JP2676941B2 - 紙葉類の分離装置 - Google Patents

紙葉類の分離装置

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JP2676941B2 JP1233262A JP23326289A JP2676941B2 JP 2676941 B2 JP2676941 B2 JP 2676941B2 JP 1233262 A JP1233262 A JP 1233262A JP 23326289 A JP23326289 A JP 23326289A JP 2676941 B2 JP2676941 B2 JP 2676941B2
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利一 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類の分離装置に関し、特に現金自動取引
装置のような折り癖のある紙葉類を取扱う装置に好適な
紙葉類の分離装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、紙葉類の分離装置における繰り出しローラは、
ローラ外周の全周またはその一部に高摩擦係数部を有
し、これを紙葉の搬送方向と直角方向に回転軸を持つ軸
上に複数個並べ、集積された紙葉に一定の圧力で押し付
けて、間欠あるいは連続駆動させることにより、紙葉を
順に繰り出し、分離動作を行っていた。
上述の分離動作を安定化する手段として、例えば、特
開昭63−212628号公報に開示されている如く、繰り出し
ローラに、ローラ周面に受ける圧力でローラ周面の摩擦
力を変動させる構造として、紙葉を確実に搬送する技術
が知られている。この技術は、折り癖等のない紙葉を集
積した場合には問題がないが、現金自動取引装置におけ
る紙幣の如く、折り癖があって部分的に厚みの異なるも
のが多数集積された状態からの繰り出しの場合に、集積
された紙幣の上面が繰り出しローラの軸に対して傾斜す
ることになって、繰り出しローラに紙幣への片当たりが
生じ、紙幣の幅方向の両端で紙幣の搬送力に大きな差が
生ずることになって、スキュー(斜行搬送)やミスフィ
ードが発生するという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
これに対しては、例えば、実開平1−68335号公報に
開示されている如き、繰り出しローラ軸を、フィードロ
ーラ軸に対して上下方向に傾斜し得る構造として、紙葉
の折り癖の影響を低減する技術が知られている。しかし
ながら、この技術においては、繰り出しローラ軸を、フ
ィードローラ軸に対して上下方向に傾斜し得る構造とす
るため、構造が複雑になり、また、コストアップにつな
がるという別の問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、従来の技術における上述の如き問題を
解消し、紙葉類の集積状態に影響されることのない、か
つ、構造が簡単でコストアップを招くことのない紙葉類
の分離装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上述の目的は、紙葉類を集積する集積部と、
外周の全周または一部に中空部を含む高摩擦係数部を有
し、前記集積部に集積された紙葉類に一定の圧力で押し
付けられて該紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、繰り
出された紙葉類を一枚ずつ分離する分離部とを有する紙
葉類の分離装置において、前記繰り出しローラを、紙葉
類の搬送幅方向に配列された複数個のローラで構成する
とともに、該複数個のローラの前記高摩擦係数部を弾性
材で構成し、かつ、端部のローラにおける前記中空部の
中央部のローラにおける前記中空部より大きくすること
により、前記紙葉類への押圧圧力を、端部のローラより
中央部のローラの方を大きくしたことを特徴とする紙葉
類の分離装置によって達成される。
〔作用〕
繰り出しローラは、その外周の全周または一部に高摩
擦係数部を有し、これを同軸上に複数個並べ、集積され
た紙葉類に対して適度の押し付け力を与えて回転させる
ことにより、集積された紙葉を繰り出す。本発明に係る
紙葉類の分離装置においては、この場合に、繰り出しロ
ーラの幅方向で搬送力に差を持たせるために、上述の複
数個の繰り出しローラの中央と端部のローラの、紙葉類
に対する押圧力に差を与えるものである。
具体的には、例えば、繰り出しローラの一部に中空部
を設けて、複数個の繰り出しローラの中央と端部のロー
ラの間で、上述の中空部の大きさを変える等の方法によ
り、複数個の繰り出しローラの中央と端部のローラの、
紙葉類に対する押圧力に差を与えるものである。すなわ
ち、中空部の大きな端部の繰り出しローラは小さい力で
変形し、中空部の小さな中央部の繰り出しローラは大き
い力でのみ変形するため、繰り出しローラが紙葉類に片
当たりしても、その影響が小さくすることができるとい
うものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例である紙葉分離機構の要
部を示す側断面図である。図中、1はピックアップロー
ラ、3はフィードローラ、5は集積されている紙幣、6
は紙幣集積部の押板、7は該押板6を押し上げるバネ、
8はゲートローラを示している。ピックアップローラ1
には、その一部に中空高摩擦部材2が配されており、ま
た、フィードローラ3には、その一部に高摩擦部材4が
配されている。なお、上記ピックアップローラ1とフィ
ードローラ3とは連動して回転するようにベルト14で接
続されており、また、上述の高摩擦部材2と同4は、そ
れぞれの前端部が回転時に同位相になるように構成され
ている。
第2図に、上記ピックアップローラ1の詳細を示す。
前述の如く、ピックアップローラ1は、その一部に中空
高摩擦部材2が配されており、この中空高摩擦部材2
は、圧力を受けない状態では、第2図(a)に示す如き
形状を有しているが、圧力を受けると、同図(b)に示
す如く変形するものである。なお、この変形の程度は、
中空高摩擦部材2の中空部10の寸法(例えば、第2図
(a)中のl)によって、任意に調整することが可能で
あり、また、本実施例においては、中央部の二個は、外
側の二個より上述のlの寸法を小さくしてあり、これに
より、中央部の二個は、外側の二個より上述の変形が小
さくなるように構成されている。
本実施例に示す紙幣分離機構の動作の概要は、以下の
通りである。すなわち、バネ7によって図の上方に押上
げられ、ピックアップローラ1に押圧されている押板6
上の集積紙幣5(第3図参照)は、上記ピックアップロ
ーラ1により、その最上位の一枚が取り出されて、高摩
擦部材で構成されかつ、回転しないゲートローラ8と上
記フィードローラ3とのオーバラップ部に送り込まれ
る。ここで、二枚目以降の紙幣と分離されて、上記フィ
ードローラ3とこれに圧接されているピンチローラ9に
より送り出されるというものである。
本実施例の動作の特徴は、上記ピックアップローラ1
が、押板6上に集積されている紙幣5に搬送力を伝達す
る場合に、以下に説明するような作用を行う点にある。
すなわち、上記押板6上に集積されている紙幣5の上面
が、第4図に示す如くピックアップローラ1の軸に対し
て傾斜している場合(5bで示されている)や、折り癖に
より当接面が波打っている場合(同5c)には、従来の装
置では、ピックアップローラ1の高摩擦部材2が片当た
りして、当接するピックアップローラ1からの搬送力が
不均一になり、紙幣の斜め搬送や繰り出し間隔不揃い等
が発生したところを、本実施例の装置では、外側の二個
は、中央部の二個より同じ圧力での変形が大きくなるよ
うに構成されているので、この結果として、ピックアッ
プローラ1の高摩擦部材2が片当たりしても、ピックア
ップローラ1からの搬送力が不均一になりにくくなって
いる。これにより、押圧力がいずれかのピックアップロ
ーラに集中するような不均一搬送を防止することができ
るというものである。
上記実施例においては、ピックアップローラ1の高摩
擦部材2として、第2図(a)に示す如き形状を有して
いるものを用いたが、これに限らず、例えば、第5図に
示す如き、非中空部との間の段差を滑らかに仕上げたも
の、中空部10上に凹凸を設けて、変形の程度を調整可能
としたもの等も利用することができる。
また、上述の実施例においては、繰り出しローラの幅
方向で搬送力に差を持たせるために、複数個の繰り出し
ローラの中央と端部のローラの、紙葉類に対する押圧力
の差を与える具体的方法として、繰り出しローラの一部
に中空部を設けて、複数個の繰り出しローラの中央と端
部のローラの間で、上述の中空部の大きさ(前記l)を
変えるようにしたものであるが、類似した効果を有する
ものとして、例えば、中空部の高摩擦部材2の厚みを変
えたり、ピックアップローラ1の高摩擦部材2の高摩擦
部材の材質を、中央部と端部のローラとで異ならせるこ
と等の変形例も考えられる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、紙葉類
の集積状態に影響されることのない、かつ、構造が簡単
でコストアップを招くことのない紙葉類の分離装置を実
現できるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である紙幣分離機構の要部を
示す側断面図、第2図はピックアップローラの構成の詳
細を示す図、第3図と第4図は動作状態を示す図、第5
図はピックアップローラの他の構成例を示す図である。 1:ピックアップローラ、2,2′および2a:中空高摩擦部
材、3:フィードローラ、4:高摩擦部材、5:集積されてい
る紙幣、10:中空部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 邦尚 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所旭工場内 (56)参考文献 特開 昭63−212628(JP,A) 実開 昭51−161206(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を集積する集積部と、外周の全周ま
    たは一部に中空部を含む高摩擦係数部を有し、前記集積
    部に集積された紙葉類に一定の圧力で押し付けられて該
    紙葉類を繰り出す繰り出しローラと、繰り出された紙葉
    類を一枚ずつ分離する分離部とを有する紙葉類の分離装
    置において、前記繰り出しローラを、紙葉類の搬送幅方
    向に配列された複数個のローラで構成するとともに、該
    複数個のローラの前記高摩擦係数部を弾性材で構成し、
    かつ、端部のローラにおける前記中空部を中央部のロー
    ラにおける前記中空部より大きくすることにより、前記
    紙葉類への押圧圧力を、端部のローラより中央部のロー
    ラの方を大きくしたことを特徴とする紙葉類の分離装
    置。
JP1233262A 1989-09-08 1989-09-08 紙葉類の分離装置 Expired - Lifetime JP2676941B2 (ja)

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