JP2003013393A - リサイクル可能な防湿包装紙 - Google Patents

リサイクル可能な防湿包装紙

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電複写機用転写紙等に使用されるリサイク
ル可能な防湿包装紙であって、特に防湿層がポリエチレ
ンラミネート層とほぼ同程度の防湿性及び溌水性を有し
ているリサイクル可能な防湿包装紙を提供すること。 【解決手段】 用紙の一方の面を少なくとも以下の
(1)〜(3)の成分を含有する防湿層でコーティング
する。 (1)炭酸カルシウム微粒子 (2)前記個々の炭酸カルシウム微粒子を被覆するアリ
ルアクリレートエマルジョン及びエステルポリマーから
形成されたポリマー薄膜 (3)共役ジエン化合物と共重合可能なその他の化合物
からなる合成ゴムラテックス

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、静電複写機用転
写紙等に使用されるリサイクル可能な防湿包装紙に関
し、さらに詳しくは防湿層がポリエチレンラミネート層
と同程度の防湿性及び溌水性を有しているリサイクル可
能な防湿包装紙に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、世界中で大きな問題となっている
ものの1つに廃棄物の問題がある。全ての廃棄物が環境
に優しいというわけではないからである。したがって、
環境汚染防止及び廃棄物の低減などの観点から、防湿包
装紙においてもリサイクル可能なものが要望されてい
る。
【0003】防湿包装紙は、一般にクラフト紙の一面に
防湿層を設けたものが使用され、この防湿層としては、
防湿性能が優れていることから、ポリエチレンが多く用
いられている。
【0004】防湿包装紙をリサイクルするには、用紙の
パルプが十分に単繊維に再離解し、得られたパルプ中に
他の混入物が少ないものが必要であるが、このポリエチ
レンラミネート防湿包装紙からパルプ処理工程で再離解
してパルプを取り出そうとしても、パルプは十分に離解
しないため再パルプ化ないしはストックパルプの状態に
分散させることは非常に困難であり、また、ポリエチレ
ンが抄紙工程に混入してしまう。これは、ポリエチレン
の有する良好な防湿性及び溌水性とクラフト紙を再離解
して再パルプ化することに要求される性質とが互いに相
反する性質であることがその一因である。
【0005】したがって、ポリエチレンラミネート防湿
包装紙はリサイクル困難なため使用後は殆どが産業廃棄
物として処理されている。
【0006】一方、リサイクルしやすい防湿包装紙とし
てパラフィンワックスを防湿層として用いたものが知ら
れており、この防湿包装紙はポリエチレンラミネート包
装紙と対比すればリサイクルし易いが、パラフィンワッ
クスが被包装物に転移しやすいこと、折り目から防湿性
が低下しやすいという欠点を有しているため、特殊な用
途以外は実用化されていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、静電複写機
用転写紙の防湿包装紙は、特別な品質が要求される。と
いうのは転写紙は、低含水率(含水率約4.5〜5%)
であり、この性質は静電複写機で高画質に印刷できるよ
うにするために必要であるからである。転写紙の含水率
を約4.5〜5%に保つために、現在まで良好な防湿性
と溌水性を備えるポリエチレンでラミネートされた防湿
包装紙が使用されている。しかし、既に上述したよう
に、ポリエチレンでラミネートされた防湿包装紙は、容
易にリサイクルすることはできないために、環境問題を
引き起こし、また、パラフィンワックスを防湿層とした
ものは、転写紙にパラフィンワックスが転移してしまう
と共に、折り目から防湿性が劣化するために、転写紙の
防湿包装紙としては到底使用することはできなかった。
【0008】本発明者等は、この問題を解決するために
種々研究を重ねた結果、填料として常用されている炭酸
カルシウムの個々の粒子の表面にアリルアクリレートエ
マルジョン及びエステルポリマーとからなる被覆層を形
成したものを塗工すると、リサイクル過程でパルプのみ
を分離しなくても、パルプ部分だけでなく防湿層も容易
にリサイクルでき、転写紙を十分に保護できる良好な防
湿性と溌水性を有する防湿包装紙が得られることを見出
し、本発明を完成するに至ったものである。
【0009】すなわち、本発明は、転写紙等に使用し得
るリサイクル可能な防湿包装紙を提供することを目的と
するものである。さらに詳しくは、本発明は、コーティ
ング層がポリエチレンラミネート層と同程度の防湿性及
び溌水性を有しているが、リサイクル可能な防湿包装紙
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリサイクル
可能な防湿包装紙は、用紙の一方の面が少なくとも、
(1)炭酸カルシウム微粒子、(2)前記個々の炭酸カ
ルシウム微粒子を被覆するアリルアクリレートエマルジ
ョン及びエステルポリマーから形成された薄膜、(3)
共役ジエン化合物と共重合可能なその他の化合物からな
る合成ゴムラテックスを含有する防湿層でコーティング
されていることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るリサイクル可能な防湿
包装紙は、前記炭酸カルシウムの微粒子として粒径が2
μm以下のものを主成分とし、かつ前記炭酸カルシウム
微粒子は前記防湿層中に40〜60重量%の割合で含有
されていることを特徴とし、前記個々の炭酸カルシウム
微粒子を被覆するポリマー薄膜は、アリルアクリレート
エマルジョン及びアクリル酸とグリコールから形成され
たエステルポリマーとからなる薄膜であり、前記防湿層
中にアリルアクリレートが10〜20重量%、アクリル
酸が2〜5重量%及びプロピレングリコールが1〜3重
量%の割合で含有されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るリサイクル可能な防湿
包装紙は、前記共役ジエン化合物と共重合可能なその他
の化合物からなる合成ゴムラテックスとして、スチレン
ブタジエンゴムラテックスを前記防湿層中に20〜40
重量%の割合で含有されていることを特徴とする。
【0013】炭酸カルシウムは填料として製紙分野で慣
用的に使用されている。この炭酸カルシウムの粒子はそ
れ自体防湿性ないしは溌水性を有しているわけではない
が、アリルアクリレートエマルジョン及びアクリル酸と
プロピレングリコールから形成されたエステルポリマー
とからなる被覆層を形成することにより、炭酸カルシウ
ムの粒子自体に防湿性及び溌水性を付与することができ
る。
【0014】炭酸カルシウム微粒子の粒径は、2μm以
下のものを主成分とするものが好ましく、その含有量は
防湿層中に40〜60重量%含有させることが好まし
い。炭酸カルシウム微粒子の粒径の大きいものが多すぎ
ると、防湿層の平滑性が低下して防湿性の低下の原因と
なり、また、炭酸カルシウム微粒子の含有量が多すぎる
と防湿層が強ばり、折り畳んだときに裂けることがある
ため、防湿性低下の原因となる。逆に炭酸カルシウム微
粒子の含有量が少なすぎると、相対的に合成ゴムラテッ
クスの含有量が多くなりすぎ、リサイクルした際に良好
な用紙が得られにくくなる。
【0015】炭酸カルシウム微粒子を被覆するポリマー
は、防湿層中にアリルアクリレートが10〜20重量
%、アクリル酸が2〜5重量%及びプロピレングリコー
ルが1〜3重量%の割合で含有していることが好まし
い。この範囲内であると、炭酸カルシウム微粒子に良好
な防湿性及び溌水性を付与することができる。
【0016】また、炭酸カルシウム微粒子を前記ポリマ
ー薄膜で被覆するには、前記アリルアクリレートとエス
テルポリマーの水性エマルジョン溶液中に炭酸カルシウ
ム微粒子を投入し、十分に撹拌・混合した後に、炭酸カ
ルシウム微粒子を分離して乾燥することにより製造する
ことができる。
【0017】前記ポリマー被覆炭酸カルシウム微粒子を
互いに結合するためのバインダーとしては、共役ジエン
化合物と共重合可能なその他の化合物からなる合成ゴム
ラテックが使用される。共役ジエン化合物としては、
1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−
1,3−ブタジエン等が使用し得るが、1,3−ブタジ
エンが特に好ましい。また、共役ジエン化合物と共重合
可能なその他の化合物としては、スチレン、メチルスチ
レン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物が使用し
得るが、特にスチレンが好ましい。
【0018】本発明で使用される合成ゴムラテックとし
て最も好ましいものは、アート紙等で慣用的に使用され
ているスチレンブタジエンゴムラテックス(SBR)で
ある。この合成ゴムラテックスは防湿層中に好ましくは
20〜40重量%の割合で使用される。
【0019】本発明の防湿包装紙は、原紙上にポリマー
被覆炭酸カルシウム微粒子及び合成ゴムラテックスを配
合した水性エマルジョン組成物を塗工し、乾燥させるこ
とにより製造される。製造プロセスは、ブレードコータ
ーあるいはエアーナイフコーターを用いて行なわれ、原
紙の裏側に被覆重量25〜35g/m(乾燥重量換
算)及び水分量3.5〜5重量%でコーティングされ
る。塗工量が25g/m未満であると、原紙の被覆が
不十分なため、ピンホールを生じ、防湿効果が不十分と
なる。また、塗工量が35g/mを越えると、折り目
が折れやすくなり、そこから防湿性が劣化するようにな
るので好ましくない。
【0020】本発明のポリマー被覆炭酸カルシウムを使
用した防湿包装紙は、ミキサーあるいはパルパー中で、
被覆アート紙のように、容易に分散される。結果とし
て、本発明の防湿包装紙は、再パルプ化又は混合処理さ
れた後に全て繊維及びコーティング物質に分散され、コ
ーティング物質は混合処理後に破壊され、微少なコーテ
ィング物質として分散しているので、製紙機中では填料
として機能する。そのため、リサイクルしても良質な用
紙を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例を実施例で
もって説明する。なお、転写紙に好適な包装紙の品質を
測定するために、本発明者等は次の4種の標準試験法を
採用した。
【0022】a.WVTR(透湿度) 透湿度は下記規格に述べられている条件下において、シ
ート状物質を透過した水蒸気の重量を測定し、水蒸気透
過量を24hr・mに換算した。なお、採用した透湿
度の測定方法に関する規格は次のとおりである。 1.パルプ及び用紙についての日本TAPPI試験方法
No.7 2.TAPPI試験方法、1998〜1999年版、N
o.T448om−97,T464om−95,T46
5sp−95
【0023】b.高速ミキサーによるリサイクル性試験 リサイクル性の試験方法は次のとおりである。 1.用紙を3×3cmに切断し、重量を3.8gにす
る。 2.切断された用紙を高速ミキサーに投入し、水を50
0ml加える。 3.高速ミキサーで1.5分間離解する。 4.離解されたサスペンジョンを取り出し、手抄きマシ
ーンで坪量60g/mになるように手抄きした。 5.できあがった用紙を観察し、フロックがあるかない
かを調べる。 6.得られた用紙にフロックがなければ、リサイクル性
が保証される。
【0024】c.耐ブロッキング性 耐ブロッキング粘着性の試験方法は次のとおりである。 1.試験用紙を3.1×3.1cmに切断する。 2.転写紙を用意し、切断した試験用紙を防湿被覆層側
を転写紙上に置く。 3.3×3cmのゴムを試験用紙上に置く。ゴムの厚さ
は、厚すぎない限り任意である。 4.オーブンを用意し、温度を40±1℃にする。 5.転写紙の束、試験用紙及びゴムをオーブン内に入
れ、5kgの重りを乗せる。 6.オーブン中に48時間置いた後、ゴムをとり、転写
紙の束と試験用紙を取り出す。試験用紙を転写紙から剥
がし、ごわごわしているかいないかを調べる。 7.試験用紙の転写紙側がごわごわしていなければ、良
好な品質を保持している。
【0025】d.折り曲げ試験 折り曲げ試験方法は試験No.1の透湿度の測定方法と
同じであるが、試験前に試験用紙を2つ折りに折り曲げ
る点のみ異なる。
【0026】
【実施例】実施例1 この実施例では炭酸カルシウム微粒子として粒径2μm
以下のものが65%占める市販の炭酸カルシウム微粒子
(Tjiwi Kimia社製のTKF-65、商品名)を使用し、この
炭酸カルシウム微粒子をアリルアクリレート(CIBA社製
のINTEMEDIATE2003、商品名)エマルジョン及びエステ
ルポリマーの水性エマルジョン溶液中に投入し、十分に
撹拌・混合した後に分離した後、乾燥して炭酸カルシウ
ム微粒子表面にポリマー被膜を形成した。このポリマー
被覆炭酸カルシウム及びバインダーとしてのスチレンブ
タジエンゴムラテックス(SBR)を水に分散させて塗
工液とし、原紙として上質紙を用いて乾燥重量で27g
/mとなるように片面に塗工し、乾燥して防湿性包装
紙を作成した。なお、原紙坪量は80g/m。 防湿
層中の各組成含有量は次のとおりである。なお、以下に
示す含有量は全て重量%を表す。 炭酸カルシウム : 52.30% アリルアクリレートエマルジョン : 10.52% エステルポリマー ・アクリル酸 : 3.27% ・プロピレングリコール : 1.72% ・アンモニア : 3.36% SBRラテックス : 28.83% Total :100 %
【0027】得られた防湿性包装紙に上述の4種試験を
行なった結果を他の実施例の結果と共に表1にまとめて
示した。なお、ポリエチレンラミネート包装紙のWVT
Rは、ポリエチレンラミネート層の厚さが15μmの場
合、40g/24hr/m、また20μmの場合、2
0g/24hr/mである。この実施例1で得られた
防湿性包装紙は、ほぼポリエチレンラミネート包装紙と
同等の良好な防湿性を有しており、さらに、リサイクル
性、耐粘着性に優れていると共に、耐折り曲げ性も良好
であることが確認できた。
【0028】実施例2 この実施例2では、防湿層中の各成分含有量を以下のと
おりとした他は全て実施例1と同様にした。 炭酸カルシウム : 51.95% エステルポリマー ・アクリル酸 : 3.56% ・プロピレングリコール : 1.88% ・アンモニア : 3.66% アリルアクリレートエマルジョン : 13.00% SBRラテックス : 25.95% Total :100 %
【0029】得られた結果を他の実施例の結果と合わせ
て表1にまとめて示した。この実施例2で得られた防湿
性包装紙も、ほぼポリエチレンラミネート包装紙と同等
の良好な防湿性を有しており、さらに、リサイクル性、
耐粘着性に優れていると共に、耐折り曲げ性も良好であ
ることが確認できた。
【0030】実施例3 この実施例3では、防湿層中の各成分含有量を以下のと
おりとした他は全て実施例1と同様にした。 炭酸カルシウム : 51.95% エステルポリマー ・アクリル酸 : 2.53% ・プロピレングリコール : 1.34% ・アンモニア : 2.62% アリルアクリレートエマルジョン : 12.99% SBRラテックス : 28.57% Total :100 %
【0031】得られた結果を他の実施例の結果と合わせ
て表1にまとめて示した。この実施例3で得られた防湿
性包装紙も、ほぼポリエチレンラミネート包装紙と同等
の良好な防湿性を有しており、さらに、リサイクル性、
耐粘着性に優れていると共に、耐折り曲げ性も良好であ
ることが確認できた。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の防湿包装紙
は、透湿度が小さいので良好な防湿性を有しており、リ
サイクルしたときにフロックが生じないためリサイクル
性に優れ、防湿層が転写紙に転移することもなく、か
つ、折り目からの防水性の劣化も小さいという効果を有
しており、ポリエチレンラミネート防湿包装紙とほぼ同
等の防湿性能を有しながらもリサイクル可能であるとい
うポリエチレンラミネート防湿包装紙と比較すると環境
に優しいという優れた性質を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501494399 鈴木 力夫 東京都青梅市木野下2−181−5 (74)上記1名の代理人 100093470 弁理士 小田 富士雄 (72)発明者 イマム・マフジ インドネシア国、ジャワ ティムール モ ジョケルト ジャラン ラヤ スラバヤ− モジョケルト ケーエム 44 ピー・オ ー・ボックス 115 (72)発明者 ヘンドラ・フェブリアント インドネシア国、ジャワ ティムール モ ジョケルト ジャラン ラヤ スラバヤ− モジョケルト ケーエム 44 ピー・オ ー・ボックス 115 (72)発明者 チャンドラ・ヘリヤント インドネシア国、ジャワ ティムール モ ジョケルト ジャラン ラヤ スラバヤ− モジョケルト ケーエム 44 ピー・オ ー・ボックス 115 (72)発明者 ツァイ・ミング・ツング インドネシア国、ジャワ ティムール モ ジョケルト ジャラン ラヤ スラバヤ− モジョケルト ケーエム 44ピー・オー・ ボックス 115 Fターム(参考) 4L055 AG11 AG12 AG63 AG71 AG76 AG88 AG89 AG94 AG97 AG98 AH02 AH37 AJ04 BE08 EA16 EA32 FA20 FA30 GA05 GA47

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の一方の面が少なくとも以下の
    (1)〜(3)の成分を含有する防湿層でコーティング
    されていることを特徴とするリサイクル可能な防湿包装
    紙。 (1)炭酸カルシウム微粒子 (2)前記個々の炭酸カルシウム微粒子を被覆するアリ
    ルアクリレートエマルジョン及びエステルポリマーから
    形成されたポリマー薄膜 (3)共役ジエン化合物と共重合可能なその他の化合物
    からなる合成ゴムラテックス
  2. 【請求項2】 前記炭酸カルシウム微粒子は、粒径が2
    μm以下のものを主成分とし、かつ前記防湿層中に40
    〜60重量%の割合で含有されていることを特徴とする
    請求項1に記載のリサイクル可能な防湿包装紙。
  3. 【請求項3】 前記エステルポリマーがアクリル酸とプ
    ロピレングリコールから形成されたものであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のリサイクル可能な防湿
    包装紙。
  4. 【請求項4】 前記個々の炭酸カルシウム微粒子を被覆
    するポリマー薄膜は、前記防湿層中にアリルアクリレー
    トが10〜20重量%、アクリル酸が2〜5重量%及び
    プロピレングリコールが1〜3重量%の割合で含有され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のリサイクル可
    能な防湿包装紙。
  5. 【請求項5】 前記共役ジエン化合物と共重合可能なそ
    の他の化合物からなる合成ゴムラテックスがスチレンブ
    タジエンゴムラテックスであり、前記防湿層中に20〜
    40重量%の割合で含有されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載のリサイクル可能な防
    湿包装紙。
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