JPH03111372A - シート集積装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は搬送手段から送り出された後のシートを集積す
るためのシート集積装置に関する。

［従来の技術］ 画像形成用のシート（例えば、感光材料や受像材料）を
挟持搬送ローラ等の搬送手段によって所定の方向に搬送
しながら画像記録処理を行い、このシートに可視画像を
得る画像記録装置が知られている。

この種の画像記録装置では、搬送ローラ等によって搬送
されて画像記録処理を行なった後のシートを集積する際
には、通常はこの搬送ローラの搬送方向下流側にトレイ
を配置し、送り出されるシートを集積するようにしてい
る。

ところで、このような単にトレイのみを配置し搬送方向
に沿ってそのまま集積するシート集積装置では、搬送ロ
ーラから送り出されるシートの先端部がトレイ内に既に
集積されているシートに係合してその進行を阻まれ、正
常な集積ができないことがあった。特に、寸法の異なる
シートを連続して集積する場合には、この傾向が顕著で
ある。

このため、搬送ローラとトレイとの間にガイド板を設け
てシートの集積性を向上させたシート集積装置（排紙装
置）が知られている（例えば、実公昭５６−３３９７７
号公報）。

このシート集積装置では、搬送ローラから送り出される
シートはその一部をガイド板に支持されると共に、シー
トが完全に搬送ローラから離間した時点でシート非支持
部の自重によって搬送方向と直交する方向へ落下し、ト
レイ内へ集積されるようになっている。したがって、搬
送ローラから送り出されるシートは、トレイ内に既に集
積されているシートと接触することがなく、長さ寸法の
異なるシートであっても連続して送り出して集積できる
。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このシート集積装置（排紙装置）では、
シートを、ガイド板から外れた非支持部分の自重によっ
て落下させる構成であるため、シートが途中で詰まるこ
となく確実に落下させて円滑に集積するためには、搬送
ローラから送り出されるシートの支持位置、すなわち、
ガイド板の形状や配置位置を綿密に考慮する必要がある
。

したがって、ガイド板の形状や配置位置が不適切であっ
た場合には、シートが落下することなくガイド板上に停
留し、トレイ内に円滑に集積できない。

また、ガイド板の形状や配置位置が適切であった場合で
も、シート中心線が搬送方向に対しズして搬送されシー
ト後端部がその幅方向において搬送ローラから同時に離
間しない場合には、すなわち、シート後端部の幅方向−
刃側が他方側よりも遅れて離間すると、シート非支持部
分の自重によって回転力が生じ、このため、シートが搬
送方向と直交する方向へ平行に落下しない。したがって
、トレイ内へはズしたり回転した状態（各辺が不揃いの
状態）で集積されることになり、各シートが均一に（各
辺が揃った状態で）集積されにくく、シート集積の安定
性が悪いという欠点があった。

本発明は上記事実を考慮し、搬送ローラ等の搬送手段か
ら送り出されたシートを、円滑にかつ確実に集積するこ
とができるシート集積装置を得ることが目的である。

［課題を解決するための手段］ 請求項（１）に係る発明のシート集積装置は、搬送手段
から送り出されたシートを集積するシート集積装置であ
って、前記搬送手段のシート送り出し方向下流側近傍で
送り出されるシートの下面に対応して配置され、送り出
されたシートを支持すると共にシートが搬送手段から離
間した時点でシート送り出し方向に沿った軸線周りに回
動可能なガイド板と、前記ガイド板の回動により落下す
るシートを集積するトレイと、を備えたことを特徴とし
ている。

また、請求項（２〉に係る発明のシート集積装置は、請
求項（１）に係るシート集積装置において、前記トレイ
に、前記ガイド板から落下するシートに係合してシート
の落下移動を阻止するストッパ部を形成し、かつ、前記
ガイド板の前記トレイ側の端部と前記ストッパ部との間
隔を、落下方向に沿うシートの幅方向寸法よりも長い寸
法としたことを特徴としている。

［作用］ 請求項（１）記載のシート集積装置では、シートが搬送
手段から送り出されると、このシートはガイド板によっ
て支持される。さらに、シートが搬送手段から離間した
時点で、ガイド板がシート送り出し方向に沿った軸線周
りに回動して傾斜状態となる。このため、シートは自重
によってガイド板に沿って落下し、ガイド板に対応して
配置されたトレイ内に集積される。

この場合、ガイド板はシートが搬送手段から完全に離間
するまではシートを一旦支持しその後に回動するため、
シートは不必要に回転することなく搬送方向と直交する
方向へ平行に落下する。

したがって、シートはガイド板上に停留することなく落
下し、かつ、トレイ内へはズしたり回転することなく順
次円滑に集積される。

また、請求項（２）記載のシート集積装置では、自重に
よりガイド板に沿って落下するシートは、ストッパ部に
当接してトレイ内に集積される。−この場合、ストッパ
部に当接した状態であってもシートの後端部がガイド板
の端部に引っ掛かることがなく、落下移動が阻害される
ことがない。

したがって、シートはガイド板上に停留することなく落
下し確実に集積される。

［実施例］ 第１図には本発明に係るシート集積装置１０が用いられ
た画像記録装置１２の要部概略斜視図が示されている。

画像記録装置１２には、加熱ドラム１４と無端圧接ベル
ト１６が配置されている。無端圧接ベルト１６は４本の
巻き掛はローラ１８．２０．２２．２４に巻き掛けられ
ており、巻き掛はローラ１８と巻き掛はローラ２４との
間の無端状外側が加熱ドラム１４の外周に圧接されてい
る。この無端圧接ベルト１６と加熱ドラム１４との間で
シート２６が挟持搬送されながら画像記録処理が行なわ
れる。

無端圧接ベルト１６と反対がわの加熱ドラム１４外周に
は、画像記録処理後のシート２６を搬送する搬送手段と
しての排紙ローラ２８が配置されている。

第２図に詳細に示す如く、排紙ローラ２８は、駆動ロー
ラ３０とこの駆動ローラ３０によって回転する従動ロー
ラ３２とによって構成されている。

駆動ローラ３０は、広幅に形成された複数個（実施例で
は４個）のローラ部３４が等間隔で軸３６に固着された
構成となっており、ローラ部３４が加熱ドラム１４に圧
接した状態で配置されている。

各ローラ部３４の軸線方向一端部には、半径方向外側へ
突出する拡径部３８が形成されている。軸３６は図示し
ない駆動源に連結されており、これにより駆動ローラ３
０は自身が駆動回転する。

一方、従動ローラ３２は、駆動ローラ３０のローラ部３
４よりも狭幅に形成された複数個（実施例では４個）の
ローラ部４０が等間隔で軸４２に固着された構成となっ
てふり、ローラ部４０が駆動ローラ３０のローラ部３４
に圧接した状態で配置されている。このため、従動ロー
ラ３２は駆動ローラ３０に回転力を付与されて従動回転
し、この従動ローラ３２のローラ部４０と駆動ローラ３
０のローラ部３４とによってシート２６を挟持搬送する
ようになっている。

すなわち、無端圧接ベルト１６と加熱ドラム１４との間
で挟持搬送されながら画像記録処理が行なわれたシート
２６は、剥離爪（図示省略）によって加熱ドラム１４か
ら剥離された後に排紙ローラ２８に挟持され、第１図矢
印へ方向へ送り出される。

排紙ローラ２８（駆動ローラ３０）の下方にはシートセ
ンサ４４が配置されており、排紙ローラ２８に挟持搬送
されたシート２６の後端部を検出できる。

排紙ローラ２８のシート送り出し方向下流側近傍には、
シート２６下面に対応してガイド板４６が配置されてい
る。ガイド板４６は、幅方向中間部でシート送り出し方
向に沿って固着された軸４８によって、側壁５０に回動
可能に支持されており、排紙ローラ２８から送り出され
るシート２６を支持するようになっている。このガイド
板４６は、幅方向寸法がシート２６の幅方向寸法よりも
狭幅となっている。またガイド板４６の上面には、排紙
ローラ２８によるシート送り出し方向に沿って複数のリ
ブ５２が等間隔に形成されている。

ガイド板４６の下方の軸４８近傍には、ソレノイド５４
が配置されている。このソレノイド５４のアクチュエー
タ部５６は、軸４８に固着されたアーム５８に連結され
ている。このため、第３図にも示す如く、ソレノイド５
４が作動してアクチュエータ部５６が縮長すると、ガイ
ド板４６は軸４８周りに第１図乃至第３図矢印Ｂ方向へ
回動して傾斜状態となる。このソレノイド５４は、シー
ト２６の後端部が排紙ローラ２８から離間しガイド板４
６上に載置された時点、すなわちシートセンサ４４がシ
ート２６の後端部を検出した時点で作動する。

ソレノイド５４のアクチュエータ部５６が連結されたア
ーム５８にはリターンスプリング６０の一端が連結され
ており、また、リターンスプリング６０の他端は側壁５
０から突出する突起６２に連結されている。このため、
リターンスプリング６０は常にアクチュエータ部５６が
伸長、する方向（換言すれば、ガイド板３０が水平状態
となる方向）へ付勢している。また、リターンスプリン
グ６０と反対側のソレノイド５４近傍の側壁５０には、
突起６４が突出されており、ガイド板４６に係合可能で
ある。すなわち、突起６４は、リターンスプリング６０
によって反傾斜方向へ付勢されたガイド板４６に当接し
て水平状態に保持している。

ガイド板４６の下方には、排紙ローラ２８によるシート
送り出し方向に対し直角下方に傾斜すると共に傾斜状態
となった場合のガイド板４６に対応してトレイ６６が配
置されている。このトレイ６６の先端部には、略し字状
に上方へ屈曲するストッパ６８が形成されている。

なお、シート２６０幅寸法（ガイド板４６からの落下方
向に沿った幅方向寸法）よりも、力゛イド板４６のトレ
イ６６側の端部とストツノく６８との間隔（第１図寸法
ｌ）が広くなるように、ガイド板４６、トレイ６６およ
びストツノ寸６８の形成位置等の各部の寸法が設定され
ている。

次に本実施例の作用を説明する。

無端圧接ベルト１６と加熱ドラム１４との間で挟持搬送
されて画像記録処理が行なわれたシート２６は、図示し
ない剥離爪によって加熱ドラム１４から剥離された後に
排紙ローラ２８　（駆動ローラ３０と従動ローラ３２）
に挟持され、第１図矢印Ｃ方向へ送り出される。

この場合、排紙ローラ２８の駆動ローラ３０のローラ部
３４には拡径部３８が形成されているため、駆動ローラ
３０と従動ローラ３２による挟持搬送に伴ってシート２
６にはリブ状に折り目が付与される（所謂、腰が付けら
れる）。このため、シート２６はカールすることなく送
り出される。

シート２６が排紙ローラ２８から送り出されると、この
シート２６はガイド板４６によって一旦支持される。さ
らに、シート２６の後端部が排紙ローラ２８から離間す
るとシートセンサ４４がシート２６の後端部を検出し、
これによりソレノイド５４が作動しリターンスプリング
６０の付勢力に抗してアクチュエータ部５６が縮長する
。

アクチュエータ部５６が縮長すると、このアクチュエー
タ部５６にアーム５８を介して連結された軸４８が第１
図乃至第１図矢印Ｃ方向へ回動し、これによって、ガイ
ド板４６が傾斜状態となる。

このため、シート２６は自重によってガイド板４６に沿
って（第１図矢印Ｃ方向へ）落下する。

さらに、落下したシート２６は、ガイド板４６に対応し
て配置されたトレイ６６のストッパ６８に当接して落下
が阻止されてトレイ６６内に集積される。

この場合、ガイド板４６は、シート２６が剥離ローラ２
８から完全に離間するまではシート２６を一旦支持しそ
の後に回動するため、シート２６は不必要に回転するこ
となく排紙ローラ２８による搬送方向と直交する方向（
第１図矢印Ｃ方向〉へ平行に落下する。したがって、シ
ート２６はガイド板４６上に停留することなく落下し、
かつ、トレイ６６内へはズしたり回転することなく順次
円滑に集積される。

また、シート２６の幅寸法（ガイド板４６からの落下方
向に沿った幅方向寸法）よりも、ガイド板４６のトレイ
６６側の端部とストッパ６８との間隔（第１図寸法β）
を広く設定しているため、シート２６がストッパ６８に
当接した状態であっても、シート２６の後端部がガイド
板４６の端部に引っ掛かることがなく、落下移動が阻害
されることがない。したがって、シート２６はガイド板
４６上に停留することなく落下し確実にトレイ６６内に
集積される。

なお本実施例においては、ガイド板４６の幅方向寸法を
シート２６の幅方向寸法よりも狭幅とする構成としたが
、これに限らず、シート２６の幅方向寸法と同等以上に
形成し、排紙ローラ２８から送り出されたシート２６の
全体を支持する構成としてもよい。この場合にも、カイ
ト板４６が傾斜することにより、シート２６はガイド板
４６上に停留したりズしたり回転することなく落下し、
確実にトレイ６６内に集積される。

また、本実施例においては、ガイド板４６は、幅方向中
間部のシート送り出し方向に沿った軸４８周りに回動し
て傾斜状態となる構成としたが、これに限らず、第４図
に示す如く幅方向一端部（第１図紙面奥側）のシート送
り出し方向に沿った軸７０周り、あるいは、第５図に示
す如く軸７０と反対側の幅方向他端部（第１図紙面手前
側）のシート送り出し方向に沿った軸７２周りに回動し
て傾斜状態となる構成としてもよい。これらの場合であ
っても、シート２６はガイド板４６上に停留することな
く落下し、かつ、トレイ６６内へはズしたり回転するこ
となく順次円滑に集積される。

［発明の効果］ 以上説明した如く本発明に係るシート集積装置は、搬送
ローラ等の搬送手段から送り出されたシートを、円滑に
かつ確実に集積することができるという優れた効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシート集積装置が用いられた画像
記録装置の要部概略斜視図、第２図はシート集積装置の
要部斜視図、第３図はガイド板の回動状態を示す側面図
、第４図および第５図はガイド板の他の例を示す側面図
である。 １０・・・シート集積装置、 ２６　・　・　・シート、 ２８・・・排紙ローラ、 ４６　・　・　・ガイド板、 ４８・・・軸、 ５４・・・ソレノイド、 ６６・・　・トレイ、 ６８・・・ストッパ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）搬送手段から送り出されたシートを集積するシー
   ト集積装置であって、 前記搬送手段のシート送り出し方向下流側近傍で送り出
   されるシートの下面に対応して配置され、送り出された
   シートを支持すると共にシートが搬送手段から離間した
   時点でシート送り出し方向に沿った軸線周りに回動可能
   なガイド板と、 前記ガイド板の回動により落下するシートを集積するト
   レイと、 を備えたことを特徴とするシート集積装置。
2. （２）前記トレイに、前記ガイド板から落下するシート
   に係合してシートの落下移動を阻止するストッパ部を形
   成し、 かつ、前記ガイド板の前記トレイ側の端部と前記ストッ
   パ部との間隔を、落下方向に沿うシートの幅方向寸法よ
   りも長い寸法とした請求項（１）記載のシート集積装置
   。