A JP2002212970A JP 2002212970 A JP2002212970 A JP 2002212970A JP 2001013126 A JP2001013126 A JP 2001013126A JP 2001013126 A JP2001013126 A JP 2001013126A JP 2002212970 A JP2002212970 A JP 2002212970A
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Japan
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pipe
earth
sediment
discharge
suction
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Application number
JP2001013126A
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English (en)
Inventor
Norio Ohara
典男 大原
Katsumi Uchiumi
勝未 内海
Sentaro Okubo
仙太郎 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は土砂の排出をエアーを用いたエアーリ
フト装置や混気ジェット装置で行なっているため排送管
が浮き上り、また、直接水中に排出する場合、エアーに
よって水中に汚濁水が広がる欠点があった。 【解決手段】 本発明の土砂吸い込み排送装置において
は、エアーを用いず、掘削すべき部分に位置される土砂
吸入口をその一端に有する土砂吸入管の他端にテーパー
管の大径の一端を被せ、小径の他端を土砂排送管に連結
し、上記土砂吸入管の他端とテーパー管の大径の一端間
の間隙内に上記テーパー管内に指向せしめたエジェクタ
ー用ジェット水噴出ノズルを設け、上記ジェット水噴出
ノズルから高圧ジェット水を噴出せしめる。上記土砂吸
入口の近傍には土砂ほぐし用ジェット水噴出ノズルを更
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土砂吸い込み排送装
置、特にエジェクター作用を用いた土砂吸い込み排送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バケット等により掘削するのが困
難である構造物に接近した部分の土砂を掘削し排出する
ためには、掘削すべき部分の土砂を排送管の一端吸入口
より吸い込み、排送管の一端より他端に向かってエアー
を流入せしめて土砂を排送管の他端吐出口に排送するよ
うにしたエアーリフト装置がある。
【0003】また、エアーと水の混気ジェットを使用し
た混気ジェット装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記エア
ーリフト装置では排送管がエアーによって浮き上がり、
また水中に直接エアーを吐出する場合エアーが水面上に
浮き上って汚濁水が水面に拡がるようになる欠点があ
り、また、比重差を利用するものであるため水深が或る
程度深くないと排送能力が低く実用できない。
【0005】更に、混気ジェット装置では同様に水中に
直接混気を吐出する場合エアーが水面上に浮き上って汚
濁水が水面に拡がる欠点がある。
【0006】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の土砂吸い込み排
送装置は、掘削すべき部分に位置される土砂吸入口をそ
の一端に有する土砂吸入管と、この土砂吸入管の他端に
被せた大径の一端を有するテーパー管と、このテーパー
管の小径の他端にその一端を連結し、他端に土砂吐出口
を設けた土砂排送管と、上記土砂吸入管の他端とテーパ
ー管の大径の一端間の間隙内に配置し、上記テーパー管
内に指向せしめたエジェクター用ジェット水噴出ノズル
とより成り、上記ジェット水噴出ノズルから高圧ジェッ
ト水を噴出せしめることを特徴とする。
【0008】また、本発明の土砂吸い込み排送装置は、
上記土砂吸入口の近傍に指向せしめた土砂ほぐし用ジェ
ット水噴出ノズルを更に有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の土砂吸い込み排送装置は、
上記土砂排送管に介挿したテーパー管式エジェクターを
更に有し、このテーパー管式エジェクターが、土砂吸入
口側の土砂排送管部分に被せた大径の一端と、土砂吐出
側の土砂排送管部分に連結した小径の他端とを有するテ
ーパー管と、上記土砂吸入側の土砂排送管部分とテーパ
ー管の大径の一端間の間隙内に配置し、上記テーパー管
内に指向せしめたエジェクター用ジェット水噴出ノズル
とより成ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0011】図1において、1は水底、2はこの水底1
上のコンクリート塊等の構造物、3は掘削すべき部分、
4は土砂吸い込み排送装置、5は上記土砂吸い込み排送
装置4を吊下するためのクレーン付台船、6はこのクレ
ーン付台船5上の高圧ジェットポンプ、7は作業用潜水
士、8はこの潜水士7に対し呼吸用エアーを送るための
エアーホースを示す。
【0012】本発明においては、上記土砂吸い込み排送
装置4を図2及び図3に示すように上記掘削すべき部分
3に対接される土砂吸入口9をその一端に有する吸入管
10と、この吸入管10の他端に被せた大径の一端を有
するテーパー管11と、このテーパー管11の小径の他
端にその一端を連結し、他端に土砂吐出口12を設けた
排送管13と、上記吸入管10の吸入口9の近傍に指向
せしめた土砂ほぐし用ジェット水噴出ノズル14と、上
記吸入管10の他端とテーパー管11の大径の一端間の
間隙内に円周方向に互いに離間して配置し、上記テーパ
ー管11のテーパーに沿ってテーパー管内に指向せしめ
たエジェクター用ジェット水噴出ノズル15とにより構
成せしめ、上記ジェット水噴出ノズル14及び15から
図1に示すように高圧ジェットホース16を介して上記
高圧ジェットポンプ6からの高圧ジェット水を噴出せし
める。
【0013】なお、17は上記吸入管10の他端とテー
パー管11の一端間及びテーパー管11の他端と排送管
13の一端間を夫々連結するためのフランジ、18はそ
の締付用ボルト、ナットである。
【0014】本発明の土砂吸い込み排送装置は、上記の
ような構成であるから土砂ほぐし用ジェット水噴出ノズ
ル14から噴出された高圧ジェット水により掘削すべき
部分3の土砂がほぐされる。また、エジェクター用ジェ
ット水噴出ノズル15からテーパー管11内に噴出され
た高圧ジェット水のエジェクター作用により吸入管10
内に負圧が生じ、水と共に掘削すべき部分3からの土砂
が吸入口9を介して吸入管10内に取り込まれ、排送管
13を介してその吐出口12から吐出されるようにな
る。
【0015】なお、排送距離が長いときは排送管13内
の圧力が増大し、流速が低下して作業効率が悪くなるの
で、この場合には図1に示すように上記排送管13間に
テーパー管式エジェクター19をブースター用として介
挿せしめれば良い。
【0016】このテーパー管式エジェクター19は例え
ば、上記テーパー管11とエジェクター用ジェット水噴
出ノズル15とより成るものと同様の構成となし得る。
【0017】本発明の土砂吸い込み排送装置によれば、
エジェクター用ジェット水噴出ノズル15の端部は吸入
管10の内周面より外周側に位置するので排送される岩
石及びゴミ等の固形物がこれに引っ掛って詰まるような
ことは無い。また、テーパー管11内に噴出されたエジ
ェクター用ジェット水噴出ノズル15からのジェット水
はテーパー管11の小径端部近傍に集中し、テーパー管
11内の土砂を排送管13内に押し出すように作用す
る。
【0018】更に、本発明の土砂吸い込み排送装置にお
いては、高圧ジェット水だけを使用するので、水底部に
吐出口を配置することが可能となり排送した土砂による
汚濁水を最小限に押さえることが出来、また、水深が浅
い場合でも水面を汚濁することなく土砂を排送すること
が出来る。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明の土砂吸い込み排送
装置によれば、掘削すべき部分3の土砂を極めて効率的
に所定部分に排送でき、この際排送管が浮き上がり、ま
た、土砂の吐出と共に排出されるエアーによって汚濁水
が水中に拡がるようになる等の欠点を一掃することがで
きる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土砂吸い込み排送装置の使用状態説明
図である。
【図2】本発明の土砂吸い込み排送装置の説明用縦断正
面図である。
【図3】図2のフランジ部における右側面図の一例であ
る。
【符号の説明】
1 水底 2 構造物 3 掘削すべき部分 4 土砂吸い込み排送装置 5 台船 6 高圧ジェットポンプ 7 作業用潜水土 8 エアーホース 9 吸入口 10 吸入管 11 テーパー管 12 吐出口 13 排送管 14 土砂ほぐし用ジェット水噴出ノズル 15 エジェクター用ジェット水噴出ノズル 16 高圧ジェットホース 17 フランジ 18 ボルトナット 19 テーパー管式エジェクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 仙太郎 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2−26−2 第4安田ビル6階 五洋建設株式会社横 浜支店内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削すべき部分に位置される土砂吸入口
    をその一端に有する土砂吸入管と、この土砂吸入管の他
    端に被せた大径の一端を有するテーパー管と、このテー
    パー管の小径の他端にその一端を連結し、他端に土砂吐
    出口を設けた土砂排送管と、上記土砂吸入管の他端とテ
    ーパー管の大径の一端間の間隙内に配置し、上記テーパ
    ー管内に指向せしめたエジェクター用ジェット水噴出ノ
    ズルとより成り、上記ジェット水噴出ノズルから高圧ジ
    ェット水を噴出せしめることを特徴とする土砂吸い込み
    排送装置。
  2. 【請求項2】 上記土砂吸入口の近傍に指向せしめた土
    砂ほぐし用ジェット水噴出ノズルを更に有することを特
    徴とする請求項1記載の土砂吸い込み排送装置。
  3. 【請求項3】 上記土砂排送管に介挿したテーパー管式
    エジェクターを更に有し、このテーパー管式エジェクタ
    ーが、土砂吸入口側の土砂排送管部分に被せた大径の一
    端と、土砂吐出側の土砂排送管部分に連結した小径の他
    端とを有するテーパー管と、上記土砂吸入側の土砂排送
    管部分とテーパー管の大径の一端間の間隙内に配置し、
    上記テーパー管内に指向せしめたエジェクター用ジェッ
    ト水噴出ノズルとより成ることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の土砂吸い込み排送装置。
JP2001013126A 2001-01-22 2001-01-22 土砂吸い込み排送装置 Pending JP2002212970A (ja)

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