JP2002227238A - 土砂運搬方法及び装置 - Google Patents
土砂運搬方法及び装置Info
- Publication number
- JP2002227238A JP2002227238A JP2001028308A JP2001028308A JP2002227238A JP 2002227238 A JP2002227238 A JP 2002227238A JP 2001028308 A JP2001028308 A JP 2001028308A JP 2001028308 A JP2001028308 A JP 2001028308A JP 2002227238 A JP2002227238 A JP 2002227238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- earth
- container
- ejector
- transporting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Abstract
砂の含水率が上昇するといった問題を生じることなく、
簡単、小型な構成にて土砂の搬送を確実に行えるように
する。 【解決手段】 容器1内の土砂2を取り入れて搬送する
ためのエゼクタ5と、遠心ポンプ8にて加圧した吐出物
をエゼクタ5に向けて噴出するジェットノズル7とを有
する土砂運搬装置であって、遠心ポンプ8の吸引管11
を、先端開口部12が容器1内土砂2の上層部に位置す
るように設ける。
Description
装置に関し、特に浚渫等によって取出された土砂や泥水
等を搬送するための土砂搬送方法及び装置に関するもの
である。
装置には、渦巻ポンプ或いは加圧タンクにより土砂を加
圧し、同時に土砂に圧縮空気を吹き込んで搬送するよう
にしたものがある。このような装置では、渦巻ポンプ或
いは加圧タンクによって圧縮された土砂に、圧縮空気を
吹き込むと、輸送管内に空気層と土砂層が交互に形成さ
れるようになり、これにより土砂が脈動するようになっ
て効果的に搬送される。
プにより土砂を搬送するようにしたものがある。この装
置では、高圧水によって土砂が流動化された状態で圧力
により搬送される。
巻ポンプにより土砂を加圧して同時に土砂に圧縮空気を
吹き込むようにした装置の場合には、高速で回転する渦
巻ポンプが石等の異物によって損傷し易く、寿命が短い
という問題があると共に、石が詰まった場合には搬送が
不能になるという問題がある。
時に土砂に圧縮空気を吹き込むようにした方式の場合に
は、加圧タンク全体を加圧するために設備が高価になる
と共に、装置全体が大型になるという問題がある。
の場合には、高圧水を用いるために土砂の含水率が上昇
してしまうという問題がある。浚渫土等は埋立て等に利
用するために、できるだけ含水率を抑えることが好まし
いが、含水率が高いと土砂が乾き難く、埋立地の地盤が
硬化して安定するまでに長期間を要するという問題があ
る。
解決すべくなしたもので、損傷したり石が詰まる等とい
った問題や、土砂の含水率が上昇するといった問題を生
じることなく、簡単、小型な構成にて土砂の搬送を確実
に行えるようにした土砂運搬方法及び装置を提供するこ
とを目的としている。
て加圧した吐出物をジェットノズルからエゼクタに噴出
し、エゼクタにより容器内の土砂を吸引して搬送するよ
うにしている土砂運搬方法であって、遠心ポンプの吐出
物を容器内土砂の上層部から吸引することを特徴とする
土砂運搬方法、に係るものである。
圧縮空気を吹き込むようにしてもよく、また、ジェット
ノズルに圧縮空気を吹き込むようにしてもよい。
するためのエゼクタと、遠心ポンプにて加圧した吐出物
をエゼクタに向けて噴出するジェットノズルとを有する
土砂運搬装置であって、前記遠心ポンプの吸引管を、先
端開口部が容器内土砂の上層部に位置するように設けた
ことを特徴とする土砂運搬装置、に係るものである。
圧縮空気吹込管を接続してもよく、また、ジェットノズ
ルに圧縮空気吹込管を接続してもよく、また、容器下部
に、エゼクタに土砂を供給するための土砂供給装置を備
えていてもよく、また、容器の上部に、吸引管を支持し
て開口部の高さ位置を調節するようにした昇降装置を備
えていてもよい。
から噴出させ、エゼクタにより容器内の土砂を搬送する
ための吐出物を、容器内土砂の上層部から取り入れるよ
うにしたので、大きな石等が遠心ポンプに供給されるこ
とがなく、よって遠心ポンプによる加圧が確実に行える
ようになると共に、遠心ポンプの寿命を延長することが
でき、更に、装置全体が簡略な構成であるので故障を生
じにくく、且つ安価に実施できるようになる。
を図面に基づいて説明する。
ブロック図である。図1に示すように、ホッパー等の容
器1内には、例えば図示しない浚渫船等によって浚渫さ
れた土砂2が、例えば図示しないパワーショベル等の載
荷装置により供給されるようになっている。この時、容
器1の上部には、石やコンクリート等の所定以上の大き
さの塊状物が容器1内に入らないようにするためのスク
リーン3が設けられている。
の土砂供給装置4が設けられており、該土砂供給装置4
は容器1内の土砂2を、エゼクタ5の吸引側5aに供給
するようになっている。
6を有するジェットノズル7が、前記エゼクタ5の絞り
部5bに向かうように、且つ噴出口6と絞り部5bとの
間に所要の間隔を保持するように設けられており、前記
ジェットノズル7の後端に、遠心ポンプ8の吐出管9が
接続されている。10は、吐出管9に設けた弁である。
引管11の開口部12が、容器1内土砂2の上層部に開
口するように配置されている。更に、上記吸引管11
は、容器1の上部に設けた昇降装置13により支持され
ており、昇降装置13の作動によって開口部12の高さ
位置を調節できるようになっている。14は、開口部1
2の高さ調節のために吸引管11に設けたフレキシブル
管である。
における輸送管15には、土砂2に圧縮空気Aを吹き込
む圧縮空気吹込管16が接続されている。
のであり、圧縮空気吹込管17をジェットノズル7に接
続した場合を示しており、その他の構成は図1の場合と
全く同様である。
ショベル等の載荷装置により図1の容器1(ホッパー)
に供給されて一旦貯留される。この時、容器1の上部に
設けられたスクリーン3により、石やコンクリート等の
所定以上の大きさの塊状物は容器1内に入らないように
分離される。
まれる石等の異物Sは下層に沈降し、汚泥や砂等のよう
に流動性を有するものは上層になるように分離される。
器1内の土砂2をエゼクタ5に供給しつつ遠心ポンプ8
を駆動すると、遠心ポンプ8は、容器1内土砂2の上層
部に開口部12が位置している吸引管11により、容器
1内土砂2の汚泥や砂等を多く含む上層部を吸引し、遠
心力により加圧する。
からなる吐出物は、吐出管9を介してジェットノズル7
に供給され、ジェットノズル7の先細り状の噴出口6か
らエゼクタ5の絞り部5bに向けて高速で噴出される。
そして、前記したように土砂供給装置4によりエゼクタ
5の吸引側5aに供給された土砂2は、ジェットノズル
7からの噴出とエゼクタ5の絞り部5bとによるエゼク
タ効果によリ吸引され、エゼクタ5の下流側に向けて吐
出されて輸送管15により搬送される。
続した圧縮空気吹込管16から圧縮空気Aを供給する
と、輸送管15内部に、空気層と土砂層とが交互に形成
されるようになり、土砂2は効果的に脈動しながら搬送
される。
17をジェットノズル7に接続した場合にも、図1の場
合と同様に、輸送管15内部に空気層と土砂層とが交互
に形成されて土砂は効果的に脈動しながら搬送される。
置により容器1に供給される土砂2のレベルが略一定に
なるようにすれば、吸引管11の開口部12は常に土砂
2の上層部を吸引するようになる。一方、搬送終了時等
には、容器1内の土砂2のレベルが低下するので、この
場合には昇降装置13により吸引管11の開口部12の
位置を下降し、開口部12が常に土砂2の上層部を吸引
するように調節する。また、上記したように容器1内の
土砂2のレベルが低下した場合の対処の方法としては、
吸引管11の開口部12を河川、或いは海の水面下に入
れ、遠心ポンプ8により水を吐出させることにより容器
1内の土砂2の搬送を終了させるようにしてもよい。
してジェットノズル7から噴出させ、エゼクタ5により
容器1内の土砂2を搬送するための吐出物を、容器1内
土砂2の上層部から取り入れるようにしたので、大きな
石等が遠心ポンプ8に供給されることがなく、よって遠
心ポンプ8による加圧が確実に行えるようになると共
に、遠心ポンプ8の寿命を延長することができ、更に、
装置全体が簡略な構成であるので故障が生じにくく、且
つ安価に実施することができる。
ものではなく、河川、港湾の浚渫土砂の搬送以外に、取
水設備や下水処理設備をはじめとする各種沈殿池の沈砂
の搬送等にも適用できること、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ること、等は
勿論である。
してジェットノズルから噴出させ、エゼクタにより容器
内の土砂を搬送するための吐出物を、容器内土砂の上層
部から取り入れるようにしたので、大きな石等が遠心ポ
ンプに供給されることがなく、よって遠心ポンプによる
加圧が確実に行えるようになると共に、遠心ポンプの寿
命を延長することができ、更に、装置全体が簡略な構成
であるので故障が生じにくく、且つ安価に実施すること
ができるという効果がある。
側断面図である。
略側断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 ポンプにて加圧した吐出物をジェットノ
ズルからエゼクタに噴出し、エゼクタにより容器内の土
砂を吸引して搬送するようにしている土砂運搬方法であ
って、ポンプの吐出物を容器内土砂から吸引することを
特徴とする土砂運搬方法。 - 【請求項2】 エゼクタの下流位置に圧縮空気を吹き込
むことを特徴とする請求項1記載の土砂運搬方法。 - 【請求項3】 ジェットノズルに圧縮空気を吹き込むこ
とを特徴とする請求項1記載の土砂運搬方法。 - 【請求項4】 容器内の土砂を取り入れて搬送するため
のエゼクタと、ポンプにて加圧した吐出物をエゼクタに
向けて噴出するジェットノズルとを有する土砂運搬装置
であって、前記ポンプの吸引管を、先端開口部が容器内
土砂に位置するように設けたことを特徴とする土砂運搬
装置。 - 【請求項5】 エゼクタの下流位置に圧縮空気吹込管を
接続したことを特徴とする請求項4記載の土砂運搬装
置。 - 【請求項6】 ジェットノズルに圧縮空気吹込管を接続
したことを特徴とする請求項4記載の土砂運搬装置。 - 【請求項7】 容器の下部に、容器内土砂をエゼクタに
供給するための土砂供給装置を備えていることを特徴と
する請求項4〜6のいずれかに記載の土砂運搬装置。 - 【請求項8】 容器の上部に、吸引管を支持して開口部
の高さ位置を調節するようにした昇降装置を備えている
ことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の土砂
運搬装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028308A JP4352615B2 (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 土砂運搬方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001028308A JP4352615B2 (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 土砂運搬方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002227238A true JP2002227238A (ja) | 2002-08-14 |
JP4352615B2 JP4352615B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=18892830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001028308A Expired - Fee Related JP4352615B2 (ja) | 2001-02-05 | 2001-02-05 | 土砂運搬方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4352615B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008115610A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Kojimagumi:Kk | 浚渫装置 |
JP2012520406A (ja) * | 2009-03-16 | 2012-09-06 | ドレッジング・インターナショナル・ナムローゼ・フエンノートシャップ | 浚渫船が抽出した浚渫物を処理するための方法および装置 |
JP2014009543A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Hazama Ando Corp | 土砂輸送システム及びこれを用いた覆砂工法 |
CN113802504A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-17 | 关晨 | 一种市政道路淤泥清理装置 |
CN113802503A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-17 | 关晨 | 一种市政道路清淤装置 |
-
2001
- 2001-02-05 JP JP2001028308A patent/JP4352615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008115610A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Kojimagumi:Kk | 浚渫装置 |
JP2012520406A (ja) * | 2009-03-16 | 2012-09-06 | ドレッジング・インターナショナル・ナムローゼ・フエンノートシャップ | 浚渫船が抽出した浚渫物を処理するための方法および装置 |
KR101804971B1 (ko) * | 2009-03-16 | 2017-12-06 | 드레징 인터내셔널 엔. 브이. | 준설선에 의해 채취된 준설물을 처리하는 방법 및 장치 |
JP2014009543A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Hazama Ando Corp | 土砂輸送システム及びこれを用いた覆砂工法 |
CN113802504A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-17 | 关晨 | 一种市政道路淤泥清理装置 |
CN113802503A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-17 | 关晨 | 一种市政道路清淤装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4352615B2 (ja) | 2009-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180209133A1 (en) | Apparatus for cleaning pipes having pumping and vacuuming capability | |
JP5005777B2 (ja) | 堆積泥土掘削除去工法とその装置 | |
US4604000A (en) | Method for removing sludge or mud from the bottom of a water area | |
JP4675169B2 (ja) | 水中物吸引搬送装置とこれを用いた浚渫方法、ケーソンの中詰材除去方法及び基礎杭内の堆積物除去方法 | |
JP2002227238A (ja) | 土砂運搬方法及び装置 | |
US5167841A (en) | Removing material debris from body of water | |
JP2007063934A (ja) | 土砂輸送システム | |
KR20180040042A (ko) | 준설 퇴적물 이송장치 | |
JPH11293698A (ja) | 浚渫装置及び浚渫方法 | |
KR100773604B1 (ko) | 하,폐수 처리장의 침사물 이송장치 | |
JP2000320500A (ja) | サクションエアリフトポンプ | |
JP2018158277A (ja) | 揚砂搬送方法および揚砂搬送装置 | |
JP6153242B2 (ja) | 土砂運搬用混気ジェットポンプおよびこれを用いた浚渫方法 | |
JP2003342929A (ja) | 水底砂層上の泥土層への覆砂工法および覆砂装置 | |
CN218403938U (zh) | 一种河道污水处理清淤系统 | |
JP5860249B2 (ja) | 浚渫システム | |
JP2002212970A (ja) | 土砂吸い込み排送装置 | |
JPH08218420A (ja) | 水底の汚泥取出方法及び取出装置 | |
JP2711449B2 (ja) | ダム、湖、貯水池等の水源の底に堆積した土砂の排出装置 | |
JP4073421B2 (ja) | 船内バラストタンク内の沈殿物排出装置 | |
JPH08199621A (ja) | 水底の汚泥取出方法及び取出装置 | |
JP3865865B2 (ja) | 固液混合流動体の吸排装置 | |
JP4677752B2 (ja) | 浚渫搬送装置 | |
JP3011386U (ja) | ジェットポンプ | |
JP3852863B2 (ja) | 液体又は固体の移送方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20071003 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071012 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20071012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071003 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20071003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090707 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |