JPS60232334A

JPS60232334A - 紙葉給送装置

Info

Publication number: JPS60232334A
Application number: JP3630985A
Authority: JP
Inventors: Eisaku Saiki; 栄作斉木; Masataka Kawachi; 河内　政隆
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-02-27
Filing date: 1985-02-27
Publication date: 1985-11-19
Also published as: JPH0211490B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明はファクシミリ、プリンタ、帳票自動処理装置、
コピー機など紙葉類処理装置における紙葉給送装置に係
るもので、特に薄手の用紙および多部紙に対して著しい
効果を発揮する紙葉給送装置に関するものである。

〔発明の背景〕

ホッパに積載した紙葉を摩擦力を利用して１枚ずつ分離
し搬送する摩擦式分離機構の基本構成図を第１図に、外
観図を第２図に示す。

この分離機構においては送りローラ１と分離ローラ２と
で構成されろ紙葉分離部に紙葉がない場合、分離ロー２
２は送シローラ１に従動回転され、紙葉を紙葉分離部に
送り込む際にも紙葉の先端部に大きな抵抗力は働かない
。

したがって、薄手の剛性の低い紙葉においても座屈が生
じずに送シローラ１と分離ローラ２とに噛み込まれ、ス
ムーズに紙葉分離部に到達する。

押えローラ５、すベシクラッチ８、空転ローラ３および
コイルバネ９は中間軸１８に回転自在に取シ付けられて
いる。また、コイルバネ９は空転ローラをすベシクラッ
チ８を介して押えロー２５に押し付ける機能を有してい
る。その押し付は力は調整リング１０を軸方向に動かす
ことによって変えられる。したがって、当然、そこに発
生するすベシトルクは変化する。

押えローラ５は搬送ローラ４にバネ等によって押し付け
られ搬送ローラ４に従動して回転する。

分離ローラ２は送りロー２１と空転ローラ３に自重によ
って押し付けられる。

送りローラ軸と搬送ローラ軸をベルト、プーリを介して
モータ１１によらて給紙方向に回転させる。６，７は上
ガイド、下ガイドを示す。

この分離機構の動作を以下に説明する。

駆動モータ１１を起動させることによシ、搬送ローラ４
および送シローラ１は紙葉搬送方向に回転しそれにとも
なって分離ローラ２および押えローラ５が従動される。

紙葉分離部に１枚の紙葉が入った場合、すベシクラッチ
８ですベシ、搬送される紙葉に従動して分離ロー２２は
正転する。また、紙葉分離部に２枚以上の紙葉が入った
場合、すベシクラッチ８ではすべらず、搬送ローラ４の
回転力は押えローラ５、すベシクラッチ８、空転ローラ
３を介して分離ローラ２に伝達されるため、分離ローラ
２は紙葉搬送方向に対して逆転する。分離ローラ２が逆
転することによって、送りローラ側の１枚の紙葉を除い
て他の紙葉を紙葉分離部から押し戻し多重枚給紙を防止
する。

しかし、この分離機構では複数枚の薄手の紙葉を紙葉の
先端でのり付けした多部紙を自動給紙する場合、用紙の
変形、用紙の歪などが生じジャムが発生してしまうとい
う欠点を有している。その問題を具体的に説明するため
に第３図（ａ）、　（ｂ）に分離機構の動作と用紙の変
形状態を模式的に示す。

第３図（ａ）において、送シローラ１を矢印Ａ方向に回
転駆動させることによって紙葉１２（多部紙）は紙葉搬
送方向に移動し、それにともなって分離ローラ２は矢印
Ｂ方向に回転する。また、空転ローラ３は前記分離ロー
２２に従動され矢印Ｃ方向に回転する。他方、押えロー
ラ５は搬送ローラ４に従動され矢印Ｅ方向に回転する。

したがって、第２図に示すすベシクラッチ８ですべりが
発生する。

時間の経過とともに紙葉１２（多部紙）は移動し、第３
図中）に示したように搬送ローラ４と押えローラ５に噛
み込まれる。

多部紙間に発生する摩擦力は小さいため、第３図（ｂ）
に示したようにすベシクラッチではすべらず押えロー２
５はＥ方向に逆回転する。このような回転になると紙葉
１２（多部紙）には搬送方向とは逆方向の力すなわち抵
抗力が作用する。また、搬送ローラ４はＤ方向に回転し
ているため、その搬送ローラ４側の紙葉１２（多部紙）
には搬送力が作用する。したがって、紙葉１２（多部紙
）は第３図（ｂ）に示したように変形する。最後には押
えローラ５側の紙葉だけがその位置に停滞し、他の紙葉
は搬送されるため、ジャム等の問題が生じる。

また、すべりクラッチを用いた分離機構は構造が比較的
複雑となシ、調整箇所が多い。たとえば、すベシクラッ
チに発生するすベシトルクの調整、送シローラ１と分離
ローラ２との押付力、分離ローラ２と空転ローラ３との
押付力および搬送ローラ４と押えローラ５との押付力等
である。それらの押付力とすベシトルクのバランスがく
ずれると各ローラは正規の動きをしなくなシ分離性能は
低下してしまう。

特に薄手の用紙では用紙自体の剛性が低いために前記す
ベシトルク、押付力の影響を受けやすく、そのバランス
がくずれるとジャムが発生しやすくなる。

〔発明の目的〕

本発明は上述の事柄にもとづいてなされたもので、ホッ
パに積載されている紙葉群のうちから、最上部の紙葉を
１枚ずつ確実に分離し送出する際に生じるジャム、しわ
、湾曲等の問題を軽減した高性能の紙葉給送装置を提供
することを目的とするものである。

〔発明の概要〕本発明の特徴とするところは、駆動軸に配設された送シ
ローラと、この送シローラに圧接された分離ローラと、
中間軸に回転自在に配設され前述の分離ローラに圧接さ
れた空転ローラと、この空転ローラを配設する中間軸に
配設された押えローラと、この押えローラに圧接され、
且つ別の駆動軸に配設された搬送ローラとを具え、従動
ローラである押えローラが紙葉搬送方向に確実に回転す
るように、前記押えローラには回転力を外部から付与す
るようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の紙葉給送装置の実施例を第４図および第
５図により説明する。゛本発明の基本構成図を第４図に、外観図を第５図に示す
。

第４図、第５図において、第１図および第２図と同一符
号のものは同一部分を示す１．送ジロー２１は摩擦部材
で形成されておシ送りローラ軸１９に取り付けられてい
る。また、搬送ローラ４は摩擦部材で形成されておシ、
搬送ローラ軸２１に取り付けられている。これらの軸１
９および２１はモータ１１によってベルト、プーリを介
して紙葉搬送方向に回転する。

一方、押えローラ５、すベシクラッチ８、空転ローラ３
およびコイルバネ９は中間軸１８に回転自在に取シ付け
られている。このコイルバネ９は、空転ローラ３とすべ
りクラッチ８を介して押えロー２５に押し付ける機能を
有している。その押し付は力は、調整リング１０を軸方
向に動かすことによって変えられ、そこに発生するすベ
シトルクは変化する。

前述の押えロー２５は、図示はされていないが、バネ等
によって搬送ローラ４に押し付けられている。

前述の分離ローラ２は、自重またはバネ等によって送シ
ローラ１と空転ローラ３に押し付けられている。

前述の押えローラ５には、この押えローラに回転力を付
与する手段として摩擦部材で形成されたバックアップロ
ーラ２４が圧接するように配設されている。このバック
アップローラ２４は、モータ１１によってベルト、プー
リを介して紙葉搬送方向に回転する。

モータ１１を駆動させることによシ、送シローラ１、搬
送ロー２４およびバックアップローラ２４は、紙葉搬送
方向Ａ、Ｄ、Ｈ方向にそれぞれ回転し、それにともなっ
て分離ローラ２および押えローラ５が従動回転される。

すなわち、分離ローラ２は、送シローラ１に従動されＢ
方向に回転する。また、押えロー２５は、搬送ロー２４
およびバックアップローラ２４に従動されＣ方向に回転
する。したがって、紙葉が各ローラに挿入されていない
場合には、すベシクラッチ８ですべる。

このように、送シローラ１と分離ローラ２とは噛み込み
状態であるため、そのローラの摩耗の問題が軽減される
。次に、積載されている紙葉１２の最下位の紙葉が送り
ローラ１と分離ローラ２とで構成されろ紙葉分離部に噛
み込まれる。

紙葉分離部に１枚の紙葉が挿入された場合、搬送される
紙葉を介して分離ローラ２はＢ方向に、また、押えロー
ラ５はバックアップローラ２４に従動されＣ方向に回転
するため、すべりクラッチ８の間ですべることになる。

また、紙葉分離部に２枚以上の紙葉が挿入された。場合
、すベシクラッチ８ではすべらずに、搬送ローラ４の回
転力は押えローラ５、すベシクラッチ８、空転ロー２３
を介して分離ローラ２に伝達されるため、分離ローラ２
は紙葉搬送方向に対してＣ方向に逆転する。

このように分離ロー２２が逆転することによって、送シ
ローラ１側の１枚の紙葉を除いて他の紙葉を紙葉分離部
から押しもどし多重枚給紙を防止する。

次に、多部紙を自動給紙する場合について説明する。

１ブロツクの多部紙が紙業分離部に噛み込まれても、天
のシ（紙葉の先端のりづけ）の強度によって、分離ロー
ラ２は多部紙の移動にともなってＢ方向に回転される。

しかし、２ブロツク以上の多部紙が紙葉分離部に噛み込
まれた時には、搬送ロー２４の回転力は、押えローラ５
、すベシクラッチ８、空転ローラ３を介して分離ロー２
２に伝達されるため、分離ローラ２はＣ方向に逆転する
。

したがって、送シローラ１側の１ブロツクの多部紙を除
いて他の多部紙を紙葉分離部から押しもどし多重枚給紙
を防止する。

分離された１ブロツクの多部紙は次に搬送ローラ４と押
えローラとに噛み込まれる。この時、従来技術では第３
図（ｂ）に示したように押えローラ５は紙葉搬送方向に
対してＥ方向に逆転するため、用紙変形、ジャム等が発
生してしまう。

本発明では第４図、第５図において、押えローラ５が逆
転しないようにして多部紙のような特殊紙でも安定に分
離搬送ができる。

すなわち、バックアップローラ２４をモータ１１によっ
てＨ方向に回転させることにより、押えローラ５に回転
力を与え、確実にＧ方向に回転するようにした。このこ
とによって、多部紙が搬送ローラ４と押えローラ５に噛
込まれた場合、多部紙の最上位の紙葉および最下位の紙
葉に搬送力が働くため従来問題になっていた多部紙の変
形、歪、ジャム等を防止することができる。次に後続の
工程へ搬出される。

本発明は上記し、かつ、図面に示す実施例に限定される
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変形実施
できるものである。

たとえば、図面では押えローラにバックアップローラを
圧接して押えローラに回転力を付与したがこの他にも押
えローラに回転力を付与する方法にはベルトを用いて押
えローラを回転することなど容易に考えられる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、特に薄手の用紙の多重紙給紙およびジ
ャムを防止することができる上、複数枚の薄手の紙葉を
紙葉の先端でのシ付けした多部紙を給紙するときに生じ
るジャム、シワ、用紙変形等の問題を軽減、改善するこ
とができる。したがって、本発明によシ非常に適用範囲
の広い高信頼性の紙葉給送装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の紙葉給送装置の構成を示す
もので、第１図は断面図、第２図はその斜視図、第３図
（ａ）、　（ｂ）は多部紙を搬送する状態を示す図、第
４図および第５図は本発明の紙葉給送装置の一実施例を
示すもので、第４図は断面図、第５図はその斜視図であ
る。１・・・送シローラ、２・・・分離ローラ、３・・・空
転ローラ、４・・・搬送ローラ、５・・・押えローラ、
８・・・すベシクラッチ、９・・・コイルバネ、１２・
・・紙葉、２４・・・バックアップローラ。も　３　図（幻噺　３　図　（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

駆動軸に配設された送シローラと、この送りローラに圧
接する分離ローラと、中間軸に回転自在に配設され、前
記分離ローラに圧接する空転ローラと、この空転ローラ
を配設する中間軸に回転自在に配設された押えローラと
、この押えローラに圧接され、且つ別の駆動軸に配設さ
れた搬送ローラとを具え、前記押えローラには回転力を
付与する手段を係合したことを特徴とする紙葉給送装置
。