JPH10280469A - 農業用水路浚渫装置 - Google Patents

農業用水路浚渫装置

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JPH10280469A
JPH10280469A JP8823097A JP8823097A JPH10280469A JP H10280469 A JPH10280469 A JP H10280469A JP 8823097 A JP8823097 A JP 8823097A JP 8823097 A JP8823097 A JP 8823097A JP H10280469 A JPH10280469 A JP H10280469A
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JP
Japan
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mud
water
tank
dozer
boom
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Application number
JP8823097A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Muraoka
茂昭 村岡
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K M ENG KK
Original Assignee
K M ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農業用水路に堆積する泥土を能率よく除去す
る浚渫装置を得ようとする。 【解決手段】 クローラ2で自走するショベルドーザ1
のブーム4の先端に、撹拌機5を取付ける。用水路の堆
積泥土中に挿入された撹拌機5が崩した泥土を水と共に
バキュームタンク16に収容する。タンク16内に溜っ
た泥、水は吐出ポンプ20により放出管21から放出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業用水路に堆
積する泥土を浚渫する浚渫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】稲作等の農業は、近来、機械化、自動化
が進み、これに伴って農地の区画整理が行なわれ、農地
の間に用水路が縦横に通じて、農地への灌漑用給水を容
易にしている。
【0003】この用水路は、新設後、5〜6年経過する
と、水田等から流出する泥が堆積して水路が埋り、通水
が妨げられるようになるから、この泥土を浚渫して取除
かなければならない。
【0004】従来は、用水路を浚渫するのに、幅の狭い
用水路の場合は作業者が用水路に入ってショベルで堆積
する泥土を掻き取って用水路の縁に積上げ、用水路がそ
れより大きくなると、ショベルドーザを用水路の縁に位
置させ、パワショベルのブームを用水路中に挿入し堆積
する泥土を掻き上げて用水路の縁に積み上げ、何れの場
合も積み上げた泥土は、後から運搬して均等に農地に戻
すようにしていた。更に大きな用水路では、ショベルド
ーザを用水路に乗り入れて堆積泥土を掻き出すように作
業していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして用水路
を浚渫した従来の方法は、効率が悪く、多くの時間を要
するものであった。
【0006】
【課題を解決する為の手段】この発明の農業用水路浚渫
装置は、ショベルドーザのブームの先端にショベルの代
りに撹拌機を取付け、ブームを駆動して堆積泥土中に挿
入した撹拌機が撹拌した泥土を水と共に収容するタンク
をショベルドーザ上に設け、タンクに入れた泥土及び水
は、ショベルドーザを移動させ農地に散布して、農地に
還元することを可能にしたものである。
【0007】
【作用】ショベルドーザのブームに取付けた撹拌機を、
ブームを操作することにより堆土中に挿入し、ブームの
揺動及びショベルドーザの移動により、用水路中の堆土
を万遍なく攪拌することができる。撹拌された堆土は、
ショベルドーザ上のタンクに水と共に収容される。この
泥及び水は、ポンプにより農地に散布し、これにより農
業用水路の浚渫及び泥土の処理が行なえる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、幅の狭い小型用水
路に対応させた浚渫装置である第1例を例示する。図1
は搭載される主要な機器を示す全体の側面図、図2はこ
れの平面図、図3は実際に構成される浚渫装置の状態を
示す側面図、図4はこれの平面図、図5は撹拌機の側面
図、図6はこれの平面図、図7はこれの底面図、図8は
図7のA−A断面図である。
【0009】ショベルドーザ1は、左右のクローラ(無
限軌道)2、2により自走できる。3はクローラ2、ブ
ーム4及び後述する撹拌機、ポンプ等を駆動するオイル
モータに圧油を供給するためのエンジン、油圧ポンプ、
油タンク等より成る油圧源装置である。オイルモータに
より上下動、左右動をするブーム4の先端には、撹拌機
5が取付けられている。図5〜図8に示すように、撹拌
機5は、上部に取付けたT形材6においてブーム4の先
端に取付けられる。T形材6の下には、断面円弧形の棒
7により軸受箱11を吊下げる。軸受箱11の上部には
オイルモータ10を結合し、下部にはフランジ31を結
合して、回転部8を囲むケーシング9を、その上部に取
付けたフランジ32により結合する。回転部8には、オ
イルモータ10、軸受箱11内の減速機を介して回転さ
せられる掻上げプロペラ12、撹拌爪13が内装されて
いる。ケーシング9内には、出口管14が通じており、
これに接続された吸入ホース15は、バキュームタンク
16に気密に結合される。バキュームタンク16の上部
には、オイルモータ17に駆動される真空ポンプ18が
接続され、バキュームタンク16の底部は、オイルモー
タ19に駆動される吐出ポンプ20により放出管21に
接続されている。
【0010】図1、図2は主要な機器の接続状態を示す
ものであるが、実際に構成するときは図3、図4のよう
な運転席22を設けた形態となる。図3、図4について
は、図1、図2と同等部分に同符号を付することにより
詳細な説明は省略する。放出管21は左右に180°旋
回して、各方向に泥土を水と共に放出することが可能で
ある。
【0011】以上の各部で構成される浚渫装置を使用す
るには、用水路が幅400cm程度の小型である場合は、
左右のクローラ2、2(中心間距離800cm)を用水路
の縁に載せて、ショベルドーザを用水路に沿って緩徐に
自走させつつ撹拌機5を堆土中に挿入し、オイルモータ
10により回転部8を回転させつつブーム4を用水路の
幅方向に揺動させる。撹拌機5では、回転する撹拌爪1
3が泥土を崩し、掻上げプロペラ12が崩れた泥土を水
と共にケーシング9内に巻き上げる。巻き上げられた泥
土は、水と共に吸入ホース15を通ってバキュームタン
ク16内に吸入され、同タンク内に収容され蓄積され
る。バキュームタンク内の泥土、水が多量になったなら
ば、吐出ポンプ20を駆動して、逆止弁30を設けた放
出管21から泥水を噴出し、浚渫機の側方の農地に広く
散布する。このとき、吐出ポンプの吸入口が常に泥土中
に位置してバキュームタンク内の空気を吸い込まないよ
うにレベル制御を行なって、泥土のレベルが低くなった
ときは吐出ポンプを停止するように操作する。
【0012】このように動作させつつ用水路に沿ってシ
ョベルドーザをゆっくりと自走させて堆土の浚渫を行な
う。
【0013】図9〜図12は、幅の広い(約3m)用水
路を浚渫するに適した構成の浚渫装置の第2例を示し、
図9は部分側面図、図10は撹拌機の別例の側面図、図
11は撹拌機の平面図、図12は撹拌機の正面図であ
る。この第2例は、前述の第1例と撹拌機のみを変更し
たものである。
【0014】撹拌機5aは、T形材6に枠23を介して
支持される両軸オイルモータの軸と、T形材6に結合さ
れるカバー24に結合した横軸25とに、オイルモータ
10の駆動による回転自在に支持される掻取り車26を
備えている。この撹拌機5aは幅広に造られ、ショベル
ドーザの幅が約150cmのものに対して撹拌機の幅は約
85cmの程度である。両軸オイルモータの代りに、片軸
オイルモータを使用して一方の掻取り車を直接駆動し、
他方の掻取り車は歯車列を介して駆動するように構成す
れば、比較的安価な片軸オイルモータを使用することが
できる。掻取り車26の表面には、螺旋状に隆条が形成
されている。カバー24は、出口管14aを経て吸入ホ
ース15に接続される。27はカバー24の側端に結合
された、側方保護枠である。カバー24の下部は、櫛歯
状に形成されて、堆土を突き崩すと共に掻取り車26の
下面を保護している。
【0015】第2例の浚渫装置は、以上のように構成さ
れるから、図9のように撹拌機5aを、T形材6におい
てブーム4の先端に取付け、ショベルドーザ1を用水路
中に乗入れて、第1例の場合と同様に、掻取り車26を
オイルモータ10により回転させつつ撹拌機5aを堆土
中に挿入し、ブーム4を用水路の幅に亘って揺動させな
がらショベルドーザ1を緩徐に進行させる。櫛歯状のカ
バーの下部先端や掻取り車26の表面の隆条が堆土を掻
き崩すと、巻き上げられた泥が水と共にカバー24、出
口管14a、吸入ホース15を経てバキュームタンク1
6に収容され、用水路外の農地に放出される。
【0016】上記両例は、撹拌機で巻き上げた堆土を水
と共にバキュームタンクに吸引するものであるが、図1
3の第3例の機器の接続状態を示す系統図のように、吸
入ホース15の途中にチューブポンプ、一軸スクリュポ
ンプ等のポンプ28を結合して、撹拌機5、5aの巻き
上げた堆積泥土を水と共に受タンク29に送入するよう
に構成することもできる。泥水を排出するには、前例と
同様に、受タンク29の底部に吸入口を通じさせた吐出
ポンプ20により受タンク29内に蓄積した泥土及び水
を放出管21から農地に向けて放出するように浚渫装置
を構成することもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明の農業用水路浚渫装置は、ショベ
ルドーザのブームに撹拌機を取付け、自走しつつ、又は
静止状態で用水路に堆積する泥土を掻き上げてショベル
ドーザ上に設けたタンクに収容するものであるから、 (1) 能率よく浚渫作業を行なうことができる。 (2) タンクに収容した泥土は、浚渫しつつ又は浚渫を中
止した後、水と共に農地に分散させて平均に放出し還元
するから、除去した堆土の処理も能率よく行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搭載される主要機器を示す第1例の浚渫装置の
全体の側面図。
【図2】同上の平面図。
【図3】実際に構成される浚渫装置の状態を示す側面
図。
【図4】同上の平面図。
【図5】撹拌機の側面図。
【図6】同上の平面図。
【図7】同上の底面図。
【図8】図7のA−A断面図。
【図9】浚渫装置の第2例の部分側面図。
【図10】撹拌機の別例の側面図。
【図11】同上の平面図。
【図12】同上の正面図。
【図13】浚渫装置の第3例の機器の接続状態を示す系
統図。
【符号の説明】
1 ショベルドーザ 2 クローラ 3 油圧源装置 4 ブーム 5、5a 撹拌機 6 T形材 7 支持材 8 回転部 9 ケーシング 10 オイルモータ 11 軸受箱 12 掻上げプロペラ 13 撹拌爪 14、14a 出口管 15 吸入ホース 16 バキュームタンク 17 オイルモータ 18 真空ポンプ 19 オイルモータ 20 吐出ポンプ 21 放出管 22 運転席 23 枠 24 カバー 25 横軸 26 掻取り車 27 側方保護枠 28 ポンプ 29 受タンク 30 逆止弁 31、32 フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショベルドーザのブームの先端に撹拌機
    を取付け、農業用水路の堆土中に挿入した撹拌機の撹拌
    する泥水を、吸入ホースを介して収容するタンク及びタ
    ンクに収容した泥水を放出する吐出ポンプ及び放出管を
    ショベルドーザ上に設けた農業用水路浚渫装置。
  2. 【請求項2】 泥水を収容するタンクをバキュームタン
    クとした請求項1に記載の農業用水路浚渫装置。
  3. 【請求項3】 泥水を吸入し吐出するポンプを吸入ホー
    スに設け、泥水を収容するタンクを大気に開放された受
    タンクとした請求項1に記載の農業用水路浚渫装置。
JP8823097A 1997-04-07 1997-04-07 農業用水路浚渫装置 Pending JPH10280469A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004031493A1 (en) * 2002-10-02 2004-04-15 Vasilios Stenos Machinery for ejection of soil
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