JP2003011675A - ドアランチャンネルの取付構造 - Google Patents

ドアランチャンネルの取付構造

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JP2003011675A JP2001204811A JP2001204811A JP2003011675A JP 2003011675 A JP2003011675 A JP 2003011675A JP 2001204811 A JP2001204811 A JP 2001204811A JP 2001204811 A JP2001204811 A JP 2001204811A JP 2003011675 A JP2003011675 A JP 2003011675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モールリップを備えたドアランチャンネルに関
し、部位に応じて形状が相違してしまうことによる外観
の悪化を防止する。 【解決手段】アウタパネル3及びインナパネル4間にサ
ッシュ5が設けられている。ドアランチャンネル2は、
取付基部11及び一対の側壁部12,13からなる本体
部14と本体部14内側に延びる一対のリップ部15,
16とを有する。インナパネル4の端縁部分4Aを覆う
ようにして車内側の側壁部13にはモールリップ18が
一体形成されている。下部においてインナパネル4が外
方に膨出するよう段差が形成され、インナパネル4及び
サッシュ5間にリーンフォース19が取付けられる。サ
ッシュ5の先端部分がドアガラスとは反対側に折り曲げ
られることで、フランジ部21が形成され、モールリッ
プ18の付け根部には凹部22が形成されている。凹部
22にフランジ部21が嵌め込まれた格好となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアに取付
けられるドアランチャンネルに係り、特に、アウタパネ
ル及びインナパネルのうち少なくとも一方のパネルの端
縁部分を覆うためのモールリップを備えたドアランチャ
ンネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレスドアと称されるドアは、
図6に示すように、アウタパネル51及びインナパネル
52を備えており、これら両パネル51,52の間に断
面略コ字状のサッシュ53が設けられている。このよう
なドアにおいては、モールリップ54を有するタイプの
ドアランチャンネル55が取付けられることがある。
【0003】かかるドアランチャンネル55は、取付基
部56及び一対の側壁部57,58からなる断面略コ字
状の本体部59と、両側壁部57,58の略先端から本
体部59内側に延びる一対のリップ部61,62とを有
している。そして、本体部59が前記サッシュ53に嵌
め込まれることで、ドアランチャンネル55が取着さ
れ、ドアガラス63の車内側及び車外側が前記一対のリ
ップ部61,62によりシールされる。
【0004】また、インナパネル52の端縁部分52A
を覆うようにして、車内側の側壁部58にはモールリッ
プ54が一体形成されている。つまり、かかる端縁部分
52A等は、搭乗者等から視認される部位であるため、
モールリップ54で覆い隠すことで外観品質の向上が図
られている。なお、モールリップ54の先端は、例えば
インナパネル52の段差部分にまで延びている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドアの下部
と上部とでは、インナパネル52の構造が相違する場合
がある。より詳しくは、ドアの下部において、強度を高
めるための板状のリーンフォース64が設けられること
がある。この場合、インナパネル52が外方に膨出する
よう図7に示すような段差が形成され、インナパネル5
2及びサッシュ53間にリーンフォース64が取付けら
れる。かかるリーンフォース64をインナパネルの一種
とみれば、ドア下部においては、パネル全体の厚みが増
大しているといえる。すなわち、ドア下部においては、
パネルの厚みが大きく、上部においてはリーンフォース
64が設けられていない分、厚みは小さい。
【0006】しかしながら、従来におけるドアランチャ
ンネル55においては、インナパネル52及びサッシュ
53の接合部分が、モールリップ54と、それに対応す
る側壁部58とで挟持されるよう構成されている。つま
り、モールリップ54は対応する側壁部58に接触する
方向への変形力を有している。このため、上記のように
厚みが部位によって相違する場合には、モールリップ5
4が、前記厚みの相違に追従して「よたり変形」を起こ
してしまう場合がある。そして、このようによたり変形
が起こってしまうと、折角外観品質の向上を図って設け
られているモールリップ54の意義が没却されてしま
い、却って外観が悪化してしまうおそれがある。
【0007】なお、モールリップはアウタパネル側に設
けられることもあり、いずれの側に設けられるにしても
上述した課題は内在するものである。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、アウタパネル及びイン
ナパネルのうち少なくとも一方のパネルの端縁部分を覆
うためのモールリップを備えたドアランチャンネルに関
し、部位に応じて形状が相違してしまうことによる外観
の悪化を防止することのできるドアランチャンネルの取
付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以下、上
記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして
説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作
用効果等を付記する。
【0010】手段1.取付基部及び該取付基部の両側に
一体形成された一対の側壁部を備えた断面略コ字状の本
体部と、前記両側壁部の先端部分からそれぞれ本体部内
側に向かって延び、ドアガラスとの間をシールするため
の一対のリップ部と、前記両側壁部のうち少なくとも一
方の先端又はほぼ先端から前記リップ部とは反対側に延
びるモールリップとを備えたドアランチャンネルのう
ち、前記本体部を、ドアを構成するアウタパネル及びイ
ンナパネル間に設けられた断面略コ字状のサッシュに対
し嵌め込み、前記アウタパネル及びインナパネルのうち
の少なくとも一方のパネルの端縁部分を前記モールリッ
プで覆うようにしたドアランチャンネルの取付構造であ
って、前記サッシュの前記モールリップに対応した少な
くとも一方の先端部分を前記ドアガラスとは反対側に折
り曲げることでフランジ部を形成するとともに、前記モ
ールリップの付け根部に凹部を形成し、該凹部に前記フ
ランジ部を嵌め込むようにしたことを特徴とするドアラ
ンチャンネルの取付構造。
【0011】手段1によれば、ドアランチャンネルの本
体部が、ドアを構成するアウタパネル及びインナパネル
間に設けられた断面略コ字状のサッシュに対し嵌め込ま
れることで、アウタパネル及びインナパネルのうちの少
なくとも一方のパネルの端縁部分がモールリップで覆わ
れる。さて、サッシュの前記モールリップに対応した少
なくとも一方の先端部分がドアガラスとは反対側に折り
曲げられることで形成されたフランジ部に、モールリッ
プの付け根部に形成された凹部が嵌め込まれる。このた
め、モールリップの形状は、前記フランジ部への係合に
より規制されることとなる。従って、アウタパネル及び
インナパネルのうち、モールリップで覆われる部分が変
形していたとしても、その変形形状に追従してモールリ
ップがよたり変形してしまうといった事態、つまり、部
位によってモールリップの形状が相違してしまうといっ
た事態が抑制される。その結果、部位に応じて形状が相
違してしまうことによる外観の悪化を防止することがで
きる。また、前記係合が抜け止めとしても作用すること
となり、ドアランチャンネルの取付状態の一層の安定化
が図られる。
【0012】手段2.前記凹部の底壁に前記フランジ部
の先端が当接又はほぼ当接するようにしたことを特徴と
する手段1に記載のドアランチャンネルの取付構造。
【0013】手段2によれば、凹部の底壁にフランジ部
の先端が当接又はほぼ当接させられる。このため、前記
モールリップの形状、位置状態が一義的に定められるた
め、部位に応じて形状が相違してしまうことをより一層
防止でき、外観の悪化をより確実に防止することができ
る。
【0014】手段3.前記モールリップで覆われる前記
アウタパネル及びインナパネルのうち少なくとも一方の
パネルの端縁部分は、部位によって厚みが相違するよう
構成されており、最大肉厚部分の厚みよりも前記フラン
ジ部の幅の方が大きいことを特徴とする手段1又は2に
記載のドアランチャンネルの取付構造。
【0015】手段3によれば、モールリップで覆われる
前記アウタパネル及びインナパネルのうち少なくとも一
方のパネルの端縁部分が、補強等を目的として部位によ
って厚みが相違させられるような場合でも、最大肉厚部
分の厚みよりもフランジ部の幅の方が大きいため、モー
ルリップの形状及び位置状態は、フランジ部への係合に
よって規制されることとなる。このため、定形性がより
確実に保持される。
【0016】手段4.前記ドアランチャンネルの取付状
態にあっては、前記パネルの端縁部分の最大肉厚部分に
相当する前記モールリップの断面形状と、それよりも薄
肉部分に相当する前記モールリップの断面形状とがほぼ
同等となるよう、前記フランジ部の幅を設定するように
したことを特徴とする手段3に記載のドアランチャンネ
ルの取付構造。
【0017】手段4によれば、フランジ部の幅が設定さ
れることで、ドアランチャンネルの取付状態にあって
は、前記パネルの端縁部分の最大肉厚部分に相当するモ
ールリップの断面形状と、それよりも薄肉部分に相当す
るモールリップの断面形状とがほぼ同等とさせられる。
このため、上記作用効果が確実に奏され、外観品質の悪
化をより確実に防止できる。
【0018】手段5.前記モールリップで覆われる前記
アウタパネル及びインナパネルのうち少なくとも一方の
パネルの端縁部分は、前記サッシュに対し直接接合され
る当接部分と、変形により前記サッシュから離間する離
間部分とを有しており、前記離間部分における前記サッ
シュ外面と前記アウタパネル及びインナパネルのうち少
なくとも一方の外面との距離よりも前記フランジ部の幅
の方が大きいことを特徴とする手段1又は2に記載のド
アランチャンネルの取付構造。
【0019】手段5によれば、モールリップで覆われる
前記アウタパネル及びインナパネルのうち少なくとも一
方のパネルの端縁部分が、補強等を目的として部位によ
って変形させられ、サッシュに対し直接接合される当接
部分と、変形によりサッシュから離間する離間部分とを
有しているような場合でも、前記離間部分におけるサッ
シュ外面とアウタパネル及びインナパネルのうち少なく
とも一方の外面との距離よりも、フランジ部の幅の方が
大きいため、モールリップの形状及び位置状態は、フラ
ンジ部への係合によって規制されることとなる。このた
め、定形性がより確実に保持される。
【0020】手段6.前記ドアランチャンネルの取付状
態にあっては、前記離間部分に相当する前記モールリッ
プの断面形状と、前記当接部分に相当する前記モールリ
ップの断面形状とがほぼ同等となるよう、前記フランジ
部の幅を設定するようにしたことを特徴とする手段5に
記載のドアランチャンネルの取付構造。
【0021】手段6によれば、フランジ部の幅が設定さ
れることで、ドアランチャンネルの取付状態にあって
は、離間部分に相当するモールリップの断面形状と、当
接部分に相当するモールリップの断面形状とがほぼ同等
とさせられる。このため、上記作用効果が確実に奏さ
れ、外観品質の悪化をより確実に防止できる。
【0022】手段7.前記ドアランチャンネルの非取付
状態にあっては、前記モールリップが前記側壁部に当接
又はほぼ当接するよう構成されていることを特徴とする
手段1乃至6のいずれかに記載のドアランチャンネルの
取付構造。
【0023】手段7のように、ドアランチャンネルの非
取付状態にあって、モールリップが側壁部に当接又はほ
ぼ当接するよう構成されている場合には、当該ドアラン
チャンネルが取付けられると、モールリップは、前記側
壁部側への変形応力(例えば挟持応力)を有することと
なり、従来の技術で説明したような「よたり変形」の発
生が一層懸念されるところであるが、上記各手段の構成
が採用されることから、そのような「よたり変形」は起
こりにくいものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、一実施の形態について図
面を参照しつつ説明する。
【0025】図2は自動車用ドア1を内側から見た状態
を示す正面図であり、図3は図2のA−A線部分断面図
(但し、90度反時計方向に回動させてある;図4,図
5等においても同様)である。これらの図に示すよう
に、自動車用ドア1の外周形状に対応して、EPDM
(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)よりなる
ドアランチャンネル2が取付けられている。より詳しく
説明すると、ドア1は、アウタパネル3及びインナパネ
ル4を備えており、これら両パネル3,4の間に断面略
コ字状のサッシュ5が設けられている。サッシュ5は、
両パネル3,4よりも薄肉の金属材料により構成されて
おり、両側壁部分には、それぞれ内方へ突出する係止突
起6,7が形成されている。このサッシュ5は、基本的
には、アウタパネル3及びインナパネル4の端縁部分3
A,4Aの当接部分に対し、スポット溶接等により接合
されている。
【0026】一方、ドアランチャンネル2は、取付基部
11及び一対の側壁部12,13からなる断面略コ字状
の本体部14と、両側壁部12,13の略先端から本体
部14内側に延びる一対のリップ部15,16とを有し
ている。そして、本体部14が前記サッシュ5に嵌め込
まれることで、特に、取付基部11が前記係止突起6,
7に係合させられることで、ドアランチャンネル2が取
着されている。また、昇降可能に設けられたドアガラス
17の車内側及び車外側が、前記一対のリップ部15,
16によってシールされるようになっている。
【0027】本実施の形態では、インナパネル4の端縁
部分4Aを覆うようにして、車内側の側壁部13には、
モールリップ18が一体形成されている。このモールリ
ップ18は断面略く字状をなしており、その先端は、例
えばインナパネル4の段差部分にまで延びている。な
お、ドアランチャンネル2の非取付状態にあっては、モ
ールリップ18が側壁部13に当接するよう構成されて
おり、かかる構成によりドアランチャンネル2の取付時
における保持性能が高められている。
【0028】さて、本実施の形態では、ドア1の下部と
上部とでは、インナパネル4の構造が相違している。よ
り詳しくは、図1,3,4に示すように、ドア1の下部
においては、強度を高めるべく板状のリーンフォース1
9が設けられている。この場合、ドア1の下部において
インナパネル4が外方に膨出するよう段差が形成され、
インナパネル4及びサッシュ5間にリーンフォース19
が取付けられている。すなわち、インナパネル4は、前
記サッシュ5に対し直接接合される前記当接部分と、変
形によりサッシュ5から離間する離間部分とを有してい
る。なお、かかるリーンフォース19をインナパネル4
の一種とみれば(2つを合わせてパネル体と考えれ
ば)、ドア1下部においては、パネル体の厚みが増大し
ているともいえる。このような考え方において、ドア1
下部においては、パネル体の厚みが大きく、上部におい
てはリーンフォース19が設けられていない分だけ、パ
ネル体の厚みは小さくなっているといえる。
【0029】本実施の形態では、サッシュ5の車内側の
先端部分が前記ドアガラス17とは反対側に折り曲げら
れることで、フランジ部21が形成されている。このフ
ランジ部21の幅は、インナパネル4及びリーンフォー
ス19(パネル体)の最大肉厚部分の厚みよりも大きく
なるよう、換言すれば、前記離間部分(膨出部分)にお
けるサッシュ5外面とインナパネル4の外面との距離よ
りも大きくなるよう、所定幅に設定されている。
【0030】また、前記モールリップ18の付け根部に
は、凹部22が形成されている。そして、該凹部22に
フランジ部21が嵌め込まれた格好となっている。しか
も、この嵌め込み状態にあっては、凹部22の底壁にフ
ランジ部21の先端がほぼ当接した状態となっている。
勿論、フランジ部21の先端が凹部22の底壁に完全に
当接した状態となっていてもよい。
【0031】次に、上記のように構成されてなるドアラ
ンチャンネル2の取付構造における作用効果について説
明する。
【0032】本実施の形態では、インナパネル4には下
部において段差が形成され、インナパネル4及びサッシ
ュ5間にリーンフォース19が取付けられており、イン
ナパネル4は、サッシュ5に対し直接接合される前記当
接部分と、変形によりサッシュ5から離間する離間部分
とを有している。また、ドアランチャンネル2の非取付
状態にあっては、モールリップ18が側壁部13に当接
するよう構成されている。このような構成下、従来では
モールリップ18がよたり変形を起こしてしまっていた
のに対し、本実施の形態では、サッシュ5の先端部分が
ドアガラス17とは反対側に折曲げられてフランジ部2
1が形成され、このフランジ部21に、モールリップ1
8の付け根部に形成された凹部22が嵌め込まれる。こ
のため、モールリップ18の形状は、フランジ部21へ
の係合により規制されることとなる。従って、本実施の
形態の如くインナパネル4のうちモールリップ18で覆
われる部分が変形していたとしても、その変形形状に追
従してモールリップ18がよたり変形してしまうといっ
た事態、つまり、部位によってモールリップ18の形状
が相違してしまうといった事態が抑制される。その結
果、部位に応じて形状が相違してしまうことによる外観
の悪化を防止することができる。
【0033】特に、本実施の形態では、フランジ部21
の幅が、離間部分(膨出部分)におけるサッシュ5外面
とインナパネル4の外面との距離よりも大きくなるよ
う、所定幅に設定されている。従って、モールリップ1
8の形状及び位置状態は、フランジ部21への係合によ
って規制されることとなる。このため、モールリップ1
8の定形性がより確実に保持される。また、前記所定幅
の設定により、離間部分に相当するモールリップ18の
断面形状と、当接部分に相当するモールリップ18の断
面形状とがほぼ同等とされ、より一層の外観品質の向上
が担保される。
【0034】さらに、前記取付基部11が前記係止突起
6,7に係合させられること以外にもこのフランジ部2
1による係合が、抜け止めとしても作用することとな
り、ドアランチャンネル2の取付状態の一層の安定化を
図ることができる。
【0035】併せて、本実施の形態では、インナパネル
4には特に加工を施す必要がなく、比較的薄肉でかつ別
体のサッシュ5を折曲形成することで係合可能な構成と
した。このため、加工等を比較的容易に行うことがで
き、上記のような構造とすることに困難性を伴わない。
【0036】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下にお
いて例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0037】(a)上記実施の形態では、インナパネル
4の端縁部分4Aを覆うようにして、ドアランチャンネ
ル2の車内側の側壁部13にモールリップ18が一体形
成されている場合について具体化されているが、例えば
図5に示すように、アウタパネル3の端縁部分3Aを覆
うようにして、車外側の側壁部12にもモールリップ3
1を有するタイプのドアランチャンネル32に具体化す
ることもできる。
【0038】この場合、同図に示すように、サッシュ5
の先端部分を、ドアガラス17とは反対側に折曲げるこ
とでフランジ部33を形成するとともに、モールリップ
31の付け根部に凹部34を形成し、該凹部34にフラ
ンジ部33が嵌め込まれた格好でドアランチャンネル3
2を取付けることとしてもよい。
【0039】(b)また、上記実施の形態のようにイン
ナパネル4側にモールリップ18を設ける場合や、上記
(a)のようにインナパネル4側にモールリップ18を
設け、かつ、アウタパネル3側にモールリップ31を設
ける場合以外にも、アウタパネル側にのみモールリップ
を設ける場合に具体化することもできる。
【0040】(c)上記実施の形態では、インナパネル
4とは別体で、リーンフォース19を設ける構成として
いるが、リーンフォース19の代わりに、インナパネル
4に一体的な肉厚部分を設けることとしてもよい。
【0041】(d)リーンフォースや肉厚部分を断続的
に設けることとしてもよい。
【0042】(e)上記実施の形態では、ドアランチャ
ンネル2をEPDMにより構成しているが、オレフィン
系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ
塩化ビニル等の他の素材により構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施の形態におけるドアランチャン
ネルの取付構造を示す部分斜視図であり、(b)は、
(a)の一点鎖線で囲んだ部分の内部構造を示す部分斜
視図である。
【図2】自動車用ドアを内側から見た状態を示す正面図
である。
【図3】図2のA−A線部分断面相当図である。
【図4】図2のB−B線部分断面相当図である。
【図5】別の実施の形態におけるドアランチャンネルの
取付構造を示す断面図である。
【図6】従来技術におけるドアランチャンネルの取付構
造を示す断面図である。
【図7】従来技術におけるドアランチャンネルの取付構
造を示す部分斜視図である。
【符号の説明】 1…ドア、2…ドアランチャンネル、3…アウタパネ
ル、4…インナパネル、5…サッシュ、11…取付基
部、12,13…側壁部、14…本体部、15,16…
リップ、17…ドアガラス、18,31…モールリッ
プ、19…リーンフォース、21,33…フランジ部、
22,34…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 謙太郎 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業 株式会社内 (72)発明者 吉岡 秀記 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA12 AA26 BA01 CA24 DA06 DA31 DA34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基部及び該取付基部の両側に一体形
    成された一対の側壁部を備えた断面略コ字状の本体部
    と、 前記両側壁部の先端部分からそれぞれ本体部内側に向か
    って延び、ドアガラスとの間をシールするための一対の
    リップ部と、 前記両側壁部のうち少なくとも一方の先端又はほぼ先端
    から前記リップ部とは反対側に延びるモールリップとを
    備えたドアランチャンネルのうち、前記本体部を、ドア
    を構成するアウタパネル及びインナパネル間に設けられ
    た断面略コ字状のサッシュに対し嵌め込み、前記アウタ
    パネル及びインナパネルのうちの少なくとも一方のパネ
    ルの端縁部分を前記モールリップで覆うようにしたドア
    ランチャンネルの取付構造であって、 前記サッシュの前記モールリップに対応した少なくとも
    一方の先端部分を前記ドアガラスとは反対側に折り曲げ
    ることでフランジ部を形成するとともに、前記モールリ
    ップの付け根部に凹部を形成し、該凹部に前記フランジ
    部を嵌め込むようにしたことを特徴とするドアランチャ
    ンネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記凹部の底壁に前記フランジ部の先端
    が当接又はほぼ当接するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のドアランチャンネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記モールリップで覆われる前記アウタ
    パネル及びインナパネルのうち少なくとも一方のパネル
    の端縁部分は、部位によって厚みが相違するよう構成さ
    れており、最大肉厚部分の厚みよりも前記フランジ部の
    幅の方が大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のドアランチャンネルの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ドアランチャンネルの取付状態にあ
    っては、前記パネルの端縁部分の最大肉厚部分に相当す
    る前記モールリップの断面形状と、それよりも薄肉部分
    に相当する前記モールリップの断面形状とがほぼ同等と
    なるよう、前記フランジ部の幅を設定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のドアランチャンネルの
    取付構造。
  5. 【請求項5】 前記モールリップで覆われる前記アウタ
    パネル及びインナパネルのうち少なくとも一方のパネル
    の端縁部分は、前記サッシュに対し直接接合される当接
    部分と、変形により前記サッシュから離間する離間部分
    とを有しており、前記離間部分における前記サッシュ外
    面と前記アウタパネル及びインナパネルのうち少なくと
    も一方の外面との距離よりも前記フランジ部の幅の方が
    大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアラ
    ンチャンネルの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記ドアランチャンネルの取付状態にあ
    っては、前記離間部分に相当する前記モールリップの断
    面形状と、前記当接部分に相当する前記モールリップの
    断面形状とがほぼ同等となるよう、前記フランジ部の幅
    を設定するようにしたことを特徴とする請求項5に記載
    のドアランチャンネルの取付構造。
JP2001204811A 2001-07-05 2001-07-05 ドアランチャンネルの取付構造 Expired - Fee Related JP3888087B2 (ja)

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