JPH06144604A - 紙葉類分離装置 - Google Patents

紙葉類分離装置

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Publication number
JPH06144604A
JPH06144604A JP29859992A JP29859992A JPH06144604A JP H06144604 A JPH06144604 A JP H06144604A JP 29859992 A JP29859992 A JP 29859992A JP 29859992 A JP29859992 A JP 29859992A JP H06144604 A JPH06144604 A JP H06144604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
friction coefficient
feeding means
coefficient member
high friction
Prior art date
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Pending
Application number
JP29859992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Fukutome
善雄 福留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06144604A publication Critical patent/JPH06144604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙葉類の剛性や厚さに係らず、紙葉類の分離
を可能とする。 【構成】 繰り出し手段13の外周の一部に高摩擦係数
部材46aを設け、送出手段12の外周の一部に高摩擦
係数部材12aを設けるとともに、高摩擦係数部材12
aの近傍の半径寸法を所定の半径寸法より小さくし、送
出手段12の両側に所定の半径寸法でかつ外周に高摩擦
係数部材を設けた搬送ローラ48と、各搬送ローラ48
の外周に圧接されるピンチローラ42とを配設し、分離
抵抗手段14の外周に摩擦部材を設けて送出手段12に
圧接するとともに紙葉搬送方向の回転を抑止し、送出手
段12と分離抵抗手段14とにより圧接分離抵抗部を形
成する。 【効果】 紙葉類の前端部に波形変形を与えて紙葉類搬
送方向の剛性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置など
のように収納部に集積されている紙葉類を1枚ずつ分離
して搬送する装置に係り、特に紙葉類の厚さが変化して
も無調整で紙葉類を1枚ずつ分離するのに好適な紙葉類
分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類分離装置においては、特開
昭2−209330号公報に記載のように、収納部に集
積した紙葉類の一方の面側に対向てして設けられ回転し
て紙葉類を繰り出す繰り出し手段と、繰り出し手段の回
転と協働して紙葉類を送り出す送出手段と、この送出手
段に対向して圧接され送出する紙葉類を摩擦抵抗力によ
り分離する分離抵抗手段とを備え、集積された紙葉類を
収納部より順次1枚ずつ分離し取り出すように構成され
ており、紙葉類分離機構の分離抵抗部が同一外形寸法で
形成されたフィードローラと、フィードローラに対向し
スプリング力で押圧されるセパレートローラとの圧接部
で構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙葉類分離装置
にあっては、紙葉類がフィードローラとセパレートロー
ラとの圧接部に進入する際、圧接部から受ける抵抗力に
よって紙葉類の端部で傷や座屈等を発生しやすい。ま
た、フィードローラと圧接するセパレートローラの圧接
力が一定値の条件で、紙葉類の厚さが種々異なる条件に
対応する場合、特に厚さが薄い紙葉類は紙葉類の端部で
傷や座屈等を発生しやすい問題点があった。
【0004】本発明の目的は、紙葉類の剛性や厚さに係
らず、紙葉類の分離機構を無調整でかつ長期的に安定し
て動作させることのできる紙葉類分離装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る紙葉類分離装置は、収納部に集積した
紙葉類の一方の面側に対向てして設けられ回転して紙葉
類を繰り出す繰り出し手段と、繰り出し手段の回転と協
働して紙葉類を送り出す送出手段と、この送出手段に対
向して圧接され送出する紙葉類を摩擦抵抗力により分離
する分離抵抗手段とを備え、集積された紙葉類を収納部
より順次1枚ずつ分離し取り出す紙葉類分離装置におい
て、繰り出し手段の外周の一部に高摩擦係数部材を設
け、送出手段に繰り出し手段の高摩擦係数部材と同一位
相の外周の一部に高摩擦係数部材を設けるとともに、送
出手段の少なくとも高摩擦係数部材の近傍の半径寸法を
所定の半径寸法より減少させ、送出手段のそれぞれの側
に所定の半径寸法でかつ外周に高摩擦係数部材を設けた
搬送ローラと、それぞれの搬送ローラの外周にばね力に
より圧接されるピンチローラとを配設し、分離抵抗手段
の外周に摩擦部材を設けて送出手段の外周にばね力によ
り圧接するとともに紙葉類搬送方向の回転を抑止し、送
出手段と分離抵抗手段との間に圧接分離抵抗部を形成し
た構成とする。
【0006】そして送出手段は、高摩擦係数部材の近傍
の半径寸法を所定の半径寸法より小さくかつ該所定の半
径寸法と同心状に形成されている構成でもよい。
【0007】また送出手段は、半径寸法を所定の半径寸
法より小さくかつ該所定の半径寸法と同心状に形成され
ている構成でもよい。
【0008】さらに現金自動取引装置においては、前記
いずれか一つの紙葉類分離装置を備えた構成とする。
【0009】そして印刷装置においては、前記いずれか
一つの紙葉類分離装置を備えた構成とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、紙葉類が圧接分離抵抗部に進
入する直前に、フィードローラ(送出手段)の両側に設
けられフィードローラの高摩擦係数部材以外の部分と同
一半径寸法でかつ外周が高摩擦係数部材で形成された搬
送ローラと、高摩擦係数部材の近傍の半径寸法がフィー
ドローラの高摩擦係数部材以外の部分の半径寸法よりわ
ずかに小さく形成されてフィードローラと対向する位置
にあるゲートローラ(分離抵抗手段)とによって、紙葉
類の前端部にわずかに波形変形を与えて紙葉類の搬送方
向の剛性の向上を図ることができるため、紙葉類の剛性
や厚さに影響され難く、また長期的に無調整でも紙葉類
の端部に傷や座屈等が発生しなくなる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4を参照しなが
ら説明する。図1及び図2に示すように、軸49に、紙
葉類群と当接して最前部の紙葉類を繰り出す外周の一部
が高摩擦係数部材46aで形成されている繰り出し手段
としてのピックアップローラ13が嵌着してあり、この
高摩擦係数部材46aの部分が紙葉類と当接しながら回
転することにより紙葉類の繰り出しを行う。その下流の
軸50に、紙葉類を1枚ずつ分離し搬送するためピック
アップローラ13の高摩擦係数部材46aと同一位相の
部分の外周上の一部に、高摩擦係数部材12aを有する
送出手段としてのフィードローラ12を嵌着してある。
フィードローラ12の高摩擦係数部材12aの近傍の半
径寸法は、図3及び図4に示すように、フィードローラ
12の高摩擦係数部材12a以外の部分の所定の半径寸
法よりわずかに小さくしてある。フィードローラ12の
両側に、フィードローラ12の高摩擦係数部材12a以
外の部分の所定の半径寸法と同一半径寸法で外周上が高
摩擦係数部材で形成されている搬送ローラ48を設け、
各搬送ローラ48に対向し圧接させて紙葉類を挟持搬送
するピンチローラ42を設けてある。ピンチローラ42
は、支持部材41の一端に設けられたばね40の引張力
によって、搬送ローラ48に圧接されるようになってい
る。フィードローラ12と搬送ローラ48との間にロー
ラ15を設け、ローラ15のローラ外周上の一部にフィ
ードローラ12の高摩擦係数部材12aと同様な高摩擦
係数部材15aを設けるとともに、フィードローラ12
の高摩擦係数部材12a以外で紙葉類の送り出しを防ぐ
ため、搬送ローラ48と同一外径寸法の外周上に低摩擦
係数部材を設けてある。ガイドローラ47は軸50の両
端に設けられ、、紙葉類分離中に紙葉類の両端を規制す
るガイドである。紙葉類搬送方向の回転が抑止され外周
上に軟かい材質の高摩擦係数部材を有する分離抵抗手段
としてのゲートローラ14は、フィードローラ12と対
向する位置に配設され、フィードローラ12の外周面
に、支持部材52の一端に設けたばね53の適切なばね
力によって押圧力が付与されている。なお、ゲートロー
ラ14は、紙葉類搬送方向に回転しないが、外周の同一
部分の摩耗を避けるためワンウェイクラッチを介して、
逆方向へ回転ができる。軸50に嵌着してあるタイミン
グプーリ43は、タイミングベルト44を介して軸49
のタイミングプーリ43に回転を伝達するため設けられ
ている。前板37及びゲートローラガイド39は、紙葉
類のガイドとして、また押板16は、押圧力をばね38
から受けて紙葉類群Pをピックアップローラ13に押し
付けるようになっている。
【0012】次に本実施例の動作を図1〜図8を参照し
ながら説明する。まず図1及び図2に示すように、図示
しないモータの駆動によりタイミングプーリ43及びタ
イミングベルト44を介して軸49、軸50が駆動され
る。ピックアップローラ13の高摩擦係数部材46aは
紙葉類群Pの最前部の紙葉類を下流のゲートローラ14
とフィードローラ12で形成されている圧接分離抵抗部
に送り込む。この圧接分離抵抗部では、フィードローラ
12の高摩擦係数部材12aと紙葉類との間の摩擦係数
が紙葉類と紙葉類との間の摩擦係数より大きく、かつ紙
葉類とゲートローラ14との間の摩擦係数が紙葉類と紙
葉類との間の摩擦係数より大きく形成されているため、
ゲートローラ14に適切な圧接力を付与することによ
り、必ず1枚ずつに紙葉類が分離される条件となる。図
3及び図4に示すように、紙葉類の前端部は、ピックア
ップローラ13の高摩擦係数部材46aと同一位相の部
分のローラ半径寸法が小さい高摩擦係数部材12aを有
するフィードローラ12と、ゲートローラ14とで形成
した圧接分離抵抗部の直前までは変形しないで図示イの
ように進入していくが、つぎに図5〜図8に示すよう
に、高摩擦係数部材12aとゲートローラ14とが圧接
する際は、半径寸法の差分の変形が紙葉類の前端部に発
生し、図示ロのような形状となって下流のピンチローラ
42によって挟持、搬送されていく。もし、2枚あるい
はそれ以上の紙葉類が圧接分離抵抗部に進入しても、軟
かい材質で形成されているゲートローラ14の変形と、
ばね53の引張力とによってゲートローラ14が大幅に
開くことを防止し、重送を未然に止めることができる。
したがって、わずかに紙葉類の前端部に波形変形を与え
ることにより紙葉類搬送方向の剛性の向上を図ることが
できるため、紙葉類の剛性や厚さに影響されることな
く、また紙葉類の前端部に傷や座屈等の発生することの
ない紙葉類の1枚ずつの分離が可能となる。
【0013】そして現金自動取引装置及び印刷装置は、
前記の紙葉類分離装置を備えることにより同一の効果が
得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類が圧接分離抵抗
部に進入する直前に、紙葉類の前端部に、送出手段と対
向する位置にある分離抵抗手段とにより、わずかに波形
変形を与え紙葉類の搬送方向の剛性の向上を図ることが
できるため、紙葉類の剛性や厚さに影響され難く、また
紙葉類の端部に傷や座屈等の発生が防止され、長期的に
無調整で紙葉類を1枚ずつ分離する紙葉分離装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】圧接分離抵抗部への紙葉類の進入状態Aを示す
平面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】圧接分離抵抗部への紙葉類の進入状態Bを示す
平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】圧接分離抵抗部への紙葉類の進入状態Cを示す
平面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
12 フィードローラ(送出手段) 13 ピックアップローラ(繰り出し手段) 14 ゲートローラ(分離抵抗手段) 16 押板 37 前板 42 ピンチローラ 48 搬送ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部に集積した紙葉類の一方の面側に
    対向てして設けられ回転して該紙葉類を繰り出す繰り出
    し手段と、該繰り出し手段の回転と協働して紙葉類を送
    り出す送出手段と、この送出手段に対向して圧接され送
    出する前記紙葉類を摩擦抵抗力により分離する分離抵抗
    手段とを備え、集積された前記紙葉類を前記収納部より
    順次1枚ずつ分離し取り出す紙葉類分離装置において、
    前記繰り出し手段の外周の一部に高摩擦係数部材を設
    け、前記送出手段に前記繰り出し手段の高摩擦係数部材
    と同一位相の外周の一部に高摩擦係数部材を設けるとと
    もに、前記送出手段の少なくとも高摩擦係数部材の近傍
    の半径寸法を所定の半径寸法より減少させ、前記送出手
    段のそれぞれの側に前記所定の半径寸法でかつ外周に高
    摩擦係数部材を設けた搬送ローラと、それぞれの搬送ロ
    ーラの外周にばね力により圧接されるピンチローラとを
    配設し、前記分離抵抗手段の外周に摩擦部材を設けて前
    記送出手段の外周にばね力により圧接するとともに紙葉
    類搬送方向の回転を抑止し、前記送出手段と前記分離抵
    抗手段との間に圧接分離抵抗部を形成したことを特徴と
    する紙葉類分離装置。
  2. 【請求項2】 送出手段は、高摩擦係数部材の近傍の半
    径寸法を所定の半径寸法より小さくかつ該所定の半径寸
    法と同心状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の紙葉類分離装置。
  3. 【請求項3】 送出手段は、半径寸法を所定の半径寸法
    より小さくかつ該所定の半径寸法と同心状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の紙葉類分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の紙葉
    類分離装置を備えたことを特徴とする現金自動取引装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の紙葉
    類分離装置を備えたことを特徴とする印刷装置。
JP29859992A 1992-11-09 1992-11-09 紙葉類分離装置 Pending JPH06144604A (ja)

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JP29859992A JPH06144604A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 紙葉類分離装置

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JP29859992A JPH06144604A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 紙葉類分離装置

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JPH06144604A true JPH06144604A (ja) 1994-05-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101941606A (zh) * 2009-07-03 2011-01-12 日立欧姆龙金融系统有限公司 纸页类输送机构
CN104152225A (zh) * 2014-08-21 2014-11-19 科之杰新材料集团有限公司 一种环保型混凝土专用水性脱模剂及其制备方法

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