JP2003012178A - 紙葉類分離搬送機構 - Google Patents

紙葉類分離搬送機構

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JP2003012178A
JP2003012178A JP2001202555A JP2001202555A JP2003012178A JP 2003012178 A JP2003012178 A JP 2003012178A JP 2001202555 A JP2001202555 A JP 2001202555A JP 2001202555 A JP2001202555 A JP 2001202555A JP 2003012178 A JP2003012178 A JP 2003012178A
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roller
torque
drive source
separation
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JP2001202555A
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Yoshihiko Naruoka
良彦 成岡
Kunio Fukatsu
邦夫 深津
Koji Kurokawa
功二 黒川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、トルクリミッタの負荷を低減で
き、紙葉類を高速で搬送させつつ分離でき、処理効率を
高めることができる紙葉類分離搬送機構を提供すること
を課題とする。 【解決手段】紙葉類分離搬送機構1は、搬送路の下面側
に配置された送りローラ3、送りローラ3を回転駆動す
るためのモータ4、搬送路を介して送りローラ3に転接
された分離ローラ5、およびモータ4からの回転駆動力
を伝達して分離ローラ5に逆方向のトルクを与えるトル
クリミッタ13を有する。モータ4の回転速度より高速
で送りローラ3を回転し、モータ4の回転速度より低速
でプーリ11を回転し、且つ分離ローラ5の回転速度よ
り低速でプーリ12を回転することで、トルクリミッタ
13にかかる負荷を低減した上で、送りローラ3を高速
回転でき、紙葉類の処理効率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の紙葉類
を1枚ずつに分離して搬送する紙葉類分離搬送機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数枚の紙葉類を1枚ずつに分
離して搬送する紙葉類分離搬送機構は、紙葉類を搬送す
る搬送路と、搬送路の一側で紙葉類に転接して回転する
送りローラと、搬送路の他側で送りローラに転接配置さ
れ、重なった紙葉類を1枚ずつに分離するとともに、紙
葉類がないときには送りローラに連れ回る分離ローラ
と、分離ローラに紙葉類の送り方向と逆方向のトルクを
与えるトルクリミッタと、を備えている。分離ローラ
は、トルクリミッタから与えられる逆方向のトルクによ
り紙葉類を分離する。このため、分離ローラが送りロー
ラに連れ回るときには、トルクリミッタに逆方向の回転
駆動力が入力されて大きな負荷がかかる。
【0003】この種の紙葉類分離搬送機構では、分離ロ
ーラと同軸にトルクリミッタを設け、送りローラを回転
駆動するモータの駆動力を利用してトルクリミッタを介
して分離ローラに逆方向のトルクを与え、紙葉類を分離
搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紙葉類の搬送
速度を高速化して処理効率を高めるためにモータを高速
回転して送りローラを高速回転させると、分離ローラが
送りローラに連れ回る際の回転速度も高速になり、トル
クリミッタにかかる負荷が非常に大きくなり、トルクリ
ミッタが加熱して壊れてしまう問題があった。このた
め、従来の紙葉類分離搬送機構では、紙葉類を高速処理
することが困難とされていた。
【0005】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、トルクリミッタの負荷を低減でき、紙
葉類を高速で搬送させつつ分離でき、処理効率を高める
ことができる紙葉類分離搬送機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙葉類の一側に配
設され、第1の方向に回転することで紙葉類を搬送路に
沿って上記第1の方向へ送る送りローラと、上記搬送路
の他側で上記送りローラに転接して配置され、該送りロ
ーラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類を分離すると
ともに、紙葉類が送り込まれていないときは上記第1の
方向に回転して上記送りローラに連れ回る分離ローラ
と、上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる
回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動源から発生さ
れる回転駆動力を上記送りローラへ伝達する第1の伝達
機構と、上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分
離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するため
の上記第1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記
分離ローラが上記送りローラに連れ回るときには上記分
離ローラの上記第1の方向への回転を許容するトルク機
構と、上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トル
ク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記トルク機構か
ら上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを伝達するとと
もに、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回るとき
には、上記分離ローラの上記第1の方向への回転駆動力
を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機構と、を備
え、上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を増
速させて上記送りローラへ伝達することを特徴とする。
【0007】上記発明によると、駆動源から送りローラ
へ回転駆動力を伝達する第1の伝達機構が、駆動源の回
転速度を増速させて送りローラへ伝達するため、送りロ
ーラの回転速度が駆動源の回転速度より速くなり、送り
ローラによる紙葉類の搬送速度を高速化できる。尚、こ
の場合、送りローラの回転速度を高速化しても、駆動源
の回転速度を高速化する必要がなく、他の機構に高速化
の影響を与えることはない。
【0008】また、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回
転速度を減速させて上記トルク機構へ伝達することを特
徴とする。
【0009】上記発明によると、駆動源からトルク機構
へ回転駆動力を伝達する第2の伝達機構が、駆動源の回
転速度を減速させてトルク機構へ伝達するため、駆動源
からトルク機構へ入力される回転速度が遅くなり、トル
ク機構の負荷が小さくなる。このため、駆動源の回転速
度を高速化して紙葉類の処理速度を高速化しても、トル
ク機構に大きな負荷がかかることを防止でき、トルク機
構の使用寿命を延長できる。
【0010】また、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第3の伝達機構は、上記分離ローラ
が上記送りローラに連れ回るときの上記第1の方向への
回転速度を減速させて上記トルク機構へ伝達することを
特徴とする。
【0011】上記発明によると、分離ローラが送りロー
ラに連れ回る際に分離ローラの回転駆動力をトルク機構
へ伝達する第3の伝達機構が、分離ローラの回転速度を
減速させてトルク機構へ伝達するため、分離ローラから
トルク機構へ入力される回転速度が遅くなり、トルク機
構の負荷が小さくなる。このため、駆動源の回転速度を
高速化して紙葉類の処理速度を高速化して、送りローラ
に連れ回る分離ローラが高速回転しても、トルク機構に
大きな負荷がかかることを防止でき、トルク機構の使用
寿命を延長できる。
【0012】また、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回
転速度を増速させて上記送りローラへ伝達し、上記第2
の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速させて上記
トルク機構へ伝達することを特徴とする。
【0013】また、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回
転速度を増速させて上記送りローラへ伝達し、上記第3
の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りローラに連れ
回るときの上記第1の方向への回転速度を減速させて上
記トルク機構へ伝達することを特徴とする。
【0014】また、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回
転速度を減速させて上記トルク機構へ伝達し、上記第3
の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りローラに連れ
回るときの上記第1の方向への回転速度を減速させて上
記トルク機構へ伝達することを特徴とする。
【0015】更に、本発明の紙葉類分離搬送機構は、紙
葉類の一側に配設され、第1の方向に回転することで紙
葉類を搬送路に沿って上記第1の方向へ送る送りローラ
と、上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置
され、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉
類を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないと
きは上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回
る分離ローラと、上記送りローラを上記第1の方向に回
転駆動させる回転駆動力を発生する駆動源と、この駆動
源から発生される回転駆動力を上記送りローラへ伝達す
る第1の伝達機構と、上記駆動源から発生される回転駆
動力を上記分離ローラに伝達して上記複数枚の紙葉類を
分離するための上記第1の方向とは逆方向のトルクを与
えつつ、上記分離ローラが上記送りローラに連れ回ると
きには上記分離ローラの上記第1の方向への回転を許容
するトルク機構と、上記駆動源から発生される回転駆動
力を上記トルク機構へ伝達する第2の伝達機構と、上記
トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトルクを
伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りローラに
連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方向へ
の回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝達機
構と、を備え、上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回
転速度を増速させて上記送りローラへ伝達し、上記第2
の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速させて上記
トルク機構へ伝達し、上記第3の伝達機構は、上記分離
ローラが上記送りローラに連れ回るときの上記第1の方
向への回転速度を減速させて上記トルク機構へ伝達する
ことを特徴とする。
【0016】上記発明によると、駆動源から送りローラ
へ回転駆動力を伝達する第1の伝達機構が、駆動源の回
転速度を増速させて送りローラへ伝達するため、送りロ
ーラの回転速度が駆動源の回転速度より速くなる。ま
た、駆動源からトルク機構へ回転駆動力を伝達する第2
の伝達機構が、駆動源の回転速度を減速させてトルク機
構へ伝達するとともに、分離ローラが送りローラに連れ
回る際に分離ローラの回転駆動力をトルク機構へ伝達す
る第3の伝達機構が、分離ローラの回転速度を減速させ
てトルク機構へ伝達する。このため、分離ローラが送り
ローラに連れ回る際に、トルク機構に2方向から入力さ
れる回転速度が両方とも遅くなり、トルク機構に入力さ
れる回転速度差が小さくなる。すなわち、紙葉類の処理
速度を高めるため、送りローラを所望する回転速度に高
速化しても、駆動源の回転速度を高速化する必要がな
く、その上、駆動源の回転速度より遅い回転速度でトル
ク機構に回転駆動力が入力されるため、トルク機構の負
荷を小さくでき、トルク機構の使用寿命を延長できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0018】図1には、この発明の第1の実施の形態に
係る紙葉類分離搬送機構1(以下、単に分離機構1と称
する)の概略構成を斜視図にして示してある。また、図
2には、この分離機構1の駆動伝達系を簡略化して示し
てある。
【0019】図1および図2に示すように、分離機構1
は、図示しない紙葉類を矢印T方向(第1の方向)に搬
送する搬送路2を有する。搬送路2上には、図示しない
複数の搬送ローラや搬送ガイドなどが配設されており、
紙葉類を一定速度で搬送するようになっている。
【0020】搬送路2の下面側(一側)には、送りロー
ラ3が転接する位置関係で配置されている。送りローラ
3の回転軸3aは、分離機構1の筐体をなす板状のベー
ス部材10に軸受10aを介して回転自在に取付けられ
ている。これにより、送りローラ3の外周面が搬送路2
の下面に沿って矢印T方向に一定速度で走行するように
なっている。尚、分離機構1のベース部材10は、板状
部材を複数個所で折り曲げたり接合したりした構造を有
するが、ここではその詳細な構造については説明を省略
する。
【0021】送りローラ3の回転軸3aには、駆動力を
伝達するためのプーリ3bが固設されている。送りロー
ラ3の下方には、送りローラ3を回転駆動するための回
転駆動力を発生する駆動源としてのモータ4が配設され
ている。モータ4の回転軸4aには、プーリ4bが固設
されており、上述した送りローラ3のプーリ3bとの間
に無端状の歯付ベルト5が掛け回されている。尚、これ
ら、プーリ3b、プーリ4b、および歯付ベルト5は、
本発明の第1の伝達機構として機能する。つまり、送り
ローラ3側のプーリ3bの歯数が、モータ4側のプーリ
4bの歯数より少なくされ、モータ4の回転速度より速
い回転速度で送りローラ3が回転されるようになってい
る。
【0022】搬送路2の上面側(他側)で搬送路2を挟
んで送りローラ3に転接する位置には、分離ローラ5が
配設されている。分離ローラ5の回転軸5aは、軸受6
aを介して、ピンチアーム6の揺動の先端近くに回転自
在に取付けられている。ピンチアーム6の揺動の中心に
は、軸受6bを介してシャフト6cが貫通して設けられ
ている。シャフト6cの両端は、ベース部材10に固定
されている。また、ピンチアーム6の基端部には、ベー
ス部材10との間にバネ7が張設されており、ピンチア
ーム6が図1で矢印方向へ常に付勢されている。これに
より、分離ローラ5は、送りローラ3に押圧される。
【0023】分離ローラ5は、搬送路2を介して紙葉類
が搬送されていない状態で、送りローラ3に押圧接触さ
れて送りローラ3に連れ回る。また、分離ローラ5は、
送りローラ3との間に紙葉類が送り込まれると、後述す
る減速機構によって与えられている逆方向のトルクによ
り瞬間的に停止或いは逆転する。分離ローラ5が停止或
いは逆転すると、矢印T方向に回転する送りローラ3と
の間に重なった状態で送り込まれた複数枚の紙葉類のう
ち分離ローラ5側の紙葉類が分離される。
【0024】分離ローラ5に逆方向の回転トルクを与え
るための減速機構は、同軸に配置された2つのプーリ1
1、12、およびトルクリミッタ13(トルク機構)を
有する。2つのプーリ11、12は、軸受10bを介し
てベース部材10に取付けられたシャフト14に対して
回転自在に取付けられている。トルクリミッタ13は、
2つのプーリ11、12間に設けられ、2つのプーリ1
1、12が所定の回転トルクをもって互いに逆方向に回
転することを許容するとともに、2つのプーリ11、1
2間に所定の回転トルクを与えることで2つのプーリ1
1、12が同方向に連れ回ることを許容する。当然、2
つのプーリ11、12が逆方向に回転するときに、最も
大きな回転トルクがトルクリミッタ13で発生し、トル
クリミッタ13に最も大きな負荷がかかる。尚、本実施
の形態では、2つのプーリ11、12は同じ直径を有す
るが、図2では、図示明瞭化のため径を変えて図示して
ある。
【0025】一方のプーリ11には、モータ4の回転軸
4aに取付けられたプーリ4cとの間で、無端状の歯付
ベルト15が巻き回されている。尚、これら、プーリ1
1、プーリ4c、および歯付ベルト15は、本発明の第
2の伝達機構として機能する。つまり、トルクリミッタ
13に接続された一方のプーリ11の歯数が、モータ4
の回転軸4aに取付けらたプーリ4cの歯数より多くさ
れており、モータ4の回転速度より遅い回転速度でプー
リ11が回転されるようになっている。言い換えると、
プーリ11を介してトルクリミッタ13に入力される回
転速度が比較的遅くなるように設計されている。
【0026】他方のプーリ12には、無端状の歯付ベル
ト16を介して、シャフト17に取付けられたプーリ1
7aが接続されている。言い換えると、シャフト17に
取付けられたプーリ17aとトルクリミッタ13に接続
されたプーリ12との間に歯付ベルト16が巻き回され
て張設されている。シャフト17の両端は、軸受10を
介して、ベース部材10に回転自在に取付けられてい
る。さらに、シャフト17には、別のプーリ17bが取
付けられている。このプーリ17bには、分離ローラ5
の回転軸5aに取付けられたプーリ5bとの間に、無端
状の歯付ベルト18が巻き回されて張設されている。
尚、これら、プーリ12、歯付ベルト16、プーリ17
a、プーリ17b、歯付ベルト18、およびプーリ5b
は、本発明の第3の伝達機構として機能する。つまり、
トルクリミッタ13に接続された他方のプーリ12の歯
数が、分離ローラ5側のプーリ17aの歯数より多くさ
れており、分離ローラ5の回転速度より遅い回転速度で
プーリ12が回転されるようになっている。言い換える
と、プーリ12を介してトルクリミッタ13に入力され
る逆方向の回転速度が比較的遅くなるように設計されて
いる。
【0027】次に、上記のように構成された分離機構1
の動作を説明する。
【0028】まず、搬送路2を介して紙葉類が搬送され
ていない状態で、モータ4が回転されて送りローラ3が
矢印T方向に回転されると、送りローラ3に転接した分
離ローラ5が連れ回りする。
【0029】このとき、第1に、モータ4の回転軸4a
に設けられたプーリ4bの歯数が送りローラ3の回転軸
3aに取付けられたプーリ3bの歯数より多くされてい
ることから、モータ4の回転速度より速い回転速度で送
りローラ3が回転される。言い換えると、紙葉類の搬送
速度と略一致する送りローラの回転速度を高速にして紙
葉類の処理速度を高速化する場合でも、モータ4の回転
速度をさほど速くしなくとも良くなる。
【0030】第2に、上述したようにモータ4の回転速
度を低めに設定した上で、モータ4の回転軸4aに設け
られたプーリ4cの歯数がトルクリミッタ13に接続さ
れた一方のプーリ11の歯数より少なくされていること
から、プーリ11がモータ4の回転速度よりさらに遅い
回転速度で回転されることになり、モータ4側からトル
クリミッタ13に入力される回転速度が極めて遅くな
る。その上、分離ローラ5側に接続されたプーリ17a
の歯数がトルクリミッタ13に接続された他方のプーリ
12の歯数より少なくされていることから、プーリ12
が分離ローラ5の回転速度より遅い回転速度で回転され
ることになり、分離ローラ5側からトルクリミッタ13
に入力される逆方向の回転速度が極めて遅くなる。
【0031】このため、分離ローラ5が送りローラ3に
連れ回りしている状態で、トルクリミッタ13に入力さ
れる逆方向の2つの回転速度を極めて遅くでき、トルク
リミッタ13の負荷となる相対速度を極めて小さくで
き、トルクリミッタ13の負荷を極めて小さくできる。
これにより、送りローラ3の回転速度を高速にして紙葉
類の処理速度を高速化した上で、トルクリミッタ13の
負荷を小さくでき、トルクリミッタ13の使用寿命を長
くできる。
【0032】一方、搬送路2を介して、送りローラ3と
分離ローラ5との間に紙葉類が送り込まれると、複数枚
の紙葉類が重ねて搬送されていることを条件に、送りロ
ーラ3側の重ね方向端部にある1枚の紙葉類が搬送路2
に沿ってそのまま搬送され、2枚目以降の紙葉類が分離
ローラ5によって分離される。このとき、分離ローラ5
には、トルクリミッタ13を介してモータ4からの回転
駆動力がトルクとして伝達され、紙葉類の送り方向とは
逆方向の回転トルクが与えられる。そして、分離ローラ
5が瞬間的に停止或いは逆転され、重ねて搬送された紙
葉類が分離される。
【0033】以上のように、本実施の形態によると、モ
ータ4の回転速度より送りローラ3の回転速度を速くし
た上で、モータ4の回転速度よりプーリ11の回転速度
を遅くし、且つ分離ローラ5の回転速度よりプーリ12
の回転速度を遅くし、トルクリミッタ13に入力される
回転速度差を小さくしている。このため、トルクリミッ
タ13にかかる負荷を低減した上で、紙葉類の搬送速度
を高速化でき、処理効率を高めることができる。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
図3を参照して説明する。尚、上述した第1の実施の形
態の分離機構1と同様に機能する構成要素については同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0035】本実施の形態の分離機構によると、モータ
4の回転軸4aに設けられたプーリ4cに歯付ベルト1
5aを介してプーリ21を接続し、さらに、このプーリ
21に同軸に設けられたプーリ21aに歯付ベルト15
bを介してプーリ11を接続してある。つまり、プーリ
21の歯数をプーリ4cの歯数より多くし、且つプーリ
11の歯数をプーリ21aの歯数より多くすることで、
モータ4の回転速度を2段階で減速している。また、分
離ローラ5側に接続されたプーリ17aに歯付ベルト1
6aを介してプーリ22を接続し、さらに、このプーリ
22に同軸に設けられたプーリ22aに歯付ベルト16
bを介してプーリ12を接続してある。つまり、プーリ
22の歯数をプーリ17aの歯数より多くし、且つプー
リ12の歯数をプーリ22aの歯数より多くすること
で、分離ローラ5の逆方向の回転速度を2段階で減速し
ている。
【0036】これにより、上述した第1の実施の形態と
比較して、トルクリミッタ13に2方向から入力される
回転速度をさらに遅くでき、トルクリミッタ13にかか
る負荷をさらに小さくできる。このため、モータ4の回
転速度をさらに高速に制御して紙葉類の搬送速度をさら
に高速化することもでき、この場合でも、トルクリミッ
タ13にかかる負荷が増大することはない。
【0037】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、分離機構
の駆動源として1つのモータ4を用いた場合について説
明したが、これに限らず、搬送路2を介して紙葉類を搬
送する図示しない搬送機構から伝達される駆動力を利用
して分離機構を動作させても良い。この場合、送りロー
ラ3を回転駆動させるための駆動源と分離ローラ5にト
ルクを与えるための駆動源とを別にしても良い。しか
し、いずれにしても、紙葉類を高速に搬送して処理効率
を高めるためには、本発明のように、駆動源の回転速度
を増速して送りローラ3に伝え、駆動源の回転速度を減
速してトルクリミッタに入力し、且つ分離ローラ5の回
転速度を減速してトルクリミッタ13に入力することが
有効である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
分離搬送機構は、上記のような構成および作用を有して
いるので、トルクリミッタの負荷を低減でき、紙葉類を
高速で搬送させつつ分離でき、処理効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る紙葉類分離
搬送機構の概略構成を示す斜視図。
【図2】図1の機構の駆動伝達系を簡略化して示す図。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係る紙葉類分離
搬送機構の駆動伝達系を簡略化して示す図。
【符号の説明】
1…紙葉類分離搬送機構、2…搬送路、3…送りロー
ラ、4…モータ、5…分離ローラ、10…ベース部材、
11、12…プーリ、13…トルクリミッタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 功二 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町事業所内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB00 FC01 JD04 JD09 JD32 KB05 LC10 LD10 LD23 LD30 MB04 MB14 3J049 AA02 AA03 AB01 AB03 BB19 BD07 CA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を増速さ
    せて上記送りローラへ伝達することを特徴とする紙葉類
    分離搬送機構。
  2. 【請求項2】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速さ
    せて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉類
    分離搬送機構。
  3. 【請求項3】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第3の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときの上記第1の方向への回転速度を減速
    させて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉
    類分離搬送機構。
  4. 【請求項4】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を増速さ
    せて上記送りローラへ伝達し、 上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速さ
    せて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉類
    分離搬送機構。
  5. 【請求項5】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を増速さ
    せて上記送りローラへ伝達し、 上記第3の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときの上記第1の方向への回転速度を減速
    させて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉
    類分離搬送機構。
  6. 【請求項6】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速さ
    せて上記トルク機構へ伝達し、 上記第3の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときの上記第1の方向への回転速度を減速
    させて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉
    類分離搬送機構。
  7. 【請求項7】 紙葉類の一側に配設され、第1の方向に
    回転することで紙葉類を搬送路に沿って上記第1の方向
    へ送る送りローラと、 上記搬送路の他側で上記送りローラに転接して配置さ
    れ、該送りローラとの間に送り込まれた複数枚の紙葉類
    を分離するとともに、紙葉類が送り込まれていないとき
    は上記第1の方向に回転して上記送りローラに連れ回る
    分離ローラと、 上記送りローラを上記第1の方向に回転駆動させる回転
    駆動力を発生する駆動源と、 この駆動源から発生される回転駆動力を上記送りローラ
    へ伝達する第1の伝達機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記分離ローラ
    に伝達して上記複数枚の紙葉類を分離するための上記第
    1の方向とは逆方向のトルクを与えつつ、上記分離ロー
    ラが上記送りローラに連れ回るときには上記分離ローラ
    の上記第1の方向への回転を許容するトルク機構と、 上記駆動源から発生される回転駆動力を上記トルク機構
    へ伝達する第2の伝達機構と、 上記トルク機構から上記分離ローラへ上記逆方向のトル
    クを伝達するとともに、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときには、上記分離ローラの上記第1の方
    向への回転駆動力を上記トルク機構へ伝達する第3の伝
    達機構と、を備え、 上記第1の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を増速さ
    せて上記送りローラへ伝達し、 上記第2の伝達機構は、上記駆動源の回転速度を減速さ
    せて上記トルク機構へ伝達し、 上記第3の伝達機構は、上記分離ローラが上記送りロー
    ラに連れ回るときの上記第1の方向への回転速度を減速
    させて上記トルク機構へ伝達することを特徴とする紙葉
    類分離搬送機構。
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